JP4381007B2 - オプション取付構造及び家具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィス等において好適に用いられる家具にオプション部材を取り付けるためのオプション取付構造、及びこのオプション取付構造を有する家具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、オフィス等において好適に用いられる家具に取り付けるための種々のオプション部材が考えられている。そして、これらのオプション部材は、オプション取付部を介して家具に取り付けられる。このようなオプション部材をオプション取付部を介して家具に取り付ける構造として、例えば家具としてテーブルを用いるものであって、オプション取付部として中間樋を設けているとともに、このオプション取付部を介してオプション部材としてデスクトップパネルや配線保持部材を家具に取り付けるようにしているものが挙げられる。(例えば特許文献1を参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開平11−127967号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の例のように構成したオプション取付部は、オプション部材を特定の位置に固定して十分な取付強度で取り付けるものである。
【0005】
しかし、例えばオプション部材として配線ダクト等の配線保持部材を天板付家具に設ける場合、配線保持部材上に電源コンセントや情報コンセント等、更なるオプションを設ける要望がある。このような場合、オプション部材を使いやすい位置に配置する必要がある場合にはオプション部材の高さ方向位置は天板に近いことが望ましいが、高さ寸法が大きな更なるオプションを設けたい場合、オプション部材の高さ方向位置を天板に近くすると、前記更なるオプションが天板より上方に露出し、見栄えの点で好ましくない場合がある。一方、デスクトップパネルを天板付家具に設ける場合においても、この天板付家具の用途や、該天板付家具を主に利用する者の座高等に応じて、デスクトップパネルの高さ位置を変更することが望ましい場合がある。加えて、これらのオプション部材に共通して、幅方向位置が固定されていると場合によってはオプション部材を利用しにくい箇所が発生することがあり得る。これらの不具合は、上述した以外のオプション部材であっても、また、オプション部材を天板付家具以外に取り付ける場合であっても発生し得る。
【0006】
一方、オプション部材を位置変更可能に取り付けるには、クランプを介してオプション部材を取り付ける態様が考えられる。しかし、このようなものでは、取付強度が十分でなく、オプション部材が外れてしまう不具合が発生し得る。
【0007】
本発明は以上に述べた課題を解決し、十分な取付強度を確保しつつオプション部材の配置の自由度の向上を図るべく構成するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係るオプション取付構造の一つは、オプション部材をオプション取付部材を介して家具に取り付けるオプション取付構造であって、幅方向に離間して設けられる脚構造体間に構造部材を横架して設けているとともに、前記構造部材を奥行き方向に離間させて複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにし、それぞれの構造部材の他の構造部材に対向する板面に、幅方向に延伸する突条を高さ方向に離間して複数設けていて、これら複数の突条のいずれかにオプション取付部材の奥行き方向に設けた凹部を凹凸係合させることによりオプション取付部材を選択的に取付可能であることを特徴とする。
【0009】
このようなものであれば、オプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けることにより、オプション部材が、十分な取付強度を保ちつつ高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能にできるようになる。すなわち、オプション部材の配置の自由度の向上を図ることができるようになる。
【0010】
種々の使用態様に容易に対応させるための態様として、前記オプション取付部材を高さ方向に離間させて複数取り付けることが可能であるものが挙げられる。このようなものであれば、オプション部材もまた高さ方向に離間させて複数取り付けることができるようになるからである。
【0011】
オプション部材の配置の自由度をさらに向上させるための態様としては、前記オプション取付部材の幅方向位置が連続的に変更可能であるものが挙げられる。このようなものであれば、該オプション取付部材を介して取り付けるオプション部材の幅寸法に応じて該オプション取付部材の幅方向位置を自由に設定できるからである。
【0012】
このようなオプション部材の取付構造において、構造部材の製造及び取り付けの手間を軽減するための構成として、前記構造部材が、押し出し成形により形成された板状の部材であるものが挙げられる。このように構成した構造部材であれば、押し出し成形により一体的に形成されるからである。さらに、一体的に形成することにより構造部材自体の強度を確保できるようになるとともに、板状をなすので構造部材間に取り付ける前記オプション取付部材やオプション部材を目立たないようにして見栄えを整えることもできるようになる。
【0013】
記オプション取付部材の構造部材への取付強度を確保しつつ、前記構造部材の製造を容易に行えるようにするための態様として、前記構造部材に、前記オプション取付部材の奥行き方向端部と凹凸係合ないし当接可能な取付部を押し出し成形により形成しているものが挙げられる。このようなものであれば、前記構造部材にねじ孔等を設けなくとも、構造部材を押し出し成形により形成する際に取付部を同時に形成できるからである。
【0014】
記オプション取付部材の構造部材への取り付けの手間を軽減できる態様として、前記オプション取付部材を水平回転させる操作により、前記オプション取付部材の奥行き方向端部と前記取付部とを凹凸係合させて前記オプション取付部材を前記構造部材間に掛け渡して取り付けるようにしているものが挙げられる。このようなものであれば、オプション取付部材を構造部材にねじ止めする手間を軽減できるからである。さらに、オプション取付部材、及び構造部材にねじ孔を設ける必要がなくなるので、これらの製造の手間をも軽減できる。
【0015】
本発明に係るオプション取付構造の他の一つは、オプション部材をオプション取付部材を介して家具に取り付けるオプション取付構造であって、幅方向に離間して設けられる脚構造体間に構造部材を横架して設けているとともに、前記構造部材を奥行き方向に離間させて複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにし、前記構造部材が、押し出し成形により形成された板状の部材であるとともに、前記構造部材に、前記オプション取付部材の奥行き方向端部と凹凸係合ないし当接可能な取付部たる突条を押し出し成形により形成し、オプション取付部材の奥行き方向両端部に凹部を設け、これら凹部を前記突条と凹凸係合させることにより構造部材間に掛け渡して取り付け、オプション部材の幅方向両端部をこのオプション取付部材に支持させるようにしていることを特徴とする。このようなものであれば、前記突条と前記オプション取付部材の凹部とを凹凸係合させることはオプション取付部材を回転させることにより容易に行えるので、ねじ等の取付具を新たに用意することなくオプション取付部材を構造部材に取り付けることができる。
【0016】
本発明に係るオプション取付構造のさらに他の一つは、オプション部材をオプション取付部材を介して家具に取り付けるオプション取付構造であって、幅方向に離間して設けられる脚構造体間に構造部材を横架して設けているとともに、前記構造部材を奥行き方向に離間させて複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにし、前記オプション取付部材の奥行き方向両端部を前記構造部材に凹凸係合ないし当接させることにより該オプション取付部材を構造部材間に掛け渡して取り付けるようにしているとともに、前記オプション取付部材を高さ方向に離間させて複数取り付け、相寄る方向に作用させて連結し、連結された前記オプション取付部材を介してオプション部材を取り付けるようにしていることを特徴とする。このようなものであれば、複数のオプション取付部材を相寄る方向に作用させて連結することにより、安定して構造部材間に取り付けることができるようになり、柱状をなすオプション部材をこのようなオプション取付部材を介してより安定して家具に取り付けることができる。
【0017】
そして、上述したようなオプション取付構造が好適に用いられる家具の一例として、幅方向に離間して設けられる脚構造体間に、構造部材を横架して奥行き方向に離間させて複数設けているとともに、前記構造部材に幅方向に延伸する突条又は係合溝を複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付け可能な構成を有し、奥行き方向両端を使用端とし、それぞれの構造部材の他の構造部材に対向する板面に、幅方向に延伸する突条を高さ方向に離間して複数設けていて、これら複数の突条のいずれかにオプション取付部材の奥行き方向に設けた凹部を凹凸係合させることによりオプション取付部材を選択的に取付可能であることを特徴とする家具が挙げられる。このような天板付家具であれば、両使用端の中間に前記オプション部材をオプション取付部材を介して取り付けることができるので、該オプション部材を両使用端から使用することができるようになる。
【0018】
このような効果をさらに好適に得られる家具の構成として、1対の天板を前記脚構造体に支持させ、かつ互いに奥行き方向に離間させて設けているとともに、前記1対の天板の互いに対向する端縁の奥行き方向位置を前記構造部材と略一致させているものが挙げられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について述べる。
【0020】
本実施形態に係る天板付家具1は、平面図を図1、正面図を図2、側面図を図3、図1におけるa−a断面図を図4にそれぞれ示すように、幅方向に離間して1対設けられている脚構造体2と、脚構造体2間に横架して設けられているとともに、奥行き方向に離間して1対設けられている構造部材3と、前記脚構造体2に左右両端部を支持させているとともに、奥行き方向に離間して1対設けられている天板4とを具備するものである。また、前記1対の天板4を奥行き方向に離間させて設けた空間S1に電源ケーブル、通信ケーブル、デスクトップパネル等を配置して、天板付家具1全体としては、対向する2辺、すなわち奥行き方向両端をともに使用端として使用可能に構成している。なお、前記図4は要部を拡大して示している。なお、前記図1〜図4において、天板4は想像線により示している。
【0021】
前記脚構造体2は、本実施形態ではその奥行き方向両端部に脚21を有するとともに、前後の脚21間を板状をなす接続部材22で接続している門状をなす。そして、その上端部に天板受23を設け、この天板受23を介して下方から天板4の左右両端部を支持している。
【0022】
前記構造部材3は、本実施形態ではアルミニウム押し出し成形により形成した中空の板状の部材であり、その左右両端を前記脚構造体2の接続部材22に接続しているとともに、1対の構造部材3の板面は、互いに対向している。そして、他の構造部材に対向する側の板面には、第1内突条31を押し出し成形により幅方向に延伸させて設けている。この第1内突条31は高さ方向中央部に2本設けていて、前記板面から他の構造部材に向かう方向に突出する水平部31aと、この水平部の突出端から上方に突出する起立部31bとを有する。さらに、他の構造部材に対向する側の板面の高さ方向両端には、前記板面を高さ方向に延長する方向に延伸する鉛直部32aと、前記鉛直部の突出端から他の構造部材から離反する方向に突出する水平部32bとを有する第2内突条32を設けている。一方、他の構造部材と離反する側の板面の高さ方向中間部にも、第1外突条33を3本設けている。この第1外突条33は、断面視T字状をなし、前記板面と平行をなす起立板部33bと、前記起立板部の高さ方向中間部と前記板面とを接続する水平部33aとを有する。そして、他の構造部材と離反する側の板面の高さ方向両端には、前記板面を高さ方向に延長する方向に延伸する基部34aと、前記鉛直部の突出端から他の構造部材に向かう方向及び他の構造部材から離反する方向にそれぞれ突出させて設けた水平部34bと、前記水平部の他の構造部材から離反する側の突出端から鉛直方向に突出させて設けた起立部34cとを有する第2外突条34を設けている。なお、この構造部材3の下端部に位置する第2内突条32と、同じく構造部材3の下端部に位置する第2外突条34との間の空間は、部材取付溝3mを形成している。この部材取付溝3mには、図示しない中間脚等のオプション部材をスライド挿入により取り付けることが可能である。加えて、前記第1外突条32には、適宜図示しないオプション部材を掛止することが可能であるとともに、前記第1外突条32間の空間にも飾り板などの図示しないオプション部材をスライド挿入により取り付けることが可能である。
【0023】
前記天板4は、本実施形態では幅方向に延伸する矩形の板であり、他の天板4と離反する側の端縁を使用端としているとともに、反使用端、すなわち他の天板4と対向する側の端縁の奥行き方向位置を前記構造部材3と略一致させ、1対の天板の反使用端間に形成される空間にオプション部材を配置するようにしている。また、本実施形態では、幅方向適宜箇所に奥行き方向に延伸する天板補強部材41を設けていて、この天板補強部材41を前記構造部材3に接続するようにしている。
【0024】
しかして本実施形態では、オプション部材たる配線ダクト91をオプション取付部材たるダクト受け部材5を介して取り付けるべく、前記ダクト受け部材5を構造部材3間に高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにしている。また、これもオプション部材たるデスクトップパネル92をオプション取付部材たる上取付部材61及び下取付部材62を介して取り付けるべく、前記上取付部材61及び下取付部材62を構造部材3間に高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにしている。また、これらダクト受け部材5、上取付部材61、及び下取付部材62の幅方向位置は連続的に変更可能にしている。
【0025】
具体的には、上述したように前記構造部材3に第1内突条31を押し出し成形により幅方向に延伸させて設けているとともに、前記ダクト受け部材5の奥行き方向両端部5xを第1内突条31に凹凸係合させ、構造部材3間に掛け渡すようにしている。一方、上取付部材61及び下取付部材62の奥行き方向両端部61x、62xは、構造部材3の第1内突条31又は第2内突条32に当設させて、構造部材3間に掛け渡すようにしている。すなわち、前記第1内突条31及び第2内突条32は請求項中の取付部としての機能を有する。
【0026】
以下、オプション部材として配線ダクト91を取り付ける態様について述べる。この配線ダクト91は、本実施形態ではパンチング加工が施してあり、その幅方向両端部をオプション取付部材たるダクト受け部材5に支持させるようにして構造部材3間に取り付けるようにしている。前記ダクト受け部材5は、図5の(a)に平面図、(b)に正面図、(c)に側面図をそれぞれ示すように、下方に開口し、奥行き方向に延伸するチャネル状の部材であって、その奥行き方向両端部の高さ方向中央部に、前記構造部材3の第1内突条31に凹凸係合可能な凹部5aを設けているとともに、その長さを前記構造部材3間の離間距離と略同一にしている。そして、奥行き方向に対して傾斜させた状態から水平に回転させて前記凹部5aを前記第1内突条31に凹凸係合させて取り付けるようにしているが、その際に平面視隅部5xが前記構造部材3に突き当たって取り付けにくくなる不具合を防ぐべく、前記隅部5xに面取り加工を施している。また、このダクト受け部材5は、高さ方向に離間させて複数対設けることができる。すなわち、複数の配線ダクト91を高さ方向に離間させて複数対設けることができる。
【0027】
次に、オプション部材としてデスクトップパネル92を取り付ける態様について、天板付家具1にデスクトップパネル92を取り付けた状態の正面図である図6、同状態の側面図である図7、及び図6におけるb−b断面図である図8を参照して述べる。このデスクトップパネル92は、板状をなすパネル本体921の下端から、このデスクトップパネル92を支持するパネル脚922を下方に突出させて設けている。そして、このパネル脚922を、前記構造部材3間に取り付けた上取付部材61及び下取付部材62を介して天板付家具1に取り付けるようにしている。なお、前記図6〜図8においても、天板4は想像線により示している。
【0028】
さらに詳述すると、図9(a)に上取付具61の平面図、(b)に同正面図、(c)に同側面図、(d)に下取付具62の平面図、(e)に同正面図、(f)に同側面図をそれぞれ示すように、前記上取付具61は、板金加工により形成されるものであり、下方に開口する略直方体状をなしている一方、下取付具62は、板金加工により形成されるものであり、上方に開口する略直方体状をなす本体621と、この本体621の上面に溶接等により固定して設けられる補強材622とを具備する。これら上取付具61及び下取付具62は、その奥行き方向両端部61x、62xを前記第1内突条31又は前記第2内突条32のいずれかに当接させるようにしているとともに、上取付具61と下取付具62とを取付具連結ボルトB1により互いに固定している。すなわち、これら上取付具61と下取付具62とを、取付具連結ボルトB1の緊締力により相寄る方向に作用させて連結している。前記上取付具61には、前記取付具連結ボルトB1を挿通させるボルト挿通孔61a、及び前記パネル脚922を挿通させるパネル脚挿通孔61bを設けている。一方、下取付具62には、パネル脚922の下端を当接させるようにしているとともに、前記取付具連結ボルトB1をねじ止めする雌ねじ孔62aを設けている。そして、パネル固定ねじB2を下取付具62の本体621及び前記補強材622に設けたボルト挿通孔62cに挿通させてパネル脚922内部に設けた埋め込みナットNにねじ止めし、このパネル固定ねじB2の緊締力によりデスクトップパネル92と下取付具62とを互いに固定している。なお、前記図8は要部を拡大して示している。また、下取付具62の前記補強材622に設けたボルト挿通孔62cは、本実施形態ではボルトの軸よりも径を大きくして、前記パネル脚922の外周面と略当接するパネル脚受け穴62bとしている。なお、本実施形態では、前記下取付具62は、前記構造部材3の第1内突条31に当接させるタイプと前記構造部材3の第2内突条32に当接させるタイプとを用意しているが、前記第2内突条32の鉛直部32aの突出端から、水平部32bを他の構造部材3に向かう方向にも突出させ、互いに対向する構造部材3の下端部に位置する前記第2内突条32の水平部32bの突出端間の距離を、互いに対向する構造部材3において、それぞれ同一の高さ位置にある第1内突条31の起立部31bの突出端間の距離と略一致させて、単一のタイプの下取付具62を前記第1内突条31間又は前記第2内突条32間のいずれにも掛け渡すことができるようにしてもよい。このようにすれば単一のタイプの下取付具62のみを用いてデスクトップ脚922の下端の高さ寸法を変更可能にできる。
【0029】
さらに、本実施形態では、図示しない蓋体により、前記構造部材3間に形成される空間Sを天板4上方から隠蔽可能にしている。この蓋体には、配線を天板4上方から前記構造部材3間に形成される空間に挿通させる配線挿通口や前記パネル脚922を挿通させるパネル脚挿通孔を設けている。
【0030】
以上のように、本発明に係るオプション取り付け構造では、オプション取付部材の幅方向位置及び高さ方向位置を変更可能に構成しているので、オプション部材たる配線ダクト91やデスクトップパネル92の幅方向位置及び高さ方向位置も変更することができ、種々の使用態様に容易に対応できる。
【0031】
また、オプション取付部材を高さ方向に離間させて複数設けることができるので、上述したようにデスクトップパネル92を上取付具61及び下取付具62を介して安定して取り付けることや、配線ダクト91を上下2段に設けて上段に着脱を容易にしたいもの、下段に高さ寸法がかさばるものをそれぞれ配置すること等、オプション部材の使用態様により適した位置ないし構造を選択できる。
【0032】
さらに、前記構造部材3が押し出し成形により形成された板状の部材であるので、構造部材3の製造及び取り付けを簡単に行えるとともに、オプション取付部材と係合ないし当接させる第1内突条31の形成をも押し出し成形により簡単に行うことができる。加えて、構造部材3間に取り付ける前記オプション取付部材やオプション部材を目立たないようにして見栄えを整えることもできる。
【0033】
特に、ダクト取付部材5の奥行き方向両端部に、前記第1内突条31に凹凸係合可能な凹部5aを設けているので、ダクト取付部材5を奥行き方向に対して傾斜させた状態から水平に回転させることにより、前記凹部5aを前記第1内突条31に凹凸係合させて取り付けるようにできる。すなわち、ダクト取付部材5の構造部材3への取り付けを、ねじ等の固定に用いるための特別な部材を行うことなく容易に行うことができる。
【0034】
さらに、前記上取付具61及び下取付具62の奥行き方向両端部を前記構造部材3に当接させることにより該上取付具61及び下取付具62を構造部材3間に掛け渡して取り付けるようにしているので、所望の幅方向位置にデスクトップパネル92を取り付けるべく上取付具61及び下取付具62の幅方向位置を設定できる。また、該デスクトップパネル92の下端部を支持する下取付具62の高さ方向位置を変更することにより該デスクトップパネル92の高さ方向位置を変更することもできるようになる。
【0035】
加えて、前記構造部材3間に、上取付具61及び下取付具62を高さ方向に離間させて取り付けるとともに、これら上取付具61及び下取付具62を互いに取付具連結ボルトB1の緊締力により相寄る方向に作用させて連結し、連結された前記上取付具61及び下取付具62を介してデスクトップパネル92を取り付けるようにしているので、前記上取付具61及び下取付具62の取付強度が増し、デスクトップパネル92をより安定して天板付家具1に取り付けることができる。
【0036】
なお、本発明は上述した実施形態に限られない。
【0037】
例えば、オプション部材としては、上述した実施形態において述べた配線ダクトやデスクトップパネルだけでなく、例えばペンケース、トレイ、照明器具、液晶ディスプレイ取付アーム等、種々のものを設けてもよい。また、配線ダクト、ペンケース、トレイ等、略水平な板状ないし上方に開口する箱状のオプション部材については、その奥行き方向両端部に係合部を設け、構造部材間に直接掛け渡して取り付けるようにしてもよい。一方、照明器具や液晶ディスプレイ取付アーム等、柱状をなす部材に支持させてなるオプション部材は、上述した実施形態における上取付部材61と下取付部材62との組を利用して取り付けるようにするとよい。
【0038】
また、上述した実施形態において、上取付部材61と下取付部材62との組に替えて、高さ方向に離間して配置し、相寄る方向に作用させて連結した1対の配線ダクト91を介してデスクトップパネル92を取り付けるようにしてもよい。一方、上取付部材61と下取付部材62との組のうち、いずれか一方のみを前記配線ダクト91に替えたものを採用してもよい。
【0039】
さらに、構造部材として、脚構造体間にパイプを横架して複数対設けたものであっても、このパイプ間にオプション取付部材を掛け渡して取り付けるようにすれば、オプション部材を直接ないしオプション取付部材を介して幅方向位置及び高さ方向位置を変更可能に取り付けるようにすることができる。
【0040】
加えて、図10に示すように、デスクトップパネル92を取り付けるための部材である上取付部材61とデスクトップパネル92を支持するパネル脚922との間にパネル脚固定部材63を介在させるようにしてもよい。このパネル脚固定部材63は、板状をなすベース631と、前記パネル脚922を挿通させるパイプ状をなす本体632とを備えている。このパネル脚固定部材63の上取付部材61への固定は、ベース631に設けたねじ挿通孔63aに図示しないねじを挿通させて前記上取付部材61に設けた雌ねじ孔61cにねじ止めすることにより行うようにしている。一方、パネル脚922のパネル脚固定部材63への固定は、パネル脚固定部材63の本体632に設けたねじ挿通孔63bに図示しないねじを挿通させて前記パネル脚922に高さ方向に離間させて設けた複数の雌ねじ孔922aのうち1つに選択的にねじ止めすることにより行うようにしている。
【0041】
そして、天板付家具だけでなく、例えば間仕切部材を、脚構造体間に1対の構造部材を横架して設けているとともに、この構造体間にオプション取付部材を介してオプション部材たる間仕切パネルを取り付けるようにし、さらに前記構造体間の空間に配線ダクト等他のオプション部材を取り付け可能であるように構成する等、他の家具に本発明に係るオプション取付構造を採用してもよい。
【0042】
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係るオプション取付構造は、オプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けることにより、オプション部材もまた、十分な取付強度を保ちつつ高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能にできる。すなわち、オプション部材の配置の自由度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る天板付家具に配線ダクトを取り付けた状態の平面図。
【図2】同実施形態に係る天板付家具に配線ダクトを取り付けた状態の正面図。
【図3】同実施形態に係る天板付家具に配線ダクトを取り付けた状態の側面図。
【図4】図1におけるa−a断面図。
【図5】同実施形態に係るダクト取付部材を示す図。
【図6】同実施形態に係る天板付家具にデスクトップパネルを取り付けた状態の正面図。
【図7】同実施形態に係る天板付家具にデスクトップパネルを取り付けた状態の側面図。
【図8】図6におけるb−b断面図。
【図9】同実施形態に係る上取付部材及び下取付部材を示す図。
【図10】本発明の他の実施形態に係るデスクトップパネルの家具への取付態様を示す図。
【符号の説明】
1…天板付家具
2…脚構造体
3…構造部材
31…第1内突条(取付部)
32…第2内突条(取付部)
4…天板
5…ダクト受け部材(オプション取付部材)
5a…凹部
61…上取付具(オプション取付部材)
62…下取付具(オプション取付部材)
91…配線ダクト(オプション部材)
92…デスクトップパネル(オプション部材)

Claims (10)

  1. オプション部材をオプション取付部材を介して家具に取り付けるオプション取付構造であって、幅方向に離間して設けられる脚構造体間に構造部材を横架して設けているとともに、前記構造部材を奥行き方向に離間させて複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにし、
    それぞれの構造部材の他の構造部材に対向する板面に、幅方向に延伸する突条を高さ方向に離間して複数設けていて、これら複数の突条のいずれかにオプション取付部材の奥行き方向に設けた凹部を凹凸係合させることによりオプション取付部材を選択的に取付可能であることを特徴とするオプション取付構造。
  2. 記オプション取付部材を高さ方向に離間させて複数取り付けることが可能であることを特徴とする請求項1記載のオプション取付構造。
  3. 記オプション取付部材の幅方向位置が連続的に変更可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のオプション取付構造。
  4. 前記構造部材が、押し出し成形により形成された板状の部材であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のオプション取付構造。
  5. 前記構造部材に、前記オプション取付部材の奥行き方向端部と凹凸係合ないし当接可能な取付部を押し出し成形により形成していることを特徴とする請求項4記載のオプション取付構造。
  6. 記オプション取付部材を水平回転させる操作により、前記オプション取付部材の奥行き方向端部と前記取付部とを凹凸係合させて前記オプション取付部材を前記構造部材間に掛け渡して取り付けるようにしていることを特徴とする請求項5記載のオプション取付構造。
  7. オプション部材をオプション取付部材を介して家具に取り付けるオプション取付構造であって、幅方向に離間して設けられる脚構造体間に構造部材を横架して設けているとともに、前記構造部材を奥行き方向に離間させて複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにし、
    前記構造部材が、押し出し成形により形成された板状の部材であるとともに、
    前記構造部材に、前記オプション取付部材の奥行き方向端部と凹凸係合ないし当接可能な取付部を押し出し成形により形成し、
    前記構造部材に前記取付部たる突条を押し出し成形により形成しているとともに、オプション取付部材の奥行き方向両端部に凹部を設け、これら凹部を前記突条と凹凸係合させることにより構造部材間に掛け渡して取り付け、オプション部材の幅方向両端部をこのオプション取付部材に支持させるようにしていることを特徴とするオプション取付構造。
  8. オプション部材をオプション取付部材を介して家具に取り付けるオプション取付構造であって、幅方向に離間して設けられる脚構造体間に構造部材を横架して設けているとともに、前記構造部材を奥行き方向に離間させて複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付けるようにし、
    前記オプション取付部材の奥行き方向両端部を前記構造部材に凹凸係合ないし当接させることにより該オプション取付部材を構造部材間に掛け渡して取り付けるようにしているとともに、前記オプション取付部材を高さ方向に離間させて複数取り付けて相寄る方向に作用させて連結し、連結された前記オプション取付部材を介してオプション部材を取り付けるようにしていることを特徴とするオプション取付構造。
  9. 幅方向に離間して設けられる脚構造体間に、構造部材を横架して奥行き方向に離間させて複数設けているとともに、前記構造部材に幅方向に延伸する突条又は係合溝を複数設け、この構造部材間にオプション取付部材を高さ方向位置及び幅方向位置を変更可能に掛け渡して取り付け可能な構成を有し、奥行き方向両端を使用端とし、
    それぞれの構造部材の他の構造部材に対向する板面に、幅方向に延伸する突条を高さ方向に離間して複数設けていて、これら複数の突条のいずれかにオプション取付部材の奥行き方向に設けた凹部を凹凸係合させることによりオプション取付部材を選択的に取付可能であることを特徴とする家具。
  10. 1対の天板を前記脚構造体に支持させ、かつ互いに奥行き方向に離間させて設けているとともに、前記1対の天板の互いに対向する端縁の奥行き方向位置を前記構造部材と略一致させていることを特徴とする請求項9記載の家具。
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