JP4390810B2 - システム設計支援プログラムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明はコンピュータシステムの設計を支援するシステム設計支援プログラムおよび方法に関し、特に顧客の細かな要望に合わせたシステムの設計を支援するシステム設計支援プログラムおよび方法に関する。
企業などの大規模な組織で利用するコンピュータシステムを導入する場合、使用者が希望に沿ったシステムを出来るだけ安価に構築することが望まれている。すなわち、システムの設計者は、少ない資源(ハードウェア資源やソフトウェア資源)で出来るだけ多くの機能を効率よく実現できるシステムを設計する必要がある。
そこで、コンピュータシステムに必要な機器を選択する機能と、選択された機器を構成機器としたネットワーク構成図を作成する機能と、作成したネットワーク構成図の評価を行う機能とを有するシミュレータも考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、電子計算機およびネットワーク機器に対応する情報を格納するデータベースを有し、各情報からユーザの要求する条件を満たすネットワーク仕様図を生成すると共に、そのネットワーク仕様が物理的要素を満たすことをチェックするネットワーク管理システムが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−101537号公報 特開平5−225104号公報
ところで、企業などに大規模なコンピュータシステムを導入する場合、導入するコンピュータシステムの構成を詳細に決定しておく必要がある。そこで、多くの場合、システム導入前に受入検討会を開催し、システムを導入するためのインフラチェック等を実施していた。このような受入検討会は、システム導入後のトラブルを少しでも排除するための活動として位置づけられている。
しかし、運用の信頼性を高めるためのシステム基盤の冗長化や高速バックアップの採用などは、費用や労力がかかる。その一方で、実際にトラブルが発生しない限り、信頼性向上の為のシステム改善に対する投資効果が見えてこない。その結果、運用時のリスクに対する対応が疎かになりがちである。
しかも、昨今のシステムでは、システムの構成を企画立案して導入する企業(システムインテグレータ)と、導入されたシステムを運用管理する企業とが異なる場合がある。例えば、システム構築はコンピュータハードウェアメーカが行い、運用は顧客あるいはアウトソーサであるシステム管理会社が行う。
この場合、システムインテグレータは運用への意識が薄く、業務を立ち上げることが第一優先となる。そのため、運用側(アウトソーサ)がリスクを把握せずに、システムインテグレータからアウトソーサへシステムの管理が受け継がれてしまう。
しかも、多くの場合、システム構築用の資金はシステムの設計時に確定してしまっている。そのため、アウトソーサで運用管理を引き継ぐ段階で、システム基盤の冗長化や高速バックアップの採用などを提案しても、提案内容を顧客に受け入れてもらえないのが現状である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、提案されたシステムの運用時のリスクを客観的に判断できるシステム設計支援プログラムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなシステム設計支援プログラムが提供される。本発明に係るシステム設計支援プログラムは、コンピュータシステムの設計を支援するために、図1に示す機能をコンピュータに実行させることができる。
要望受付手段1は、構築するシステムに関する顧客の要望の入力を受け付ける。項目抽出手段2は、システムに組み込み可能な資源が採用されない場合のリスク内容と回避策、またはシステム運用時に実施可能な作業が実施されない場合のリスク内容と回避策を示す複数のリスク項目が登録されたリスク管理情報3から、要望受付手段1で受け付けた顧客の要望に応じて発生する可能性のあるリスク項目を抽出する。リスク一覧生成手段4は、項目抽出手段2で抽出されたリスク項目の一覧を含むリスク一覧4aを生成し、表示する。
このような機能を実現するコンピュータの要望受付手段1に、構築するシステムに関する顧客の要望が入力されると、項目抽出手段2により、リスク管理情報3から、要望受付手段1で受け付けた顧客の要望に応じて発生する可能性のあるリスク項目が抽出される。そして、リスク一覧生成手段4により、項目抽出手段2で抽出されたリスク項目の一覧を含むリスク一覧4aが生成され、表示される。
また、上記課題を解決するために、コンピュータによって、コンピュータシステムの設計を支援するためのシステム設計支援方法において、要望受付手段が、構築するシステムに関する顧客の要望の入力を受け付け、項目抽出手段が、システムに組み込み可能な資源が採用されない場合のリスク内容と回避策、またはシステム運用時に実施可能な作業が実施されない場合のリスク内容と回避策を示す複数のリスク項目が登録されたリスク管理情報から、前記要望受付手段で受け付けた前記顧客の要望に応じて発生する可能性のあるリスク項目を抽出し、リスクチェック表生成手段が、前記項目抽出手段で抽出されたリスク項目の一覧を含むリスク一覧を生成し、表示する、ことを特徴とするシステム設計支援方法が提供される。
本発明では、顧客の要望に応じて、リスク内容と回避策を含むリスク項目が抽出され、そのリスク項目の一覧が表示されるようにした。これにより、顧客に対して、顧客の要望に沿ったシステムに任意の資源が適用されないことや運用時に作業が実施されないことに基づく運用時のリスクを即座に認識させることができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本実施の形態の概略を示す図である。 本実施の形態におけるシステム設計および構築の流れを示す図である。 本実施の形態に用いるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 システム設計支援機能を示すブロック図である。 チェックシートテーブルのデータ構造例を示す図である。 グラフ情報のデータ構造例を示す図である。 雛形情報のデータ構造例を示す図である。 提案チェック管理情報のデータ構造例を示す図である。 フィードバック管理情報のデータ構造例を示す図である。 システム設計時の能力およびリスク表示処理の手順を示すフローチャートである。 システム提案画面の例を示す図である。 リスク項目同士の関連性を示す図である。 チェック項目一覧作成処理の詳細手順を示すフローチャートである。 チェック項目一覧の例を示す図である。 スクリプト実行処理の手順を示すフローチャートである。 評価結果反映処理の手順を示すフローチャートである。 グラフ表示処理の手順を示す図である。 設計時のグラフ描画処理手順を示すフローチャートである。 リスク評価後のグラフ描画処理手順を示すフローチャートである。 リスク評価結果表示画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の概略を示す図である。要望受付手段1は、構築するシステムに関する顧客の要望の入力を受け付ける。例えば、要望受付手段1は、信頼性、拡張性、性能、セキュリティ、運用・保守性等の特性値を、グラフ1a上の制御ポイントの位置で示す。ユーザ(顧客、または顧客に要望を聞いたサービスエンジニア)は、顧客がシステムに望む特定に応じてグラフ1a上の制御ポイントの位置を変えることで、顧客の要望を入力することができる。
項目抽出手段2は、リスク管理情報3から、要望受付手段1で受け付けた顧客の要望に応じて発生する可能性のあるリスク項目を抽出する。なお、リスク管理情報3には、システムに組み込み可能な資源(ハードウェア資源とソフトウェア資源とを含む)が採用されない場合のリスク内容と回避策、またはシステム運用時に実施可能な作業(例えば、定期的なデータのバックアップ作業)が実施されない場合のリスク内容と回避策を示す複数のリスク項目が登録されている。
リスク一覧生成手段4は、項目抽出手段2で抽出されたリスク項目の一覧を含むリスク一覧4aを生成し、表示する。リスク一覧4aには、例えば、リスクのチェック内容(リスクの発生原因等を示す)、発生が予想されるリスク、およびリスクの回避策が、リスク項目毎に表示される。
このような機能を実現するコンピュータの要望受付手段1に、構築するシステムに関する顧客の要望が入力されると、項目抽出手段2により、リスク管理情報3から、要望受付手段1で受け付けた顧客の要望に応じて発生する可能性のあるリスク項目が抽出される。そして、リスク一覧生成手段4により、項目抽出手段2で抽出されたリスク項目の一覧を含むリスク一覧4aが生成され、表示される。
これにより、顧客に対して、顧客の要望に沿ったシステムに任意の資源が適用されないことや運用時に作業が実施されないことに基づく運用時のリスクを即座に見せることができる。その結果、システム提案の段階で、運用時のリスク回避策を盛り込むことが容易となる。
ところで、顧客にリスク回避策の適用を提案した場合、実際に構築したシステムで、本当にリスクが回避されていることを確認することが必要である。しかも、顧客は、リスク回避策を施すために相応の費用を負担している。そのため、システムインテグレータは、リスク回避策を適用したことにより信頼性等の特性が向上したことを、システム構築後に顧客に分かりやすく説明する必要がある。そこで、システム提案時のリスク回避策の提示にとどまらず、構築したシステムにおいて残存するリスク等を客観的に表示することができるコンピュータを、本発明の実施の形態として、以下に詳細に説明する。
図2は、本実施の形態におけるシステム設計および構築の流れを示す図である。システムインテグレータ20は、顧客管理システム21を所有している。顧客管理システム21は、顧客の情報を管理するとともに、過去に構築したシステムに対するテスト結果に基づく、システム構成に応じたリスク情報を管理している。
システムインテグレータ20のサービスエンジニア(SE)22は、ノートブック型のパーソナルコンピュータ等の持ち運び可能なコンピュータ100に、顧客管理システム21から最新のリスク情報をダウンロードする(ステップS11)。そして、SE22は、コンピュータ100を持って顧客企業30を訪問し、システムの提案とリスク説明を行う(ステップS12)。このとき、SE22は、コンピュータ100を用いて、顧客の要望に基づいて提案したシステムの特性(機能およびリスク)を表すグラフを顧客に示す。また、SE22は、コンピュータ100を用いて、提案したシステムに内在するリスクのリストを表示し、リスクの発生原因、発生するリスク、回避策を説明する。
提案したシステムの導入に顧客が同意すれば、その後、システムインテグレータ20の技術者がシステム31を構築する(ステップS13)。システム構築が完了すると、SE22がシステムの動作テストを行う(ステップS14)。動作テストは、コンピュータ100を構築されたシステム31に接続し、コンピュータ100に用意されているテスト用のプログラム(例えば、コマンドスクリプト)を実行することで行われる。
動作テストの結果は、コンピュータ100の画面に表示される。具体的には、コンピュータ100の画面に、構築されたシステム31の特性(機能およびリスク)がグラフで表示される。SE22は、表示されたグラフを顧客に見せ、結果説明を行う(ステップS15)。このとき、SE22は、構築したシステム31に内在するリスクのリストをコンピュータ100の画面に表示させ、システム31の今後の運用におけるリスクを客観的に説明する。
さらに、SE22は、実行結果が記録されたコンピュータ100を持ち帰り、実行結果を顧客管理システム21にアップロードする。これにより、テスト結果を、顧客管理システム21のリスク情報にフィードバックさせることができる(ステップS16)。
このように、システム設計時に、コンピュータ100を用いて提案システムの機能説明や、そのシステムのリスク説明を行うことで、システム運用時の不測のトラブルを防止できる。
図3は、本実施の形態に用いるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置104には、液晶ディスプレイ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像を液晶ディスプレイ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とタッチパッド13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やタッチパッド13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、ネットワークに接続できる。通信インタフェース106は、接続されたネットワークを介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。例えば、通信インタフェース106が顧客管理システム21に接続された場合、リスク情報の送受信が行われる。また、通信インタフェース106が、顧客企業に導入されたシステム31に接続された場合、テスト用のコマンドやそのコマンドに対する応答などの送受信が行われる。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
図4は、システム設計支援機能を示すブロック図である。コンピュータ100のHDD103には、チェックシートテーブル111、グラフ情報112、雛形情報113、提案チェック管理情報114、フィードバック管理情報115、コマンドスクリプト116、テスト用コマンドスクリプト集117、およびチェック項目一覧118が格納されている。
チェックシートテーブル111は、提案、設計、テストそれぞれについて設けられている。チェックシートテーブル111は、提案、設計、テストそれぞれのリスク項目が登録されたデータテーブルである。グラフ情報112は、リスク項目毎の重要性のポイント(グラフ作成時に使用される)が登録されたデータテーブルである。なお、チェックシートテーブル111とグラフ情報112とによって、図1に示したリスク管理情報3が構成される。
雛形情報113は、システム設計の雛形となるシステム構成情報である。雛形情報113には、信頼性、拡張性等のカテゴリ毎の評価予想値を示す値が含まれる。
提案チェック管理情報114には、設計時の各カテゴリの評価予想値と、構築されたシステムのテスト後の評価値とが設定される。フィードバック管理情報115には、提案したリスク項目に関してシステムのテストを行った結果が登録される。コマンドスクリプト116は、テスト項目毎のテストの処理内容がコマンドの配列で記述されたプログラムである。テスト用コマンドスクリプト集117は、構築されたシステムのテストのために実行すべきコマンドスクリプトの集合である。チェック項目一覧118は、チェックシートテーブル111から、設計されたシステムに応じてテストを行うべきリスク項目を抽出したものである。
これらのデータを処理するために、コンピュータ100には、グラフ表示部120、チェック項目一覧管理部130、システムテスト部140、およびデータ入出力部150が設けられている。
グラフ表示部120は、提案されたシステムの特性を示すグラフや構築されたシステムの特性を示すグラフを表示する。チェック項目一覧管理部130は、提案されたシステムに内在するリスクのリストアップを行う。システムテスト部140は、構築されたシステムのテストを実行する。
データ入出力部150は、顧客管理システム21と通信し、データの入出力を行う。例えば、データ入出力部150は、顧客にシステムの提案を行う際には、チェックシートテーブル111、グラフ情報112、雛形情報113、およびコマンドスクリプト116の最新の情報を顧客管理システム21から取得し、HDD103に格納する。また、データ入出力部150は、システムのテスト終了後は、評価結果が反映されたチェック項目一覧118を、顧客管理システム21に送信する。
図5は、チェックシートテーブルのデータ構造例を示す図である。チェックシートテーブル111には、項目番号、チェック内容、解説、リスク、回避策例、および関連リスク項目の欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報が互いに対応付けられており、それらの情報の組により1つのレコードが構成される。
項目番号の欄には、チェック項目の識別番号(項目番号)が設定される。チェック内容の欄には、採用しないことでリスクの発生原因となる機能や、実施しないことでリスクの発生原因となる作業の内容を示すメッセージが設定される。解説の欄には、チェック内容の欄に設定された内容をより詳細に説明するメッセージ(機能や作業が必要な理由など)が設定される。リスクの欄には、対応するチェック項目で示される機能または作業を採用しない場合に生じるリスクを示すメッセージが設定される。回避策例の欄には、リスクを回避するための対策案が設定される。
関連リスク項目の欄には、関連する下位構造のリスク項目の項目番号が登録される。提案のリスク項目に対しては、関連リスク項目の欄に、設計構築のリスク項目の項目番号が登録される。設計構築のリスク項目に対しては、関連リスク項目の欄に、テスト運用のリスク項目が登録される。テスト項目のリスク項目に対しては、関連リスク項目の欄に、コマンドスクリプトの識別子(スクリプトNo.)が登録される。
なお、チェック項目一覧118のデータ構造もチェックシートテーブル111とほぼ同じである。ただし、チェック項目一覧118には、評価結果を登録するための欄が追加されている。
図6は、グラフ情報のデータ構造例を示す図である。グラフ情報112は、グラフを表示する際の基礎となる情報が設定される。グラフ情報112には、項目番号、業務停止時間、作業工数目安、フロント、Webアプリケーション(WebAP)、データベース(DB)、運用管理、バックアップ(Backup)、信頼性、拡張性、性能、セキュリティ、および運用・保守性の欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報が互いに対応付けられており、それらの情報の組により1つのレコードが構成される。
項目番号の欄には、チェック項目の識別番号(項目番号)が設定される。この項目番号により、チェックシートテーブル111に設定されたチェック項目に関連付けられる。業務停止時間の欄には、関連するチェック項目で示される機能または作業をシステムに適用する際の業務の停止時間が分単位で設定される。作業工数目安の欄には、関連するチェック項目で示される機能または作業をシステムに適用するための技術者の作業時間が分単位で設定される。
フロントの欄には、フロントエンドプロセッサ(通信回線の入出力処理を行なう専用システム)に対するリスク回避策の要否が設定される。WebAPの欄には、Webアプリケーションサーバに対するリスク回避策の要否が設定される。DBの欄には、データベースサーバに対するリスク回避策の要否が設定される。運用管理の欄には、遠隔監視等による運用管理サーバに対するリスク回避策の要否が設定される。Backupの欄には、運用中のサービスにおける障害発生時のバックアップ用のシステムに対するリスク回避策の要否が設定される。図中、各欄内の黒丸によって、リスク回避策が必要となる機能が示されている。
信頼性の欄には、信頼性に関する重要度を表すポイントが設定される。拡張性の欄には、拡張性に関する重要度を表すポイントが設定される。性能の欄には、性能に関する重要度を表すポイントが設定される。セキュリティの欄には、セキュリティ機能に関する重要度を表すポイントが設定される。運用・保守性の欄には、保守のしやすさ等の運用に関する重要度を表すポイントが設定される。
図7は、雛形情報のデータ構造例を示す図である。雛形情報113は、グラフの雛形として使用される情報が設定される。雛形情報113には、ポイント(Point)、信頼性、拡張性、性能、セキュリティ、および運用・保守性の各欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報が互いに対応付けられており、それらの情報の組により1つのレコードが構成される。
Pointの欄には、顧客が希望する大まかな仕様を選択するためのチェックボックの識別番号が設定される。信頼性の欄には、対応するチェックボックスが選択されたときの信頼性判定値の修正値がパーセンテージで示されている。すなわち、信頼性が50のチェックボックスが選択されていれば、信頼性判定値が元の数値の50%に変更される。拡張性の欄には、対応するチェックボックスが選択されたときの拡張性判定値の修正値がパーセンテージで示されている。性能の欄には、対応するチェックボックスが選択されたときの性能判定値の修正値がパーセンテージで示されている。セキュリティの欄には、対応するチェックボックスが選択されたときのセキュリティ判定値の修正値がパーセンテージで示されている。運用・保守性の欄には、対応する運用・保守性が選択されたときの運用・保守性判定値の修正値がパーセンテージで示されている。
なお、図7に示されていないが、各レコードには、システムの雛形となる詳細なシステム構成情報が関連づけられている。さらに、雛形となるシステム構成情報には、その構成によって生じるリスクが予め詳細に検討されており、そのリスクをチェックするためのリスク項目のリストが予め作成されている。
図8は、提案チェック管理情報のデータ構造例を示す図である。提案チェック管理情報114には、手入力情報とフィードバック情報とに対し、機能およびリスクに関する判断指標となるカテゴリ毎の数値が設定されている。図8の例では、カテゴリとして、信頼性、拡張性、性能、セキュリティおよび運用・保守性があり、各カテゴリに対する数値を設定するための欄が設けられている。
手入力情報は、顧客が導入するシステムに要求する能力および甘受できるリスクを、判断指標毎に数値化して入力した値である。なお、設定される数値は、現在対策可能な最高レベルの技術を適用したときの数値を100とした場合の、導入すべきシステムに採用すべき技術レベルが相対的な数値で設定される。なお、各カテゴリの数値は、画面に表示されたグラフ上の制御ポイントをマウス操作等によって移動することで、変更できる。
フィードバック情報は、システム構築後にテストツールによって能力とリスクを検証した結果を表す数値である。具体的には、テスト用のスクリプトによる評価結果(OKまたはNG)が、フィードバック情報に反映される。なお、設定される数値は、現在対策可能な最高レベルの技術を適用したシステムの評価結果を100とした場合の、構築されたシステムの評価結果を相対的な値で示している。
図9は、フィードバック管理情報のデータ構造例を示す図である。フィードバック管理情報115には、項目番号の欄の各項目番号に対応付けて、信頼性、性能等の欄が設けられている。信頼性、性能等の各欄は、フロント、WebAP、DB、運営、およびBackupの欄に細分化されている。
項目番号は、機能や保守作業の採用の有無を示すチェック項目の識別番号である。信頼性、性能等の各欄の、フロント、WebAP、DB、運営、およびBackupの項目には、テストの評価結果を示すフラグ情報が設定されている。テスト結果がOKの場合、フラグが「1」に設定される。テスト結果がNGの場合、フラグが「0」に設定される。
以上のような構成のコンピュータにおいて実行される処理の詳細を以下に説明する。
図10は、システム設計時の能力およびリスク表示処理の手順を示すフローチャートである。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]グラフ表示部120は、システム提案画面を表示する。システム提案画面には、機能やリスクを表すグラフやリスク項目数が含まれる。なお、グラフ表示部120は、初期状態では、例えばデフォルト値を用いてグラフを表示する。その場合、リスク項目数には、グラフの表示内容に応じた値が設定される。
また、グラフ表示部120は、ステップS23において雛形情報113内のグラフデータが抽出された場合には、抽出されたグラフデータを参照してグラフを表示し、抽出されたグラフデータに対応する雛形のリスク項目数を表示する。さらに、グラフ表示部120は、ステップS24の処理においてユーザによってグラフ上の制御ポイントが動かされた場合、移動後の制御ポイントに基づいてグラフを表示し、そのグラフに応じたリスク項目数を表示する。
[ステップS22]グラフ表示部120は、雛形の適用の有無を判定する。具体的には、グラフ表示部120は、雛形を選択するためのチェックボックスが顧客により選択され、雛形適用ボタンが押下された場合、雛形を適用すべきと判定する。雛形を適用する場合、処理がステップS23に進められる。雛形を適用しない場合、処理がステップS24に進められる。
[ステップS23]グラフ表示部120は、顧客により選択されたチェックボックスに応じた雛形を決定し、その雛形のグラフデータを雛形情報113から取得する。このとき、決定された雛形に予め設定されたリスク項目数が取得される。その後、処理がステップS21に進められ、雛形に応じたグラフとリスク項目数が表示される。
[ステップS24]グラフ表示部120は、グラフ上の制御ポイントを移動させることによる、グラフ変更作業を受け付ける。
[ステップS25]グラフ表示部120は、再計算が必要か否かを判定する。具体的には、グラフ表示部120は、チェックシート作成ボタンが押下される前にグラフの変更作業が行われると、再計算が必要であると判定する。再計算が必要であれば、処理がステップS26に進められる。再計算が不要であれば、処理がステップS27に進められる。
[ステップS26]グラフ表示部120は、グラフ上の修正された制御ポイントに基づいて、リスク項目数を再計算する。具体的には、グラフ表示部120は、グラフの各軸上の制御ポイントの値(0以上1以下)を取得する。制御ポイントの値は、リスク項目の総数に対するチェック対象リスク項目の割合を示している。そして、グラフ表示部120は、各軸に設定された特性(信頼性、拡張性等)1つずつ選択する。
ここで、信頼性が選択されたものとすると、グラフ表示部120は、グラフ情報112参照し、提案のチェックシートテーブル111中の各チェック項目を、信頼性に関するポイントの大きい順に並べる。次に、グラフ表示部120は、提案のリスク項目の総数に対して、信頼性に関するグラフ上の制御ポイントの値で示される割合相当する数のリスク項目を、信頼性のポイントの大きい順から選択する。選択されたリスク項目が、チェック対象のリスク項目となる。
同様にして、他の特性(拡張性、性能、セキュリティ、および運用・保守性)に関しても、グラフ上の対応する軸の制御ポイントの値に応じて、リスク項目を選択する。そして、選択されたリスク項目の総数(異なる特性に基づいて重複して選択されたリスク項目は、1つだけをカウントする)を、チェック対象のリスク項目数とする。
このようにして、リスク項目数の再計算が行われた後、処理がステップS21に進められる。
[ステップS27]グラフ表示部120は、チェックシート作成の要否を判定する。具体的には、グラフ表示部120は、チェックシート作成ボタンが押下されると、チェックシート作成が必要と判断する。また、グラフ表示部120は、チェックシート作成ボタンが押下されない場合、チェックシート作成不要と判断する。チェックシートの作成が必要な場合、処理がステップS28に進められる。チェックシートの作成が不要な場合、処理がステップS21に進められる。
[ステップS28]グラフ表示部120は、リスク一覧を作成する。具体的には、グラフ表示部120は、チェックシートテーブル111とグラフ情報112とから、チェック対象として選択されたリスク項目に関する情報を抽出し、リストを作成する。なお、雛形から変更されていない場合、雛形のシステム構成においてチェック対象として設定されているリスク項目のリストを作成する。
[ステップS29]グラフ表示部120は、リスク項目を提案チェック管理情報に反映する。具体的には、グラフ表示部120は、グラフ上の特性に対応する軸に設定された制御ポイントが示す値をパーセンテージで表して(制御ポイントが示す値を100倍する)、パーセンテージの値を提案チェック管理情報114の手入力情報に対応付けて登録する。
[ステップS30]グラフ表示部120は、印刷するか否かを判定する。具体的には、グラフ表示部120は、印刷コマンドが入力された場合に、印刷を行うものと判定する。印刷を行う場合、処理がステップS31に進められる。印刷を行わない場合、処理がステップS33に進められる。
[ステップS31]グラフ表示部120は、グラフを印刷する。
[ステップS32]グラフ表示部120は、ステップS28で作成したリスク一覧表を印刷する。
[ステップS33]グラフ表示部120は、処理が終了か否かを判定する。具体的には、グラフ表示部120は、システム提案画面を終了する操作入力が行われた際に、処理終了と判定する。処理終了で有れば、システム提案画面を閉じ、リスク表示処理を終了する。処理終了でなければ、処理がステップS21に進められる。
このようにして、システム提案画面のグラフを用いて、導入するシステムに顧客の希望する機能を設定することで、そのシステムを構築する上でチェックする必要があるリスク項目が選択される。そして、選択されたリスク項目数は、システム提案画面に表示される。
図11は、システム提案画面の例を示す図である。システム提案画面40には、雛形選択用チェックボックス群41、グラフ42、雛形適用ボタン43、再計算ボタン44、チェックシート作成ボタン45、ヘルプボタン46、およびリスク項目数表示部47が設けられている。
雛形選択用チェックボックス群41は、複数用意された雛形データの選択基準を入力するための複数のチェックボックスである。雛形選択用チェックボックス群41には、利用環境、想定規模、年間稼働率、月額運用費それぞれに、複数の選択肢が設けられている。各選択肢にはチェックボックスが対応付けられている。ユーザは、そのチェックボックスをマウスカーソル等で指定することで、対応する選択肢を選択することができる。
利用環境とは、顧客が想定しているシステムの利用環境を示している。利用環境には、「インターネット」、「イントラネット」、および「24時間運用」が選択肢として用意されている。
想定規模は、顧客が想定しているシステムの規模を示している。想定規模には、「〜10TPS(Transaction Per Second)」(システムで単位時間に処理できるトランザクションが10TPS未満)、「〜100TPS」(システムで単位時間に処理できるトランザクションが100TPS未満)、「100TPS〜」(システムで単位時間に処理できるトランザクションが100TPS以上)が選択肢として用意されている。
年間稼働率は、顧客が想定しているシステムの年間の稼働率である。年間稼働率には、「99.999%」、「99.99%」、「99.9%」が選択肢として用意されている。
月額運用費は、顧客が想定しているひと月当たりのシステム運用費である。月額運用費には、「〜10万円」(10万円未満)、「〜100万円」(100万円未満)、「100万円〜」(100万円以上)が選択肢として用意されている。
グラフ42は、顧客がシステムに要求する機能等を示している。このグラフ42では、信頼性、拡張性、性能、セキュリティ、運用・保守性の各特性毎に軸が設けられている。各特性の値が、制御ポイント(図中、各軸上の丸印)で示されている。軸毎の制御ポイント同士を線で接続することで得られる図形(5角形)が、提案されたシステムの総合的な特性を表している。
制御ポイントは、マウスカーソルでドラッグすることで、軸上をユーザが任意に移動させることができる。例えば、表示されているグラフよりも高い運用・保守性を顧客が希望する場合、ユーザは、運用・保守性の軸上の制御ポイントを、軸に沿ってグラフの中心から遠ざかる方向に移動させる。
雛形適用ボタン43は、雛形に基づいたグラフおよびリスク項目数を設定するためのボタンである。雛形適用ボタン43が押下されると、雛形選択用チェックボックス群41において選択されたチェックボックスの組合せに応じた雛形が決定され、その雛形に応じた形状のグラフとリスク項目数が表示される。
再計算ボタン44は、リスク項目数を再計算するためのボタンである。再計算ボタン44は、グラフ42の制御ポイントの位置が任意に変更された場合に押下される。再計算ボタン44が押下されると、その時点のグラフ42の各制御ポイントの位置に応じて、チェック対象となるリスク項目が選択され、選択されたリスク項目数が表示される。
チェックシート作成ボタン45は、リスク項目のチェックシート作成を指示するためのボタンである。チェックシート作成ボタン45が押下されると、その時点で表示されているグラフ42の形状に応じて選択されたリスク項目のリストが作成される。
ヘルプボタン46は、システム提案画面40に実行可能な機能の説明を表示させるためのボタンである。
リスク項目数表示部47には、グラフ42で示される特性に応じたシステムに関してチェックすべきリスク項目の数が示される。図11の例では、リスク項目数表示部47内に分数が表示されており、その分数の分母がリスク項目の総数を示し、分子がチェックすべきリスク項目数を示している。
なお、図11に示した雛形選択用チェックボックス群41は、一例を示したものであり、顧客の希望内容をより詳細に入力し、雛形を選択することもできる。また、予め用意されているシステム構成の雛形の1以上の候補を画面に表示し、表示された雛形の候補から顧客の希望に添う雛形を選択することもできる。
ところで、リスク項目は、提案、設計構築、およびテストに分類されている。また、リスク項目は、提案を最上位の階層、設計構築を中位の階層、テストを最下位の階層とした階層構造を有している。下位の階層のリスク項目は、上位の階層のリスク項目の1つに関連付けられている。そして、下位の階層のリスク項目は、関連付けられた上位の階層のリスク項目がチェック対象として選択された場合にのみ、選択対象として選択される。
図12は、リスク項目同士の関連性を示す図である。この例では、提案のグループ51には、リスク項目「A」,「B」,「C」が属している。設計構築のグループ52には、リスク項目「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」が属している。テストのグループ53には、リスク項目「a」,「b」,「c」,「d」,「e」,「f」,「g」,「h」,「i」,「j」,「k」,「l」が属している。
図12では、関連付けられたリスク項目間が線で接続されている。例えば、リスク項目「A」の下位構造として、リスク項目「1」、「2」が関連付けられている。また、リスク項目「1」の下位構造としてリスク項目「a」,「b」が関連付けられ、リスク項目「2」の下位構造としてリスク項目「c」,「d」ている。この場合、リスク項目「A」がチェック対象として選択されていない場合、リスク項目「1」,「2」,「a」,「b」,「c」,「d」はチェック対象としての選択対象から除外される。
このように階層化されたリスク項目がグループ毎に抽出され、グループ毎のチェック項目一覧が生成される。
図13は、チェック項目一覧作成処理の詳細手順を示すフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS41]チェック項目一覧管理部130は、提案チェックシートを作成する。具体的には、チェック項目一覧管理部130は、チェック対象として選択されたリスク項目のうち、提案のグループに属するものを抽出する。そして、チェック項目一覧管理部130は、抽出したリスク項目に関する情報を、チェックシートテーブル111とグラフ情報112とから取得する。そして、チェック項目一覧管理部130は、取得した情報をリスク項目毎に並べ、チェックシートを作成する。作成されたチェックシートは、チェック項目一覧表示画面内に表示される。
ユーザは、チェックシート内の所定の入力項目(各リスク項目に対する回避策の適用の有無等)に対して入力を行う。そして、ユーザは、全ての項目への入力が完了すると、チェックシート確定を示す操作入力を行う。
[ステップS42]チェック項目一覧管理部130は、提案チェックシート確定を示す操作入力が行われたか否かを判定する。確定したのであれば処理がステップS43に進められ、未確定であれば、処理がステップS41に進められる。
[ステップS43]チェック項目一覧管理部130は、設計構築チェックシートを作成する。具体的には、チェック項目一覧管理部130は、チェック対象として選択されたリスク項目のうち、設計構築のグループに属するものを抽出する。そして、チェック項目一覧管理部130は、抽出したリスク項目に関する情報を、チェックシートテーブル111とグラフ情報112とから取得する。そして、チェック項目一覧管理部130は、取得した情報をリスク項目毎に並べ、チェックシートを作成する。作成されたチェックシートは、チェック項目一覧表示画面内に表示される。
ユーザは、チェックシート内の所定の入力項目(各リスク項目に対する回避策の適用の有無等)に対して入力を行う。そして、ユーザは、全ての項目への入力が完了すると、チェックシート確定を示す操作入力を行う。
[ステップS44]チェック項目一覧管理部130は、設計構築チェックシート確定を示す操作入力が行われたか否かを判定する。確定したのであれば処理がステップS45に進められ、未確定であれば、処理がステップS43に進められる。
[ステップS45]チェック項目一覧管理部130は、テスト項目一覧を作成する。具体的には、チェック項目一覧管理部130は、チェック対象として選択されたリスク項目のうち、テストのグループに属するものを抽出する。そして、チェック項目一覧管理部130は、抽出したリスク項目に関する情報を、チェックシートテーブル111とグラフ情報112とから取得する。そして、チェック項目一覧管理部130は、取得した情報をリスク項目毎に並べる。
[ステップS46]チェック項目一覧管理部130は、コマンドスクリプト集を作成する。具体的には、チェック項目一覧管理部130は、テスト項目毎に予め用意されたコマンドスクリプト116から、テスト項目一覧に含まれる各テスト項目に対応するコマンドスクリプトを取得し、テスト用コマンドスクリプト集117とする。
図14は、チェック項目一覧の例を示す図である。図14には、提案に関するチェック項目一覧61が示されている。チェック項目一覧61は、リスク項目毎のチェックシートとなっており、リスク項目毎のリスク回避策を採るか否かを入力できる。
チェックシートには、リスク回避策を取るべき機能(「フロント」、「Webサーバ」、「アプリケーションサーバ」、「データベースサーバ」、「バックアップシステム」、「管理サーバ」)、整理番号(No.)、提案・要件整理チェック項目、解説、リスク、回避策適用の有無の各欄が設けられている。
リスク回避策を取るべき機能の欄は、各機能に対して回避策を実施するか否かを示す対応情報が設定できる。図14の例では、○が「対応予定」を示し、△が「対応検討中」を示し、×が「対応できない」を示す。なお、対角線方向に線が引かれたフィールドは、リスク回避策を採る必要がない機能である(該当しない)ことを示している。また、対応情報を設定すべきフィールドは、色づけ等により強調表示されている。
整理番号の欄には、チェック対象のリスク項目の総数と、該当するリスク項目のチェックシート内での順番が設定されている。
提案・要件整理チェック項目の欄には、リスクの発生原因となる事象を説明するメッセージが設定されている。解説の欄には、予想されるリスクの内容を説明するメッセージが設定されている。リスクの欄には、回避策を採らなかったときに発生する問題を説明するメッセージが設定されている。
回避策適用の有無の欄には、回避策を適用するか否か、適用する場合には、その手段が設定入力される。具体的には、回避策を適用する場合「する」と入力され、回避策を適用しない場合「しない」と入力される。回避策を適用する場合、フィールド内に具体的な回避策が入力される。
チェック項目一覧61に、チェックすべきリスク項目が表示されることで、リスクの検出漏れを防止することができる。そして、グループ毎のチェック項目一覧が生成され、チェック項目一覧に対して、回避策の適用の有無が入力されると、システムテスト部140により、システムのテスト用のコマンドスクリプトの集合が生成される。
システムインテグレータ20は、システム31が構築されると、そのシステム31にコンピュータ100を接続する。そして、システムインテグレータ20は、コンピュータ100に対して、システム31のテストを指示する操作入力を行う。すると、システムテスト部140がテスト用コマンドスクリプト集117を実行し、システム31のテストを行う。
図15は、スクリプト実行処理の手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS51]システムテスト部140は、テスト用コマンドスクリプト集117からコマンドスクリプトを読み込む。
[ステップS52]システムテスト部140は、読み込んだコマンドスクリプトのうち未実行のものを1つ選択し、そのコマンドスクリプト内に記述されているコマンドを実行する。
[ステップS53]システムテスト部140は、コマンドスクリプトの実行結果を、ログ51に記録する。ログ51は、RAM102内に設けられており、スクリプトNo.(コマンドスクリプトの識別番号)と返却値との対応関係が登録される。
[ステップS54]システムテスト部140は、全てのコマンドスクリプトの実行が終了したか否かを判断する。全てのコマンドスクリプトの実行が完了していれば、処理が終了する。未実行のコマンドスクリプトがあれば、処理がステップS52に進められ、未実行のコマンドスクリプトが実行される。
このようにして、評価結果がログ51に登録される。そして、システムテスト部140は、評価結果をチェック項目一覧118に反映させる。
図16は、評価結果反映処理の手順を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS61]システムテスト部140は、ログ51に格納された評価結果から、テスト項目一覧への反映処理が行われていないものを1つ読み込む。
[ステップS62]システムテスト部140は、ステップS61で読み込まれた評価結果を得るために実行されたコマンドスクリプトに対応するテスト項目を、テストのチェック項目一覧の中から特定する。
[ステップS63]システムテスト部140は、評価結果が正常値「1」か異常値「0」かを判定する。正常値であれば処理がステップS64に進められる。異常値であれば処理がステップS65に進められる。
[ステップS64]システムテスト部140は、ステップS62で特定したテスト項目対応付けて、OK(テストの正常終了)を示す評価結果を登録する。その後、処理がステップS66に進められる。
[ステップS65]システムテスト部140は、ステップS62で特定したテスト項目に対応付けて、NG(テストの異常終了)を示す評価結果を登録する。
[ステップS66]システムテスト部140は、テスト項目一覧内の全てのテスト項目に対する評価結果の反映処理が終了したか否かを判定する。全てのテスト項目に対して評価結果が反映されていれば、処理がステップS67に進められる。評価結果が反映されていないテスト項目が存在すれば、処理がステップS61に進められる。
[ステップS67]システムテスト部140は、設計構築のチェック項目一覧に含まれるリスク項目を1つ選択し、選択したリスク項目対応するテスト項目を、テスト項目一覧から特定する。
[ステップS68]システムテスト部140は、選択した設計構築のリスク項目に対応するテスト項目の評価結果が全てのOKか否かを判定する。全ての評価結果がOKであれば、処理がステップS69に進められる。少なくとも1つの評価結果にNGがあれば、処理がステップS70に進められる。
[ステップS69]システムテスト部140は、ステップS67で選択した設計構築のリスク項目対応付けて、OK(テストの正常終了)を示す評価結果を登録する。その後、処理がステップS71に進められる。
[ステップS70]システムテスト部140は、ステップS67で選択した設計構築のリスク項目に対応付けて、NG(テストの異常終了)を示す評価結果を登録する。
[ステップS71]システムテスト部140は、設計構築のリスク項目一覧内の全てのリスク項目に対する評価結果の反映処理が終了したか否かを判定する。全てのリスク項目に対して評価結果が反映されていれば、処理がステップS72に進められる。評価結果が反映されていないリスク項目が存在すれば、処理がステップS67に進められる。
[ステップS72]システムテスト部140は、提案のチェック項目一覧に含まれるリスク項目を1つ選択し、選択したリスク項目対応する設計構築のリスク項目を、設計構築のリスク項目一覧から特定する。
[ステップS73]システムテスト部140は、選択した提案のリスク項目に対応する設計構築のリスク項目の評価結果が全てのOKか否かを判定する。全ての評価結果がOKであれば、処理がステップS74に進められる。少なくとも1つの評価結果にNGがあれば、処理がステップS75に進められる。
[ステップS74]システムテスト部140は、ステップS72で選択した提案のリスク項目対応付けて、OK(テストの正常終了)を示す評価結果を登録する。その後、処理がステップS76に進められる。
[ステップS75]システムテスト部140は、ステップS72で選択した提案のリスク項目に対応付けて、NG(テストの異常終了)を示す評価結果を登録する。
[ステップS76]システムテスト部140は、提案のリスク項目一覧内の全てのリスク項目に対する評価結果の反映処理が終了したか否かを判定する。全てのリスク項目に対して評価結果が反映されていれば、処理が終了する。評価結果が反映されていないリスク項目が存在すれば、処理がステップS72に進められる。
次に、チェック項目一覧にチェック結果が反映されると、ユーザからの操作入力に応答して、グラフ表示部120により画面にグラフが表示される。
図17は、グラフ表示処理の手順を示す図である。以下、図17に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS81]グラフ表示部120は、設計時のグラフを描画する。
[ステップS82]グラフ表示部120は、テスト結果が反映されたチェック項目一覧118を参照し、設計時のグラフに重ねてリスク評価結果後のグラフを描画する。
図18は、設計時のグラフ描画処理手順を示すフローチャートである。以下、図18に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS91]グラフ表示部120は、提案チェック管理情報114を取得する。
[ステップS92]グラフ表示部120は、取得した提案チェック管理情報114の手入力情報に基づいてグラフを描画する。
このようにして、設計時のグラフが描画される。
図19は、リスク評価後のグラフ描画処理手順を示すフローチャートである。以下、図19に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS101]グラフ表示部120は、変数n(nは、0以上の整数)の初期値を0に設定する。
[ステップS102]グラフ表示部120は、提案項目数と変数nとが同一になったか否かを判断する。同一の場合、処理がステップS109に進められる。同一ではない場合、処理がステップS103に進められる。
[ステップS103]グラフ表示部120は、グラフ情報112のn番目の提案のリスク項目を参照し、テスト対象となる機能を特定する(例えば、図6の例では、項目番号「SP1−3−001」の提案のリスク項目では「運用管理サーバ」がテスト対象となる)。グラフ表示部120は、フィードバック管理情報115のn番目の提案のリスク項目を参照し、テスト対象の機能に対する信頼性のテスト結果がOK「1」か否かを判定する(複数の機能がテスト対象であれば、全ての機能のテスト結果がOKか否か)。OKであれば、グラフ表示部120は、グラフ情報112のn番目の提案のリスク項目に対して設定されている信頼性のポイントを、現在の信頼性を示す値に加算する。
[ステップS104]グラフ表示部120は、n番目の提案のリスク項目におけるテスト対象の機能に対する性能のテスト結果がOKであれば、グラフ表示部120は、グラフ情報112のn番目の提案のリスク項目に対して設定されている性能のポイントを、現在の性能を示す値に加算する。
[ステップS105]グラフ表示部120は、n番目の提案のリスク項目におけるテスト対象の機能に対する拡張性のテスト結果がOKであれば、グラフ表示部120は、グラフ情報112のn番目の提案のリスク項目に対して設定されている拡張性のポイントを、現在の拡張性を示す値に加算する。
[ステップS106]グラフ表示部120は、n番目の提案のリスク項目におけるテスト対象の機能に対するセキュリティのテスト結果がOKであれば、グラフ表示部120は、グラフ情報112のn番目の提案のリスク項目に対して設定されているセキュリティのポイントを、現在のセキュリティを示す値に加算する。
[ステップS107]グラフ表示部120は、n番目の提案のリスク項目におけるテスト対象の機能に対する運用・保守性のテスト結果がOKであれば、グラフ表示部120は、グラフ情報112のn番目の提案のリスク項目に対して設定されている運用・保守性のポイントを、現在の運用・保守性を示す値に加算する。
[ステップS108]グラフ表示部120は、nに1を加算し、処理をステップS102に進める。
[ステップS109]nの値が提案のリスク項目数に等しくなった場合、グラフ表示部120は、設計時にチェック対象として判定された提案のリスク項目の各カテゴリ(信頼性、拡張性、性能、セキュリティ、および運用・保守性)のポイントを合計する。
[ステップS110]グラフ表示部120は、テスト結果の相対値を算出する。具体的には、グラフ表示部120は、テスト結果の各カテゴリの値を、チェック対象のリスク項目の該当するカテゴリのポイントの合計値で除算する(チェック対象のリスク項目に対する、テスト結果がOKとなったリスク項目の割合が求められる)。そして、グラフ表示部120は、除算結果を、手入力情報における各カテゴリの値に乗算する。例えば、手入力情報での信頼性が100%の場合、テスト結果のポイントの合計値が、チェック対象の提案のリスク項目のポイントの合計値の80%(除算した値は0.8)であれば、テスト結果の相対値は、80%(100×0.8)となる。
なお、テスト結果の相対値は、設計時の相対値よりも高くなる場合がある。それは、チェック対象のリスク項目として選択されたリスク項目以外に、任意に選択可能なリスク項目があるためである。すなわち、任意に選択されたリスク項目に対するテスト結果がOKになると、設計時のリスク項目のポイントの合計よりも、テスト結果のリスク項目のポイントの合計が上回る可能性がある。
[ステップS111]グラフ表示部120は、テスト結果の相対値を、提案チェック管理情報114のフィードバック情報の欄に登録する。
[ステップS112]グラフ表示部120は、提案チェック管理情報114のフィードバック情報に基づいて、テスト結果のグラフを描画する。その際、グラフ表示部テスト結果のグラフを半透明にして、設計時のグラフに重ねて描画する。
図20は、リスク評価結果表示画面の例を示す図である。リスク評価結果表示画面70には、雛形選択結果表示部71、グラフ72、チェック項目総数表示部73、およびリスク表示部74が設けられている。
雛形選択結果表示部71には、雛形作成時の選択内容が表示される。グラフ72には、設計時のグラフ72aと、リスク評価結果のグラフ72bとが重ねて表示される。設計時のグラフ72aに示されるように、満たされてない(値が最大値でない)カテゴリにおいて、潜在的なリスクが存在することがわかる。そのカテゴリの値がリスク評価結果のグラフ72bにおいて増加していれば、リスクが解消されたことを容易に理解できる。
チェック項目総数表示部73には、テストされてリスク項目の数が表示される。リスク表示部74には、テストされたリスク項目に関する説明が表示される。なお、リスク表示部74には、リスク評価結果により、新たなリスクが発見された場合、そのリスク項目に関する情報も表示される。
以上のようにして、提案時のシステム構成と実際にできあがったシステム構成とのリスクをグラフによって可視化したことで、リスクの規模を客観的に確認することができる。その結果、システム構築後の運用における管理者のリスクを正しく予想することができ、不測の事態に陥ることが防止できる。
しかも、設計のリスク項目のうち、提案の内容に関連する項目のみが抽出されてチェックシートが作成されるため、システムに採用する機能等の選択を効率的に行うことができる。
さらに、システム基盤のリスクの評価結果のデータが顧客管理システム21に送信され、運用事例のデータが顧客管理システム21に蓄積されることで、過去の運用事例に基づいて、的確なリスク項目を設定することができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 要望受付手段
1a グラフ
2 項目抽出手段
3 リスク管理情報
4 リスク一覧生成手段
4a リスク一覧

Claims (10)

  1. コンピュータシステムの設計を支援するシステム設計支援プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    構築するシステムに関する特性に基づいて抽出されるリスク項目の抽出割合の入力を受け付ける要望受付手段、
    システムに組み込み可能な資源が採用されない場合のリスク内容と回避策、またはシステム運用時に実施可能な作業が実施されない場合のリスク内容と回避策を示す複数の前記リスク項目が、前記特性についての重要度と関連付けて登録された記憶手段から、前記特性についての前記重要度の高い前記リスク項目から優先的に、前記リスク項目の総数に対する前記特性の前記抽出割合に相当する数の前記リスク項目を抽出する項目抽出手段、
    前記項目抽出手段で抽出された前記リスク項目の一覧を含むリスク一覧を生成し、表示するリスクチェック表生成手段、
    として機能させることを特徴とするシステム設計支援プログラム。
  2. 前記項目抽出手段は、あらかじめ用意されたシステム構成の雛形から前記顧客の要望に応じた雛形を選択し、選択した雛形に応じた前記リスク項目を抽出することを特徴とする請求項1記載のシステム設計支援プログラム。
  3. 前記要望受付手段は、前記抽出割合の値を示す複数の軸それぞれに前記特性を割り当て、前記軸上に制御ポイントを設けたグラフをモニタに表示し、前記制御ポイントの前記軸上での位置の設定入力を受け付け、
    前記項目抽出手段は、前記制御ポイントの位置に対応する前記軸の値を、前記軸に割り当てられた前記特性に基づいて抽出される前記リスク項目の前記抽出割合とすることを特徴とする請求項1記載のシステム設計支援プログラム。
  4. 前記コンピュータを、さらに、
    前記リスク一覧に対する回避策の採用の有無の入力を受け付け、入力内容を前記リスクチェック表に登録する回避策入力手段、
    として機能させることを特徴とする請求項1記載のシステム設計支援プログラム。
  5. 前記コンピュータを、さらに、
    前記リスク一覧に登録された前記回避策の採用の有無に基づいてシステムのテスト項目を選択するテスト項目選択手段、
    前記テスト項目選択手段で選択されたテスト項目に対応づけられたテストプログラムを実行するテスト実行手段、
    として機能させることを特徴とする請求項1記載のシステム設計支援プログラム。
  6. 前記コンピュータを、さらに、
    前記テスト実行手段でのテスト結果に基づいて、前記リスク一覧に含まれる前記リスク項目が、テストされたシステムで回避されているか否かを判定し、判定結果を表示するテスト結果表示手段、
    として機能させることを特徴とする請求項5記載のシステム設計支援プログラム。
  7. 前記テスト結果表示手段は、前記テスト結果に基づいて、前記システムの特性をグラフで表示することを特徴とする請求項6記載のシステム設計支援プログラム。
  8. コンピュータによって、コンピュータシステムの設計を支援するためのシステム設計支援方法において、
    要望受付手段が、構築するシステムに関する特性に基づいて抽出されるリスク項目の抽出割合の入力を受け付け、
    項目抽出手段が、システムに組み込み可能な資源が採用されない場合のリスク内容と回避策、またはシステム運用時に実施可能な作業が実施されない場合のリスク内容と回避策を示す複数の前記リスク項目が、前記特性についての重要度と関連付けて登録された記憶手段から、前記特性についての前記重要度の高い前記リスク項目から優先的に、前記リスク項目の総数に対する前記特性の前記抽出割合に相当する数の前記リスク項目を抽出し、
    リスクチェック表生成手段が、前記項目抽出手段で抽出された前記リスク項目の一覧を含むリスク一覧を生成し、表示する、
    ことを特徴とするシステム設計支援方法。
  9. コンピュータシステムの設計を支援するシステム設計支援装置において、
    構築するシステムに関する特性に基づいて抽出されるリスク項目の抽出割合の入力を受け付ける要望受付手段と、
    システムに組み込み可能な資源が採用されない場合のリスク内容と回避策、またはシステム運用時に実施可能な作業が実施されない場合のリスク内容と回避策を示す複数の前記リスク項目が、前記特性についての重要度と関連付けて登録された記憶手段から、前記特性についての前記重要度の高い前記リスク項目から優先的に、前記リスク項目の総数に対する前記特性の前記抽出割合に相当する数の前記リスク項目を抽出する項目抽出手段と、
    前記項目抽出手段で抽出された前記リスク項目の一覧を含むリスク一覧を生成し、表示するリスクチェック表生成手段と、
    を有することを特徴とするシステム設計支援装置。
  10. コンピュータシステムの設計を支援するシステム設計支援プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体において、
    コンピュータを、
    構築するシステムに関する特性に基づいて抽出されるリスク項目の抽出割合の入力を受け付ける要望受付手段、
    システムに組み込み可能な資源が採用されない場合のリスク内容と回避策、またはシステム運用時に実施可能な作業が実施されない場合のリスク内容と回避策を示す複数の前記リスク項目が、前記特性についての重要度と関連付けて登録された記憶手段から、前記特性についての前記重要度の高い前記リスク項目から優先的に、前記リスク項目の総数に対する前記特性の前記抽出割合に相当する数の前記リスク項目を抽出する項目抽出手段、
    前記項目抽出手段で抽出された前記リスク項目の一覧を含むリスク一覧を生成し、表示するリスクチェック表生成手段、
    として機能させることを特徴とするシステム設計支援プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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