JP4393779B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルを利用して冷却除湿及び衣類乾燥等をおこなう除湿乾燥機に搭載される熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱交換器を搭載した除湿乾燥機は、特開昭63−135731号公報に記載されたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
以下、その除湿乾燥機について図7を参照しながら説明する。
【0004】
図7に示すように除湿乾燥機101は、圧縮機102、凝縮器103、絞り装置104、蒸発器105をこの順に冷媒配管106で接続して冷凍サイクルを形成し、蒸発器105で除湿対象となる空気を冷却除湿するヒートポンプを本体としており、蒸発器105から凝縮器103への風路中に熱交換器107が配置されている。
【0005】
上記のように構成された除湿乾燥機101において、流入口108から流入した空気は熱交換器107へ入り、すでに蒸発器105により冷却除湿された空気と熱交換して予冷され、その後蒸発器105を通って除湿される。
【0006】
【特許文献1】
特開昭63−135731号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の除湿乾燥機101では、熱交換器107を搭載すること及び熱交換器107から蒸発器105へ向かう空気の流れが270°変化する風路構成となるため風路構成が複雑になり、除湿乾燥機101が大型となるという課題があり、除湿乾燥機101の小型化を可能とする効率の良い風路を構成できる熱交換器の形状が要求されている。
【0008】
また、風路構成が複雑なため、熱交換器107、凝縮器103及び蒸発器105において風速分布に偏りが生じ、伝熱性能が十分に発揮できないという課題があり、伝熱性能を向上させ効率を向上することが要求されている。
【0009】
また、熱交換器107の通気抵抗が大きいため除湿対象の空気を少量しか流せないという課題があり、熱交換器107の通気抵抗の低減が要求されている。
【0010】
また、流入口108から流入した空気と蒸発器105により冷却除湿された空気との熱交換が行われる際、熱交換器107の流入口108から蒸発器105へ向かう風路において結露が発生し、熱交換器107の通気抵抗が増大し、また伝熱性能が低下するという課題があり、熱交換器107における結露水を速やかに処理することが要求されている。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、除湿乾燥機の小型化ができ、効率を向上することができ、通気抵抗を低減でき、また結露水を速やかに処理することができる熱交換器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱交換器は上記目的を達成するために、蒸発器と凝縮器との間に流入口から前記蒸発器へ向かう風路を形成し、除湿対象となる空気の前記蒸発器方向への出口部分を風向に対し前記蒸発器方向に前記蒸発器側が上になるように傾斜させたことを特徴とするものである。
【0013】
本発明によれば、効率のよい風路構成が可能で結露水を速やかに処理することができる熱交換器を得ることができる。
【0014】
また他の手段は、流入口から蒸発器へ向かう風路に除湿対象となる空気を均一に流すように前記蒸発器側の前記風路の風路幅が狭く凝縮器側の前記風路の風路幅が広くなるように複数の風路リブAを不規則に設けたことを特徴とするものである。
【0015】
本発明によれば、除湿乾燥機の効率を向上することができ、通気抵抗を低減できる熱交換器を得ることができる。
【0016】
また他の手段は、蒸発器から凝縮器へ向かう風路に複数の風路リブBを前記凝縮器へ流入する空気の温度分布を均一化するように前記風路の風路幅が鉛直方向上側が広く中央から下側が狭く最下段の風路幅が広くなるように不規則に設けたことを特徴とするものである。
【0017】
本発明によれば、除湿乾燥機の効率を向上することができる熱交換器を得ることができる。
【0020】
また他の手段は、流入口から蒸発器へ向かう風路出口の開口高さを前記風路の風路高さよりも大きい寸法としたことを特徴とするものである。
【0021】
本発明によれば、結露水を速やかに処理することができる熱交換器を得ることができる。
【0022】
また他の手段は、少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に撥水性処理がなされていることを特徴とするものである。
【0023】
本発明によれば、結露水を速やかに処理することができる熱交換器を得ることができる。
【0024】
また他の手段は、少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に親水性処理がなされていることを特徴とするものである。
【0025】
本発明によれば、通気抵抗を低減でき、除湿乾燥機の効率を向上することができる熱交換器を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明は、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から前記凝縮器へ流れる前記蒸発器にて冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように熱交換器を配置し、前記流入口を前記熱交換器の上面に設け前記熱交換器の上面から除湿対象となる空気を吸い込む除湿乾燥機において、前記蒸発器と前記凝縮器との間に前記流入口から前記蒸発器へ向かう風路を形成し、前記熱交換器の前記除湿対象となる空気の前記蒸発器方向への出口部分を風向に対し前記蒸発器方向に前記蒸発器側が上になるように傾斜させたものであり、前記蒸発器へ向かう前記風路の出口を前記蒸発器方向に前記蒸発器側が上になるように傾斜させることにより、偏向効果で前記蒸発器へ向かう前記風路の出口における除湿対象空気の風向が前記蒸発器方向へ近づくため効率よく風路を構成でき、除湿乾燥機の小型化が可能となり、また、前記熱交換器出口の傾斜を利用して前記熱交換器に発生した結露水を速やかに処理することができる。
【0027】
また、流入口から蒸発器へ向かう風路に除湿対象となる空気を均一に流すように前記蒸発器側の前記風路の風路幅が狭く凝縮器側の前記風路の風路幅が広くなるように複数の風路リブAを不規則に設けたものであり、前記流入口から前記蒸発器へ向かう風路のうち、前記蒸発器に近い側の風路幅が狭く、前記蒸発器から離れた側の風路幅が広くなるように風路リブAを設けることにより、前記熱交換器の前記流入口から前記蒸発器へ向かう風路に除湿対象となる空気を均一に流し、前記熱交換器の前記熱交換器の前記流入口から前記蒸発器へ向かう風路の通気抵抗を低減でき、また効率を向上させることができる。
【0028】
また、蒸発器から凝縮器へ向かう風路に複数の風路リブBを前記凝縮器へ流入する空気の温度分布を均一化するように前記風路の風路幅が鉛直方向上側が広く中央から下側が狭く最下段の風路幅が広くなるように不規則に設けたものであり、熱交換器の前記蒸発器から前記凝縮器へ向かう風路から流出し前記凝縮器へ流入する空気の温度分布を均一化することにより、前記凝縮器における効率を向上させることができ、また、前記熱交換器を通過した後、前記凝縮器を流れる冷媒の出口付近に流入する空気の前記熱交換器を通過する風速を速くし、低温空気が前記凝縮器の冷媒出口付近へ流入するように前記風路リブBを設けることにより、前記凝縮器出口における冷媒の過冷却度を大きくすることができ、効率を向上させることができる
【0030】
また、流入口から蒸発器へ向かう風路出口の開口高さを前記風路の風路高さよりも大きい寸法としたものであり、熱交換器出口における結露水のブリッジを防止し通気抵抗を低減することができ、また結露水を速やかに処理することができる。
【0031】
また、少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に撥水性処理がなされているものであり、流入口から蒸発器へ向かう風路に発生した結露水を速やかに処理することができる。
【0032】
また、少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に親水性処理がなされているものであり、流入口から蒸発器へ向かう風路に発生した結露水の風路内部でのブリッジを防止し通気抵抗を低減できる。
【0033】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0034】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について図1、2及び3を参照しながら説明する。
【0035】
図1は本実施例に用いる熱交換器の概略分解斜視図、図2は伝熱板の積層時の概略斜視図、図3は熱交換器を搭載した除湿乾燥機の概略断面図である。
【0036】
図1及び図2において、伝熱板A1と伝熱板B2を交互に積層することにより構成される熱交換器107はそれぞれの伝熱板の表裏に風路A3と風路B4とが構成され、風路A3及び風路B4を流れる流体はそれぞれの伝熱板を介して熱交換を行う。
【0037】
実際は多数の伝熱板A1及び伝熱板B4が交互に積層されているが、簡略のため4枚の伝熱板を示している。
【0038】
伝熱板A及び伝熱板Bは平面形状が台形状をなし、厚さがたとえば0.2mmのポリスチレンシートの真空成型加工により成型されており、伝熱板A1は中空凸上に、例えば凸高さ2mm、幅1mmに形成された風路リブA5を台形の平行な対辺と略並行、略等間隔に複数、たとえば3本備え、風路リブA5により風路A3及び伝熱面A6が形成される。
【0039】
風路A3の出入口部分には伝熱板A1の縁を風路リブA5の凸方向とは反対方向へ、例えば伝熱面A6の表面に対し1mmの位置まで折り曲げられた風路端面7を設け、風路リブA5の延長線上に風路端面7と同一平面を有する突起A8を複数個、例えば3個を、伝熱面A6に対する凸高さを例えば3mmに形成し、風路リブA5の両端は突起A8の風路端面7と同一面と対向する面と連続して形成されている。
【0040】
伝熱板A1の外周縁部のうち台形の平行をなす対辺部分に風路リブ5の凸方向と同方向に中空凸状であり風路リブA5と等しい高さに形成した外周リブA9を例えばその幅が5mmとなるように備え、外周リブA9の表面は伝熱面A6と平行をなし、外側側面の中央部は伝熱面A6と同位置まで折り曲げられ風路開口部A10が形成され、両端部分、例えばコーナーから5mmの部分は風路端面7と同位置まで折り曲げられ風路端面カバー11が形成されている。
【0041】
外周リブA9のそれぞれの両端表面には、外周リブA9と等しい幅であり、長さが外周リブA9の幅寸法よりも小さい、例えば3mmのコーナー支持突起12を外周リブA9の表面に対する凸高さが風路B4の風路高さと等しい寸法となるように設ける。
【0042】
一方、伝熱板B2は中空凸上に、例えば凸高さ1mm、幅1mmに形成された風路リブB13を伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に積層する際、風路リブA5と斜交し、台形の平行な対辺をそれぞれ略等間隔に分割するように、複数例えば9本備え、風路リブB13により風路B4及び伝熱面B14が形成される。
【0043】
風路B4の出入口部分には伝熱板B2の縁を風路リブB13の凸方向とは反対方向へ、例えば伝熱面B14の表面に対し2mmの位置まで折り曲げられた風路端面7を設け、風路リブB13の延長線上に風路端面7と同一平面を有する突起B15を複数個、例えば5個を伝熱面B14に対する凸高さを例えば3mmに形成し、風路リブB13の両端は突起B15の風路端面7と同一面と対向する面と連続して形成されている。
【0044】
伝熱板B2の外周縁部のうち、伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に積層する際、風路A3の出入口が形成される一対の外周縁部に風路リブB13の凸方向と同方向に中空凸状であり風路リブB13と等しい高さに形成した外周リブB16を例えばその幅が5mmとなるように備え、外周リブB16の表面は伝熱面B14と平行をなし、外側側面の中央部は伝熱面B14と同位置まで折り曲げられ風路開口部B17が形成され、両端部分、例えばコーナーから5mmの部分は風路端面7と同位置まで折り曲げられ風路端面カバー11が形成されている。
【0045】
外周リブB16のそれぞれの両端表面には、外周リブB16と等しい幅であり、長さが外周リブB16の幅寸法よりも小さい、例えば3mmのコーナー支持突起12を外周リブB16の表面に対する凸高さが風路A3の風路高さと等しい寸法となるように設ける。
【0046】
また、風路A3を構成する伝熱板A1の表面及び伝熱板B2の裏面には撥水性処理がなされている。
【0047】
上記のように成形された伝熱板A1及び伝熱板B2を交互に積層する際、風路リブA5、風路リブB13、外周リブA9及び外周リブB16の表面が隣接する伝熱板の裏面に当接し、風路A3及び風路B4の風路高さを保持し、風路A3の出入口では突起A8が隣接する伝熱板B2に設けられた外周リブB16の裏面と当接し、風路B4の出入口では突起B15が隣接する伝熱板A1に設けられた外周リブA9の裏面と当接することにより風路A3及び風路B4の風路開口高さを保持する。
【0048】
風路A3及び風路B4の風路高さは通気抵抗、熱交換効率などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから設計されている。
【0049】
また、コーナー部において、コーナー支持突起12の表面と隣接する伝熱板に形成された外周リブA9及び外周リブB16の裏面が当接することにより熱交換器のコーナー部分の積層方向の強度が保たれる。
【0050】
また、風路端面7と外周リブA9及び外周リブB16との当接、風路端面カバー11と外周リブA9及び外周リブB16との当接により風路A3及び風路B4の外周部における密封が行われる。
【0051】
図3は上記のように構成された熱交換器107を搭載した除湿乾燥機101の風路構成等をしめす概略断面図である。
【0052】
圧縮機102、凝縮器103、絞り装置としてのキャピラリーチューブ18、蒸発器105を順次冷媒配管106で接続し、R134aを充填した冷凍サイクルを形成し、蒸発器105と凝縮器103との間に、熱交換器107の風路A3が流入口108から蒸発器105へ向かう風路を形成し、風路A3を流れる空気が鉛直下向き方向へ流れ、風路A3の出口に設けた傾斜が蒸発器105方向となるように配置する。
【0053】
除湿対象となる空気は流入口108から熱交換器107の風路A3、蒸発器105、熱交換器107の風路B4及び凝縮器103を順次通過し、送風ファン19により除湿乾燥機101より流出され、熱交換器107において、風路A3を流れる除湿対象空気と風路B4を流れる蒸発器105にて冷却除湿された空気との熱交換を行い、風路A3を流れる除湿対象空気の予冷を行い、蒸発器105において除湿対象空気の冷却除湿が行われ、風路A3を流れる除湿対象空気の予冷により蒸発器105における冷却除湿の顕熱負荷を低減でき、除湿冷却器101の消費電力を低減できる。
【0054】
上記構成において、風路A3の出口に設けた傾斜が蒸発器105方向に蒸発器105側が上となるように配置することにより、偏向効果で熱交換器107の風路A3の出口における除湿対象空気の風向が蒸発器105方向へ近づくため効率のよい風路構成ができ、除湿乾燥機101の小型化が可能となる。
【0055】
また、流入口108から蒸発器105へ向かう風路を撥水処理がなされている伝熱板A1の表面及び伝熱板Bの裏面により構成される風路A3とし、風路A3を流れる空気を鉛直下向きへ流すことで、風路A3を流れる除湿対象空気と風路B4を流れる冷却除湿された低温空気との熱交換により風路A3に発生した結露水は風路A3の出口方向へ流れやすくなり、さらに風路A3の出口へ流れてきた結露水は風路A3出口に設けた傾斜により傾斜の先端から滴下しやすくなり、熱交換器107に発生した結露水を速やかに処理することができる。
【0056】
なお、本実施例では、熱交換器107を構成する伝熱板A1及び伝熱板B2の平面形状を台形としたが、除湿乾燥機101に搭載する際、風路A3の出口に設けた傾斜が蒸発器105方向となるように配置可能な形状であれば同様の作用効果を得ることができる。
【0057】
また、伝熱板を積層することのみで熱交換器を得ているが、側面を熱溶着、当接個所に接着材を塗布する、またはフレームに収める等により一体化させても同様の作用効果を得ることができる。
【0058】
また、伝熱板の材料としてポリスチレンシートを用い、真空成形による一体成形としたが、材料として、ABS、ポリプロピレン、ポリエチレン等のその他の熱可塑性樹脂フィルム、アルミニウム等の薄圧金属板などを用いてもよく、また成形方法についても、圧空成形、超高圧成形、プレス成形等の他の工法により伝熱板を一体成形してもよく、伝熱面が伝熱性を有する材質からなるその他の工法から得られた熱交換器を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0059】
また、冷凍サイクルに充填する冷媒としてR134aを用いたが、その他のHFC系をはじめとするフロン系冷媒、プロパン、イソブタン等のHC系冷媒、炭酸ガス、アンモニア等の自然冷媒を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0060】
また、本実施例における各部の寸法値及び個数は一例であり、特にその値に限定されることなく、通気抵抗、熱交換効率などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0061】
(実施例2)
次に本発明の実施例2について、図4、5及び6を参照しながら説明する。
【0062】
なお、実施例1と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0063】
図4は本実施例に用いる熱交換器の風路Aの断面における除湿乾燥機の概略断面図、図5は同風路Bの断面のおける除湿乾燥機の概略断面図、図6は風路Aの出口部分の概略断面拡大図である。
【0064】
に示すように、伝熱板A1に設けられた風路リブA5は蒸発器105側の風路幅が狭く、凝縮器103側の風路幅が広くなるように、例えば蒸発器105側のからそれぞれの風路を風路A3a、風路A3b、風路A3c、風路A3dとし、その幅を12mm、15mm、18mm、22mmとなるように形成する。
【0065】
また図に示すように、伝熱板B2に設けられた風路リブB13は、風路リブB13により形成される複数の風路の風路幅が、鉛直方向上側が広く、中央から下側が狭く、最下段の風路幅が広くなるように、例えば蒸発器105側の風路開口幅は最上段から4段目まで及び最下段を20mm、それ以外の風路開口幅を10mmとし、凝縮器103側の風路開口幅は最上段から3段目までが25mm、最下段が30mm、下から2段目が5mm、下から3段目から6段目までが12mm、中央部が32mmとなるように設け、また鉛直方向中央から下方において、水平方向中央部分で蒸発器側の風路リブB13aと凝縮器側の風路リブB13bが流れに略垂直な方向に交互に配置されるように、蒸発器105側の風路リブB13aは蒸発器105側の風路出入口から中央付近まで、凝縮器103側の風路リブB13bは中央付近から凝縮器103側の風路出入口まで形成する。
【0066】
また、図6に示すように風路A3の出口の開口高さは風路A3の風路高さよりも大きい寸法となるように形成する。
【0067】
また、風路A3を構成する伝熱板A1の表面及び伝熱板B2の裏面には親水性処理がなされている。
【0068】
上記構成において、風路A3の風路幅を風路長が短い蒸発器105側の風路幅が狭く、風路長が長い凝縮器103側の風路幅が広くなるように形成することにより、流入口108から蒸発器105へ流れる空気は風路A3を均一に流れ、通気抵抗が低減でき、熱交換効率を向上することができる。
【0069】
また、略等間隔に風路リブB16を設けた際、風路B4の通過風量が多い鉛直方向中央から下側の風路幅を狭くし、通過風量の少ない鉛直方向上側の風路幅を広くすることで、風路B4を通過する空気の鉛直方向中央から下側の風路での温度上昇が増大し、鉛直方向上側の風路での温度上昇が低下し、凝縮器103へ流入する空気の温度が均一化し、凝縮器103の効率を向上させることができる。
【0070】
また、鉛直方向中央から下方において、風路リブB16を風路リブB16a及び風路リブB16bに分断されているため、新たな温度境界層が形成され伝熱が促進され、蒸発器105方向から流れてきた空気が風路リブB16bの上流側の端面に衝突することでさらに伝熱が促進され、熱交換効率を向上することができる。
【0071】
また、凝縮器103の冷媒出口部分へ流入する空気が通過する風路B4の最下段の風路幅を広くし、最下段を通過する空気の風量を増加させ、風路B4の最下段を通過し凝縮器103の下方に流入する空気を低温空気とすることで、凝縮器103から流出する冷媒の過冷却度を大きくすることが可能となり、効率を向上することができる。
【0072】
また流入口108から蒸発器105へ向かう風路A3を構成する伝熱板A1の表面及び伝熱板Bの裏面に親水性処理を行うことにより、風路A3を流れる除湿対象空気と風路B4を流れる冷却除湿された低温空気との熱交換により風路A3に発生した結露水の風路A3内部でのブリッジを防止でき、通気抵抗を低減できる。
【0073】
また、風路A3の出口の開口高さを風路A3の風路高さよりも大きい寸法となるように形成することで、風路A3に発生した結露水の風路A3出口でのブリッジを防止し、通気抵抗を低減でき、風路A3に発生した結露水を速やかに処理することができる。
【0074】
なお、本実施例における各部の寸法値は一例であり、特にその値に限定されることなく、通気抵抗、熱交換効率などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
【0075】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、蒸発器と凝縮器との間に流入口から前記蒸発器へ向かう風路を形成し、前記蒸発器へ向かう前記風路の出口を前記蒸発器方向に前記蒸発器側が上になるように傾斜させることにより、偏向効果で前記蒸発器へ向かう前記風路の出口における除湿対象空気の風向が前記蒸発器方向へ近づくため効率よく風路を構成でき、除湿乾燥機の小型化が可能となり、また、前記蒸発器へ向かう前記風路の出口の傾斜を利用して熱交換器に発生した結露水を速やかに処理することができる熱交換器を得ることができる。
【0076】
また、流入口から蒸発器へ向かう風路に除湿対象となる空気を均一に流すように前記蒸発器側の前記風路の風路幅が狭く凝縮器側の前記風路の風路幅が広くなるように複数の風路リブAを不規則に設けたものであり、流入口から蒸発器へ向かう風路のうち、蒸発器に近い側の風路幅を狭く、蒸発器から離れた側の風路幅を広く形成することにより、熱交換器の流入口から前記蒸発器へ向かう風路に除湿対象となる空気を均一に流し、流入口から蒸発器へ向かう風路の通気抵抗を低減でき、また効率を向上させることができる熱交換器を得ることができる。
【0077】
また、蒸発器から凝縮器へ向かう風路を形成する風路に複数の風路リブBを前記凝縮器へ流入する空気の温度分布を均一化するように前記風路の風路幅が鉛直方向上側が広く中央から下側が狭く最下段の風路幅が広くなるように不規則に設け、凝縮器へ流入する空気の温度分布を均一化することにより、凝縮器における効率を向上させることができ、また、低温空気が凝縮器の冷媒出口付近へ流入するように風路リブBを設けることにより、凝縮器出口における冷媒の過冷却度を大きくすることができ、効率を向上させることができる熱交換器を得ることができる。
【0079】
また、流入口から蒸発器へ向かう風路出口の開口高さを前記風路の風路高さよりも大きい寸法とすることで、熱交換器出口における結露水のブリッジを防止し通気抵抗を低減することができ、また結露水を速やかに処理することができる熱交換器を得ることができる。
【0080】
また、少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に撥水性処理を行うことにより、流入口から蒸発器へ向かう風路に発生した結露水を速やかに処理することができる熱交換器を得ることができる。
【0081】
また、少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に親水性処理を行うことにより、流入口から蒸発器へ向かう風路に発生した結露水の風路内部でのブリッジを防止し通気抵抗を低減できる熱交換器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の熱交換器の概略分解斜視図
【図2】同積層状態の概略斜視図
【図3】同熱交換器を搭載した除湿乾燥機の概略断面図
【図4】本発明の実施例2の熱交換器の風路Aの断面における除湿乾燥機の概略断面図
【図5】同風路Bの断面のおける除湿乾燥機の概略断面図
【図6】風路Aの出口部分の概略断面拡大図
【図7】従来の除湿装置の概略構成図
【符号の説明】
1 伝熱板A
2 伝熱板B
3 風路A
3a 風路A
3b 風路A
3c 風路A
3d 風路A
4 風路B
5 風路リブA
6 伝熱面A
7 風路端面
8 突起A
9 外周リブA
10 風路開口部A
11 風路端面カバー
12 コーナー支持突起
13 風路リブB
13a 風路リブB
13b 風路リブB
14 伝熱面B
15 突起B
16 外周リブB
17 風路開口部B
18 キャピラリーチューブ
19 送風ファン

Claims (6)

  1. 圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から前記凝縮器へ流れる前記蒸発器にて冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように熱交換器を配置し、前記流入口を前記熱交換器の上面に設け前記熱交換器の上面から除湿対象となる空気を吸い込む除湿乾燥機において、前記蒸発器と前記凝縮器との間に前記流入口から前記蒸発器へ向かう風路を形成し、前記熱交換器の前記除湿対象となる空気の前記蒸発器方向への出口部分を風向に対し前記蒸発器方向に前記蒸発器側が上になるように傾斜させたことを特徴とする熱交換器。
  2. 流入口から蒸発器へ向かう風路に除湿対象となる空気を均一に流すように前記蒸発器側の前記風路の風路幅が狭く凝縮器側の前記風路の風路幅が広くなるように複数の風路リブAを不規則に設けたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 蒸発器から凝縮器へ向かう風路に複数の風路リブBを前記凝縮器へ流入する空気の温度分布を均一化するように前記風路の風路幅が鉛直方向上側が広く中央から下側が狭く最下段の風路幅が広くなるように不規則に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換器。
  4. 流入口から蒸発器へ向かう風路の出口の開口高さを前記風路の風路高さよりも大きい寸法としたことを特徴とする請求項1、2または3記載の熱交換器。
  5. 少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に撥水性処理がなされていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の熱交換器。
  6. 少なくとも流入口から蒸発器へ向かう風路を形成する伝熱面に親水性処理がなされていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の熱交換器。
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