JP4382122B2 - 中継装置および帯域制御プログラム - Google Patents

中継装置および帯域制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4382122B2
JP4382122B2 JP2007293231A JP2007293231A JP4382122B2 JP 4382122 B2 JP4382122 B2 JP 4382122B2 JP 2007293231 A JP2007293231 A JP 2007293231A JP 2007293231 A JP2007293231 A JP 2007293231A JP 4382122 B2 JP4382122 B2 JP 4382122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
flow rate
output module
communication packet
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007293231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009124237A (ja
Inventor
正志 柴田
孝貴 黒川
淳悦 古賀
佳也 杉本
尚之 岩崎
和彰 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007293231A priority Critical patent/JP4382122B2/ja
Priority to US12/260,164 priority patent/US8331389B2/en
Publication of JP2009124237A publication Critical patent/JP2009124237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4382122B2 publication Critical patent/JP4382122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/22Traffic shaping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

この発明は、入出力ポートを有する入出力モジュールを複数有し、入出力モジュール間で通信パケットを転送することによって通信パケットの中継を行う中継装置およびその中継装置を制御する帯域制御プログラムに関し、特に、構成を複雑化させることなく帯域制御を実現することができる中継装置および帯域制御プログラムに関する。
近年、安定したネットワークサービスの提供を実現するために、ルータやネットワークスイッチ等の中継装置は、ネットワークサービス単位やユーザ単位で帯域を制御する帯域制御機能を備えるようになっている。例えば、特許文献1では、出力(送信)ポート毎に設けられた出力キュー部に通信パケットを一時的に蓄積し、蓄積された通信パケットの量に基づいて帯域制御を行う技術が開示されている。
特開2005−260430号公報
ところで、中継装置には、必要なポート数の増減に合わせて装置の構成を柔軟に変更することができるように、複数のポートを有する入出力モジュールを任意に増減設できるように構成されているものがある。このような中継装置に上記の特許文献1に開示されている技術を適用しようとすると、各出力キュー部に蓄積されている通信パケット量を他の入出力モジュールへ通知するための経路が必要となり、構成が複雑化するという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、複数の入出力モジュールを有する場合であっても、構成を複雑化させることなく帯域制御を実現することができる中継装置および帯域制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示する中継装置は、一つの態様において、入出力ポートを有する入出力モジュールを複数有し、入出力モジュール間で通信パケットを転送することによって通信パケットの中継を行う中継装置であって、前記入出力モジュールは、他の入出力モジュールから当該入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段において計測された流量に基づいて、当該入出力モジュールが他の入出力モジュールへ転送する通信パケットの流量を制限する流量制限手段とを備える。
この態様によれば、通信の中継を行うために入出力モジュール間で通信パケットを転送するように構成されている中継装置において、他の入出力モジュールから転送された通信パケットの流量を測定し、その測定結果に基づいて、当該の入出力モジュールが転送する流量を制限することとしたので、入出力モジュール間で流量に関する情報を交換するための特別な経路を設けることなく、簡易な構成で帯域制御を実現することができる。
なお、上記の中継装置の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも上述した課題を解決するために有効である。
本願の開示する中継装置および帯域制御プログラムによれば、複数の入出力モジュールが存在する場合であっても、構成を複雑化させることなく帯域制御を実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る中継装置および帯域制御プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る帯域制御方法の概要について説明する。図1は、本実施例に係る帯域制御方法の概要を示す図である。同図に示す中継装置1は、本実施例に係る帯域制御方法を実行する装置であり、入出力モジュール10a〜10m(以下の記載では、入出力モジュール10a〜10mの総称として「入出力モジュール10」という表記を用いる)という複数の入出力モジュールを備える。入出力モジュール10a〜10mは、通信パケットの中継を行うモジュールであり、中継装置1は、必要な数の入出力モジュール10を搭載することにより、必要な回線収容能力を得ることができる。
入出力モジュール10は、通信パケットの受信を担当する入力制御部11と、通信パケットの送信を担当する出力制御部12とを有し、各入出力モジュール10の入力制御部11は、各入出力モジュール10の出力制御部12へ通信パケットを転送することができるように構成されている。すなわち、入出力モジュール10aは、入出力モジュール10a〜10mのいずれの出力制御部12へも通信パケットを転送することができ、入出力モジュール10mも、入出力モジュール10a〜10mのいずれの出力制御部12へも通信パケットを転送することができる。
入力制御部11は、中継装置1の外部から送信された通信パケットを受信するための複数の入力ポートと、各入力ポートで受信されたパケットの流量を制限する流量制限部115とを有する。出力制御部12は、中継装置1の外部へ通信パケットを送信するための複数の出力ポートと、当該の出力制御部12へ転送された通信パケットの流量を計測する流量計測部122とを有する。
中継装置1は、任意の入出力モジュールのポートを組み合わせてグループを構成し、グループ単位で帯域制御を行うことができる。ここでは、入出力モジュール10aの入力ポート#1と、入出力モジュール10bの入力ポート#1と、入出力モジュール10mの入力ポート#1とが組み合わされてグループAを構成しており、これらの入力ポートにおいて受信された通信パケットが入出力モジュール10bの出力ポート#nから送信されるように構成されているものとする。また、入出力モジュール10bの出力ポート#nに接続されている回線の帯域を超過することがないように、グループAの帯域制御が行われているものとする。
帯域制御を実現するため、各入出力モジュール10の入力制御部11は、中継装置1の
外部から受信した通信パケットを全ての入出力モジュール10の出力制御部12へ転送する。そして、出力制御部12の流量計測部122は、転送された通信パケットの流量をグループ単位で計測する。このように、受信された通信パケットを全ての出力制御部12へ転送することにより、いずれの流量計測部122も、グループAに属する各入力ポートにおいて受信された通信パケットの流量を同様に把握することができる。
そして、各流量計測部122は、計測した流量のうち、同一の入出力モジュール10の入力制御部11から転送された流量を差し引いた流量に関する情報を、同一の入出力モジュール10の入力制御部11の流量制限部115へフィードバックする。このように、流量計測部122が同一の入出力モジュール10の流量制限部115へ流量をフィードバックすることにより、流量制限部115は、他の入出力モジュール10が転送した通信パケットの流量を把握することができる。
そして、流量制限部115は、フィードバックされた情報に基づいて、当該の入出力モジュール10が転送する通信パケットの流量と他の入出力モジュール10が転送する通信パケットの流量の合計が予め決められた値を超過しないように、当該の入出力モジュール10が転送する通信パケットの流量を制限する。例えば、グループAに割り当てられた流量が100Mbpsであり、入出力モジュール10aの流量制限部115にフィードバックされた情報が、グループAに属する入力ポートにて受信された通信パケットを他の入出力モジュール10が80Mbps転送していることを示していれば、入出力モジュール10aの流量制限部115は、入出力モジュール10aのグループAに属する入力ポートにて受信された通信パケットの流量を20Mbpsに制限する。
なお、グループAに属する各入力ポートにおいて受信された通信パケットは、入出力モジュール10aおよび10mの出力制御部12においては、流量計測部122で流量が計測された後に廃棄され、入出力モジュール10bにおいてのみ出力ポート#nから送信される。
上記のように、本実施例に係る帯域制御方法は、入出力モジュール10において受信された通信パケットを中継装置1内の全ての入出力モジュール10へ転送し、各入出力モジュール10が自律的に流量の計測と制限を行うことにより帯域制御が実現される。入出力モジュール10間で通信パケットを転送するための経路は、通信パケットの中継を行うため従来から使用されているものであり、本実施例に係る帯域制御方法では、この通信パケットの転送のための経路以外に入出力モジュール10間で情報をやり取りするための経路を必要としないため、装置の構成を簡易にすることができる。
また、本実施例に係る帯域制御方法では、各入出力モジュール10の自律動作によって帯域制御が実現されているため、一部の入出力モジュール10が故障した場合でも帯域制御に支障が生じることがなく、高い信頼性を実現することができる。
次に、図1に示した中継装置1の構成についてより詳細に説明する。図2は、中継装置1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、中継装置1は、入出力モジュール10a〜10mと、BWB(Back Wired Board)20とを有する。入出力モジュール10a〜10mは、通信パケットの送受信を行うための増減設可能なモジュールである。BWB20は、入出力モジュール10a〜10mが電気的に接続される基板であり、中継装置1内で通信パケットの転送が行われるように、各入出力モジュール10間をメッシュ接続している。
入出力モジュール10は、前述の通り、入力制御部11と、出力制御部12とを有する。そして、入力制御部11は、入力ポート111a〜111nと、受信部112と、方路決定部113と、フロー識別部114と、流量制限部115と、転送部116とを有し、出力制御部12は、転送受付部121と、流量計測部122と、選別部123と、出力方路選択部124と、出力ポート125a〜125nとを有する。
受信部112は、インターフェースである入力ポート111a〜111nを通じて、通信パケットを受信する処理部である。方路決定部113は、通信パケットに設定されている送信先アドレス等に基づいて通信パケットを出力する方路を決定し、決定した方路に関する情報を含む内部ヘッダ情報を通信パケットに付加する処理部である。
また、方路決定部113は、QoS(Quality of Service)制御のために、送受信アドレスやTCPヘッダ内のポート番号に基づいて、通信パケットを、所定のクラスのいずれかに分類する処理も行う。例えば、方路決定部113は、予め設定された定義情報に基づいて、TCPヘッダ内のポート番号に80(HTTPサービス)という値をもつ通信パケットを「20」というクラスに分類し、特定のMACアドレスやIPアドレスを有する通信パケットを「30」というクラスに分類する。なお、TCPヘッダ内のポート番号は、通信パケットが使用されるネットワークサービスの種別を示す番号であり、送受信アドレスは、通信パケットを送受信するユーザを表す番号であるとみなすことができる。
ここで、中継装置1内で転送される通信パケットの構成の一例を図3に示す。同図は、方路決定部113によって内部ヘッダ情報が付加されたイーサネット(登録商標)フレームの例を示している。この例では、内部ヘッダ情報は、装置内クラスと、宛先情報と、入力ポート情報と、パケット長情報とを含んでいる。
装置内クラスは、送受信アドレスやTCPヘッダ(TCPヘッダは、ペイロード内に存在する)内のポート番号に基づいて当該の通信パケットが分類されたクラスを示す。宛先情報は、方路、すなわち、当該の通信パケットがどの入出力モジュール10のどの出力ポートから出力されるべきかを示す。入力ポート情報は、当該の通信パケットがどの入出力モジュール10のどの入力ポートで受信されたかを示す。パケット長情報は、内部ヘッダ情報を除いた、当該の通信パケットのパケット長を示す。
フロー識別部114は、通信パケットがどのフローに属するのかを識別する処理部である。フローとは帯域制御が行われる単位であり、フロー識別部114は、VLAN TagのVLAN−IDや内部ヘッダ情報の各種情報を、予め設定されたフローの定義情報と照合することにより、通信パケットがどのフローに属するのかを識別する。
例えば、フロー識別部114は、入出力モジュール10aの入力ポート111aもしくは入出力モジュール10mの入力ポート111aで受信された通信パケットを「1」というフロー番号のフローに属していると識別するという定義があった場合、内部ヘッダ情報の入力ポート番号にこれらの入力ポートの情報が設定されている通信パケットがあれば、その通信パケットを「1」というフロー番号のフローに属していると識別する。
また、フロー識別部114は、「100」というVLAN−IDを有する通信パケットを「2」というフロー番号のフローに属していると識別するという定義があった場合、VLAN TagのVLAN−IDに「100」が設定されている通信パケットがあれば、その通信パケットを「2」というフロー番号のフローに属していると識別する。
また、フロー識別部114は、「90」というクラスに属する通信パケットを「3」というフロー番号のフローに属していると識別するという定義があった場合、内部ヘッダ情報の装置内クラスに「90」が設定されている通信パケットがあれば、その通信パケットを「3」というフロー番号のフローに属していると識別する。
なお、上記の例では、単一の条件に基づいてフローを識別する例を示したが、例えば、出力ポートとクラスの組合せを条件としてフローを識別するというように複数の条件に基づいてフローを識別するように定義することもできる。
流量制限部115は、フロー識別部114において識別されたフローの単位で通信パケットの流量を制限する処理部である。各フローの識別の定義と流量の制限値の設定は、入出力モジュール10毎ではなく、中継装置1単位で行われる。このため、流量制限部115は、中継装置1内の他の入出力モジュール10における流量に関する情報について、同一の入出力モジュール10の流量計測部122からフィードバックを受け、フィードバックされたフロー毎の流量と、中継装置1単位で設定されたフロー毎の流量の制限値とに基づいて流量の制限を行う。
例えば、「10」というフロー番号のフローに対して100Mbpsという流量の制限値が設定されており、他の入出力モジュール10における「10」というフロー番号のフローの流量が70Mbpsである旨が流量計測部122からフィードバックされた場合は、流量制限部115は、「10」というフロー番号のフローの流量を、100Mbpsと70Mbpsの差である30Mbpsに制限する。
転送部116は、流量制限部115によって流量を制限された通信パケットを、BWB20を経由させて、中継装置1内の全ての入出力モジュール10の出力制御部12へ転送させる処理部である。転送部116による通信パケットの転送先には、同一の入出力モジュール10の出力制御部12も含まれる。
転送受付部121は、中継装置1内の入力制御部11からBWB20を経由して転送された通信パケットを受け付ける処理部である。流量計測部122は、転送受付部121において受け付けられた通信パケットのうち、同一の入出力モジュール10の入力制御部11から転送された通信パケット以外の通信パケットの流量をフロー毎に計測し、同一の入出力モジュール10の流量制限部115へフィードバックする処理部である。
選別部123は、当該の入出力モジュールから送信する通信パケットの選別を行う処理部である。具体的には、選別部123は、通信パケットに付加された内部ヘッダ情報の宛先情報を参照し、当該の入出力モジュール10の出力ポートが出力方路として設定されていなければ、その通信パケットを廃棄し、当該の入出力モジュール10の出力ポートが出力方路として設定されていれば、通信パケットを出力方路選択部124へ出力する。
出力方路選択部124は、通信パケットに付加された内部ヘッダ情報の宛先情報に基づいて、出力ポート125a〜125nの中から通信パケットを送出するポートを選択するとともに、通信パケットから内部ヘッダ情報を除去し、内部ヘッダ情報を除去した通信パケットを、選択したポートから送信する処理部である。
次に、図2に示した流量計測部122および流量制限部115の詳細な構成について説明する。図4は、流量計測部122の構成を示すブロック図である。同図に示すように、流量計測部122は、流量情報抽出部122aと、フロー識別部122bと、FIFO(First In First Out)122cと、通知部122dと、タイミング制御部122eとを有する。
流量情報抽出部122aは、転送受付部121において受け付けられた通信パケットから、流量の計測に必要な情報(具体的には、内部ヘッダ情報のパケット長情報等)とフローの識別に必要な情報(具体的には、内部ヘッダ情報の装置内クラス、宛先情報および入力ポート情報や、VLAN TagのVLAN−ID等)を取得する処理部である。なお、流量情報抽出部122aは、同一の入出力モジュール10の入力制御部11から転送された通信パケットについては、情報の取得を行わない。
フロー識別部122bは、流量情報抽出部122aによって取得された情報に基づいて、通信パケットが属するフローを識別する処理部であり、フロー識別部114と同様の機能を有する。FIFO122cは、流量情報抽出部122aによって取得されたパケット長情報と装置内クラスの値を、フロー識別部122bにおいて識別されたフロー番号と対応付けて記憶する記憶手段である。
通知部122dは、タイミング制御部122eに指定されたタイミングで、FIFO122cに格納された情報を、図5に示したような形式で、同一の入出力モジュール10の流量制限部115へフィードバックする処理部である。タイミング制御部122eがフィードバックの実行を指示するタイミングとFIFO122cの記憶容量は、流量制限部115の処理負荷が大きくなって、処理遅延が生じないように調整される。
なお、図4に示した構成は、流量制限部115の動作速度が比較的低速であることを想定しており、流量制限部115の動作速度が十分に高速であり、いつでもフィードバックを受けることができる場合は、FIFO122cとタイミング制御部122eを省略した構成とすることもできる。また、上記の説明では、同一の入出力モジュール10の入力制御部11から転送された通信パケットの流量に関する情報を流量制限部115へ通知しないこととしているが、これらのパケットの流量に関する情報も流量制限部115へ通知し、流量制限部115においてこれらのパケットの流量を控除することとしてもよい。
図6は、流量制限部115の構成を示すブロック図である。同図に示すように、流量制限部115は、通過/廃棄判定部115a〜115xと、流量演算部115zとを有する。通過/廃棄判定部115a〜115xは、分類可能なフローの数だけ存在し、自身に対応するフローの流量が流量演算部115zから通知された制限値を超過することがないように、自身に対応するフローに属する通信パケットの通過の可否を判定する。流量演算部115zは、流量計測部122からフィードバックされた情報と、予め設定されている各フローの流量の制限値に基づいて、当該の入出力モジュールが中継装置1内で転送してもよい流量の上限をフロー毎に演算し、演算結果を制限値として通過/廃棄判定部115a〜115xへ通知する。
次に、図2に示した各入出力モジュール10が実行する処理の処理手順について説明する。図7は、出力制御部12による流量計測処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、転送受付部121において、中継装置1内の入出力モジュール10から転送された通信パケットがBWB20経由で受信されると(ステップS101)、流量計測部122が、受信された通信パケットの転送元がどの入力制御部11であるのか識別する(ステップS102)。
そして、転送元が当該の入出力モジュール10の入力制御部11であった場合(ステップS103肯定)、流量計測部122が、その通信パケットのパケット長を計測することなく、ステップS101から処理が再開される。一方、転送元が当該の入出力モジュール10の入力制御部11でなかった場合(ステップS103否定)、フロー識別部122bが、その通信パケットの属するフローを識別し(ステップS104)、フロー番号とパケット長等がFIFO122cに記録される(ステップS105)。
ここで、通知タイミングであれば(ステップS106肯定)、通知部122dが、FIFO122cに記録されている情報を流量制限部115へフィードバックし(ステップS107)、その後、ステップS101から処理が再開される。一方、通知タイミングでなければ(ステップS106否定)、流量制限部115へのフィードバックが行われることなく、ステップS101から処理が再開される。
図8は、入力制御部11による流量制限処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、流量制限部115は、流量計測部122からフロー番号毎の流量情報を取得すると(ステップS201)、当該入出力モジュール10の入力制御部11が転送可能な流量をフロー番号毎に算出し(ステップS202)、算出結果に基づいて、フロー番号毎の流量制限設定を更新する(ステップS203)という処理手順を繰り返し実行する。
なお、図2に示した本実施例に係る中継装置1の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。例えば、本実施例に係る帯域制御方法を他の帯域制御方法と組み合わせることも可能である。特に、本実施例に係る帯域制御方法は、入力側で流量の制限を行う方式であるため、出力側で帯域制御を行う方式と組み合わせることは有効である。
また、中継装置1の流量制限部115および流量計測部122の機能をソフトウェアとして実装し、これをプロセッサで実行することにより、流量制限部115および流量計測部122と同等の機能を実現することもできる。この場合、中継装置1の各入出力モジュールには、プロセッサと、不揮発性メモリと、ワーク用メモリであるRAM(Random Access Memory)とが設けられ、それらの間がバス等で接続される。
不揮発性メモリには、流量制限部115および流量計測部122と同等の機能を有する帯域制御プログラムが記憶される。そして、プロセッサは、帯域制御プログラムを読み出して、RAMに展開して実行可能な状態とし、RAMのデータ領域を用いてフロー毎の流量の制限値の演算等を実行する。
なお、帯域制御プログラムは、必ずしも不揮発性メモリに格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、プロセッサが読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介して中継装置1に接続されるコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、プロセッサがこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、入出力モジュール10において受信された通信パケットを中継装置1内の全ての入出力モジュール10へ転送し、各入出力モジュール10が自律的に流量の計測と制限を行うことにより帯域制御が実現される。入出力モジュール10間で通信パケットを転送するための経路は、通信パケットの中継を行うために従来から使用されているものであり、本実施例に係る帯域制御方法では、この通信パケットの転送のための経路以外に入出力モジュール10間で情報をやり取りするための経路を必要としないため、装置の構成を簡易にすることができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)入出力ポートを有する入出力モジュールを複数有し、入出力モジュール間で通信パケットを転送することによって通信パケットの中継を行う中継装置であって、
前記入出力モジュールは、
他の入出力モジュールから当該入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測する流量計測手段と、
前記流量計測手段において計測された流量に基づいて、当該入出力モジュールが他の入出力モジュールへ転送する通信パケットの流量を制限する流量制限手段と
を備えたことを特徴とする中継装置。
(付記2)前記入出力モジュールは、
当該入出力モジュールによって当該中継装置の外部から受信された通信パケットを、当該中継装置が有する全ての入出力モジュールへ転送させる転送手段と、
入出力モジュールから転送された通信パケットを受け付ける転送受付手段と
をさらに備え、
前記流量計測手段は、前記転送受付手段によって受け付けられた通信パケットのうち、当該入出力モジュールから転送された通信パケットを除外した通信パケットの流量を計測することにより、他の入出力モジュールから当該入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測することを特徴とする付記1に記載の中継装置。
(付記3)前記流量計測手段は、入出力モジュールが有する入出力ポートを組み合わせて構成されたグループ単位で通信パケットの流量を計測し、
前記流量制限手段は、前記グループ毎に通信パケットの流量を制限することを特徴とする付記1または2に記載の中継装置。
(付記4)前記流量計測手段は、ネットワークサービス単位で通信パケットの流量を計測し、
前記流量制限手段は、ネットワークサービス単位で通信パケットの流量を制限することを特徴とする付記1または2に記載の中継装置。
(付記5)前記流量計測手段は、ユーザ単位で通信パケットの流量を計測し、
前記流量制限手段は、ユーザ単位で通信パケットの流量を制限することを特徴とする付記1または2に記載の中継装置。
(付記6)入出力ポートを有する入出力モジュールを複数有し、入出力モジュール間で通信パケットを転送することによって通信パケットの中継を行う中継装置において、一の入出力モジュールの帯域制御を行う帯域制御プログラムであって、
他の入出力モジュールから前記一の入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測する流量計測手順と、
前記流量計測手順において計測された流量に基づいて、前記一の入出力モジュールから他の入出力モジュールへ転送される通信パケットの流量を制限する流量制限手順と
をプロセッサに実行させることを特徴とする帯域制御プログラム。
(付記7)前記一の入出力モジュールによって当該中継装置の外部から受信された通信パケットを、当該中継装置が有する全ての入出力モジュールへ転送させる転送手順と、
入出力モジュールから転送された通信パケットを受け付ける転送受付手順と
をさらにプロセッサに実行させ、
前記流量計測手順は、前記転送受付手順によって受け付けられた通信パケットのうち、前記一の入出力モジュールから転送された通信パケットを除外した通信パケットの流量を計測することにより、他の入出力モジュールから当該入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測することを特徴とする付記6に記載の帯域制御プログラム。
(付記8)前記流量計測手順は、入出力モジュールが有する入出力ポートを組み合わせて構成されたグループ単位で通信パケットの流量を計測し、
前記流量制限手順は、前記グループ毎に通信パケットの流量を制限することを特徴とする付記6または7に記載の帯域制御プログラム。
(付記9)前記流量計測手順は、ネットワークサービス単位で通信パケットの流量を計測し、
前記流量制限手順は、ネットワークサービス単位で通信パケットの流量を制限することを特徴とする付記6または7に記載の帯域制御プログラム。
(付記10)前記流量計測手順は、ユーザ単位で通信パケットの流量を計測し、
前記流量制限手順は、ユーザ単位で通信パケットの流量を制限することを特徴とする付記6または7に記載の帯域制御プログラム。
本実施例に係る帯域制御方法の概要を示す図である。 本実施例に係る中継装置の構成を示すブロック図である。 中継装置内で転送される通信パケットの構成を示す図である。 流量計測部の構成を示すブロック図である。 フィードバックされる情報の構成を示す図である。 流量制限部の構成を示すブロック図である。 流量計測処理の処理手順を示すフローチャートである。 流量制限処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 中継装置
10a〜10m 入出力モジュール
11 入力制御部
111a〜111n 入力ポート
112 受信部
113 方路決定部
114 フロー識別部
115 流量制限部
115a〜115x 通過/廃棄判定部
115z 流量演算部
116 転送部
12 出力制御部
121 転送受付部
122 流量計測部
122a 流量情報抽出部
122b フロー識別部
122c FIFO
122d 通知部
122e タイミング制御部
123 選別部
124 出力方路選択部
125a〜125n 出力ポート
20 BWB

Claims (6)

  1. 入出力ポートを有する入出力モジュールを複数有し、入出力モジュール間で通信パケットを転送することによって通信パケットの中継を行う中継装置であって、
    前記入出力モジュールは、
    他の入出力モジュールから当該入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測する流量計測手段と、
    前記流量計測手段において計測された流量に基づいて、当該入出力モジュールが他の入出力モジュールへ転送する通信パケットの流量を制限する流量制限手段と
    を備えたことを特徴とする中継装置。
  2. 前記入出力モジュールは、
    当該入出力モジュールによって当該中継装置の外部から受信された通信パケットを、当該中継装置が有する全ての入出力モジュールへ転送させる転送手段と、
    入出力モジュールから転送された通信パケットを受け付ける転送受付手段と
    をさらに備え、
    前記流量計測手段は、前記転送受付手段によって受け付けられた通信パケットのうち、当該入出力モジュールから転送された通信パケットを除外した通信パケットの流量を計測することにより、他の入出力モジュールから当該入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測することを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記流量計測手段は、入出力モジュールが有する入出力ポートを組み合わせて構成されたグループ単位で通信パケットの流量を計測し、
    前記流量制限手段は、前記グループ毎に通信パケットの流量を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 前記流量計測手段は、ネットワークサービス単位で通信パケットの流量を計測し、
    前記流量制限手段は、ネットワークサービス単位で通信パケットの流量を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  5. 前記流量計測手段は、ユーザ単位で通信パケットの流量を計測し、
    前記流量制限手段は、ユーザ単位で通信パケットの流量を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  6. 入出力ポートを有する入出力モジュールを複数有し、入出力モジュール間で通信パケットを転送することによって通信パケットの中継を行う中継装置において、一の入出力モジュールの帯域制御を行う帯域制御プログラムであって、
    他の入出力モジュールから前記一の入出力モジュールへ転送された通信パケットの流量を計測する流量計測手順と、
    前記流量計測手順において計測された流量に基づいて、前記一の入出力モジュールから他の入出力モジュールへ転送される通信パケットの流量を制限する流量制限手順と
    をプロセッサに実行させることを特徴とする帯域制御プログラム。
JP2007293231A 2007-11-12 2007-11-12 中継装置および帯域制御プログラム Active JP4382122B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007293231A JP4382122B2 (ja) 2007-11-12 2007-11-12 中継装置および帯域制御プログラム
US12/260,164 US8331389B2 (en) 2007-11-12 2008-10-29 Relay device and band controlling method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007293231A JP4382122B2 (ja) 2007-11-12 2007-11-12 中継装置および帯域制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009124237A JP2009124237A (ja) 2009-06-04
JP4382122B2 true JP4382122B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=40623657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007293231A Active JP4382122B2 (ja) 2007-11-12 2007-11-12 中継装置および帯域制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8331389B2 (ja)
JP (1) JP4382122B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111747A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Sony Corp 中継装置および方法、並びに、プログラム
JP5476857B2 (ja) * 2009-08-24 2014-04-23 富士通株式会社 通信装置および統計情報収集方法
JP5227935B2 (ja) * 2009-10-26 2013-07-03 富士通テレコムネットワークス株式会社 伝送制御装置及び警報波及阻止制御方法
JP5387349B2 (ja) * 2009-11-11 2014-01-15 富士通株式会社 中継装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100247022B1 (ko) * 1997-06-11 2000-04-01 윤종용 Atm 스위칭 시스템의 단일 스위치 소자 및 버퍼 문턱값 결정 방법
US6324165B1 (en) * 1997-09-05 2001-11-27 Nec Usa, Inc. Large capacity, multiclass core ATM switch architecture
US6856595B1 (en) * 2000-05-19 2005-02-15 Mosaid Technologies, Inc. Method and apparatus for providing input back pressure in an output buffered switch
JP3798644B2 (ja) * 2001-03-30 2006-07-19 富士通株式会社 中継装置
JP2005204002A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Fujitsu Ltd パケット中継装置
JP2005260430A (ja) 2004-03-10 2005-09-22 Fujitsu Ltd 可変ポリシング制御機能を有するパケット中継装置
JP2006005437A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Fujitsu Ltd トラフィック分散制御装置
JP4547341B2 (ja) * 2005-09-05 2010-09-22 アラクサラネットワークス株式会社 通信品質制御機能を備えるパケット中継装置
US7773519B2 (en) * 2008-01-10 2010-08-10 Nuova Systems, Inc. Method and system to manage network traffic congestion

Also Published As

Publication number Publication date
US8331389B2 (en) 2012-12-11
US20090122806A1 (en) 2009-05-14
JP2009124237A (ja) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE48645E1 (en) Exporting real time network traffic latency and buffer occupancy
US9270595B2 (en) Method and system for controlling a delay of packet processing using loop paths
US8553538B2 (en) Packet relay device and congestion control method
JP5660198B2 (ja) ネットワークシステム、及びスイッチ方法
CN110166380B (zh) 调度报文的方法、第一网络设备及计算机可读存储介质
EP2632091A1 (en) Communication system, control apparatus, configuration method for processing rules, and program
US20070160052A1 (en) Packet processing apparatus and method
CN111756633B (zh) 根据标签交换路径生成自动带宽调整策略
US10491718B2 (en) Method and apparatus for processing packets in a network device
US11843615B2 (en) Attack response point selecting apparatus and attack response point selecting method
WO2013039083A1 (ja) 通信システム、制御装置および通信方法
CN111683018A (zh) 镜像丢弃的分组
JP4382122B2 (ja) 中継装置および帯域制御プログラム
CN115037667B (zh) 一种细粒度网络态势感知与源路由智能优化方法与装置
WO2018001373A1 (zh) 报文限速的方法及装置
CN111108728B (zh) 对报文进行处理方法及装置
EP4250669A1 (en) Packet forwarding method, electronic device, and storage medium
US20180063296A1 (en) Data-division control method, communication system, and communication apparatus
JP2009135772A (ja) ルータ装置
KR100959397B1 (ko) 패킷 스케줄링 장치
JP4915345B2 (ja) 試験装置測定システム
JP4835934B2 (ja) 高速処理装置、高速処理方法、及びプログラム
JP2017060136A (ja) ネットワーク診断システムおよびネットワーク診断方法
JP2010135924A (ja) 通信品質管理装置および通信品質管理方法
JP2007235813A (ja) ネットワーク帯域制御システム、管理装置及びネットワーク帯域制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4382122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4