JP4392514B2 - Carbide-containing gypsum cured body and method for producing the same - Google Patents

Carbide-containing gypsum cured body and method for producing the same Download PDF

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  • Fodder In General (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭化物含有セッコウ硬化体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
セッコウボードは、安価で耐火性、断熱性、防音性、施工性に優れているために、建築内装材等の建材を主体とした用途に大量に使用され、年間使用量は年々増加し、近年では約200万t/年となっている。使用量の増加に伴い、セッコウボード廃材の発生量も年々増加傾向にあり、具体的には、生産段階の裁断不良品、輸送過程の損傷品等のオフスペック品が約20万t/年、建造現場で発生する端材、解体現場で発生する廃材等が約150万t/年であり、廃材の量は、年間使用量に匹敵するようになっている。
【0003】
セッコウボード廃材を再利用する方法としては、セッコウボード廃材をセッコウボードとして再生する方法、肥料やセメントの原料として転用する方法等が提案されている。
【0004】
セッコウボードの表面には、セッコウボードの強度を高めるためにボード用原紙が付着されている。ボード用原紙は、セッコウボード中の7〜10重量%程度を占めており、セッコウボードをそのまま再利用しようとすると、このセッコウボード原紙が、得られる再生セッコウボード、肥料、セメント等の性能を低下させるという問題がある。このため、機械的処理によりセッコウボード廃材からボード用原紙を除去することも行われている。また、解体現場で発生する廃材の場合、セッコウボード廃材に木材やプラスチック等の夾雑物を含んでいることが多く、これらの夾雑物が、さらに再利用の妨げとなっている。
【0005】
そこで、セッコウボード原紙の問題を解決するために、セメントクリンカ焼成用のサスペンションプレヒータに石膏ボード廃材を給養し、下部から400〜850℃の熱風を吹き込むことにより、石膏ボード廃材の石膏と石膏に付着している紙とを同時に焼成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−086098号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法によってもセッコウボード中のボード用原紙は何ら再利用されていない。また、木材等の夾雑物がある場合の再利用には適していない。
【0008】
一方、近年、建築物、特に新築の建築物において、建材、接着剤等から発生するホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物(VOC)によるシックハウス症候群や化学物質過敏症等が社会問題となっている。また、高気密性住宅においては、住宅内の湿気が屋外へ排出されず、住宅内で結露が起き、結露部分にかびが発生し健康上の問題を引き起こしているとも言われている。
【0009】
したがって、本発明の課題はセッコウボード廃材中のセッコウ及びボード用原紙の両方を有効に再利用すること、並びに、建築物における健康上の問題を解決することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、セッコウボード廃材の再生利用問題と建築物における健康上の問題とに鑑み、鋭意検討した結果、セッコウボードを特定条件下で加熱して得られた焼成物を水和して得られる炭化物含有セッコウ硬化体は、セッコウボード全体の再利用が可能で、また、夾雑物があっても処理できることから、上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
【0011】
すなわち、本発明は、セッコウボード廃材を、塩化物、水酸化物、硫化物、硫酸、リン酸塩及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の炭化促進材の存在下で300〜800℃に加熱して得られる焼成物を水和することにより得られる炭化物含有セッコウ硬化体を提供するものである。
また、本発明は、セッコウボード廃材を、塩化物、水酸化物、硫化物、硫酸、リン酸塩及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の炭化促進材の存在下で300〜800℃に加熱して得られる焼成物を水和することを特徴とする炭化物含有セッコウ硬化体の製造方法を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるセッコウボード廃材としては、セッコウボードの生産段階で発生する裁断不良品、セッコウボードの輸送過程で発生する損傷品等のオフスペック品、建造現場で発生するセッコウボード端材、解体現場で発生するセッコウボード廃材等が挙げられる。
【0013】
本発明において、セッコウボード廃材は、塩化物、水酸化物、硫化物、硫酸、リン酸塩及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の炭化促進材の存在下で300〜800℃に加熱することを特徴とする。炭化促進材を存在させることにより、セッコウボード原紙が完全燃焼せず、炭等の炭化物として残存させることができる。
【0014】
炭化促進材は、セッコウボード廃材を300〜800℃の加熱を行った時に、セッコウボード原紙を完全燃焼させず、炭化物にすることができる化合物を指し、塩化物、水酸化物、硫化物、硫酸、リン酸塩及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種、好ましくは塩化亜鉛、硫酸及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物である。特に好ましくは、塩化亜鉛、硫酸、リン酸、又はリン酸と硫酸の混合物である。炭化促進材は溶媒に完全に溶解するものが好ましい。
【0015】
具体的に、塩化物としては、塩酸、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛等が挙げられ、中でも塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛が好ましく、特に塩化亜鉛が好ましい。水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられ、中でも水酸化カリウムが好ましい。硫化物としては、硫化カリウム、硫化ナトリウム等が挙げられ、中でも硫化カリウムが好ましい。リン酸塩としては、リン酸三ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸三アンモニウム、リン酸一水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸アンモニウム、トリポリリン酸ナトリウム等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
【0016】
炭化促進材は、固体の状態でセッコウボード廃材と混合してもよいが、好ましくは溶液の状態としセッコウボード廃材と混合する。特に、炭化促進材の溶液を、セッコウボード原紙に噴霧、塗布する方法、セッコウ廃材を炭化促進材の溶液に浸漬する等、セッコウボード原紙中に炭化促進材の溶液を染み込ませることができる方法が好ましい。
【0017】
炭化促進材を溶解させる溶媒としては、水、有機溶媒のいずれでもよいが、水が好ましい。炭化促進材の溶液の濃度は、通常0.05〜18モル/dm3である。
【0018】
炭化促進材の比率は、セッコウボード廃材100重量部に対して、通常0.005重量部以上、好ましくは0.01重量部以上であり、通常10重量部以下、好ましくは1重量部以下、より好ましくは0.5重量部以下である。炭化促進材の比率が小さすぎるとセッコウボード原紙が完全燃焼してしまうおそれがあり、一方、比率が大きすぎても、特に問題はないが、セッコウボード原紙が炭化する効果は頭打ちとなるので経済的ではない。
【0019】
セッコウボード廃材の加熱温度は、300℃以上、好ましくは500℃以上であり、800℃以下、好ましくは700℃以下である。塩化物等の酸素遮断効果によりボード原紙の完全燃焼を抑える炭化促進材の場合、好ましくは550℃以上、より好ましくは600℃以上であり、好ましくは700℃以下である。また、リン酸、硫酸、リン酸塩等の脱水作用によりボード原紙の完全燃焼を抑える炭化促進材の場合、好ましくは300℃以上、より好ましくは500℃以上であり、好ましくは800℃以下、より好ましくは700℃以下である。
【0020】
加熱時間は、セッコウボード廃材中のボード原紙が炭化物となれば、特に限定されないが、通常数分〜数時間である。なお、加熱時の雰囲気は窒素、酸素、空気等いずれでもよいが不活性雰囲気(完全燃焼しない酸素濃度雰囲気)としたほうが炭化物量を増大させることができる。
【0021】
セッコウボード廃材を加熱することにより、セッコウボード原紙は、炭化物となり、また、セッコウボード廃材の主成分である二水セッコウは脱水して半水セッコウとなる。加熱を続けていくと、半水セッコウはさらに脱水してIII型無水セッコウとなり、III型無水セッコウはII型無水セッコウへ転移する。
【0022】
炭化物は、通常、無定形炭素からなり、比表面積は、通常200m2/g以上、好ましくは300m2/g以上であり、通常500m2/g以下、好ましくは400m2/gである。
【0023】
セッコウボード廃材を加熱して得られる焼成物は、通常、炭化物と半水セッコウとからなり、焼成条件によっては、半水セッコウの脱水によって生じるII型無水セッコウ、III型無水セッコウ及び/又は脱水を受けなかった二水セッコウを含む。焼成物中の半水セッコウの割合は、通常10重量%以上、好ましくは20重量%以上であり、通常90重量%以下、好ましくは70重量%以下、より好ましくは50重量%である。半水セッコウが少なすぎると焼成物を水和して硬化体を得ることが難しくなるので、所定の割合になるように加熱温度、時間を調整するか、半水セッコウを添加することが好ましい。
【0024】
このようにして得られた焼成物を水和し、所望の形状に成形することにより、炭化物含有セッコウ硬化体を得ることができる。
焼成物は、平均粒径が通常100μm〜1cmとなるように粉砕される。焼成物の平均粒径が小さすぎると水和する際に擬凝結を起こすおそれがある。
焼成物の水和は、焼成物に水を加え、混合することにより行われる。水の量は、焼成物中のセッコウに対する水の重量割合(混水量)が、通常70〜300%である。焼成物の水和の際に、凝結促進剤、脱泡剤、接着剤等の公知の助剤、半水セッコウ、活性炭等を添加してもよい。
【0025】
炭化物含有セッコウ硬化体中の炭化物の割合は、炭化物含有セッコウ硬化体に対して、通常0.5重量%以上、好ましくは1重量%以上であり、通常10重量%以下、好ましくは5重量%以下である。炭化物の割合が少なすぎると揮発性有機物を吸収する効果が十分ではない。二水セッコウの割合は、炭化物含有セッコウ硬化体に対して、通常10重量%以上、好ましくは20重量以上であり、通常99.5重量%以下、好ましくは85重量%以下である。二水セッコウが少なすぎると硬化体の強度が小さくなるおそれがある。
【0026】
炭化物含有セッコウ硬化体は、吸湿性を向上させるためにII型無水セッコウを含有することが好ましい。II型無水セッコウは、セッコウボード廃材を加熱する温度と時間を調整することにより生成させることができる。II型無水セッコウの割合は、炭化物含有セッコウ硬化体に対して、通常1重量%以上、好ましくは10重量%以上であり、通常80重量%以下、好ましくは50重量%以下である。
【0027】
炭化物含有セッコウ硬化体は、かさ密度が通常1.2以下、好ましくは0.8以下と多孔質である。
【0028】
炭化物含有セッコウ硬化体の形状は、特に限定されないが、ボード状、球状、ブロック状、顆粒状、粉末状等が挙げられる。ボード状に成形した場合、その表面にボード原紙を添着させることにより強度を向上させることができる。ボード状の炭化物含有セッコウ硬化体は、市販のセッコウボードと積層して使用してもよい。
また、基材(例えば、市販のセッコウボード)の表面に、本発明の焼成物を水和したものを塗布、スプレー等することにより、基材の表面に炭化物含有セッコウ硬化体の層を形成することができ、これによって、市販のセッコウボードに揮発性有機化合物、湿度を吸収する効果を付与することができる。
【0029】
炭化物含有セッコウ硬化体は、ボード状に成形すれば、防音材、間仕切り等の建築内装材等の建設用資材として用いることができる。また、住宅の間仕切りと間仕切りの間の空間を埋める材料として、球状やブロック状の炭化物含有セッコウ硬化体を用いることができる。このように、建築内装材、住宅床下施設、住宅断熱資材として用いることにより、建築物中の揮発性有機化合物や湿度を効果的に吸収することができる。
【0030】
炭化物含有セッコウ硬化体は、例えば、顆粒状や粉末状に成形すれば、紙、プラスチック、塗料、ゴム等への充填剤としても使用することができる。充填剤として使用することにより、揮発性有機化合物、湿度の吸収に加え、難燃性を付与することができる。また、電磁遮蔽材、融雪材としても使用することができる。球状、顆粒状に成形すれば、農林畜産用添加材として、例えば、土壌、家畜飼料に混ぜて使用したり、消臭材、汚水浄化濾過材として使用することができる。土壌に混ぜて使用することにより、揮発性有機化合物の吸収に加え、土壌の改良、消臭、排水性および通気性の向上、蓄熱性の改良、保水性の向上等を行うことができる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明の実施例を示す。
【0032】
実施例1
セッコウボード廃材として、4×7×1.25cmに裁断した市販セッコウボードを使用した。
ボード用原紙の炭化を促進させるために、70重量%硫酸水溶液又は1mol/dm3の塩化亜鉛水溶液を0.1cm3噴霧し、その後300〜700℃で1〜10分間電気炉内でセッコウボード廃材を加熱し、ボード用原紙を炭化して、二水セッコウを半水石膏に脱水させた。得られた試料を粉砕し、150〜300μmに調整した。
これに混水量100〜200%となるように水を添加し、混錬してから2×2×8cmの型枠に流し込み、炭化物含有セッコウ硬化体を作製した。
【0033】
実施例2
ボード用原紙の炭化条件の検討
硫酸水溶液を噴霧したボード用原紙を加熱、炭化したときの、比表面積に及ぼす温度と時間の影響
ボード用原紙に硫酸水溶液を噴霧して、400℃で30分間加熱して得られた炭の比表面積は120m2/gであったが、600℃で13分間加熱して得られた炭の比表面積は最大の180m2/gとなった。
【0034】
塩化亜鉛水溶液を噴霧したボード用原紙を加熱、炭化したときの、比表面積に及ぼす温度と時間の影響
ボード用原紙に塩化亜鉛水溶液を噴霧して、600℃で加熱して得られた炭化物の比表面積は、加熱時間とともに増大し、90分間で300m2/gとなった。
しかし、この条件では二水セッコウが完全に無水セッコウに脱水するため、さらに加熱温度を高めて、短時間で比表面積を増大させるべく、700℃で30分間加熱したところ、比表面積は300m2/gとなった。
【0035】
短時間での炭化物の比表面積の変化
1分間の加熱では、炭化物の比表面積は20m2/gであるが3分間では250m2/gに達し、以後、比表面積はわずかながら上昇した。3分間加熱後の比表面積値は、30分間加熱後のそれの83%であった。また、塩化亜鉛水溶液濃度の増大にともない、炭化物の比表面積は上昇した。しかし、塩化亜鉛水溶液濃度の増大により残存する亜鉛量も増加するため、塩化亜鉛水溶液濃度は1mol/dm3とした。
【0036】
炭化物の細孔分布に及ぼす加熱時間の影響
いずれの加熱時間においても、5nm程度の細孔がみられるが、この細孔径は加熱時間を長くするほど小さくなった。また、4分間加熱した炭の細孔容積は3分間のものと比較して2.5倍程度まで増大した。
ボード用原紙から炭を得るのに、1mol/dm3の塩化亜鉛水溶液を0.1cm3噴霧して、700℃で4分間加熱すると非常に好ましい結果が得られることがわかった。
【0037】
セッコウの結晶水量に及ぼす加熱時間の影響
図1は、セッコウの結晶水量に及ぼす加熱時間の影響を示す。3分間以下では二水セッコウと半水セッコウとの混合物、3分間を超えると半水セッコウとII型無水セッコウとの混合物であることがわかる。4分間加熱における半水セッコウとII型無水セッコウとの生成比は、1:1であった。
加熱によって、硬化しにくいII型無水セッコウが生じても、適度な強さを発現できる半水セッコウが存在していればよいと考えられる。
【0038】
実施例3
炭化物含有セッコウ硬化体の吸放湿量
700℃で4分間加熱することにより得られた炭含有半水セッコウ(無水セッコウを含む)をふるい分けして、粒径を125〜500μm程度に調整した。
これを水和して、炭化物含有セッコウ硬化体を得た。
【0039】
各種セッコウ硬化体の気孔率及び曲げ強さに及ぼす混水量の影響
塩化亜鉛及び硫酸処理して作製した炭含有セッコウ硬化体はII型無水セッコウを含有するため、曲げ強さが従来の焼きセッコウから作製した硬化体よりも低かった。気孔率には大差が見られず、II型無水セッコウを含有していても硬化体の強さは、混水量200%においても1MPa程度であることが確かめられた。
【0040】
各種セッコウ硬化体の吸放湿量変化
図2は、各種セッコウ硬化体の吸放湿量変化を示す。
各種セッコウ硬化体の吸放湿量を測定した。吸放湿量は、定量の前記炭含有セッコウ硬化体を23℃、湿度80%のデシケータ内に1日保持し、次いで、23℃、湿度50%のデシケータ内に1日保持して重量を測定することを2回繰り返して求めた。
混水量は、いずれの硬化体も140%である。
乾燥機内で十分乾燥させた硬化体(実施例1と同様にして得たもの)を、速やかに湿度80%のデシケータ内で1日間保持した結果、塩化亜鉛処理して得られた炭化物含有セッコウ硬化体の吸湿量が最も多く80g/m2であり、以下、硫酸処理のもの、加熱(600℃)処理のみのもの(炭化物を含有しない)、焼きセッコウの順となった。二水セッコウ自体にも吸湿能力があることが確かめられた。しかし、塩化亜鉛処理における値が二水セッコウ単独より60g/m2程度増大するのは、含有する炭化物又はII型無水セッコウの存在によるものと考えられる。なお、II型無水セッコウが水和することは、X線回折及び熱分析(TG−DTA)からは確認できなかった。
【0041】
硬化体の吸放湿量に及ぼす混水量の影響
図3は、硬化体の吸放湿量に及ぼす混水量の影響を示す。
混水量100%において吸湿量は100g/m2程度となり、混水量の低下に伴いこの吸湿量は低下し、混水量200%では50g/m2程度と約半分の値になった。また、吸湿量及び放湿量は、繰り返しを3回行っても変化はみられなかった。
【0042】
硬化体の重量あたりの吸放湿量に及ぼす混水量の影響
混水量の低下に伴い、所定体積の重量は増大する。このため、硬化体の単位重量当たりの吸放湿量はほとんど同じとなり、3.5g/m2/g程度であった。硬化体重量が重くなるに従い含有される炭化物量は増大するが、吸湿量に変化はみられなかった。このことから、塩化亜鉛処理して作製した炭化物含有硬化体の吸放湿量は含有される炭化物量に影響しないことが確かめられた。焼きセッコウから作製した二水セッコウ硬化体よりも、炭含有セッコウ硬化体の方が吸放湿量が高くなるのは、II型無水セッコウの含有によるものと考えられる。
すなわち、二水セッコウの吸湿量よりもII型無水セッコウのそれの方が大きくなるものと考えられる。これは比表面積の違いによるものであり、II型無水セッコウの比表面積は二水セッコウのそれと比較して約1.5倍程度であった。
なお、繰り返し回数を多くするごとに放湿量が低下するのは、硬化体表面あるいは内部に吸着した水分子が放出されにくいためと考えられる。
放湿量を元に戻すには、湿度を0%にするか又は温度を高くすればよい。
【0043】
実施例4
炭化物含有セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着
1)方法
窒素ガス(鈴木商館社製)を充てんしたデシケータ内に、ガス状のホルムアルデヒド(関東化学社製)を入れてホルムアルデヒド雰囲気をつくり、この中に40℃の乾燥機内で十分に乾燥させたセッコウボード廃材から作製した炭化物含有セッコウ硬化体を放置して、下記のようにして、炭化物含有セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着量を測定した。
まず乾燥窒素ガス雰囲気中に、ホルムアルデヒドを注射器で滴下して0.34〜1.34ppmとなるように調整し、次いで定量の前記炭化物含有セッコウ硬化体を入れ、ホルムアルデヒド検出器を用いて20分間まで1分間間隔でホルムアルデヒド吸着量を測定した。
得られた試料のキャラクタリゼーションは、X線回折、熱分析(TG−DTA)、赤外吸収スペクトル及び細孔分布等を用いて検討を行った。
【0044】
2)結果
各種セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着に及ぼす時間の影響
ホルムアルデヒド濃度は、窒素ガスを用いて0.43ppmに調整した。加熱処理(600℃)のみを行った(炭化物を含有しない)硬化体のホルムアルデヒド吸着量は10%であったのに対して、硫酸処理又は塩化亜鉛処理した炭化物含有セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着能は、炭化物を含有しないものと比較して4〜5倍と、高い値を示した。
また、いずれの硬化体も処理30分間でホルムアルデヒド濃度は一定となった。このことから、ホルムアルデヒドの吸着に関しては硬化体中の炭化物が関与していることが確かめられた。
【0045】
図4は、セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着に及ぼす混水量の影響を示す。
初期ホルムアルデヒド吸着濃度1.34ppmにおいて混水量を変化させた場合、作製した硬化体の混水量の増大に伴い平衡吸着量は増大する傾向がみられた。硬化体の単位重量当たりのホルムアルデヒド吸着量については、この傾向がさらに大となる。このことから、高混水量で作製した炭化物含有セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着量が高くなるのは、気孔率が大きくなるほどホルムアルデヒドの硬化体への侵入が容易になり、含有する炭化物量が低下して効率よくホルムアルデヒドを吸着するためと考えられる。なお、ホルムアルデヒド濃度を変化させた場合、濃度が高くなると吸着量も増大する傾向がみられた。これは高濃度になるにつれて、炭化物とホルムアルデヒドとの接触回数が高くなるためと考えられる。
初期ホルムアルデヒド濃度1.34ppmにおける吸着量:初期濃度の比は、0.55、初期ホルムアルデヒド濃度0.34ppmにおける吸着量:初期濃度の比は、0.4であった。
【0046】
図5は、各物質のホルムアルデヒド吸着量の時間変化を示す。これは、初期濃度1.34ppmでの結果である。セッコウ単体でも、ホルムアルデヒドの吸着量は0.4ppmであった。また、炭化物単体の吸着量は、セッコウ単体のものと比較して約1.5倍の0.6ppmで一定となった。この合計と炭化物含有セッコウ硬化体の結果を比較すると、炭化物含有セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着量の方がわずかに低くなった。これは硬化体内に含まれていた炭化物が硬化体中に均一に存在しており、気孔が大きくても内部になるほどホルムアルデヒドと接触しにくくなることに起因するものと考えられる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、セッコウボード廃材を原料として、揮発性有機化合物の吸着性および吸湿性に優れた炭化物含有セッコウ硬化体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セッコウの結晶水量に及ぼす加熱時間の影響を示す。
【図2】各種セッコウ硬化体の吸放湿量変化を示す。
【図3】硬化体の吸放湿量に及ぼす混水量の影響を示す。
【図4】セッコウ硬化体のホルムアルデヒド吸着に及ぼす混水量の影響を示す。
【図5】各物質のホルムアルデヒド吸着量の時間変化を示す。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a carbide-containing gypsum cured product and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Gypsum board is inexpensive and has excellent fire resistance, heat insulation, soundproofing, and workability. Therefore, gypsum board is used in large quantities for building materials such as building interior materials. Annual usage has increased year by year. Then, it is about 2 million tons / year. Along with the increase in usage, the amount of gypsum board waste generated is also increasing year by year. Specifically, about 200,000 tons / year of off-spec products such as defective products in the production stage and damaged products in the transportation process, The scraps generated at the construction site and the waste materials generated at the dismantling site are about 1.5 million tons / year, and the amount of the waste material is comparable to the annual usage.
[0003]
As a method of reusing gypsum board waste, a method of regenerating gypsum board waste as a gypsum board, a method of diverting it as a raw material for fertilizer and cement, and the like have been proposed.
[0004]
Board base paper is adhered to the surface of the gypsum board in order to increase the strength of the gypsum board. The board base paper occupies about 7 to 10% by weight of the gypsum board. If you try to reuse the gypsum board as it is, this gypsum board base paper will reduce the performance of the regenerated gypsum board, fertilizer, cement, etc. There is a problem of making it. For this reason, the board base paper is also removed from the gypsum board waste material by mechanical treatment. In addition, in the case of waste materials generated at the site of dismantling, gypsum board waste materials often contain foreign materials such as wood and plastic, and these foreign materials further hinder reuse.
[0005]
Therefore, in order to solve the problem of gypsum board paper, the waste gypsum board was fed into the suspension preheater for cement clinker firing, and hot air of 400 to 850 ° C was blown from the bottom to adhere to the gypsum and gypsum of the gypsum board waste. There has been proposed a method of simultaneously firing paper being used (see, for example, Patent Document 1).
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-086098
[Problems to be solved by the invention]
However, the board base paper in the gypsum board is not reused at all by this method. Also, it is not suitable for reuse when there are foreign materials such as wood.
[0008]
On the other hand, in recent years, in buildings, especially new buildings, sick house syndrome and chemical sensitivity due to volatile organic compounds (VOC) such as formaldehyde generated from building materials, adhesives, and the like have become social problems. In a highly airtight house, it is said that moisture in the house is not discharged to the outside, condensation occurs in the house, and mold is generated in the condensation part, causing health problems.
[0009]
Accordingly, an object of the present invention is to effectively reuse both gypsum and board paper in gypsum board waste and to solve health problems in buildings.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies in view of the recycling problem of gypsum board waste and health problems in buildings, the present inventor obtained by hydrating a fired product obtained by heating gypsum board under specific conditions. The resulting carbide-containing gypsum cured product can be reused for the entire gypsum board, and can be treated even if there are foreign substances.
[0011]
That is, the present invention provides gypsum board waste material in the presence of at least one carbonization promoter selected from the group consisting of chloride, hydroxide, sulfide, sulfuric acid, phosphate and phosphoric acid. The present invention provides a carbide-containing gypsum cured product obtained by hydrating a fired product obtained by heating to ° C.
The present invention also provides that the gypsum board waste material is 300 to 800 in the presence of at least one carbonization promoter selected from the group consisting of chloride, hydroxide, sulfide, sulfuric acid, phosphate and phosphoric acid. The present invention provides a method for producing a carbide-containing gypsum cured product characterized by hydrating a fired product obtained by heating to ° C.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As the gypsum board waste material used in the present invention, defective cutting products generated in the production stage of gypsum board, off-spec products such as damaged products generated in the transportation process of gypsum board, gypsum board scraps generated at the construction site, demolition site And waste gypsum board generated in
[0013]
In the present invention, the gypsum board waste material is heated to 300 to 800 ° C. in the presence of at least one carbonization promoter selected from the group consisting of chloride, hydroxide, sulfide, sulfuric acid, phosphate and phosphoric acid. It is characterized by heating. By making the carbonization promoting material present, the gypsum board base paper does not completely burn and can remain as a carbide such as charcoal.
[0014]
Carbonization-promoting material refers to a compound that can be converted to carbide without completely burning the gypsum board base paper when heated to 300-800 ° C, and is used as chloride, hydroxide, sulfide, sulfuric acid. , At least one compound selected from the group consisting of phosphate and phosphoric acid, preferably at least one compound selected from the group consisting of zinc chloride, sulfuric acid and phosphoric acid. Particularly preferred is zinc chloride, sulfuric acid, phosphoric acid, or a mixture of phosphoric acid and sulfuric acid. The carbonization promoter is preferably one that is completely soluble in the solvent.
[0015]
Specific examples of the chloride include hydrochloric acid, calcium chloride, magnesium chloride, zinc chloride and the like, among which calcium chloride, magnesium chloride and zinc chloride are preferable, and zinc chloride is particularly preferable. Examples of the hydroxide include sodium hydroxide and potassium hydroxide, and potassium hydroxide is preferable. Examples of the sulfide include potassium sulfide and sodium sulfide. Among them, potassium sulfide is preferable. As phosphates, trisodium phosphate, sodium monohydrogen phosphate, sodium dihydrogen phosphate, triammonium phosphate, ammonium monohydrogen phosphate, ammonium dihydrogen phosphate, sodium metaphosphate, ammonium metaphosphate, tripolyphosphoric acid Sodium etc. are mentioned. These may be used alone or in combination of two or more.
[0016]
The carbonization promoter may be mixed with the gypsum board waste in a solid state, but is preferably mixed with the gypsum board waste in a solution state. In particular, a method of spraying and applying a solution of carbonization promoter on gypsum board base paper, a method that can soak a solution of carbonization promoter into gypsum board base paper, such as immersing gypsum waste material in a solution of carbonization promoter. preferable.
[0017]
The solvent for dissolving the carbonization promoter may be either water or an organic solvent, but water is preferred. The concentration of the carbonization promoter solution is usually 0.05 to 18 mol / dm 3 .
[0018]
The ratio of the carbonization promoter is usually 0.005 parts by weight or more, preferably 0.01 parts by weight or more, and usually 10 parts by weight or less, preferably 1 part by weight or less, relative to 100 parts by weight of the gypsum board waste material. Preferably it is 0.5 weight part or less. If the ratio of carbonization promoter is too small, there is a risk that the gypsum board base paper will burn completely. On the other hand, if the ratio is too large, there is no particular problem, but the effect of carbonization of the gypsum board base paper will reach its peak. Not right.
[0019]
The heating temperature of the gypsum board waste is 300 ° C or higher, preferably 500 ° C or higher, 800 ° C or lower, preferably 700 ° C or lower. In the case of the carbonization promoting material that suppresses the complete combustion of the board base paper by an oxygen blocking effect such as chloride, it is preferably 550 ° C. or higher, more preferably 600 ° C. or higher, and preferably 700 ° C. or lower. Further, in the case of a carbonization promoting material that suppresses complete combustion of the board base paper by dehydrating action such as phosphoric acid, sulfuric acid, phosphate, etc., preferably 300 ° C or higher, more preferably 500 ° C or higher, preferably 800 ° C or lower, more Preferably it is 700 degrees C or less.
[0020]
The heating time is not particularly limited as long as the board base paper in the waste gypsum board becomes a carbide, but is usually several minutes to several hours. The atmosphere during heating may be any of nitrogen, oxygen, air, etc., but an inert atmosphere (oxygen concentration atmosphere that does not completely burn) can increase the amount of carbide.
[0021]
By heating the gypsum board waste material, the gypsum board base paper becomes a carbide, and the two-water gypsum, which is the main component of the gypsum board waste material, is dehydrated into a semi-water gypsum. When heating is continued, the semi-water gypsum is further dehydrated to form type III anhydrous gypsum, and type III anhydrous gypsum is transferred to type II anhydrous gypsum.
[0022]
The carbide is usually made of amorphous carbon, and the specific surface area is usually 200 m 2 / g or more, preferably 300 m 2 / g or more, and usually 500 m 2 / g or less, preferably 400 m 2 / g.
[0023]
The calcined product obtained by heating gypsum board waste is usually composed of carbide and semi-water gypsum. Depending on the calcining conditions, type II anhydrous gypsum, type III anhydrous gypsum and / or dehydration caused by dehydration of the semi-aqueous gypsum Including two water gypsum not received. The ratio of semi-aqueous gypsum in the fired product is usually 10% by weight or more, preferably 20% by weight or more, and usually 90% by weight or less, preferably 70% by weight or less, more preferably 50% by weight. If the amount of semi-aqueous gypsum is too small, it becomes difficult to hydrate the calcined product to obtain a cured product. Therefore, it is preferable to adjust the heating temperature and time so as to obtain a predetermined ratio or to add semi-aqueous gypsum.
[0024]
The fired product thus obtained is hydrated and molded into a desired shape, whereby a carbide-containing gypsum cured product can be obtained.
The fired product is pulverized so that the average particle size is usually 100 μm to 1 cm. If the average particle size of the fired product is too small, there is a risk of causing pseudo-condensation when hydrated.
Hydration of the fired product is performed by adding water to the fired product and mixing. As for the amount of water, the weight ratio (mixed water amount) of water to gypsum in the fired product is usually 70 to 300%. During the hydration of the calcined product, a known auxiliary agent such as a setting accelerator, a defoaming agent, an adhesive, half water gypsum, activated carbon, etc. may be added.
[0025]
The proportion of carbide in the carbide-containing gypsum cured product is usually 0.5% by weight or more, preferably 1% by weight or more, and usually 10% by weight or less, preferably 5% by weight or less, relative to the carbide-containing gypsum cured product. It is. If the ratio of carbide is too small, the effect of absorbing volatile organic substances is not sufficient. The proportion of the dihydrate gypsum is usually 10% by weight or more, preferably 20% by weight or more, and usually 99.5% by weight or less, preferably 85% by weight or less, based on the carbide-containing gypsum cured product. If the amount of dihydrate is too small, the strength of the cured product may be reduced.
[0026]
The carbide-containing gypsum cured product preferably contains type II anhydrous gypsum in order to improve hygroscopicity. Type II anhydrous gypsum can be produced by adjusting the temperature and time for heating the gypsum board waste. The proportion of type II anhydrous gypsum is usually 1% by weight or more, preferably 10% by weight or more, and usually 80% by weight or less, preferably 50% by weight or less, based on the carbide-containing gypsum cured product.
[0027]
The carbide-containing gypsum hardened body is porous with a bulk density of usually 1.2 or less, preferably 0.8 or less.
[0028]
The shape of the carbide-containing gypsum cured product is not particularly limited, and examples thereof include a board shape, a spherical shape, a block shape, a granular shape, and a powder shape. When formed into a board shape, the strength can be improved by attaching a board base paper to the surface. The board-shaped carbide-containing gypsum cured body may be used by laminating with a commercially available gypsum board.
In addition, a layer of a carbide-containing gypsum cured body is formed on the surface of the base material by applying, spraying, or the like to the surface of the base material (for example, a commercially available gypsum board) that hydrates the fired product of the present invention. Thus, the effect of absorbing volatile organic compounds and humidity can be imparted to a commercially available gypsum board.
[0029]
If the carbide-containing gypsum hardened body is molded into a board shape, it can be used as a construction material such as a soundproofing material and a building interior material such as a partition. Moreover, spherical or block-shaped carbide-containing gypsum hardened bodies can be used as a material that fills the space between the partitions of the house. Thus, the volatile organic compound and humidity in a building can be effectively absorbed by using it as a building interior material, a house underfloor facility, and a house heat insulating material.
[0030]
The carbide-containing gypsum cured product can be used as a filler for paper, plastics, paints, rubbers and the like, for example, if it is formed into granules or powders. By using it as a filler, in addition to absorbing volatile organic compounds and humidity, flame retardancy can be imparted. It can also be used as an electromagnetic shielding material or a snow melting material. If formed into a spherical shape or a granular shape, it can be used as an additive for agriculture, forestry and livestock, for example, mixed with soil and livestock feed, or used as a deodorant material or a sewage purification filter material. When mixed with soil, in addition to absorption of volatile organic compounds, soil improvement, deodorization, drainage and air permeability, heat storage, water retention, etc. can be improved.
[0031]
【Example】
Examples of the present invention will be described below.
[0032]
Example 1
As a gypsum board waste material, a commercially available gypsum board cut to 4 × 7 × 1.25 cm was used.
In order to promote carbonization of the base paper for board, 0.1 cm 3 of 70 wt% sulfuric acid aqueous solution or 1 mol / dm 3 zinc chloride aqueous solution is sprayed, and then gypsum board waste material in an electric furnace at 300 to 700 ° C. for 1 to 10 minutes. Was heated, the base paper for board was carbonized, and the two-water gypsum was dehydrated into hemihydrate gypsum. The obtained sample was pulverized and adjusted to 150 to 300 μm.
Water was added to this so that the amount of mixed water would be 100 to 200%, and after kneading, it was poured into a 2 × 2 × 8 cm mold to prepare a carbide-containing gypsum cured body.
[0033]
Example 2
Examination of carbonization condition of base paper for board
Effect of temperature and time on specific surface area when board base paper sprayed with sulfuric acid aqueous solution is heated and carbonized Obtained by spraying sulfuric acid aqueous solution on board base paper and heating at 400 ° C for 30 minutes The specific surface area of the charcoal was 120 m 2 / g, but the specific surface area of the charcoal obtained by heating for 13 minutes at 600 ° C. was 180 m 2 / g.
[0034]
Effect of temperature and time on specific surface area when board base paper sprayed with zinc chloride aqueous solution is heated and carbonized <br/> Obtained by spraying zinc chloride aqueous solution on board base paper and heating at 600C The specific surface area of the carbide increased with heating time and reached 300 m 2 / g in 90 minutes.
However, since the dihydrate gypsum in this condition is dehydrated completely anhydrous gypsum, to further enhance the heating temperature, in order to increase the specific surface area in a short time, it was heated at 700 ° C. 30 minutes, the specific surface area of 300 meters 2 / g.
[0035]
In brief heating change in the specific surface area of the carbide in 1 minute, the specific surface area of the carbide reached 250 meters 2 / g in is a 20 m 2 / g 3 min, thereafter, the specific surface area was increased slightly. The specific surface area value after heating for 3 minutes was 83% of that after heating for 30 minutes. Moreover, the specific surface area of the carbide increased as the concentration of the aqueous zinc chloride solution increased. However, since the amount of remaining zinc increases as the concentration of the aqueous zinc chloride solution increases, the concentration of the aqueous zinc chloride solution is set to 1 mol / dm 3 .
[0036]
Influence of heating time on pore distribution of carbides Although pores of about 5 nm were observed at any heating time, the pore diameter became smaller as the heating time was increased. Moreover, the pore volume of charcoal heated for 4 minutes increased to about 2.5 times that of 3 minutes.
In order to obtain charcoal from the base paper for board, it was found that a 1 mol / dm 3 zinc chloride aqueous solution was sprayed with 0.1 cm 3 and heated at 700 ° C. for 4 minutes to obtain a very favorable result.
[0037]
Effect of heating time on the amount of crystal water of gypsum Fig. 1 shows the effect of heating time on the amount of crystal water of gypsum. It can be seen that the mixture of dihydrate gypsum and half water gypsum is 3 minutes or less, and the mixture of half water gypsum and type II anhydrous gypsum is exceeded 3 minutes. The production ratio of semi-water gypsum and type II anhydrous gypsum after heating for 4 minutes was 1: 1.
Even if type II anhydrous gypsum that is hard to be cured is generated by heating, it is considered that there should be a half-water gypsum that can express moderate strength.
[0038]
Example 3
The charcoal-containing semi-water gypsum (including anhydrous gypsum) obtained by heating for 4 minutes at a moisture absorption / release amount of 700 ° C. of the carbide-containing gypsum cured product was screened to adjust the particle size to about 125 to 500 μm.
This was hydrated to obtain a carbide-containing gypsum cured product.
[0039]
Effect of water content on porosity and bending strength of various gypsum hardened bodies <br/> The charcoal-containing gypsum hardened bodies prepared by the treatment with zinc chloride and sulfuric acid contain type II anhydrous gypsum, so the bending strength is conventional. It was lower than the cured body made from the baked gypsum. No significant difference was observed in the porosity, and it was confirmed that the strength of the cured product was about 1 MPa even when the amount of mixed water was 200% even when containing type II anhydrous gypsum.
[0040]
Change in moisture absorption / release amount of various gypsum cured bodies Fig. 2 shows changes in moisture absorption / release amount of various gypsum cured bodies.
The moisture absorption / release amount of various gypsum cured bodies was measured. Moisture absorption and desorption is measured by holding a fixed amount of the above-mentioned charcoal-containing gypsum cured body for 1 day in a desiccator at 23 ° C and 80% humidity, and then holding it in a desiccator at 23 ° C and 50% humidity for 1 day. This was repeated twice.
The amount of mixed water is 140% in any cured body.
Carbide-containing gypsum cured by zinc chloride treatment as a result of quickly holding a cured body (obtained in the same manner as in Example 1) in a dryer for 1 day in a desiccator with a humidity of 80%. The body absorbed the largest amount of moisture at 80 g / m 2 , and in the order of sulfuric acid treatment, heat (600 ° C.) treatment only (carbide-free), and baked gypsum. It was confirmed that the two-water gypsum itself has the ability to absorb moisture. However, the increase in the value in the zinc chloride treatment by about 60 g / m 2 from dihydrate gypsum alone is considered to be due to the presence of contained carbide or type II anhydrous gypsum. The hydration of type II anhydrous gypsum was not confirmed from X-ray diffraction and thermal analysis (TG-DTA).
[0041]
Effect <br/> Figure 3 water mixture on the absorption and moisture amount of the cured product shows the effect of water mixture on the absorption and moisture amount of the cured product.
When the amount of mixed water is 100%, the amount of moisture absorption is about 100 g / m 2 , and as the amount of mixed water decreases, this amount of moisture absorption decreases, and when the amount of mixed water is 200%, it is about 50 g / m 2, which is about half the value. Also, the moisture absorption and moisture release did not change even when repeated three times.
[0042]
Effect of mixed water amount on moisture absorption / release amount per weight of cured body As the mixed water amount decreases, the weight of a predetermined volume increases. For this reason, the moisture absorption / release amount per unit weight of the cured product was almost the same, about 3.5 g / m 2 / g. As the weight of the cured product increased, the amount of carbide contained increased, but the amount of moisture absorption did not change. From this, it was confirmed that the moisture absorption / release amount of the carbide-containing cured body produced by the zinc chloride treatment did not affect the amount of carbide contained. The charcoal-containing gypsum cured product has a higher moisture absorption / release amount than the two-water gypsum cured product prepared from baked gypsum.
That is, it is considered that the type II anhydrous gypsum is larger than the moisture absorption amount of the two-water gypsum. This was due to the difference in specific surface area, and the specific surface area of type II anhydrous gypsum was about 1.5 times that of dihydrate gypsum.
The reason why the moisture release amount decreases as the number of repetitions is increased is considered that water molecules adsorbed on the surface of the cured body or inside thereof are not easily released.
In order to return the moisture release amount to the original, the humidity may be reduced to 0% or the temperature may be increased.
[0043]
Example 4
Formaldehyde adsorption of carbide-containing gypsum cured product 1) Method In a desiccator filled with nitrogen gas (manufactured by Suzuki Shokan Co., Ltd.), gaseous formaldehyde (manufactured by Kanto Chemical Co., Ltd.) is placed to create a formaldehyde atmosphere. The carbide-containing gypsum cured product produced from the gypsum board waste material sufficiently dried in the drier was allowed to stand and the formaldehyde adsorption amount of the carbide-containing gypsum cured product was measured as follows.
First, formaldehyde is dripped with a syringe into a dry nitrogen gas atmosphere to adjust to 0.34 to 1.34 ppm, and then a fixed amount of the above-mentioned carbide-containing gypsum cured product is put in, and the formaldehyde detector is used for up to 20 minutes. The amount of formaldehyde adsorbed was measured at 1 minute intervals.
Characterization of the obtained sample was examined using X-ray diffraction, thermal analysis (TG-DTA), infrared absorption spectrum, pore distribution, and the like.
[0044]
2) Results
Effect of time on formaldehyde adsorption of various gypsum hardened bodies The formaldehyde concentration was adjusted to 0.43 ppm using nitrogen gas. The amount of formaldehyde adsorbed on the cured product (containing no carbide) that was only heat-treated (600 ° C.) was 10%, whereas the formaldehyde adsorption capacity of the cured gypsum cured material containing sulfuric acid or zinc chloride was The value was 4 to 5 times higher than that containing no carbide.
In addition, the formaldehyde concentration of all the cured products became constant after 30 minutes of treatment. From this, it was confirmed that the carbide in the cured product is involved in the adsorption of formaldehyde.
[0045]
FIG. 4 shows the influence of the amount of mixed water on the formaldehyde adsorption of the gypsum cured product.
When the amount of mixed water was changed at an initial formaldehyde adsorption concentration of 1.34 ppm, the equilibrium adsorption amount tended to increase as the mixed water amount of the produced cured product increased. This tendency is further increased with respect to the amount of formaldehyde adsorbed per unit weight of the cured product. From this, the amount of formaldehyde adsorbed in the cured gypsum-cured cured gypsum prepared with a high amount of mixed water is that the larger the porosity, the easier the penetration of formaldehyde into the cured body and the lower the amount of contained carbide. This is thought to be due to efficient adsorption of formaldehyde. When the formaldehyde concentration was changed, the amount of adsorption tended to increase as the concentration increased. This is thought to be because the number of contact between the carbide and formaldehyde increases as the concentration increases.
The ratio of adsorption amount: initial concentration at an initial formaldehyde concentration of 1.34 ppm was 0.55, and the ratio of adsorption amount: initial concentration at an initial formaldehyde concentration of 0.34 ppm was 0.4.
[0046]
FIG. 5 shows the change over time of the amount of formaldehyde adsorbed by each substance. This is the result at an initial concentration of 1.34 ppm. Even with gypsum alone, the amount of formaldehyde adsorbed was 0.4 ppm. Moreover, the adsorption amount of the carbide simple substance became constant at 0.6 ppm, which is about 1.5 times that of the gypsum simple substance. Comparing this total with the result of the carbide-containing gypsum cured product, the amount of formaldehyde adsorbed by the carbide-containing gypsum cured product was slightly lower. It is considered that this is because the carbide contained in the cured body is uniformly present in the cured body, and even if the pores are large, the inside becomes harder to contact with formaldehyde.
[0047]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the carbide | carbonized_material gypsum hardened | cured material excellent in the adsorptivity of a volatile organic compound and hygroscopicity can be obtained by using a gypsum board waste material as a raw material.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows the effect of heating time on the amount of crystal water of gypsum.
FIG. 2 shows changes in moisture absorption and desorption of various gypsum cured bodies.
FIG. 3 shows the influence of the amount of mixed water on the moisture absorption / release amount of a cured product.
FIG. 4 shows the influence of the amount of mixed water on formaldehyde adsorption of a gypsum cured product.
FIG. 5 shows the change over time of the amount of formaldehyde adsorbed by each substance.

Claims (9)

セッコウボード廃材を、塩化物、水酸化物、硫化物、硫酸、リン酸塩及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の炭化促進材の存在下で300〜800℃に加熱して得られる焼成物を水和することにより得られる炭化物含有セッコウ硬化体。  A gypsum board waste material is obtained by heating to 300 to 800 ° C. in the presence of at least one carbonization promoter selected from the group consisting of chloride, hydroxide, sulfide, sulfuric acid, phosphate and phosphoric acid. Carbide-containing gypsum cured product obtained by hydrating the fired product. 炭化促進材が、塩化亜鉛、硫酸及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の炭化物含有セッコウ硬化体。  The carbide-containing gypsum cured product according to claim 1, wherein the carbonization accelerator is at least one selected from the group consisting of zinc chloride, sulfuric acid, and phosphoric acid. 加熱温度が500〜800℃である請求項1に記載の炭化物含有セッコウ硬化体。The carbide-containing gypsum cured product according to claim 1, wherein the heating temperature is 500 to 800 ° C. 半水セッコウ、II型無水セッコウ及び炭化物を含有するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の炭化物含有セッコウ硬化体。The carbide-containing gypsum cured product according to any one of claims 1 to 3 , which contains semi-aqueous gypsum, type II anhydrous gypsum and carbide. 請求項1〜のいずれか1項に記載の炭化物含有セッコウ硬化体を含有する建設用資材。Construction material containing the carbide-containing gypsum hardened body according to any one of claims 1 to 4 . 請求項1〜のいずれか1項に記載の炭化物含有セッコウ硬化体を含有する農林畜産用添加材。An additive for agriculture, forestry and livestock containing the carbide-containing gypsum cured product according to any one of claims 1 to 4 . 請求項1〜のいずれか1項に記載の炭化物含有セッコウ硬化体を含有する充填材。The filler containing the carbide containing gypsum hardened | cured material of any one of Claims 1-4 . セッコウボード廃材を、塩化物、水酸化物、硫化物、硫酸、リン酸塩及びリン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の炭化促進材の存在下で300〜800℃に加熱して得られる焼成物を水和することを特徴とする炭化物含有セッコウ硬化体の製造方法。  A gypsum board waste material is obtained by heating to 300 to 800 ° C. in the presence of at least one carbonization promoter selected from the group consisting of chloride, hydroxide, sulfide, sulfuric acid, phosphate and phosphoric acid. A method for producing a carbide-containing gypsum cured product characterized by hydrating a fired product obtained. 加熱温度が500〜800℃である請求項に記載の炭化物含有セッコウ硬化体の製造方法。The method for producing a carbide-containing gypsum cured product according to claim 8 , wherein the heating temperature is 500 to 800 ° C.
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