JP4396362B2 - センサにより印刷用紙の位置決めを行ってする印刷 - Google Patents

センサにより印刷用紙の位置決めを行ってする印刷 Download PDF

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Description

この発明は、ドット記録ヘッドを用いて記録媒体の表面にドットの記録を行う技術に関し、特に、印刷用紙を正確に位置決めして印刷を行う技術に関する。
近年、コンピュータの出力装置として、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出するプリンタが広く普及している。図15は、従来のプリンタの印刷ヘッドの周辺を示す側面図である。印刷用紙Pは、プラテン26oの上流に配された上流側紙送りローラ25p,25q、およびプラテン26oの下流に配された下流側紙送りローラ25r,25sによって、矢印Aの方向に送られ、所定の位置で停止される。そして、印刷用紙Pは、プラテン26o上でヘッド28oに向かい合うように支持される。その後、印刷用紙を矢印Aの方向に少しづつ送りながら印刷ヘッドからプラテン26o上の所定の位置に向けて多数のインク滴Ipが吐出される。それらのインク滴Ipがプラテン26o上の印刷用紙Pに着弾し、印刷用紙に画像が記録される。
特開平7−214822号公報
上記のようなプリンタにおいて、図15に示すように、破線で示す想定位置から印刷用紙がずれている場合、印刷用紙上の想定した位置に画像が形成されない。また、印刷用紙の端部近傍に形成される予定であった画像が、印刷用紙からはみ出してしまうこともある。そのような場合には、図15に示すように、インク滴が本来着弾すべき印刷用紙端部からはずれてプラテン上に着弾してしまい、その後プラテン上を通過する印刷用紙が、汚れてしまう。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、印刷用紙を正確に位置決めして印刷を行う技術を提供することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では以下の構成を採用した。本発明のドット記録装置は、インク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録を行うドット記録装置である。そして、ドット記録ヘッドを印刷媒体に対して駆動して主走査を行う主走査駆動部と、主走査の最中に複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッド駆動部と、主走査の方向と交わる方向に印刷媒体を駆動して副走査を行う副走査駆動部と、所定の検出地点における印刷媒体の有無を検知するための検知部と、各部を制御するための制御部と、を備える。そして、検知部は、主走査の際にドット形成要素から吐出されるインク滴の軌跡と交わらない位置に設けられている。このような態様とすれば、検知部によって印刷媒体を検出することによって、印刷媒体を正確に位置決めしてドットの記録を行い、記録媒体上に画像を形成することができる。
なお、上記のドット記録装置において、以下のような印刷を行うことが好ましい。すなわち、検出地点に印刷媒体がない状態から印刷媒体の副走査を開始する。そして、検知部が印刷媒体を検知した場合に、副走査の方向に関して所定の副走査位置で印刷媒体の副走査を停止させる。その後、印刷媒体が所定の副走査位置にある状態で、ドット形成要素からインク滴を吐出させつつ主走査を開始する。このような印刷によれば、印刷媒体の先端部が所定の検出地点に到達したか否かを基準として印刷媒体の位置決めを行うことができる。よって、副走査方向について正確に印刷媒体の位置決めを行うことができる。
また、検知部は、所定の検出地点に向けて光を射出する発光部と、光が印刷媒体に当たって反射した反射光を受ける受光部と、を備えることが好ましい。このようにすれば、印刷媒体に接触することなく印刷媒体を検知することができ、印刷媒体へのドットの記録の際に邪魔になることがない。
なお、検知部は、主走査の際にドット記録ヘッドと一体で駆動されるように設けられていることが好ましい。このような態様とすれば、主走査においてドット記録ヘッドと検知部とが干渉することがない。
また、検知部の位置は、副走査の方向については、印刷に使用されるドット形成要素のうち副走査の方向の下流側の端に位置するドット形成要素の近傍の位置に設定されていることが好ましい。このような態様とすれば、印刷媒体の先端部を印刷するドット形成要素の近傍において、印刷媒体の有無を検知して印刷媒体の位置決めを行うことができる。よって、印刷媒体の先端部を印刷するドット形成要素に対して印刷媒体を正確に位置決めすることができる。
なお、ドット記録装置は、主走査の行路の少なくとも一部においてドット形成要素と向かい合うように、主走査の方向に延長して設けられ、印刷媒体を支持するプラテンを備えることが好ましい。そして、以下のような構成とすることが好ましい。すなわち、そのプラテンは、少なくとも複数のドット形成要素のうち副走査の方向の下流側の端に位置するドット形成要素と向かい合う位置に、主走査の方向に延長して設けられた下流側溝部を有するものとする。そして、検知部の検出地点は、下流側溝部の開口内で、かつ、副走査の方向に関してはドット形成要素が存在する範囲内の所定の位置とする。このような態様とすれば、記録媒体の先端が下流側溝部の開口に位置することを検出して、ドット形成要素による記録媒体の先端近傍へのドットの記録を開始することができる。
また、プラテンは、さらに、副走査の方向について、少なくともドット形成要素からのインク滴の着弾範囲を含む範囲に設けられ、下流側溝部とつながっている側方溝部を有する態様とし、さらに、以下のような構成とすることが好ましい。すなわち、ドット記録装置は、さらに、副走査の際に主走査の方向についての所定の主走査位置に印刷媒体を位置決めするためのガイド部を備える。そして、ガイド部が印刷媒体を位置決めする所定の主走査位置は、印刷媒体が主走査の方向に関してドット記録ヘッドの主走査の行程内に位置し、印刷媒体の主走査の方向の一方の側端部が、側方溝部の開口上に位置する位置とする。そして、検知部の検出地点は、側方溝部と下流側溝部との接続部分の所定の位置とする。このような態様とすれば、記録媒体の先端が下流側溝部の開口に位置し、側端部が側方溝部の開口上に位置することを検出して、記録媒体へのドットの記録を開始することができる。
なお、側方溝部を、第1の側方溝部と、第2の側方溝部と、の一対設けることが好ましい。そして、第1の側方溝部と第2の側方溝部とは、印刷媒体が所定の主走査位置にあるとき、印刷媒体の主走査の方向の一方の側端部が第1の側方溝部上に位置し、他方の側端部が第2の側方溝部上に位置するように設けることが好ましい。このような態様とすれば、記録媒体の先端が下流側溝部の開口に位置し、一方の側端部が第1の側方溝部の開口上に位置することを検出したときに、他方の側端部が第2の側方溝部の開口上に位置することとなる。そして、そような配置を確認して、記録媒体へのドットの記録を開始することができる。
なお、本発明は、以下に示すような種々の態様で実現することが可能である。
(1)ドット記録装置、印刷制御装置、印刷装置。
(2)ドット記録方法、印刷制御方法、印刷方法。
(3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラム。
(4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
(5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
以下で、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施形態の概要:
B.装置の全体構成:
C.印刷用紙の配置:
D.上端処理:
E.左右側端部の印刷:
F.下端処理:
G.変形例:
A.実施形態の概要:
図1は、本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタのプラテン周辺の構造を簡略に示す平面図である。図1においては、印刷用紙Pは、上方から下方に向けて矢印SSの向きに副走査送りされる。その際、印刷用紙Pは、ガイド29a,29bによってガイドされ、両側端Pa,Pbがプラテン26の左側溝部26a、右側溝部26b上に位置するように副走査送りされる。一方、印刷用紙Pがプラテン26上に向けて副走査送りされる際には、印刷ヘッドのキャリッジ31は破線で示す位置に配されている。このキャリッジ31は、プラテン26と向かい合う面にフォトリフレクタ33を備えている。このフォトリフレクタ33は、キャリッジ31上において副走査方向の下流側の端のノズルよりもわずかに上流(矢印SSの逆の方向)の位置に設けられている。このフォトリフレクタ33は、左側溝部26aと下流側溝部26rの接続部分26dの所定の地点DPに印刷用紙Pが存在するか否かを検知する。
印刷用紙Pが矢印SSの方向に副走査送りされ、その前端がフォトリフレクタ33によって検知されると、印刷用紙Pの副走査送りは停止される。そして、印刷ヘッド上のノズルのうち、下流側溝部26r上にある一部のノズルによって印刷用紙Pの上端部Pf(図1においては、下端となる。)の印刷が開始される。印刷ヘッド上のノズルは、印刷用紙Pの上端部Pfよりも矢印SSの方向の先にまで設けられているので、印刷用紙Pの上端に余白を作ることなく画像を形成することができる。また、印刷に使用されるノズルは下流側溝部26r上にあるノズルであるため、インク滴が印刷用紙Pからはずれた場合にも、インク滴は下流側溝部26r内に着弾し、プラテン26の中央部26cに着弾することがない。よって、プラテン26の中央部26cに着弾したインク滴によって印刷用紙Pの下面を汚すことがない。また、印刷用紙Pの左右両側端部についても、同様に、主走査の際に左側溝部26a、右側溝部26b上に位置するノズルによって印刷を行う。よって、プラテン26の中央部26cを汚すことなく、左右両側端を余白なく印刷することができる。
B.装置の構成:
図2は、本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、プリンタ22に転送するための画像データDが出力されることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介してCRT21に画像を表示している。スキャナ12から供給されるデータORGは、カラー原稿から読み取られ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
このアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な信号(ここではシアン、マゼンタ、イエロ、ライトシアン、ライトマゼンタ、ブラックの各色についての多値化された信号)に変換している。図2に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色補正モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100とが備えられている。また、色補正テーブルLUT、ドット形成パターンテーブルDTも記憶されている。
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95が扱っているカラー画像データ(RGBの3色からなる)の解像度、即ち、単位長さ当りの画素数をプリンタドライバ96が扱うことができる解像度に変換する。色補正モジュール98は、色補正テーブルLUTを参照しつつ、解像度変換された画像データを、各画素ごとにプリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンタ(M)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、イエロ(Y)、ブラック(K)の各色のデータに変換する。
色補正されたデータは、所定の階調値を有している。プリンタ22はこの階調値を、ドットを分散して形成することによって表現する。ハーフトーンモジュール99がデータに対してハーフトーン処理を行うことによって、データは、プリンタ22がそのようなドットの形成で階調値を表現できるようなデータとなる。ハーフトーンモジュール99は、ドット形成パターンテーブルDTを参照して、画像データの階調値に応じてそれぞれのインクドットのドット形成パターンを設定した上で、このハーフトーン処理を実行する。処理された画像データは、ラスタライザ100によりプリンタ22に転送する順番に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとして出力される。印刷データPDは、各主走査時のドットの記録状態を表すラスタデータと副走査送り量を示すデータとを含んでいる。本実施例では、プリンタ22は印刷データPDに従ってドットを形成する役割を果たすのみであり画像処理は行っていないが、これらの処理をプリンタ22で行うものとしても差し支えない。
次に、図3によりプリンタ22の概略構成を説明する。図示するように、このプリンタ22は、紙送りモータ23によって印刷用紙Pを搬送する機構と、搬送の際に印刷用紙Pをガイドするガイド29a,29b(図3において図示せず)と、キャリッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載された印刷ヘッド28を駆動してインクの吐出およびインクドットの形成を行う機構と、これらの紙送りモータ23、キャリッジモータ24、印刷ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とから構成されている。
キャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構は、プラテン26の軸と平行に架設され、キャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34とキャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。
キャリッジ31には、黒インク(K)用のカートリッジ71とシアン(C),ライトシアン(LC)、マゼンタ(M),ライトマゼンダ(LM)、イエロ(Y)の6色のインクを収納したカラーインク用カートリッジ72が搭載可能である。キャリッジ31の下部の印刷ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61ないし66が形成されており、キャリッジ31の底部には、この各色用ヘッドにインクタンクからのインクを導く導入管67が立設されている。キャリッジ31に黒(K)インク用のカートリッジ71およびカラーインク用カートリッジ72を上方から装着すると、各カートリッジに設けられた接続孔に導入管67が挿入され、各インクカートリッジから吐出用ヘッド61ないし66へのインクの供給が可能となる。
図4は、ピエゾ素子PEとノズルNzとの構造を詳細に示した説明図である。キャリッジ31下部に設けられた各色のヘッド61ないし66には、各ノズルごとに、電歪素子の一つであって応答性に優れたピエゾ素子PEが配置されている。そして、図4上段に図示するように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導くインク通路68に接する位置に設置されている。ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、図4下段に示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を変形させる。この結果、インク通路68の体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に装着された用紙Pに染み込むことにより、印刷が行われる。
図5は、インク吐出用ヘッド61〜66におけるインクジェットノズルNzの配列を示す説明図である。これらのノズルの配置は、ブラック(K)、シアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、ライトマゼンダ(LM)、イエロ(Y)各色ごとにインクを吐出する6組のノズルアレイから成っており、それぞれ48個のノズルが一定のノズルピッチkで一列に配列されている。「ノズルピッチ」とは、印刷ヘッド上に配されるノズルの副走査方向の間隔が何ラスタ分(すなわち、何画素分)であるかを示す値である。ここで、「ラスタ」とは、主走査方向に並ぶ画素の列である。そして、「画素」とは、インク滴を着弾させドットを記録する位置を規定するために、印刷媒体上に仮想的に定められた方眼状の升目である。例えば、間に3ラスタ分の間隔をあけて配されているノズルのピッチkは4である。
図6は、フォトリフレクタの電気的構成を示す説明図である。キャリッジ31下面には、図5に示すように、副走査方向についてノズル#4と同じ位置にフォトリフレクタ33が設けられている。なお、フォトリフレクタ33は、副走査の方向の下流側の端に位置する#1のノズルの近傍に設けられていればよく、例えば、#1のノズルよりもノズルのピッチの数倍だけ上流側に設けることが好ましい。このフォトリフレクタ33は、図6に示すように、発光ダイオード33dとフォトトランジスタ33tを一体として設けたものである。発光ダイオード33dは、所定の検出地点に向けて光を射出し、フォトトランジスタ33tは、その反射光を受けて光量の変化を電流の変化に変換する。制御回路40内のCPU41は、印刷用紙Pによって反射された反射光を、フォトトランジスタ33tが受光したか否かに応じて、印刷用紙Pの一部が検出地点にあるか否かを判定する。
このフォトリフレクタ33が特許請求の範囲にいう「検知部」に相当する。そして、発光ダイオード33dが「発光部」に相当し、フォトトランジスタ33tが「受光部」に相当する。なお、発光部は、所定の検出地点に向けて光を射出することができるものであればよく、レーザとすることもできる。また、受光部は、光が前記印刷媒体に当たって反射した反射光を受けることができるものであればよく、フォトダイオードとすることもできる。
図7は、プラテン26の周辺を示す平面図である。プラテン26は、主走査において印刷ヘッド28の各ノズルと向かい合うように、主走査の方向MSに印刷用紙Pの幅よりも長く設けられている。そして、プラテン26の上流には、上流側紙送りローラ25a、25bが設けられている。上流側紙送りローラ25aが一つの駆動ローラであるのに対し、上流側紙送りローラ25bは自由に回転する複数の小ローラである。また、プラテンの下流には、下流側紙送りローラ25c、25dが設けられている。下流側紙送りローラ25cが駆動軸に設けられた複数のローラであり、下流側紙送りローラ25dは自由に回転する複数の小ローラである。下流側紙送りローラ25cと上流側紙送りローラ25aとは、外周の速さが等しくなるように同期して回転する。
印刷ヘッド28は、これらの上流側紙送りローラ25a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25dに挟まれたプラテン26上を主走査において往復動する。印刷用紙Pは、上流側紙送りローラ25a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25dに保持され、その間の部分をプラテン26の上面によって印刷ヘッド28のノズル列と向かい合うように支持される。そして、上流側紙送りローラ25a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25dによって副走査送りを実施されて、印刷ヘッド28のノズルから吐出されるインクにより順次画像を記録される。
また、プラテン26には、副走査方向の上流側および下流側にそれぞれ上流側溝部26fと下流側溝部26rが設けられている。上流側溝部26fと下流側溝部26rは、それぞれ主走査方向に印刷用紙Pの幅よりも長く設けられている。下流側溝部26rは、印刷ヘッド28上のノズルNのうち下流の端のノズルを含む下流側の一部のノズル群Nr(図7において斜線で示す部分のノズル)と向かい合う位置に設けられている。ただし、下流側溝部26rの幅は、ノズル群Nrの副走査方向の幅よりも広い。そして、上流側溝部26fは、印刷ヘッド28上のノズルのうち上流の端のノズルを含む上流側の一部のノズル群Nf(図7において図示せず)と向かい合う位置に設けられている。そして、上流側溝部26fの幅は、ノズル群Nfの副走査方向の幅よりも広い。
また、プラテン26には、上流側溝部26fと下流側溝部26rとのそれぞれの両端を結ぶように副走査方向に延びる、左側溝部26aと右側溝部26bとが設けられている。左側溝部26aと右側溝部26bとは、印刷ヘッド上のノズル列からのインク滴の着弾範囲よりも長く副走査の方向の範囲に設けられている。そして、左側溝部26aと右側溝部26bは、それぞれの中心線同士の(主走査方向の)間隔が、印刷用紙Pの主走査方向の幅に等しくなるように設けられている。なお、左側溝部26aと右側溝部26bは、印刷用紙Pがガイド29a,29bによってガイドされる所定の主走査位置にあるとき、印刷用紙Pの主走査の方向の一方の側端部Paが左側溝部26a上に位置し、他方の側端部Pbが右側溝部26b上に位置するように設けられていればよい。したがって、上記のように、印刷用紙Pが定位置にあるとき、その側端部が左側溝部26aと右側溝部26bの中心線上にある態様以外に、印刷用紙Pの側端部が左側溝部26aと右側溝部26bの中心線よりも内側に位置するように設けられていてもよい。
これら上流側溝部26f、下流側溝部26r、左側溝部26aおよび右側溝部26bは互いに接続されており、四辺形の溝部を構成する。そして、その底部にはインク滴Ipを受けてこれを吸収するための吸収部材27が配されている。
印刷用紙Pは、上流側紙送りローラ25a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25dによって副走査送りを実施されているときには、上流側溝部26fと下流側溝部26rの開口上を通過していく。また、印刷用紙Pは、プラテン26上において、左側端部Paは左側溝部26a上に位置し、右側端部Pbは右側溝部26b上に位置するように、ガイド29a,29bによって主走査方向について位置決めされている。
次に、プリンタ22の制御回路40(図3参照)の内部構成を説明する。制御回路40の内部には、CPU41、PROM42、RAM43の他、コンピュータ90とのデータのやり取りを行うPCインタフェース45と、インク吐出用ヘッド61〜66にインクドットのON、OFFの信号を出力する駆動用バッファ44などが設けられており、これらの素子および回路はバスで相互に接続されている。制御回路40は、コンピュータ90で処理されたドットデータを受け取り、これを一時的にRAM43に蓄え、所定のタイミングで駆動用バッファ44に出力する。
以上説明したハードウェア構成を有するプリンタ22は、紙送りモータ23により用紙Pを搬送しつつ、キャリッジ31をキャリッジモータ24により往復動させ、同時に印刷ヘッド28の各ノズルユニットのピエゾ素子を駆動して、各色インク滴Ipの吐出を行い、インクドットを形成して用紙P上に多色の画像を形成する。
なお、本実施例のプリンタにおいては、後述するように、印刷用紙Pの上端Pfを下流側溝部26r上で印刷し、下端Prを上流側溝部26f上で印刷するために、印刷用紙の上端近傍と下端近傍において、印刷用紙の中間部分とは異なる印刷処理が行われる。なお、この明細書では、印刷用紙の中間部分における印刷処理を「中間処理」と呼び、また、印刷用紙の上端近傍における印刷処理を「上端処理」、印刷用紙の下端近傍における印刷処理を「下端処理」と呼ぶ。また、上端処理と下端処理とをまとめて呼ぶときには「上下端処理」と呼ぶ。
また、上流側溝部26fおよび下流側溝部26rの副走査方向の幅Wは、次の式で定めることができる。
W=p×n+α
ここで、pは、上下端処理における副走査送りの1回の送り量[インチ]である。nは、上端処理、下端処理それぞれにおいて実施する副走査送りの回数である。αは、上端処理、下端処理それぞれにおいて想定される副走査送りの誤差である。下端処理(上流側溝部26f)におけるαの値は、上端処理(下流側溝部26r)におけるαの値よりも大きく設定しておくことが好ましい。上記のような式でプラテンの溝部の幅を定めることとすれば、上下端処理の際にノズルから吐出されるインク滴を十分受け止められるだけの幅を有する溝部を設けることができる。
C.印刷用紙の配置:
図8は、インクジェットプリンタにおいて最初に印刷用紙Pをプラテン26上配するときの各部の配置を示す平面図である。図8においては、印刷用紙Pは、上方から下方に向けて矢印SSの向きに副走査送りされる。その際、印刷用紙Pは、ガイド29a,29b(図7参照)によってガイドされ、両側端がプラテン26の左側溝部26a、右側溝部26b上に位置するように副走査送りされる。
印刷用紙Pがプラテン26の中央部26c上に向けて副走査送りされる際には、印刷ヘッド28のキャリッジ31は、図8に示すようにプラテン26上の左寄りの位置に配されている。そして、キャリッジ31が図8の位置にあるとき、フォトリフレクタ33は、左側溝部26aと下流側溝部26rの接続部分26dにある所定の検出地点DP上に位置する。この位置において、フォトリフレクタ33の発光ダイオード33dは検出地点DPに向けて光を射出することができる。この検出地点DPは、副走査の方向の位置については、印刷ヘッド28上のノズルが存在する範囲内の所定の位置である。CPU41は、フォトリフレクタ33によって、検出地点DPに印刷用紙Pが存在するか否かを検知することができる。
フォトリフレクタ33は、印刷用紙に接触することなく印刷用紙を検知することができるため、接触式のセンサの場合と異なり、その後の印刷において邪魔になることがない。また、フォトリフレクタ33はキャリッジに設けられているため、主走査におけるインク滴の軌跡と交わることがない。よって、インクがかかって検出性能が劣化する可能性が少ない。そして、フォトリフレクタ33の検出地点DPは、副走査方向についてノズルが存在する範囲内の所定の位置であるため、印刷用紙Pを検出した際の印刷用紙Pの位置の近傍に印刷用紙Pを配して、ノズルからインク滴を吐出させれば、印刷用紙Pの先端に余白なく画像を形成することができる。
まず、プラテン26上に印刷用紙Pがない状態から、矢印SSの向きに印刷用紙Pが副走査送りされる。そして、その先端がフォトリフレクタ33によって検知されると、印刷用紙Pの副走査送りは停止される。本実施例では、フォトリフレクタ33はノズル#4の位置に設けられている。CPU41は、そのフォトリフレクタ33が印刷用紙Pを検出してからわずかに副走査送りを行って、副走査方向の下流の端のノズル(以下、このノズルを「下端ノズル」と呼ぶ。)の位置よりも数ラスタ分だけ副走査方向上流(矢印SSと逆の方向)の位置に印刷用紙Pの上端Pfが位置するように、副走査送りを停止させる。上記のように印刷用紙Pの副走査送りがなされた結果、印刷用紙Pは、プラテン26の中央部26cによって支持され、その上端(図8において上端は図の下側に位置する)は下流側溝部26r上に位置することとなる。なお、印刷用紙Pの左側端部Paは左側溝部26a上に位置し、右側端部Pbは右側溝部26b上に位置する。
その後、図7のようにキャリッジがの右端側に移動され、印刷が開始される。すなわち、ノズルからインク滴を吐出させつつ主走査が行われる。なお、印刷用紙Pの副走査送りを行っても、フォトリフレクタ33によって検出地点DPで印刷用紙Pを検出することができない場合は、CPU41は、コンピュータ90にエラーの信号を送信して、印刷を中止する。
D.上端処理:
本実施例では、印刷用紙の上端まで余白なく画像を記録する。その際、印刷用紙Pの上端部Pfにおける記録は、副走査方向について下流側溝部26r上の位置と対応する位置に配されているノズルNrによって記録される。そして、図7に示すように、ノズルNrのうちの下端ノズルを含む一部のノズルは、印刷用紙Pの上端よりも副走査方向下流(矢印SSの方向)に位置する。言いかえれば、印刷用紙Pの上端Pfが下端ノズルよりも副走査方向上流に位置するように印刷用紙Pが配置される。
理論上は、下端ノズルが印刷用紙Pの上端ぎりぎりの位置に位置するように、印刷ヘッド28に対して印刷用紙Pを配置してドットの記録を開始することとすれば、印刷用紙Pの上端いっぱいまで余白なく画像を記録することができる。しかし、副走査送りの際には送り量について誤差が生じる場合がある。また、印刷ヘッド28の製造誤差などによりインク滴の吐出方向がずれる場合もある。本実施例では、印刷用紙Pの上端Pfが、下端ノズルよりも、上流に位置するように印刷用紙Pを配して、印刷用紙Pの上端部Pfの印刷を実施している。このため、印刷用紙上へのインク滴の着弾位置がずれた場合についても、印刷用紙の上端に余白が生じない。
図9は、印刷開始時の印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す側面図である。ここでは、説明を簡単にするためノズルの数を8個として説明する。プラテン26の中央部26cは、印刷ヘッド28の#2のノズルから数えて2ラスタ分後ろの位置から、#7のノズルから数えて2ラスタ分前の位置までの範囲R26に設けられているものとする。したがって、印刷用紙がない状態で各ノズルからインク滴Ipを吐出させた場合でも、#1,#2,#7,#8のノズルからのインク滴はプラテン26に着弾することはない。
図7において、印刷ヘッド28の斜線で示した部分のノズル群Nrが、#1、#2のノズルが位置する部分である。主走査の際にそれらのノズルが通過する部分の下方には、下流側溝部26rが設けられている。そして、下流側溝部26r上に印刷用紙Pの上端Pfがあるときに印刷が開始される。本実施例では、印刷用紙Pの上端部Pfの真上にある#2のノズルと、印刷用紙Pの上端部Pfの外側にある#1のノズルとを使用して印刷用紙Pの上端部Pfを印刷するので、印刷用紙Pの上端部に余白を作ることなく画像を印刷することができる。また、フォトリフレクタ33を使用して印刷用紙Pの位置決めを行っているため、上端処理に使用するノズルに対して正確に印刷用紙Pを配置することができる。さらに、副走査送りの誤差などにより印刷用紙の位置がずれた場合にも、#1、#2のノズルは、下流側溝部26r上にあるため、インク滴がプラテン26の中央部26cに着弾することがない。
図10は、画像データDと印刷用紙Pとの関係を示す平面図である。本実施例では、印刷用紙Pの上端Pfを超えて印刷用紙Pの外側まで画像データDを設定する。また、下端Pr、左側端Pa、右側端Pbについても同様に、印刷用紙Pの端を超えて印刷用紙Pの外側まで画像データDを設定する。したがって、本実施例においては、画像データDと印刷用紙Pの大きさ、及び印刷時の画像データDの想定位置と印刷用紙Pの配置の関係は、図10に示すようになる。なお、左側端Pa、右側端Pbの左右の名称については、プリンタ22の左右の名称と対応させたため、印刷用紙Pにおいては、実際の左右と左側端Pa、右側端Pbの名称とが逆になっている。
E.左右側端部の印刷:
図11は、印刷用紙Pの左右側端部の印刷を示す説明図である。本実施例では、上端処理および下端処理を含め、印刷用紙Pへの画像の記録全体を通じて、印刷用紙Pの左右端部にも余白を設けないように印刷を行う。その際、印刷ヘッド28は、主走査において、一方の端については、全てのノズルが印刷用紙Pの端を越えて印刷用紙Pの外側に位置するところまで送られ、他方の端についても、やはり全てのノズルが印刷用紙Pの他方の端を越えて印刷用紙Pの外側に位置するところまで送られる。そして、ノズルNzが印刷用紙P上にあるときだけでなく、ノズルNzが印刷用紙Pの端を超えた位置であって、かつ、左側溝部26aまたは右側溝部26b上にあるときにも、画像データDにしたがってそのノズルNzからインク滴を吐出する。
このような印刷を行うことで、多少印刷用紙Pが主走査方向にずれた場合にも、印刷用紙Pの左右の両端に余白を作ることなく画像を形成することができる。また、フォトリフレクタ33の検出地点DPは、左側溝部26aと下流側溝部26rの接続部分26dにあり、検出地点DPにおいて印刷用紙Pを検出できないときは印刷と中止することとしているため、主走査方向についても印刷用紙Pを正しい位置に配置して印刷を行うことができる。そして、印刷用紙の両側端部を印刷するノズルは左側溝部26aまたは右側溝部26b上に位置するノズルであるため、インク滴が印刷用紙Pからはずれた場合にも、インク滴はプラテン26の中央部26cに着弾することなく、左側溝部26aまたは右側溝部26bに着弾する。よって、プラテン26の中央部26cに着弾したインク滴によって、印刷用紙Pが汚されることがない。
F.下端処理:
図12は、印刷用紙Pの下端部Prの印刷をする際の上流側溝部26fと印刷用紙Pの関係を示す平面図である。本実施例では、上端の場合と同様、下端についても印刷用紙Pの端まで余白なく画像を記録する。図12において、印刷ヘッド28の斜線で示した部分のノズル群Nfが、下端処理を実施するノズルが位置する部分である。主走査の際にそれらのノズルが通過する部分の下方には、上流側溝部26fが設けられている。そして、上流側溝部26f上の一点鎖線で示す位置に印刷用紙Pの下端Prがあるときに、下端部Prの印刷が行われ、その後印刷を終了する。このとき、ノズル群Nfのうちの一部のノズルは、印刷用紙Pの下端(図12においては図の上側の端)よりも副走査方向上流に位置する。
上端処理の場合と同様に、副走査方向最上流のノズル(以下、このノズルを「上端ノズル」と呼ぶ。)が印刷用紙Pの下端ぎりぎりの位置に位置するときに、下端のドットの記録を行うすることとすれば、理論上は、印刷用紙の下端いっぱいまで画像を記録することができる。しかし、本実施例では、印刷用紙Pの下端が、上端ノズルよりも下流に位置するようなときに、印刷用紙Pの下端部Prの印刷を実施する。よって、印刷用紙上へのインク滴の着弾位置がずれた場合についても、印刷用紙の下端に余白が生じない。
図13は、印刷用紙Pの下端部Prの印刷をする際の印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す側面図である。印刷用紙Pの下端部Prの印刷をする際、印刷用紙Pの下端Prは上流側溝部26f上に位置する。そして、印刷用紙Pの下端部Prの印刷は、下端部Prの真上にある#7のノズルと、印刷用紙Pの下端部Prの外側にある#8のノズルとを使用して実施する。このため、本実施例のプリンタ22は、印刷用紙Pの下端部Prに余白を作ることなく画像を印刷することができる。また、本実施例のプリンタ22は、印刷を開始する際に、フォトリフレクタ33を使用して印刷用紙Pの位置決めを行っている。このため、印刷開始後の副走査送りが正確に行われる限り、下端処理の際に使用するノズルに対して正確に印刷用紙Pを配することができる。さらに、副走査送りの誤差などにより印刷用紙の位置がずれた場合にも、#7、#8のノズルは、上流側溝部26f上にあるため、インク滴がプラテン26の中央部26cに着弾することがない。
G.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
G1.変形例1:
上記実施例では、検知部はキャリッジ31上に一つ設けられていた。しかし、検知部は、プリンタ22の他の部位に設けることもできる。例えば、キャリッジ31が主走査において通過する空間よりもさらにプラテンから離れた位置に、キャリッジ31とは独立に検知部を設けることとしてもよい。そのような態様とすれば、キャリッジ31を動かすことなく検出地点における印刷用紙の有無を検出することができる。そして、主走査におけるキャリッジの位置に寸法誤差が生じた場合にも、その影響を受けない。さらには、それぞれ異なる検出地点に対応する複数の検知部を設けることができる。左側溝部上と右側溝部上にそれぞれ検知部を設けることとすれば、主走査方向のいずれの向きに印刷用紙がずれた場合にも、これを検知することができる。
また、検知部が、摺動軸34上をキャリッジ31とは独立に動く態様とすることもできる。そして、印刷の際にキャリッジと検知部とが干渉しないように検知部を移動させることとすれば、印刷の際に支障になることもない。このような態様とすれば、上述のキャリッジ31よりもさらにプラテンから離れた位置に検知部を設ける態様に比べて、プリンタの高さ方向の寸法を小さくすることができる。
図14は、変形例のプラテン26の周辺を示す平面図である。検知部は、また、主走査においてキャリッジ31が往復する位置よりもさらに副走査方向の下流に設けてもよい。このような態様としても、検知部(フォトリフレクタ33a)によって印刷媒体を検出することによって、印刷媒体を正確に位置決めしてドットの記録を行い、記録媒体上に画像を形成することができる。ただし、このような態様においては、溝上に印刷用紙の上端部を配して、溝上のノズルで印刷用紙の上端まで余白なく印刷を行う場合には、印刷用紙を副走査方向の上流に向けて通常とは逆の方向に印刷用紙を送る必要がある。
一方、主走査においてキャリッジ31が往復する位置よりもさらに副走査方向の上流に検知部を設ける態様とすることもできる。そのような態様において、検知部で印刷用紙を検知した後、所定量だけ副走査送りを行ってから印刷を開始することとすれば、印刷媒体の上端が任意の位置に来るように印刷用紙を配して、印刷を開始することができる。よって、印刷用紙検知後、溝上に印刷用紙の上端が来るように副走査を行って、その状態から溝上のノズルで端部印刷を行うこともできる。このように、主走査においてキャリッジ31が往復する位置よりも副走査方向の下流又は上流に検知部を配することとすれば、単純な構造で印刷媒体の位置を検知するという目的を達成することができ、装置も小さくすることができる。
G2.変形例2:
上記実施例では、上端処理と下端処理の両方を実行していたが、必要に応じていずれか一方のみを実行するようにしてもよい。また、上端処理と下端処理の何れも実施しないこととしてもよい。本実施例の印刷装置は、プラテン26の、副走査方向の上流側および下流側にそれぞれ上流側溝部26fと下流側溝部26rを備え、左右に左側溝部26aと右側溝部26bとを備えていたが、これらのうちいずれかを選択的に備えるものとしてもよい。そのような場合には、印刷用紙Pの各端部の印刷は、対応する溝部が設けられている端部についての行われ、それぞれ溝部上にあるノズルを使用して行われることが好ましい。また、溝部を備えないプラテン上において、印刷用紙Pを正確に位置決めして、四辺に余白を設けて印刷用紙P内の正確な位置に画像を印刷することとしてもよい。
G3.変形例3:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、CPU41(図3)の機能の一部をホストコンピュータ90が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータ90は、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータ90にコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータ90のマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータ90が直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、ホストコンピュータ90とは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなホストコンピュータ90に、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタのプラテン周辺の構造を簡略に示す平面図。 本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図。 本印刷装置の機械部分の構成を示す図。 ピエゾ素子PEとノズルNzとの構造を詳細に示した説明図。 印刷ヘッドユニット60における各色ごとのノズルユニットの配列の例を示す平面図。 フォトリフレクタの電気的構成を示す説明図。 プラテン26の周辺を示す平面図。 インクジェットプリンタにおいて最初に印刷用紙Pをプラテン26上配するときの各部の配置を示す平面図。 印刷開始時の印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す側面図。 画像データDと印刷用紙Pとの関係を示す平面図。 印刷用紙Pの左右側端部の印刷を示す説明図。 印刷用紙Pの下端部Prの印刷をする際の上流側溝部26fと印刷用紙Pの関係を示す平面図。 印刷用紙の最下端の印刷をする際の印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す側面図。 変形例のプラテン26の周辺を示す平面図。 従来のプリンタの印刷ヘッドの周辺を示す側面図。
符号の説明
12…スキャナ
21…CRT
22…プリンタ
23…紙送りモータ
24…キャリッジモータ
25a,25b…上流側紙送りローラ
25c,25d…下流側紙送りローラ
25p,25q…上流側紙送りローラ
25r,25s…下流側紙送りローラ
26…プラテン
26a…左側溝部
26b…右側溝部
26c…中央部
26d…接続部分
26f…上流側溝部
26o…プラテン
26r…下流側溝部
27…吸収部材
28…印刷ヘッド
28o…印刷ヘッド
29a,29b…ガイド
31…キャリッジ
32…操作パネル
33,33a…フォトリフレクタ
33d…発光ダイオード
33t…フォトトランジスタ
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
39…位置検出センサ
40…制御回路
41…CPU
42…PROM
43…RAM
44…駆動用バッファ
45…PCインタフェース
60…印刷ヘッドユニット
61〜66…インク吐出用ヘッド
67…導入管
68…インク通路
71…カートリッジ
72…カラーインク用カートリッジ
90…コンピュータ
91…ビデオドライバ
95…アプリケーションプログラム
96…プリンタドライバ
97…解像度変換モジュール
98…色補正モジュール
99…ハーフトーンモジュール
100…ラスタライザ

Claims (4)

  1. インク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドを用いて印刷媒体にドットの記録を行うドット記録装置であって、
    前記ドット記録ヘッドを前記印刷媒体に対して搬送して主走査を行う主走査駆動部と、
    前記主走査の最中に前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッド駆動部と、
    前記主走査の方向と交わる方向に前記印刷媒体を搬送して副走査を行う副走査駆動部と、
    所定の検出地点における前記印刷媒体の有無を検知するための検知部と、
    前記各部を制御するための制御部と、
    前記主走査の方向に延長して設けられるプラテンと、を備え、
    前記プラテンは、
    前記印刷媒体の前記副走査の方向の下流の端への前記ドットの形成を行う際に、前記下流の端の外に吐出されたインク滴を受ける部分であって、前記副走査の方向について、前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向の下流の端のドット形成要素を含む複数のドット形成要素と向かい合う位置に、前記主走査の方向について前記印刷媒体の端を越える長さで設けられる、下流側インク受け部を備え
    前記印刷媒体の前記副走査の方向の上流の端への前記ドットの形成を行う際に、前記上流の端の外に吐出されたインク滴を受ける部分であって、前記副走査の方向について、前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向の上流の端のドット形成要素を含む複数のドット形成要素と向かい合う位置に、前記主走査の方向について前記印刷媒体の端を越える長さで設けられる、上流側インク受け部を備え、
    前記印刷媒体の前記下流の端への前記ドットの形成を行う際に前記下流側インク受け部の上流側であって前記下流の端のドット形成要素よりも上流側において前記印刷媒体を支持し、前記印刷媒体の前記上流の端への前記ドットの形成を行う際に前記上流側インク受け部の下流側であって前記上流の端のドット形成要素よりも下流側において前記印刷媒体を支持する部分であって、前記副走査の方向について前記複数のドット形成要素のうちの一部のドット形成要素と向かい合う位置で前記主走査の方向の少なくとも一部において前記印刷媒体を支持する部分有し、
    前記印刷媒体を支持する部分に対して前記主走査の方向の両側に、前記副走査の方向について少なくとも前記ドット形成要素からのインク滴の着弾範囲を含む範囲に設けられる一対の側方溝部を有し、
    前記検知部は、
    前記主走査において前記ドット記録ヘッドと一体で搬送され、かつ、
    前記副走査の方向について、前記下流の端のドット形成要素よりも上流側に位置する前記検出地点において、前記印刷媒体の有無を検知するように設けられており、
    前記制御部は、
    前記検知部によって前記検出地点において前記印刷媒体が検知された後、前記副走査を行い、
    前記印刷媒体の先端が、前記副走査の方向に関して、前記下流側インク受け部上の位置であって前記下流の端のドット形成要素よりも上流側の所定の副走査位置にあるときに、前記下流側インク受け部と向かい合複数のドット形成要素であって、前記副走査の方向について、前記印刷媒体の先端よりも下流側に位置するドット形成要素と、前記印刷媒体と向かい合うドット形成要素と、からインク滴の吐出を行い、
    前記印刷媒体の後端が、前記副走査の方向に関して、前記上流側インク受け部上の位置であって前記上流の端のドット形成要素よりも下流側の所定の副走査位置にあるときに、前記上流側インク受け部と向かい合う複数のドット形成要素であって、前記副走査の方向について、前記印刷媒体の後端よりも上流側に位置するドット形成要素と、前記印刷媒体と向かい合うドット形成要素と、からインク滴の吐出を行って、前記印刷媒体への前記ドットの形成を行う機能を備える、ドット記録装置。
  2. 請求項1記載のドット記録装置であって、
    前記制御部は、
    前記検出地点に前記印刷媒体がない状態から前記印刷媒体の前記副走査を開始する機能と、
    前記検知部が前記印刷媒体を検知した場合に、前記副走査の方向に関して前記所定の副走査位置で前記印刷媒体の前記副走査を停止させる機能と、
    前記印刷媒体が前記所定の副走査位置にある状態で、前記ドット形成要素からインク滴を吐出させつつ前記主走査を開始する機能と、
    を備えるドット記録装置。
  3. 請求項1記載のドット記録装置であって、
    前記検知部は、
    前記所定の検出地点に向けて光を射出する発光部と、
    前記光が前記印刷媒体に当たって反射した反射光を受ける受光部と、
    を有するドット記録装置。
  4. インク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドと、所定の検出地点における印刷媒体の有無を検知するための検知部と、主走査の方向に延長して設けられるプラテンと、を備え、前記印刷媒体にドットの記録を行うドット記録装置を使用したドット記録方法であって、
    前記プラテンは、
    前記印刷媒体の副走査の方向の下流の端への前記ドットの形成を行う際に、前記下流の端の外に吐出されたインク滴を受ける部分であって、前記副走査の方向について、前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向の下流の端のドット形成要素を含む複数のドット形成要素と向かい合う位置に、前記主走査の方向について前記印刷媒体の端を越える長さで設けられる、下流側インク受け部を備え、
    前記印刷媒体の前記副走査の方向の上流の端への前記ドットの形成を行う際に、前記上流の端の外に吐出されたインク滴を受ける部分であって、前記副走査の方向について、前記複数のドット形成要素のうち前記副走査の方向の上流の端のドット形成要素を含む複数のドット形成要素と向かい合う位置に、前記主走査の方向について前記印刷媒体の端を越える長さで設けられる、上流側インク受け部を備え、かつ、
    前記印刷媒体の前記下流の端への前記ドットの形成を行う際に前記下流側インク受け部の上流側であって前記下流の端のドット形成要素よりも上流側において前記印刷媒体を支持し、前記印刷媒体の前記上流の端への前記ドットの形成を行う際に前記上流側インク受け部の下流側であって前記上流の端のドット形成要素よりも下流側において前記印刷媒体を支持する部分であって、前記副走査の方向について前記複数のドット形成要素のうちの一部のドット形成要素と向かい合う位置で前記主走査の方向の少なくとも一部において前記印刷媒体を支持する部分有し、
    前記印刷媒体を支持する部分に対して前記主走査の方向の両側に、前記副走査の方向について少なくとも前記ドット形成要素からのインク滴の着弾範囲を含む範囲に設けられる一対の側方溝部を有し、
    前記検知部は、
    前記主走査において前記ドット記録ヘッドと一体で搬送され、かつ、
    前記副走査の方向について、前記下流の端のドット形成要素よりも上流側に位置する前記検出地点において、前記印刷媒体の有無を検知するように設けられており、
    前記方法は、
    (a)前記検知部が前記印刷媒体を検知した後に、前記主走査の方向と交わる前記副走査の方向に前記印刷媒体を搬送する走査である前記副走査を行う工程と、
    (b)前記印刷媒体の先端が、前記副走査の方向に関して、前記下流側インク受け部上の位置であって前記下流の端のドット形成要素よりも上流側の所定の副走査位置にあるときに、前記下流側インク受け部と向かい合複数のドット形成要素であって、前記副走査の方向について、前記印刷媒体の先端よりも下流側に位置するドット形成要素と、前記印刷媒体と向かい合うドット形成要素と、からインク滴を吐出させ、前記印刷媒体への前記ドットの形成を行なう工程と、
    (c)前記印刷媒体の後端が、前記副走査の方向に関して、前記上流側インク受け部上の位置であって前記上流の端のドット形成要素よりも下流側の所定の副走査位置にあるときに、前記上流側インク受け部と向かい合う複数のドット形成要素であって、前記副走査の方向について、前記印刷媒体の後端よりも上流側に位置するドット形成要素と、前記印刷媒体と向かい合うドット形成要素と、からインク滴の吐出を行って、前記印刷媒体への前記ドットの形成を行う工程と、
    を備えることを特徴とするドット記録方法。
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