JP4381266B2 - 原子力容器貫通管台の異物混入防止栓およびその取扱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原子力圧力容器および同容器の貫通管台の補修時等に用いる、貫通管台の異物混入防止栓およびその取扱装置に関するものである。
既存の原子炉容器を補修する場合や、原子炉圧力容器下部鏡の貫通管台の内面を補修する場合には、貫通管台の孔内に異物が混入しないように、予防処置として貫通管台を止栓する必要がある。また、貫通管台を補修する場合には、遠隔操作により貫通管台の内面を切削し、補修要箇所を除去する必要があるが、従来は、補修要箇所の発生を防止するため、当該貫通管台の内面を遠隔操作により、ピーニングする等の予防保全対策が実施されており、当該貫通管台の内面を切削する事例については報告されていない。
これまで、原子力容器上蓋管台におけるサーマルスリーブに検査用の穴を明けるための装置(特許文献1参照方)や、原子炉圧力容器蓋の管台検査装置(特許文献2参照方)については提案されていたが、原子力圧力容器の補修時や、その貫通管台の切削時や上記予防保全作業時に用いる原子力容器貫通管台の異物混入防止栓およびその取扱装置については提案されているものはなかった。
特許第2984550号公報(図1) 特許第3021153号公報(図1)
本発明は、原子力容器および同容器の貫通管台の補修、予防保全作業時に、貫通管台の穴内に異物が混入しないように、遠隔操作により、確実安全に貫通管台を止栓する異物混入防止栓およびその取扱装置を提案することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、以下の(1)ないし(5)の手段を採用する。
(1)第1の手段に係る原子力容器貫通管台の異物混入防止栓は、原子炉容器の貫通管台の孔内に挿入して止栓する異物混入防止栓であって、底付の外筒内にスプリングとプラグ軸とがその順に収納されていて、前記プラグ軸が前記スプリングの弾力性により、前記外筒の開口端側から内部に移動可能であると共に、前記外筒の外周面に前記孔内面に密着するリング状のシールが設けられ、前記外筒の開口端側の内周面に係止部が設けられていることを特徴とするものである。
(2)第2の手段に係る原子力容器貫通管台の異物混入防止栓は、第1の手段に記載の異物混入防止栓において、前記シールが前記外筒の開口端側に設けられていることを特徴とするものである。
(3)第3の手段に係る原子力容器貫通管台の異物混入防止栓は、第1の手段に記載の異物混入防止栓において、前記係止部が輪状の突起部であることを特徴とするものである。
(4)第4の手段に係る原子力容器貫通管台の異物混入防止栓の取扱装置は、第1の手段ないし第3の手段の何れかに記載の異物混入防止栓を、原子炉容器の貫通管台の孔内に挿脱着する取扱装置であって、前記貫通管台に固定する固定機構を先端に備えた固定用外筒を有し、同固定用外筒の先端より突出および任意の軸方向位置に固定可能にスリーブ軸が設けられ、前記スリーブ軸の先端部に前記異物混入防止栓の係止部に取付けられる取付け部が設けられていることを特徴とするものである。
(5)第5の手段に係る原子力容器貫通管台の異物混入防止栓の取扱装置は、第4の手段に記載の取扱装置において、第3の手段に記載の異物混入防止栓を、原子炉容器の貫通管台の孔内に挿脱着する取扱装置であって、前記取付け部が、異物混入防止栓のプラグ軸を押込む押棒と、同押棒内に内装されその半径方向に開閉する一対のレバーとで構成され、同レバーを開くことにより前記異物混入防止栓の突起部に引掛け係止されることを特徴とするものである。
第1の手段に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓によれば、貫通管台の孔内に挿着時に、貫通管台は止栓され、また、止栓時に外筒の開口端部はプラグ軸により閉塞されているので、止栓使用時において、外筒内に異物が混入せず、異物混入防止栓の取外し時などに発生する恐れがある、貫通管台内への異物の混入防止が確実に行える。また、プラグ軸を外筒内部に押し付けることにより、係止部が現れるので、同係止部を活用しての異物混入防止栓の遠隔操作による係止引抜が容易に行える。
第2の手段に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓によれば、管台孔内への挿入、抜取り時に取扱い側である開口端側での防止栓外筒と管台孔との間の隙間が無くなり、同隙間への異物混入が防げると共に、管台孔内中心に防止栓の開口端側(取扱い開口端側)中心が正確に位置し、防止栓開口端側の係止部への遠隔操作による係止作業が容易かつ確実に行い得る。
第3の手段に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓によれば、係止部が比較的単純かつ簡単な構造であり、確実な係止が期待でき低コストにてその製造が行い得る。
第4の手段に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓の取扱装置によれば、取扱装置をクレン吊りして固定機構により貫通管台に固定することができる。貫通管台止栓時には、スリーブ軸の先端取付け部に防止栓を取付け、スリーブ軸を固定用外筒の先端より突出させれば、防止栓が管台孔内に挿入されて止栓を行うことができる。
また、止栓取外し時には、スリーブ軸を固定用外筒の先端より突出させれば、防止栓のスリーブ軸が内部に移動し係止部が現出して、装置側の取付け部との係止が可能となり、取扱装置により防止栓の取外しが行い得る。先端に係止固定されている異物混入防止栓を、貫通管台の穴内に挿入することができる。
しかして、原子力容器貫通管台の異物混入防止栓の止栓およびその取外しが、本取扱装置によれば、遠隔操作により行うことができる。
第5の手段に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓の取扱装置によれば、その取付け部が、押棒と開閉レバーとの、比較的単純かつ簡単な構造であり、信頼性が高く確実な係止を遠隔操作により行うことができる。
本発明に係る原子炉容器貫通管台の異物混入防止栓および取扱装置を、図1ないし図10に基づき説明する。図1は貫通管台装着状態における異物混入防止栓の内部構造を示す断面図、図2は図1において異物混入防止栓と取扱装置との係合状態を示す断面図、図3は異物混入防止栓に対する取扱装置の係合を開放した状態を示す説明図である。図4は貫通管台設置状態での取扱装置の内部構造を示す正面図、図5は図4において異物混入防止栓挿入状態での取扱装置の内部構造を示す正面図、図6の(a)は図4のA部拡大図、(b)は(a)の目盛部分の説明図、図7は図4のB部拡大図、図8は図4のC−C矢視図である。図9は第2の実施例に係る異物混入防止栓の説明図である。図10(a)は第3の実施例に係る異物混入防止栓の説明図、(b)は(a)のJ−J矢視図、(c)は(a)のK−K矢視図である。
図1および図2基づき、原子炉容器貫通管台の異物混入防止栓を説明する。図1および図2は、何れも、貫通管台に異物混入防止栓を挿入した状態を示し、図2は、後述する取扱装置のレバー80に、異物混入防止栓1が取付けられている状態を示す。
異物混入防止栓1の外側は、底部の樹脂製の底板3、その上部にボルト2により結合されている下部スプリング押え13、更にこの下部スプリング押え13とネジ結合している下部の外筒12、この外筒とその上端でネジ結合している上部の外筒7(以下、上部外筒と称す)及びその上部外周にはめ込まれているリング状のゴム製シール8等より構成されている。
外筒12(以下、下部外筒と称す)の内部には、スプリング4が収納されていて、その下端は、下部スプリング押え13と接触している。スプリング4の上端は、プラグ軸10の下端とボルト6にて結合している上部スプリング押え11に接触している。
この上部スプリング押えの上面は、下部外筒12の内部段付き部に接触していて、スプ
リング4で圧縮されている。底板3とその上部に設けた下部スプリング押え13をボルト2にて結合している。
上記のように上部外筒7の上部外周面にリング状のゴム製シール8を設け、貫通管台31の孔31a内面に密着させることで、異物混入防止機能を持たせている。上部外筒7の開口端側の内周面には、後述する取扱装置との取付け係止を行うための、係止部7aである輪状の突起部が設けられている。
また、外筒12の内部にプラグ軸10を収納してあり、その下方に設けたスプリング4により、プラグ軸10は、常時上方向(外筒の開口端側)に押上げ付勢されている。スプリング4の下端は、下部スプリング押え13にて支持され、上端はプラグ軸10の下端でボルト6により取付けられた上部スプリング押え11により支持されている。また、プラグ軸10の上部は、上部外筒7の内側をスライドでき、外筒内への異物混入防止のため、Oリング9が設けられている。
異物混入防止栓1の着脱時にプラグ軸10が下方向に押下げられた時、内部の水を外部に逃がすために上部外筒7の周方向数箇所に孔15が設けられている。
更に、切粉等の異物がこの孔15より外部に流出するのを防止するためメッシュ14を上部外筒7の内側前周に取付けている。
本異物混入防止栓1によれば、貫通管台31の孔31a内に挿着時に、貫通管台31は止栓され、また、止栓時に外筒7の開口端部はプラグ軸10により閉塞されているので、止栓使用時において、外筒7内に異物が混入せず、異物混入防止栓1の取外し時などに発生する恐れがある、貫通管台31内への異物の混入防止が確実に行える。また、プラグ軸10を外筒7内部に押し付けることにより、突起部(係止部)7aが現れるので、同突起部7aを活用しての異物混入防止栓1の遠隔操作による係止引抜が容易に行える。
また、上部外筒7の開口端側の外周面に貫通管台31の孔31aに密着するシール8が設けてあるので、管台孔31a内への挿入、抜取り時に取扱い側である開口端側での外筒7と管台孔31aとの間の隙間が無くなり、同隙間への異物混入が防げると共に、管台孔31a内中心に防止栓1の開口端側中心が正確に位置し、防止栓の係止部への遠隔操作による係止作業が容易かつ確実に行い得る。また、係止部が輪状の突起部であり、比較的単純かつ簡単な構造であり、低コストで製造できる。
次に、図1ないし図8に基づき、上述の異物混入防止栓1を、貫通管台31に装着および貫通管台31から取外す取扱装置を説明する。
本取扱装置は、クレーンにより吊り上げて、図4に示すように、その先端部を貫通管台31に固定し、その状態でストッパ45のロックを外し、上部スリーブ66の固定を開放することで、上部スリーブ66はその自重により軸方向に下降して図5に示す状態となり、スリーブ軸68の先端に係止固定されている異物混入防止栓1を、貫通管台31の孔内に挿入することができる。異物混入防止栓1を取外す場合には、スリーブ軸68の先端に異物混入防止栓1を取付け、ストッパ45により上部スリーブ66を装置本体に固定し、取扱装置をクレンにて上昇させることで、取り外しが行える。
本取扱装置は、貫通管台31に固定する固定機構(40、41、60等)を先端に備えた固定用外筒62を有し、固定用外筒62の先端より突出および任意の軸方向位置に固定可能にスリーブ軸68が設けられ、スリーブ軸68の先端部に異物混入防止栓1の係止部7aに取付け可能な取付け部が設けられたものである。
本実施例では、上記取付け部が、異物混入防止栓1のプラグ軸10を押込む押棒71と、押棒71の溝内に内装されその半径方向に開閉する一対のレバー80とで構成され、レバー80を開くことにより、レバー80先端の曲がり部が、異物混入防止栓1の突起部7aに引掛け係止される構造となっている。一対のレバー80はスリーブ軸68を上方に上げることにより半径方向に広がり、スリーブ軸68を下方に下げることにより半径方向に閉じる。なお、押棒71は下部のスリーブ69の先端に固定されていて、レバー80はスリーブ軸68の先端にピン83、81を介して連結されている。
以下、本実施例に係る異物混入防止栓につき、更に具体的に説明する。
(1)取扱装置固定部について
取扱装置の下端部に取付けられた固定用金具60には、貫通管台31の上端部がはまり込むためのテーパおよび孔が設けられており、取扱装置は上方より挿入され、側面に設けられた保持シリンダ40の空気供給口42に空気を供給し、保持シリンダ40内の押棒41を貫通管台に押付けることで取扱装置を貫通管台に固定できる。
(2)異物混入防止栓押込及び着脱機構部について
貫通管台内に挿入されている異物混入防止栓を、貫通管台上に固定されている取扱工具でつかむ時は、以下(a)〜(c)の操作による。
(a)手動にて取扱装置を低下させ、異物混入防止栓の上端に上部スリーブ66、フランジ70、下部スリーブ69と結合している押棒71の下端が接触し、更に取扱装置を下げていき、レバー80がロックできる位置まで低下させる。この位置の確認は、下部スリーブ外周に設けた目盛(図示せず)を照明付カメラ90により監視することに行う。
(b)この後、取扱装置上部に設けているシリンダ49の空気供給口52に空気を供給することで、シリンダ内のピストン50が上昇する。ピストン50は、中間部に設けている連結軸67を介してスリーブ軸68を上昇させる。
図2に示すように、スリーブ軸68の下端には、押棒71に取付けられたピン81の回りを回転する2板のレバー80が取付けられており、このレバー80の上部にスリット82が各々垂直軸に対して左右対称の斜め方向に設けられ、スリーブ軸68の下端に設けられたピン83がこの2枚のスリット82にはまり込んでいる。
スリーブ軸68が上がることでピン83が上がり、これによりレバー80が外側に回転し、異物混入防止栓内の段付き部にはまり込み、ロック状態が得られる。ピストン50と連結軸67の結合部にはレベル表示板55が取付けられていて、シリンダ取付円筒56に設けられた開口部57の外側まで延びている。
図6(a)(b)に示すように、シリンダ取付円筒56の外側には目盛84が設けてあり、ロックE及びアンロックD状態の確認を行う。目盛84の読取は別途用意する投込みカメラで行う。
(c)アンロックDは、スリーブ軸68をロック時のレベルから若干低下させ、上記と逆の操作で行える。
(3)取扱装置挿入時ガイド部について
取扱装置は、貫通管台31の上端に設置される固定用金具60及び固定用外筒62により固定されるが、固定用外筒62の上端に上部挿入ガイド63を設け、この中を上部スリーブ66を貫通、スライドさせる構造とすることで、取扱装置の上下移動時のガイドとしている。
又、下部ガイドとしては、図8に示すように、固定用金具60にボルト92を植込みその上端部にガイドフランジ取付板93を固定し、中央部にガイドフランジ94を設けている。このガイドフランジ94に前述の上部スリーブ66とその下端部に設けられたフランジ70を介して結合している下部スリーブ69が貫通していて、取扱装置の上下移動時におけるガイドとなっている。
取扱装置を挿入する時のガイドとして以下(a)(b)の構成としている。
(a)上部ガイド
固定用外筒62の上部に上部ガイド63を設置し、この上部ガイド63に設けた孔内を上部スリーブ66が貫通する構造となっていて、取扱装置の上下移動時のガイド機能を有している。
(b)下部ガイド
固定金具60上にボルト92を埋込みその上部にガイドフランジ取付板93を固定し、このガイドフランジ取付板93に孔あきのガイドフランジ94を設け、この孔内を下部スリーブ69が貫通する構造となっていて、取扱装置の上下移動時のガイド機能を有している。以上の2つの位置でのガイドにより安定した取扱装置の挿入が可能となる。
(4)取扱装置挿入時のストッパ部について
異物混入防止栓1を貫通管台31に挿入する場合、図4に示すように、固定用金具60が貫通管台31に設置された状態で異物混入防止栓1を挿入口部77から確実に挿入を行うため、固定用外筒62の上部にストッパシリンダ44を設け、内部のピストンに結合しているストッパ45を押出した状態にし、フランジ70がストッパ45と干渉することで挿入を一時的に中止できる構造としている。照明付カメラ95で確実な設置を確認した後、ストッパシリンダ44の空気供給口46に空気を供給しストッパ45を緩めて、上部スリーブ66、スリーブ軸68を下降して異物混入防止栓1を貫通管台31に挿入する(図5参照方)構造としている。
(5)監視部について
異物混入防止栓1の挿入に際して、照明付カメラ90を固定用外筒62の下部側面に取付け、挿入開始時の状態更にそれ以後の挿入に対して下部スリーブ69の外周に設けた目盛(図示せず)により挿入深さを監視できるようにしている。
又、取扱装置上方のシリンダ取付円筒56の外面に設けた目盛84とレベル表示板55により着脱状態の確認を、別途カメラを吊り下げて撮像確認することで実施している。
その手順は以下(a)(b)の通りである。
(a)異物混入防止栓1を貫通管台31の入口に挿入する時に、照明付カメラ90にて最初の挿入が完全かどうかの確認を行い、挿入の安全を確認した後、挿入を続行する。更なる挿入の続行は、下部スリーブの外周に設けた目盛(図示せず)を照明付カメラ90で確認しながら実施する。
(b)異物混入防止栓1の着脱時に、シリンダ取付円筒56に設けた開口部57の外部へ取り出したレベル表示板55と、シリンダ取付円筒56の外面に設けた目盛84(図6b参照方)の位置関係からクランプE位置又はアンクランプD位置の確認を、別途用意した投込み式カメラにて行い、異物混入防止栓1の着脱操作を行う。
なお、上部外筒7と下部外筒12とは一体としてもよく、また、スプリング4はその他の弾力性部材を用いても良い。また、図4、5中、100は固定用外筒62内に設けられている補強材であり、重量軽減を図るために図示の通り、複数の円形状の孔が設けられている。
異物混入防止栓の第2の実施例を図9に基づき説明する。この防止栓は、取扱装置との係合部の第2事例を示すもので、異物混入防止栓の外筒12の開口端の内周面に螺子部96が、取扱装置のスリーブ軸68の先端外周部に螺子部97がそれぞれ設けられていて、スリーブ軸68をG矢印方向に(または防止栓をG矢印と反対方向に)回転することにより、両螺子部が螺合して、スリーブ軸68先端に異物混入防止栓が取付け係止されるものである。本異物混入防止栓および取扱装置のその他の構成については、前記実施例1のものと同様のものである。図中、69は取扱装置の下部スリーブを示す。
異物混入防止栓の第3の実施例を図10(a)(b)(c)に基づき説明する。この防止栓は、取扱装置との係合部の第3事例を示すもので、異物混入防止栓の外筒12の開口端の内周面に溝98が、取扱装置のスリーブ軸68の先端外周部の対称位置に一対の突起99がそれぞれ設けられていて、スリーブ軸68の突起99を防止栓の溝98内に上方より差込み、スリーブ軸68をH矢印方向に(または防止栓をH矢印と反対方向に)回転することにより、スリーブ軸68先端に異物混入防止栓が取付け係止されるものである。本異物混入防止栓および取扱装置のその他の構成については、前記実施例1のものと同様のものである。図中、69は取扱装置の下部スリーブを示す。
異物混入防止栓と取扱装置との係止構造部は、要するに、その両者の取付け、取外しが行いうるものでよく、前記実施例1〜3に説明したもの以外の、汎用の係止構造を採用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく必要に応じ、適宜設計変更し得るものである。また、上記実施例における各構成要素には、当業者が容易に想定できるものや、実質的に同一のものが含まれる。
貫通管台装着状態における異物混入防止栓の内部構造を示す断面図である。 図1において異物混入防止栓と取扱装置との係合状態を示す断面図である。 異物混入防止栓に対する取扱装置の係合を開放した状態を示す説明図である。 貫通管台設置状態での取扱装置の内部構造を示す正面図である。 図4において異物混入防止栓挿入状態での取扱装置の内部構造を示す正面図である。 (a)は図4のA部拡大図、(b)は(a)の目盛部分の説明図である。 図4のB部拡大図である。 図4のC−C矢視図である。 第2の実施例に係る異物混入防止栓の説明図である。 (a)は第3の実施例に係る異物混入防止栓の説明図、(b)は(a)のJ−J矢視図、(c)は(a)のK−K矢視図である。
符号の説明
1 異物混入防止栓
4 スプリング
7a 係止部
8 シール
10 プラグ軸
12 外筒
31 貫通管台
40 保持シリンダ
60 固定用金具
62 固定用外筒
68 スリーブ軸
71 押棒
80 レバー(取付け部)

Claims (5)

  1. 原子炉容器の貫通管台の孔内に挿入して止栓する異物混入防止栓であって、
    底付の外筒内にスプリングとプラグ軸とがその順に収納されていて、
    前記プラグ軸が前記スプリングの弾力性により前記外筒の開口端側から内部に移動可能であり、
    記孔内面に密着するリング状のシールが前記外筒の外周面に設けられ、
    前記異物混入防止栓を貫通管台に装着および貫通管台から取外す取扱装置のレバーが引掛け係止される係止部が前記外筒の開口端側の内周面に設けられていることを特徴とする原子力容器貫通管台の異物混入防止栓。
  2. 前記シールが前記外筒の開口端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓。
  3. 前記係止部が輪状の突起部であることを特徴とする請求項1に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の異物混入防止栓を、原子炉容器の貫通管台の孔内に挿脱着する取扱装置であって、前記貫通管台に固定する固定機構を先端に備えた固定用外筒を有し、同固定用外筒の先端より突出および任意の軸方向位置に固定可能にスリーブ軸が設けられ、前記スリーブ軸の先端部に前記異物混入防止栓の係止部に取付けられる取付け部が設けられていることを特徴とする原子力容器貫通管台の異物混入防止栓の取扱装置。
  5. 請求項3に記載の異物混入防止栓を、原子炉容器の貫通管台の孔内に挿脱着する取扱装置であって、前記取付け部が、異物混入防止栓のプラグ軸を押込む押棒と、同押棒内に内装されその半径方向に開閉する一対のレバーとで構成され、同レバーを開くことにより前記異物混入防止栓の突起部に引掛け係止されることを特徴とする請求項4に記載の原子力容器貫通管台の異物混入防止栓の取扱装置。
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