JP4383374B2 - X線回折装置 - Google Patents

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本発明は、試料で回折したX線をX線検出手段によって検出するX線回折装置に関する。
一般に、X線回折装置では、X線源で発生したX線を試料に照射し、そのX線照射時に試料で回折したX線をX線検出器によって検出する。また、このX線回折装置は、X線源、試料、X線検出器等といった構成要素を移動させるための複数の移動系を有することが多い。例えば、X線源を試料を中心として回転させるθs移動系、X線検出器を試料に対して回転させるθd移動系、その他、種々の移動系が設置される。そして、これらの移動系を単独で作動させることにより、又はそれらの移動系のうちの複数を連動させることにより、複数の構成要素のうちの適宜の1つ又は複数を移動させながら測定が行われる。
このような測定の際にその測定の基準となる軸は測定軸と呼ばれている。例えば、X線源が試料を見込む角度θsを変化させるときの測定軸としてθs軸が知られている。このθs軸はθs移動系を単独で作動させることによって実現される。また、X線検出器が試料を見込む角度θdを変化させるときの測定軸としてθd軸が知られている。このθd軸はθd移動系を単独で作動させることによって実現される。また、試料に入射するX線に対する回折X線の成す角度2θを規定する測定軸として2θ軸が知られている。この測定軸はθs移動系とθd移動系とを互いに関連して作動させることによって実現される。
上記複数の測定軸のうちの1つの測定軸に関して測定を行うと、その1つの測定軸に関する測定データが得られる。例えば、2θ軸に関して測定を行えば、回折角度2θと回折線強度Iとの関係を表わす測定データ(2θ,I)が得られる。このような測定データは、従来、例えばCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、フラットディスプレイ等といった表示装置の画面上にグラフの画像として表示されることがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−250704号公報(第7頁、図7)
従来、X線回折装置を用いて測定されたデータを表示装置の画面上に表示する技術として、次の技術が知られている。すなわち、例えば図16に示すように、ディスプレイの画面51内の所定領域にプロファイルを表示するための領域を設定しておき、測定軸が変わる毎に新しい測定軸に関するプロファイルをその領域に上書きし、前のプロファイルは消してゆくという表示技術である。この従来の技術では、異なる測定軸の間でプロファイルを比較することが非常に難しかった。なお、この従来技術では、複数の異なる測定軸に関するプロファイルデータが別々のファイルに保存されていた。
また、従来のX線回折装置において次の表示技術も知られている。すなわち、例えば図17から図19に示すように、第1番目の測定軸(ω軸)に関するプロファイルが得られるとそれを画面の所定領域に表示し(図17)、次の異なる測定軸(2θ軸)に関するプロファイルが得られると、画面を2分割してその得られたプロファイルを元のプロファイルと共に表示し(図18)、さらに次の異なる測定軸(φ軸)に関するプロファイルが得られると、画面を3分割してその得られたプロファイルを元の2つのプロファイルと共に表示する(図19)という表示技術である。
この従来の技術では、測定軸が変わる毎に画面を分割して表示するので、プロファイルの表示サイズが小さくなるという問題があった。また、プロファイル表示の大きさを統一できないという問題があった。また、この従来技術では、複数の異なる測定軸に関するプロファイルデータが別々のファイルに保存されていた。このため、図19に示す分割表示を一旦解消すると、その分割表示を再度表示することができないという問題があった。
本発明は、従来のX線回折装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、複数の異なる測定軸を用いて得られた複数のデータを表示することに関して、それら複数のデータを有効に活用できるX線回折装置を提供することを目的とする。
本発明に係るX線回折装置は、X線を発生するX線源と、試料を支持する試料支持手段と、X線を検出するX線検出手段と、測定の基準となる複数の測定軸と、画像を表示する表示手段と、該表示手段に供給する画像データを生成する画像データ生成手段とを有し、前記画像データ生成手段は、前記複数の測定軸の個々に関する測定データをTAB表示と共に個別に表示するための画像データを生成し、前記複数のTAB表示のうちの1つが指示されたときに当該TAB表示に対応する測定データを画面上に表示するための画像データを生成することを特徴とする。
上記の測定軸とは、測定を行う際にその測定の基準となる軸のことである。X線回折装置にはX線源、試料指示装置、X線検出装置、その他、種々の構成要素が含まれる。また、これらの構成要素を移動させるための各種の駆動系も含まれる。上記の測定軸はこれらの駆動系を1つずつ単独に作動させることによって実現される場合もあるし、複数の駆動系の動作の組み合わせによって1つの測定軸が実現されることもある。このような測定軸としては、例えば、
(1)入射X線に対する回折角度2θを規定する2θ軸、
(2)試料に入射するX線の入射角度ωを規定するω軸、
(3)試料に入射するX線の入射角度ωと試料で回折するX線の回折角度2θとを連動して規定する2θ/ω軸、
(4)X線発生系が試料を見込む角度θsを規定するθs軸、
(5)X線検出手段が試料を見込む角度θdを規定するθd軸、
(6)試料のあおり移動を規定するRx軸及びRy軸、
(7)試料の垂直方向の昇降移動を規定するZ軸、又は
(8)試料の面内回転を規定するφ軸
等が考えられる。
なお、上記各種の測定軸を実現するための移動系としては、例えば
(a)試料を通る水平軸線を中心としてX線発生系を回転させることによりそのX線発生系から試料へ向かうX線の出射角度θsを調整するための移動系であるθs移動系や、
(b)X線発生系から出射するX線の光軸に対して直角方向のX線発生系の位置を微調整するための移動系であるTs移動系や、
(c)モノクロメータへ入射するX線の入射角度ωMを調整するための移動系であるωM1移動系や、
(d)試料を垂直方向へ平行移動させる移動系であるZ移動系や、
(e)試料をあおり移動させるための移動系であるあおり移動系や、
(f)試料を面内回転移動させるための移動系であるφ移動系や、
(g)試料を通る水平軸線を中心としてX線検出器を回転させることにより、そのX線検出器が試料を見込む角度θdを調整するための移動系であるθd移動系
等が考えられる。
また、上記「表示手段」としては画像表示装置、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)を用いたディスプレイや、液晶パネル等といったフラットパネルを用いたディスプレイを用いることができる。また、上記「画像データ生成手段」は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、画像信号処理装置、VRAM(ビデオラム)等を用いたコンピュータシステムを用いることができる。
また、上記「TAB表示」は、コンピュータの画面表示における1つの表示技術のことであり、ウインドウ表示(すなわち、枠内に表示)される表示内容を指し示すラベル表示のことである。コンピュータのOS(オペレーション・システム)として近年広く用いられているWINDOWS(登録商標)では、多種類の表示内容をディスプレイの画面内において複数の枠内に個別に表示できるように設定されている。そして、複数の枠表示は画面内に同時に並べて又は重ねて表示される。「TAB表示」は、例えば、その枠の外側へ張り出す画像として形成されるものである。複数の枠状の表示内容が画像的に互いに重なって表示されることにより、一部の表示内容が他の表示内容に画像的に隠れて見えない場合でも、各表示内容に対応するTAB表示は全て画面内で視認できるように表示される。
上記構成の本発明に係るX線回折装置によれば、複数の測定軸の個々に関する測定データをTAB表示と共に画面上に表示し、複数のTAB表示のうちの1つがオペレータのポインティング操作、例えばマウス入力装置を用いた入力操作によって指示されたときには、そのTAB表示に対応する表示内容を画面に表示するようにした。このため、複数の異なる測定軸に関して得られた複数のデータを、画面上のTAB表示に対して簡単な操作を行うだけで、表示手段の画面上で有効に活用できるようになった。
次に、本発明に係るX線回折装置において、前記画像データ生成手段は、前記表示手段の画面上に複数の測定データを分割表示するための画像データを生成することが望ましい。分割表示とは、複数の測定データを表示する画面枠の全体を表示手段の画面内の別々の領域に表示するものである。
次に、本発明に係るX線回折装置は、測定データを記憶するための記憶手段をさらに有し、該記憶手段は、前記複数の測定軸の個々に関する測定データを1つのファイル内にまとめて格納することが望ましい。測定データの保存の仕方としては、複数の測定データの1つ1つを個別のファイル内に格納するというファイル管理手法も考えられる。しかしながらこの方法では、測定データを読み出す際に複数存在するファイルを1つずつ認識した上で必要なファイルを指定しなければならず、簡単で迅速なデータ処理を行うことが難しい。これに対し、上記のように測定データを1つのファイル内にまとめて格納することにすれば、複数の測定データに対する処理を非常に行い易くすることができる。
以下、本発明に係るX線回折装置を一実施形態を挙げて説明する。なお、本発明がその実施形態に限定されないことはもちろんである。
図1は、本発明に係るX線回折装置の一実施形態を示している。このX線回折装置1は、適宜の物質を試料として測定を行う測定装置2と、キーボード、マウス等によって構成される入力装置3と、表示手段としての画像表示装置4と、印刷手段としてのプリンタ6と、CPU(Central Processing Unit)7と、RAM(Random Access Memory)8と、ROM(Read Only Memory)9と、外部記憶媒体としてのハードディスク11とを有する。これらの要素はバス12によって互いにつながれている。
画像表示装置4は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等といった画像表示機器によって構成されており、画像制御回路13によって生成される画像信号に従って画面上に画像を表示する。プリンタ6は、インクプロッタ、ドットプリンタ、インクジェットプリンタ、静電転写プリンタ、その他任意の構造の印刷用機器を用いることができる。なお、ハードディスク11は、光磁気ディスク、半導体メモリ、その他任意の構造の記憶媒体によって構成することもできる。
ハードディスク11の内部には、本実施形態に係るX線回折装置1の全般的な動作を司る分析用アプリケーションソフト16と、測定装置2を用いた測定処理の動作を司る測定用アプリケーションソフト17と、画像表示装置4を用いた表示処理の動作を司る表示用アプリケーションソフト18とが格納されている。これらのアプリケーションソフトは、必要に応じてハードディスク11から読み出されてRAM8へ転送された後に所定の機能を実現する。また、ハードディスク11の内部には、測定装置2によって求められた各種の測定データを記憶するためのデータファイル19が設けられている。
複数の測定データを記憶するためのファイル管理方法としては、個々の測定データを個別のファイル内に格納する方法も考えられるが、本実施形態では、図1(a)に示すように、複数の測定データを1つのデータファイル19内に単に連続して格納することにしている。なお、図1(a)において「条件」と記載された記憶領域は、測定データが得られたときの測定条件を記憶するための領域である。このような測定条件としては、例えば、(1)測定開示時刻、(2)測定終了時刻、(3)走査移動系の移動速度、(4)走査条件、(5)試料に入射するX線の種類、(6)試料高温装置等といったアタッチメントの有無、その他の各種の条件が考えられる。
測定装置2としては、例えば、図2に示す装置を用いることにする。この測定装置2は、測定対象である試料Sを支持する試料支持装置21と、X線を発生するX線源22と、X線を検出するX線検出器23とを有する。X線源22と試料Sとの間には、例えば単結晶材料によって形成されたモノクロメータ24が設けられている。X線検出器23は、例えば、ゼロ次元カウンタであるSC(Scintillation Counter)によって構成できる。この測定装置2は、粉末試料の解析や、単結晶試料の解析や、単結晶の薄膜試料の解析を行うことができる。
X線源22は、例えば、加熱されて熱電子を放出する陰極、すなわちフィラメントと、フィラメントから出た熱電子が高速で衝突する対陰極、すなわちターゲットとを用いて構成できる。フィラメントから出た熱電子がターゲットに衝突する領域がX線焦点であり、このX線焦点からX線が放射される。熱電子が衝突するターゲットの表面は、例えば銅(Cu)によって形成することができ、この場合には、CuKαの特性線を含んだ連続X線がX線焦点から放出される。なお、X線焦点からは、断面点状のX線、いわゆるポイントフォーカスのX線を取り出すこともできるし、あるいは、断面長方形状のX線、いわゆるラインフォーカスのX線を取り出すこともできる。
X線源22及びモノクロメータ24を含んだX線発生系20は、Ts移動系25によって支持される。また、Ts移動系25はθs移動系26によって支持される。θs移動系26は、試料Sを通る水平線X0を中心としてX線発生系20を回転させることにより、X線源22から出射してモノクロメータ24で単色化されたX線の水平線X0に対する出射角度θsを調整するための移動系である。なお、X線発生系20はモノクロメータ24を含まない構成とすることができる。そしてこの場合には、X線発生系20から出射するX線の出射角度θsはX線源22から出射するX線の出射角度ということになる。また、Ts移動系25は、X線発生系20から出て試料Sへ入射するX線の光軸に対して直角の方向Tsに沿ってX線発生系20の位置を微調整するための移動系である。
X線源22から出たX線はモノクロメータ24へ照射される。モノクロメータ24はωM1移動系28に支持されている。このωM1移動系28は、モノクロメータ24へ入射するX線の入射角度ωMを調整するための移動系である。モノクロメータ24はX線源22から放射された連続X線から自らの材質に対応した特性X線を回折して出射する。モノクロメータ24は、例えばCuKαを回折によって出射し、この回折線はスリットS1を通って試料Sへ入射する。
試料Sを支持する試料支持装置21は、試料Sを垂直方向(すなわち、Z方向)へ平行移動させるZ移動系31と、そのZ移動系31によって支持されたφ移動系32と、そのφ移動系32によって支持されたあおり移動系33とを有する。試料Sは直接的には、あおり移動系33によって支持されている。φ移動系32は、試料Sを直角方向に横切る軸線であるφ軸線を中心として試料Sを矢印φのように回転、いわゆる面内回転させる移動系である。
あおり移動系33は試料Sを矢印Rx及び矢印Ryのように、あおり移動させるための移動系である。ここで、あおり移動Rxは、試料Sに入射するX線に対して横方向のあおり移動である。また、あおり移動Ryは、試料Sに入射するX線に沿った方向のあおり移動である。次に、Z移動系31は試料Sを垂直方向(すなわち、Z方向)へ平行移動させるための移動系である。
試料SにX線が入射した場合、入射X線と試料Sとの間で回折条件、いわゆるブラッグ条件が満足されると、X線が試料Sで回折する。この回折線は受光スリットS2に集光して該スリットS2を通過した後、X線検出器23によって検出される。スリットS3は不要なX線がX線検出器23に取り込まれることを防止するためのスリットである。X線検出器23はθd移動系37によって支持されている。θd移動系37はX線検出器23の入射X線に対する角度2θを調整するためにX線検出器23を水平軸線X0を中心として回転させるための移動系である。
本実施形態に係る測定装置2は複数の測定軸を持っている。これらの測定軸とは、X線発生系20、試料S、X線検出器23等といった要素を単独で又は連動して移動させるときの基準となる軸のことである。これらの測定軸に関しては、上記の各移動系のうちの1つの単独の動作によって実現される測定軸もあるし、上記の各移動系のうちの複数の連動によって実現される測定軸もある。以下、これらの測定軸について説明する。
(1)θs軸
この測定軸は、X線発生系20が試料Sを見込む角度θsを変化させるときの測定軸である。この測定軸は、θs移動系26が作動してX線発生系20を回転移動させるときの基準となる回転軸のことである。
(2)θd軸
この測定軸は、X線検出器23が試料Sを見込む角度θdを変化させるときの測定軸である。この測定軸は、θd移動系37が作動してX線検出器23を回転移動させるときの基準となる回転軸のことである。
(3)Rx軸
この測定軸は、試料Sのあおり角度Rxを変化させるときの測定軸である。この測定軸は、あおり移動系(Rx)34が作動して試料SをRx方向へあおり移動させるときの基準となる回転軸のことである。
(4)Ry軸
この測定軸は、試料Sのあおり角度Ryを変化させるときの測定軸である。この測定軸は、あおり移動系(Ry)34が作動して試料SをRy方向へあおり移動させるときの基準となる回転軸のことである。
(5)Z軸
この測定軸は、試料Sを垂直方向(すなわち、上下方向)へ平行移動させるときの測定軸である。この測定軸は、Z移動系31が作動して試料Sを垂直方向、すなわちZ方向へ平行移動させるときの基準となる軸のことである。
(6)φ軸
この測定軸は、試料Sを面内回転させるときの測定軸である。この測定軸は、φ移動系32が作動して試料Sを垂直軸線φを中心として回転移動させるときの基準となる軸のことである。
(7)2θ軸
この測定軸は、試料Sに入射するX線に対する回折X線の成す角度2θを規定する測定軸である。回折角度2θは2θ=θs+θdによって決まる値であり、θs移動系26とθd移動系37との連動によって決まる値である。
(8)ω軸
この測定軸は、試料Sに入射するX線の入射角度ωを規定する軸である。ω軸はθs軸と同じ測定軸のように感じられるが、角度θsはθs移動系26の単独の動作によって規定される角度であるのに対し、角度ωは回折角度2θを保持したままその値を変化させなければならない。すなわち、角度θsはθs移動系26の単独の動作によって変化させることができるのに対し、角度ωはθs移動系26とθd移動系37を、θd=2θ―θsとなるように連動させることにより変化させることができる。このように動かしたとき、角度ωは角度θsに一致する。このような事情から、ω測定軸とθs測定軸とは互いに異なった測定軸として存在する。
(9)2θ/ω軸
この測定軸は、X線入射角度ωとX線回折角度2θとを互いに連動して変化させる際の基準となる軸である。この2θ/ω軸は、θs移動系26とθd移動系37との連動によって決まる値である。
以下、上記構成より成るX線回折装置1の動作を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。図1の入力装置3を介してオペレータによってスタートの指示が成されると、分析用アプリケーション16が起動して図4のメインフレーム41が図1の画像表示装置4の画面上に表示される。
これを見たオペレータは、測定を開始する前に図2の測定装置2内の各光学要素の初期位置を調整することができる。この初期位置の調整はゼロ調整と呼ばれることがある。オペレータがゼロ調整を希望する場合、オペレータは図4のメインフレーム41内のメニューバー42内の該当するアイコンを指示する。図1のCPU7が図3のステップS2においてゼロ調整の指示があったことを確認すると(ステップS2でYES)、ステップS3でゼロ調整を行う。
具体的には、図2において、試料支持装置21によって試料Sを支持しない状態でX線光路上の適所にX線フィルタを配置した上で、X線源22からX線を放射し、θs移動系26、Ts移動系25等といった各移動系を調節しながら、X線検出器23によってX線を検出する。そして、各移動系を適切な位置にセットする。
その後、オペレータが測定を希望する場合には、オペレータは図4の画面のメニューバー42で「マニュアル制御」を選択する。すると、メインフレーム41内の適所に図5に示すようなマニュアル制御画面43が表示される。このマニュアル制御画面43を詳細に示せば図6の通りである。オペレータは、このマニュアル制御画面43に掲示されたアイコンをマウス入力装置を用いてクリック指示することにより、各種の測定条件を設定できる。図6では、矢印Aで示すように測定軸として2θ測定軸が選択された状態を示している。この状態でオペレータが「測定実行」のアイコン44をクリック指示すると、図2の測定装置2において2θ測定軸に関する測定が次のようにして行われる。
すなわち、図3のステップS4において、CPUは、オペレータによって測定の指示がなされたか否かをチェックする。指示が成されていると判断すると(ステップS4でYES)、ステップS5において、図2のいずれの測定軸が選択されているかをチェックする。少なくとも1つの測定軸が選択されていれば、CPUはステップS6において測定のルーチンを実行する。測定のルーチンが開始されると、図1の測定用アプリケーション17が起動し、図2において、選択された測定軸に関して測定が実施される。例えば、図6に示した場合では2θ測定軸が選択されているので、図2においてθs移動系26及びθd移動系37を作動させて測定が行われる。この場合、角度2θは、2θ=θs+θdによって決められる。
この測定が行われている間、CPUは図3のステップS7でリアルタイム表示の指示がオペレータによってなされているか否かをチェックし、成されていると判断した場合には(ステップS7でYES)、ステップS8において表示のルーチンを実行する。表示のルーチンが開始されると、図1の表示用アプリケーション18が起動して、図2の測定装置2によって行われている測定の結果をその測定の最中に図7に示すようなプロファイルP1としてメインフレーム41の一部の領域に表示する。
図7では回折角度2θが7.0°から9.0°の範囲内の全ての測定データがプロファイルP1として表示されている状態を示しているが、実際には、測定の経過に従ってプロファイルP1が低角度側から徐々に表示される。図7の画面で表示されているマニュアル制御画面43は、図8に示す画面、すなわち2θ測定軸が選択されている状態の画面である。このマニュアル制御画面43内には、2θ測定軸を用いて行われる測定における各種の条件も併せて表示されている。この条件は、予め図1のハードディスク11の中に記憶させておいても良いし、測定を行うたびにオペレータが指示しても良い。
図7において、プロファイルP1が表示されたウインドウには「2θ」を指示するTAB表示45が表示されている。このTAB表示45は、表示されているプロファイルP1が2θ測定軸に関する測定データに基づくものであることを指示している。図2の測定装置2を用いて2θ測定軸に関する測定が終了すると、CPUは測定された(2θ,I)のデータを図3のステップS9において図1のRAM8へ一時的に記憶する。
その後、ステップS12において測定の終了がオペレータによって指示されているか否かがチェックされ、終了が指示されていないと判断されれば(ステップS12でNO)、ステップS4へ戻って、再度、測定を行う。オペレータが図2の測定装置2において2θ測定軸に関する測定に引き続いて、他の異なる測定軸、例えば2θ/ω測定軸に関する測定を行いたいと希望する場合には、オペレータは、図7のマニュアル制御画面43、すなわち図8のマニュアル制御画面43において矢印Bで示すように、異なる測定軸として2θ/ω測定軸を選択する。
CPUは図3のステップS5において2θ/ω測定軸が選択されたことを認識し、図2において2θ/ω測定軸に関する測定が実行される。そして、ステップS7の判定に従ってステップS8において測定結果をリアルタイムで、すなわち測定と同時に表示する。この表示は図9に示す通りであり、メインフレーム41においてそれまでプロファイルP1(図7参照)のウインドウが表示されていた領域に、2θ/ω移動軸に関する測定データに対応したプロファイルP2を表示する。プロファイルP2の表示と同時にTAB表示欄45には、前回のTAB表示である「2θ」に加えて現在のTAB表示である「2θ/ω」が表示される。
プロファイルP2を含むウインドウは図7に示したプロファイルP1のウインドウに重ねて表示されており、そのため、プロファイルP1はオペレータによって視認できない状態となっている。しかしながら、オペレータは図9の画面において「2θ」のTAB表示45をマウス入力装置を用いたクリック操作によって指示することができる。このようなクリック操作が行われると、そのクリック操作によって選択された前回の測定結果P1(図7参照)を図3のステップS10及びステップS11において読み出して、図9のプロファイルP2に代えて視認可能な状態に表示させることができる。
図9の画面(すなわち、2θ/ω測定軸を用いた測定結果P2が表示されている画面)においてもマニュアル制御画面43が表示される。この場合のマニュアル制御画面43の詳細は、図10に示される通りである。図示の通り、測定軸として「2θ/ω」が選択され、さらに、この2θ/ω測定軸を用いた測定における各種の条件が表示されている。図2の測定装置2を用いて2θ/ω測定軸に関する測定が終了すると、CPUは測定された(2θ/ω,I)のデータを図3のステップS9において図1のRAM8へ一時的に記憶する。
その後、ステップS12において測定の終了がオペレータによって指示されているか否かがチェックされ、終了が指示されていないと判断されれば(ステップS12でNO)、ステップS4へ戻って、再度、測定を行う。オペレータが図2の2θ/ω測定軸を用いた測定に引き続いて、他の異なる測定軸、例えばあおり(Rx)移動系34を用いたRx測定軸に関する測定を行いたいと希望する場合には、オペレータは、図9のマニュアル制御画面43、すなわち図10のマニュアル制御画面43において矢印Cで示すように、異なる測定軸としてRx測定軸を選択する。
CPUは図3のステップS5においてRx測定軸が選択されたことを認識し、図2においてRx測定軸に関する測定が実行される。そして、ステップS7の判定に従ってステップS8において測定結果をリアルタイムで(すなわち、測定と同時に)表示する。この表示は図11に示す通りであり、メインフレーム41においてそれまでプロファイルP2(図9参照)のウインドウが表示されていた領域に、Rx測定軸に関する測定データに対応したプロファイルP3を表示する。そして、プロファイルP3の表示と同時にTAB表示欄45には、前回のTAB表示である「2θ/ω」及び前々回のTAB表示である「2θ」に加えて現在のTAB表示である「Rx」が表示される。
図11の画面(すなわち、Rx測定軸に関する測定結果P3が表示されている画面)においても、マニュアル制御画面43が表示される。この場合のマニュアル制御画面43の詳細は、図12に示される通りである。図示の通り、測定軸として「Rx」が選択され、さらに、このRx測定軸に関する測定における各種の条件が表示されている。
図11のプロファイルP3を含むウインドウは図9に示したプロファイルP2のウインドウに重ねて表示されており、そのため、前回のプロファイルP2及び前々回のプロファイルP1はオペレータによって視認できない状態となっている。しかしながら、オペレータは図11の画面において「2θ/ω」又は「2θ」のTAB表示45をマウス入力装置を用いたクリック操作によって指示することができる。このようなクリック操作が行われると、そのクリック操作によって選択された前回の測定結果P2(図9参照)や、前々回の測定結果P1(図7参照)を図3のステップS10及びステップS11において読み出して、図11のプロファイルP3に代えて視認可能な状態に表示させることができる。
図13は、図11に示す状態においてTAB表示45の「2θ/ω」を選択することにより、プロファイルウインドウの中に2θ/ωに関するプロファイルP2を読み出した状態を示している。また、図14は、図11に示す状態においてTAB表示45の「2θ」を指示して選択することにより、プロファイルウインドウの中に2θに関するプロファイルP1を読み出した状態を示している。図13及び図14においては、マニュアル制御画面43を図11に示したままの状態(すなわち、図12に示すようにRx測定軸に関する測定における測定条件を示したままの状態)で、プロファイルの表示だけをP3からP2へ、又はP3からP1へと変化させている。しかしながら、このような表示態様に代えて、マニュアル制御画面43の内容もプロファイルの変化に合わせて変化させることもできる。
以上のようにして数種類の測定軸、すなわち数種類の移動系を用いた測定が終了した後、オペレータが図2に示した多種類の測定軸に関する測定をさらに希望する場合には、図12のマニュアル制御画面43で測定軸を希望のものに設定して、さらに「測定実行」のアイコン44をクリックすることにより、その希望する測定を行うことができる。
オペレータが測定の続行を希望しない場合は、図1の入力装置3を介してその旨を指示する。すると、CPUは図3のステップS12においてその旨を認識し(ステップS12でYES)、ステップS13へ進んで、それまでに得られた測定データ、本実施形態の場合は、「2θ」、「2θ/ω」、「Rx」のそれぞれの測定軸に関する複数の測定データを、図1のRAM8からハードディスク11内のデータファイル19へ転送してそこに記憶する。この場合、それら複数の測定データは1つのファイル内に単に連続する状態で測定条件のデータと共にまとめて記憶される。
以上のようにして複数の測定データが図1のデータファイル19内に格納された後、図1の表示用アプリケーション18は、オペレータの指示に従ってそれら複数の測定データのうちの1つ又は複数を自由に選択して読み出してディスプレイの画面上に表示することができる。すなわち、図3のステップS14において、オペレータによって表示が選択されたことが認識されると、CPUはステップS15において、選択された測定データを図1の画像表示装置4の画面上に表示する。この場合、選択された測定データが1種類であれば、その1種類の測定データが画面上に表示される。
一方、選択された測定データが複数種類であれば、CPUは、それらの測定データを1つの画面内に、「全体を重ねて表示」することもできるし、「一部を重ねて表示」することもできるし、あるいは「分割して表示」することもできる。「全体を重ねて表示」するとは、例えば図7、図9、及び図11に示したように、複数の測定データP1,P2,P3の全体を重ねて表示することである。この表示態様によれば、古いデータが新しいデータに隠れて視認できないので、複数のデータ間の比較を1つの画面内で行うことはできないが、1つ1つの画面を大きく表示することができる。
次に、「一部を重ねて表示」するとは、複数の測定データの一部分が重なった状態で表示されることである。この表示態様によれば、表示すべき測定データの数が増えた場合でも、1つ1つのプロファイルウインドウの面積をある程度大きく維持できるという長所がある。しかしながら、表示が重なる部分では奥側の測定データは見えなくなるという欠点がある。次に、「分割して表示」するとは、図15に示すように、複数(本実施形態では3個)の測定データP1,P2,P3の全てが視認できるように1画面を測定データの数分だけ分割して表示を行うことである。この表示態様によれば、表示すべき測定データの数が多くなると、1つ1つの測定データに割り当てられる表示のための面積が小さくなるので、細かな部分の観察を行うことに関しては不都合があるかもしれない。しかしながら、多数の測定データの大まかな特性を比較する際には非常に便利である。
なお、複数の測定データの表示態様が「全体を重ねて表示」する場合、「一部を重ねて表示」する場合、あるいは「分割して表示」する場合のいずれの場合であっても、「2θ」、「2θ/ω」、「Rx」等といったTAB表示45の全てはオペレータにとって視認可能な状態に表示される。従って、オペレータは、それらのTAB表示45のうちの希望するものをクリックして指示することにより、希望するプロファイルをいつでも自由に表示させることができる。
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、図1において、複数の測定データをハードディスク11内に記憶する際の記憶方法として、図1(a)に示すように1つのファイル内に連続して記憶することに代えて、個々の測定データを別々のファイルに格納するようにしても良い。但し、この場合には、希望する測定データを検索する際に多数のファイルを認識しなければならないので、処理が複雑になるおそれがある。
また、上記実施形態では図2に示した各種の移動系を備えた測定装置2を用いたが、移動系の種類及び数は図2の実施形態に限定されるものではない。
本発明に係るX線回折装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1に示す測定装置の一例を示す図である。 図1に示すX線回折装置によって実行される制御の流れを示すフローチャートである。 図3に示す制御の中で行われる画面表示の一例を示す図である。 図3に示す制御の中で行われる画面表示の他の一例を示す図である。 図5に示す表示例の一部の領域を拡大して示す図である。 図3に示す制御の中で行われる画面表示のさらに他の一例を示す図である。 図7に示す表示例の一部の領域を拡大して示す図である。 図3に示す制御の中で行われる画面表示のさらに他の一例を示す図である。 図9に示す表示例の一部の領域を拡大して示す図である。 図3に示す制御の中で行われる画面表示のさらに他の一例を示す図である。 図11に示す表示例の一部の領域を拡大して示す図である。 図3に示す制御の中で行われる画面表示のさらに他の一例を示す図である。 図3に示す制御の中で行われる画面表示のさらに他の一例を示す図である。 図3に示す制御の中で行われる画面表示のさらに他の一例を示す図である。 従来のX線回折装置における画面表示の一例を示す図である。 従来のX線回折装置における画面表示の他の一例を示す図である。 従来のX線回折装置における画面表示のさらに他の一例を示す図である。 従来のX線回折装置における画面表示のさらに他の一例を示す図である。
符号の説明
1.X線回折装置、 2.測定装置、 3.入力装置、 4.画像表示装置(表示手段)
11.ハードディスク(記憶手段)、 12.バス、 21.試料支持装置、
20.X線発生系、 22.X線源、 23.X線検出器、 24.モノクロメータ、
41.メインフレーム、 42.メニューバー、 43.マニュアル制御画面、
44.「測定実行」のアイコン、 45.TAB表示、
P1,P2,P3.プロファイル、 S.試料、
S1,S2,S3.スリット、 X0.水平軸線

Claims (3)

  1. X線を発生するX線源と、
    試料を支持する試料支持手段と、
    X線を検出するX線検出手段と、
    測定の基準となる複数の測定軸と、
    画像を表示する表示手段と、
    該表示手段に供給する画像データを生成する画像データ生成手段とを有し、
    前記画像データ生成手段は、
    前記複数の測定軸の個々に関する測定データをTAB表示と共に個別に表示するための画像データを生成し、
    前記複数のTAB表示のうちの1つが指示されたときに当該TAB表示に対応する測定データを画面上に表示するための画像データを生成する
    ことを特徴とするX線回折装置。
  2. 請求項1記載のX線回折装置において、前記画像データ生成手段は、前記表示手段の画面上に複数の測定データを分割表示するための画像データを生成することを特徴とするX線回折装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のX線回折装置において、測定データを記憶するための記憶手段をさらに有し、該記憶手段は、前記複数の測定軸の個々に関する測定データを1つのファイル内にまとめて格納することを特徴とするX線回折装置。
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