JP4385375B2 - 高含水バイオマスのエネルギー回収方法及び装置 - Google Patents
高含水バイオマスのエネルギー回収方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4385375B2 JP4385375B2 JP2004107110A JP2004107110A JP4385375B2 JP 4385375 B2 JP4385375 B2 JP 4385375B2 JP 2004107110 A JP2004107110 A JP 2004107110A JP 2004107110 A JP2004107110 A JP 2004107110A JP 4385375 B2 JP4385375 B2 JP 4385375B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biomass
- water content
- energy
- fuel
- high water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
- Y02W10/37—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/20—Waste processing or separation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/58—Construction or demolition [C&D] waste
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/78—Recycling of wood or furniture waste
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Description
例えばボイラーで直接バイオマスを燃焼して水蒸気を発生させ、蒸気タービンと発電機とを駆動して発電する方法である。直接燃焼によるエネルギー回収の一例を示す非特許文献1は、図9に示すように、製材屑40aやバークヤード(樹皮)40b等のバイオマスをボイラー41で直接に燃焼し、蒸気タービン42を介して出力5.7MWの発電機37を駆動し、工場内乾燥設備43、空冷復水器44、給水塔45、ボイラー41への給水加熱器46、純水装置52等が付属した発電設備を開示している。但しこの発電設備は、暖房燃料の多様性確保のために設けたバイオマス(製材屑40a・樹皮40b等)を利用するものであり、発電コスト抑制のため出力増大を図るには燃料集荷上の困難があるとされる。
固形のバイオマスを熱分解や超臨界水熱分解によりガス燃料化、液体燃料化、バイオディーゼル燃料化して利用する方法である。バイオマスの熱化学的転換時におけるダイオキシンの発生量は少なく、ガス化や液化により発電方式の選択の幅が広がり、蒸気タービン駆動発電以外にガスエンジン、ディーゼルエンジン、ガスタービン、スターリングエンジン、燃料電池等が使用可能になる。非特許文献2は、図10に示すように、バイオマスの熱化学的転換の一例である廃棄物熱分解ガス化用STAR-MEETシステムを開示する。図示例では、廃棄物40cを熱分解ガス化・改質装置30の熱分解ガス化炉38に投入し、比較的低い温度で熱分解によりガス化する。
C+H2O→CO+H2 ………………………………………………………………(2)
CnHm+nH2O→nCO+(n+m/2)H2 ……………………………………………(3)
C+O2→CO2 ……………………………………………………………………(4)
C+(1/2)O2→CO ……………………………………………………………(5)
例えば、メタン発酵、エタノール発酵又は水素発酵によりバイオマスをガス燃料化する方法であり、熱化学的転換と同様な効果が得られる。生物化学的転換によるエネルギー回収の一例を示す特許文献1のメタン発酵システムは、生ごみを粒状体に切断の上スラリーとし、この生ごみ粒状体を更に微粉砕機により粉砕する。その微粉砕機からのスラリーの取入口と消化液の流出口と加熱器とを有し且つ内部に嫌気性微生物を保有する嫌気処理槽を設け、微粉砕生ごみをその処理槽により嫌気処理する。また、嫌気処理槽内の上部空間と加熱器とに連通するガスホルダーを設け、微生物による生ごみスラリー分解反応で生じるメタンガス又は他の可燃ガスを収集し、これら可燃ガスを発電手段により電力に変換する。このシステムは、嫌気処理槽の生ごみ分解効率を前記微粉砕で向上させると共に発電手段の出力を高効率燃料電池等の使用により増大させることにより、システム内の所要駆動力、即ち生ごみ粒状体の破砕機の駆動力、及び前記スラリー・消化液・生成ガス等の移送動力を前記発電手段の出力で賄うことができる。更に、余剰電力を外部へ供給する可能性も見込まれる。
(ロ)SHPD乾燥装置によりバイオマス燃料化するので、メタン発酵よりも高効率で高含水バイオマスからエネルギーを回収することができる。
(ハ)高含水バイオマスに混入した紙やプラスチック類等の異物の分別除去を必要とせず、排液(消化液)や残渣(消化汚泥)も発生しないので、メタン発酵法よりもランニングコストが小さく経済的である。
(ニ)従って、従来はメタン発酵以外に手段がないとされていた高含水バイオマスのエネルギー化に新たな選択肢を提供するものといえる。
(へ)蒸留水を動力発生に利用することができるので、高含水バイオマスからエネルギー及び水に関して自足的なエネルギー回収システムの構築が期待できる。
(ト)高含水バイオマスの低含水化により、同一のエネルギー回収システムで木質等の低含水バイオマスと混合して処理することが可能となり、高・低両含水バイオマスのエネルギー回収設備の一本化と経済性改善が達成できる。
(チ)都市部での生ごみ・厨芥・食品産業廃棄物・下水汚泥・古紙等、郊外での農業廃棄物・水生植物・建設廃材等、山間部での林業廃材・畜産廃棄物等、漁村部での漁業廃棄物等、様々な高含水バイオマスのエネルギー回収の普及と利用促進とに寄与することができる。
本発明の特徴を明らかにするため、本発明のように高含水バイオマス1の水分をSHPD乾燥装置2により僅かのエネルギー消費で脱水すれば、バイオマスエネルギーの経済的回収が可能になること、及び他の従来の脱水方法を使ったのでは経済的回収が困難であることを、図4〜8に示すエネルギーバランスの数値例により説明する。図4において、高含水バイオマス1の水分31(=含有水の質量/(バイオマス乾物32の質量+含有水の質量))を80%、すなわち初期の水分質量を乾物質量の4倍(含水率400%)とする。バイオマス乾物32の高位発熱量(high heat value、HHV)を18.8MJ/kg(4,500kca1/kg)と想定すれば、1,000kgの高含水バイオマス1は200kgの乾物32を含むため、その高位発熱量HHVは3,760MJとなる。
図4は、高含水バイオマス1を直接燃焼する場合のエネルギーバランスを示す。計算上では、この例の乾物200kgの高位発熱量HHV=3,760MJは水分800kgの蒸発熱量2,058MJを上回り、差引き1,702MJの発熱量となる。しかし、乾物32の4倍の水分31を有するバイオマス1の点火及び燃焼維持は困難であり、通常は助燃料を必要とする。固定床炉、移動床(ストーカ)炉、流動床炉、ロータリーキルン等の燃焼炉を用いてもこの困難性は解決し難い。しかも燃焼温度は上がらず不完全燃焼となり易く、煙や悪臭が多量に発生するため実用には適しない。
図5は、高含水バイオマス1の脱水に従来の乾燥技術(熱風乾燥、伝導乾燥、真空乾燥、マイクロウェーブ乾燥等)を用いてバイオマス燃料33を得る場合のエネルギーバランスを示す。例えば、初期水分80%の高含水バイオマス1,000kgを従来の乾燥技術によって水分20%まで蒸発脱水する。乾燥用蒸気ボイラー34により、25℃から100℃まで2,743MJで加熱する過程の効率を80%、更に伝導式乾燥機35により2,058MJで乾燥する過程の効率を75%(一般的な値は50%以下)とすれば、その乾燥に3,429MJが必要になる。他方、この状態でバイオマス燃料33に水分50kgが残っており、その燃焼時に蒸発潜熱として129MJが消費されるため、バイオマス燃料33から回収可能なエネルギー量(発熱量)は3,631MJとなる。バイオマス燃料33を得るための従来技術の乾燥に要するこの熱量3,429MJは、バイオマス燃料33の発熱量3,631MJを僅かに下回るが、伝導式乾燥機35では撹拌動力や冷却塔のファンやポンプ動力が必要なことを考えると最終的にはマイナスである。従って、この場合も経済性は全く成り立たない。
図6は、高含水バイオマス1からメタン発酵でエネルギーを回収する場合のエネルギーバランスを示す。高含水バイオマス1からメタンガスへの平均的な転換率を50%と仮定すると、メタンガスに転換されるエネルギーは1,880MJになる。更に、メタンガスを用いた発電機37の発電効率を35%と仮定すると、電力658MJ(183kWh)、排熱量1,222MJが得られる。メタン発酵装置36ではポンプ類や加熱器にエネルギーを要するが、客観的なデータが得られないため、ここでは割り引かないことにする。
図7は、高含水バイオマス1からSHPD乾燥装置2を用いてエネルギーを回収する場合のエネルギーバランスを示す。水分80%の高含水バイオマス1をSHPD乾燥装置2により水分20%まで脱水すると、水分残量50kg(20%=50/(200+50))のバイオマス燃料33が得られる。従って、バイオマス燃料33をボイラー41で燃焼するときに、水分50kgの蒸発潜熱129MJが消費されるので、発熱量は3,631MJに減少する。メタン発酵の場合と同様に発電機37の発電効率を35%と仮定すると、このバイオマス燃料33からの発電量(電力)は353kWhとなり、排熱量は2,360MJとなる。次に、得られたエネルギーからSHPD乾燥装置2の運転に必要な電力と予熱を差し引く。SHPD乾燥装置2の運転に要する電力量の計算根拠として、本発明者による試作装置の実測値からCOP(成績係数;水分の蒸発潜熱量を消費電力で除した値)として10を用いる。水分750kgの100℃における蒸発潜熱量は1,692MJ(469kWh)であるため、消費電力量はCOPの値10で除して47kWhとなる。また高含水バイオマス1,000kgを室温25℃から100℃まで予熱する熱量として約236MJを要する。差し引くと、利用可能電力が306(=353−47)kWh、利用可能な熱量は2,360MJとなり、メタン発酵の場合の183kWhよりも明らかに多量のエネルギーを回収できる。
図8は、動力発生装置5を熱分解ガス化・改質装置30とし、SHPD乾燥装置2と熱分解ガス化・改質装置30とを組み合わせた場合の高含水バイオマス1からのエネルギーバランスを示す。SHPD乾燥装置2と熱分解ガス化・改質装置30との組み合わせの冷ガス効率を75%とし、熱機関53・発電機37の組み合わせの発電効率を35%としても、メタン発酵の場合の183kWhよりも多くのエネルギー227(=274−47)kWhを回収できる。ここに、冷ガス効率とは、生成ガス中に含まれる可燃ガスのHHVをガス化に使われた原料のHHVで除した値である。
2…水蒸気ヒートポンプ脱水装置(SHPD乾燥装置)
3…低含水バイオマス 4…蒸留水(凝縮水)
5…動力発生装置 6…動力(エネルギー)
6a…電力
7…熱 8…所内動力線
9…熱戻し線 11…気密断熱容器
12…水蒸気圧縮機 13…水蒸気凝縮器
14…スチームトラップ 15…抽気装置
16…電動機 17…回転軸
18…撹拌翼 19…投入口
20…取出口 21…予熱・追焚き用水蒸気
22…開閉弁 23…水蒸気
29…火力発電設備
30…熱分解ガス化・改質装置
31…水分 32…乾物
33…バイオマス燃料 34…乾燥用蒸気ボイラー
35…伝熱式乾燥機 36…メタン発酵装置
37…発電機 38…熱分解ガス化炉
39…改質器 40a…製材屑
40b…バークヤード(樹皮)
40c…廃棄物
41…ボイラー(燃焼) 42…蒸気タービン
43…工場内乾燥設備 44…空冷復水器
45…給水塔 46…給水加熱器
48…高温水蒸気/空気加熱器
49…廃熱回収ボイラー 50…ガス洗浄器
51…燃料ガス 52…純水装置
53…熱機関(内燃機関)
55…蒸気タービン駆動の発電・熱利用
56…バイオガス駆動の発電・熱利用
Claims (6)
- 高含水バイオマスを気密断熱容器に入れ水蒸気圧縮機により当該容器の内部から前記バイオマスの水分を連続的に気化・吸引し、気化水分を前記圧縮機により断熱的に圧縮して昇圧昇温し、昇圧水蒸気を前記容器内部と熱的に結合した水蒸気凝縮器へ通して前記容器内部のバイオマスと熱交換させ、前記容器内部の水分を蒸発させると共に昇圧水蒸気を凝縮して蒸留水として排出することにより、高含水バイオマスを低含水のバイオマス燃料と蒸留水とに分離し、前記バイオマス燃料を前記蒸留水使用の熱分解ガス改質反応により燃料ガスへ変換すると共にその燃料ガスによりガス駆動原動機又は燃料電池を駆動して動力及び排熱を出力し、その動力の一部で前記水蒸気圧縮機を駆動すると共にその排熱の一部で前記気密断熱容器を予熱又は追炊きすることによりエネルギー及び水に関して自足的に高含水バイオマスからエネルギーを回収してなる高含水バイオマスのエネルギー回収方法。
- 請求項1の方法において、前記断熱的な圧縮をポリトロープ圧縮としてなる高含水バイオマスのエネルギー回収方法。
- 請求項1又は2の方法において、前記高含水バイオマスを未乾燥の動植物材、生ごみ、家畜糞尿、及び有機性汚泥からなる群の何れかとしてなる高含水バイオマスのエネルギー回収方法。
- 請求項1から3の何れかの方法において、前記気密断熱容器に前記高含水バイオマスの撹拌手段を設け、前記動力により水蒸気圧縮機及び撹拌手段を駆動してなる高含水バイオマスのエネルギー回収方法。
- 請求項1から4の何れかの方法において、前記容器内の水蒸気圧縮機の吸入端部位における水蒸気条件を絶対圧力で50kPa以上にして大気圧以下とし、前記水蒸気圧縮機の吐出側の水蒸気条件を大気圧以上としてなる高含水バイオマスのエネルギー回収方法。
- 高含水バイオマスの投入口とバイオマス燃料の取出口とを有する気密断熱容器、当該容器の内部に臨む吸入口を有し且つ該吸入口からの水蒸気を圧縮する水蒸気圧縮機、及び当該圧縮機の吐出口に連なり且つ前記容器の内部との熱交換部を有し前記吐出口からの水蒸気を凝縮する水蒸気凝縮器を有し、前記高含水バイオマスを脱水後の低含水のバイオマス燃料と蒸留水とに分離する脱水装置;前記バイオマス燃料を前記蒸留水使用の熱分解ガス改質反応により燃料ガスへ変換する熱分解ガス化・改質装置とその燃料ガスにより駆動されて動力を出力する原動機又は燃料電池とを含む動力発生装置;前記原動機又は燃料電池の動力の一部分を脱水装置の水蒸気圧縮機へ戻して駆動する動力線;並びに前記原動機又は燃料電池の排熱の一部を脱水装置の気密断熱容器へ戻して予熱又は追炊きする熱戻し線を備え、エネルギー及び水に関して自足的に高含水バイオマスからエネルギーを回収してなる高含水バイオマスのエネルギー回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004107110A JP4385375B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 高含水バイオマスのエネルギー回収方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004107110A JP4385375B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 高含水バイオマスのエネルギー回収方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005288320A JP2005288320A (ja) | 2005-10-20 |
JP4385375B2 true JP4385375B2 (ja) | 2009-12-16 |
Family
ID=35321875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004107110A Expired - Fee Related JP4385375B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 高含水バイオマスのエネルギー回収方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4385375B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5106354B2 (ja) | 2008-11-13 | 2012-12-26 | 本田技研工業株式会社 | リグノセルロース系バイオマス糖化前処理装置 |
JP5106370B2 (ja) | 2008-12-16 | 2012-12-26 | 本田技研工業株式会社 | リグノセルロース系バイオマス糖化前処理装置 |
JP2013017947A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Shimizu Corp | ファイトレメディエーションに用いた植物の処理方法 |
JP5762226B2 (ja) * | 2011-09-12 | 2015-08-12 | 本田技研工業株式会社 | バイオマスの糖化前処理におけるアンモニア処理方法 |
JP5964620B2 (ja) * | 2012-03-16 | 2016-08-03 | 覺 井村 | ガスタービン発電装置 |
EP3392943B1 (en) * | 2015-12-15 | 2019-07-24 | Nissan Motor Co., Ltd. | Fuel cell system and control method for fuel cell system |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004107110A patent/JP4385375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005288320A (ja) | 2005-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK1799796T3 (en) | Slurry drainage and sludge conversion into a renewable fuel | |
US9878297B2 (en) | Apparatus for processing a biomass | |
US6133328A (en) | Production of syngas from a biomass | |
US20110239620A1 (en) | Method for processing organic waste and a device for carrying out said method | |
JP2012520166A (ja) | バイオマスの利用方法および利用システムおよびブロック型熱発電プラント | |
US10753600B2 (en) | Turbine system and method | |
Kamari et al. | Assessment of a biomass-based polygeneration plant for combined power, heat, bioethanol and biogas | |
KR102174013B1 (ko) | 미활용 중저온 폐열을 이용한 orc 발전시스템 | |
Budzianowski | Opportunities for bioenergy in Poland: biogas and solid biomass fuelled power plants | |
Tabriz et al. | Biomass driven polygeneration systems: A review of recent progress and future prospects | |
ZA200703757B (en) | Slurry dewatering and conversion of biosolids to a renewable fuel | |
JP4385375B2 (ja) | 高含水バイオマスのエネルギー回収方法及び装置 | |
CN103910478A (zh) | 两段干化、热解的污泥处置、热能利用方法及装置系统 | |
US10876057B1 (en) | Waste to energy conversion without CO2 emissions | |
JP7101159B2 (ja) | 廃棄物処理システム | |
CN101974346A (zh) | 生态油的制备方法 | |
CN108384580B (zh) | 一种生物质气化与有机废水净化联合循环系统及其使用方法 | |
CN101962580A (zh) | 生态油 | |
Lazaroiu et al. | The Technological Matrix for the Efficient Use of Biofuels | |
OA20694A (en) | Waste to energy conversion without C02 emissions. | |
JP2020059023A (ja) | 廃棄物処理システム | |
CZ293101B6 (cs) | Způsob výroby elektrické energie a tepla při pyrolyzním zkapalňování tuhých organických hmot |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090317 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090409 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090918 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151009 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |