JP4392430B2 - 石油ランプ芳香放出装置及び燈心 - Google Patents

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Description

本発明は一般に照明と芳香放出のための装置に関し、特に、石油ランプ、エアフレッシュナ又は芳香放出装置に関する。
石油ランプは装飾的な照明と芳香性の目的で長い間使用されている。石油ランプはガラスかセラミック材料で通常作られている。金属、プラスチック及び木のような代替材料を先端技術と共に使用できるだろう。そのようなランプは、通常、可燃性液のリザーバを保持する室を画定するボディーと、該可燃性液を毛管作用により上昇させる燈心を含む。燈心は、ボディーの上部の開口から延伸する上端と、液体リザーバに接触する下端を有する。有効な毛管作用のために、燈心は、通常、綿やグラスファイバーの糸などのロープのように編まれたファイバーコードとして構成される。ランプは、点火されると、可燃性液体によって与えられる涙炎を形成する。そのようなランプは芳香の目的のために香油を取り入れることができる。
燈心は、屋内で使用する場合、6.35乃至25.4mm(1/4乃至1インチ)径、野外での使用の場合、1.59乃至6.35mm(1/16−1/4インチ)径を有する丸形である。直径が大きくなるのにつれ炎の高さは大きくなる。石油ランプはろうそく(キャンドル)と同じ規則、3インチ内側を持つ。これらの編んだ燈心は通常湾曲せず、カーボン炭素ヘッダーを作らない。グラスファイバーは熱伝導体として作用する。
燈心のロープ状の構成から生じる涙炎は望ましくない陰を生じさせ、あるいは、装飾的訴求を制限する。さらに、伝統的なランプでの芳香の放出は香油のリザーバに熱を伝導する燈心の性能に結びついている。しかしながら、毛管作用を促進する材料、すなわち、多孔材はしばしば熱伝導が不十分である。従って、芳香放出は最適でない。これと戦うために、燈心は、しばしば、毛管作用を犠牲にする銅線のような高熱伝導率を有する材料とされる。
石油ランプ又は芳香散気装置に使用される燈心が織られ若しくは編まれた綿又は繊維材料で作られるので、燈心はかなりの湾曲性を有する。従って、編んだ燈心は、その直線度と中央位置を維持するためにその周りに壁又はクランプを必要とする。壁をガラス、金属又はセラミックとすることができる。石油ランプの芯の形状は通常丸い。そういった燈心は上部外側の装置に固定され、そこでは、燈心がランプの内側ベースに緩く落ち込む。これは液体が燈心を登るといる毛管流に影響を及ぼし、望ましくない、あるいは、不ぞろいの炎の高さを生じさせる。そうでなければ、壁のようなトンネルは燈心を囲むが、燈心はしっかりと保持されずにトンネルを通り抜けてランプか散気装置の内側ベースに向かって液体内に落ちる。これは炎を消し、そして、孔のサイズによって、燈心を引き出すことは不可能かもしれない。クランプ又はトンネルのような壁は、デザインによっては、必要な燈心の交換をすることを難しくするかもしれない。
通常、石油ランプは、単一の燈心を挿入し油をランプの内側ベースに満たす小孔を1つ有する。これは過度のたれ流しを引き起こす場合があり、安全にランプを満たす漏斗などの追加ツールが必要であるかもしれない。さらに、燈心は内側ベース内に落ちるかもしれず、その容易な取り出しは制限されるかもしれない。
本発明はさまざまな装飾的な応用例で使用可能な石油ランプと芳香散気装置に関するものであり、向上された毛管動作によるユニークな炎を形成し、かつ、燈心に高熱伝導率を有する材料を使用する必要がなく、芳香放出を高めるために香油リザーバに熱を伝達する改良された手段を提供する。
ここに提供するものは、さまざまな装飾的な用途として使用可能でなるユニークな炎を形成する石油ランプである。ランプは、開放上端を有しかつ可燃性液体を保持する室を画定するボディーを含む。ランプは、可燃性液体に接するためにボディーの室内に位置する下端と、開放上端から上方に突出する上端を有するシートシート状燈心をさらに含む。毛管作用を高めるために、互いに離間し対向する第1及び第2のプレートの間に燈心を置くことができ、ランプは、点火されると、ユニークな炎を形成する。必要に応じて、ランプは、加熱の際に芳香の放出を促進するために、香油を含むことができ、また、高熱伝導率を有する材料を含まないように燈心を構成することができる。高熱伝導率は熱を伝達する能力を意味し、高熱伝導材料は高熱環境下で溶融せず、割れもせず、粉々にならない材料である。金属は高熱伝導材料の例である。
発明の実施の形態の詳細な例では、ランプは、プレートと燈心を一緒にクランプするための複数のクリップをさらに含む。少なくとも1つのクリップは、燈心の炎がクリップを加熱するように燈心の上部の上方に延伸し、該上部の上の方に曲がる上部と、液体のリザーバに接するように位置する下部を含むことができ、その結果、炎からリザーバに熱を伝導する。
好ましい実施の形態はインタロック外プレート(クランプでない)を含み、燈心がこれらのプレートよりも上方及び下方に延伸するように設けることができる。両プレートがしっかり燈心を保持するので、燈心はプレートを通り抜けて落ちることがなく、安定した高さを維持する。
発明の好ましい実施の形態の別の詳細な例では、燈心の上部がそれを上から見たときに、線、アーチ、円、正方形、三角形、ハート形又はアルファベット又は数字の形などの、選択された装飾的な形を形成するように、プレートは燈心を保持するように構成される。
別の好ましい実施の形態では、燈心は例えば、アルミ、真鍮、ガラス又はスチールから作られたプレートに巻きつけられる。
好ましい実施の形態では、ポリエーテルスルホン(PES)又はUL−94テストにより少なくともV−0レートを有する他のポリマーから作られ流体を保持する室は良い候補である。室は燈心を垂直に保持するように設計されており、従って、流体を室に安全かつ簡単に充填することができる。ポリエーテルスルホン(PES)は木、金属又はプラスチックなどの代替材料に接触することからくる熱を減少させる。
追加好ましい実施の形態は、比較的硬い自然に形成された鉱物質、又は、砂や石灰岩などの石化物質を含む。高透水性物質は毛管作用で液体を運び、燃焼蒸気を放出するその物質の上部に向かって油を上向きに移動させ、燃焼イオン化や熱伝導を増加させる。その物質の形状を例えば、円形、正方形、線形、曲線形、三角形、ハート形、星形又はアルファベット若しくは数字の形とすることができる。さらに、硬い物質は硬いまま残るので、追加のクリップ、プレート又は壁を設けることなく自立することができる。
剛性と一貫した炎の高さを維持するために、編んだファイバーの燈心を鉱物と組み合わせることができる。固化した鉱物は外側プレートの位置で使用され、むしろそれらは一緒に成型されるだろう。
シートシート状燈心は、織られた物質か中実物質に関係なく、油又はアルコールベースの製品に対して使用することができる。より厚い燈心は植物ベースの油に対して使用され、より薄い燈心が石油又はアルコールベースの液体に対して使用される。
織布は、ロービング織物グラスファイバー、マットグラスファイバー、無方向性グラスファイバー、2方向グラスファイバー、ポリアミド繊維、黒鉛繊維及びポリエチレン繊維から成るグループから選択された繊維材料から作ることができる。
従来の石油ランプの設計は、ランプが燃えているとき、周囲環境に芳香を分散することを促進しない。これは、ランプが作動する間に、芳香が燃料から空気中に放出される機会が全くないということによるものである。石油ランプが燃えるときに、芳香はランプの炎の中の燃料と共にほぼ完全に消費される。従って、従来の石油ランプの燃料へ芳香物質を添加しても、周囲の空気の中に芳香を分散する効果はない。芳香の例は、ラベンダー、杉、シナモン、糸杉、常緑樹、クチナシ、青りんご、スイカズラ、ジャスミン、レモン、マルベリー、ニュートラル、潮風、パチョリ、ペパーミント、タンジェリン、バニラ、ワイルドボタン、ビャクダンであり、これらは、樹木、花、フルーティー、グリーン等として定義可能でである。
単一の燈心を有しガラスから作られた伝統的な石油ランプデザインは揮発性の要素を空気に放出しない。なぜならば、燃料が炎によって焼き尽くされるからである。従って、揮発性の要素を放出するために、熱伝導装置を加えなければならない。多くの石油ランプのデザインはここに1つ以上の材料、即ち、金属とセラミックを組み込む。これらの材料は透水性(例えば、セラミック又は石)あるいは高熱伝導性(例えば、金属)により、芳香を発することが知られている。さらに、使用される燃料のタイプは芳香又は空気浄化放出に影響する。アルコールはより多くの蒸気を放出するので、油性品に比べて、より多くの揮発要素を放出させる。それは芳香放出装置又は空気清浄器を備える石油ランプである。
換言すれば、セラミック若しくは金属のプレート又は上部を有するすべての石油ランプにエアフレッシュナと芳香放出装置を適用することができる。金属は芳香又は空気清浄化燃料を加熱し、該加熱された物質は香り又は清浄化物質を空気中に放出する。また、多孔性の鉱物材料を用いる設計は、炎からの熱と組み合わされる透水性により芳香又は空気浄化燃料を放出することを助長する。空気浄化燃料の例は、ニュートラル、潮風、レモン、オレンジ及びペパーミントである。
ランプによって消費される燃料は、周囲温度又は室温で少なくとも1つの液体成分を有するいかなる可燃性の有機材料とすることができる。典型的な燃料は鉱油、パラフィン油、脂肪族炭化水素油、ナフテン炭化水素油、灯油、低炭化水素、アルコール、植物油、表面活性剤、脂肪酸、トリグリセリド、グリセリド及びエーテルを含むことができる。好ましい燃料は、鉱油と、トリグリセリドと植物油である。燃料は、燃料の外観を改良するために油溶性染料その他の着色材などの着色材を含むことができる。そのような燃料はまた、燃やされると有色炎を発生させる鉱物塩を含むことができる。
流体搬送手段として使用できる適当な毛細管は、ガラス、金属、プラスチック又は液体燃料と揮発性材料に利用できかつ毛管作用による液体の移動を可能にするいかなる他の材料とすることができる。毛管形成のための好ましい材料は、入手の容易さ、耐薬品性及び審美性のために、ガラスである。毛管搬送手段を容器の一体部分として容器に統合することができ、又は、分離構造要素としてランプに組み込むことができる。
流体搬送手段として使用できる適当な多孔性の無機物質はセラミック、フリットガラス、グラスファイバー、磁器、石、テラコッタ、アスベスト又は材料マトリクス中に網状の開口かチャンネルを含む他の無機物質を含む。好ましい構造材料は、使いやすさ、柔軟性、及び燃料と揮発性材料の液体を搬送する高い能力のために、グラスファイバーである。
液体搬送手段として使用できる適当な多孔性の有機材料はセルロース材料、綿、麻、リネン、絹、紙、大麻及び木を含む。これらの材料は、それらのマトリクス中に自然発生した間隙を有するので、それらは液体の搬送によく適している。好ましい多孔性の有機材料は、経済性と、効率的な搬送特性のために、綿である。
ここに開示されるものは、概要として、石油(オイル)ランプ、オイルキャンドル、芳香散気装置及び/又は、エアフレッシュナの様々なデザインである。編んだ燈心は剛性を維持するために中実の鉱物と組み合わせることができる。編んだ燈心は、粗紡グラスファイバー、マットグラスファイバー、一方向性グラスファイバー、双方向性グラスファイバー、ポリアミド繊維と、黒鉛繊維、ポリエチレン繊維とすることができる。あるいはまた、砂岩や石灰岩などの中実の鉱物燈心を使用できる。燈心を色々な形とサイズに設けることができ、また、安全を考慮して設計することができる。芳香分散機として燈心を使用できる。燈心は、植物油、動物油又は石油ベースの液体はもちろん、油、アルコールその他同様のものに対して使用される。固形物材料は透水性の大きい固められた鉱物とすることができる。芳香分散機の場合、石の燈心をその高透水性のため芳香を放出するように使用できる。芳香分散機の場合、また、編んだ燈心に組み合わせた金属かセラミックのプレートは芳香を空気に放出する芳香油を加熱する。
ここでは、ランプのための多くの安全設計上の特徴が存在する。例えば、開放された燃料を覆うユニークな上部が備えられ、それにより、燃料が汚染粒子により汚染されることを防止し;蓋はすすの放出を排除し安全に炎を消すろうそく消し(燈芯消し)として設計され;室は、燈心を常に垂直に保持するブラケットを備えるように設計され;室は通気孔を有し、かつ、過熱されるかもしれない材料に対するバリアを有し、これにより、ベースランプのより安全な温度品質を維持し;燈心プレートは燈心を所定位置にしっかりとクランプするので燈心がプレート間で落ちることなく、あるいは、不ぞろいな炎の高さを生じさせることがない。
本発明の他の特徴と利点は図示される添付図面に関連してなされる以下の好ましい実施の形態の説明で明らかになる。図面は本発明の原理を例として示すものである。
発明を実施するための好ましい態様
本発明の実施の形態をここで添付図面に関連して例示的に説明する。
説明的な図面、特に、図1に、可燃性液体を保持する室14を画定しかつシート状燈心16を有するボディー12を備えるランプ10が示されている。この開示の目的に関し、用語「ランプ」は照明のために構成される装置を言う。ランプは、液体が燈心を登る毛管作用を促進するために、室内へ延伸して燈心を固定押圧する2枚のプレート18を含む。ランプは点火されると、さまざまな装飾的使用として使用可能なユニークな炎を形成する。ボディーは、両プレートを固定しかつ炎から液体リザーバへ熱を伝達する複数のクリップ20(それらの1つだけが図示されている)である熱伝導要素をさらに含み、これらの熱伝導要素は、香油と共に使用されると、芳香の放出を促進する。そのうえ、本発明は、燈心が高熱伝導性である必要をなくすことができる。
図2に関して、複数のクリップ20(それらの1つだけが図示されている)は両プレートの側縁に設けられている。クリップは両プレート間で燈心を押圧支持するサイドフランジ22を含み、クリップは燈心を押圧支持することによって、液体が燈心を登る毛管作用を高める。燈心16は、その上部(上端)16aがランプのボディーの外へ延伸し、かつ、下部(下端)16bが両プレートの下縁を超えて液体に接するように延伸する状態で両プレート間に位置して適当な大きさとされている。使用の際に、燈心の上部が点火されるので、炎は燈心の形に従いながら、燈心の上部を横切るように存在する。この実施の形態では燈心は真直であるが、様々な形で燈心とプレートを構成できるのが理解されるべきである。例えば、燈心を特定の装飾の使用に基づき、上から見たときに、アーチ形、円形、正方形、三角形、ハート形、アルファベット又は数字の形に構成できる。
燈心16の材料と厚さは、使用される液体に対して、主として燃焼時間と毛管作用を促進するように選択される。ステンレス、アルミ、真鍮、青銅その他同様物の高熱伝導率を有する材料で燈心を構成することは不要である。燈心は、可燃性液体が石油ベースのパラフィンであるとき、約8オンス(約227g)の重さのグラスファイバーの単一シートとすることができる。この実施の形態では、燈心はおよそ24オンス(約680g)の重さの3枚のグラスファイバーで作られている。燈心は、また、綿、炭素、又は、燃焼時間が長くかつ美的訴求力を高めるために種々の色に染ることができる他の材料で作ることができる。燈心の上部は燈心の燃焼端を縁どることを避けるように制限されるかもしれない。この実施の形態では、燈心16の上端はプレートのおよそ1.59乃至6.35mm(1/16インチから1/4インチ)上まで延伸し、かつ、燈心16の下端はプレートのおよそ12.7乃至19.1mm(1/2インチから3/4インチ)下まで延伸する。燈心の水平方向の長さはプレートより少なくとも6.35mm(1/4インチ)短い。これにより、確実に、燈心が水平方向にプレートを超えて延伸することがなく、故に、炎が上段室14(図1)に広がることを避けることができる。この実施の形態では、燈心は、燈心における液体の上方先端への移動を確実にするために、望ましくは縦方向の高さが7.62mm(3インチ)未満である。
引き続き図2を参照すると、クリップ20は、燈心の炎がクリップを加熱することになるように燈心16に向かって湾曲する上部24を有し、かつ、液体リザーバ内に延伸する下部26をさらに含む。各クリップはランプ10のボディー12に比べて比較的高い熱伝導率を有する熱伝導材料で作られている。この実施の形態では、各クリップはおよそ8.89cm(3.5インチ)の高さを有する。この熱伝導要素をステンレス、アルミ、真鍮、青銅その他の熱伝導材料で作ることができる。クリップの下部は液体と棚28(図1)に接するように位置される。他の実施の形態(図6)では、クリップは上部を含まないかもしれない。
図1と2に関して、プレート18は上段室14に吊される。この実施の形態では、プレート18は、その厚さが少なくとも3.17mm(1/8インチ)であり、ガラスで作られ、又は、壊れ、割れ若しくは粉々にならないで高温に耐える同様の材料で作られている。各プレートは、およそ31.75cm(12.5インチ)の水平な長さ、およそ5.08cm(2インチ)の高さ及びおよそ3.17mm(1/8インチ)の厚さを有する。プレートは、ランプのボディー12への熱伝導を抑えるために、ランプ10の上面30から少なくとも6.35mm(1/4インチ)上方に延伸し、プレートは棚28に接することなく、むしろ、クリップを使用することで該棚の少なくとも1.59mm(1/16インチ)上に吊される。上面は香油を保持する窪み部分(図示省略)を有することができる。プレートは、燈心が液体(図示省略)に接触できるように棚の上に吊される。代替的に、プレートを棚の表面の上の何らかの距離の所に支える装置(図示省略)を棚に組み込みことができ、そうすれば、プレートを吊す上面30を必要とせず、そのため上段室14は露出される。代替的にプレートを棚に接触させることもできる。
図1、3及び4を参照し、ランプのボディー12は目の形をしており、高さH1を有する。この高さは、およそ13.98cm(5.5インチ)であるかもしれない。しかしながら、ランプのボディーを円形、正方形、長方形、多角形又は湾曲した形などのいかなる形状にできることが理解されるべきである。ランプのボディーは比較的低い熱伝導率も有する材料から作られている。この材料はアルミ、スチール、銅、真鍮、プラチナ、樹脂他の材料とすることができる。ランプの外部ボディーを外部ベニヤ13で覆うこととしてもよく、該ベニヤは、木、革、ワックス、磁器若しくはそれらに類似するもの又は同様の美的訴求力を備える外観のものを含む。ランプは長さL1、ここでは、38.1cm(15インチ)、各端部における幅W、ここでは、2.54cm(1インチ)を有するが、その他のいろいろな代替サイズとすることができることが理解されるべきである。
引き続き図1に言及し、ランプは、棚28によって分離された2つの室、上段室14及と下段室32を含む。また油室と呼ばれる上段室14は液体を保持するように構成される。好ましい実施の形態では、液体は植物ベースの非毒性の香油である。また、液体は、石油ベースのパラフィン又は他の可燃性燃料であるかもしれない。下段室は熱が棚を介してランプが載っている面に至るまでの熱損失率を低下させる断熱室として機能し、断熱機能を高めるためにそこを泡他の材料で満たすことができる。ランプ10は、さらに、液体が減ったときにそれを充填又は補給する1つ以上の孔34をボディー12の上面30に有する。好ましい実施の形態では、1つ以上の孔34は横方向に延伸する燈心16の一端か両端に位置する。ランプが香料入りの液体を含むとき、孔はまた、芳香を環境に放出することを促進する。室14,32は垂直に整列されている。代替的に、1個の室だけを有するか又は第3の室、中段室36(図5)を有するようにランプを構成できる。
図7に言及し、ランプ10はさらに細長い蓋38を含むことが示される。蓋は、炎とリザーバへの空気供給を完全に遮断することによって燈心を消すために設けられる。燈心を消すために、ユーザはボディー12の上に蓋を置く。1つの実施の形態では、蓋はボディーに固定されるように構成される。
ここで、図8に言及すると、シート状燈心16’は剛性のプレート18’の周りのスリーブとして構成される。プレートはアルミで形成され、耐食性を高めるためにそれをメッキすることとしてもよい。プレートをまた、真鍮、スチール、ガラス他の適当な材料で形成することもできる。燈心はプレートの周りに巻かれ、グラスファイバー糸などの熱抵抗力がある糸によって適所で縫われる。望ましくは、燈心は毛管作用をさらに助長するようにプレートの周りにタイトに縫われる。
以上の説明から、本発明は、さまざまな装飾的な応用で使用可能な石油ランプであって、改良された毛管作用でユニークな炎を形成し、高熱伝導率を有する材料を燈心に使用する必要がなく、芳香放出を増強するために香油リザーバに熱を伝導する改良手段を有する石油ランプを提供することが理解されるべきである。
図9−12は、本発明の代替インタロックプレートデザインを示す。そのデザインは約5.34cmHx7.39cmWx1.0mm厚(約2.11インチHx2.91インチWx0.04インチ厚)の寸法を有する第1のプレート100を含むことがわかる。第2のプレート104はL形であり、幅が共に約7.8mm(約0.31インチ)である脚108と腕112を備える。L形プレート104と長方形プレート100を1枚のアルミニウムシートを切断曲げ加工して、例えば、図12に示す連結ヒンジ116で連結されたこれらの平行な2枚のプレートとして形成することができる。
図9−12のデザインの、先に説明したクリップのデザインより優れた利点は、4つのパーツ(2つのプレートと2つのクリップ)ではなく2つのパーツが使用されていることであり、これは費用を下げ、それをより安定させ;燈心を所定位置に固定し、組立をより容易にし;完全なピースとする。クリップは燈心の周りに組み付き、燈心はプレートの上に3.17乃至6.35mm(1/8−1/4インチ)延伸し、燃料を吸収するためにプレートの下に3.17乃至6.35mm(1/8−1/4インチ)垂れ下がる。完全な燈心ピースは、次に、室の底部又はランプベースの中心壁間に置かれ、燈心を常に適切な位置に保つ。即ち、燈心を上部から吊り下げることに代えて、燈心を支持するために前記底部に壁ユニットに組み込むことができる。それを底部に固定することによって、ユーザは、燈心に触れずに、ランプを満たすことができる。これは、より簡単、より安全、かつ、より清潔である。
図13−15は、底部材料へ伝達される熱を減少させる気流を供給するために図13に示されるように脚160を有する本発明の油室又は液体室150を示す。この室を、例えば、ポリエチレン、金属又はセラミックで作ることができる。図14に示すリッジ170は、例えば、底部材料を熱と燃料のたれ流しから保護する。同様に図14に示される通気孔176は、例えば、熱と芳香を放出するために設けられる。図14と15に示すように、1組の離間する組込壁180は燈心を中心に置きかつ垂直に保つ。燈心は、ガラスかセラミックプレートが使用されるなら、約6.35mm(1/4インチ)厚であり;金属シートが使用されるなら、約3.17mm(1/8インチ)厚である。図示の壁は、ガラス又はセラミックのデザインであるが、好ましい実施の形態は金属であり、その耐久性及び費用によるものであり、かつ、金属を使用は芳香の放出を高めるからである。
図16−18に中実の鉱物燈心アセンブリを示す。自立している中実の鉱物燈心200を図18に最も良く示している。プレート204,208は燈心を垂直に保持するために組み込まれている。上部プレート212はベース230によって形成された室220中の流体を保護する。ベースは木、金属、セラミックのガラス、プラスチック又は同様のもので作られている。内蔵の燈心消し240を図の上部に示す。要素250はセラミック、ガラス、金属又はポリマーで作られた内室である。燈心の材料は垂直な毛細管流を伴う砂岩や石灰岩などの非常に多孔性の材料とすることができる。望ましくは、それは既存の岩石から所定のサイズにカットされる。燈心は、油ランプか芳香ランプのサイズに従って、3.18乃至12.7mm(1/8−1/2インチ)厚、望ましくは、6.35mm(1/4インチ)厚、及び12.7乃至254mm(1/2〜10インチ)幅である。
図19−21に代替の中実の鉱物300を示す。その燈心アセンブリは、図19から理解できるように9.9cm(3.90インチ)の高さをもち、また、図20と21から理解されるように、上部において7.62cm(3.00インチ)の幅を有することができる。燈心アセンブリは、同様に、中実の鉱物燈心310と、該燈心を垂直に保持するプレート320を含む。
図22−24に発明のさらなる実施の形態の繊維材料を備える中実の鉱物燈心360を示す。図24において、繊維材料心370を囲む中実の無機質材料364が示される。センタリングプレート380はそれを中心かつベースの中に垂直に保持する。内室390はベースの中に形成され、炎を消す燈心消し400を備える。燈心消し400は耐熱性の上部を有する。図示の燈心層は石材にからみ合う繊維を示している。繊維は垂直に流れて、グラスファイバーか黒鉛などの無機物質から作ることができる。石は耐高熱性かつ耐炎性の透水性の粘土のような鉱物の混合物とすることができる。燈心を形成するために、鋳型内に繊維材料を垂直に置き、鋳型に液体粘土を注ぎ込んで約6.35mm(約1/4インチ)厚の薄板を形成する。その幅は、石油ランプのサイズに依存して、12.7乃至254mm(1/2インチから10インチ)とすることができる。ベースが可燃性の非耐熱材料(例えば、木、プラスチック、板紙)から作られるならば、要素410は追加室であり、さもなければ、それは耐高熱性かつ耐炎性の材料(例えば、金属、ガラス、セラミック)から作られるベースの内側である。
図19−21に示すものと同様である代替のアセンブリのデザイン460を図25と26に示す。それは、図25によれば、8.38cm(3.30インチ)の幅及び7.62cm(3.00インチ)の高さを有することができる。
概要として、さまざまな装飾的な応用例で使用可能なユニークな炎を形成する石油ランプがここに開示される。ランプは、可燃性液体を保持する室を画定しかつ開放上端を有するボディーを含む。ランプは、可燃性液体に接するためにボディーの室内に位置する下端と、開放上端の上方に突出する上端を備えるシート状燈心をさらに有する。毛管作用を高めるために離間し対向する第1及び第2のプレートの間に燈心を配設することができ、あるいは、剛性プレートの周りを包むように燈心を設けることができる。点火されると、ランプはユニークな炎を形成する。必要に応じて、ランプは加熱の際に芳香の放出を促進するために香油と熱伝導要素を含むことができ、燈心が高熱伝導率を有する材料を含まないように構成できる。
以上の詳細な説明によって、本発明の多くの変形、適合及び修正ができることは当業者にとって明白である。発明の範囲はここに開示された異なる実施の形態のいかなる要素の組み合わせ(部分組立、組立及びその方法はもちろん)を含む。従って、発明の技術的思想から逸脱することのない、そのようなすべての変形は本発明の範囲内であることを意図する。
細長い燈心を保持するように構成したボディーを有する本発明による石油ランプの好ましい実施の形態の断面視図である。 図1のランプの燈心、プレート及びクリップの部分斜視図である。 図1のランプの側面図である。 図1のランプの平面図である。 段に配列した3個の室を有する第2の好ましい実施の形態のランプの断面斜視図である。 本発明による石油ランプに使用する燈心、プレート及び代替クリップ構成の断面斜視図である。 細長い蓋を取り入れた図1に示すランプの斜視図である。 金属板の周りに折り曲げられた細長いシート状燈心を含む本発明の石油ランプの第2の好ましい実施の形態の斜視図である。 本発明の代替インタロックプレートデザインの斜視図である。 図9のインタロックプレートの側面図である。 図9のインタロックプレートの正面図である。 図9のインタロックプレートの平面図である。 本発明の油室又は流体室の側面図である。 図13の室の平面図である。 図13の室の断面図である。 本発明の中実鉱物燈心室アセンブリの側面図である。 図16のアセンブリの平面図である。 図17の18−18線断面図である。 図16のアセンブリの代替手段である。 図19の代替手段の平面図である。 図20の21−21線断面図である。 本発明の別の代替アセンブリである。 図22の代替アセンブリの平面図である。 図23の24−24線断面図である。 本発明の代替室の側面図である。 図25の室の平面図である。

Claims (15)

  1. 可燃性液体を保持する室を画定しかつ開放上端を有するボディーと;
    前記可燃性液体に接するために前記ボディーの前記室内に位置する下端と、前記開放上端から上向き突出する上端を有する平面形状の高熱伝導率を有する材料を含まない燈心と;
    互いに離間して対面する第1及び第2のプレートであって、該各プレートの下部は前記ボディーの前記室内に位置し、該各プレートの上部は前記開放上端に隣接して位置し、前記平面形状の燈心をそれらの両プレートの間に挟む第1及び第2のプレートと;
    前記第1及び第2のプレートの周縁に係合する少なくとも1つのクリップと;
    を含んでなる石油ランプ。
  2. 請求項1の石油ランプであって、前記燈心の前記上端の上方に延伸し該上端の上方へ湾曲する上部と、前記ボディーの前記室内に位置する下部を有する熱伝導要素をさらに含んでなる石油ランプ。
  3. 請求項1の石油ランプであって、前記燈心は、上から見たときに装飾的な形に構成されている石油ランプ。
  4. 可燃性液体を保持する室を画定しかつ開放上端を有するボディーと;
    互いに離間して対面する第1及び第2のプレートであって、該各プレートの下部は前記ボディーの前記室内に位置し、該各プレートの上部は前記開放上端に隣接して位置する第1及び第2のプレートと;
    前記第1及び第2のプレートの間に挟まれる平面形状の燈心であって、前記可燃性液体に接するために前記ボディーの前記室内に位置する下端と、前記第1及び第2のプレートの前記上部から上方に突出する上端を有する燈心と;
    前記第1及び第2のプレートの側縁に配設されて前記燈心を前記第1及び第2のプレートの間に挟む複数のクリップであって、前記複数のクリップのうちの少なくとも1つは上方に延伸し前記燈心の前記上端の上方へ湾曲する上部と、前記第1及び第2のプレートと前記燈心を一緒に挟むサイドフランジと、前記ボディーの前記室内に位置する底部とを含むクリップと;
    を含んでなる石油ランプ。
  5. 請求項4の石油ランプであって、前記第1と第2のプレートはガラスから成り、前記燈心は高熱伝導率を有する材料を含まない石油ランプ。
  6. 請求項4の石油ランプであって、前記第1と第2のプレートは、前記燈心の上部が上から見たときに所定の装飾的な形をなすように、前記燈心を保持するように設けられている石油ランプ。
  7. 請求項6の装置であって、前記装飾的な形は、アーチ、円、正方形、三角形、ハート形、アルファベット、数字から選択されたものである石油ランプ。
  8. 可燃性液体を保持する室を画定しかつ開放上端を有するボディーと;
    互いに離間して平行な第1と第2のプレートであって、前記ボディーの前記室内に位置する下部はと、前記開放上端に隣接して位置する上部とを有する第1と第2のプレートと;
    前記第1と第2のプレートをクランプする複数のクリップと;
    前記第1のプレートと前記第2のプレートの間に挟まれ、前記可燃性液体に接するために前記ボディーの前記室内に位置する下端と、前記第1と第2のプレートの前記上部から上方に突出する上端とを有する平面形状の燈心と;
    を含んでなる石油ランプであって、前記複数のクリップのうちの少なくとも1つは、上方に延伸し前記燈心の前記上端上方へと湾曲した上部と、前記第1及び第2のプレートと前記燈心を一緒に保持するように設けたサイドフランジと、前記ボディーの前記室内に位置する底部とを有する石油ランプ。
  9. 請求項8の石油ランプであって、前記開放上端に座るように設けた蓋を更に含む石油ランプ。
  10. 請求項8の石油ランプであって、前記第1と第2のプレートはガラスから成り、前記燈心は高熱伝導率を有する材料を含まない石油ランプ。
  11. 前記第1と第2のプレートは、前記燈心の上部が上から見たときに所定の装飾的な形をなすように前記燈心を間に保持する石油ランプ。
  12. 請求項8の石油ランプであって、前記装飾的な形は、アーチ、円、正方形、三角形、ハート形、アルファベット、数字から選択されたものである石油ランプ。
  13. 可燃性液体を保持する室を画定しかつ開放上端を有するボディーと;
    前記可燃性液体に接するために前記ボディーの前記室内に位置する下端と、前記ボディーの前記開放上端から上方に突出する上端を有する平面形状の燈心であって、高熱伝導率を有する材料を含まない燈心と;
    互いに離間して対向する第1及び第2のプレートであって、前記ボディーの前記室内に位置する下部と、前記開放上端に隣接して位置する上部とを有し、実質的に開放されかつ溶着されていない周縁を有し、前記平面形状の燈心をそれらの両プレートの間に挟む第1と第2のプレートと;
    を含んでなる石油ランプ。
  14. 請求項13の石油ランプであって、前記チャンバは少なくとも1つの熱及び芳香放出穴を含む石油ランプ。
  15. 可燃性液体を保持する室を画定しかつ開放上端を有するボディーと;
    前記可燃性液体に接するために前記ボディーの前記室内に位置する下端と、前記開放上端から上方に突出する上端とを有する平面形状の燈心であって、高熱伝導率を有する材料を含まない燈心と;
    互いに離間して対向する第1と第2のプレートであって、前記ボディーの前記室内に位置する下部と、前記開放上端に隣接する上部とを有し、前記平面形状の燈心をそれらの両プレートの間に挟む第1と第2のプレートと;
    を含んでなる装置であって、前記ボディーの前記室は前記ボディーの上部において外側に延伸する棚を有し、該棚は少なくとも1つの熱及び芳香放出穴を有する装置。
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