JP4392952B2 - 符号化装置及び符号化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変長符号化データを伝送路に応じて固定長符号化する多重化処理に用いて好適な符号化装置及び符号化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、MPEG(Moving Picture Experts Group)2規格〔ISO/IEC(International Organization for Standardization/International Electrotechnical Commission:国際標準化機構/国際電気標準会議)13818−1〜3〕に準拠するディジタル処理システムが映像伝送システムの標準となりつつある。
【0003】
図4は、ISO/IEC13818−1〜3に従う一般的なディジタル伝送装置の送信側の構成を示すブロック図である。
図4において、301はディジタル映像データをISO/IEC13818−2に従うように圧縮する映像符号器、302はディジタル音声データをISO/IEC13818−3に従うように圧縮する音声符号器である。
【0004】
303は映像符号器301の出力である映像エレメンタリストリームをISO/IEC13818−1のパケッタイズド・エレメンタリストリーム(PES:Packetized Elementary Stream)に従ってパケット化するパケッタイザ、304は音声符号器302の出力である音声エレメンタリストリームをISO/IEC13818−1のPESに従うようにパケット化するパケッタイザ、305はパケッタイザ303、304の出力である映像PES及び音声PESをISO/IEC13818−1のトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)に従ってそれぞれのPESをトランスポートストリームパケットにパケット化して多重するTS多重器である。
【0005】
次に動作について説明する。
映像データ及び音声データは映像符号器301、音声符号器302にそれぞれ入力される。映像符号器301では、ISO/IEC13818−2に従うように、空間的、時間的に相関性の高い情報を検査し、冗長度の低いデータヘ変換することにより情報量の圧縮を行う。音声符号器302では、ISO/IEC13818−3に従うように情報量の圧縮を行う。
【0006】
これら圧縮されたデータ列の中で、単独で伸張可能な単位をアクセスユニット(AU)と呼び、映像AU及び音声AUのデータ列をそれぞれ映像エレメンタリストリーム(映像ES)、音声エレメンタリストリーム(音声ES)と呼ぶ。映像ES、音声ESはそれぞれパケッタイザ303、304に入力され、一般的にはアクセスユニットを基準とする単位で、そのESの属性を表すストリームIDや復号側における復号時間や表示時間を示すタイムスタンプ情報などと共に可変長なパケットにパケット化(PES)される。
【0007】
TS多重器305は映像PES、音声PESを受け取り、トランスポートストリーム(TS)に変換し出力する。
【0008】
図5は、上記TS多重器305の詳細な構成を示すブロック図である、
図5において、306は入力された映像PESを蓄えるRAM等のメモリ、307は入力された音声PESを蓄えるRAM等のメモリ、308及び309はメモリ306、307に蓄えられた映像PES及び音声PESを、ISO/IEC13818−1に従うようにそれぞれトランスポートストリームパケットに変換するTSパケッタイザである。
【0009】
310はISO/IEC13818−1に示されるPID(Packet Identifier)の定義など、TSの総合的な付属情報をPSI(Program Specific Information:プログラム仕様情報)として生成し記憶しておくメモリ、311は復号側の受信時刻を規定する基準時刻を表すプログラムクロックリファレンス(PCR:Program ClockReference)を発生させるPCR発生器、312は伝送路に応じてレート調整するためのレート変換用FIFOである。
【0010】
以下、上記構成によるTS多重器305の動作を図6に示す映像PESを受信した場合を例として説明する。
図6に示すような1PESあたりの符号長が340バイトの映像PESが入力され、メモリ306に書き込まれる。同時に映像PESのスタートコード(packet_start_code_prefix:0x000001)を検出し、1PESの符号長をカウントする。
【0011】
次に、メモリ306からTSパケッタイザ308にデータが転送される。TSパケッタイザ308では、先に計測したPES長から図6に示すようにトランスポートストリームパケットのペイロードの先頭に映像PESの先頭バイトが配置されるようにパケット化する。また、図6のトランスポートストリームパケットの2つ目のように184バイトに満たないデータ長の場合、アダプテーション・フィールドを挿入し、184バイト単位に調整するためのスタッフィングバイトを挿入する。また、音声PESに関しても、上記と同様な処理動作が行われる。
【0012】
上記のように固定長にパケット化された各データを伝送路に応じてFIFO312でレート変換し、TSとして出力する。また、PIDの定義など、TSの総合的な付属情報をPSIとして生成し、メモリ310に記憶させておき、予め定義されているPIDをもつTSパケットにパケット化する。
【0013】
PCR発生器311は、復号側の受信時刻を規定する基準時刻を表すプログラムクロックリファレンス(PCR)を発生させるものであり、ISO/IEC13818−1に従ってある周期で多重される。さらに、各プログラムヘPCRを供給する。そして、各TSパケットを適当なタイミングで各バッファからTSパケット単位で読み出し、TSとして出力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述したディジタル伝送装置におけるデータの多重方法では、パケット化の処理が非常に複雑で、多重すべきプログラムの増加に伴いハード量が大きくなってしまうという問題があった。
例えば、図6に示す映像PESをTSパケットに変換する際、アダプテーション・フィールドを挿入し、パケットデータ長を一定にするためのスタッフィングバイトを多重しなければならない。また、1PES長を計測するため1PES以上のバッファを持たなければならず、遅延量も大きくなってしまう。
【0015】
さらに、多重すべきプログラム数がTS多重器のハード構成で決まってしまう。例えば、図4のTS多重器305では、1つのプログラムのみ伝送可能であり、複数のプログラムを多重する場合は、メモリ306、307とTSパケッタイザ308、309とPCR発生器311をプログラム数だけ持たねばならない。さらに、その際の各プログラム符号器とTS多重器との送受信のためのデータ線も増加してしまう。
【0016】
本発明は、上記の問題を解決するために成されたもので、パケット化処理の簡潔化、及び低遅延処理、さらには多重すべきプログラムの増加にも対応可能にすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明による符号化装置は、画像の所定単位に対応する可変長のデータを入力する入力手段と、上記入力手段により入力された可変長のデータをパケット化する第1のパケット化手段と、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータを上記画像の所定単位に識別可能な識別フラグ情報を生成するパケット長フラグ生成手段と、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成手段により生成された識別フラグ情報とを並列に蓄積する蓄積手段と、上記蓄積手段から、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成手段により生成された識別フラグ情報とを並列に読み出し、それぞれを入力する第2のパケット化手段とを有し、上記第2のパケット化手段は、上記識別フラグ情報に応じて、パケット長を示すパケット長情報を判別し、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータのパケット長を判断する判断手段を含み、上記判断手段の出力に応じて、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータから固定長のパケットデータを生成し、伝送するパケットを生成出力することを特徴とする。
【0018】
また、本発明による符号化方法は、画像の所定単位に対応する可変長のデータを入力する入力工程と、上記入力工程で入力された可変長のデータをパケット化する第1のパケット化工程と、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータを上記画像の所定単位に識別可能な識別フラグ情報を生成するパケット長フラグ生成工程と、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成工程で生成された識別フラグ情報とを並列に蓄積手段に蓄積する蓄積工程と、上記蓄積手段から、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成工程で生成された識別フラグ情報とを並列に読み出し、それぞれを入力する第2のパケット化工程とを有し、上記第2のパケット化工程にて、上記識別フラグ情報に応じて、パケット長を示すパケット長情報を判別し、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータのパケット長を判断して、判断の結果に応じて、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータから固定長のパケットデータを生成し、伝送するパケットを生成出力することを特徴とする。
【0019】
また、本発明による他の符号化装置は、情報データを符号化し、パケット長を示すパケット長情報を含む可変長のパケットデータを生成すると共に、上記パケット長情報を識別するための識別フラグ情報を生成する符号化手段と、上記符号化手段により生成された識別フラグ情報に応じて、上記パケットデータのパケット長情報を判別し、上記可変長のパケットデータのパケット長を判断して、上記可変長のパケットデータを固定長のパケットデータに変換するパケット生成手段とを有し、上記符号化手段と上記パケット生成手段とは、少なくとも上記可変長のパケットデータを伝送するためのデータバスと上記識別フラグ情報を伝送するためのフラグバスにより互いに接続されていることを特徴とする。
【0020】
また、本発明による他の符号化方法は、少なくとも可変長のパケットデータを伝送するためのデータバスと識別フラグ情報を伝送するためのフラグバスにより符号化手段とパケット生成手段とが互いに接続されている符号化装置の符号化方法であって、上記符号化手段が、情報データを符号化し、パケット長を示すパケット長情報を含む上記可変長のパケットデータを生成すると共に、上記パケット長情報を識別するための上記識別フラグ情報を生成する符号化工程と、上記パケット生成手段が、上記符号化工程で生成された識別フラグ情報に応じて、上記パケットデータのパケット長情報を判別し、上記可変長のパケットデータのパケット長を判断して、上記可変長のパケットデータを固定長のパケットデータに変換するパケット生成工程とを有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
本実施の形態においては、ITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector:国際電気通信連合−電気通信標準化部門)勧告H.222.0:ISO/IEC13818−2で符号化された映像データをITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1によってシステム符号化する場合を例として説明する。
【0025】
図1は本実施の形態によるディジタル伝送装置の送信側の構成を示すブロック図である。
図1において、複数のディジタル映像データ及びディジタル音声データは、それぞれITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で規定されるプログラム符号化器101−1〜101−N(Program1〜Nに対応)に入力される。入力されたディジタル映像データは、映像符号器102で、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−2に従うように圧縮され、映像エレメンタリストリームとして出力される。
【0026】
出力された映像エレメンタリストリームは、パケッタイザ103に入力される。パケッタイザ103では、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で示されるパケッタイズド・エレメンタリストリームに変換される。ここでパケット化される情報長は、伝送路のデータ誤りを考慮し、例えばITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−2で示される1スライス毎にパケット化される。
【0027】
一方、入力されたディジタル音声データは、音声符号器108でITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−3に従うように圧縮され、音声エレメンタリストリームとして出力される。出力された音声エレメンタリストリームはパケッタイザ109に入力される。パケッタイザ109では、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で示されるパケッタイズド・エレメンタリストリームに変換される。
【0028】
パケッタイザ103、109でパケット化された映像パケッタイズド・エレメンタリストリーム及び音声パケッタイズド・エレメンタリストリームは、FIFO104、110にそれぞれ蓄積される。また、パケッタイザ103、109では、1PES単位に識別可能なフラグ情報を生成し、FIFO104、110にパケッタイズド・エレメンタリストリームと一緒に蓄積する。
【0029】
PCR発生器107は、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で示されるシステム同期のためのprogram_clock_reference_base及びprogram_clock_reference_extensionを生成するためのカウンタである。PCR発生器107で生成されたProgram_clock_reference_baseはコントローラ105、111に供給される。コントローラ105、111はそれぞれ映像データの符号化処理、音声データの符号化処理及びパケット化をコントロールする。
【0030】
また、PCR発生器107からのprogram_clock_reference_baseを受けてITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で示されるpresentation_time_stampを挿入する。
【0031】
FIFO104、110にそれぞれ蓄積された映像パケッタイズド・エレメンタリストリームと音声パケッタイズド・エレメンタリストリームは、CPU/PESデータバス115を介してTS多重器114に入力される。また、同時にPES識別フラグ情報がフラグバス116を介してTS多重器114に入力される。ここで、例えば上記CPU/PESデータバス115を16ビット幅のバスとし、フラグバス116を1ビット幅のバスとする。
【0032】
CPU/PESデータバス115から入力された映像パケッタイズド・エレメンタリストリームと音声パケッタイズド・エレメンタリストリームは、バッファ119を介してRAM122に書き込まれると共に、PES_length検出器123に供給される。また、フラグバス116から入力されたPES識別フラグ情報はPES_length検出器123に供給される。
【0033】
CPU124は、PES_length検出器123の検出結果からPES_packet_lengthを読み込み、RAM122に書き込まれた映像パケッタイズド・エレメンタリストリーム及び音声パケッタイズド・エレメンタリストリームを、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1に従うようにトランスポートストリームパケットに変換する。トランスポートストリームパケット化されたデータは、RAM122からバッファ127を介してFIFO128に転送される。
【0034】
FIFO128では、伝送路に応じてレート変換されてTSとして出力される。また、CPU124はCPUデータバス120から双方向バッファ118、106、112を介して各プログラムの状態を把握し、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で示されるプログラム仕様情報(PSI)を生成し、双方向バッファ121を介してPSI・RAM126に書き込んでおく。次に、上述したFIFO128のレート変換時、CPU124が各データ(映像TS、音声TS、PSI、PCR)の多重制御を行う。
【0035】
以下、図1に示したディジタル伝送装置の詳細な処理動作を図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS201では、CPU124からCPUデータバス120、双方向バッファ118、106、112を介して各プログラムの状態を把握し、夫々に応じた符号化に必要なパラメータ等を供給し、コントローラ105、111を夫々制御する。CPU124により制御されるコントローラ105、111は、映像符号器102、音声符号器108をそれぞれ制御する。
【0036】
次に、ステップS202では、上記ステップS201で把握した各プログラム状態に対応したプログラム仕様情報(PSI)を生成し、CPU124からCPUデータバス120、双方向バッファ121を介してPSI・RAM126に書き込む。ステップS203では、CPU124はデータ0xFF(stuffing byte)のパターンをRAM122の使用するエリアすべてに書き込む。
【0037】
ステップS204では、CPU124からCPUデータバス120、双方向バッファ118、106、112を介して、各映像パケッタイズド・エレメンタリストリーム及び音声パケッタイズド・エレメンタリストリームの蓄積量(FIFO104、110)を読み込む。ここで、コントローラ105、111は、パケッタイザ103、109からFIFO104、110への書き込み量を監視する機能を持っている。
【0038】
ステップS205では、読み込んだ各FIFOの蓄積量のうち一定値を越えたものの中から一番蓄積量の大きいFIFOを選択する。例えばFIFO104が選択されたと仮定し、次のステップS206でCPU124からCPUデータバス120、双方向バス118、106を介してコントローラ105へFIFO104の蓄積データの3ワードのリード命令を送信する。コントローラ105ではこのリード命令を受信し、FIFO104から指定されたデータ数だけCPU/PESデータバス115へ出力する。また、同数のPES識別フラグをフラグバス116へ出力する。
【0039】
この時のFIFO104に蓄積されている映像パケッタイズド・エレメンタリストリーム及びPES識別フラグ情報を図3に示す。
ステップS206で図3に示す映像PES3ワード(0x0000,0x01E0、0x009A)がバッファ119及びPES_length検出器123に供給されると共に、3ワード分のPES識別フラグ(1、1、1)がPES_length検出器123に供給される。
【0040】
ステップS207では、PES_length検出器123が供給されたPES識別フラグから映像PESの符号長であるPES_packet_length(図3では0x009A)を保持しておき、CPU124がこの符号長を読み込む。ステップS208では、CPU124が読み込んだPES符号長から次にFIFO104から読み込む情報量を計算する。
【0041】
図3では、PES符号長は160バイトであり、既に3ワード(6バイト)の情報を読み込んであるため、残りのデータ数は154バイト(77ワード)となる。トランスポートストリームパケットのペイロード長は最大184バイト(92ワード)であるため、残りのPESデータ77ワードはすべて多重可能であり、92ワード−(77+3)ワードの12ワード分アダプテーション・フィールドの挿入が必要となる。
【0042】
ステップS209では、ステップS208の計算結果からTS−SYNC4バイト及びアダプテーション・フィールド12ワードの内のスタッフィングバイトを除いたadaptation_field_lengthとそれに付随する各フラグ情報1バイトの計1ワードを、CPU124から双方向バッファ121を介してRAM122へ書き込む。ここでアダプテーション・フィールド中のスタッフィングバイトは、ステップS203のRAM初期化によって不要となっている。また、ステップS206でバッファ119に保持されたPESデータ3ワード分をRAM122へ書き込む。
【0043】
ステップS210では、CPU124から双方向バッファ118、106を介してコントローラ105へFIFO104の蓄積データの77ワードのリード命令を送信する。コントローラ105は、このリード命令を受信し、FIFO104から77ワード分をCPU/PESデータバス115へ出力すると共に、同数のPES識別フラグをフラグバス116へ出力する。このときCPU124は、CPU/PESデータバスから入力される77ワード分のデータをバッファ119を介してRAM122へ書き込みアドレスを指定して書き込む。
上記ステップ210までで、1つのトランスポートストリームパケットが完成される。
【0044】
次にステップS211では、CPU124がITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で規定されているPSI伝送周期をチェックし、多重すべき場合は、ステップS212でPSI・RAM126からPSI_packetをFIFO128へ転送する。そうでない場合は、ステップS213でITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で規定されているPCR伝送周期をチェックし、多重すべき場合は、ステップS214で双方向バッファ118、106を介してPCR発生器107からPCR値をPCRバス117に送出し、バッファ125を介してFIFO128へ転送する。
【0045】
逆に多重すべき時間に達しない場合は、ステップS215でRAM122に有効なトランスポートストリームパケットが存在するかの判定を行い、存在する場合は、ステップS216でRAM122のデータをバッファ127を介してFIFO128へ転送する。RAM122のデータ転送後、CPU124から双方向バッファ121を介してRAM122ヘデータ0xFFを書き込んで、再びRAMを初期化する。
【0046】
RAM122に有効なトランスポートストリームパケットが存在しない場合は、ステップS217でITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC:13818−1に従うNull_packetをFIFO128へ書き込む。上記ステップ実行後、ステップS204へ再び戻り、同じ動作を繰り返す。
【0047】
次に本発明の他の実施の形態としての記憶媒体について説明する。
図1の各ブロックから成るシステムは、CPUとメモリを含むコンピュータシステムで構成することができるが、その場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒体には、上記実施の形態について説明した動作を制御するための処理手順を実行するためのプログラムが記憶される。
【0048】
また、この記憶媒体としては、ROM、RAM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモリカード等に構成して用いてよい。
【0049】
従って、この記憶媒体を図1に示したシステムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そのシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても、前述した実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0050】
また、コンピュータ上で稼働しているOS等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、可変長のパケットである映像パケッタイズド・エレメンタリストリームに符号長を識別できるフラグを付属情報として付加することで、容易に可変長の符号長を検出でき、その符号長に応じてトランスポートストリームパケット化の際、各バッファからの読み出しを制御するため、効率的なパケット化を行うことができる。
【0052】
また、多重すべきプログラムの増加もハード回路の増加なしに容易に処理することができる。さらに、複数の符号化器と多重器との送受信のためのデータ配線も増やすことなく対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるディジタル伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ディジタル伝送装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】PES/TS変換フォーマットを説明する図である。
【図4】ISO/IEC13818−1〜3に従う従来の一般的なディジタル伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図4におけるTS多重器305の詳細な構成を示すブロック図である。
【図6】従来のPES/TS変換フォーマットを説明する構成図である。
【符号の説明】
101−1、101−N プログラム符号化器
102 映像符号器
103、109 パケッタイザ
104、110 FIFO
105、111 コントローラ
106、112、118、121 双方向バッファ
107 PCR発生器
108 音声符号器
114 TS多重器
115 CPU/PESデータバス
116 PES識別フラグバス
117 PCRバス
119、125、127 バッファ
120 CPUデータバス
122 RAM
123 PES_length検出器
124 CPU
126 PSI・RAM
128 FIFO

Claims (8)

  1. 画像の所定単位に対応する可変長のデータを入力する入力手段と、
    上記入力手段により入力された可変長のデータをパケット化する第1のパケット化手段と、
    上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータを上記画像の所定単位に識別可能な識別フラグ情報を生成するパケット長フラグ生成手段と、
    上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成手段により生成された識別フラグ情報とを並列に蓄積する蓄積手段と、
    上記蓄積手段から、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成手段により生成された識別フラグ情報とを並列に読み出し、それぞれを入力する第2のパケット化手段とを有し、
    上記第2のパケット化手段は、
    上記識別フラグ情報に応じて、パケット長を示すパケット長情報を判別し、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータのパケット長を判断する判断手段を含み、
    上記判断手段の出力に応じて、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータから固定長のパケットデータを生成し、伝送するパケットを生成出力することを特徴とする符号化装置。
  2. 上記第2のパケット化手段は、上記蓄積手段から、上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成手段により生成された識別フラグ情報とを同数読み出すことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 上記蓄積手段は、FIFO機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の符号化装置。
  4. 上記第1のパケット化手段によりパケット化されたデータと上記固定長のパケットデータは、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で示されるPESとTSであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の符号化装置。
  5. 画像の所定単位に対応する可変長のデータを入力する入力工程と、
    上記入力工程で入力された可変長のデータをパケット化する第1のパケット化工程と、
    上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータを上記画像の所定単位に識別可能な識別フラグ情報を生成するパケット長フラグ生成工程と、
    上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成工程で生成された識別フラグ情報とを並列に蓄積手段に蓄積する蓄積工程と、
    上記蓄積手段から、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータと上記パケット長フラグ生成工程で生成された識別フラグ情報とを並列に読み出し、それぞれを入力する第2のパケット化工程とを有し、
    上記第2のパケット化工程にて、上記識別フラグ情報に応じて、パケット長を示すパケット長情報を判別し、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータのパケット長を判断して、判断の結果に応じて、上記第1のパケット化工程でパケット化されたデータから固定長のパケットデータを生成し、伝送するパケットを生成出力することを特徴とする符号化方法。
  6. 情報データを符号化し、パケット長を示すパケット長情報を含む可変長のパケットデータを生成すると共に、上記パケット長情報を識別するための識別フラグ情報を生成する符号化手段と、
    上記符号化手段により生成された識別フラグ情報に応じて、上記パケットデータのパケット長情報を判別し、上記可変長のパケットデータのパケット長を判断して、上記可変長のパケットデータを固定長のパケットデータに変換するパケット生成手段とを有し、
    上記符号化手段と上記パケット生成手段とは、少なくとも上記可変長のパケットデータを伝送するためのデータバスと上記識別フラグ情報を伝送するためのフラグバスにより互いに接続されていることを特徴とする符号化装置。
  7. 上記可変長のパケットデータと上記固定長のパケットデータは、ITU−T勧告H.222.0:ISO/IEC13818−1で示されるPESとTSであることを特徴とする請求項6に記載の符号化装置。
  8. 少なくとも可変長のパケットデータを伝送するためのデータバスと識別フラグ情報を伝送するためのフラグバスにより符号化手段とパケット生成手段とが互いに接続されている符号化装置の符号化方法であって、
    上記符号化手段が、情報データを符号化し、パケット長を示すパケット長情報を含む上記可変長のパケットデータを生成すると共に、上記パケット長情報を識別するための上記識別フラグ情報を生成する符号化工程と、
    上記パケット生成手段が、上記符号化工程で生成された識別フラグ情報に応じて、上記パケットデータのパケット長情報を判別し、上記可変長のパケットデータのパケット長を判断して、上記可変長のパケットデータを固定長のパケットデータに変換するパケット生成工程とを有することを特徴とする符号化方法。
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