JP4383901B2 - シームレスベルト及び該シームレスベルトを用いた画像形成装置 - Google Patents

シームレスベルト及び該シームレスベルトを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は画像形成装置に用いられるベルト状感光体、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、紙搬送ベルト等のシームレスベルトに関する。
シームレスベルトは、例えば電子写真装置等の部品であるベルト状感光体、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、紙搬送ベルト等に使用されている。このシームレスベルトは、樹脂、ゴム、エラストマー等のバインダー成分中に抵抗制御剤を分散して電気抵抗を調節したものが一般的であるが、電気抵抗の調整方法には大別して以下の3種が挙げられる。
(1)バインダー成分中にカーボンブラック等の導電性フィラーを分散する方法
(2)バインダー成分中に界面活性剤や塩を分散する方法
(3)バインダー成分中にイオン導電ポリマー(制電性ポリマー)を分散する方法
上記(1)の方法は現在多くの分野で主流な電気抵抗の調整方法であり、電気抵抗が温湿度の影響を受け難いというメリットを有してはいるが、バインダー成分中に導電性フィラーを均一に分散させることは非常に困難であり、このような方法で抵抗調整を行った転写搬送エンドレスベルトでは、ベルトの電気抵抗のばらつきによる転写抜けやリーク等の画像不良が発生する場合があった。
また、上記(2)の界面活性剤を用いる方法では、界面活性剤を添加することにより表面抵抗の低下は見られるものの体積抵抗率は低下し難い。このため、体積抵抗率を調整しようとすると界面活性剤の添加量が多くなり、ベルト表面にブリードアウトするという不具合があった。また、抵抗制御剤として塩を使用した場合、極性の高いバインダー成分やガラス転移温度(Tg)が常温よりも低いバインダーにおいては高い抵抗制御効果が見られるが、界面活性剤を用いた場合と同様に、長期間の使用により添加した塩が表面にブリードアウトしてしまうという不具合があると同時に、極性が低いバインダー成分やTgが比較的高いバインダー成分においては抵抗制御効果が著しく低下するといった問題もあった。
また、上記(3)の方法では電気抵抗のばらつきや添加剤のブリードアウトの問題は少ないものの、イオン導電ポリマーをある程度多量に添加しないと抵抗値が低下しないことから、バインダー成分との相溶性が問題となることが多く、シームレスベルトの機械強度の低下や表面性の悪化という不具合が発生する場合があった。特にイオン導電ポリマーを用いて抵抗制御した樹脂組成物を、環状ダイスを用いて押出し成形することによりシームレスベルトを得る成形方法では、ベルトの軸方向にイオン導電ポリマーがスジ状に配列した状態に分散するために、ベルトが端部から引裂けやすいものとなり易かった。
ここで、イオン導電ポリマーとしてポリエーテルエステルアミドを含有したエンドレスベルトが提案されているが、ベルトの機械特性(耐引き裂き性)に関する記載はなく、それに関して一切考慮されていないものである(例えば、特許文献1参照)。また、本願発明者等は、熱可塑性樹脂、ポリエーテルエステルアミド、電解質及び絶縁性フィラーからなる電子写真ベルト部材により、ベルトのクリープ特性、耐屈曲性、電気抵抗の均一性、耐絶縁破壊性及び使用環境におけるベルト周長の安定性等に優れた電子写真ベルトを提案しているが、ベルトの耐引き裂き特性に関しては必ずしも満足できるものではなかった(例えば、特許文献2参照)。
一般的にポリエーテルエステルアミドなどの制電性ポリマーは熱可塑性樹脂などのバインダー樹脂中でスジ状の連続相を形成することにより制電性(半導電性)を発現すると考えられている。しかしながら、このようにスジ状に制電性ポリマーが分散した樹脂組成物により製造されたシームレスベルトは表面性が悪いため、これを転写搬送シームレスベルトとして画像形成装置に用い、画像を出力した場合には画像ががさつく傾向にあった。また、上記樹脂組成物からなる転写搬送シームレスベルトを、環状ダイスを用いた押出し成形により成形した場合には、押出方向(ベルトの軸方向)に制電性ポリマーがスジ状に配向し、ベルトが端部から裂け易いという問題を有していた。
一方、カルボジイミド化合物の使用例としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂等に添加することにより加水分解の防止効果を期待したものや(例えば、特許文献3参照)、樹脂の架橋剤として使用したもの(例えば、特許文献4参照)があった。
また、ホスファイト化合物やリン酸エステル化合物を、バインダー成分樹脂の酸化防止剤、エステル交換防止剤として使用した例がある(例えば、特許文献5参照)。さらに、中間転写体の表面層に酸化防止剤や加水分解防止剤などの耐候性付与剤を含有させて、飛び散り画像の改善を期待したもの(例えば、特許文献6参照)があった。
特公平08−007505号公報 特開2002−174933号公報 特許第3335257号公報 特開2000−338789号公報(第3頁) 特開2001−117385号公報 特開平11−024425号公報
本発明は、前述の問題点を解決した従来と異なる新規な画像形成装置用シームレスベルトを提案するものであり、電気抵抗が極めて均一で耐引き裂き特性に優れたシームレスベルトを提供することを課題とする。
本発明者等は電気抵抗の均一化には、カーボンブラック等の導電性フィラーを分散することにより主に電気抵抗を調整する電子導電系よりも、制電性ポリマーを用いたイオン導電系の方が有利であることに着目して鋭意検討した。
しかしながら上記背景技術において述べたように、ポリエーテルエステルアミドは優れた静電性を有しているが、これをシームレスベルトに含有させるとベルトの耐引き裂き性が低下するという問題があった。そこで、本発明者等は熱可塑性樹脂中に制電性ポリマーであるポリエーテルエステルアミドを添加しても、耐引き裂き性が低下しない配合に関して鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂中にポリエーテルエステルアミドと特定の化合物を特定の比率で配合することにより、電気抵抗が極めて均一で且つ表面性と耐引き裂き特性を満足したシームレスベルトを得ることが出来ることを見出した。
本発明のシームレスベルトは、画像形成装置に用いられるシームレスベルトであって、少なくとも、熱可塑性樹脂と、該熱可塑性樹脂100質量部に対して5〜50質量部のポリエーテルエステルアミドとを含み、
更に、下記一般式(1)で示される化合物、下記一般式(2)で示される化合物、下記一般式(4)で示されるペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、及び下記一般式(5)で示されるアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つを、前記ポリエーテルエステルアミドに対して総量で0.05〜10質量%含有することを特徴とする。
Figure 0004383901
(式(1)及び式(2)中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を示す。R、R、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
Figure 0004383901
(式(4)中、R 11 〜R 16 はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。)
Figure 0004383901
(式(5)中nは1〜2の整数、mは10〜30の整数を示す。)
本発明によれば、電気抵抗が極めて均一で、表面特性及び耐引き裂き特性に優れたシームレスベルトを提供できる。
本発明のシームレスベルトは、本発明のシームレスベルトは、画像形成装置に用いられるシームレスベルトであって、少なくとも、熱可塑性樹脂と、該熱可塑性樹脂100質量部に対して5〜50質量部のポリエーテルエステルアミドとを含み、
更に、下記一般式(1)で示される化合物、下記一般式(2)で示される化合物、下記一般式(4)で示されるペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、及び下記一般式(5)で示されるアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つを、前記ポリエーテルエステルアミドに対して総量で0.05〜10質量%含有することを特徴とする。
Figure 0004383901
(式(1)及び式(2)中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を示す。R、R、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
Figure 0004383901
(式(4)中、R 11 〜R 16 はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。)
Figure 0004383901
(式(5)中nは1〜2の整数、mは10〜30の整数を示す。)
本発明者等は、シームレスベルトの構成において、熱可塑性樹脂中にポリエーテルエステルアミドと、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つを含有させることにより、ベルトの表面性が悪化したり耐引き裂き特性が低下したりする問題を解決できることを見出した。

本発明において、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物を、ポリエーテルエステルアミドに加えて熱可塑性樹脂中に添加することにより、熱可塑性樹脂中でのポリエーテルエステルアミドの分散性が飛躍的に向上するため、該ポリエーテルエステルアミドを熱可塑性樹脂中で非常に均一に分散させることができる。従って、このような熱可塑性樹脂を用いることにより、従来のものに比べて耐引き裂き性が著しく向上したシームレスベルトを得られるという効果が得られる。このことは、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物が熱可塑性樹脂とポリエーテルエステルアミドとの相溶化剤的な作用を有していることによると考えられる。
ここで、特公平08−007505号公報には熱可塑性樹脂とポリエーテルエステルアミドを含有した制電性エンドレスベルトの記載があるが、本発明の必須成分である、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物に関する記載は一切なく、本発明のシームレスベルトを何ら示唆するものではない。
また、本発明者等が提案した、特開2002−174933号公報記載の発明においては、熱可塑性樹脂とポリエーテルエステルアミド等からなる電子写真ベルト中に、酸化防止剤等の添加剤を添加することできるが、上記公報における酸化防止剤添加の目的は熱可塑性樹脂及びポリエーテルエステルアミド等のイオン導電性ポリマーの酸化劣化を防止することであるため、その目的においては一般的に使用される非常に多種多様な酸化防止剤
を特に制限なく使用できる。これに対し、本発明においては特定の化合物を熱可塑性樹脂中に添加することにより、シームレスベルトの引き裂き強度を向上させるという新規な効果を見出している。このような本発明特有の効果は上記公報には何ら示唆されていない。
一方、特許第3335257号公報には加水分解防止剤としてのカルボジイミド化合物が開示されているが、本発明の必須成分であるポリエーテルエステルアミドに関する記載は一切見られず、熱可塑性樹脂とポリエーテルエステルアミドとカルボジイミド化合物(又はカルボジイミド化合物に代えてペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つ)を、ある一定範囲の比率により配合してなるシームレスベルトにおいて見出された本発明特有の効果を何ら示唆するものではない。
また、特開2000−338789号公報には絶縁性樹脂とカーボンブラックとからなる中間転写ベルトが開示されており、カルボジイミドを中間転写ベルトに添加することもできるという記載があるが、絶縁性樹脂とカーボンブラックとからなる中間転写ベルト中に、その他の添加剤を添加してもよいという一般論を述べているに過ぎず、本発明の配合比率を何ら示唆するものではないと同時に、本発明のシームレスベルトの必須成分であるポリエーテルエステルアミドに関する記載も一切ない。
更に、特開2001−117385号公報には熱可塑性ポリブチレンテレフタレート及び熱可塑性ポリカーボネートとからなるベース樹脂製分中に導電性フィラーを含有し、更にベース樹脂成分100質量部に対して0.1〜1質量部の酸化防止剤を含有する中間転写ベルトが記載されており、酸化防止剤の例として本発明で用いるペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物が記載されている。しかし、該公報において酸化防止剤を添加する目的は、熱可塑性ポリブチレンテレフタレートと熱可塑性ポリカーボネートのエステル交換の防止であり、本発明において、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つを添加する目的である、熱可塑性樹脂とポリエーテルエステルアミドの相溶性を向上させることによる耐引き裂き特性の向上とは全く異なるものであると同時に、該公報には本発明のシームレスベルトの必須成分であるポリエーテルエステルアミドの記載がなく、本発明を何ら示唆するものではない。
また、特開平11−024425号公報には、中間転写体の最外層に酸化防止剤や加水分解防止剤などの耐候性付与剤を1〜10重量%含有した中間転写体が記載されている。しかしながら該公報において、耐候性付与剤としては一般的に使用される多種多様な酸化防止剤、加水分解防止剤等を特に制限なく使用でき、該公報において耐候性付与剤を添加する目的は中間転写体表面の劣化を防止することによる飛び散り画像の低減であり、本発明において、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つを添加する目的である熱可塑性樹脂とポリエーテルエステルアミドの相溶性を向上されることによる耐引き裂き特性の向上とは全く異なるものであると同時に、該公報には本発明のシームレスベルトの必須成分であるポリエーテルエステルアミドの記載がなく、本発明を何ら示唆するものではない。
以下、本発明のシームレスベルトについて詳細に説明する。
[熱可塑性樹脂]
本発明に用いることのできる熱可塑性樹脂は、特に限定されるものではないが、ポリエ
ーテルエステルアミドの耐熱性を考慮して、おおよそ280℃以下の温度で加工できる樹脂が好ましい。特に熱可塑性フッ素系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポリオキシメチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアルキレンテレフタレート系樹脂が成形性、機械特性から好ましい。また、これらの熱可塑性樹脂は単独で用いても良いし、複数種を混合して用いても良い。
[ポリエーテルエステルアミド]
本発明のシームレスベルトに用いることのできるポリエーテルエステルアミドとしては、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12などの構成単位であるポリアミドブロック単位と、ポリエーテルエステル単位とからなる共重合体を主たる成分とする化合物を指す。ここで、ポリエーテルエステル単位としては、ポリエーテル単位とポリエステル単位とからなる共重合体の構成単位を示す。即ち、本発明に用いることのできるポリエーテルエステルアミドとしては、例えば、ラクタム若しくはアミノカルボン酸又はこれらの塩、ポリエチレングリコール、およびジカルボン酸(例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸など)から誘導された共重合体などが挙げられる。このようなポリエーテルエステルアミドの好適な具体例として、商品名ペレスタットシリーズ(三洋化成工業(株)製)や商品名イルガスタットシリーズ(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)等が挙げられるがこれらに限定されるものではなく、また、複数種を併用することも可能である。
ここで、ポリエーテルエステルアミドの添加量は熱可塑性樹脂100質量部に対して5〜50質量部の範囲である。この添加量は熱可塑性樹脂に対して10〜30質量部の範囲であることが好ましく、15〜25質量部の範囲であることがより好ましい。ポリエーテルエステルアミドの添加量が熱可塑性樹脂100質量部に対して5質量部未満では抵抗制御効果が少なく、一方50質量部を超える量を添加した場合にはポリエーテルエステルアミドと熱可塑性樹脂との相溶性が悪くなってしまい、ベルトとして使用した場合に裂け易いという不具合が生じる。
[ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、一般式(1)で示される化合物、一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物]
本発明で用いるペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物、及びアルキルアシッドホスフェート化
合物は、前述したように一般的にはリン系酸化防止剤として知られているが、本発明においては酸化防止剤ならどのようなものでの良いというものではなく、上記式(1)若しくは(2)で表される構造を有する化合物又はアルキルアシッドホスフェート化合物であることが必要である。上記式(1)においてRは炭素数1〜30のアルキル基であることが好ましく、R、R、R、R及びRは炭素数1〜10のアルキル基であることが好ましい。また、上記式(2)において、R及びRは炭素数1〜10のアルキル基であることが好ましい。
本発明で用いられるペンタエリスリトール型ホスファイト化合物としては下記一般式(4)で示される化合物である。下記式(4)で示される化合物の具体例としては、旭電化工業(株)製の商品名アデカスタブPEP−24G、GE Specialty Chemicals, Inc. 製
の商品名Ultranox 626(何れも式(4)においてR11、R13、R15、R16がt−ブチル基であり、R12、R14が水素である)、旭電化工業(株)製の商品名アデカスタブPEP−36(式(4)においてR11〜R14がt−ブチル基、R15、R16がメチル基である)等が挙げられる。
Figure 0004383901

(式中、R11〜R16はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。)
本発明で用いられる上記式(1)で示される化合物の具体例としては、旭電化工業(株)製の商品名アデカスタブHP−10(式(1)においてそれぞれRがオクチル基、R〜Rがt−ブチル基、Rが水素である)等が挙げられ、上記式(2)で示される化合物の具体例としては、旭電化工業(株)製の商品名アデカスタブ2112、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製の商品名Irgafos 168、城北化学工業(株)製の商品名JP−650(何れも式(2)においてR、Rがt−ブチル基である)等が挙げられる。
また、本発明で用いられるアルキルアシッドホスフェート化合物としては下記一般式(
5)で示される化合物が好ましく、具体的な例として、旭電化工業(株)製の商品名アデカスタブAX−71(式(5)においてnが1又は2、mが18である)等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
Figure 0004383901

(式中nは1〜2の整数、mは10〜30の整数を示す。)
本発明においてペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つのシームレスベルトへの添加量としては総量で上記ポリエーテルエステルアミドの添加量の0.05〜10質量%の範囲であり、好ましくは0.2〜4質量%の範囲である。より好ましくは、上記ポリエーテルエステルアミドの添加量に対して、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物及び上記一般式(2)で示される化合物から選ばれる少なくとも1つを総量で0.05〜1質量%(更に好ましくは0.1〜0.2質量%)とアルキルアシッドホスフェート化合物を0.5〜3質量%(更に好ましくは0.5〜1質量%)含有させることが、得られるベルトの表面性と耐引き裂き性を非常に高いレベルでバランスできることから好ましい。ここで、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物の添加量の総量がポリエーテルエステルアミドの添加量に対して0.05質量%未満では熱可塑性樹脂中へのポリエーテルエステルアミドの分散性向上効果が薄く、10質量%を超える場合には得られる製品の表面性の著しい低下が見られる。即ち、本発明のシームレスベルト中のポリエーテルエステルアミド並びに、ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物の含有量を上記範囲に調整することにより、シームレスベルトの抵抗制御効果を充分に発揮できる量のポリエーテルエステルアミドを熱可塑性樹脂中に均一に分散することができ、優れた抵抗制御効果を維持しつつも耐引き裂き特性に優れたシームレスベルトを提供することができる。
ペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物又はアルキルアシッドホスフェート化合物以外のリン系酸化防止剤(例えばアデカスタブ3010 旭電化工業(株)製)を用いた場合、熱可塑性樹脂中へのポリエーテルエステルアミドの分散性向上効果は得られず、耐引き裂き特性に劣るものとなってしまう。勿論、フェノール系酸化防止剤(例えばアデカスタブAO−70、AO−20 何れも旭電化工業(株)製)、イオウ系酸化防止剤(例えばアデカスタブAO−23,AO−412S 何れも旭電化工業(株)製)を用いた場合も同様に、熱可塑性樹脂中へのポリエーテルエステルアミドの分散性向上効果は得られない。
また、本発明のシームレスベルトには、添加剤として本発明の目的を阻害しない範囲でその他の成分を添加することができる。具体的には、有機顔料、無機顔料、pH調整剤、架橋剤、離型剤(例えばシリコーン系、フッ素系など)、カップリング剤、滑剤、導電性フィラー(例えば、カーボンブラック、導電性金属酸化物等)などを例示することができる。これらを2種以上組み合わせることも可能である。ここで、導電性フィラーを添加する際には、該物質添加後のベルト抵抗値Rbと該物質添加前のベルトの抵抗値Raとの関係がRa/Rb≦20を満たす範囲で添加する必要がある。この範囲を外れると、ベルト
の電気抵抗のばらつきが大きくなると同時に、ベルトの耐電圧特性が低下する。
本発明のシームレスベルトの製造方法としては、特に限定されるものではないが、製造コストを非常に低く抑えることができることから、環状ダイスを用いた押し出し成形(インフレーション成形、押し出しブロー成形を含む)が好ましい。
本発明において、熱可塑性樹脂中にポリエーテルエステルアミド、並びにペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物及びアルキルアシッドホスフェート化合物を分散する方法としては公知の混練、分散方法を使用できるが、高い分散能力と生産性を有することから2軸押出機による分散方法が好ましい。
本発明のシームレスベルトの電気抵抗値Rは5×10Ω≦R≦1×1010Ωの範囲で、且つ該電気抵抗値のばらつきが10未満であることが好ましい。上記電気抵抗値はより好ましくは5×10Ω≦R≦1×10Ωの範囲であり、電気抵抗値のばらつきはより好ましくは5未満である。電気抵抗値が上記の範囲よりも低い場合は、本発明のシームレスベルトを転写ベルトに用いた際に、文字等の鮮鋭性を要求される画像において飛び散りが顕著になり、抵抗が上記範囲よりも高い場合には、転写電流が十分に流れないことから画像濃度の低下が見られる。また、抵抗のばらつきが10以上の場合にはハーフトーン画像等において、画像濃度が不均一になるという不具合が発生する。
以下に、本発明のシームレスベルトの電気抵抗値の測定方法及び電気抵抗値のばらつきの測定方法を、図2を用いて説明する。
測定機としては、図2に示されるような電気特性測定装置を用いる。図2において、シームレスベルト200は、駆動ローラ201(JIS A硬度60°のゴム製、直径30mm)と電極ローラ202(アルミニウム製、直径30mm)及びテンションローラ204(アルミニウム製、直径20mm、テンション荷重50N)により張架されている。また、給電ローラ203がシームレスベルト200を介して電極ローラ202に対して20Nの力で当接されており、給電ローラ203は、抵抗の測定対象のベルトに対して十分に抵抗の低いゴムロールであり、JIS A硬度60°、直径は30mmである。
シームレスベルト200を、駆動ローラ201により100mm/secのスピードで矢印の方向に回転させ、高圧電源HV(例えばTReK社製MODEL610C)から給電ローラ203に+100Vの電圧を印加する。電極ローラ202とアースの間に既知の電気抵抗値(例えば1KΩ)を有する抵抗器Rを接続し、この抵抗器Rの両端の電位差をレコーダーRec.(例えば横河電機社製オシログラフィックレコーダーORM1200)に記録して、抵抗器R両端の電位差と抵抗器Rの抵抗値から、給電ローラ203と電極ローラ202との間に流れた電流(抵抗器Rに流れた電流に等しい)を計算し、その計算された電流値と印加電圧100Vからシームレスベルトの電気抵抗値を計算により求める。ここで、レコーダーRec.のサンプルレートを100Hzとして、ベルト1周分の抵抗値を測定し、その1周分のデータの平均値をシームレスベルトの電気抵抗値とし、ベルト1周内で抵抗の最も高いデータRmaxを抵抗の最も低いデータRminで除したRmax/Rminを転写搬送シームレスベルトの電気抵抗値のばらつきとする。
上述したように、本発明のシームレスベルトは画像形成装置に用いられるものである。具体的には、本発明のシームレスベルトは、中間転写ベルト、転写搬送ベルト、紙搬送ベルト及び定着ベルトに用いられる。また、本発明のシームレスベルトは、画像形成装置において、感光体ベルトの基体又は定着ベルトの基体としても用いることができる。本発明のシームレスベルトをこのような基体として用いる場合には、該シームレスベルト上に必
要な機能を有する膜、フィルム又はベルトを適宜形成することにより感光体ベルト又は定着ベルトとして用いることができる。中でも、本発明のシームレスベルトは、表面における電気抵抗値の均一性及び優れた耐引き裂き特性の観点から、中間転写ベルト及び転写搬送ベルトに好適に用いることができる。
以下、本発明のシームレスベルトを中間転写ベルトとして用いた本発明の画像形成装置である電子写真装置について、図1を用いて動作概略を説明する。図1に示す電子写真装置は、矢印方向に所定の周速で回転駆動される像担持体としての電子写真感光体1と、この電子写真感光体1の回転方向に沿ってその周囲に配置された、一次帯電器2、不図示の露光手段、第1〜第4の現像器を有する現像装置ユニット4、一次転写ローラ8(一次転写部材)、及び感光体クリーナー5を有する。電子写真感光体1は、回転過程で一次帯電器2により所定の極性、電位に一様に帯電処理される。次いで、不図示の露光手段(例えばレーザービームやLEDなど)による露光3を受ける。このようにして、目的のカラー画像の、第1の色成分像(例えばイエロー成分像)に対応した潜像が形成される。次いで、その静電潜像が、現像装置ユニット4のうち形成された静電潜像に対応した第1の現像器(イエロー現像器4Y)により現像される。
上記電子写真装置は、一次転写ローラ8によって電子写真感光体1に当接された本発明のシームレスベルトとしての中間転写ベルト6を有する。この中間転写ベルト6は矢印の方向に、電子写真感光体1とほぼ同じ表面速度(例えば電子写真感光体の周速に対して97〜103%程度)で回転駆動される。中間転写ベルト6には一次転写ローラ8を介して一次転写バイアス電源10から一次転写バイアスが印加され、電子写真感光体1上に形成された上記第1色のイエロー成分像は電子写真感光体1と中間転写ベルト6とのニップ部を通過する過程で、上記一次転写バイアスによって電子写真感光体1から中間転写ベルト6の外周面に転写(一次転写)される。本実施形態において、一次転写バイアスは、例えば100〜3000(V)程度である。
一方、電子写真感光体1は、中間転写ベルト6にトナー像を転写した後、感光体クリーナー5により転写残トナーが除去され、次の色成分の帯電・露光・現像・転写工程に備える。第1色成分と同様にして、第2〜第4色のトナー画像が順次、中間転写ベルト6上に積層転写されていく。この様にして、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が中間転写ベルト6上に形成される。
図1の電子写真装置において、中間転写ベルト6は二次転写対向ローラ12によって二次転写ローラ9(二次転写部材)に当接されている。更に、中間転写ベルト6上の、二次転写対向ローラ12との当接位置の下流側にベルトクリーニング部材としての中間転写ベルトクリーナー7が設けられている。なお、第1色から第3色の一次転写工程において、二次転写ローラ9及び中間転写ベルトクリーナー7は、中間転写ベルト6の表面から離れている。
目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が中間転写ベルト6上に形成された後、二次転写ローラ9が中間転写ベルト6に当接され、給紙ローラ15から中間転写ベルト6と二次転写ローラ9との間に所定のタイミングで転写材13が搬送される。そして、バイアス電源11から二次転写ローラ9を介して印加される二次転写バイアスによって、中間転写ベルト上のトナー像は転写材13に転写(二次転写)される。そして、そのトナー像が転写された転写材13は定着器16へ導入され、トナー像は転写材13に定着される。転写材13への画像転写終了後、中間転写ベルト6には中間転写ベルトクリーナー7が当接され、中間転写ベルト6上の二次転写残トナーが除去される。
以上が本発明のシームレスベルトを中間転写ベルトとして用いた画像形成装置の動作概
略であるが、本発明のシームレスベルトは、図1に示すような画像形成装置以外にも勿論適用可能である。図4は、本発明のシームレスベルトを用いた画像形成装置の第2の実施形態を示す図である。図4において画像形成装置は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックからなる第1〜第4色のトナー画像をその表面に担持するための電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kと、これら電子写真感光体の回転方向に沿ってその周囲に配置された、一次帯電器2Y、2M、2C及び露光光3Y、3M、3C及び3Kを照射する不図示の露光手段、現像器4Y、4M、4C及び4K、転写部材としての転写ローラ81Y、81M、81C及び81K、及び感光体クリーナー5Y、5M、5C及び5Kを有する、いわゆるタンデム方式の電子写真装置である。
図4において、現像器4Y、4M、4C及び4Kにはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが収容されており、電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kの表面には、目的のカラー画像の各色成分のトナー画像が形成される。本発明のシームレスベルトである転写搬送ベルト61は、転写ローラ81Y、81M、81C及び81K並びにローラ91〜93によって張架されており、電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kの回転に伴って回転駆動されている。
一方、給紙カセット14に格納された転写材13は、給紙ローラ15により電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kと転写搬送ベルト61との間に所定のタイミングで順次搬送される。この時、各電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kに形成された各色のトナー画像は、転写バイアス電源11Y、11M、11C及び11Kから転写ローラ81Y、81M、81C及び81Kを介して転写搬送ベルト61に印加された転写バイアスによって転写材13上に順次重ね合わせて転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が転写材13上に形成される。そして、合成カラートナー像が形成された転写材13は定着器16へ導入され、合成カラートナー像は転写材13に定着される。転写材13への画像転写終了後、転写ベルトクリーナー72により転写搬送ベルト61上の転写残トナーが除去される。
図5は、本発明のシームレスベルトを用いた画像形成装置の第3の実施形態を示す図である。図5に示す装置は図4の電子写真装置において、本発明のシームレスベルトを転写搬送ベルト61の代わりに中間転写ベルト62として用いたものであり、図4と同じ部材には同一の符号を付している。
本発明のシームレスベルトである中間転写ベルト62は、一次転写ローラ8Y、8M、8C及び8Kを介して各電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kに当接されており、これら一次転写ローラ、ローラ91、92及び二次転写対向ローラ93によって張架されている。この中間転写ベルト62は、電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kの回転に伴って回転駆動されている。また、二次転写対向ローラ93は、中間転写ベルト62を介して二次転写ローラ9に当接している。図4の電子写真装置と同様の方法により各電子写真感光体1Y、1M、1C及び1Kに形成された各色のトナー画像は、中間転写ベルト62の回転に伴って該中間転写ベルト62上に順次重ね合わせて転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像が中間転写ベルト62上に形成される。
一方、給紙カセット14に格納された転写材13は、給紙ローラ15により中間転写ベルト62と二次転写ローラ9との間に所定のタイミングで順次搬送される。この時、二次転写バイアス電源11から二次転写ローラ9を介して中間転写ベルト62に印加された二次転写バイアスによって、中間転写ベルト62上の合成カラートナー像は転写材13上に転写される。そして、合成カラートナー像が形成された転写材13は定着器16へ導入され、合成カラートナー像は転写材13に定着される。転写材13への画像転写終了後、中間転写ベルトクリーナー71によって転写搬送ベルト62上の転写残トナーが除去される
即ち、本発明のシームレスベルトは、図4に示すような複数の電子写真感光体と転写搬送ベルトの間に転写材を通して画像を得る電子写真装置や、図5に示すような複数の電子写真感光体と中間転写ベルトを用いる画像形成装置等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
以下実施例をもって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
[実施例1]
ポリカーボネート樹脂(出光石油化学(株)製 AC3010) 100質量部
ポリエーテルエステルアミド(三洋化成工業(株)製 ペレスタット6321)
20質量部
ホスファイト化合物(旭電化工業(株)製 アデカスタブ2112) 0.1質量部
アルキルアシッドホスフェート化合物(旭電化工業(株)製 アデカスタブAX−71)
0.5質量部
上記材料を、2軸押出機を用いて240〜260℃で溶融混練することにより制電性樹脂組成物を得た。得られた制電性樹脂組成物を240〜260℃で押出成形することにより厚さ100μm、直径140mm、幅250mmのシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、以下の電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
<電気特性試験>
(電気抵抗値と抵抗のばらつきの測定)
図2に示される電気特性測定装置にベルトを装着してシームレスベルトの電気抵抗値と電気抵抗値のばらつきを測定した。
<画像出力試験>
(画像評価)
作製したシームレスベルトを図1に示される画像形成装置の中間転写ベルトとして装着してフルカラー画像を出力し、得られる画像品位を以下のように評価した。
○:良好な画像が得られるもの
△:軽微な画像不良が観測されるが概ね良好であり、実使用上問題ないレベルと判断できるもの
×:顕著な画像不良が観測され、実使用に耐えられないレベルと判断されるもの
<耐引き裂き性試験>
(耐引き裂き性評価)
作製したシームレスベルトを以下に説明するような、図3に示されるベルト空回転試験機に装着し、50万回転の空回転試験を行った。50万回転後もベルトに破れ等の不具合が見られないものを◎、20万回転以上経過した時点でベルトに破れ等の不具合が発生したものを○、10万回転以上20万回転未満の時点でベルトに破れ等の不具合が発生したものを△、10万回転未満の時点でベルトに破れ等の不具合が発生したものを×とし、◎、○、△と評価されたものを実用可能と判断した。
図3においてシームレスベルト300は駆動ローラ301(JIS A硬度60°のゴム製、直径は30mm)、従動ローラ302(アルミニウム製、直径30mm)及びテンションローラ303(アルミニウム製、直径20mm、テンション荷重50N)に張架されており、シームレスベルト300は駆動ローラ301により100mm/secのスピードで矢印方向に駆動されている。
<耐電圧特性試験>
図2に示される電気特性測定装置にベルトを装着し、シームレスベルトの耐電圧特性を評価した。測定方法を以下に示す。
(1)1kVの直流電圧を20秒間印加してリーク(絶縁破壊)の有無を確認した。
(2)1kVの直流電圧を印加してもリークを起こさない場合は、2.0kVの直流電圧を20秒間印加してリークの有無を確認した。
耐電圧特性を以下のように評価した。
○:2.0KVの電圧を印加してもリークしなかったもの
△:1.0KVの電圧ではリークしないが、2.0KVの電圧ではリークするもの
×:1.0KVの電圧を印加してリークしてしまうもの
実施例2
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更し、溶融混練温度、押出成形温度を190〜220℃とした以外は、実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例3
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更し、溶融混練温度、押出成形温度を190〜210℃とした以外は、実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作
製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。

実施例4
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例5
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更し、溶融混練温度、押出成形温度を200〜220℃とした以外は、実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例6
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例7
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例5と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した
。評価結果を表2に示す。
実施例8
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例2と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例9
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例10
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例11
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例2と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例12
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例13
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例3と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例14
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例15
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例2と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例16
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例5と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例17
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
実施例18
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例3と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
[比較例1]
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例2と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
[比較例2]
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更し、溶融混練温度、押出成形温度を260〜280℃とした以外は、実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
[比較例3]
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
[比較例4]
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
[比較例5]
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例5と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
比較例6
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例5と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
比較例7
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例3と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
比較例8
シームレスベルトの材料の配合を表1に示すように変更した以外は実施例2と同様の方法によりシームレスベルトを作製した。得られたベルトについて、実施例1と同様に電気特性試験、画像出力試験、耐引き裂き性試験及び耐電圧特性試験をそれぞれ行い評価した。評価結果を表2に示す。
Figure 0004383901
表中の各記号は以下の物質名を示す。
A:ポリフッ化ビニリデン樹脂(商品名;KFポリマー#850 呉羽化学工業(株)製

B:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(商品名;トヨラック600
東レ(株)製)
C:ポリオキシメチレン樹脂(商品名;テナック2010 旭化成(株)製)
D:ポリカーボネート樹脂(商品名;タフロンAC3010 出光石油化学(株)製)
E:ポリブチレンテレフタレート樹脂(商品名;ジュラネックス800FP ウィンテッ
クポリマー(株)製)
F:ポリエーテルエステルアミド(商品名;ペレスタットNC6321 三洋化成工業(
株)製)
G:導電性カーボンブラック(商品名;デンカブラック 電気化学工業(株)製)
:ペンタエリスリトール型ホスファイト(商品名;アデカスタブPEP−36)
:一般式(1)で表されるホスファイト(商品名;アデカスタブHP−10)
:一般式(2)で表されるホスファイト(商品名;アデカスタブ2112)
:アルキルアシッドホスフェート(商品名;アデカスタブAX−71)
:その他のリン系酸化防止剤(商品名;アデカスタブ3010)
:イオウ系酸化防止剤(商品名;アデカスタブAO−412S)
Figure 0004383901

本発明のシームレスベルトを中間転写ベルトとして用いた画像形成装置の好適な一例を示す概略断面図 電気特性測定装置の概略断面図 ベルト空回転試験機の概略断面図 本発明のシームレスベルトを転写搬送ベルトとして用いた画像形成装置の好適な一例を示す概略断面図 本発明のシームレスベルトを中間転写ベルトとして用いた画像形成装置の他の好適な一例を示す概略断面図
符号の説明
1、1Y、1M、1C、1K 電子写真感光体
2、2Y、2M、2C、2K 一次帯電器
3、3Y、3M、3C、3K 露光光
4 現像装置ユニット
4Y イエロー色現像器(第1の現像器)
4M マゼンタ色現像器(第2の現像器)
4C シアン色現像器(第3の現像器)
4K ブラック色現像器(第4の現像器)
5、5Y、5M、5C、5K 感光体クリーナー
6、62 中間転写ベルト
7、71 中間転写ベルトクリーナー
8、8Y、8M、8C、8K 一次転写ローラ
9 二次転写ローラ
10、10Y、10M、10C、10K 一次転写バイアス電源
11 二次転写バイアス電源
11Y、11M、11C、11K 転写バイアス電源
12、93 二次転写対向ローラ
13 転写材
14 給紙カセット
15 給紙ローラ
16 定着器
72 転写ベルトクリーナー
81Y、81M、81C、81K 転写ローラ
200、300 シームレスベルト
201、301 駆動ローラ
202 電極ローラ
203 給電ローラ
204、303 テンションローラ
302 従動ローラ
R 抵抗器
HV 高圧電源
Rec. レコーダー

Claims (4)

  1. 画像形成装置に用いられるシームレスベルトであって、少なくとも、熱可塑性樹脂と、該熱可塑性樹脂100質量部に対して5〜50質量部のポリエーテルエステルアミドとを含み、
    更に、下記一般式(1)で示される化合物、下記一般式(2)で示される化合物、下記一般式(4)で示されるペンタエリスリトール型ホスファイト化合物、及び下記一般式(5)で示されるアルキルアシッドホスフェート化合物から選ばれる少なくとも1つを、前記ポリエーテルエステルアミドに対して総量で0.05〜10質量%含有することを特徴とするシームレスベルト。
    Figure 0004383901
    (式(1)及び式(2)中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール基又はアラルキル基を示す。R、R、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
    Figure 0004383901
    (式(4)中、R 11 〜R 16 はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基を示す。)
    Figure 0004383901
    (式(5)中nは1〜2の整数、mは10〜30の整数を示す。)
  2. 前記熱可塑性樹脂が、熱可塑性フッ素系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系共重合樹脂、ポリオキシメチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂及びポリアルキレンテレフタレート系樹脂から選ばれることを特徴とする請求項1に記載のシームレスベルト。
  3. 像担持体に形成された静電潜像を現像剤により可視化し、これを転写材上に転写して定着させることにより画像を形成する画像形成装置であって、請求項1または2に記載のシームレスベルトを有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記シームレスベルトを中間転写ベルト及び/又は転写搬送ベルトとして用いることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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