JP4396792B2 - 高速モータ駆動圧縮装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速モータ駆動圧縮装置に係わり、更に詳しくは、電動機のロータ両端にそれぞれインペラを備えた1軸2段高速モータ駆動圧縮機と冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ターボ圧縮機は、レシプロ圧縮機やスクリュウ圧縮機に比較して大容量化、小型化に適しかつオイルフリー化が容易な特徴がある。そのためターボ圧縮機は、工場の空気源、空気分離の原料空気、プロセス関係の空気源等の汎用圧縮機として多用され、更に、ブレイトンサイクルを用いる冷凍機のヘリウムガス等の圧縮にも用いられている。
【0003】
図2は、従来の2段ターボ圧縮機(1軸2段歯車駆動圧縮機)の構成図であり、図3はその系統図である。図2に示す1軸2段歯車駆動圧縮機は、電動機1、歯車増速機2、同軸2段圧縮機3からなる。同軸2段圧縮機3は、回転軸4の両端にそれぞれ1段インペラ5と2段インペラ6が同軸に設けられ、この回転軸4を歯車増速機2により高速(例えば10万rpm以上)で回転駆動するようになっている。また、図3に示すように、かかる2段ターボ圧縮機は、1段インペラ5で圧縮したガスをインタークーラで中間冷却して2段インペラ6に導き、ここで再圧縮して高圧縮比(例えば汎用圧縮機では8以上)を得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の2段ターボ圧縮機(1軸2段歯車駆動圧縮機)は、ガスを圧縮する同軸2段圧縮機3は小型にできるが、電動機1及び歯車増速機2が大型となるため全体としてはかなり大型となる問題点があった。
そのため、図4に示すように、歯車増速機2を省略した圧縮機(以下、「1軸2段高速モータ駆動圧縮機」と呼ぶ)が一部で提案されている。この1軸2段高速モータ駆動圧縮機は、歯車増速機がなく高速電動機のロータ軸の両端にインペラを備えるため、装置全体が小型化できる特徴がある。
【0005】
しかし、かかる1軸2段高速モータ駆動圧縮機には、その実現のため以下の問題点があった。
(1)2つのインペラの間に電動機が位置するため、電動機の発熱により電動機のロータ軸及び圧縮機ケーシングの熱膨張が避けられない。このロータ軸とケーシングの熱膨張差は、例えば0.5mm〜2mm程度に達するため、インペラとケーシング間に隙間が生じ、この隙間により圧縮機の洩れ損失が過大となって性能(例えば圧縮効率)が大幅に低下してしまう。
(2)高速電動機の回転速度は、モータの強度と軸振動のため限界があり、現状では例えば5万rpm前後が限界である。そのためインペラの回転速度は従来(例えば10万rpm以上)より遅くなり、所定の高い圧力比(例えば、汎用圧縮機では圧縮比8前後、冷凍機用では圧縮比2前後)を得るために従来より大径のインペラを必要となる。その結果、インペラの出口幅は一層狭くなり、出口幅に対する隙間が相対的に増加して効率は更に低下してしまう。
一方、コンプレッサとタービンを備え、コンプレッサで圧縮したガスをタービンで断熱膨張させて低温を発生する冷凍機が開示されている(例えば特願平9-330360号)。このような冷凍機においても、上述した同じ問題点があった。
【0006】
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、電動機の発熱によりロータ軸及びケーシングが熱膨張しても、インペラとケーシング間の隙間を最小限に維持することができ、これにより圧縮機(または膨張機)の洩れ損失を低減し、相対的に低速の電動機を用いて高い圧縮比(または膨張比)を高効率に得ることができる高速モータ駆動圧縮装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、両端に貫通したロータ軸(11)を有する高速電動機(12)と、該ロータ軸の両端にそれぞれ取付けられた第1インペラ(13)及び第2インペラ(14)と、該第1インペラ及び第2インペラを囲んでそれぞれの圧縮膨張室を構成するケーシング(16)とを備え、
前記ケーシング(16)の内面には、第1インペラ(13)の軸方向外端面と接触して低抵抗で磨滅可能なアブレイダブルシール(17)が設けられており、
前記第2インペラ(14)は翼先端部を囲むシュラウド(15)を有し、該シュラウドの軸方向外端部(15a)が円筒状に形成され、かつ該外端部を隙間を隔てて囲む円筒形内面(16a)がケーシングに設けられており、これにより外端部(15a)と円筒形内面(16a)との隙間を維持したまま第2インペラが、高速電動機(12)の発熱によるロータ軸及びケーシングの熱膨張差より大きく軸方向に移動可能に構成されている、ことを特徴とする高速モータ駆動圧縮装置が提供される。
【0008】
上記本発明の構成によれば、第1インペラ(13)がアブレイダブルインペラであり、このインペラの軸方向外端面と接触して低抵抗で磨滅可能なアブレイダブルシール(17)がケーシング(16)の内面に設けられているので、必要な高い圧力比を得るために第1インペラを従来より大径のインペラとしても、インペラとケーシングとを事実上ゼロに近い隙間に維持することができ、第1インペラの洩れ損失を最小限に抑えることができる。また、このアブレイダブルインペラはシュラウドを備えないため、遠心力に耐える大径のインペラを容易に構成することができる。
【0009】
また、第2インペラ(14)が翼先端部を囲むシュラウド(15)を有し、このシュラウドの軸方向外端部(15a)が円筒状に形成され、かつ該外端部を隙間を隔てて囲む円筒形内面(16a)がケーシングに設けられているので、電動機の発熱によりロータ軸及びケーシングが熱膨張しても、外端部(15a)と円筒形内面(16a)との隙間を両者が接触しない最小限に維持し、第2インペラの洩れ損失を最小限に抑えたまま第2インペラを軸方向に移動(熱膨張)させることができる。
従って、電動機の発熱によりロータ軸及びケーシングが熱膨張しても、第1インペラ及び第2インペラの両方の洩れ損失を最小限に抑えることができ、相対的に低速の電動機を用いて高い圧縮比(または膨張比)を高効率に得ることができる。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記第1インペラ(13)は第2インペラ(14)よりも大径であり、これにより第1インペラ(13)による圧力比が第2インペラ(14)よりも高く構成されている。
この構成により、1軸2段高速モータ駆動圧縮機において、2段で必要な高い圧力比を得るために、シュラウドを有するために大径化が比較的困難な2段インペラ(14)による圧力比を低く設定することができる。
【0011】
また、前記第1インペラ(13)の近傍にロータ軸(11)に作用するスラスト力を支持するスラスト軸受(18)が設けられる。
この構成により、ロータ軸(11)の熱膨張による第1インペラ(13)の軸方向移動を小さくすることができ、インペラとケーシングとを事実上ゼロに近い隙間に維持することができる。
【0012】
前記シュラウド(15)の外端部(15a)又はケーシング(16)の円筒形内面(16a)にラビリンスシールが構成される、ことが好ましい。
ラビリンスシールを構成することにより、シュラウド(15)とケーシング(16)の接触を防止しながら、簡単な構造で2段側の洩れ損失を最小限に抑えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の高速モータ駆動圧縮装置の全体断面図である。この図に示すように、本発明の高速モータ駆動圧縮装置10は、高速電動機12、1段インペラ13及び第2インペラ14及びケーシング16からなる。
本発明の高速モータ駆動圧縮装置は、電動機のロータ両端にそれぞれインペラを備えた1軸2段高速モータ駆動圧縮機と、コンプレッサとタービンを同軸に備え、コンプレッサで圧縮したガスをタービンで断熱膨張させて低温を発生す冷凍機の両方に適用できる。図1に示した1軸2段高速モータ駆動圧縮機の場合、第1インペラ13は、圧縮機の1段インペラであり、第2インペラ14は、圧縮機の2段インペラである。また、冷凍機の場合は、第1インペラ13は、圧縮機インペラであり、第2インペラ14は膨張タービンである。
以下、高速モータ駆動圧縮装置が1軸2段高速モータ駆動圧縮機の場合の場合について説明する。
【0014】
図1において、高速電動機12は、好ましくは多相誘導電動機であり、軸心を中心に回転する回転子12a(ロータ)とそのまわりを囲む固定子12bからなる。回転子12aの中心軸(ロータ軸11)は、電動機の両側(この図で上下)に貫通して延び、2つのラジアル軸受19a,19bで回転可能に支持されている。ラジアル軸受19a,19bは、ロータ軸11を非接触で支持できる磁気軸受又はガス軸受であるのがよい。磁気軸受は、磁石の吸引力又は反発力で軸を浮かせて支持する軸受であり、特に容量の大きい大型の圧縮機に適している。また、ガス軸受は、ガスの動圧又は静圧により軸を浮かせて支持する軸受であり、特に容量の小さい小型の圧縮機に適している。
【0015】
固定子12bは、例えば図示しない固定子枠内に収められた固定子鉄心と固定子巻線からなる。固定子鉄心には、例えば鉄損を軽減するために薄板を軸方向に積層したものを用いる。また、固定子12aの巻線は、鉄心内の溝に納められ、多相電源と接続して回転磁界を作るようになっている。
【0016】
回転子12aは、例えば図示しない積層鉄心(ロータコア)と回転子巻線からなる。回転子巻線は鉄心の溝内に納められる。回転子は、好ましくはかご形回転子であるが、巻線形回転子であってもよい。かご形回転子の場合、回転子溝(slot)におのおの1本づつの銅棒を納め、その両端を短絡環(end ring)で接続する。
【0017】
上述した構成により、固定子12bは、多相電源より交流電力を受けて回転磁界を作り、空隙を介して誘導作用によって回転子12aの二次巻線に誘導電流を発生させ、その電流と回転磁界の磁束により回転力(フレミングの左手法則)を生じさせ、回転磁界と同一方向に回転子12aを回転させることができる。この場合、高周波電源を用いて回転磁界の回転速度を高速にすることにより、回転子12aすなわちロータ軸11を高速(例えば5万rpm以上)で回転駆動することができる。
【0018】
なお、本発明は、多相誘導電動機に限定されず、多相誘導電動機以外の高速電動機、例えば直流電動機を用いてもよい。
【0019】
本発明において、1段インペラ13及び2段インペラ14は、高速電動機12のロータ軸11の両端にそれぞれ取付けられている。また、ケーシング16は、1段インペラ13及び2段インペラ14を囲んでそれぞれの圧縮室20,21を構成している。更に、1段インペラ13及び2段インペラ14の周囲には、ディフューザ、スクロールケーシングが設けられている。
【0020】
この構成により、図3と同様に、1段インペラ13で圧縮したガスをディフューザ、スクロールケーシングを介して、図示しないインタークーラに導き、ここで中間冷却して2段インペラ14に導き、ここで再圧縮して高圧縮比(例えば汎用圧縮機では8以上)を得るようになっている。この場合、ガスの流れは、矢印1、2、3、4の順となる。なお、インタークーラは必ずしも必須ではなく、これを省略することもできる。
【0021】
また、本発明において、1段インペラ13はアブレイダブルインペラである。更に、ケーシング16の内面には、1段インペラ13の軸方向外端面(この図で下端面)と接触して低抵抗で磨滅可能なアブレイダブルシール17が設けられている。このアブレイダブルシール17は、テフロン系の樹脂、又は銀スプレーであり、アブレイダブルインペラ13の最下端面をあらかじめ接触させてシール17を磨滅させて同一形状に加工し、実際の運転状態において、インペラ13とケーシング16とを事実上ゼロに近い隙間に維持するようになっている。
【0022】
また、1段インペラ13の近傍には、ロータ軸11に作用するスラスト力を支持するスラスト軸受18が設けられている。このスラスト力は、1段インペラ13の背面(図で上面)に作用するガス圧が高いことから常時下向きである。スラスト軸受18はこのスラスト力に抗して、アブレイダブルインペラ13の最下端面がケーシング16のアブレイダブルシール17と接触しないように軸方向に支持する。このスラスト軸受18は、ロータ軸11を非接触で支持できる磁気軸受又はガス軸受であるのがよい。磁気軸受は、磁石の吸引力又は反発力で軸を浮かせて支持する軸受であり、特に容量の大きい大型の圧縮機に適している。また、ガス軸受は、ガスの動圧又は静圧により軸を浮かせて支持する軸受であり、特に容量の小さい小型の圧縮機に適している。
【0023】
本発明の1軸2段高速モータ駆動圧縮機10において、2段インペラ14は翼先端部を囲むシュラウド15を有する。また、このシュラウド15の軸方向外端部15aが回転軸と同心の円筒状に形成されている。
また、ケーシング16には、シュラウド15の軸方向外端部15aをわずかな隙間を隔てて囲む円筒形内面16aが設けられ、外端部15aと円筒形内面16aとの隙間を一定に維持したまま2段インペラ14が軸方向に移動可能に構成されている。この移動量は、電動機の発熱によるロータ軸及びケーシングの熱膨張差より少なくとも大きく設定されている。
【0024】
更に、図1に示すように、この実施形態では、シュラウド15の軸方向外端部15aに複数のリング状の溝が形成されており、2段側の洩れ損失を最小限に抑えるように、ケーシング16の円筒形内面16aとの間にいわゆるラビリンスシールが構成されている。
なお、ケーシング16の円筒形内面16aにリング状の溝を形成してラビリンスシールを構成してもよく、或いはこの溝なしに、隙間を最小源にしたスキマシールとしてもよい。
【0025】
また、図1に示すように、この実施形態では、1段インペラ13を2段インペラ14よりも大径に構成し、シュラウドを有するために大径化が比較的困難な2段インペラ14による圧力比を低くために、1段インペラ13による圧力比を2段インペラ14よりも高く構成している。例えば、汎用圧縮機で圧縮比8を得るために、1段インペラ13による圧力比を4とすれば、2段インペラ14による圧力比を2まで下げることができる。同様に、冷凍機用でヘリウムの圧縮比2を得るために、1段インペラ13による圧力比を1.6とすれば、2段インペラ14による圧力比を1.25まで下げることができる。
【0026】
上述した本発明の構成によれば、1段インペラ13がアブレイダブルインペラであり、このインペラ13の軸方向外端面と接触して低抵抗で磨滅可能なアブレイダブルシール17がケーシング16の内面に設けられているので、必要な高い圧力比を得るために1段インペラを従来より大径のインペラとしても、インペラとケーシングとを事実上ゼロに近い隙間に維持することができ、1段側の洩れ損失を最小限に抑えることができる。また、このアブレイダブルインペラはシュラウドを備えないため、遠心力に耐える大径のインペラを容易に構成することができる。
【0027】
また、2段インペラ14が翼先端部を囲むシュラウド15を有し、このシュラウドの軸方向外端部15aが円筒状に形成され、かつこの外端部を隙間を隔てて囲む円筒形内面16aがケーシング16に設けられているので、電動機12の発熱によりロータ軸11及びケーシング16が熱膨張しても、シュラウド15の外端部15aとケーシング16の円筒形内面16aとの隙間を両者が接触しない最小限に維持し、2段側の洩れ損失を最小限に抑えたまま2段インペラを軸方向に移動(熱膨張)させることができる。
従って、電動機の発熱によりロータ軸及びケーシングが熱膨張しても、1段側及び2段側の両方の洩れ損失を最小限に抑えることができ、相対的に低速の電動機を用いて高い圧縮比を高効率に得ることができる。
【0028】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。例えば、上述の例では、1軸2段高速モータ駆動圧縮機について詳述したが、コンプレッサとタービンを備えた冷凍機にも同様に適用することができる。
【0029】
【発明の効果】
上述したように、本発明の高速モータ駆動圧縮装置は、電動機の発熱によりロータ軸及びケーシングが熱膨張しても、インペラとケーシング間の隙間を最小限に維持することができ、これにより圧縮機(または膨張機)の洩れ損失を低減し、相対的に低速の電動機を用いて高い圧縮比(または膨張比)を高効率に得ることができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高速モータ駆動圧縮装置(1軸2段高速モータ駆動圧縮機)の全体断面図である。
【図2】 従来の2段ターボ圧縮機の構成図である。
【図3】 従来の2段ターボ圧縮機の系統図である。
【図4】 従来の1軸2段高速モータ駆動圧縮機の模式図である。
【符号の説明】
1 電動機、2 歯車増速機、3 同軸2段圧縮機、4 回転軸、
5 1段インペラ、6 2段インペラ、
10 高速モータ駆動圧縮装置(1軸2段高速モータ駆動圧縮機)、
11 ロータ軸、
12 高速電動機、12a 固定子、12b 回転子、
13 第1インペラ(1段インペラ)、14 第2インペラ(2段インペラ)、
15 シュラウド、15a 軸方向外端部、
16 ケーシング、16a 円筒形内面、
17 アブレイダブルシール、18 スラスト軸受、
19a,19b ラジアル軸受、20,21 圧縮室

Claims (5)

  1. 両端に貫通したロータ軸(11)を有する高速電動機(12)と、該ロータ軸の両端にそれぞれ取付けられた第1インペラ(13)及び第2インペラ(14)と、該第1インペラ及び第2インペラを囲んでそれぞれの圧縮膨張室を構成するケーシング(16)とを備え、
    前記ケーシング(16)の内面には、第1インペラ(13)の軸方向外端面と接触して低抵抗で磨滅可能なアブレイダブルシール(17)が設けられており、
    前記第2インペラ(14)は翼先端部を囲むシュラウド(15)を有し、該シュラウドの軸方向外端部(15a)が円筒状に形成され、かつ該外端部を隙間を隔てて囲む円筒形内面(16a)がケーシングに設けられており、これにより外端部(15a)と円筒形内面(16a)との隙間を維持したまま第2インペラが、高速電動機(12)の発熱によるロータ軸及びケーシングの熱膨張差より大きく軸方向に移動可能に構成されている、ことを特徴とする高速モータ駆動圧縮装置
  2. 前記第1インペラ(13)は第2インペラ(14)よりも大径であり、これにより第1インペラ(13)による圧力比が第2インペラ(14)よりも高く構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の高速モータ駆動圧縮装置
  3. 前記第1インペラ(13)の近傍にロータ軸(11)に作用するスラスト力を支持するスラスト軸受(18)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の高速モータ駆動圧縮装置
  4. 前記シュラウド(15)の外端部(15a)又はケーシング(16)の円筒形内面(16a)にラビリンスシールが構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の高速モータ駆動圧縮装置
  5. 前記第1インペラ(13)は、圧縮機の1段インペラであり、前記第2インペラ(14)は、圧縮機の2段インペラである、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の高速モータ駆動圧縮装置
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