JP4392750B2 - ガスエンジンおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、天然ガス・都市ガス(12A,13A)等の高カロリーガスと、バイオガス・ランドフィルガス等の発熱量を異にする低カロリーガスを燃料として併用し、厳密な空燃比制御を必要とするガスエンジン及びその制御に関する。
図10で示す従来のガスエンジンの吸気機構では、ベンチェリミキサMvが使用されている(例えば非特許文献1参照)。
図10において、空気供給源Saからは空気供給ラインLaが接続され、そのラインLaの端末にはベンチュリミキサMvが接続されている。そのベンチュリミキサMvにはガス供給源Sgから延在するガス供給ラインLgが接続されている。ベンチュリミキサMvの下流側には流過順に、スロットルバルブVs及び圧力計Mpが介装された混合ガス供給ラインLmが設けられ、その混合ガス供給ラインLmはガスエンジンEgに接続されている。
ベンチュリミキサMvを使用した場合の問題点として、混合気中の燃料と体積割合が、空気と燃料の密度から決定される値に固定されてしまっていることが挙げられる。
すなわち、混合気中の燃料と体積割合が、空気と燃料の密度から決定される値に固定されてしまっているということは、供給ガスの組成(発熱量等)が変動すると、この体積割合に加えて、燃焼に必要とする空気量も変動し、その結果、空燃比(λ)が変動する。
ガスエンジンにおいて、空燃比(λ)を正確に制御する必要があり、空燃比(λ)が所定の値からずれると、例えば、空燃比(λ)が大きいと失火し、反対に空燃比(λ)が小さいと排ガス中のNOx増加或いはノッキングが生じてしまうという問題を生じる。
これに対して、給気圧力をコントロール出来るタイプの従来技術のガスエンジンが有る。係るガスエンジン装置が、図11で示されている(例えば非特許文献2参照)。
図11において、空気供給源Saからは空気供給ラインLaが接続されており、一方、ガス供給源Sgからはガス流量調整機構Vgを介装したベンチュリミキサMvに接続されている。空気供給ラインLaとガス供給ラインLgはベンチュリミキサMvで合流した後、混合ガス供給ラインLmとなってガスエンジンEgに接続されている。その混合ガス供給ラインLmには流過順に、スロットルバルブVs及び圧力計Mpが介装されている。
この装置によれば、例えば燃料ガスの発熱量が低下すると、出力が低下するため一時的にはスロットルVsが開く。スロットルVsが開くと給気圧力は上昇する。
出力を一定に保ちつつ給気圧力を一定にするために、ベンチュリミキサのガス流量制御機構Vgにより、燃料ガスの供給量を増加させる。すなわち、出力の変動に対しては先ずスロットルが対応し、その後、給気圧力を一定にするためにベンチュリミキサのガス流量制御機構が作動する。
各出力に応じた適切な目標給気圧力を設定することにより、組成が一定のガスが供給される限りは、常に目標とする空燃比が実現されるのである。
この給気圧がコントロール出来るタイプのガスエンジンに、高カロリーガスと低カロリーガスと言った組成の異なる二種類のガスが切り換えて供給される場合を考えると、次のようになる。
ガスの組成が変動した瞬間は、以下に示す式−1に従って、空燃比λからλへと大きく変動する。
(λ/λ
={1/(λ・VS2)}{(ρg2/ρg1)(λs1−α)+α1/2 …(式−1)
ここで、
λ:空燃比
:当量空気量(希釈ガス1m中の可燃ガス(1−α)mを燃焼させるのに必要な空気量[単位はm/m−希釈ガス]
ρ:密度[単位はkg/m−希釈ガス](添字g:gas)
α:ガス中の空気分率
添え字1:変更前
添え字2:変更後
である。
その後、ガスエンジン側で給気圧力が一定となる制御をすれば、以下の式−2で示すように空燃比が変動する。但し、以下の式−2により計算される「λ/λ」は、ほぼ1であり、定常状態ではガスエンジン側の制御は、ガスの組成が変わっても、ほぼ一定の空燃比を保つように行われる。
(λ/λ
=(Vs1)γ/(Vs2)+{Q(1−Va1)γ−Q(1−Va2)}/λs2・・・(式−2)
ここで、
Q:発熱量[単位はJ/m3]
γ:効率比η/η
η:効率
:希釈ガス1m中の空気含有量[単位はm/m−希釈ガス]
:当量空気量(希釈ガス1m中の可燃ガス(1−α)mを燃焼させるのに必要な空気量[単位はm/m−希釈ガス]
添え字1:変更前
添え字2:変更後
しかしながら、ガス供給系統Lgにおけるベンチュリミキサのガス流量制御機構Vgを用いた制御は、スロットル制御との干渉をさける為に制御を遅くしているため、急激なガス組成の変動時には制御遅れが生じ、過渡的には大きな空燃比ずれが生じる。即ち、図11で示す技術でも、急激なガスの組成の変動に急激に追い付けないために、図10で示すガスエンジンと同様に、失火、ノックキング、NOx増大という問題が生じる恐れがある。
図11で示すタイプの燃料供給機構を用いて、燃料ガスの急激な組成変動に対する応答性が良好な技術が求められている。しかし、その様な従来技術は、現時点では提案されていない。
ヤンマー発電機−ガスエンジン常用発電システム、[2003年11月21日検索]、インターネット<URL:HTTP://WWW.YANMAR.CO.JP/PRODUCTS/ENERGY/GEN/GAS−ENGINE.HTML> LEANOX、Products、Special Component、[2003年11月21日検索]、インターネット<URL:HTTP://WWW.JENBACHER.COM/WWW_ENGLISH/PROD/SPE_LEA.HTML>
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、ガス供給側で流量制御を行うタイプの気体燃料供給機構であって、燃料ガスの急激な組成変動に対する応答性が良好なガスエンジン及びその制御方法の提供を目的としている。
発明者は種々研究の結果、式―1、式―2において、ガスに含まれる空気量(或いは空気分率)だけは、制御可能であることに着目した。すなわち、従来技術では、ガスの組成が急激に変化すると式−1で求まる比率で空燃比が変化し、本来ガスエンジンが制御しようとしている式−2で求まる目標空燃比変動率に差があるため、空燃比制御が完了するまでの間、空燃比ずれが生ずることが問題となっていた。これに対して発明者は、例えば、高カロリーガスに混合する空気量を制御することにより、ガスエンジンにおける空燃比制御(式―2を制御目標とする制御)を行う必要が無くなることを見出した。
本発明のガスエンジンによれば、燃焼用の空気供給系統La2と、組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料の中から予め決定された発熱量が高い気体燃料を供給するための高カロリーガス供給系統2、Lg2と、高カロリーガスより発熱量が低く組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料からなる低カロリーガスを供給するための低カロリーガス供給系統1、Lg1とを具備する気体燃料供給機構を有し、前記高カロリーガス供給系統2、Lg2は空気供給系統3、Laと合流G1して高カロリーガスを空気と混合希釈し、該希釈された気体燃料を供給する希釈済み高カロリーガス供給系統Lgaは前記低カロリーガス供給系統1、Lg1と合流G2するように構成されており、前記低カロリーガス供給系統1、Lg1による低カロリーガスの供給から前記希釈済み高カロリーガス供給系統Lgaによる混合気体の供給に変更された旨、或いは、前記希釈済み高カロリーガス供給系統Lgaによる混合気体の供給中に低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する手段と、前記高カロリーガスと空気との混合比を決定する制御手段10とを有し、該制御手段10は、低カロリーガスが高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更された際に、或いは低カロリーガスの種類或いは組成が変更された際に気体燃料の密度と当量空気量から決定される前記変更前の空燃比λと変更後何も制御しない状態での空燃比λとの比と、前記変更前及び給気圧力が一定となる制御を行った後の気体燃料の空燃比λと空燃比λとの比とが概略等しくなるように前記混合比を決定する機能を有している。
ここで、前記「変更前後の気体燃料の密度と当量空気量から決定される空燃比」は、次の式−1により導かれる。
(λ/λ
={1/(λ・VS2)}{(ρg2/ρg1)(λs1−α)+α1/2 …(式−1)
ここで、
λ:空燃比
:当量空気量(希釈ガス1m中の可燃ガス(1−α)mを燃焼させるのに必要な空気量[単位はm/m−希釈ガス]
ρ:密度[単位はkg/m−希釈ガス](添字g:gas)
α:ガス中の空気分率
添え字1:変更前
添え字2:変更後
である。
また、前記「気体燃料の変更前後で給気圧力が一定となる制御を行った後の空燃比」は、次の式−2により導かれる。
(λ/λ
=(Vs1)γ/(Vs2)+{Q(1−Va1)γ−Q(1−Va2)}/λs2・・・(式−2)
ここで、
Q:発熱量[単位はJ/m3]
γ:効率比η/η
η:効率
:希釈ガス1m中の空気含有量[単位はm/m−希釈ガス]
:当量空気量(希釈ガス1m中の可燃ガス(1−α)mを燃焼させるのに必要な空気量[単位はm/m−希釈ガス]
添え字1:変更前
添え字2:変更後
である。
また、本発明のガスエンジンの制御方法によれば、燃焼用の空気供給系統La2と、組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料の中から予め決定された発熱量が高い気体燃料を供給するための高カロリーガス供給系統2、Lg2と、高カロリーガスより発熱量が低く組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料からなる低カロリーガスを供給するための低カロリーガス供給系統1、Lg1とを具備する気体燃料供給機構を有し、前記高カロリーガス供給系統1、Lg1は空気供給系統3、Laと合流G1して高カロリーガスを空気と混合希釈し、該希釈された気体燃料を供給する希釈済み高カロリーガス供給系統Lgaは前記低カロリーガス供給系統1、Lg1と合流G2するように構成されており、前記低カロリーガス供給系統1、Lg1による低カロリーガスの供給から前記希釈済み高カロリーガス供給系統Lgaによる混合気体の供給に変更された旨、或いは、前記希釈済み高カロリーガス供給系統Lgaによる混合気体の供給中に低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程と、制御手段10により前記高カロリーガスと空気との混合比を決定する決定工程とを有し、該混合比を決定する決定工程では、低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した際に、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された際に、気体燃料の密度と当量空気量から決定される前記変更前の空燃比λと変更後何も制御しない状態での空燃比λとの比と、前記変更前及び給気圧力が一定となる制御を行った後の気体燃料の空燃比)λと空燃比λとの比とが概略等しくなるように前記混合比を決定する決定工程を有している。
そして本発明のガスエンジンの制御方法によれば、低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した旨、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程は、熱伝導度、発熱量、比重或いは音速を計測する計測工程と、計測された熱伝導度、発熱量、比重或いは音速から低カロリーガスの組成を推定する推定工程、とを有している。
さらに本発明のガスエンジンの制御方法によれば、低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した旨、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程は、ガスエンジン直前のミキサの開度変化を計測する計測工程と、ガスミキサの燃料流量制御弁開度の開度変化から低カロリーガスの組成を推定する推定工程、とを有している。
かつ本発明のガスエンジンの制御方法によれば、低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した旨、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程は、低カロリーガスの流量と、高カロリーガスと空気との混合流における流量を計測する計測工程と、計測された流量の変化から低カロリーガスの組成を推定する推定工程、とを有している。
上述したような構成及び制御方法を有する本発明によれば、図1、図4、図6、図8で示す様な燃料と空気の体積割合を自動的に制御できる装置を具備したガスエンジン100において、用いる気体燃料の種類が急激に変更された場合でも、式−1および式−2、或いは式−3を用いて最適な燃料と空気の体積割合を演算し、適切な高カロリーガスの希釈を行うことにより、本来混焼率変化に応じて動かす必要のある、ガスミキサ開度等に代表される燃料と空気の体積割合調整機構を作動させること無く、燃料と空気の体積割合を自動制御装置が目標とする値に設定することにより、制御の追従遅れが無くなる。
制御の追従遅れがなくなる結果、急激な混焼率変化による影響を排除し、極めて安定な運転が実現出来る。
各種の低カロリーガスの性状に関するデータがデータベース(5)に記憶されており、高価な分析器を用いることなく、例えば簡単な計測手段(MF1,MF2,MF3,MR4,QM1,OM1,17)を用いることにより、変更前後の低カロリーガスの発熱量や組成が迅速に把握でき、低カロリーガスの発熱量(組成)変更時にもリアルタイムで高カロリーガスの最適希釈率を求めることが出来る。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1及び図2を参照して第1実施形態を説明する。
図1及び図2の第1実施形態は、低カロリーガスから空気希釈した高カロリーガス(発熱量が高い気体の中から予め決定された1種類の気体燃料:例えば、13A都市ガス)に切り換える場合において、高カロリーガスをどの程度空気希釈すれば良いかを制御する実施形態である。
すなわち、低カロリーガスを空気希釈した高カロリーガスに切り換えた際に、空気希釈量或いは空気分率を適宜制御して、切り換え時においてガスミキサの開度を変更しなくても良い様にせしめる制御を行う技術である。
図1において、装置全体の構成として、低カロリーガス供給源1と高カロリーガス供給源2と希釈用空気供給源3を有している。
尚、高カロリーガスの組成、供給圧力は一定であり、低カロリーガスの組成及び圧力は変動している。
低カロリーガス供給源1に接続された低カロリー供給ラインLg1には、流過順に、ガスホルダ11とガス圧縮装置12とクッションタンク14と圧力制御弁15と流量調節弁16とが介装されている。なお、クッションタンク14は省略が可能である。
その低カロリー供給ラインLg1における前記ガス圧縮機12の前後には、クッションタンク14の内圧を一定に保つためにクッションタンク14から有水ガスホルダ11に低カロリーガスを戻すための、一方向弁13を介装したバイパスラインLb1が設けられている。なお、一方向弁13は、クッションタンク14の上流側(低カロリーガス供給源1側)の圧力を制御している。
前記圧力制御弁15は、流量制御弁16の上流側(低カロリーガス供給源1側)圧力を一定にするように構成されている。
高カロリーガス供給源2に接続された高カロリー供給ラインLg2には、流過順に圧力制御弁21と質量流量計FM3が介装されている。
前記圧力制御弁21は、質量流量計FM3の上流側(高カロリーガス供給源2側)の圧力を制御するように構成されている。
希釈用空気供給源3に接続された空気供給ラインLaには、流過順に空気圧縮装置31とレシーバタンク33と流量調整弁34と流量計FM4が介装されている。
その空気供給ラインLaにおける前記空気圧縮装置31の前後には、空気供給ラインLaと平行して、一方向弁32を介装したバイパスラインLabが設けられている。そして、一方向弁32は、レシーバタンク33の上流側(希釈用空気供給源3側)圧力を一定にするように構成されている。
前記高カロリーガス供給ラインLg2と空気供給ラインLaは第1の合流点G1において合流し、その第1の合流点G1の下流側に、希釈された高カロリーガスを供給する希釈済み高カロリーガス供給ラインLgaが形成されている。
その希釈済み高カロリーガス供給ラインLgaには流過順にクッションタンク23及び圧力制御弁24が介装されている。
前記圧力制御弁24は、流量調整弁16の下流側(ガスエンジン等100側)の圧力をコントロールする様に構成されている。
前記低カロリーガス供給ラインLg1と前記希釈済み高カロリーガス供給ラインLgaとは第2の合流点G2において合流し、その第2の合流点G2の下流側に、燃料供給ラインLfが形成され、ミキサ40に連通している。すなわち、燃料供給ラインLfを流れる気体燃料(低カロリーガス、希釈済み高カロリーガス)は、ミキサ40により空気供給ラインLa2を流れる空気と混合されて、混合ガス供給ラインLxを流れる。その混合ガス供給ラインLxはガスエンジン100の図示しない吸気ポートに連通している。
本実施形態におけるガスエンジン100は、燃料系を制御するコントロールユニット10及びデータベース5を備えている。そしてデータベース5は低カロリーガス供給源からのガスに関する情報を逐一入力されており、前記コントロールユニット10はそのデータベース5からの情報Lid及び前記質量流量計FM3、FM4からの入力情報Lifを元に希釈用空気供給ラインLabに介装された前記流量調節弁34の開度を制御信号ラインLoを介して調節するように構成されている。
ここで、図1において、ガスが切り換わった旨を検知する手段は、例えばコントロールユニット10の内部に設けられている(図1では図示せず)。そして、コントロールユニット10に対してガスの組成(或いは発熱量)が切り換わった旨が入力されるまで、ガスの組成(或いは発熱量)は一定であるとみなされる。
或いは、図1で示す実施形態では、ガスの組成(或いは発熱量)の切り換え自体がコントロールユニット10で制御される。
何れにおいても、図1で示す実施形態では、ガスが切り換わった旨を検知する手段については、限定するものではない。
ここで、制御方法を説明する前に、「気体燃料の量と当量空気量とから決定される空燃比」或いは「低カロリーガスから、空気希釈した高カロリーガスに切り換えを行った場合の空燃比」、及び「給気圧力が一定となる制御を行った後の空燃比」について説明する。
先ず、「気体燃料の量と当量空気量とから決定される空燃比」或いは「低カロリーガスから、空気希釈した高カロリーガスに切換えを行った場合の空燃比」は、次の式−1により導かれる。
(λ/λ
={1/(λ・VS2)}{(ρg2/ρg1)(λs1−α)+α1/2 …(式−1)
ここで、
λ:空燃比
:棟梁空気量(希釈ガス1m中の可燃ガス(1−α)mを燃焼させるのに必要な空気量[単位は、m/m−希釈ガス])
ρ:密度[単位は、kg/m−希釈ガス](添字g:gas)
α:ガス中の空気分率
添え字1:変更前
添え字2:変更後
である。
また、前記「給気圧力が一定となる制御を行った後の空燃比」は、次の式−2により導かれる。
(λ/λ
=(Vs1)γ/(Vs2)+{Q(1−Va1)γ−Q(1−Va2)}/λs2・・・(式−2)
ここで、
Q:発熱量[単位は、J/m3]
γ:効率比η/η
η:効率
:希釈ガス1m中の空気含有量[単位は、m/m−希釈ガス]
:棟梁空気量(希釈ガス1m中の可燃ガス(1−α)mを燃焼させるのに必要な空気量[単位は、m/m−希釈ガス])
添え字1:変更前
添え字2:変更後
である。
前記(式−1)は物理的な現象として(何も制御しなければ、流体力学的には、という程度の意味)、ガスが変動するとλがどう変わるかを示す式である。
他方、(式−2)はエンジンの制御から見た場合、ガスが変更した時に、最終的にガスエンジンが持って行きたい空燃比を示す式である。
尚、最も一般的な同一出力における吸気圧力を一定にする制御(式−2による)においては、ガスの組成変化に応じて目標圧力(P)を変化させた方が、ノッキングやNOxの排出量、出力の関係で好ましい場合が有り、目標圧力、給気圧力(P)を変更することとなる。
その場合、各種パラメータが変更するので、制御がさらに複雑化する。
係る場合には、式−2に代えて、以下の(式−3)を用いる。
(λ/λ
=(Va1Q−1)/(Vs2λ)+Qγ(1+Vs1λ−Va1)β/(λs2)・・・(式−3)
ここで、
β=P/P
:ガス1の時の目標吸気圧力
:ガス2の時の目標吸気圧力
次に、図2を参照して第1実施形態の制御方法について説明する。
先ず、コントロールユニット10は、データベース5からの情報その他に基いて、低カロリーガス種が変更になったか否かをチェックしており(ステップS1のループ)、低カロリーガス種が変更になった場合に(ステップS1のYES)、高カロリーガス中の空気分率αをデータベース5に記憶されたマップ、或いは特性図等によって変更する(ステップS2)。
次のステップS3では、前述の(式−1)によって変更後の空燃比λ2−1を演算する(ステップS4)。
その後、前述の(式−2)によって変更後の空燃比λ2−2を演算する(ステップS4)。
次のステップS5ではコントロールユニット10は、演算した空燃比λ2−1、λ2−2を用いて、λ2−1−λ2−2の絶対値が許容値x以下か否かを判断する。
許容値以下であれば(ステップS5のYES)、ステップS6に進み、許容値未満であれば(ステップS5のNO)、空気分率αをリセットし(ステップS7)、異なるαの値をデータベース5中から選択して再びステップS3以降を繰り返す。
ステップS6では空気分率αとなるように希釈用空気供給ラインLabに介装された流量調節弁34に制御信号を発信して、高カロリーガスを適正値に希釈した後、ステップS1に戻り、再びステップS1以降を繰り返す。
次に、図3を参照して第2実施形態を説明する。
図3の第2実施形態は、第1実施形態と同様に、低カロリーガスから空気希釈した高カロリーガスに切り換える場合において、高カロリーガスをどの程度空気希釈すれば良いかを制御する実施形態である。
ただし、第2実施形態では、図2で示す第1実施形態の制御とは異なる制御を行っている
構成については、図1で示すのと同様であるので、制御フローチャートのみを示す。
図3において、先ず、コントロールユニット10は何れかの入力手段或いは検知手段等により、低カロリーガス種が変更になったか否かをチェックしており(ステップS11のループ)、低カロリーガス種が変更になった場合に(ステップS11のYES)、データベース5の情報に基づき、変更後の低カロリーガスの組成を決定する(ステップS12)。
次のステップS13では、(式−1)と(式−2)を同時に充足するような空気分率αの値α12を演算し、高カロリーガスをその空気分率α12で希釈し(ステップS14)、再びステップS11に戻り、ステップS11以降を繰り返す。
図3の第2実施形態では、式−1と式−2とを同時に充足する空気分率αを求め、係る空気分率αとなる様に、高カロリーガスを空気で希釈する実施形態である。
ただし、式−1と式−2には、空気分率αにより変動するパラメータが多数存在するので、式−1と式−2とを同時に充足する空気分率αを求めることは極めて困難となる場合が多い。空気分率αを求めるためには、多元多次方程式の解を求めなければならないからである。
上述したような構成及び制御方法を有する第1実施形態及び第2実施形態によれば、用いる気体燃料の種類が変更された場合でも、式−1および式−2、或いは式−3を用いて最適燃料と空気の体積割合を演算し、適切な高カロリーガスの希釈を行うことにより、本来混焼率変化に応じて動かす必要のある、燃料と空気の体積割合調整機構を作動させること無く、燃料と空気の体積割合を自動制御装置が目標とする値に設定することにより、制御の追従遅れが無くなる。
制御の追従遅れがなくなる結果、急激な混焼率変化による影響を排除し、極めて安定な運転が実現出来る。
上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、ガスの種類が変更された場合のみならず、例えば低カロリーガスの発熱量(或いは組成)変動時(組成の変動に関しては、予め変動後の組成が特定出来る場合)に、高カロリーガス側の空気希釈量(空気分率)を変動する制御に適用が可能である。
しかし、低カロリーガスの組成変化をリアルタイムで成分分析することは困難である。
以下の第3実施形態〜第5実施形態は、低カロリーガスの組成変化にリアルタイムで対応して、高カロリーガス側の空気希釈量(空気分率)を変動する制御を行うように構成されている。
次に、図4及び図5を参照して第3実施形態を説明する。
図4、図5の第3実施形態は、熱伝導度から組成を類推する実施形態である。システムの構成としては、第1実施形態の構成(図1)に対して、低カロリー供給ラインLg1のクッションタンク14と圧力制御弁15との間に、例えば発熱量計QM1を介装した実施形態である。構成に関しては、発熱量計QM1を追加した以外は、図1の第1実施形態と実質的に同様である。
例えば、低カロリーガスがバイオガスであれば、既存の技術(データベース5、又は他の計測器)から類推可能である。そのようにして類推された組成より、空気希釈量(空気分率)を決定することが出来る。
図5を参照して、第3実施形態の制御方法を説明する。
先ず、低カロリーガスの発熱量を低カロリーガス供給ラインLg1に介装した発熱量計(又は成分濃度計)QM1によって計測する(ステップS21)。次に、データベース5中のマップ、又は特性図から低カロリーガスの発熱量に対応する空気分率αの値を決定する(ステップS22)。
コントロールユニット10は、決定された空気分率αに対応して流量制御弁34の開度を調節する(ステップS23)。その後、ステップS21に戻り、再びステップS21以降を繰り返す。
上述したような構成及び制御方法を有する第3実施形態によれば、簡単な発熱量計(又は成分濃度計)QM1を用いることにより、変更前後の低カロリーガスの発熱量や組成が迅速に把握でき、低カロリーガスの発熱量(組成)変更時にもリアルタイムで高カロリーガスの最適希釈率を求めることが出来る。
次に、図6、図7を参照して第4実施形態を説明する。
図6、図7の第4実施形態は、図1及び図2の第1実施形態に対して、燃料供給ラインLfに介装したミキサ40にミキサ40の開度を検出する開度センサOM1を取付けた実施形態である。第4実施形態では、ミキサ40の開度変化と発熱量変化ひいては低カロリーガスの組成変化の関係、特性を予め得ておき、データベース5にそれらの情報を記憶している。そして、その特性により、空気希釈量(空気分率)を決定するように構成されている。
図7を参照して、第4実施形態の制御方法を説明する。
先ず、コントロールユニット10はミキサ40に設けられた開度センサOM1からの情報に基づき、ミキサ開度に変化があったか否かをチェックしており(ステップS31のループ)、ミキサ開度に変化があった場合に(ステップS31のYES)、ミキサ開度変化量を決定する(ステップS32)。
次に、データベース5中のデータからミキサの開度変化量に対応する発熱量変化、又は組成変化を求める(ステップS33)。
求められた発熱量変化、又は組成変化より、データベース5中の特性、及び/又はマップに基いて空気分率αを決定する(ステップS34)。
次のステップS35では、決定した空気分率αに対応して流量制御弁34の開度を調節し、再びステップS31に戻り、ステップS31以降を繰り返す。
上述したような構成及び制御方法を有する第4実施形態によれば、ガスエンジン近傍のミキサ40に設置された開度計OM1を用いることにより、データベースに記憶されたマップや特性図によって、その計測された開度に対応する発熱量変化および組成変化がリアルタイムで把握出来、その結果低カロリーガスの発熱量(組成)変更時にもリアルタイムで高カロリーガスの最適希釈率を求めることが出来る。
次に、図8、図9を参照して第5実施形態を説明する。
図8、図9の第5実施形態は、「バイオガスの組成(発熱量等)が分かれば高カロリーガス側の空気希釈量を決定することが可能である」ことを利用して、バイオガスの流量変化と発熱量変化との特性を予め得ておき、その後、バイオガスの流量変化に対応して、予め求めておいた特性から空気希釈量(空気分率)を決定する実施形態である。
図8、図9の第5実施形態の構成は、図1で示した第1実施形態の構成に対して、低カロリーガス供給ラインLg1の流量調節弁16と第2の合流点G2との間の領域に流量計FM1を介装し、希釈済み高カロリーガス供給ラインLgaの圧力制御弁24と第2の合流点G2との間の領域に流量計FM2を介装している。
加えて、コントロールユニット10には上記流量計FM1及びFM2の流量情報に基づいて燃料ガスの流量・混焼率を演算する混焼率演算手段17が装備されている。以上の追加装備を除けば図1の第1実施形態と実質的に同じである。
図9を参照して、第5実施形態の制御方法を説明する。
先ず、コントロールユニット10は流量計FM1からの情報に基づき、低カロリーガス種が変更になったか否かをチェックしており(ステップS41のループ)、低カロリーガス種が変更になった場合に(ステップS41のYES)、前記混焼率演算手段17によって流量・混焼率の変化量を決定する(ステップS42)。
次のステップS43では、データベース5に記憶された特性に基づき決定された流量・混焼率の変化量から空気分率αを決定する。そして、決定したαに対応して希釈用空気の流量調節弁34の開度を調節し(ステップS44)、再びステップS41に戻り、ステップS41以降を繰り返す。
上述したような構成及び制御方法を有する第5実施形態によれば、流量・混焼率演算手段17によって、低カロリーガス及び高カロリーガスの流量と混焼率が即座に求めることが可能である。その結果、流量及び混焼率に対応する発熱量変化および組成変化がリアルタイムで把握出来、低カロリーガスの発熱量(組成)変更時にもリアルタイムで高カロリーガスの最適希釈率を求めることが出来る。
尚、第4実施形態及び第5実施形態において、低カロリーガスと高カロリーガスとが既に混ざっている時は、混合率が変わった際に低カロリーガス100%の場合を較正してやる必要が有る。また、ガスエンジン出力が変動した場合も較正の必要が有る。
係る換算を行うために、既に行われた換算結果を、換算の都度、データデースに記憶して、混合率が変化する度に、データベース5にデータが存在するか否かをチェックすることが好ましい。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
本発明の第1実施形態の燃料供給系統全体の構成を示すブロック図。 本発明の第1実施形態の制御方法を示す制御フローチャート。 本発明の第2実施形態の制御方法を示す制御フローチャート。 本発明の第3実施形態の燃料供給系統全体の構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態の制御方法を示す制御フローチャート。 本発明の第4実施形態の燃料供給系統全体の構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態の制御方法を示す制御フローチャート。 本発明の第5実施形態の燃料供給系統全体の構成を示すブロック図。 本発明の第5実施形態の制御方法を示す制御フローチャート。 空燃比をコントロールできるタイプの従来のガスエンジンの燃料供給系統の構成を示したブロック図。 空燃比をコントロールできるタイプで且つ出力制御をスロットル弁で行う従来のガスエンジンの燃料供給系統の構成を示したブロック図。
符号の説明
1・・・低カロリーガス供給源
2・・・高カロリーガス供給源
3・・・希釈用空気供給源
5・・・データベース
10・・・コントロールユニット
11・・・有水ガスホルダ
12・・・ガス圧縮機
13、32・・・一方向弁
14、23・・・クッションタンク
15、21、24・・・圧力制御弁
16、34・・・流量調節弁
17・・・流量・混焼率演算手段
31・・・空気圧縮装置
33・・・レシーバタンク
40・・・ミキサ
100・・・ガスエンジン
G1・・・第1の合流点
G2・・・第2の合流点
La・・・希釈用空気供給ライン
Lg1・・・低カロリーガス供給ライン
Lg2・・・高カロリーガス供給ライン
Lga・・・希釈済み高カロリーガス供給ライン
Lf・・・燃料供給ライン
Lx・・・混合ガス供給ライン

Claims (5)

  1. 燃焼用の空気供給系統(La2)と、組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料の中から予め決定された発熱量が高い気体燃料を供給するための高カロリーガス供給系統(2、Lg2)と、高カロリーガスより発熱量が低く組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料からなる低カロリーガスを供給するための低カロリーガス供給系統(1、Lg1)とを具備する気体燃料供給機構を有し、前記高カロリーガス供給系統(2、Lg2)は空気供給系統(3、La)と合流(G1)して高カロリーガスを空気と混合希釈し、該希釈された気体燃料を供給する希釈済み高カロリーガス供給系統(Lga)は前記低カロリーガス供給系統(1、Lg1)と合流(G2)するように構成されており、前記低カロリーガス供給系統(1、Lg1)による低カロリーガスの供給から前記希釈済み高カロリーガス供給系統(Lga)による混合気体の供給に変更された旨、或いは、前記希釈済み高カロリーガス供給系統(Lga)による混合気体の供給中に低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する手段と、前記高カロリーガスと空気との混合比を決定する制御手段(10)とを有し、該制御手段(10)は、低カロリーガスが高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更された際に、或いは低カロリーガスの種類或いは組成が変更された際に気体燃料の密度と当量空気量から決定される前記変更前の空燃比(λ)と変更後何も制御しない状態での空燃比(λ)との比と、前記変更前及び給気圧力が一定となる制御を行った後の気体燃料の空燃比(λ)と空燃比(λ)との比とが概略等しくなるように前記混合比を決定する機能を有することを特徴とするガスエンジン。
  2. 燃焼用の空気供給系統(La2)と、組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料の中から予め決定された発熱量が高い気体燃料を供給するための高カロリーガス供給系統(2、Lg2)と、高カロリーガスより発熱量が低く組成や発熱量の異なる複数種類の気体燃料からなる低カロリーガスを供給するための低カロリーガス供給系統(1、Lg1)とを具備する気体燃料供給機構を有し、前記高カロリーガス供給系統(1、Lg1)は空気供給系統(3、La)と合流(G1)して高カロリーガスを空気と混合希釈し、該希釈された気体燃料を供給する希釈済み高カロリーガス供給系統(Lga)は前記低カロリーガス供給系統(1、Lg1)と合流(G2)するように構成されており、前記低カロリーガス供給系統(1、Lg1)による低カロリーガスの供給から前記希釈済み高カロリーガス供給系統(Lga)による混合気体の供給に変更された旨、或いは、前記希釈済み高カロリーガス供給系統(Lga)による混合気体の供給中に低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程と、制御手段(10)により前記高カロリーガスと空気との混合比を決定する決定工程とを有し、該混合比を決定する決定工程では、低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した際に、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された際に、気体燃料の密度と当量空気量から決定される前記変更前の空燃比(λ)と変更後何も制御しない状態での空燃比(λ)との比と、前記変更前及び給気圧力が一定となる制御を行った後の気体燃料の空燃比(λ)と空燃比(λ)との比とが概略等しくなるように前記混合比を決定する決定工程を有していることを特徴とするガスエンジンの制御方法。
  3. 低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した旨、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程は、熱伝導度、発熱量、比重或いは音速を計測する計測工程と、計測された熱伝導度、発熱量、比重或いは音速から低カロリーガスの組成を推定する推定工程、とを有している請求項2のガスエンジンの制御方法。
  4. 低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した旨、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程は、ガスエンジン直前のミキサの開度変化を計測する計測工程と、ガスミキサの燃料流量制御弁開度の開度変化から低カロリーガスの組成を推定する推定工程、とを有している請求項2のガスエンジンの制御方法。
  5. 低カロリーガスを高カロリーガスを空気で希釈した混合気体に変更した旨、或いは、低カロリーガスの種類或いは組成が変更された旨を検知する検知工程は、低カロリーガスの流量と、高カロリーガスと空気との混合流における流量を計測する計測工程と、計測された流量の変化から低カロリーガスの組成を推定する推定工程、とを有している請求項2のガスエンジンの制御方法。
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