JP4391860B2 - 無線lanシステムの直交周波数分割多重化受信器及びそのシンボル同期化方法 - Google Patents

無線lanシステムの直交周波数分割多重化受信器及びそのシンボル同期化方法 Download PDF

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Description

本発明は無線LAN(Local Area Network、以下、LAN)に係り、特に無線LANシステムの直交周波数分割多重化、すなわち、OFDM(Orthogonal Frequence Division Multiplexor)受信器及びその方法に関する。
無線LANシステムは、個人または公衆ネットワークのLANを無線に連結して、コンピュータ、移動通信端末機などのデバイスを使用するユーザに情報送受信において便利さを提供する。特に、高周波帯域を使用するOFDM信号は、一般的に、IEEE 802.11.aで定義されたように、5.4GHz帯域で多重搬送波を介して最大54Mbpsの伝送速度で送受信処理されている。それ以外にも、IEEE 802.11では、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)信号、CCK(Complementary Code Keying)信号など多様な種類の信号体系を定義しているが、ここではOFDM信号を受信するOFDM受信器について言及する。
図1は、プリアンブル区間を詳細に表示した一般的なOFDM信号規格を示す図面である。図1を参照すれば、IEEE 802.11aで定義されるプリアンブル規格が詳細に示されている。すなわち、OFDM信号のプリアンブル区間は、最小8μs 区間中に10個の反復パターンを有する短い訓練シンボル区間、及び次の8μs 区間中に1つのGI(guard interval)区間と2つの反復パターンを有する長い訓練シンボル区間とで構成されている。短い訓練シンボル区間は16サンプル長の信号よりなり、長い訓練シンボル区間は64サンプル長の信号よりなる。この時のシンボル時間同期方法は、短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界を探す方法である。
短い訓練シンボルまたは長い訓練シンボルを基準信号として使用して交差相関及びピーク検出を行ってシンボルクロックを発生させる方法により、短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界を探す従来のシンボル時間同期方法において、訓練シンボルの長さが長い訓練シンボルを基準信号として利用する方法が、さらに優秀な性能の交差相関特性を表わすので、一般的に長い訓練シンボルを基準信号として使用して交差相関を行う。しかし、長い訓練シンボル区間は時間的に短い訓練シンボルよりも遅く受信されるため、かかる方法は全体システムの応答速度を遅らせる原因となる。OFDM受信器での信号受信処理に関するさらに具体的な動作については特許文献1に詳しく開示されている。
ところで、従来のシンボル時間同期方法において、長い訓練シンボルを基準信号として使用して交差相関を行う方法は、長い訓練シンボル区間中に相関器を経つつ相関遂行時間が長くなって相関特性を良好にする長所があるが、シンボル同期がなされる前には微細周波数オフセットの推定及び等化器でのチャンネル係数推定が不可能である。したがって、このような方法はシステムの応答速度を低下させ、これを克服するための他の技法を追加すればシステムの複雑度を増加させるという問題点を引き起こす。
一方、従来のシンボル時間同期方法において、短い訓練シンボルを基準信号として使用して交差相関を行う方法は、システムの応答速度を向上させる。しかし、このような方法では、IEEE 802.11a受信器の特性上、図1の短い訓練シンボル区間のうち初期t1〜t7まではAGC(Auto Gain Control)等が行われるため、t8〜t10までの3つのパターン区間だけが相関器の実行に有効な時間として使われ、相関特性を悪くするという問題点がある。また、短い訓練シンボルの信号サンプル数が少ないので、長い訓練シンボルに比べ、雑音や周波数オフセットなどの影響を強く受け、相関特性を悪くするという問題点がある。
ヨーロッパ特許EP1,126,673号公報
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、短い訓練シンボルの差分値を基準信号として使用して周波数オフセットに強い1次差分交差相関を行い、短い訓練シンボルの差分値の自己相関値を基準として1次差分交差相関の出力値に対して再度の相関を行い、再度の相関の出力値に対する再度のピーク値比較により、相関特性を優秀にし、かつ短時間内のシンボル同期化を可能にしてシステムの応答速度を高めうる無線LANシステムのOFDM受信器を提供するところにある。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、短い訓練シンボルの差分値を基準信号として使用して周波数オフセットに強い1次差分交差相関を行い、短い訓練シンボルの差分値の自己相関値を基準として1次差分交差相関の出力値に対して再度の相関を行い、再度の相関の出力値に対する再度のピーク値比較により、相関特性を優秀にし、かつ短時間内のシンボル同期化を可能にしてシステムの応答速度を高めうる無線LANシステムのOFDM受信方法を提供するところにある。
前述した技術的課題を達成するための本発明による無線LANシステムのOFDM受信器は、RFモジュール部、AD変換部、1次差分交差相関部、2次差分交差相関部、1次ピーク検出部、2次ピーク検出部、シンボルクロック発生部、及びIFFT部を具備する。RFモジュール部は、無線空中波を受信して割り当てられたチャンネルに存在する信号からOFDMアナログ信号を抽出して出力する。AD変換部は、OFDMアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して出力する。1次差分交差相関部は、デジタル信号及びOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値DVTSに対する所定の交差相関により所定の1次差分交差相関値Z1を出力する。2次差分交差相関部は、所定の1次差分交差相関値Z1及び短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSに対する交差相関により2次差分交差相関値Zを出力する。
1次ピーク検出部は、初期または所定の第2条件を満たした場合の2次境界検出情報に応答して、2次差分交差相関値Zの初期または以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i))と比較して所定の第1条件に対応する1次境界検出情報P1を出力する。
2次ピーク検出部は、所定の第1条件を満たした場合の1次境界検出情報P1に応答して、2次差分交差相関値の以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i))と比較して所定の第2条件に対応する2次境界検出情報Pを出力する。
シンボルクロック発生部は、所定の第1条件を満たしていない場合の1次境界検出情報P1、または所定の第2条件を満たしていない場合の2次境界検出情報Pが活性化されるにつれて、1次ピーク値位置dmax*(i−1)を、OFDM規格上の短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界と見なして位置dmax*(i−1)に同期されるクロックのシンボルクロックSCLKを発生させて出力する。IFFT部は、デジタル信号をシンボルクロックSCLKに同期させてIFFT処理したデジタルシンボルIFTSを出力する。
所定の交差相関は、デジタル信号を表わす数式、
Figure 0004391860
(ここで、Pはk番目のサンプル信号、bは時間領域の理想的なk番目のサンプル信号、Tはサンプル間隔、θは初期位相値、NはIFFTのポイントサイズ、aはn番目のサブチャンネルに伝送される送信側からのデータシンボル)
及び短い訓練シンボルの差分値DVTSを表す数式、
Figure 0004391860
(ここで、R1(k)は短い訓練シンボルの差分値)
によって、数式、
Figure 0004391860
(ここで、dは時間領域の位置)
を計算して所定の差分交差相関値Z1を表わす数式、
Figure 0004391860
(ここで、Z1(d)は差分交差相関値)
を計算することを特徴とする。
所定の第1条件は、数式、
Figure 0004391860
(ここで、βは任意の係数、Z(dmax*(i−1))は初期または以前の1次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の1次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の1次ピーク値、dmax*(i)は現在の1次ピーク値の位置)
であり、βは0.5以下であることを特徴とする。
1次境界検出情報P1は、所定の第1条件を満たせば非活性化され、所定の第1条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする。
所定の第2条件は、数式、
Figure 0004391860
(ここで、γは任意の係数、Z(dmax+1*(i−1))は初期または以前の2次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の2次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の2次ピーク値、dmax*(i)は現在の2次ピーク値の位置)
であり、γは0.35以下であることを特徴とする。
2次境界検出情報Pは、所定の第2条件を満たせば非活性化され、前記所定の第2条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする。
前述した他の技術的課題を達成するための本発明による無線LANシステムのOFDM受信器は、次のような段階を備える。すなわち、本発明による無線LANシステムのOFDM受信方法では、無線LANシステムは、無線空中波を受信して割り当てられたチャンネルに存在する信号からOFDMアナログ信号を抽出して出力する。次に、無線LANシステムは、OFDMアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して出力し、デジタル信号及びOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値DVTSに対する所定の交差相関により所定の1次差分交差相関値Z1を出力し、所定の1次差分交差相関値Z1及び短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSに対する交差相関により2次差分交差相関値Zを出力する。
次いで、無線LANシステムは、初期または所定の第2条件を満たした場合の2次境界検出情報Pに応答して、2次差分交差相関値Zの初期または以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i))と比較して所定の第1条件に対応する1次境界検出情報P1を出力し、所定の第1条件を満たした場合の1次境界検出情報P1に応答して、2次差分交差相関値Zの以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i))と比較して所定の第2条件に対応する2次境界検出情報Pを出力する。
これにより、無線LANシステムは、所定の第1条件を満たしていない場合の1次境界検出情報P1、または所定の第2条件を満たしていない場合の2次境界検出情報Pが活性化されるにつれて、1次ピーク値位置dmax(i−1)を、OFDM規格上の短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界と見なして位置dmax(i−1)に同期されるクロックであるシンボルクロックSCLKを発生させて出力し、デジタル信号をシンボルクロックSCLKに同期させてIFFT処理したデジタルシンボルIFTSを出力する。
所定の交差相関は、デジタル信号を表わす数式、
Figure 0004391860
(ここで、Pはk番目のサンプル信号、bは時間領域の理想的なk番目のサンプル信号、Tはサンプル間隔、θは初期位相値、NはIFFTのポイントサイズ、aはn番目のサブチャンネルに伝送される送信側からのデータシンボル)
及び短い訓練シンボルの差分値DVTSを表わす数式、
Figure 0004391860
(ここで、R1(k)は短い訓練シンボルの差分値)
によって、数式、
Figure 0004391860
(ここで、dは時間領域の位置)
を計算して所定の差分交差相関値Z1を表わす数式、
Figure 0004391860
(ここで、Z1(d)は差分交差相関値)
を計算することを特徴とする。
所定の第1条件は、数式、
Figure 0004391860
(ここで、βは任意の係数、Z(dmax*(i−1))は初期または以前の1次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の1次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の1次ピーク値、dmax*(i)は現在の1次ピーク値の位置)
であり、βは0.5以下であることを特徴とする。
1次境界検出情報P1は、所定の第1条件を満たせば非活性化され、前記所定の第1条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする。
所定の第2条件は、数式、
Figure 0004391860
(ここで、γは任意の係数、Z(dmax+1*(i−1))は初期または以前の2次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の2次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の2次ピーク値、dmax*(i)は現在の2次ピーク値の位置)
であり、γは0.35以下であることを特徴とする。
2次境界検出情報Pは、所定の第2条件を満たせば非活性化され、所定の第2条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする。
本発明による無線LANシステムのOFDM受信器は、短い訓練シンボルの差分値を基準信号として使用して周波数オフセットに強い1次差分交差相関を行い、短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSを基準として1次差分交差相関の出力値に対して再度の相関を行い、再度の相関の出力値に対して再度のピーク値比較により、優秀な相関特性に基づいて短時間内にシンボル同期化を行う。したがって、かかるOFDM受信器を適用する無線LANシステムの応答速度を向上させることができる。
本発明と本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施例を例示する添付図面及び添付図面に記載された内容を参照しなければならない。
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施例を説明することによって、本発明を詳細に説明する。各図面に付加した同一参照符号は同一部材を示す。
図2は、本発明の一実施例による無線LANシステムのOFDM受信器のブロック図である。
図2を参照すれば、本発明の一実施例による無線LANシステムのOFDM受信器は、RFモジュール部210、AD変換部220、1次差分交差相関部230、2次差分交差相関部240、1次ピーク検出部250、2次ピーク検出部260、シンボルクロック発生部270、及びIFFT部280を具備する。
RFモジュール部210は、無線空中波を受信し、割り当てられたチャンネルに存在する信号からOFDMアナログ信号を抽出して出力する。一般的に、OFDM無線送信信号はIEEE 802.11aで定義されるように、5.4GHz帯域で多重サブチャンネルを介して最大54Mbpsの伝送速度で送受信処理されている。
AD変換部220は、OFDMアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して出力する。1次差分交差相関部230は、デジタル信号及びOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値DVTSに対する所定の交差相関により所定の1次差分交差相関値Z1を出力する。2次差分交差相関部240は、所定の1次差分交差相関値Z1及び短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSに対する交差相関により2次差分交差相関値Zを出力する。
ここで、所定の交差相関は、デジタル信号を示す[数式1]、及び短い訓練シンボルの差分値DVTSを示す[数式2]によって[数式3]を計算し、所定の1次差分交差相関値Z1を示す[数式4]を計算することである。受信信号の周波数オフセットにも強い相関特性を示すために、短い訓練シンボルの差分値DVTSにより隣接する両サンプル信号の位相差分を考慮する前記のような交差相関方法については、H.Kobayashiの論文、[”A Novel Symbol Frame and Carrier Frequency Synchronization for Burst Mode OFDM Signal”Proceedings of VTC 2000 Fall]に詳しく開示されている。
Figure 0004391860
(ここで、Pはk番目のサンプル信号、bは時間領域の理想的なk番目のサンプル信号、Tはサンプル間隔、θは受信信号の初期位相値、NはIFFTのポイントサイズ、aはn番目のサブチャンネルに伝送される送信側からのデータシンボル)
Figure 0004391860
(ここで、R1(k)は短い訓練シンボルの差分値)
Figure 0004391860
(ここで、dは時間領域の位置であって任意のサンプルタイム位置)
Figure 0004391860
(ここで、Z1(d)は差分交差相関値)
1次ピーク検出部250は、初期または所定の第2条件を満たした場合の2次境界検出情報Pに応答して、2次差分交差相関値Zの初期または以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i))と比較して所定の第1条件に対応する1次境界検出情報P1を出力する。2次ピーク検出部260は所定の第1条件を満たした場合の1次境界検出情報P1に応答して、2次差分交差相関値Zの以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i))と比較して所定の第2条件に対応する2次境界検出情報Pを出力する。
所定の第1条件は[数式5]に該当するが、βは0.5以下であり、1次境界検出情報P1は、所定の第1条件を満たせば非活性化、すなわち、第1論理状態(論理ロー状態)になり、所定の第1条件を満たさなければ、第1論理状態から第2論理状態(論理ハイ状態)に活性化される。
Figure 0004391860
(ここで、βは任意の係数、Z(dmax*(i−1))は初期または以前の1次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の1次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の1次ピーク値、dmax*(i)は現在の1次ピーク値の位置)
所定の第2条件は[数式6]に該当するが、γは0.35以下であり、2次境界検出情報Pは、所定の第2条件を満たせば非活性化、すなわち、第1論理状態(論理ロー状態)になり、所定の第2条件を満たさなければ、第1論理状態から第2論理状態(論理ハイ状態)に活性化される。
Figure 0004391860
(ここで、γは任意の係数、Z(dmax+1*(i−1))は初期または以前の2次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の2次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の2次ピーク値、dmax*(i)は現在の2次ピーク値の位置)
シンボルクロック発生部270は、所定の第1条件を満たしていない場合の1次境界検出情報P1、または所定の第2条件を満たしていない場合の2次境界検出情報Pが活性化されるにつれて、1次ピーク値位置dmax(i−1)を、OFDM規格上の短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界と見なして位置dmax(i−1)に同期されるクロックであるシンボルクロックSCLKを発生させて出力する。IFFT部280は、デジタル信号をシンボルクロックSCLKに同期させ、IFFT処理したデジタルシンボルIFTSを出力する。
以下、本発明の一実施例による無線LANシステムのOFDM受信器の動作をさらに詳細に説明する。
図3は、図2のOFDM受信器に対する動作説明のためのフローチャートである。
図3を参照すれば、本発明の一実施例によるOFDM受信器は、まず、RFモジュール部210で、無線空中波を受信して割り当てられたチャンネルに存在する信号からOFDMアナログ信号を抽出して出力する(S310)。次に、AD変換部220はOFDMアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して出力する(S320)。1次差分交差相関部230は、デジタル信号及びOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値DVTSに対する所定の交差相関により[数式4]のような所定の1次差分交差相関値Z1(d)を出力する(S330〜S340)。2次差分交差相関部240は、所定の1次差分交差相関値Z1及び短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSに対する交差相関により2次差分交差相関値Z(d)を出力する(S350〜S360)。ここで、2次差分交差相関値Z(d)の計算は、所定の1次差分交差相関値Z1及び短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSに対して、1次差分交差相関部230でのように、[数式1]ないし[数式4]のような交差相関を再度行うことである。
図4は、図2の1次交差相関部の出力波形に対するシミュレーション結果である。
図4を参照すれば、図2の1次交差相関部の出力波形は、短い訓練区間であるt1〜t10区間(図4で7e−6〜15e−6区間)で10個のピーク値を示している。図4の波形は、多重経路フェーディングチャンネル環境のQPSK変調方式でSNRが5dB、正規化周波数オフセット値が1.235である場合のシミュレーション結果である。このように、シミュレーション上では10個のピーク値が現れるが、実質的にt1〜t7区間はAGCなどを行う区間であるため、1次差分交差相関部230に有効なピーク値は、図4に図示したように、短い訓練シンボル区間の終了前に現れる3つのピーク値だけである。図4から明らかなように、周波数オフセットが正規化周波数オフセット値1.235である場合にも強い特性を示している。
低いSNRまたは多重経路フェーディングチャンネル環境では、短い訓練シンボルの16サンプル区間にはピーク値に多くの歪曲がある。これによって、従来のシンボル同期化方法では正確なピーク値位置の判別が難しく、シンボル同期の性能がよくないという問題点があった。このような問題点を補完するために本発明では、短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSを2次交差相関部の基準信号値として設定して再度の相関を行う。
図5は、短い訓練シンボルの差分値DVTSに対する波形の一例を示すのもである。
図5を参照すれば、IEEE802.11aに定義されるOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値DVTSに対する波形が示されている。
図6は、図5の波形に対する自己相関値ACVTSを示すグラフである。
図6を参照すれば、図5の波形自体に対する自己相関値ACVTSを示すグラフが示されており、これは相関関係の特性を判別するための資料として活用される。図6に示すように、ピーク値を基準として左右側の値がピーク値の約80%、その次の左右値は50%程度であって良い相関特性であるとはいえない。これは、雑音の影響により受信器で判別するピーク値の位置が、図6のピーク値の左側あるいは右側を示す位置と誤認される確率が大きいということを意味する。このような問題点を解決するための方策として本発明では、1次ピーク検出部250及び2次ピーク検出部260を具備して再度のピーク値比較を行う。
一方、初期に、1次ピーク検出部250は、2次差分交差相関値Zの初期16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))及びその位置dmax*(i−1)を探索し、2次ピーク検出部260は、最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i−1))及びその位置dmax+1*(i−1)を探索する(S370)。
これにより、1次ピーク検出部250は初期に、2次差分交差相関値Zの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i))と比較して、[数式5]の所定の第1条件(S380)に対応する1次境界検出情報P1を出力する(S390)。また、1次ピーク検出部250は、所定の第2条件を満たした場合(S400〜S410)の2次境界検出情報Pに応答して、2次差分交差相関値Zの以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i))と比較して、[数式5]の所定の第1条件(S380)に対応する1次境界検出情報P1を出力する(S390)。
2次ピーク検出部260は、[数式5]の所定の第1条件を満たした場合の1次境界検出情報P1に応答して、2次差分交差相関値Zの以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i))と比較して、[数式6]の所定の第2条件(S400)に対応する2次境界検出情報Pを出力する(S390)。
[数式5]でβは0.5程度が適当であり、1次境界検出情報P1は、所定の第1条件を満たせば非活性化、すなわち、第1論理状態(論理ロー状態)になり、所定の第1条件を満たさなければ、第1論理状態から第2論理状態(論理ハイ状態)に活性化される。
[数式6]でγは0.3〜0.35が適当であり、2次境界検出情報Pは、所定の第2条件を満たせば非活性化、すなわち、第1論理状態(論理ロー状態)になり、所定の第2条件を満たさなければ、第1論理状態から第2論理状態(論理ハイ状態)に活性化される。
これにより、シンボルクロック発生部270は、所定の第1条件を満たしていない場合の1次境界検出情報P1、または所定の第2条件を満たしていない場合の2次境界検出情報Pが活性化されるにつれて、1次ピーク値位置dmax(i−1)を、OFDM規格上の短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界と見なして位置dmax(i−1)に同期されるクロックのシンボルクロックSCLKを発生させて出力する。IFFT部280は、デジタル信号をシンボルクロックSCLKに同期させてIFFT処理したデジタルシンボルIFTSを出力する。
このような方法によりシンボル同期化する場合、性能改善を期待できる理由は次の通りである。まず、初期(大体t7区間)16サンプル中のピーク値として、雑音などの影響により理想的なピーク値の左側(ピーク値直前サンプル)を選択した場合(第1ケース)、理想的なピーク値を選択した場合(第2ケース)、または理想的なピーク値の右側(ピーク値直後サンプル)を選択した場合(第3ケース)に分けて説明する。
第1ケースの場合に、その次の16サンプルが短いシンボル訓練区間以内である場合は、図6に示したように、相変らず確率的にピーク値の80%程度の大きさを有するため、[数式5]の第1条件を満たす確率が大きい。その次の17番目のサンプル値は理想的なピーク値の位置であるため、[数式6]の第2条件を満たす確率はさらに大きい。また、第1ケースの場合に、その次の16サンプルが長いシンボル訓練区間である場合は、相関関係が全くなくて[数式5]の第1条件を満たす確率が小さい。この時、雑音などの影響により[数式5]の第1条件を満足したとしても、[数式6]の第2条件を満たす確率ははるかに小さい。
第2ケースの場合に、その次の16サンプルが短い訓練シンボル区間以内である場合は、第1ケースと同じく[数式5]の第1条件を満たす確率が大きい。その次の17番目のサンプル値、すなわち、2次ピーク値の比較においても相関値が比較的大きい値(理想的なピーク値の80%)であるため、[数式6]の第2条件を満たす確率が大きい。第2ケースの場合に、その次の16サンプルが長い訓練シンボル区間以内であれば、第1ケースと同一である。
第3ケースの場合に、その次の16サンプルが短い訓練シンボル区間以内である場合は、1次ピーク値の比較では比較的高い相関値の数値(理想的なピーク値の80%)で[数式5]の第1条件を満たす確率が大きい。その次の17番目のサンプル値、すなわち、2次ピーク値の比較では相関値が50%程度であって、前述した第1ケースまたは第2ケースに比べて多少落ちるが、比較臨界値、すなわち、γ値を30%程度にしたので、[数式6]の第2条件を満たす確率が比較的大きい。第3ケースの場合に、その次の16サンプルが長い訓練シンボル区間以内である場合は、前述した第1ケースと同一である。
このように2回にかけて臨界値を比較することによって、初期16サンプル区間のうち理想的なピーク値の位置を探せなかった場合に相関値の確率的な根拠として2回にかけてピーク値を維持するようになり、長い訓練シンボルとの相関比較では2回にかけて臨界値をいずれも満足する確率は非常に小さいため、短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界を探す確率を極大化させうる。
図7は、一般的なOFDM受信器で長い訓練シンボルを交差相関部の基準値とした場合の同期化確率を示すグラフであり、図8は、図2のOFDM受信器の同期化確率を示すグラフである。
図7及び図8それぞれを参照すれば、一般的なOFDM受信器及び図2のOFDM受信器のシンボル同期推定性能が示されている。図8では、図7に比べて周波数オフセットにさらに強い特性を示し、低いSNRでもさらに優秀な性能を示していることが分かる。
前述したように本発明の一実施例による無線LANシステムのOFDM受信器は、1次差分交差相関部230によって、デジタル信号及びOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値DVTSに対する所定の交差相関により所定の1次差分交差相関値Z1を出力し、2次差分交差相関部240によって、所定の1次差分交差相関値Z1及び短い訓練シンボルの差分値DVTSの自己相関値ACVTSに対する交差相関により2次差分交差相関値Zを出力することによって、1次ピーク検出部250が1次ピーク値Z(dmax*(i−1))及びZ(dmax*(i))を比較して所定の第1条件に対応する1次境界検出情報P1を出力し、2次ピーク検出部260が2次ピーク値Z(dmax*(i−1))及びZ(dmax+1*(i))を比較して所定の第2条件に対応する2次境界検出情報Pを出力する。これにより、シンボルクロック発生部270は、1次境界検出情報P1、または2次境界検出情報Pが活性化されるにつれて、1次ピーク値位置dmax(i−1)を、OFDM規格上の短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界と見なして前記位置dmax(i−1)に同期されるクロックであるシンボルクロックSCLKを発生させて出力する。
以上のように図面及び明細書で最適の実施例が開示された。ここで特定の用語が使われたが、これは単に本発明を説明するための目的で使われたものであって意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。当業者ならばこれより多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解できる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は特許請求の範囲の技術的思想により定められねばならない。
本発明の再度の相関により短時間内にシンボル同期化する技法はOFDM受信器に利用され、かかるOFDM受信器は無線LAN、デジタル放送に利用される。
プリアンブル区間を詳細に表示した一般的なOFDM信号規格を示す図面である。 本発明の一実施例による無線LANシステムのOFDM受信器のブロック図である。 図2のOFDM受信器に対する動作説明のためのフローチャートである。 図2の1次交差相関部の出力波形に対するシミュレーション結果を示す図である。 短い訓練シンボルの差分値に対する波形の一例を示すグラフである。 図5の波形に対する自己相関値を示すグラフである。 一般的なOFDM受信器で長い訓練シンボルを交差相関部の基準値とした場合の同期化確率を示すグラフである。 図2のOFDM受信器の同期化確率を示すグラフである。
符号の説明
210 RFモジュール部
220 AD変換部
230 1次差分交差相関部
240 2次差分交差相関部
250 1次ピーク検出部
260 2次ピーク検出部
270 シンボルクロック発生部
280 IFFT部

Claims (16)

  1. 無線空中波を受信して割り当てられたチャンネルに存在する信号からOFDMアナログ信号を抽出して出力するRFモジュール部と、
    前記OFDMアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、
    前記デジタル信号及びOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値に対する所定の交差相関により所定の1次差分交差相関値を出力する1次差分交差相関部と、
    前記所定の1次差分交差相関値及び前記短い訓練シンボルの差分値の自己相関値に対する前記交差相関により2次差分交差相関値を出力する2次差分交差相関部と、
    初期または所定の第2条件を満たした場合の2次境界検出情報に応答して、前記2次差分交差相関値の初期または以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i))と比較して所定の第1条件に対応する1次境界検出情報P1を出力する1次ピーク検出部と、
    前記所定の第1条件を満たした場合の前記1次境界検出情報に応答して、前記2次差分交差相関値の以前の16サンプリング値のうち前記最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち前記最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i))と比較して前記所定の第2条件に対応する前記2次境界検出情報を出力する2次ピーク検出部と、
    前記所定の第1条件を満たしていない場合の前記1次境界検出情報、または前記所定の第2条件を満たしていない場合の前記2次境界検出情報が活性化されるにつれて、前記1次ピーク値位置dmax*(i−1)を、OFDM規格上の短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界と見なして前記位置dmax*(i−1)に同期されるクロックのシンボルクロックを発生させて出力するシンボルクロック発生部と、
    前記デジタル信号を前記シンボルクロックに同期させてIFFT処理したデジタルシンボルを出力するIFFT部と、を具備することを特徴とする無線LANシステムのOFDM受信器。
  2. 前記所定の交差相関は、
    前記デジタル信号を表わす数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、Pはk番目のサンプル信号、bは時間領域の理想的なk番目のサンプル信号、Tはサンプル間隔、θは初期位相値、NはIFFTのポイントサイズ、aはn番目のサブチャンネルに伝送される送信側からのデータシンボル)
    及び前記短い訓練シンボルの差分値を表わす数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、R1(k)は短い訓練シンボルの差分値)
    によって、数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、dは時間領域の位置)
    を計算して前記所定の差分交差相関値を表す数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、Z1(d)は差分交差相関値)
    を計算することを特徴とする請求項1に記載の無線LANシステムのOFDM受信器。
  3. 前記所定の第1条件は、
    数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、βは任意の係数、Z(dmax*(i−1))は初期または以前の1次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の1次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の1次ピーク値、dmax*(i)は現在の1次ピーク値の位置)
    であることを特徴とする請求項1に記載の無線LANシステムのOFDM受信器。
  4. 前記βは、
    0.5以下であることを特徴とする請求項3に記載の無線LANシステムのOFDM受信器。
  5. 前記1次境界検出情報は、
    前記所定の第1条件を満たせば非活性化され、前記所定の第1条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする請求項1に記載の無線LANシステムのOFDM受信器。
  6. 前記所定の第2条件は、
    数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、γは任意の係数、Z(dmax+1*(i−1))は初期または以前の2次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の2次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の2次ピーク値、dmax*(i)は現在の2次ピーク値の位置)
    であることを特徴とする請求項1に記載の無線LANシステムのOFDM受信器。
  7. 前記γは、
    0.35以下であることを特徴とする請求項6に記載の無線LANシステムのOFDM受信器。
  8. 前記2次境界検出情報は、
    前記所定の第2条件を満たせば非活性化され、前記所定の第2条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする請求項1に記載の無線LANシステムのOFDM受信器。
  9. 無線LANシステムによって、無線空中波を受信して割り当てられたチャンネルに存在する信号からOFDMアナログ信号を抽出して出力する段階と、
    前記無線LANシステムによって、前記OFDMアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して出力する段階と、
    前記無線LANシステムによって、前記デジタル信号及びOFDM規格の短い訓練シンボルの差分値に対する所定の交差相関により所定の1次差分交差相関値を出力する段階と、
    前記無線LANシステムによって、前記所定の1次差分交差相関値及び前記短い訓練シンボルの差分値の自己相関値に対する前記交差相関により2次差分交差相関値を出力する段階と、
    前記無線LANシステムによって、初期または所定の第2条件を満たした場合の2次境界検出情報に応答して、前記2次差分交差相関値の初期または以前の16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち最高のピーク値である1次ピーク値Z(dmax*(i))と比較して所定の第1条件に対応する1次境界検出情報を出力する段階と、
    前記無線LANシステムによって、前記所定の第1条件を満たした場合の前記1次境界検出情報に応答して、前記2次差分交差相関値の以前の16サンプリング値のうち前記最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i−1))を、次の位置からの16サンプリング値のうち前記最高のピーク値の次のサンプリング値である2次ピーク値Z(dmax+1*(i))と比較して前記所定の第2条件に対応する前記2次境界検出情報を出力する段階と、
    前記無線LANシステムによって、前記所定の第1条件を満たしていない場合の前記1次境界検出情報、または前記所定の第2条件を満たしていない場合の前記2次境界検出情報が活性化されるにつれて、前記1次ピーク値位置dmax(i−1)を、OFDM規格上の短い訓練シンボル区間と長い訓練シンボル区間との境界と見なして前記位置dmax(i−1)に同期されるクロックであるシンボルクロックを発生させて出力する段階と、
    前記無線LANシステムによって、前記デジタル信号を前記シンボルクロックに同期させてIFFT処理したデジタルシンボルを出力する段階と、を具備することを特徴とする無線LANシステムのOFDM受信方法。
  10. 前記所定の交差相関は、
    前記デジタル信号を表わす数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、Pはk番目のサンプル信号、bは時間領域の理想的なk番目のサンプル信号、Tはサンプル間隔、θは初期位相値、NはIFFTのポイントサイズ、aはn番目のサブチャンネルに伝送される送信側からのデータシンボル)
    及び前記短い訓練シンボルの差分値を表わす数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、R1(k)は短い訓練シンボルの差分値)
    によって、数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、dは時間領域の位置)
    を計算して前記所定の差分交差相関値を表わす数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、Z1(d)は差分交差相関値)
    を計算することを特徴とする請求項9に記載の無線LANシステムのOFDM受信方法。
  11. 前記所定の第1条件は、
    数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、βは任意の係数、Z(dmax*(i−1))は初期または以前の1次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の1次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の1次ピーク値、dmax*(i)は現在の1次ピーク値の位置)
    であることを特徴とする請求項9に記載の無線LANシステムのOFDM受信方法。
  12. 前記βは、
    0.5以下であることを特徴とする請求項11に記載の無線LANシステムのOFDM受信方法。
  13. 前記1次境界検出情報は、
    前記所定の第1条件を満たせば非活性化され、前記所定の第1条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする請求項9に記載の無線LANシステムのOFDM受信方法。
  14. 前記所定の第2条件は、
    数式、
    Figure 0004391860
    (ここで、γは任意の係数、Z(dmax+1*(i−1))は初期または以前の2次ピーク値、dmax*(i−1)は初期または以前の2次ピーク値の位置、Z(dmax*(i))は現在の2次ピーク値、dmax*(i)は現在の2次ピーク値の位置)
    であることを特徴とする請求項9に記載の無線LANシステムのOFDM受信方法。
  15. 前記γは、
    0.35以下であることを特徴とする請求項14に記載の無線LANシステムのOFDM受信方法。
  16. 前記2次境界検出情報は、
    前記所定の第2条件を満たせば非活性化され、前記所定の第2条件を満たさなければ活性化されることを特徴とする請求項9に記載の無線LANシステムのOFDM受信方法。
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