JP4390026B2 - 複合材翼 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、ターボファンエンジンのファン等の静翼又はヘリコプター等の回転翼に係り、特に複合材料から成る複合材翼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ターボファンエンジンは、図3に示すように、その基本的な構成要素として、圧縮機1、燃焼器2、タービン3及び運転上に必要な燃料制御装置、潤滑、電気、空気、油圧系統の補機及び空気取入口4、ジェットノズル5から成るものである。この中心部となる圧縮機1、燃焼器2及びこの圧縮機1を駆動するタービン3から構成された部分を通常コアエンジンといい、このコアエンジンの前に空気取入口4とファン6とから成る。ファン6は多数枚の静翼7と回転軸8の円周状に固設された動翼9とから成るものである。これらの静翼7及び動翼9は、従来はアルミニウム製の金属製のものが主であった。これらの静翼7又は動翼9は、通常100℃程度に温められるだけであるため、エンジンの軽量化と耐衝撃性という要請から、金属製のものに代えてFRP材料(炭素繊維型複合材料等)から成る複合材料で製造したものがある。
【0003】
しかし、このような複合材料から成る静翼7又は動翼9は、金属製の静翼又は動翼に比較して耐磨耗性が劣るため、空気取入口4側のリーディングエッジ部(前縁先端部)7aが飛行中に磨耗しやすかった。そこで、このような複合材料の静翼7には、図4に示すように、その磨耗を防止するために、リーディングエッジ部7aにエロージョン防止用金属10を接合していた。
【0004】
また、ヘリコプターにおけるメイン・ロータ・ブレード及びテイル・ロータ等の複合材料から成る回転翼にも、上述したターボファンエンジンと同様にその磨耗を防止するために、その回転方向となるリーディングエッジ部にエロージョン防止用金属を接合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの炭素繊維型複合材料の静翼7等に対してエロージョン防止用金属10を、例えばエポキシ系のフィルム接着剤で接合しても、炭素繊維型複合材料と金属材料という異質材料であるため、そのジェットエンジンの使用中、又はヘリコプターの回転翼の回転中にエロージョン防止用金属10が剥離しやすかった。更に、このように剥離したエロージョン防止用金属10はその交換修理が大変煩雑であるという問題があった。
【0006】
また、エロージョン防止用金属10を接着した複合材料の静翼7は、外気温度から100℃前後に温度上昇するため、非常に硬く固化するエポキシ系の熱硬化性のフィルム接着剤では、炭素繊維型複合材料の静翼7とエロージョン防止用金属10との熱膨張差を吸収することができず、この接着剤部分で剥離しやすいという問題を有していた。
【0007】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、エロージョン防止用金属が剥離しずらく、また剥離しても新たなエロージョン防止用金属に容易に交換修理することができる複合材翼を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複合材料から成る複合材翼(7)と、該複合材翼(7)のリーディングエッジ部(7a)に一体成形し、かつ該リーディングエッジ部の形状に沿って形成された金属取付板(12)と、該金属取付板(12)に嵌まり合うように形成した、磨耗を防止するためのエロージョン防止用金属(10)と、該エロージョン防止用金属(10)を前記金属取付板(12)に接着する接着剤(11)と、から成り、前記エロージョン防止用金属は、前記複合材翼(7)に直接接着されることなく前記金属取付板に接着されている、ことを特徴とする複合材翼が提供される。
【0009】
上記発明の構成によれば、エロージョン防止用金属(10)を複合材翼(7)の金属取付板(12)を介して接着剤(11)で接合した接着部分が金属同士であるため、従来の複合材翼(7)の複合材料に直接金属材を接着した異質材の接着力に比較してその接着力が強い。また、複合材翼(7)の熱履歴における熱膨張又は熱収縮による変化があっても、接着部分が金属同士であるため、複合材翼(7)からエロージョン防止用金属(10)が剥離しづらい。
なお、エロージョン防止用金属(10)が複合材翼(7)から剥離しても、その内部の金属取付板(12)が複合材翼(7)を保護する作用もあるため、複合材翼(7)が直接露出せず、耐磨耗性が一時的でも低下することがない。
【0010】
また、本発明によれば、前記金属取付板(12)が、前記エロージョン防止用金属(10)と同材質であることを特徴とする複合材翼が提供される。
【0011】
この構成により、接着部分が同材質の金属同士であるため、その接着力が強固になる。一方、複合材翼(7)からエロージョン防止用金属(10)の一部が剥離したときは、飛行機やヘリコプターのオーバーホール前でも強制的にそのエロージョン防止用金属(10)を剥がし取って、新たなエロージョン防止用金属(10)に付け替えることができる。このときにエロージョン防止用金属(10)と複合材翼(7)とが直接接着していないため、従来のように複合材翼(7)のリーディングエッジ部(7a)を剥がす際に、その表面がざらつくことがないので、新たなエロージョン防止用金属(10)を接着してもその密着性が低下することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1及び図2は本発明の複合材翼の発明の実施の形態を示すものである。この図において、複合材翼とは、ターボファンエンジンのファン6を構成する静翼7と動翼9の総称をいい、例えば静翼(複合材翼)7は炭素繊維型複合材料から成る。この複合材翼7は物の衝突等による磨耗を防止するために、そのリーディングエッジ部7aにチタン製又はステンレス製の横断面が略U字形状に成るエロージョン防止用金属10を接合してある。しかし、本発明ではこのエロージョン防止用金属10を複合材翼7のリーディングエッジ部7aに直接接着したのではなく、このリーディングエッジ部7aに先ず横断面が略U字形状の金属取付板12を一体成形し、この金属取付板12を介してエロージョン防止用金属10を接着剤11で接着したことに構造的な特徴を有する(図2の断面図を参照)。この金属取付板12は、複合材翼7の製造の際に金型による一体成形等でリーディングエッジ部7aに埋め込み、従来の複合材翼7に接着剤で接着したエロージョン防止用金属10の接合力と比較して強固である。
【0015】
この複合材翼7に一体成形した金属取付板12に、接着剤11で横断面が略U字形状のエロージョン防止用金属10を接合してある。このように金属同士の接着は、複合材翼7の複合材料とエロージョン防止用金属10の金属という異質材同士の接着力に比較してその接着力が強い。従来のように複合材翼7にエロージョン防止用金属10を接着剤11で直接接着したものと比較して剥離しずらい。これは複合材翼7の熱履歴における熱膨張又は熱収縮による熱変化の影響を受けても、その接着部分が金属同士であるため熱膨張差を吸収することができるためである。特に、ステンレス製のエロージョン防止用金属10と同材質のステンレス製の金属取付板12を複合材翼7に接着したものは、その接着力がより強固である。
【0016】
複合材翼7からエロージョン防止用金属10が剥離したとしても、その内側の金属取付板12が複合材翼7を保護しているため、この複合材翼7が露出しないようになっている。また、使用中に複合材翼7のリーディングエッジ部7aからエロージョン防止用金属10の一部が剥離したきは、飛行機のオーバーホール前でも強制的にそのエロージョン防止用金属10を剥がし取って、新たなエロージョン防止用金属10に付け替えることができる。このときに、エロージョン防止用金属10に複合材翼7を直接接着していないため、従来のように複合材翼7からエロージョン防止用金属10を剥した後、リーディングエッジ部7aの表面がざらつくことがないので、新たなエロージョン防止用金属10の接着に悪い影響を与えることはない。
【0017】
次に、参考例を説明する。この参考例は、金属取付板12に代えて簡易にエロージョン防止用金属10の接着力を強めるため、複合材翼7のリーディングエッジ部7aに、エロージョン防止用金属10を所謂弾性接着剤で接着するようになっている。ここで弾性接着剤とは、ポリウレタンやシリコーン等のゴム様の性質を有する接着剤をいい、例えば軟質のポリ塩化ビニル系接着剤やポリエチレンテレフタレート接着剤等の熱膨張率の異なる材質間においても接着力が低下しない性質を有するものである。この弾性接着剤は、ある温度範囲で低い弾性率を保ち、剥離強さはエポキシ系の接着剤よりやや劣るが、温度履歴による熱膨張差を吸収することができるため、この弾性接着剤の接着部分でエロージョン防止用金属10が複合材翼7のリーディングエッジ部7aから剥離することを防止することができる。
【0018】
なお、本発明のエロージョン防止用金属10を接合した複合材翼7は、ターボファンエンジンのファン6を構成する静翼7の他に、ヘリコプターにおけるメイン・ロータ・ブレイド又はテイル・ロータ等の複合材料から成る回転翼にも実施することができる。
【0019】
更に、本発明は上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、複合材料から成る翼であれば、上述したような構成、材質に限定されずに、グラスウールの複合材料等の他のFRP材料を採用でき、そのため本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、複合材翼を構成する対象もターボファンエンジン等の静翼、又はヘリコプターのメイン・ロータ・ブレードやテイル・ロータ等の回転翼に限定されない。
【0020】
【発明の効果】
上述したように、本発明の複合材翼は、エロージョン防止用金属を複合材翼に強固に一体成形した金属取付板を介して接着剤で取り付けてあるため、エロージョン防止用金属を複合材翼に直接接着したものと比較して、その接着力が強い。また、接着部分が金属同士であるため、複合材翼の熱履歴における熱膨張又は熱収縮による熱変化を吸収することができるので、エロージョン防止用金属が複合材翼のリーディングエッジ部から剥離しづらい。
【0021】
特に、複合材翼からエロージョン防止用金属の一部が剥離したときは、飛行機やヘリコプターのオーバーホール前でも強制的にそのエロージョン防止用金属を剥がし取って、新たなエロージョン防止用金属に付け替えることができる。このときに、エロージョン防止用金属と複合材翼とが直接接着していないため、従来のようにエロージョン防止用金属を剥がした後に、その表面がざらつくことがないので、新たに接着したエロージョン防止用金属の密着性が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合材翼の発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同じく部分拡大平断面図である。
【図3】ターボファンエンジンを示す断面図である。
【図4】従来のエロージョン防止用金属を接着した静翼を示す斜視図である。
【符号の説明】
7 静翼(複合材翼)
7a リーディングエッジ部
10 エロージョン防止用金属
11 接着剤
12 金属取付板
Claims (2)
- 複合材料から成る複合材翼(7)と、
該複合材翼(7)のリーディングエッジ部(7a)に一体成形し、かつ該リーディングエッジ部の形状に沿って形成された金属取付板(12)と、
該金属取付板(12)に嵌まり合うように形成した、磨耗を防止するためのエロージョン防止用金属(10)と、
該エロージョン防止用金属(10)を前記金属取付板(12)に接着する接着剤(11)と、から成り、
前記エロージョン防止用金属は、前記複合材翼(7)に直接接着されることなく前記金属取付板に接着されている、ことを特徴とする複合材翼。 - 前記金属取付板(12)が、前記エロージョン防止用金属(10)と同材質であることを特徴とする請求項1の複合材翼。
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