JP4386438B2 - 遊技機用台間機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技機隣接して設置される遊技機用台間機に関するものである。
従来より、スロットマシンなどのメダルを遊技媒体とする遊技機において、効率の良い遊技を行いたいという要請、あるいは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、遊技メダルを直接、遊技機に供給可能な遊技機用台間機(メダル貸し出し機)が考案されている(特許文献1参照)。
ここで、遊技機を新しい機種に変更する場合には、遊技機用台間機は遊技場に据え置かれ、遊技機のみが交換されることが多い。このような場合には、予め設置されている遊技機用台間機と、遊技機との位置あわせをする必要があるが、従来は、例えば特許文献2に示すような、ネジと複数のネジ孔により位置調整可能とする機構や、位置合わせ用マークを設けることにより、位置あわせを行っていた。さらに、特許文献3に示すように、遊技機にメダルを供給するためのノズルが適正位置に無い場合には、メダル投入ができないように制御するメダル貸出機も考案されている。
特開2003−299868号公報(図1) 特開2000−202146号公報 特開2003−205166号公報
しかし、上記した従来の位置あわせ方法では、遊技機と台間機との位置関係を機械的に調節できるだけであり、位置あわせが適切でない状態で台間機に電源が入ると、払い出されるメダルが遊技機のメダル投入口にうまく投入できず、メダルが零れるなどのトラブルを防止できない。また、前記特許文献3の場合には、ノズル位置が適正か否かを判断するセンサと制御部が必要となり、構造が複雑化しコストアップにつながるという問題点がある。
そこで、本願発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、以下の点にある。すなわち、請求項記載の発明は、適正な位置決めが行われたことを作業者が確実に確認でき、かつ、不適切な位置作動することのない遊技機用台間機提供することを目的とする。また、請求項記載の発明は、上記目的に加え、簡易な機構で遊技機と位置あわせが可能な遊技機用台間機提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技場に固定設置され、遊技媒体を投入するための遊技媒体投入口(メダル投入口11)を有する遊技機を隣接して設置する遊技機用台間機(以下台間機と省略する)に係る。そして、この台間機は、遊技媒体を払い出す遊技媒体払い出し装置と、隣接する遊技機の遊技媒体投入口(11)に払い出しに係る前記遊技媒体を移送するための移送手段(メダル移送ブロック34)と、前記遊技機に設けられた移動体(突出体51)の適正な移動を検知して遊技機の位置決めが適正に行われたことを確認するための位置決め確認手段(貸出機側スイッチ機構40)とを備えている。
本発明は、例えばスロットマシンなどの遊技機を、メダル貸出機などの台間機に隣接して設置する場合に、遊技機と台間機との位置決めを行うと同時に、台間機の電源スイッチをONにする電源スイッチ構造である。
ここで、遊技機の「適正な設置位置」とは、遊技機及び台間機がそれぞれ有効に機能するために予め設定された位置のことであり、遊技機と台間機との上下方向、左右方向、前後方向の位置関係が適正になることである。
「移動体」は、遊技機が適正位置でないときに在る場所から、遊技機が適正位置となった場合に在るべき場所に移動するものである。例えば、移動体(51)として、遊技機の側面から突出するとともに突出している部分を押圧されると遊技機側面内部に没入可能な出没突起を設け、遊技機が適位置にない場合には(例えば台間機の側面に押圧されて)出没突起は没入しており、遊技機が動かされて適位置に達した場合には(例えば台間機の側面に設けられた凹部に嵌入して)突出するように形成することができる。
また、前記位置決め確認手段(40)は、前記移動体(51)が、遊技機が適正位置となった場合に在るべき場所に移動したことを検知可能な検知手段を有している。この検知手段は、例えば遮光センサやリミットスイッチなどの、移動体(51)が適位置に移動することにより、位置決めが完了したことを確認するためのものであり、確認自体を目的とするものであってもよいし、例えば移動体(51)の移動により台間機の電源回路がつながって、それにより台間機が通電状態となるようなスイッチ機構であってもよい。
本発明における「遊技媒体」とは、具体的には、遊技メダルやコイン、パチンコ球などの遊技球などを指す。そして、本発明における台間機は、遊技媒体払い出し装置として、例えばメダルを払い出すためのホッパー装置(貸し出しメダル払い出し装置23)を備えたメダル貸出機(2)などとすることができ、払い出しメダルを隣接する遊技機、例えばスロットマシンのメダル投入口(11)に直接移送可能に形成されている。前記移送手段(34)は、内部を遊技媒体が通過可能な移送通路を有する管状又は樋状のノズルとすることができる。
ここで、本発明における遊技媒体払い出し装置は、遊技媒体を払い出すための装置であって、台間機の内部に貯留されている遊技媒体を払い出すホッパー装置の他、台間機の外部、例えば島設備の内部に設けられた循環機から適宜遊技媒体を取り入れて、台間機から払い出すための装置も含む。また、遊技媒体払い出し装置としては、前記したホッパー装置の他に、ホッパーから払い出された遊技媒体を移送手段(34)に送り出すための遊技媒体送り出し装置(メダル送り装置32)など、遊技媒体払い出し装置と移送手段(34)の間に設けられる装置も含むものである。
そして、前記位置決め確認手段(40)前記移動体(51)の適正な移動を検知していない場合には、電源回路遮断されて非通電状態になり前記位置決め確認手段(40)が前記移動体(51)の適正な移動を検知した場合には、電源回路導通状態となって通電状態になるものであり、前記遊技媒体払い出し装置の駆動部は前記電源回路に電気接続されており、前記電源回路に電気が導通すると同時に前記遊技媒体払い出し装置が自動的に作動して遊技媒体を払い出し、払い出された遊技媒体が前記移送手段(34)を介して隣接する遊技機の遊技媒体投入口(11)に投入されることにより、前記遊技機が適正な設置位置となったことを確認可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、台間機が「非通電状態」であるとは、台間機に内蔵されている諸装置、例えばホッパー装置や紙幣カウンターなどが、電力が供給されないために作動しない状態のことである。また、台間機が「通電状態」であるとは、前記諸装置に電力が供給されて、作動可能な状態になることである。なお、電源回路の遮断及び開通は、位置決め確認手段(40)の検知信号に基づく制御により行ってもよいし(例えば移動体(51)を検知するセンサの検知信号の受信の有無に応じて電源回路の開閉を制御する)、位置決め確認手段(40)を電気回路中に設けた物理的スイッチ機構(例えば移動体(51)の移動により接点が接触して電源回路を導通状態にする押圧スイッチ)にしてもよい。
またここで、「電気が導通すると同時に前記遊技媒体払い出し装置が自動的に作動」とは、台間機が通電状態になることにより、遊技媒体払い出し装置が作動することであり、例えば、通常は紙幣の投入やスイッチ操作などにより作動するよう形成してある場合であっても、電源回路が導通状態になった場合には、紙幣投入やスイッチ操作なしで、自動的に遊技媒体払い出し装置が作動することである。
そして、本発明においては、遊技媒体投入口(11)が移送手段(34)から遊技媒体を適正に受け入れ可能な位置となった場合が、遊技機の「適正な設置位置」ということになる。ここで、「遊技媒体を適正に受け入れ可能」とは、移送手段(34)から排出される遊技媒体が、零れたり詰まったりすることなく、遊技機の遊技媒体投入口(11)に転送されるような状態になっていることである。
(作用)
本発明においては、遊技機を隣接設置していない状態においては、台間機の電源回路は遮断されており、台間機は非通電状態で作動しない。そして、遊技機が、台間機との関係において予め設定された適正な位置に設置された場合には、遊技機の移動体(51)が所定位置に移動して、位置決め確認手段(40)が位置決めの完了を確認する。このとき、報知手段(26)により所定の報知がなされるので、作業者は位置決め完了を確実かつ明確に知ることができる。さらにこのとき、台間機の電源回路が導通状態になり、台間機は通電状態になって作動可能となる。
一方、遊技機が適位置に設置されていない場合には、移動体(51)は適位置に移動せず、位置決め確認手段(40)は位置決め確認ができない。従って、台間機の電源回路は遮断されたままとなって、台間機が作動しない。このため、遊技機と台間機が不適正な設置位置にあるままで台間機が作動することはない。
また、本発明では、位置決め確認手段(40)の位置決め確認により台間機の電源回路が導通状態となると、自動的に遊技媒体払い出し装置(23)が作動して(例えばホッパーを作動させるためのモータが駆動して)、遊技媒体が移送手段(34)を通じて遊技媒体投入口(11)に移送される。すなわち、遊技機設置作業中に、台間機から遊技媒体が払い出されることで、遊技機が適正な位置に設置されたことを知ることができるのであり、遊技媒体払い出し装置(23)を報知手段として位置づけたものである。
本発明によれば、遊技媒体払い出し装置(23)の作動により、位置決め確認と同時に、移送手段(34)と遊技媒体投入口(11)の位置一致状態を確認することもできる。
なお、通電により開始された遊技媒体の移送を停止するには、例えば、所定時間移送が行われた後停止するようにタイマーで制御したり、遊技媒体払い出し装置(23)の作動を停止させるための停止スイッチを設けるなどすればよい。
(請求項
(特徴点)
請求項記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項記載の発明は、前記遊技機は、遊技機が適正な設置位置となった場合に、前記移動体(51)の移動により位置決め完了を伝達するための位置決め移動手段(50)を備え、前記位置決め移動手段(50)は、遊技機側面に設けられた凹部(18)と、この凹部(18)内に取り付けられ、常態において隣接する遊技機用台間機の側面に向かって前記凹部(18)から突出し、弾性体(バネ52)により突出方向に付勢されるとともに先端部に押圧力を受けることにより前記凹部(18)内に没入する移動体としての出没突起(51)とを備えている。また、前記位置決め確認手段(40)は、遊技機用台間機側面に設けられた陥没部(凹部25)と、前記出没突起(51)が前記陥没部(25)内に突出していない場合には電源回路を導通状態にするための接点(45)が非接触であり、前記出没突起(51)が前記陥没部(25)内に突出することにより前記接点(45)が接触するスイッチ機構とを備えている。そして、前記遊技機が適正な位置に配置された場合には、前記凹部(18)と前記陥没部(25)の位置が合致して、前記出没突起(51)が前記陥没部(25)内に突出するように形成されていることを特徴とする。
前記位置決め移動手段(50)は、位置決め完了、すなわち遊技機が適正位置になったことを、いわば遊技機自らが位置決め確認手段(40)に知らしめるためのものである。そして本発明は、位置決め移動手段(50)と位置決め確認手段(40)を具体的に特定したものである。位置決め移動手段(50)は、例えば遊技機の筐体(1)の側板に設けることができ、位置決め確認手段(40)は、台間機の外箱(20)の側面に設けることができる。
ここで、「常態」とは、弾性体(52)が無負荷状態であることを意味するものである。
また、前記「スイッチ機構」は、例えば、端部に接点(45)を有しバネ等により陥没部(25)の開口側(遊技機が設置される側側)に付勢された摺動体(42)を備え、この摺動体(42)が出没突起(51)に押されて奥側に移動して接点(45)が接触する押圧スイッチや、出没突起(51)の先端が当接して押圧することにより表面が弾性変形して、内部に隔離配置されている接点(45)が接触する接触スイッチとすることができる。
(作用)
本発明において、遊技機を台間機に隣接させて設置する場合には、台間機の位置決め確認手段(40)が設けられている側面に、遊技機の位置決め移動手段(50)が設けられている側面を沿わせるようにして、遊技機を手前側から押入していく。このとき、出没突起(51)は、台間機の側面に押圧されて、凹部(18)内に没入している。そして、遊技機が適位置にまで移動してくると、陥没部(25)と凹部(18)との位置が合致して、出没突起(51)は凹部(18)から陥没部(25)の内部に向かって突出する。すると、出没突起(51)の先端部が位置決め確認手段(40)のスイッチを押して、接点(45)が接触し、電源回路が導通状態になる。
本発明によれば、位置決め移動手段(50)と位置決め確認手段(40)が単純に電源回路のスイッチを兼ねているので、センサやセンサの検知信号に基づき制御を行う制御部も必要なく、コスト削減に役立つものである。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記遊技機は、遊技媒体としての遊技メダルを投入可能なメダル投入口(11)を備え、このメダル投入口(11)には、側方から遊技メダルを受け入れ可能な側方移送通路(11B)が設けられ、前記遊技機用台間機は、遊技メダルを貯留可能な内部空間と、内部空間に貯留されている遊技メダルを前記移送手段(34)に送り出すメダル送り装置(32)と、メダル送り装置(32)から送り出された遊技メダルを下方に落下させるためのメダル落下口(33)とを有する一括投入機構(3)を備え、前記遊技媒体払い出し装置(23)は、前記一括投入機構(3)の内部空間に遊技メダルを払い出し可能である。
また、前記移送手段(34)は、前記一括投入機構(3)の正面に前後方向に摺動可能に取り付けられているとともに、前記メダル落下口(33)から落下する遊技メダルを、上方から受けて前記メダル投入口の側方移送通路に1枚ずつ移送するメダル通路(35)を備え、前記メダル通路(35)の上端部の奥行き長さは、前記メダル落下口(33)の下端部の奥行き長さよりも大きく形成されている。
そして、前記遊技機が適正位置に設置された場合には、前記移送手段(34)の端部(34a)と前記側方移送通路(11b)の端部の位置が合致して前記メダル通路(35)と前記側方移送通路(11)が連通することにより、前記移送手段(34)から前記メダル投入口(11)に遊技メダルが移送されるように形成され、前記遊技機が適正位置に設置されたにもかかわらず、前記移送手段(34)から前記メダル投入口(11)に遊技メダルが移送されない場合には、前記移送手段(34)を前後に移動させて位置調整することにより、前記移送手段(34)の端部(34a)と前記側方移送通路(11b)の端部の位置を合致させることができることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。すなわち、請求項記載の発明によれば、適正な位置決めが行われたことを作業者が確実に確認でき、かつ、不適切な位置で台間機が作動することのない遊技機用台間機提供することができる。また、請求項記載の発明によれば、上記効果に加え、簡易な機構で遊技機との位置あわせが可能な遊技機用台間機の電源スイッチ構造を提供することができる。
本発明の最良の実施形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図8は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシン1及びメダル貸出機2の概略平面及び正面図、図2はスロットマシン1及びメダル貸出機2の外観斜視図、図3はメダル貸出機2の側面図、図4は一括投入機構3の拡大断面図、図5乃至図7は電源スイッチ機構4の拡大横断面図、図8は電源スイッチの電気回路の概略図である。
本実施の形態におけるメダル貸出機2は、スロットマシン1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。そして、メダル貸出機2とスロットマシン1の隣接部分には、スロットマシン1を適正な位置に設置することによりメダル貸出機2の電源をONにするための電源スイッチ機構4が設けられている。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図2に示すように、筐体10及び筐体の正面側に取り付けられた前扉13から形成され、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口11が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口11の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な払い出しメダル皿15が設けられている。
ここで、メダル投入口11は、上方から遊技メダルを一枚ずつ投入可能な投入スリット11aと、投入スリットの側方に連通する側方移送通路11bとを有している。この側方移送通路11bは、投入スリット11aから正面右側(メダル貸出機2側)に延設された樋状の通路であって、後述するメダル移送ブロック34から送られてくる遊技メダルを受け入れ投入スリット11aに移送するためのものである。
そして、メダル投入口11から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
さらに、筐体10のメダル貸出機側の側板には、正面側から背面側に向かって略水平に形成され、側方に開口するスライド溝17が二本設けられている(図1(B)参照)。スライド溝17は、メダル貸出機2に設けられた凸部を嵌入可能な溝であり、スロットマシン1を手前側から押し込んで設置する際にガイドとなるとともに、スロットマシン1の上下方向の位置決めを行うことができるものである。
(メダル貸出機2)
メダル貸出機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出しメダル及び遊技者が投入するメダルをスロットマシン1のメダル投入口11に投入するためのものである。すなわち、メダル貸出機2は、図3に示すように、外箱20に、紙幣カウンター22及び貸し出しメダル払い出し装置23が内蔵されているとともに、正面側には一括投入機構3が取り付けられているものである。
外箱20は、直方形状の箱体であり、スロットマシン設置側の側面には、前記スロットマシン1のスライド溝17に嵌入可能な凸部24が設けられている。凸部24は、前後に連続する突条であっても、突起であってもよい。また、外箱20の正面上方には、メダル貸出機2が通電状態であることを報知するためのパイロットランプ26が設けられている。パイロットランプ26は、メダル貸出機2の主電源がONとなった場合に、内蔵された電球や発光ダイオードなどの発光体が点灯するものであり、このパイロットランプ26の点灯により、紙幣カウンター22や貸し出しメダル払い出し装置23や一括投入機構3が作動可能であることを知ることができる。
なお、パイロットランプ26は、必ずしもメダル貸出機2に設けなくともよく、例えば島設備に設けて、島設備に固定されているメダル貸出機2の通電状態を報知可能であればよい。また、通電報知手段としては、上記パイロットランプ26に限られず、視覚又は聴覚に訴えて通電状態を報知できるものであればよい。
紙幣カウンター22は、外箱20の正面下方に設けられた紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、貸し出しメダル払い出し装置23に所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。なお、メダル貸出機としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンター22の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。
貸し出しメダル払い出し装置23は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、特に図示しないが、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、タンクに貯留されている遊技メダルを一枚ずつ排出可能な送り出し円板を有している。送り出し円板は、駆動モータに回転可能に軸止されており遊技メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ装置の外に排出するようになっている。また、貸し出しメダル払い出し装置23には排出メダルをカウントするためのセンサが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
(一括投入機構3)
一括投入機構3は、前記貸し出しメダル払い出し装置23から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、スロットマシン1のメダル投入口11に一括投入するための機構である。具体的には、一括投入機構3は、図1及び図4に示すように、大きく分けて、メダル貸出機2の外箱20の正面に取り付けられた本体カバー30と、本体カバー30の内部に設けられたメダル送り装置32とから構成されている。
本体カバー30は、図2、図3に示すように、メダル貸出機2の外箱20の正面略中央部から手前側(スロットマシン1を正面から見た場合の手前側。以下同じ)に突出する箱形部材であり、上方に開口する一括投入開口31が形成され、図4に示すように、内部にはメダル送り装置32が内蔵されている。
そして、本体カバー30の正面側下端部には、図4に示すように、メダル移送ブロック34が取り付け板を介して取り付けられており、メダル移送ブロック34の上方には、メダル送り装置32のメダル送り出し部及びメダル移送ブロック34のメダル通路35に連通するメダル落下口33が形成されている。また、本体カバー30の底部奥側には、メダル送り装置32から排出される異物やリセットメダルを受け止める排出貯留箱90が収納されており、この排出貯留箱90の上方には、リセット開口36が形成されている。そして、リセット開口36の上方には、排出機構80が設置されている。さらに、排出機構80の上方には、貸し出しメダル払い出し装置23から払い出されるメダルを受け入れるための貸し出しメダル受入口37が形成されている。
ここで、メダル送り装置32は、一括投入開口31から投入されたメダルをメダル移送ブロック34に送り出すための装置であり、駆動モータ32dにより回転するローラ32aに掛け渡した搬送ベルト32bと、搬送ベルト32bの上にある遊技メダルを一枚ずつ分離するための逆転ローラ32cを備えている。また、一括投入開口31の周囲には、特に図示しないがタッチセンサが設けられていて、このタッチセンサに触れることにより、駆動モータ32dが駆動し、ローラ32aが図4に示す黒矢印方向に回転するようになっている。
また、前記排出機構80は、ソレノイド81の作動で開閉板82を開くことにより、メダル送り装置34のベルト上及び開閉板82の上にあるメダルや異物などを、リセット開口36から排出させるためのものである。
メダル移送ブロック34は、前記メダル送り装置32から送り出された遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口11に移送するための部材であって、遊技メダルが一枚ずつ通過可能なメダル通路35を有するブロック部材である。また、図4に示すように、メダル通路35の上端部の奥行き長さは、前記メダル落下口33の下端部の奥行き長さよりも大きく形成されている。そして、スロットマシン1を適正位置に設置した場合には、メダル移送ブロック34の端部34a(図2参照)がメダル投入口11の側方移送通路11bと合致するようになっている。さらに、メダル移送ブロック34の背面側に固定されている取り付け板は、本体カバー30に対して前後方向に摺動可能に形成されていおり、メダル移送ブロック34の前後方向の取り付け位置を微調整することができる。これにより、隣接するスロットマシン1のメダル投入口11との僅かな位置ずれを修正することができるようになっている。
なお、端部34aと側方移送通路11bが合致して、メダル移送ブロック34のメダル通路35と側方移送通路11bが連通し、遊技メダルを適正に投入できる状態となった場合には、メダル貸出機2が通電状態となるように形成されているものであるが、これについいては後述する。
(遊技メダルの移送)
上記構成を有する一括投入機構3の遊技メダルの移送過程を説明する。
まず、一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、遊技メダルはメダル送り装置34の搬送ベルト32bの後方部上面と開閉板82の上面に積み重なるように落下し、一括投入機構3の内部空間に貯留される。また、メダル貸出機2に紙幣を投入した場合には、貸し出しメダル払い出し装置23から遊技メダルが払い出され、貸し出しメダル受入口37を通って、一括投入機構3の内部空間(搬送ベルト32b及び開閉板82の上側)に貯留される。次に、一括投入開口31の周囲を手で押さえると、タッチセンサが反応して、メダル送り装置32が作動を開始する。すなわち、駆動モータ32dが駆動して、搬送ベルト32bが前方に移動開始する。
搬送ベルト32bが移動開始すると、搬送ベルト32bの後方部上面に乗っている遊技メダルが前方に移動し、搬送ベルト32bにより前方に移送された遊技メダルのうち、搬送ベルト32bの上面に乗っている遊技メダルは、搬送ベルト32bと逆転ローラ32cの下面との間の間隙をすり抜けて、一枚ずつ、メダル落下口33へと移送される。一方、搬送ベルト32bの上方に重なっている遊技メダルは、逆転ローラ32cと接触することにより、奥方向に蹴り戻される。メダル送り装置32から送り出された遊技メダルは、メダル落下口33に誘導されつつ下方に落下する。そして、メダル移送ブロック34のメダル通路35を通って排出される。排出された遊技メダルは側方移送通路11bを通って、投入スリット11aに投入される。
なお、メダル送り装置32に残留している遊技メダルをスロットマシン1に投入したくない場合には、所定のリセットスイッチを操作すると、排出装置80のソレノイド81が作動して開閉板82を開くとともに、メダル送り装置32の駆動モータが逆転駆動する。これにより、搬送ベルト32bの上面にある遊技メダルは後方に移動し、開閉板82が開くことにより、リセット開口36から下方に落下する。このようにしてメダル送り装置32から排出された遊技メダルは、排出貯留箱90に貯留されるので、排出貯留箱90を手前側に引き抜いて、中に貯まったメダルを取り出せばよい。なお、メダル送り装置40内部に、ゴミなどの異物が混入した場合にも、上記したのと同様にして取り出すことができる。
(電源スイッチ機構4)
電源スイッチ機構4は、スロットマシン1が適正位置に設置されることにより、メダル貸出機2を通電状態にするための装置であり、図1に示すように、スロットマシン1とメダル貸出機2の隣接する当接部に設けられた接触スイッチ機構であり、具体的には、図5に示すように、メダル貸出機2のスロットマシン側の側面に設けられた貸出機側スイッチ機構40と、スロットマシン1のメダル貸出機側の側面に設けられたスロット側スイッチ機構50とを有している。
貸出機側スイッチ機構40は、メダル貸出機2の外箱20の側面に形成された凹部25の内部に設けられた押圧スイッチであって、スロットマシン1とメダル貸出機2との位置決めが適正に行われたことを確認するための位置決め確認手段として機能する。具体的には、貸出機側スイッチ機構40は、一方の端部に平板状の当接部41、他方の端部には主電源70(図8参照)と接続する接点45aを備える柱状の摺動体42と、この摺動体42を外箱20の外側方向に付勢するバネ43を有している。
前記摺動体42は、摺動体42に固定されたストッパー44が凹部25の内側に突出する突部に係止されて、バネ43の付勢力により凹部25から飛び出してしまわないようになっている。そして、摺動体42は、無負荷状態では、端部に設けられた接点45aが、メダル貸出機2の内部に設けられ主電源70と接続する接点45bと非接触となるよう位置している。また、摺動体42がストッパー44により凹部25内に係止されて最大限外側に位置しているとき、当接部41は、凹部25から突出しないようになっている。これは、凹部25の開口側に、後述する突出体51が嵌入可能な空間を確保するためである。
そして、当接部41が押圧力を受けると、バネ43は圧縮され、摺動体42が外箱20の内部側に移動し、接点45aと接点45bが接触して、メダル貸出機2が通電状態となり、当接部41にかかる押圧力がなくなると、圧縮されていたバネ43の復元力により摺動体42が外箱20の外部側に移動し、接点45aと接点45bが非接触となり、メダル貸出機2が非通電状態となるよう形成されているものである。
なお、凹部25の手前側端部には、内側から外側に向かって傾斜する傾斜部25Aが形成されている。これは、スロットマシン1を定位置から取り出す場合に、凹部25に嵌入している突出体51が、スロットマシン1の移動に伴い前方に移動することにより凹部25の内壁に引っかかって破損しないようにするためのものである。
スロット側スイッチ機構50は、スロットマシン1の筐体10の側板に形成された凹部18の内部に設けられた出没突起であって、スロットマシン1が適正な設置位置となった場合に移動して、位置決め完了を前記貸出機側スイッチ機構40に伝達する位置決め移動手段として機能する。具体的には、スロット側スイッチ機構50は、先端が球状に形成された突出体51と、突出体51を筐体10の外側方向に付勢するバネ52を有している。
突出体51は、後端部(筐体内側の端部)に固定されたストッパー53が、凹部18の内側に突出する突部に係止されて、バネ52の付勢力により凹部18から飛び出してしまわないようになっている。また、突出体51は、無負荷状態では、先端が筐体10の表面から突出する位置に係止されている。
そして、突出体51の先端部押圧力を受けると、バネ52は圧縮され、突出体51は凹部18の内部側に移動し、凹部18の内部に没入し(図6参照)、先端部にかかる押圧力がなくなると、圧縮されていたバネ52の復元力により突出体51は凹部18の外側に突出するよう形成されているものである。
なお、前記貸出機側スイッチ機構40とスロット側スイッチ機構50は、メダル貸出機2の凸部24とスロットマシン1のスライド溝17を係合させたときに、高さ方向の位置が合致する位置に設けられている。また、貸出機側スイッチ機構40とスロット側スイッチ機構50の前後方向の設置位置は、スロットマシン1のメダル投入口11の側方移送通路11bの側端部と、メダル貸出機2のメダル移送ブロック34の端部34aが位置一致して、メダル移送ブロック34のメダル通路35から排出される遊技メダルが支障なく側方移送通路11bに転送可能となるような位置に設定されている。
(スロットマシン1の設置とメダル貸出機2の電源入力)
次に、上記構成を有する電源スイッチ機構4の作用を説明する。
まず、島設備に設置されたメダル貸出機2は、スロットマシン1が隣接して設置されていない状態(旧台を撤去した状態)では、図5に示すように、貸出機側スイッチ機構40の摺動体42がバネ43により外箱20の外側方向に押し出されているので、接点45aが接点45bと接触していない。そのため、電源回路が遮断されており(図8参照)、メダル貸出機2を主電源70と接続しても、あるいは主電源70と接続したうえで本体の電源スイッチ(図示せず)をONにしても、通電状態にはならない。従って、パイロットランプ26は主電源を入れても点灯しない。
次に、新たに設置するスロットマシン1を、前記メダル貸出機2の隣に配置し、外箱20に形成された凸部24の正面側をスロットマシン1のスライド溝17の背面側に嵌入させる。これにより、メダル貸出機2に対するスロットマシン1の上下方向の位置決めを行うことができ、例えば床面が水平でない場合であっても、貸出機側スイッチ機構40とスロット側スイッチ機構50の高さ方向の位置がずれないようにすることができる。そして、スロットマシン1をメダル貸出機2の側面に沿って奥方向に移動させる。このとき、スロット側スイッチ機構50の突出体51は、図6に示すように、先端部が外箱20の側面に当接することにより凹部18の内部に没入している。
図6の状態からさらにスロットマシン1を奥側に移動させると、やがてスロットマシン1の凹部18とメダル貸出機2の凹部25の前後方向の位置が合致する。すると、凹部18の内部に没入している突出体51は、バネ52の復元力により凹部25の内部に突出する。このとき、スロットマシン1とメダル貸出機2との位置決めが完了する。すなわち、メダル移送ブロック34の端部34aと側方移送通路11bの上下方向及び前後方向の位置が合致する。さらにこのとき、図7に示すように、筐体10の側板表面から突出した突出体51の先端部が、凹部25の内部にある貸出機側スイッチ機構40の当接部41を押圧し、摺動体42が移動して接点45a,45bが接触する。このとき、電源回路がつながって、メダル貸出機2が通電状態となり、パイロットランプ26が点灯する。
一方、スロットマシン1の押入が不十分で、突出体51が凹部25に突出していない状態では、接点45a,45bが接触していないので電源回路は遮断されたままであり、メダル貸出機2を作動させることができない。従って、メダル貸出機2のメダル排出部(メダル移送ブロック34の側端部)と、スロットマシン1のメダル受入部(側方移送通路11b)とが完全に合致しないままメダル貸出機2が作動して、スロットマシン1に供給されるべき遊技メダルがメダル投入口11に転送されずにこぼれ落ちてしまうという事態は発生し得ない。
さらに、台交換のため、スロットマシン1を設置位置から取り出す場合には、スロットマシン1を手前側に移動させることにより、突出体51が凹部25の手前側端部に形成された傾斜部25Aに当接しつつ凹部18内に押し戻され、凹部25から抜け出して図6に示す状態となる。これにより、スロットマシン1は、突出体51と凹部25の係合に阻止されることなく、また突出体51が凹部25の内壁と噛み合って破損することなく、手前側に移動可能となる。突出体51が凹部25から脱することにより当接部41への押圧力が無くなり、摺動体42はバネ43の復元力により外箱20の外部側に移動する。これにより、接点45a,45bの接触が離れ、電源回路が遮断されて、メダル貸出機2が非通電状態となり、パイロットランプ26は消灯する。
このように、本実施の形態によれば、スロットマシン1がメダル貸出機2に対して適位置に設置されることによりメダル貸出機2が通電状態となるので、上記したようなメダル移送のトラブルを防ぐことができるとともに、パイロットランプ26により適正な位置決めを確実に視認でき、設置作業がより効率的になる。
また、スロットマシン1が適位置に無いとき、あるいはスロットマシン1が隣に設置されていないときには、メダル貸出機2が非通電状態となるので、過ってメダル貸出機2を作動させてしまい、遊技メダルを床に零してしまうというトラブルも防ぐことができる。
ところで、メダル貸出機2の電源回路中に、図8に示すようなジャンパースイッチ60を設けてもよい。これは、ジャンパースイッチ60をONにすることにより、接点45a,45bの接触状態如何にかかわらず、メダル貸出機2を通電状態にできるようにしたものである。このように形成することにより、当接部41が押圧されなくても主電源のONによりメダル貸出機2を通電状態にすることができ、スロット側スイッチ機構50を有していないスロットマシンが隣接設置される場合に不都合のないようにすることができる。
なお、上記実施の形態では、スロットマシン1の設置時のガイド手段として、スロットマシン1にスライド溝17、メダル貸出機2に凸部24を設けてあったが、スロットマシン1に凸部、メダル貸出機2にスライド溝17を設けてもよい。そして、メダル貸出機2の構成は上記実施の形態に記載したものに限られず、スロットマシン1に隣接設置されスロットマシン1に遊技メダルを供給可能な構成を有していればよい。
また、本発明においては、電源スイッチ機構4は、メダル貸出機2が単体で設置されている状態、又はメダル貸出機2の隣にスロットマシン1を設置する最中はメダル貸出機2を非通電状態とし、スロットマシン1が適位置に設置された場合には、メダル貸出機2を通電状態とすることができるようになっている。つまり、スロットマシン1の設置作業中にメダル貸出機2が作動することにより、スロットマシン1が適位置に設置されたのを知ることが可能である。従って、報知手段としてのパイロットランプ26は、必ずしも設けなくともよい。例えば、非通電状態にしたメダル貸出機2の貸し出しメダル払い出し装置23をONにして(メダルが払い出し可能な状態にして)おき、メダル貸出機2が通電状態となると、自動的に貸し出しメダル払い出し装置23が作動するように設定しておく。そして、スロットマシン1の設置作業中に、メダルがメダル投入口11に転送されることにより、スロットマシン1が適位置に配置されたのを確認することができる。すなわち、貸し出しメダル払い出し装置23を報知手段として機能させてもよいのである。このように形成することにより、メダルの移送状況を実際に確認でき、メダル投入口11とメダル移送ブロック34の位置の微調整も同時に点検できるという利点がある。
この場合、貸し出しメダル払い出し装置23から払い出されるメダルは、移送ノズルなどを通して直接メダル投入口11に移送されるように形成されていてもよいし、上記実施形態のように、払い出しに係るメダルがメダル送り装置32によりメダル移送ブロック34に送り出されるようになっていてもよい。後者の場合には、メダル送り装置32は、装置内に払い出されたメダルを検知して作動するように形成しておくとよい。なお、自動的に(すなわち紙幣の投入によらないで)作動開始した貸し出しメダル払い出し装置23を停止させるには、例えば一定枚数払い出したら自動的にホッパーの駆動を停止させたり、一定時間ホッパーを駆動させた後に自動的に駆動停止させるよう、予めメダル貸出機2の制御装置にプログラムしておけばよい。あるいは、作動中の貸し出しメダル払い出し装置23の作動を停止させるためのストップボタンを設けてもよい。このようにすれば、位置決め完了により払い出しを開始した貸し出しメダル払い出し装置23がメダルを排出し続けるという不都合をなくすことができる。
さらに、本発明は、スロットマシン以外の遊技機に対応する台間機にも応用することができる。例えば、パチンコ球などの遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機に遊技球を供給可能な球貸し機に利用することができる。また、遊技機への遊技媒体供給機能の有無にかかわらず、台間機の隣に遊技機を設置する場合の位置決め手段として利用してもよい。
本発明の実施の形態であって、スロットマシン1及びメダル貸出機2の概略平面及び正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン1及びメダル貸出機2の外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル貸出機2の側面図である。 本発明の実施の形態であって、一括投入機構3の拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、電源スイッチ機構4の拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン設置中の電源スイッチ機構4の拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン設置後の電源スイッチ機構4の拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、電源スイッチの電気回路の概略図である。
1 スロットマシン
10 筐体 11 メダル投入口
11a 投入スリット 11b 側方移送通路
13 前扉 14 図柄表示窓
15 払い出しメダル皿 16 操作部
17 スライド溝 18 凹部
2 メダル貸し出し機
20 外箱 21 紙幣投入口
22 紙幣カウンター 23 貸し出しメダル払い出し装置
24 凸部 25 凹部(陥没部)
26 パイロットランプ(報知手段)
3 一括投入機構
30 本体カバー 31 一括投入開口
32 メダル送り装置 32a ローラ
32b 搬送ベルト 32c 逆転ローラ
32d 駆動モータ 33 メダル落下口
34 メダル移送ブロック(移送手段) 35 メダル通路
36 リセット開口 37 貸し出しメダル受入口
4 電源スイッチ機構
40 貸出機側スイッチ機構(位置決め確認手段)
41 当接部 42 摺動体
43 バネ 44 ストッパー
45 接点
50 スロット側スイッチ機構(位置決め移動手段)
51 突出体(移動体・出没突起) 52 バネ
53 ストッパー
60 ジャンパースイッチ 70 主電源
80 排出機構 81 ソレノイド
82 開閉板 90 排出貯留箱

Claims (3)

  1. 遊技場に固定設置され、遊技媒体を投入するための遊技媒体投入口を有する遊技機を隣接して設置する遊技機用台間機であって、
    遊技媒体を払い出す遊技媒体払い出し装置と、
    隣接する遊技機の遊技媒体投入口に払い出しに係る前記遊技媒体を移送するための移送手段と、
    前記遊技機に設けられた移動体の適正な移動を検知して遊技機の位置決めが適正に行われたことを確認するための位置決め確認手段とを備え、
    前記位置決め確認手段前記移動体の適正な移動を検知していない場合には、電源回路遮断されて非通電状態になり前記位置決め確認手段が前記移動体の適正な移動を検知した場合には、電源回路導通状態となって通電状態になるものであり、
    前記遊技媒体払い出し装置の駆動部は前記電源回路に電気接続されており、前記電源回路に電気が導通すると同時に前記遊技媒体払い出し装置が自動的に作動して遊技媒体を払い出し、払い出された遊技媒体が前記移送手段を介して隣接する遊技機の遊技媒体投入口に投入されることにより、前記遊技機が適正な設置位置となったことを確認可能に形成されていることを特徴とする遊技機用台間機。
  2. 前記遊技機は、遊技機が適正な設置位置となった場合に、前記移動体の移動により位置決め完了を伝達するための位置決め移動手段を備え、
    前記位置決め移動手段は、遊技機の側面に設けられた凹部と、この凹部内に取り付けられ、常態において隣接する遊技機用台間機の側面に向かって前記凹部から突出し、弾性体により突出方向に付勢されるとともに先端部に押圧力を受けることにより前記凹部内に没入する移動体としての出没突起とを備え、
    前記位置決め確認手段は、遊技機用台間機の側面に設けられた陥没部と、前記出没突起が前記陥没部内に突出していない場合には電源回路を導通状態にするための接点が非接触であり、前記出没突起が前記陥没部内に突出することにより前記接点が接触するスイッチ機構とを備え、
    前記遊技機が適正な位置に配置された場合には、前記凹部と前記陥没部の位置が合致して、前記出没突起が前記陥没部内に突出するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用台間機。
  3. 前記遊技機は、遊技媒体としての遊技メダルを投入可能なメダル投入口を備え、このメダル投入口には、側方から遊技メダルを受け入れ可能な側方移送通路が設けられ、
    前記遊技機用台間機は、遊技メダルを貯留可能な内部空間と、内部空間に貯留されている遊技メダルを前記移送手段に送り出すメダル送り装置と、メダル送り装置から送り出された遊技メダルを下方に落下させるためのメダル落下口とを有する一括投入機構を備え、
    前記遊技媒体払い出し装置は、前記一括投入機構の内部空間に遊技メダルを払い出し可能であり、
    前記移送手段は、前記一括投入機構の正面に前後方向に摺動可能に取り付けられているとともに、前記メダル落下口から落下する遊技メダルを、上方から受けて前記メダル投入口の側方移送通路に1枚ずつ移送するメダル通路を備え、
    前記メダル通路の上端部の奥行き長さは、前記メダル落下口の下端部の奥行き長さよりも大きく形成されており、
    前記遊技機が適正位置に設置された場合には、前記移送手段の端部と前記側方移送通路の端部の位置が合致して前記メダル通路と前記側方移送通路が連通することにより、前記移送手段から前記メダル投入口に遊技メダルが移送されるように形成され、
    前記遊技機が適正位置に設置されたにもかかわらず、前記移送手段から前記メダル投入口に遊技メダルが移送されない場合には、前記移送手段を前後に移動させて位置調整することにより、前記移送手段の端部と前記側方移送通路の端部の位置を合致させることができることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機用台間機。
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