JP4393439B2 - 回転打撃型掘削装置のリングビット - Google Patents
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Description
従来の円筒状のリングビットの先端面に形成された突起刃は、円錐形先端がリングビットの外周向きに形成された外向き突起刃と、円錐形先端がリングビットの内周向きに形成された内向き突起刃とから構成されている。そして、外向き突起刃は36度の等間隔で円筒状のリングビットの円周方向に形成され、或る一つの外向き突起刃より円周方向に18度回転する位置からは内向き突起刃が72度の等間隔で円筒状のリングビットの円周方向に形成されている。
また、円筒状のリングビットの円形内部にはインナービットが配置されている。インナービットの先端面にはその円周方向に外向き突起刃と内向き突起刃とが交互に形成され、又外向き突起刃及び内向き突起刃はそれぞれ円周方向に等間隔で形成されている。
そして、リングビットの先端面に形成された外向き突起刃と内向き突起刃とが掘削面を1分間に2000回以上打撃を繰り返しながら60回前後回転することにより、掘削面の表面には二重円状の打撃点が円周方向に形成され、隣り合う打撃点の間で亀裂が生じて掘削面を掘削する構造になっている。
また、打撃回数が一定以上、実験によると打撃回数が36回を超えると、各外向き突起刃及び内向き突起刃は新しい場所を打撃することがなくなり、これまで打撃した箇所のみを繰り返し打撃することになる。
ところで、各外向き突起刃及び内向き突起刃が掘削面を打撃する場合、円錐状の突起刃の先端が最初に掘削面の表面に当たることになるが、これまでに打撃した点のみを繰り返して打撃するようになると、掘削面の打撃点は突起刃の形状に対応する円錐状の窪みとなり、その結果、円錐状の突起刃の先端以外の特定部分が最初に掘削面の表面の円錐状の窪みの打撃点に当たることになる。
リングビットの先端面に形成された各外向き突起刃及び内向き突起刃は、円錐状の突起刃の先端が最初に掘削面の表面に当たることで掘削するように強度設計されているため、円錐状の突起刃の先端以外の特定部分が最初に掘削面の表面に当たり、これが繰り返し行われる場合には、円錐状の突起刃の先端以外の特定部分が早期に磨耗損傷して耐久性が低下し、その結果、リングビットの交換頻度が早まるという問題があった。
これにより、掘削面の表面に打撃点から短い長円線状の穴を形成すると共に隣り合う打撃点の間隔を狭めその間の亀裂を生じ易くして掘削表面を崩し易くし、掘削深さが同じ場合には従来に比べて掘削時間を短縮でき、また掘削時間が同じ場合には従来に比べてより深く掘削することができ、更に、従来のリングビットでは掘削できないような硬い岩盤も掘削することができる。
実験の結果によれば、回転打撃型掘削装置の掘削性能を岩盤掘削の場合で30%前後高めることができ、また、回転打撃型掘削装置の掘削性能を軟弱地盤の掘削の場合で50%前後高めることができ、回転打撃型掘削装置の掘削性能を高めることができる。
これに加えて、実験結果からわかるように、従来のリングビットを使用した場合に比べて、掘削面の表面に形成される二重円状の打撃点の数が飛躍的に増加して打撃点は短い長円線状になり、リングビットの先端面に形成した外向き突起刃及び内向き突起刃は、その先端が掘削面の表面に最初に当たる回数が増加し、また突起刃の先端以外の部分が掘削面の表面に最初に当たる回数を大幅に減らすことができると共に、突起刃の先端以外の部分も特定部分のみが当たるのを防いで満遍なく当たるようにすることができる。
これにより、突起刃の先端以外の特定部分が早期に磨耗損傷して耐久性が低下するのを防ぎ、これを通じて、リングビットの耐久性を高めることができるので、リングビットの交換頻度を従来のリングビットの使用の場合に比べて少なくでき、従って、リングビットの使用個数を減らすことができ、部品コストを安くすることが可能となる。
さらに、リングビットの磨耗損傷に伴う掘削中における部品交換の回数を少なくすることができ、これにより、掘削作業中における部品交換による作業中断時間を少なくできるので、掘削作業時間の短縮化も図ることが可能となる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
図示しない回転打撃型掘削装置に回転自在且つ前後方向に高速で往復動して打撃自在に装着されている回転ケーシング1の先端部にリングビット2を螺子込んで取り付ける。同様に回転ケーシング1の内部に挿入されているインナーロッド3の先端部にインナービット4を螺子込んで取り付ける。
11 排出通路
2 リングビット
21 外向き突起刃
22 内向き突起刃
23 縦溝
24 横溝
3 インナーロッド
31 供給通路
4 インナービット
41 外向き突起刃
42 内向き突起刃
43 噴出孔
44 縦溝
Claims (1)
- 掘削先端部に設けられた回転する円筒状のリングビットの先端面の円周方向に間隔をあけて形成された複数の突起刃が、円錐形先端がリングビットの外周向きに形成された外向き突起刃と円錐形先端がリングビットの内周向きに形成された内向き突起刃とから構成される回転打撃型掘削装置のリングビットにおいて、前記リングビットの先端面に円周方向に10基の外向き突起刃を間隔をあけて形成し、2基の外向き突起刃の中心角度の半分となる真ん中位置に内向き突起刃を一つ置きに飛ばして5基形成し、真ん中位置に内向き突起刃が形成された2基の外向き突起刃の配置間隔をそれぞれ中心角度36度の等間隔にすると共に、真ん中位置に内向き突起刃が非形成の2基の外向き突起刃の配置間隔を僅かに変えて中心角度38度、37度、36度、35度、34度とし、少なくとも一部を非等間隔にしたことを特徴とする回転打撃型掘削装置のリングビット。
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JP2005305096A JP4393439B2 (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 回転打撃型掘削装置のリングビット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005305096A JP4393439B2 (ja) | 2005-10-19 | 2005-10-19 | 回転打撃型掘削装置のリングビット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007113259A JP2007113259A (ja) | 2007-05-10 |
JP4393439B2 true JP4393439B2 (ja) | 2010-01-06 |
Family
ID=38095706
Family Applications (1)
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