JP4394179B2 - 画像作成方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の画像を貼り合わせて合成することによって、新たな柄の画像を作成する方法、及びそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
複数の素材画像のそれぞれの素材画像について、適宜な位置の画像を適宜な大きさに切り取り、それらの切り取った画像を回転させたり、輝度を変化させたりしながら貼り込んで合成し、新たな画像を作成することは、壁紙や、化粧紙、自動車の内装材等をデザインする場合等に広く用いられている。このような手法は一般にコラージュ・コンポジション等と称されているが、このような画像合成を行う場合、素材画像のフィルムを用いて光学的に行うにしろ、素材画像の画像データをコンピュータに取り込み、画像処理用のソフトウェアを用いて貼り込み、合成を行うにしろ、従来においては作業者が手作業で画像の切り取り、その切り取った画像の貼り込みを行っていたので、時間、コストが掛かるばかりでなく、作業者には高度な技術が要求されるので、負担が大きいものであった。
【0003】
そこで、本発明は、コラージュ・コンポジションによって、複数の素材画像から新たな画像を作成する処理を容易に、しかも短時間で行うことができる画像作成方法及び装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の画像作成方法は、貼り込みの対象となる複数の貼り込み画像と、その領域が複数の閉領域に領域分割された一つのマスク画像を入力する第1の工程と前記入力した各貼り込み画像の重心位置を求める第2の工程と、前記入力したマスク画像について、分割されている各閉領域を求め、それら各閉領域の重心位置を求める第3の工程と、マスク画像の各閉領域に画像を貼り込むに際して貼り込む画像を回転させる回転処理を行うか否か、貼り込む画像のコントラストを変化させるコントラスト処理を行うか否か、マスク画像の隣接する閉領域に貼り込まれる画像間での透かし合成を行う透かし合成処理を行うか否か、前記回転処理、コントラスト処理、透かし合成処理の何れの処理をも行わない単純貼り込み処理を行うか否かを設定する第4の工程と、マスク画像の各閉領域に対して貼り込む貼り込み画像を対応させ、各閉領域に対して、前記第4の工程で設定された処理により対応付けられた貼り込み画像の貼り込みを行う第5の工程とを備える画像作成方法であって、前記第5の工程は、前記第4の工程において単純貼り込み処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させた状態で、且つ回転しない状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、前記第4の工程において回転処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対して回転角度を与え、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させ、且つ当該貼り込み画像を当該閉領域に対して与えられた回転角度だけ回転させた状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、前記第4の工程において単純貼り込み処理とコントラスト処理、または回転処理とコントラスト処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対してコントラストを変化させるための係数を与え、前記単純貼り込み処理または前記回転処理によって閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その求めた画素値の各色成分に対して、それぞれ、当該閉領域に対して与えられたコントラストを変化させるための係数を乗算し、得られた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、前記第4の工程において、少なくとも透かし合成処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の境界線に沿って合成基準線を設定すると共に、閉領域の境界線と合成基準線との間の点に対して透かし合成のためのブレンド比を定め、その内部に合成基準線が設定されている閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その内部に合成基準線が設定されていない隣接する他方の閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって合成基準線までの各点の位置に貼り込む画素値を求め、閉領域の境界線と前記合成基準線との間の各点の位置において2つの貼り込み画像の画素値とブレンド比を用いて透かし合成を行って、当該閉領域の境界線と合成基準線との間の各点の位置における画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行うことを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の画像作成装置は、貼り込みの対象となる複数の貼り込み画像と、その領域が複数の閉領域に領域分割された一つのマスク画像を入力する入力手段と、マスク画像の各閉領域に画像を貼り込むに際して貼り込む画像を回転させる回転処理を行うか否か、貼り込む画像のコントラストを変化させるコントラスト処理を行うか否か、マスク画像の隣接する閉領域に貼り込まれる画像間での透かし合成を行う透かし合成処理を行うか否か、前記回転処理、コントラスト処理、透かし合成処理の何れの処理をも行わない単純貼り込み処理を行うか否かを設定する設定手段と、前記入力手段で入力した各貼り込み画像の重心位置を求めると共に、前記入力手段で入力したマスク画像について、分割されている各閉領域を求め、それら各閉領域の重心位置を求める第1の処理と、マスク画像の各閉領域に対して貼り込む貼り込み画像を対応させ、各閉領域に対して、前記設定手段で設定された処理により対応付けられた貼り込み画像の貼り込みを行う第2の処理を行う画像貼り込み手段とを備える画像作成装置であって、前記画像貼り込み手段は、前記第2の処理においては、前記設定手段において単純貼り込み処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させた状態で、且つ回転しない状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、前記設定手段において回転処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対して回転角度を与え、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させ、且つ当該貼り込み画像を当該閉領域に対して与えられた回転角度だけ回転させた状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、前記設定手段において単純貼り込み処理とコントラスト処理、または回転処理とコントラスト処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対してコントラストを変化させるための係数を与え、前記単純貼り込み処理または前記回転処理によって閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その求めた画素値の各色成分に対して、それぞれ、当該閉領域に対して与えられたコントラストを変化させるための係数を乗算し、得られた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、前記設定手段において、少なくとも透かし合成処理が設定された場合には、マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の境界線に沿って合成基準線を設定すると共に、閉領域の境界線と合成基準線との間の点に対して透かし合成のためのブレンド比を定め、その内部に合成基準線が設定されている閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その内部に合成基準線が設定されていない隣接する他方の閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって合成基準線までの各点の位置に貼り込む画素値を求め、閉領域の境界線と前記合成基準線との間の各点の位置において2つの貼り込み画像の画素値とブレンド比を用いて透かし合成を行って、当該閉領域の境界線と合成基準線との間の各点の位置における画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ実施の形態について説明する。
まず、本発明に係る画像生成方法の実施形態について説明する。
図1はこの実施形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0013】
まず、貼り込みの対象となる複数の貼り込み画像、及び一つのマスク画像を入力する(ステップS1)。各貼り込み画像はどのような絵柄のものであってもよい。また、これら複数の貼り込み画像のサイズは同じでもよいし、異なっていてもよい。この貼り込み画像の入力は、貼り込み画像が紙原稿として用意されたものである場合にはスキャナ入力を行えばよく、既にデジタル画像データとして用意されているものであれば、そのデジタル画像データを取り込めばよい。
【0014】
マスク画像は、何等かの手法により領域分割されているものであればよい。分割される領域の形状も任意にさだめてよい。また、マスク画像のサイズは任意である。なお、以下においてはマスク画像において分割されている一つ一つの閉領域を単に領域と称することにする。
【0015】
図2はマスク画像の例を示す図であり、図2(a)ではマスク画像は幾つかの直線によってR1 〜R11の11の領域に分割されている。また、各領域に対して所定の濃度のグレーをベタ塗りしたものをマスク画像として用いることも可能である。その場合の例を図2(b)に示す。図2(b)は、領域分割は図2(a)と同じであるが、領域R1 ,R4 及びR7 は第1の濃度D1 のグレーでベタ塗りされており、領域R2 ,R5 ,R6 及びR11は第2の濃度D2 のグレーでベタ塗りされており、残りの領域R3 ,R8 ,R9 及びR10は第3の濃度D3 のグレーでベタ塗りされている様子を示している。ここで、第1の濃度D1 、第2の濃度D2 及び第3の濃度D3 は互いに異なる濃度である。マスク画像はこのようなものであってもよいのである。
【0016】
このマスク画像の入力は、図2(a)あるいは図2(b)に示すようなマスク画像が紙原稿として用意されたものである場合にはスキャナ入力を行えばよく、既にデジタルマスク画像データとして用意されているものであれば、そのデジタルマスク画像データを取り込めばよい。
【0017】
以上の、貼り込み画像とマスク画像の入力が完了したら、次に、各貼り込み画像について、それぞれ重心位置を求める(ステップS2)。なお、画像の重心位置を求める手法は周知であるので説明は省略する。
【0018】
次に、マスク画像について、分割されている各領域を求めるための処理を行う(ステップS3)。具体的には、マスク画像が図2(a)に示すように、単に直線や曲線で領域分割がなされているものであれば、当該マスク画像を2値化し、描画されている直線あるいは曲線を抽出して領域の境界線を求め、その求めた境界線に基づいて領域を求めることによって、分割された各領域を求めるようにすればよい。なお、境界線に基づいて領域を求める手法としては、例えば、境界線のある位置から境界線を辿っていき、元の位置に戻ってきたら、その内部を領域として認識する手法を用いればよい。
【0019】
また、マスク画像が図2(b)に示すようなものである場合には、例えば、画素毎に濃度を探索していき、濃度差がある箇所を領域の境界線の位置と判断していくことによって全ての境界線を求め、その後は上述したと同様に、求めた境界線に基づいて領域を求めることによって、分割された各領域を求めるようにすればよい。なお、この場合には、同じ濃度でベタ塗りされている領域は同一グループとして扱う。従って、図2(b)に示すマスク画像の場合には、領域R1 ,R4 及びR7 は一つのグループとして扱われ、領域R2 ,R5 ,R6 及びR11は別の一つのグループとして扱われ、領域R3 ,R8 ,R9 及びR10は更に異なる別の一つのグループとして扱われることになる。これに対して、図2(a)に示すマスク画像の場合には各領域R1 〜R11はそれぞれ別個の領域として扱われる。
【0020】
なお、このようにマスク画像の領域を求める際には、画像の端も境界線であるとして取り扱うものとする。
【0021】
このようにして、領域を求めた後に、各領域について重心位置を求める。これはマスク画像がどのようなものであっても、求められた一つ一つの領域について重心位置を求める。
【0022】
次に、画像作成のための初期設定を行う(ステップS4)。ここでは、マスク画像で定められた各領域に画像を貼り込むに際して、貼り込む画像を回転させるか否か(以下、回転処理と称す)の設定、貼り込む画像のコントラストを変化させるか否か(以下、コントラスト処理と称す)の設定、隣接する領域に貼り込まれる画像間での透かし合成を行うか否か(以下、透かし合成処理と称す)の設定を行う。
【0023】
次に、各領域に対する画像の貼り込みを行う(ステップS5)。各領域に対して画像を貼り込む場合には、まず各領域に対して貼り込む貼り込み画像を対応させる。この領域と貼り込み画像との対応付けは任意の手法で行うことができる。例えば、複数の貼り込み画像に通し番号を付しておき、ある領域に注目した場合、適宜な乱数を発生させて、その乱数の値に基づいて当該領域に対応させる貼り込み画像を定めるようにすればよい。
【0024】
マスク画像が図2(a)に示すようである場合には、各領域R1 〜R11はそれぞれ別個の領域として扱われるので、各領域に対してそれぞれ貼り込み画像が対応付けされることになるが、マスク画像が図2(b)に示すようである場合には同じ濃度のグレーでベタ塗りされた領域は一つのグループとして扱われるので、この場合には各グループに対して貼り込み画像を対応付ければよい。従って、例えば、いま貼り込み画像が3つあり、濃度がD1 のグループには第1の貼り込み画像が対応付けされ、濃度がD2 のグループには第2の貼り込み画像が対応付けされ、濃度がD3 のグループには第3の貼り込み画像が対応付けされたとすると、濃度がD1 のグループである領域R1 ,R4 及びR7 には第1の貼り込み画像が貼り込まれることになり、濃度がD2 のグループである領域R2 ,R5 ,R6 及びR11には第2の貼り込み画像が貼り込まれることになり、濃度がD3 のグループである領域R3 ,R8 ,R9 及びR10には第3の貼り込み画像が貼り込まれることになる。
【0025】
このように各領域に貼り込む画像が決定されると、各領域に対して、対応付けられた貼り込み画像の貼り込みを行うが、以下においては次の4種類の画像貼り込み処理について説明する。
(1)単純貼り込み処理
(2)回転処理が設定されている場合の処理
(3)コントラスト処理が設定されている場合の処理
(4)透かし合成処理が設定されている場合の処理
なお、単純貼り込み処理は、回転処理も行わず、コントラスト処理も行わず、透かし合成処理も行わない場合の貼り込み処理を意味している。
【0026】
(1)単純貼り込み処理
まず、マスク画像と同じサイズの画像作成エリアを用意する。そして、画像を貼り込む領域を一つ定める。ここでは図2(a)のR1 の領域に画像を貼り込む場合について説明する。なお、領域R1 には第1の貼り込み画像が対応付けされているとする。
【0027】
さて、領域R1 の重心位置が図3(a)のGM1に示すようであり、いま当該領域R1 内の点P1 の位置に貼り込む画素を求めるものとする。重心位置GM1の座標を(xM1,yM1)、点P1 の座標を(xP1,yP1)とすると、この両点間のx方向の差分△x、y方向の差分△yは、それぞれ
△x=xP1−xM1 …(1)
△y=yP1−yM1 …(2)
となる。
【0028】
そして、第1の画像の重心位置が図3(b)のGH1に示すようであり、その座標が(xH1,yH1)であったとすると、x座標、y座標がそれぞれ
Q1=xH1+△x …(3)
Q1=yH1+△y …(4)
となる点Q1 を求め、この点Q1 の画素の値を画像作成エリアの点P1 に対応する位置に書き込む。
【0029】
なお、例えば第1の貼り込み画像の重心位置が図3(c)のGH1に示すようであり、上記の(3),(4)式で求められた点Q1 が第1の貼り込み画像の右側にはみ出している場合には、図3(c)に示すように第1の貼り込み画像を右側に隙間なくコピーして、そのコピーした第1の貼り込み画像のQ1 の位置の画素の値を貼り込む画素値とすればよい。点Q1 が上側、左側あるいは下側にはみ出した場合も同様である。
【0030】
以上の処理を領域R1 内の全ての画素について行えば、画像作成エリアの領域R1 に対応する領域には第1の貼り込み画像が貼り込まれる。そして、上記の処理をマスク画像の全ての領域について行えば、画像の作成が完了する。
【0031】
(2)回転処理が設定されている場合の処理
ステップS4の初期設定によって回転処理を行うことが設定されている場合には回転処理が行われる。
【0032】
回転処理を行う場合には、マスク画像で定められた各領域に回転角が与えられる。このためには、例えば、予め回転角をいくつか定めてそれらに通し番号を付しておき、ある領域に注目した場合、適宜な乱数を発生させて、その乱数の値に基づいて当該領域に対応させる回転角を定めるようにすればよい。なお、マスク画像が図2(b)に示すものであった場合には、各グループに対して回転角を与えるようにしてもよく、一つ一つの領域に対して、それぞれ、回転角を与えるようにしてもよい。
【0033】
まず、マスク画像と同じサイズの画像作成エリアを用意する。そして、画像を貼り込む領域を一つ定める。ここでは図2(a)のR1 の領域に画像を貼り込む場合について説明する。なお、領域R1 には第1の貼り込み画像が対応付けされており、回転角はθ1 が与えられたとする。
【0034】
さて、領域R1 の重心位置が図4(a)のGM1に示すようであり、いま当該領域R1 内の点P1 の位置に貼り込む画素を求めるものとする。重心位置GM1の座標を(xM1,yM1)、点P1 の座標を(xP1,yP1)とすると、この両点間のx方向の差分△x、y方向の差分△yは、それぞれ上記の(1),(2)式に示すようである。
【0035】
そして、第1の画像の重心位置が図4(b)のGH1に示すようであり、その座標が(xH1,yH1)であったとすると、x座標、y座標がそれぞれ
Q1=xH1+△x …(5)
Q1=yH1+△y …(6)
となる点Q1 を求め、更に、図4(b)に示すように、重心位置GH1を中心としてθ1 だけ回転させたときに点Q1 の位置にくる点Q1′ の位置を求める。この演算は、実際には、点Q1 を重心位置GH1を中心として−θ1 だけ回転させる演算を行えばよい。なお、回転の演算としては周知のマトリクス演算を行えばよい。
【0036】
そして、この点Q1′ の画素の値を画像作成エリアの点P1 に対応する位置に書き込む。
【0037】
なお、上記の処理により求めた点Q1′ の位置が第1の貼り込み画像からはみ出している場合には、はみ出した方向に第1の貼り込み画像をコピーし、そのコピーした第1の貼り込み画像のQ1′ の位置の画素の値を貼り込む画素値とすればよい。
【0038】
以上の処理を領域R1 内の全ての画素について行えば、画像作成エリアの領域R1 に対応する領域には第1の貼り込み画像が貼り込まれる。そして、上記の処理をマスク画像の全ての領域について行えば、画像の作成が完了する。
【0039】
(3)コントラスト処理が設定されている場合の処理
ステップS4の初期設定によってコントラスト処理を行うことが設定されている場合にはコントラスト処理が行われる。
【0040】
コントラスト処理を行う場合には、マスク画像で定められた各領域に対してコントラストを変化させるための係数が与えられる。このためには、例えば、予め係数をいくつか定めてそれらに通し番号を付しておき、ある領域に注目した場合、適宜な乱数を発生させて、その乱数の値に基づいて当該領域に対応させる係数を定めるようにすればよい。なお、マスク画像が図2(b)に示すものであった場合には、各グループに対して係数を与えるようにしてもよく、一つ一つの領域に対して、それぞれ、係数を与えるようにしてもよい。
【0041】
まず、マスク画像と同じサイズの画像作成エリアを用意する。そして、画像を貼り込む領域を一つ定める。ここでは図2(a)のR1 の領域に画像を貼り込む場合について説明する。なお、領域R1 には第1の貼り込み画像が対応付けされており、係数はk1 が与えられたとする。
【0042】
さて、領域R1 の重心位置が図4(a)のGM1に示すようであり、いま当該領域R1 内の点P1 の位置に貼り込む画素を求めるものとすると、上述した単純貼り込み処理によって、画像作成エリアの当該点P1 に対応する位置に貼り込むべき画素値を求める。そして、求めた画素値の赤、青、緑の各色成分に対してそれぞれ係数k1 を乗算して、その結果得られた画素値を画像作成エリアの点P1 に対応する位置に書き込む。
【0043】
以上の処理を領域R1 内の全ての画素について行えば、画像作成エリアの領域R1 に対応する領域には第1の貼り込み画像が貼り込まれる。そして、上記の処理をマスク画像の全ての領域について行えば、画像の作成が完了する。
【0044】
以上はコントラスト処理のみが設定された場合であるが、回転処理とコントラスト処理とが設定された場合には、まず与えられた回転角度で回転処理を行って貼り込むべき画素値を求め、その画素値に与えられた係数を乗算して画像作成エリアに書き込む画素値を求めるようにすればよい。
【0045】
(4)透かし合成処理が設定されている場合の処理
まず、ステップS4の初期設定において、透かし合成処理のみが設定されている場合について説明する。
【0046】
透かし合成処理においては、まず領域の境界線に沿って合成基準線が設定される。その例を図5に示す。図5には、図2(a)の領域R1 と領域R6 の境界線と、この境界線に対して設定された合成基準線を示している。そして、境界線と合成基準線との間の画素について、領域R1 に貼り込まれる画像と、領域R6 に貼り込まれる画像との間で透かし合成を行うのである。
【0047】
なお、図5では合成基準線は境界線の右側に設定されているが、境界線の左側に設定するようにしてもよい。また、図5では合成基準線は曲線となされているが、直線であってもよい。曲線の合成基準線を設定する手法としては、例えば、まず直線の合成基準線を設定し、その直線に対してフラクタルを作用させて揺らぎを持たせるという周知の手法を用いればよい。
【0048】
合成基準線が設定されると、次に単純貼り込み処理によって各領域に画像を貼り込むのであるが、図5の領域R6 のように、その内部に合成基準線が設定されている領域については上述した単純貼り込み処理によって貼り込むべき画素値を求めればよいが、その内部に合成基準線が設定されていない他方の領域については、合成基準線までの画素について貼り込むべき画素値を求める。従って、図5において、領域R1 には第1の貼り込み画像が対応付けされ、領域R6 には第2の貼り込み画像が対応付けされているとすると、図5に示す場合には、領域R1 については合成基準線までの画素について、第1の貼り込み画像からはめ込むべき画素値を求めることになる。
【0049】
このようにして、貼り込むべき画素値を求めると、次に境界線と合成基準線との間の画素について透かし合成を行うのであるが、以下、図5の点Pの位置で透かし合成を行うものとして説明すると次のようである。点Pの座標は(xP,yP)であるとする。
【0050】
点Pを通ってx軸に平行な直線を考え、当該直線と境界線との交点をA、当該直線と合成基準線との交点をBとする。点Aの座標を(xA,yP)、点Bの座標を(xB,yP)とする。
【0051】
次に、次式により透かし合成のためのブレンド比αを求める。
α=(xB−xP)/(xB−xA) …(7)
これは、点PがAB間を内分する内分比を求めることに相当している。
【0052】
そして、ブレンド比αを用いて、次式により点Pにおける最終的な画素値を求める。
Z=α×Z1 +(1−α)×Z2 …(8)
ここで、Zは点Pにおける最終的な画素値、即ち点Pにおいて透かし合成を行った結果得られた画素値、Z1 は領域R1 にはめ込まれた第1の貼り込み画像の点Pにおける画素値、Z2 は領域R6 にはめ込まれた第2の貼り込み画像の点Pにおける画素値である。
【0053】
そして、(8)式によって求めた画素値を画像作成エリアの点Pに対応する位置に書き込む。以上の処理を境界線と合成基準線との間の全ての画素について行えば、画像作成エリアの当該境界線と当該合成基準線との間に対応する全ての画素には透かし合成を行った結果得られた画素値が書き込まれることになる。
【0054】
なお、領域の境界線と合成基準線との間の画素以外の画素、例えば図5においては境界線の左側の領域R1 の画素、及び合成基準線の右側の領域R6 の画素については、単純貼り込み処理によって求められた貼り込み画像の画素がそのまま画像作成エリアに書き込まれる。
【0055】
以上、透かし合成処理のみが設定された場合について説明したが、回転処理と透かし合成処理が設定された場合には、まず回転処理を行ってから透かし合成処理を行うようにすればよい。ただし、回転処理を行う場合には、上述したように、その内部に合成基準線が設定されている領域については上述した回転処理によって貼り込むべき画素値を求めればよいが、その内部に合成基準線が設定されていない他方の領域については、合成基準線までの画素について回転処理を行って貼り込むべき画素値を求めるようにする。コントラスト処理と透かし合成処理が設定された場合、あるいは回転処理とコントラスト処理と透かし合成処理が設定された場合にも同様である。
【0056】
以上のようにしてステップS5のマスク画像で定められた各領域に対する画像貼り込みが終了すると、次に生成した画像を出力する(ステップS6)。これは、画像作成エリアに書き込まれた画像データを読み出して、適宜な出力装置、例えばカラープリンタあるいはフィルム出力機またはダイレクト刷版機等によって出力すればよい。
【0057】
以上のようであるので、この画像作成方法によれば、領域分割されたマスク画像と、複数の貼り込み画像を用意し、どのような処理を行うかを設定するだけで、コラージュ・コンポジションによって、複数の素材画像から新たな画像を作成する処理を容易に、しかも短時間で行うことができる。
また、マスク画像、貼り込み画像を変更することによって、様々なバリエーションをもった画像のデザインが可能となる。
【0058】
以上、本発明に係る画像作成方法の一実施形態について説明したが、次に、本発明に係る画像作成装置の実施形態について図6を参照して説明する。
【0059】
この画像作成装置は、マスク画像入力装置1、貼り込み画像入力装置2、パラメータ設定装置3、領域認識装置4、パラメータ付与装置5、画像貼り込み装置6、画像出力装置7を備えている。
【0060】
マスク画像入力装置1は、図1のステップS1のうちのマスク画像入力を実行するものであり、スキャナで構成可能である。貼り込み画像入力装置2は、図1のステップS1のうちの貼り込み画像入力を実行するものであり、スキャナで構成可能である。そして、貼り込み画像入力装置2は、図1のステップS2の貼り込み画像の重心位置を求める処理も実行する。パラメータ設定装置3は、図1のステップS4の初期設定を行うためのものである。
【0061】
さて、マスク画像入力装置1で入力されたマスク画像は領域認識装置4に与えられる。領域認識装置4はマスク画像から領域を認識するが、マスク画像が図2(a)に示すものである場合には一つ一つの領域を別個の領域として認識し、マスク画像が図2(b)に示すものである場合には、同じ濃度の領域については同一グループとして認識する。また、領域認識装置4は、認識した各領域について重心位置を求める。
【0062】
このようにしてマスク画像に描かれた領域を認識すると、領域認識装置4はその結果をパラメータ付与装置5に与える。パラメータ付与装置5には、パラメータ設定装置3から初期設定されたパラメータも与えられる。
【0063】
そして、パラメータ付与装置5は、パラメータ設定装置3で単純貼り込み処理が設定された場合には、各領域に対するパラメータとして単純貼り込み処理を付与する。また、パラメータ設定装置3で回転処理が設定された場合には、各領域に対するパラメータとして回転角度を付与し、パラメータ設定装置3でコントラスト処理が設定された場合には、各領域に対するパラメータとして係数を付与する。更に、パラメータ設定装置3で透かし合成処理が設定された場合には、各領域に対するパラメータとして合成基準線を付与する。同様に、パラメータ設定装置3で回転処理とコントラスト処理が設定された場合には、各領域に対するパラメータとして回転角度と係数を付与する。パラメータ設定装置3でその他の処理が設定された場合も同様である。
【0064】
このようにして、各領域に対して、パラメータ設定装置3で設定された処理に対応するパラメータを付与すると、パラメータ付与装置5はその結果を画像貼り込み装置6に与える。画像貼り込み装置6には、パラメータ設定装置3からは初期設定で設定された処理内容が与えられ、貼り込み画像入力装置2からは入力された貼り込み画像が与えられる。そして、これらを用いて、画像貼り込み装置6は図1のステップS5の、各領域に対する画像貼り込みの処理を実行する。この画像貼り込みの処理は上述した通りである。
【0065】
これらのパラメータ設定装置3、領域認識装置4、パラメータ付与装置5、画像貼り込み装置6の各構成要素は、いずれもコンピュータを利用して構築される構成要素であり、最終的に、このコンピュータによって、画像が作成されることになる。
【0066】
画像出力装置7は、画像貼り込み装置6によって作成された画像を出力するものであり、具体的には、例えば、カラープリンタ、フィルム出力機、ダイレクト刷版機等で構成される。
【0067】
以上の構成によって、コラージュ・コンポジションによって、複数の素材画像から新たな画像を作成する処理を容易に、しかも短時間で行うことができるので、従来に比較して作業者の負担を大幅に軽減することができる。
【0068】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能であることは当然である。例えば、透かし合成処理を行わない場合には、画像作成エリアの領域の境界線に対応する位置に、黒または白あるいはその他の適宜な色のデータを書き込むことも可能である。このようにすれば、当該境界線は目地として表現されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像作成方法の一実施形態の処理を示すフローチャートである。
【図2】 マスク画像を説明するための図である。
【図3】 単純貼り込み処理を説明するための図である。
【図4】 回転処理を説明するための図である。
【図5】 透かし合成処理を説明するための図である。
【図6】 本発明に係る画像作成装置の一実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1…マスク画像入力装置
2…貼り込み画像入力装置
3…パラメータ設定装置
4…領域認識装置
5…パラメータ付与装置
6…画像貼り込み装置
7…画像出力装置

Claims (2)

  1. 貼り込みの対象となる複数の貼り込み画像と、その領域が複数の閉領域に領域分割された一つのマスク画像を入力する第1の工程と
    前記入力した各貼り込み画像の重心位置を求める第2の工程と、
    前記入力したマスク画像について、分割されている各閉領域を求め、それら各閉領域の重心位置を求める第3の工程と、
    マスク画像の各閉領域に画像を貼り込むに際して貼り込む画像を回転させる回転処理を行うか否か、貼り込む画像のコントラストを変化させるコントラスト処理を行うか否か、マスク画像の隣接する閉領域に貼り込まれる画像間での透かし合成を行う透かし合成処理を行うか否か、前記回転処理、コントラスト処理、透かし合成処理の何れの処理をも行わない単純貼り込み処理を行うか否かを設定する第4の工程と、
    マスク画像の各閉領域に対して貼り込む貼り込み画像を対応させ、各閉領域に対して、前記第4の工程で設定された処理により対応付けられた貼り込み画像の貼り込みを行う第5の工程と
    を備える画像作成方法であって、
    前記第5の工程は、
    前記第4の工程において単純貼り込み処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させた状態で、且つ回転しない状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、
    前記第4の工程において回転処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対して回転角度を与え、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させ、且つ当該貼り込み画像を当該閉領域に対して与えられた回転角度だけ回転させた状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、
    前記第4の工程において単純貼り込み処理とコントラスト処理、または回転処理とコントラスト処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対してコントラストを変化させるための係数を与え、前記単純貼り込み処理または前記回転処理によって閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その求めた画素値の各色成分に対して、それぞれ、当該閉領域に対して与えられたコントラストを変化させるための係数を乗算し、得られた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、
    前記第4の工程において、少なくとも透かし合成処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の境界線に沿って合成基準線を設定すると共に、閉領域の境界線と合成基準線との間の点に対して透かし合成のためのブレンド比を定め、その内部に合成基準線が設定されている閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その内部に合成基準線が設定されていない隣接する他方の閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって合成基準線までの各点の位置に貼り込む画素値を求め、閉領域の境界線と前記合成基準線との間の各点の位置において2つの貼り込み画像の画素値とブレンド比を用いて透かし合成を行って、当該閉領域の境界線と合成基準線との間の各点の位置における画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行う
    ことを特徴とする画像作成方法。
  2. 貼り込みの対象となる複数の貼り込み画像と、その領域が複数の閉領域に領域分割された一つのマスク画像を入力する入力手段と、
    マスク画像の各閉領域に画像を貼り込むに際して貼り込む画像を回転させる回転処理を行うか否か、貼り込む画像のコントラストを変化させるコントラスト処理を行うか否か、マスク画像の隣接する閉領域に貼り込まれる画像間での透かし合成を行う透かし合成処理を行うか否か、前記回転処理、コントラスト処理、透かし合成処理の何れの処理をも行わない単純貼り込み処理を行うか否かを設定する設定手段と、
    前記入力手段で入力した各貼り込み画像の重心位置を求めると共に、前記入力手段で入力したマスク画像について、分割されている各閉領域を求め、それら各閉領域の重心位置を求める第1の処理と、マスク画像の各閉領域に対して貼り込む貼り込み画像を対応させ、各閉領域に対して、前記設定手段で設定された処理により対応付けられた貼り込み画像の貼り込みを行う第2の処理を行う画像貼り込み手段と
    を備える画像作成装置であって、
    前記画像貼り込み手段は、前記第2の処理においては、
    前記設定手段において単純貼り込み処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させた状態で、且つ回転しない状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、
    前記設定手段において回転処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対して回転角度を与え、マスク画像の閉領域の重心と、当該閉領域に対応付けられた貼り込み画像の重心とを一致させ、且つ当該貼り込み画像を当該閉領域に対して与えられた回転角度だけ回転させた状態で当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、
    前記設定手段において単純貼り込み処理とコントラスト処理、または回転処理とコントラスト処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意すると共に、マスク画像の各閉領域に対してコントラストを変化させるための係数を与え、前記単純貼り込み処理または前記回転処理によって閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その求めた画素値の各色成分に対して、それぞれ、当該閉領域に対して与えられたコントラストを変化させるための係数を乗算し、得られた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行い、
    前記設定手段において、少なくとも透かし合成処理が設定された場合には、
    マスク画像と同サイズの画像作成エリアを用意し、マスク画像の閉領域の境界線に沿って合成基準線を設定すると共に、閉領域の境界線と合成基準線との間の点に対して透かし合成のためのブレンド比を定め、その内部に合成基準線が設定されている閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって当該閉領域の各点の位置に貼り込む画素値を求め、その内部に合成基準線が設定されていない隣接する他方の閉領域については前記単純貼り込み処理、回転処理またはコントラスト処理によって合成基準線までの各点の位置に貼り込む画素値を求め、閉領域の境界線と前記合成基準線との間の各点の位置において2つの貼り込み画像の画素値とブレンド比を用いて透かし合成を行って、当該閉領域の境界線と合成基準線との間の各点の位置における画素値を求め、求めた画素値を、画像作成エリアの当該閉領域に対応する領域の各位置に書き込む処理を、マスク画像の全ての閉領域について行う
    ことを特徴とする画像作成装置。
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