JP4388130B2 - 種々雑多なトッピングがされた生地製品の製造機械、および生地製品の製造方法、ならびに生地製品 - Google Patents

種々雑多なトッピングがされた生地製品の製造機械、および生地製品の製造方法、ならびに生地製品 Download PDF

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    • A21C9/00Other apparatus for handling dough or dough pieces
    • A21C9/04Apparatus for spreading granular material on, or sweeping or coating the surfaces of, pieces or sheets of dough

Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明は、一般に、様々なトッピングまたは材料を上に乗せた生地製品、具体的にはピザを製造するための装置および方法に関する。また、具体的には、ファストフード店などにおけるケータリングのコンセプトに対して適しており、かつ、テーマレストランで用いるのに適している、ピザおよび類似の生地製品を製造するための上記装置およびその対応する方法に関連する。
〔背景技術〕
従来、小規模のケータリングでは、ピザおよび類似の生地製品は個々に調理されて売られている。ピザを個々にトッピングする製造方法は、比較的に大きな労働力を要する。大規模なピザレストランでは、実際、一人が生地を練り、それをトレイの上に置き、他の一人が手で材料またはトッピングを加え、さらに他の一人がオーブン、具体的には薪を燃やすオーブンの中でピザを焼く、といった厳密な作業の区分がある。最終的にピザは食膳に出される、あるいは配達のために断熱容器に入れられる。小規模なピザレストランならば、ピザの製造全てに対して責任があるのは、ただ一人である。レストラン客に高い経験をしてもらうため、レストラン客を考慮して、調理場におけるピザの調理に対して責任がある人を置くことは、ピザレストランで一般に見られる特徴である。
ピザおよび類似の生地製品を機械的または自動的に製造することは、経費の面で望ましい。しかし、そのようなコンセプトは、大規模なケータリング、具体的には冷凍ピザの製造に対してのみ存在する。大抵、冷凍生地である既に押し伸ばされたピザは、従来、コンベア上を運ばれ、次いで、トッピング分配手段を通過して、要求されるピザの種類によるトッピングまたは材料が生地の上に分配される。類似のコンセプトは、例えばUS 6,546,847 B2、US 6,245,370 B1、US 4,197,794およびUS 4,060,027に開示されている。しかしながら、取得原価および運営経費はとても高く、装置の必要スペースも広すぎるため、このようなコンセプトは、小規模なケータリングには適していない。さらに不都合な点としては、まさに小規模なケータリングにおいて必要な個々のピザの製造が、このコンセプトでは実行不可能なことである。仮に消費者がトッピングの種類と量を個別に選び、例えば、カリカリになるまで焼き上げられた比較的薄いピザ製品を望んでいる場合、手作業でならば簡単に応えられる。しかし、このようにピザを個々に製造できる自動化されたコンセプトは、従来技術においてほとんど知られていない。
US 5,921,170 Aは、まるで1人でピザを伝統的に作るかのように、ピザを個々に製造することを可能とする、ピザを製造するための装置を開示している。この装置の主要な要素は、装置の中心に配置された位置決め回転機構であり、ピザ生地を入れた円形トレイ上に固定された多数の位置決め回転プレートを移動させる星型支持腕装置を備える。中心に配置された上記位置決め“回転”装置の周りには、複数のトッピング分配手段が分散している。位置決め回転装置を回転させることによって、ピザ生地を備える支持腕上に配置されたトレイは、適切なトッピング分配手段に対して、選択的に回転することが出来る。このように、様々なトッピング分配手段を通過させることによって、個々に製造されたピザを得ることができる。
しかし、このコンセプトにおいて用いられるトッピング分配手段の回転装置は、多数の異なるトッピング分配手段を、装置の回転中心の周りに配置させることができない。そのため、最大に製造できるピザの種類数は、大幅に減少する。したがって、混合されたトッピング、例えば角切りハムおよびチーズキューブの組み合わせは、一つのトッピング分配手段から分配されざるを得ず、そのため、得られる種類および味は制限されてしまう。トッピング分配手段下のピザ生地の位置決めは、比較的難しく、支持腕の角度の適切な選択、および生地運搬台の半径位置によってなされるのみである。これは、さらに装置の経費を増加させる、特別な構造および制御系を必要とする。それにもかかわらず、回転装置を選択された位置に移動し、生地を正確に配置する指標は、大抵、確実に保障されているわけではない。さらに、生地運搬台とトッピング分配手段の下端との間の距離は比較的長く、装置の汚れの原因となるため、不必要な清掃費に繋がる。
〔発明の概要〕
本発明の目的は、平たい生地製品に低費用で個々にトッピングでき、低価格および維持費が安い装置を提供することである。さらに、本発明の特徴によれば、トッピングをさらに便利に準備できる製造方法およびトッピングされた生地製品、具体的にはピザが提供される。
本発明によれば、請求項1に記載の装置、請求項14に記載の製造方法、および請求項24から26のいずれか1項に記載の平らな生地製品、具体的にはピザの特徴によって、上記問題、およびさらなる問題が解決される。
したがって、本発明は、種々のトッピングが乗った平らな生地製品(具体的にはピザ)を製造するための製造装置であって、複数のトッピング分配手段と、トッピング分配手段の下方において垂直な平面を提供するとともに、生地運搬台と連動する、少なくとも1つの移動式の位置決め機構とを備えており、位置決め機構は、トッピングの分配を可能にするトッピング分配手段の下に生地運搬台を配置するための動作装置によって作動される。
本発明によれば、上記装置に設けられた複数のトッピング分配手段は、互いに垂直な2つの空間方向にマトリクス構造をなして分散配置されている。また、位置決め機構は、当該マトリクス構造に対応する互いに垂直な2つの空間方向において、選択した位置に生地運搬台を配置させることができる。本発明におけるマトリクス構造によれば、その容器をかなり密接させて配置することができるため、考慮すべき装置のスペースを節約することができる。それと同時に、トッピングの種類を多くすることができる。さらに、互いに垂直な2つの空間方向に連なる容器の明確な配置は、生地を保持する生地運搬台を位置決めする指標をかなり単純化させる。そのため、高精度な指標xおよびyを用いて位置決めする機構は、わずかな費用で提供され、指標の調整は素早く正確に実行される。
したがって、上記容器は、マトリクス構造となるよう、互いに垂直な行および列の交点に配置されることが好ましい。マトリクス構造の列および行は、当然、他と直角以外の角度に配置させられることもできる。また、マトリクス構造の配置は、上記とは異なる方法であっても形成できる。本発明の方法における単純かつ素早い位置決めは、規則的配列に、言い換えれば規則的間隔に、好ましくは互いの距離が等間隔に容器を配置させることで、困難を伴わずに常に提供される。
他の実施形態によれば、生地運搬台は、回転できるように保持されている。これは、生地が配置された際、生地を回転させることによって、トッピングおよび/または材料は生地上に分配されることができる。さらに、例えばドクターブレードなどの補足的な部品を中心として生地運搬台および組立部を回転させることによって、生地または生地上のトッピングを、円形状、つまり均一な薄さを持った円形の生地または円形のトッピング層になるよう、簡単に均等に均すことができる。
他の実施形態によれば、例えばガイドレールやガイド棒などのガイド部は、上記互いに垂直な2つの空間方向と平行になるよう正確に配置されて、または上記マトリクス配置に対応するように配置されて提供される。したがって、運搬台またはx,y位置決め機構は、これらガイド部上に、遊びなしでしっかりと誘導されて支えられる。ガイド部は、特に、生地運搬台を所定の容器の下に素早く配置させることができる。
他の実施形態によれば、位置決め機構は、さらに生地運搬台を上げたり下げたりするための昇降手段を備える。生地運搬台がトッピング分配手段の下に配置され、かつ生地運搬台とトッピング分配手段の下端との間が所定の距離または非常に小の距離に達するまで生地運搬台が移動することによって、トッピング分配手段によるトッピングの分配が始動される。このように、トッピングは、生地運搬台とトッピング分配手段の下端との間が所定の距離に達したときにのみ分配される。
他の実施形態のよれば、仮にトッピング分配手段が受動的に作動されるならば、作動が省略されるという相当の利便性がある。
他の実施形態によれば、生地運搬台が特にトッピング分配手段に対応した所定の位置に配置される場合にのみ、個々のトッピング分配手段によるトッピングの分配が始動されるように、位置決め機構およびトッピング分配手段が構成される。したがって、トッピングが不慮に分配されることは確実に避けられ、トッピングはしっかりと制御された方法で分配される。
他の実施形態によれば、生地運搬台および/または位置決め機構は、係合手段を備える。係合手段は、形成されると同時に、トッピング分配手段の下端に設けられた解除手段と係合する。仮に係合手段および解除手段が互いに係合されている場合、または相互に作用する場合にのみ、トッピングが分配されることができるように、トッピング分配手段が設計されている。トッピングの分配を始動するために装置を制御する方法は、このように単純な方法によって得られる。
他の実施形態によれば、係合手段は、生地運搬台の周辺端部に、掛け金の収容部を備えた雄雌ソケットとして形成されてもよく、また解除手段は、トッピング分配手段の下端に、スナップ式の突起として形成されてもよい。
他の実施形態によれば、係合手段はまた、トッピング分配手段と連動するための連動要素を備えることができる。連動要素は、解除手段と結合する場合、生地運搬台およびトッピング分配手段の回転軸に配置され、かつトッピング分配手段上の解除手段のための回転型アクチュエータとして設計される。
他の実施形態によれば、解除手段は、トッピング分配手段を閉めるために、トッピング分配手段の下端において、閉鎖素子と連結してもよく、または、閉鎖素子を形成しもよい。
他の実施形態によれば、生地運搬台の上昇時、解除手段と係合した係合手段は、トッピングを分配および/または調整させるために、閉鎖素子を上下に動かしてもよい。
他の実施形態によれば、円板は、切り欠き部を備え、かつ閉鎖素子を含めた容器の縦軸を中心として回転できるように支持されており、少なくとも1つのトッピング分配手段の下端に提供される。したがって、トッピングの分配率は、切り欠き部と対応する溝との間の角度によって、円板の厚さによって、および/または円板の回転速度によって、制御されることができる。
他の実施形態によれば、円板は、様々なサイズの複数の切り欠き部、具体的には、円板において、均一な角度および/または半径方向の間隔で配置される切り欠き部を備えてもよい。
他の実施形態によれば、生地運搬台は、自由造形の生地(具体的にはピザ生地)を保持するように設計されていてもよい。
他の実施形態によれば、生地運搬台はまた、トッピングされた生地を、下流にある工程の場に運ぶための運搬手段を備えていてもよい。
他の実施形態によれば、運搬手段は、生地運搬台の上端における支持体表面と交差するベルトコンベアの形状であるため、生地を、直接ベルトコンベア上に置くことができる。
他の実施形態によれば、上記運搬手段は、接線方向に生地運搬台にまで及ぶ、少なくとも1つのローラーを備え、好ましくは、第1のローラーに対して垂直に配置された第2のローラーを備える。ローラーはそれぞれ、生地運搬台の支持体表面における溝に対する皿である。
他の実施形態によれば、本発明に係る装置はまた、冷蔵機器と一体化した筐体を備え、少なくとも複数のトッピング分配手段、好ましくは、すべてのトッピング分配手段を含む装置全体が、筐体内に全て配置される。
他の実施形態によれば、冷蔵機器は、2℃から7℃の間の範囲の温度に、筐体の内部を冷やすように設定される。
他の実施形態によれば、少なくとも1つのトッピング分配手段は、0℃以下の温度に冷やされることができる。
さらに、本発明の特徴によれば、互いに垂直な2つの空間方向に分散してマトリクス構造をなすように配置された複数のトッピング分配手段と、当該トッピング分配手段の下方に垂直に配置された移動式の位置決め機構と、回転できるように支持されるのが好ましく、かつ位置決め機構と連携する生地運搬台とを備える装置によって、種々のトッピングが乗った平らな生地製品(具体的にはピザ)を製造するための工程が提供される。この工程において、生地は、生地運搬台上に配置され、次いで、生地運搬台は、所定のトッピング分配手段の下に配置され、生地運搬台がトッピング分配手段に対応した所定の位置に配置された時にのみ、個々のトッピング分配手段によるトッピングの分配が始動する。
他の実施形態によれば、トッピング分配手段によるトッピングの分配は、生地運搬台がトッピング分配手段の下に配置されることによって始動する。または、生地運搬台が、生地運搬台とトッピング分配手段の下端との間が、所定の距離、または所定の最小距離に達するまで上昇することによって始動する。
他の実施形態によれば、トッピング分配手段は、位置決め機構および/または生地運搬台に従って作動し、トッピングを分配する。
他の実施形態によれば、トッピングの分配は、生地運搬台および/またはトッピング分配手段の下端との位置決め機構を、手動で作動させることによって始動する。
他の実施形態によれば、硬い燻製ソーセージの円形スライス(具体的にはサラミスライス(またアメリカではペパローニスライスという))を分配できるように設計されている。すなわち、硬い燻製ソーセージの円形スライス(具体的にはサラミスライス)を分配するための、硬い燻製ソーセージスライス(具体的にはサラミスライス)の供給部は、生地運搬台に対して傾くように配置される。また、生地運搬台をその回転軸を中心として回転させることによって、複数の硬い燻製ソーセージスライスは、生地の上に、少なくとも1つの同心円状に分散するように分配される。
他の実施形態によれば、硬い燻製ソーセージスライスは、同心円の周りに、所定の一定な角度間隔で分配される。
他の実施形態によれば、硬い燻製ソーセージスライスの供給部は、半径方向に調節できる。または、様々な半径位置に配置された、複数の硬い燻製ソーセージスライスを分配する分配設備を備えている。それによって、生地運搬台をその回転軸を中心として回転させることによって、硬い燻製ソーセージスライスが、生地上に、少なくとも2つの異なる半径の同心円状に散るように分配されることができる。
他の実施形態によれば、硬い燻製ソーセージスライスの供給部は、少なくとも1つの円筒形の硬い燻製ソーセージ、好ましくはサラミソーセージ(英語では円筒形のぺパローニ)を含む。また、サラミスライスは、スライス部によって、円筒形の硬い燻製ソーセージから切り離される。スライス部は、生地運搬台の回転による回転の動きによって作動する。
他の実施形態によれば、互いに等しい角度間隔をあけて配置された三角対称(trigonal symmetry)をなす3つの硬い燻製ソーセージスライス(具体的にはサラミスライス)による2つ以上の中心対称性の立体配置(centrosymmetrical configurations)は、生地上における2つ以上の同心円上に配される。
他の実施形態によれば、互いに等しい角度間隔をあけて配置された正方対称(tetragonal)をなす4つの硬い燻製ソーセージスライス(具体的にはサラミスライス)によって形成された2つ以上の中心対称性の立体配置は、生地上における2つ以上の同心円上に配される。
他の実施形態によれば、全部で9つの、硬い燻製ソーセージの円形スライス(具体的にはサラミスライス)が、生地上に配置される。すなわち、第1の円の上で互いに45°の角度間隔をあけて配された三角対称をなす3つの硬い燻製ソーセージスライスによる2つの中心対称の立体配置はさらに別の三角対称をなす3つの硬い燻製ソーセージスライスが、前記第1の円とは異なる半径を有する第2の同心円に配される。
本発明の他の特徴は、平らな生地製品(具体的にはピザ)、その上に分配された種々雑多なトッピング、好ましくは上記工程によって製造されたトッピング、およびその上に分配された、硬い燻製ソーセージの複数の円形スライス(具体的にはサラミスライス)に関係する。本発明によれば、互いにと一定の角度間隔に配された硬い燻製ソーセージスライスの三角対称をなす3つの円形スライスによって形成される、2つ以上の中心対称性構造は、生地製品上における2つ以上の同心円上に配される。
本発明の他の特徴は、平らな生地製品(具体的にはピザ)、その上に分配された種々雑多なトッピング、好ましくは上記工程によって製造されたトッピング、およびその上に配された、硬い燻製ソーセージの複数の円形スライス、具体的にはサラミスライスに関係する。本発明によれば、正方対称を備え、かつ、他と一定の角度間隔に調整された、硬い燻製ソーセージスライスの4つの円形スライスによって形成される2つ以上の中心対称構造は、生地製品上の、2つ以上の同心円上に配される。
本発明の他の特徴は、平らな生地製品、具体的にはピザ、その上に分配された種々雑多なトッピング、好ましくは上記工程によって製造されたトッピング、およびその上に配された、硬い燻製ソーセージの複数の円形スライス(具体的にはサラミスライス)に関係する。
本発明によれば、第1の円の上で互いに45°の角度間隔をあけて配された硬い燻製ソーセージの三角対称をなす3つのスライスによって形成される、2つの中心対称構造は、硬い燻製ソーセージのさらなる3つスライスによって形成された、上記とは異なる別のオフセット中心対称構造は、第1の円とは異なる半径を有す第2の同心円上に配されるように、硬い燻製ソーセージスライスの計9つの円形スライスが生地上に配置される。
〔図面の概要〕
本発明は、添付の図を参照して以下の例示によって説明され、特徴、利点、および解決される課題について明らかにされる。
図1aおよび図1bは、本発明に係る装置を示す概略的な側面図および俯瞰図である。
図2aおよび図2bは、生地運搬台を上昇および下降させる持ち上げ機を備える、図1aおよび図1bに示される装置における、位置決め機構を詳細に示す概略的な断面図および側面図である。
図3は、制御ユニットを含む本発明に係る装置の主要部を示す概略的な組立分解図である。
図4は、本発明に係る製造方法に含まれる工程を要約して示す概略的なフローチャートである。
図5a〜cは、本発明に係る、サラミスライスまたは堅い燻製ソーセージスライスの構成と共に、本発明に係る製造方法によって製造されるピザを示す概略的な俯瞰図である。
図6aおよび図6bは、供給容器の下端に提供される、分配用円板を示す概略的な俯瞰図である。
図における同一の部材番号は、同一の要素または要素の一群、または、実質的に同一な要素または要素の一群を参照する。
〔模範となる好ましい実施形態の詳細な説明〕
図1aにおいて、部材番号1によって全体的に示される製造装置は、複数の容器8,9を備え、各容器の下端は、互いに平面上に配されるように、実質的に一直線である。図1aおよび図1bに見られるように、複数の容器8,9は、直角のマトリクス構造において互いに垂直な空間方向x,yに配置される。空間方向x,yにおいて、容器8と容器9との間の距離は一定であり、空間方向x,yは、ピザ生地の位置決めをかなり単純化する。容器8,9は、その上端で、蓋11で閉められているが、これは絶対に必要なことではない。容器8,9のうち少なくともいくつかは、適切な温度、例えば衛生規則に規定されるような、2℃から7℃までの範囲の温度、あるいは例えばチーズキューブなどの冷凍材料を分配するために氷点下までに、容器内部に保持された材料を冷やす。また、容器のうち少なくともいくつかは、例えば、図1aにおいて点線で示されるような冷蔵筐体に収容される。さらに、ピザトッピング装置1は、全体的に冷蔵空間に収容されることが好ましい。それによって、容器8,9を個々に冷やす必要はなくなる。テーマレストランで用いるためには、装置の全体的な冷蔵スペースへの収容は、少なくとも装置(具体的にはピザトッピング装置1)の一部が、レストランの客に外側から見られるようにされてもよい。さらに、後述する位置決め機構30もまた、レストランの客に外側から見られることが好ましい。
図1aおよび図1bに見られるように、容器8,9は、互いに接するように、マトリクス構造に可能な限り密接に固まって配される。各容器8,9は、異なるトッピングまたは材料を保持する。外側から非常に簡単に操作できる、例えば装置1の左側端部に配置された容器9には、より一般的に用いられる材料、例えばトマトソースおよびチーズキューブを優先的に配すことができる。頻繁に用いられるトッピングもまた、当然、複数の容器8,9中に配されることができる。当業者にとってはすぐに明らかであるように、容器8,9がいつも適切に補充されることを確実にするために、容器8,9の上端は補充装置と接続していてもよい。
図1aに示されるように、装置1は、枠3の上に搭載され、容器8,9の置かれた面の下側に空間を有する。枠3の基底部上には、図1aに示されるように、例えばガイドレールであるx縦ガイド部4が提供される。運搬台または滑り台31は、x方向にのびている。x縦ガイド部4は、生地運搬台39の位置決めをかなり単純化する、容器8,9のマトリックス状のx列と平行である。運搬台または滑り台31には、y方向にのびる2つのガイドレール32があり、運搬台33は、y方向に運搬または移動されることができる。ガイドレール32は、正確にy方向に配置され、そのため、生地運搬台39の位置決めをかなり単純化する、容器8,9のマトリクス構造のy列と正確に平行である。作動装置5は、x運搬台31と関連し、y装置44の作動は、y運搬台33と関連する。作動装置5,44は、中央制御ユニット71(図3参照)における制御プログラムを実行することによって操作される。中央制御ユニット71は、運搬台31,33の指標移動が、容器8,9のマトリクス構造に対応する互いに垂直な2つの空間方向x、yにおいて、生地運搬台を配置することを可能にする。位置決め機構30の詳細については、図2aおよび図2bを参照して以下に詳しく説明する。
ピザを製造するために、適切なピザ生地は、まず以下にさらに詳しく説明する生地運搬台39上に配置される。これは、例えば生地供給装置(図示しない)によって、トッピング装置1の右側端部で行われてもよい。次に、位置決め機構30は、施されるトッピングに対応する走行経路を計算する制御プログラムに従って、生地運搬台39を容器8,9のマトリクス構造に対応する指標位置に運ぶ。この方式の目的は、移動する全距離を最小限にすることである。トッピング分配のための容器8,9の一連的な作動の問題は、よく知られた“巡回セールスマン問題”に類似している。このような最適化アルゴリズムは、走行経路を計算するために用いることができる。このように計算された走行経路は、後述にてさらに詳しく述べる中央制御ユニットにおける記録モジュールに、前もって保存されていてもよい。
次に、生地運搬台39がトッピングを分配するための容器8,9に対応する下側に移動され、全ての目的とするトッピングがピザ生地上に適切に配置された後、位置決め機構は最後に、滑動部13のある前方の角に移動する。滑動部13は、垂直な旋回軸14を中心として旋回することができ、最終的にトッピングが乗ったピザを、コンベアベルト21上に送り、下流のピザオーブン2まで運ぶ。コンベアベルト21は、ピザが加熱加工設備23によるオーブンの内部24で適切に焼き上げられるように、適切な速度でx方向に移動する。最後に焼き上げられたピザは、コンベアベルト21の前方コンベアローラー22に向かう。前方コンベアローラー22には、以下にさらに詳細に説明する方法で提供される、運搬設備および仕上げ設備25が提供される。
図1aおよび図1bにおけるミリメーター単位の寸法は、ほんの一例である。これらから結論されることだが、本発明によれば、ピザを製造するための装置は、非常にコンパクトに設計することができる。図1bに示すように、24個の容器8,9は、ちょうど1700×2500mmの寸法の基部上に配置されている。したがって、小規模レストランでも本装置を容易に用いることができる。
生地運搬台の位置決めおよび種々雑多なトッピングの分配は、図2abおよび図6abを参照して、以下にさらに詳しく説明する。図2aに示すように、昇降手段は、位置決め機構30のy台車上に配置され、z方向において平面形状の生地運搬台39を上昇および下降させる。昇降手段は、油圧リフト構造であり、上部持ち上げ円柱35を備え、上部持ち上げ円柱35は、下部持ち上げ円柱34内のオイルバスに、z方向において縦軸に移動可能なように支えられる。持ち上げ棒36は、よく知られた方法で、上部持ち上げ円柱35を垂直に移動させる働きをする。油圧装置の効果によって、生地運搬台39は、垂直な方向において非常に高い負荷を受けることができる。これは、いわゆる自由造形ピザ生地が用いられた場合に有効である。自由造形ピザ生地は、生の生地の一枚から形成され、生地運搬台39上において、垂直に打ち付けおよび捏ね上げを行うことによってピザ生地が形成される。生地運搬台39の上端には平らな支持面40があり、ピザ生地(図示しない)は、その上に平らに置かれる。生地は、支持面40、直接置かれるのが好ましく、また、一部好ましくはその全てが支持面4を横断するコンベアベルトに直接置かれるのが好ましい。図2aにおいて、番号41を参照して概略的に示されるのみである、このコンベアベルトは、その後にトッピングが乗ったピザを移動する役割を果たす。すなわち、コンベアベルト41は、駆動ローラー42および複数の駆動ローラーの周りを連続する輪のように回転する。駆動ローラー42を作動することによって、トッピングが乗ったピザを前方へ運搬することを始動する。図2aに示すように、コンベアベルト41は、支持面40内に形成される縦の溝に嵌っている。したがって、コンベアベルト41の上部は、ピザ生地の下端と接触している。ピザ生地を移動するために、コンベアベルト41のローラーは、z方向においても、わずかに調整可能である。他の実施形態(図示しない)によれば、生地運搬台39の支持面40には、少なくとも1つの縦の溝があってもよく、運搬ローラーは、円形の生地運搬台39に対して接線方向に、生地運搬台39内に嵌っている。したがって、運搬ローラーの周囲の面は、ピザ生地の下側にちょうど接する。当然、このような2つの運搬ローラーは、互いに直角に配置されることもできる。言い換えると、1つの運搬ローラーは接線方向に配置され、かつ1つの運搬ローラーは半径方向に配置される。したがって、回転軸38に対する2つのローラーによって、トッピングが乗ったピザが、半径方向に移動するではなく、未仕上げのピザが、支持面40上で回転することもできる。
図2aにおける実施形態では、生地運搬台39は、垂直な軸38を中心として回転できるように、上部持ち上げ円柱35上に支持される。代替的または追加的に、上部持ち上げ円柱35は、回転可能なように支持されていてもよい。生地運搬台39、およびその支持面40上に置かれたピザ生地を、適切な方法で垂直な回転軸38を中心として回転させるために、回転式駆動部37は、中央制御ユニット(図3参照)による適切な手段によって稼動され、生地運搬台39に連動する。
図2aにおける模範的な実施形態では、支持面40または支持面40上に配置されたピザ生地の上側と、容器の下端との間が、最小距離または最大距離に達するまで生地運搬台39が上昇された時にのみ、容器8からのトッピングの分配が始動される。なお、容器に提供されるトッピング分配手段については、下記にさらに詳しく説明する。言い換えると、昇降手段が基本位置にあるとき、生地運搬台39も垂直に下降されており、実行された制御プログラムによって要求される容器8の下に正確に生地運搬台39が配置されるまで、生地運搬台39は、容器のマトリクス構造に対応するx,y方向における指標位置に移動する。その後、昇降手段は、生地運搬台39の支持面40上に置かれたピザ生地とともに、生地運搬台39を正確な垂直方向に上昇させ、トッピングまたは材料の分配を始動する。
図2aにおける模範的な実施形態では、トッピングの分配に関与するトッピング分配手段は、垂直な方向(z)において生地運搬台39を移動することによって、または、垂直な回転軸38を中心として生地運搬台39を回転することによって、受動的に作動される。生地運搬台39は、生地運搬台39と容器8の下端との間に小さな隙間を有して垂直に上昇するため、装置が汚れる危険性は最小限となる。他の実施形態(図示しない)によれば、各容器に連動する制御機構によって、電気的に、生地運搬台39の位置、具体的には高さの位置を、検出または感知することができ、またトッピングの分配を作動することができる。この制御機構さらに複合的であり、生地運搬台39の位置を検出するために、例えば従来技術から当業者にとって十分に知られた、機械、電子工学、光学、具体的には光電子工学、または磁気感受機構は原則的に適切に用いられる。
生地運搬台の適切な高さ調節による、トッピング分配の始動は、図2abを参照して、下記にさらに詳細に説明する。図2aにおける模範的な実施形態では、垂直な方向(z)およびx,y平面において、生地運搬台39が適切な位置に達する時、容器8の下端に提供されるトッピング分配手段は、生地運搬台39および位置決め機構30と機械的に連動する。機械的な連動に適切な機械的連動装置は、生地運搬台39上、および容器8の下端に提供され、適切な方法で相互作用することによって、トッピングの分配を引き起こす。本出願の調査では、このような機械的連動が数多く様々にあることは、当業者にとっては即座に明らかなことである。例えば、図2aに示ように、内部に収納部が形成される少なくとも1つの雌雄ソケット43と一致する凸状の係合部は、平面状の生地運搬台39の周辺末端に提供される。好ましくは、複数のこのような雌雄ソケット43は、生地運搬台39の周囲に適宜一定の角度間隔で分配される。図2aに示されるように、半径方向に出っ張った少なくとも1つの雌雄ソケット55を備える容器受容部54は、容器8の下端に提供される。容器受容部54はフランジ51と接続され、フランジ51の周辺端部において、少なくとも1つのスナップ式の突起52は、雌雄ソケット43内の収容部と対応する拍車を備えて下方に伸びている。雌雄ソケットの前方端部51における拍車が、雌雄ソケット43内の収容部において凸状に係合し、さらに生地運搬台39が垂直な方向に上昇される時、容器8の下端におけるトッピング分配手段は、最終的に、生地運搬台39および位置決め機構30と機械的に連動する。
さらに具体的に言えば、図2aに示すように、生地運搬台39の上昇によって、フランジ51は容器8の下端と連動する。それによって、容器基部57におけるノズルは、図2aに示される配置だけではなく、複数の分配開口によって、生地の全面にトマトソースまたは類似のペースト状の製品を分配するように開放される。上述の機械的な連動は、容器8に提供される計量基部60によって構成されることもでき、容器8は、ノズル58の分配終了時に閉鎖部59と連動する。それによって、ノズル58から、または、容器基部57における複数の分配開口から、所定の量のトマトソースまたは製品が分配される。この量は、生地運搬台39の垂直方向の位置によって、詳細に調節することもできる。
図2aにおける模範的な実施形態では、さらに、垂直な回転軸38を中心として生地運搬台39を回転させることによって、分配されたトッピングを平らにすることもできる。この回転運動は、トッピング分配の最中または後に実施することができる。この模範的な実施形態においては、生地運搬台39が適切な垂直位置にある時、分配されたトッピングと垂直に接触する環状の内面は、フランジ51の下側に提供される。例えば、トマトソースを分配する場合、ピザ生地の上部と内面53との間の隙間は、比較的小さくなるように選択される。適切に選択された垂直な位置において、生地は回転しないようにしたまま、生地運搬台39をその上の生地(図示しない)と共に回転することによって、トッピングが生地上の円状に、好ましくは全面的に一様にならされる。
本発明の装置によれば、生地運搬台39の高さおよび角度は、顕著に変化させることができるため、顆粒状、粉状、または微塵切りされた状態などのトッピングを分配するために、全く異なる分配の条件にすることができる。最後のトッピングが供給容器から分配されると、容器基部上の閉口素子は、生地運搬台の供給容器の下端との連動によって、上述の機械的な方法、例えば、解除、昇降、折り畳み、方向転換などを行い、また、トッピングが計測して分配される。トッピングを測定するために、図6abを参照して以下に詳細に説明する分配用円板は、容器の内側の下端において提供される。
図6aに示されるように、分配用円板100は、対応する容器の内部の切断面と一致する円形の形状であり、様々なサイズの複数の切り欠き部102,103を含む。容器内に保管されたトッピングは、これらの切り欠き部102,103を通して、垂直に下に落ちることができる。分配用円板100は、回転中心101において支持される。そのため、回転中心101に合わせられた、容器の縦軸50(図2a参照)、および、生地運搬台39の垂直な軸38(図2a参照)を中心として、回転することができる。分配用円板のための回転作動装置は、特に容器上に提供される回転動作装置によって提供されることができるが、それにはコストがかかる。したがって、分配用円板は、生地運搬台39の回転に従って作動することが好ましい。生地運搬台と分配用円板との機械的な連動を終了することは、例えば上記方法で提供される。当業者にとってはすぐ明らかなように、トッピングの分配率は、単純なパラメータを用いた適切な方法で調節することができる。単純なパラメータとは、例えば切り欠き部の構造および角度、円板100の厚さ、および/または円板100の回転速度、中央制御ユニットにおいて実行される制御プログラムの方法など様々である。
トッピングの適切な分配の後、分配用円板100は、生地運搬台の素早い下降によって、生地運搬台との係合から外れる。それと同時に、容器基部上に提供された閉口素子は、容器を閉じるために作動する。図6bには、分配用円板の他の例が示され、3組の異なるサイズの切り欠き部102〜104が放射状に並んでに配置されている。図6bに示すように、他の切り欠き部102〜104は、中心から放射状に広がるにつれて開口が幅広くなる。この場合、トッピングを分配するために、仮に分配用円板100および生地が互いを中心として回転すると、極めて一定の量のトッピング、具体的には、ソーストッピングまたはペースト状のトッピングを生地の全面に分配および拡散することができる。
図2bは、生地運搬台とトッピング分配手段との機械的な連動の他の例を示す。上記方法において、機械的な連動に用いられる横棒64の上にスライス刃63が提供され、スライス刃63の回転によって、容器8内に保持されたサラミソーセージから、サラミスライスを薄切りすることができる。スライス刃63を回転させる動きは、生地運搬台39の回転に従って動作する。
本発明に係る生地運搬台が、垂直な回転軸を中心にして独自に回転できるという特徴によって、本発明に係る堅い燻製ソーセージの円形スライス、例えばサラミスライスは、ピザベース上の独自の配置に、適切に配される。この配置は、利用者にとってピザの売却価値を増加させる特に美的な印象を与えられるだけではなく、技術上の目的にも役立つことができる。具体的には、ピザオーブン中で焼かれた時に、サラミスライスの特に均整のとれた配置とともに、均一なトッピングを生地上に実現することができる。サラミスライスの特に均整の取れた配置と共に、風味もまたかなり改善することができる。ついには、ピザ生地上のサラミスライスの好ましく分散された配置は、相当のコスト削減をもたらすこともできる。
図5a〜図5cは、ピザ生地上に堅い燻製ソーセージのスライス、具体的にはサラミスライスの、本発明による好ましい3つの配置を要約している図である。図5aによれば、3つの堅い燻製ソーセージスライスは、ピザベース90の回転中心と同軸である外側の円92上に、円形のピザベース90上に一定の角度間隔で配置される。また、他の3つの堅い燻製ソーセージスライス96は、小さい半径を有する他の同心円93上に同様に一定の角度間隔で配置される。同心円92,93上のサラミスライス94,96の配置は、ピザベース90を生地運搬台上の中心に位置決めすること、および、生地運搬台を回転することによって実現される。容器からサラミスライスを分配するためには、ピザベース90の回転中心91を容器の縦軸に確実に合わせることが重要である。様々な同心円状のサラミスライスの配置は、特にいくつかの円柱のサラミソーセージをサラミ容器内に、回転中心91に対して傾き、かつ回転中心91から異なる半径で、配置することによって実現することもできる。それによって、生地運搬台の回転時、スライス刃はサラミスライスを一定にスライスする。当然、いくつかのサラミ分配設備を、回転中心91に対して傾き、かつ異なる半径で提供することもできる。
図5aに示すように、サラミスライスは、2つの中心対象構造に、それぞれ三角対称性を備え、2つの異なる同心円中に、かつ一定の角度間隔で分散される。三角対称性と対応するサラミスライス94によって形成される構造は、サラミスライス96によって形成される構造と関連し、45°でオフセットされる。
図5bは、生地ベース90における8個全てのサラミスライス94,96の対応する配置を示す図である。また図5cは、生地ベース90における合計9個のサラミスライス94,96の類似的な配置を示す図である。
本発明に係る装置の制御および操作は、図3および図4を参照して実施例によって以下に説明する。図3の示すように、装置は、中央制御ユニット71、例えばCPUを備える工程制御機構70を備え、装置の中心にある全ての機構を制御する。工程制御機構は、ファストフードのピザレストランのためのフランチャイズ概念に適合する例を用いて以下に説明する。したがって、工程制御機構は、異なる種類のピザおよび/またはトッピングが明確に表示される中央メニュー選択機73を備える。これは、例えば画面表示部、具体的にはタッチセンサー画面に実現することができる。メニュー選択機73は、ファストフードレストランにおいて便宜的にスタッフメンバーによって操作される。または、他の実施形態では、最終消費者自身によって操作される。メニュー選択機73において多数の選択領域は表示され、例えば選択するものをタッチすることによって作動される。その後、メニュー選択の命令は、対応する制御プログラムが既にメモリーに記録、または、計算されている中央制御ユニット71に伝達される。
その後、制御ユニット71は、生地運搬ユニット74を始動し、適切な粘度および厚さのピザ生地を供給する。ピザ生地は、(自由造形ピザ生地に知られる)粉を練ることなどによって、一枚の生地を適切に形作ることができる。または、ピザ生地は、冷凍ピザ生地として供給されてもよい。供給されたピザ生地は、位置決め機構の回転する生地運搬台上に直接乗せられる。その後、生地運搬台を選択された容器の下側に配置するため、および上記方法、特に各容器の下端において生地運搬台とトッピング分配手段との機械的な連動手段によって、トッピングの分配を始動するために、制御ユニット71は適切な方法で位置決め機構30を制御する。
適切なトッピング分配装置によれば、トッピングが乗ったピザは簡単にオーブン2に運搬される。適切な追加的製造方法によって、ピザは提供寸前まで焼かれる。焼かれたピザは、その後、適切な仕上げ装置、具体的には、取り分に切り分けるスライス機78、包装、または食べるまで焼かれたピザの熱を保持するための加温手段79、および/または供給手段80に運搬される。後者は、断熱ボックス、紙袋などにピザを入れるように設計されてもよい。その後、制御ユニット71は、適切なラベル、例えば英数字コードまたはバーコードを貼り付ける標識化ユニット81を作動させることができる。中央制御ユニット71は、証明書出力設備82を作動し、特にレストランの概念に適当な証明書、例えば紙のレシート、すなわちRFタグなどを製造することもできる。
セルフサービスに適用するために、支払いのために、コイン、紙幣、または、例えばデビットカードまたはクレジットカードなどの紙幣ではない金銭を受けつける支払設備72、また、必要な支払いが済まされると、ピザの製造方法を始動するのみの、支払設備72が提供されることもできる。
図3に示されるように、中央制御ユニット71は、さらに、情報提供モジュール83と連動することができる。情報提供モジュール83は設備の操作状態を常にモニターし、保守装置および自浄プログラムを起動し、また必要があれば警報装置となる。データ交換のためのインターフェイス84は、例えばインターネットやネットワーク接続を介して提供される。インターフェイス84を介して重要な操作データは、工程制御機構70と交換され、かつ継続的にモニターすることができる。このようなインターフェイスは、具体的には効果的な生産管理のために用いられ、したがって、材料、トッピング、および他の消耗品、具体的には包装、事前印刷されたレシート、スライス刃およびその類は、必要な時に自動的に発注することができる。
図4は、ピザを製造するための実質的な製造工程の要約を明らかにしている。製造方法は、メニュー選択(工程S1)から始める。すなわち、最終消費者自身またはファストフードレストランの従業員それぞれが、具体的には、材料およびトッピング、生地の厚さ、材料またはトッピングの量、焼き加減などを選択することによって、製造されるピザを選択する。その後、工程S2では、制御プログラムは、位置決め機構、昇降手段、生地運搬台のための回転駆動部、および、証明書出力装置を制御するために計算される。容器の充填量を継続的にモニターするシステム(工程S3)は、要求されたピザが実際に製造できるかどうか測定する。仮に製造が出来ないという場合、プログラムはストップし、または中央制御ユニットによって始動され、対応する容器は、供給設備から、または容器を取り替えられることによって再補充される。その後、制御プログラムは、ピザを製造するために工程を、以下のように開始する。ピザ生地は上記方法によって供給され、かつ処理される(工程S4)。次いで、ピザトッピング装置に運搬される(工程S5)。次いで、メニュー選択(工程S1)において、選択された材料およびトッピングを乗せ、中央制御ユニットにおいて実行される制御プログラムに制御される(工程S6)。次いで、任意な仕上げ(工程S7)、例えば、回転または拡散などによって、トッピングおよび材料を均等にならす。次いで、トッピングが乗ったピザは、加熱処理設備、具体的にはオーブンに運搬される(工程S8)。加熱処理が完了したら(工程S9)、次いで、上記方法のとおり、ピザは、適切な装置で仕上げおよび処理がされる(工程S10)。次いで、制御プログラムは、初期状態に戻る。
本発明の説明を検討すれば当業者にはすぐ明らかであるように、生地提供設備において、新しいピザ生地を製造できる一方、既往のピザ生地は、ピザトッピング装置においてトッピングされ、加熱処置設備において焼き上げられ、または、仕上げ設備において仕上げされる。これはさらに、本発明に係る装置のためのサイクル時間を削減する。当然、材料またはトッピングの選択は、生地に適用することができ、一例として以下にリストされる。すなわち、ソースおよび他のペースト状製品、野菜、肉、例えばサラミスライスなどのハムスライス、および魚などである。材料およびトッピングは、室温または低い温度、具体的には氷点下で貯蔵することが出来る。材料およびトッピングは、どのような形、量、配置、具体的には、さいの目、顆粒、粉上または刻まれた材料であっても、生地上に適用することができる。本発明に係る装置は、当然、円形だけでなく、異なる形状、具体的には四角、三角、または多角形などの、どのような生地形状にも適している。
〔符号の説明〕
1 ピザトッピング装置
2 オーブン
3 枠
4 縦ガイド部
5 駆動装置
6 第1のトッピング部分
7 第2のトッピング部分
8 容器/第1のトッピング部分の分配手段
9 容器/第2のトッピング部分の分配手段
10 筐体
11 蓋
13 運搬部/旋回式滑動部
14 旋回軸
20 フレーム
21 コンベアベルト
22 ローラー
23 加熱加工設備
24 オーブンの内部
25 提供設備/仕上げ設備
30 生地位置決め機構
31 運搬台/滑り台(x方向)
32 ガイド/滑り台(y方向)
33 運搬台/滑り台(y方向)
34 下部持ち上げ円柱
35 上部持ち上げ円柱
36 持ち上げ棒
37 回転駆動部
38 回転軸
39 生地運搬台
40 支持面
41コンベアベルト
42 駆動ローラー
43 拡張/解除手段
44 運搬台/滑り台33(y方向)の駆動部
50 容器の縦軸
51 フランジ/くずにして捨てる手段
52 スナップ式突起
53 フランジの内面
54 容器受容部
55 拡張部
56 ストッパー
57 容器の底
58 ノズル
59 閉鎖手段/ノズルの開口部
60 軽量基部
62 中心棒/連動部
63 スライス刃の収容部
64 横棒
70 工程制御機構
71 制御ユニット
72 支払設備/カードリーダー
73 メニュー選択機/タッチパネル画面
74 生地の準備および運搬ユニット
78 生地スライス機
79 加温手段
80 生地提供および包装手段
81 標識化ユニット
82 トッピング分配設備
83 情報提供モジュール
84 情報交換のためのインターフェイスおよび/またはリモコン、またはモニター
90 ピザ
91 ピザ90の中心
92 外周
93 内周
94 外周92上のサラミ
95 サラミ94の中心
96 内周93上のサラミ
97 サラミ96の中心
100 分配用円板
101 回転の中心
102 小さな切り欠き部
103 大きな切り欠き部
104 中間サイズの切り欠き部
aおよびbは、本発明に係る装置を示す概略的な側面図および俯瞰図である。 aおよびbは、生地運搬台を上昇および下降させる昇降手段を備える、図1aおよび図1bに示される装置における、位置決め機構を詳細に示す概略的な断面図および側面図である。 制御ユニットを含む本発明に係る装置の主要部を示す概略的な組立分解図である。 本発明に係る製造方法に含まれる工程を要約して示す概略的なフローチャートである。 a〜cは、本発明に係る、サラミスライスまたは堅い燻製ソーセージスライスの構成と共に、本発明に係る製造方法によって製造されるピザを示す概略的な俯瞰図である。 aおよびbは、供給容器の下端に提供される、分配用円板を示す概略的な俯瞰図である。

Claims (28)

  1. トッピングを分配するための複数のトッピング分配手段(8,9,59,62,63)と、
    前記複数のトッピング分配手段の下方に垂直に提供された少なくとも1つの移動式の位置決め機構(30)と、
    前記位置決め機構と連動する、回転可能に支持された生地運搬台(39,40)とを備え、
    前記位置決め機構(30)は、駆動手段(5)による駆動によって、前記生地運搬台(39,40)を、トッピングを分配する前記複数のトッピング分配手段(8,9,59,62,63)のうちの選択された1つのトッピング分配手段の下方に配置するように構成されている、種々のトッピングが乗った平らな生地製品の製造装置であって、
    前記複数のトッピング分配手段(8,9,59,62,63)は、互いに垂直な2つの空間方向に分布してマトリクス構造(6,7)を構成しており、
    前記位置決め機構(30)は、前記マトリクス構造に対応する前記互いに垂直な2つの空間方向(x,y)内にて、前記生地運搬台(39,40)を選択的に配置するように構成されていることを特徴とする製造装置。
  2. 前記位置決め機構(30)は、
    前記互いに垂直な2つの空間方向(x,y)内にて、前記生地運搬台(39,40)を誘導するためのガイド部(4,32)と、
    前記トッピング分配手段(8,9,59,62,63)の前記マトリクス構造に対応する指標位置において、前記駆動手段(5)を作動させる制御ユニット(71)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の製造装置。
  3. 前記空間方向(x,y)それぞれの前記ガイド部は、
    ガイドレール(4,32)と、
    前記ガイドレールそれぞれによって誘導される、運搬台または滑り台(31,33)とを備えることを特徴とする請求項2に記載の製造装置。
  4. 前記位置決め機構はさらに、前記生地運搬台(39)を上昇または下降させるための昇降手段(34〜36)を備え、
    選択された前記トッピング分配手段の下方に前記生地運搬台(39)が配置され、かつ、前記生地運搬台と、所定のトッピング分配手段の下端との間の距離が所定の最大距離または最小距離になるまで前記昇降手段が前記生地運搬台(39)を昇降させることによって、前記装置は、トッピング分配手段(8,9,59,62,63)によるトッピング分配が始動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造装置。
  5. 前記トッピング分配手段(8,9,59,62,63)は、前記位置決め機構(30)および/または前記生地運搬台(39)に従って、トッピングの分配のために作動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造装置。
  6. 前記位置決め機構(30)および前記トッピング分配手段は、前記生地運搬台(39)が、選択された前記トッピング分配手段に対する所定の位置に配置された場合にのみ、選択された前記トッピング分配手段がトッピングの分配を行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造装置。
  7. 前記生地運搬台(39)および/または前記位置決め機構(30)は、係合手段(43;62)を備え、
    前記係合手段は、前記トッピング分配手段(8,9)それぞれの下端に提供された、対応する形状の解除手段(51,52;59)と係合し、
    前記トッピング分配手段は、前記係合手段および前記解除手段が互いに係合または相互作用する場合にのみ、トッピングを分配するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の製造装置。
  8. 切り欠き部(102〜104)を備えるとともに、前記容器の縦軸(50)を中心として閉鎖素子とともに回転できるように支持された円板(100)が、少なくとも1つのトッピング分配手段(8,9)の下端部領域に設けられており、トッピングの分配率を、前記切り欠き部と、これに対応する溝との間の角度によって、前記円板の厚さによって、および/または前記円板の回転速度によって、制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の製造装置。
  9. 前記円板(100)は、互いにサイズの異なる複数の切り欠き部(102〜104)を備え、前記切り欠き部同士は、前記円板(100)の周囲に、一定の角度間隔および/または放射状に間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項8に記載の製造装置。
  10. 前記生地運搬台(39)は、自由造形される生地を保持するように構成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の製造装置。
  11. 前記生地運搬台(39)は、ピザ生地を保持するように構成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の製造装置。
  12. 前記生地運搬台(39)は、さらに、トッピングされた生地を下流の工程設備(2,78〜81)に運ぶための、運搬手段を備えることを特徴とする請求項10に記載の製造装置。
  13. 冷蔵機器と一体化した筐体(10)を備え、
    前記複数のトッピング分配手段のうちの少なくともいずれかの前記トッピング分配手段(8)が前記筐体(10)内に配置されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の製造装置。
  14. 全ての前記トッピング分配手段(8,9)を含む前記装置(1)全体が、前記筐体(10)内に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の製造装置。
  15. 互いに垂直な2つの空間方向(x,y)に分布してマトリクス構造をなしたトッピング分配のための前記複数のトッピング分配手段(8,9,59,62,63)と、前記複数のトッピング分配手段の下方に垂直に提供される移動式の位置決め機構(30)と、前記位置決め機構に連動する、回転可能に支持された前記生地運搬台(39)とを備える製造装置によって、種々のトッピング(94,96)が乗った平らな生地製品(90)を製造するための製造方法であって、
    前記生地運搬台(39)に一枚の生地を乗せる工程;および
    前記複数のトッピング分配手段のうちの選ばれた1つのトッピング分配手段の下方に、前記生地運搬台(39)を配置する工程;を含み、
    前記生地運搬台(39)が、選ばれた前記トッピング分配手段と関連した所定の位置に配置される場合にのみ、選ばれた前記トッピング分配手段によるトッピングの分配工程が行なわれることを特徴とする製造方法。
  16. 前記生地運搬台(39)が、選ばれたトッピング分配手段の下方に配置され、かつ、前記生地運搬台と前記選ばれたトッピング分配手段の下端との間の距離が所定の最大距離または最小距離になるまで、前記生地運搬台(39)が昇降されることによって、選ばれた前記トッピング分配手段によるトッピングの分配が行なわれることを特徴とする請求項15に記載の製造方法。
  17. 前記選ばれたトッピング分配手段は、前記位置決め機構(30)および/または前記生地運搬台(39)に従って作動して、トッピングを分配することを特徴とする請求項15または16に記載の製造方法。
  18. 前記生地運搬台(39)および/または前記位置決め機構(30)と、前記選ばれたトッピング分配手段の下端部とが相互に係合することによって、トッピングが分配されることを特徴とする請求項1517のいずれか1項に記載の製造方法。
  19. 前記複数のトッピング分配手段のうちの1つのトッピング分配手段は、硬い燻製ソーセージからなる複数の円形のスライス(94,96)を分配するように構成されており、
    硬い燻製ソーセージのスライスを分配するための、当該硬い燻製ソーセージのスライスを供給する供給部は、前記生地運搬台(39)に対して傾くように配置され、
    前記生地運搬台(39)を、当該生地運搬台(39)の回転軸(38)を中心に回転させることによって、硬い燻製ソーセージからなる複数の円形のスライス(94,96)を、生地(90)上における少なくとも1つの同心円(92,93)上に分配および分散させることを特徴とする請求項1518のいずれか1項に記載の製造方法。
  20. 前記硬い燻製ソーセージの前記スライス(94,96)同士は、各前記同心円(92,93)の周りに、所定の一定な角度間隔をおいて分散されることを特徴とする請求項19に記載の製造方法。
  21. 硬い燻製ソーセージの前記スライスを供給する前記供給部は、放射方向に調整できるか、または、互いに異なる半径位置に硬い燻製ソーセージからなる複数のスライスを分配する分配設備を備え、
    前記生地運搬台(39)を、当該生地運搬台(39)の回転軸(38)を中心に回転させることによって、硬い燻製ソーセージからなる複数のスライスを、前記生地(90)上における、異なる半径を有する少なくとも2つの同心円上に分配および分散させることを特徴とする請求項19または20に記載の製造方法。
  22. 互いに一定の角度間隔をおいて配置された、硬い燻製ソーセージからなる三角対称をなした3つの円形スライス(94,96)における2つ以上の中心対称構造は、生地(90)上における2つ以上の同心円(92,93)上に配されることを特徴とする請求項21に記載の製造方法。
  23. 互いに一定の角度間隔をおいて配置された、硬い燻製ソーセージからなる正方対称を有した4つの円形スライス(94,96)によって形成される、2つ以上の中心対称構造は、生地(90)上における2つ以上の同心円(92,93)上に配されることを特徴とする請求項21に記載の製造方法。
  24. 硬い燻製ソーセージの合計9つの円形スライス(94,96)は、生地(90)上に配置され、
    硬い燻製ソーセージからなる三角対称を有した3つのスライス(94,96)によって形成される、2つの中心対称構造は、第1の円(92)上で互いに45°の角度をあけて配され、
    硬い燻製ソーセージからなる三角対称を有した更に別の3つスライス(96)における、更に別のオフセット中心対称構造は、異なる半径を有する第2の同心円(93)上に配されることを特徴とする請求項21に記載の製造方法。
  25. 種々のトッピング(94,96)が乗った平らな生地製品(90)は、ピザであることを特徴とする請求項1524のいずれか1項に記載の製造方法。
  26. 請求項1525のいずれか1項に記載の製造方法を用いて製造された、種々のトッピングおよび硬い燻製ソーセージの複数の円形スライス(94,96)が分配された平らな生地製品であって、
    硬い燻製ソーセージスライスからなる三角対称を有した3つの円形スライス(94,96)における2つ以上の中心対称構造は、互いに一定の角度間隔をおいて配置されるとともに、生地製品(90)上における2つ以上の同心円(92,93)上に配されることを特徴とする平らな生地製品。
  27. 請求項1525のいずれか1項に記載の製造方法を用いて製造された、種々のトッピングおよび硬い燻製ソーセージの複数の円形スライス(94,96)が分配された平らな生地製品であって、
    互いに一定の角度間隔をおいて配置された、硬い燻製ソーセージスライスからなる正方対称を有した4つの円形スライス(94,96)によって形成された、2つ以上の中心対称構造は、生地製品(90)上における2つ以上の同心円(92,93)上に配されることを特徴とする平らな生地製品。
  28. 請求項1525のいずれか1項に記載の製造方法を用いて製造された、種々のトッピングおよび硬い燻製ソーセージの複数の円形スライス(94,96)が分配された生地製品であって、
    第1の円(92)の上で互いに45°の角度間隔をおいて配された硬い燻製ソーセージからなる三角対称を有した3つのスライス(94)における2つの中心対称構造と、
    前記第1の円とは異なる半径を有す第2の同心円(93)の上に配された硬い燻製ソーセージからなる三角対称を有した更に別の3つスライス(96)によって形成されたオフセット中心対称構造と、を構成するように、合計9つの円形スライス(94,96)が生地(90)上に配置されることを特徴とする平らな生地製品。
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