JP4380460B2 - 放射線検出装置、シンチレータパネル、及び放射線検出システム - Google Patents

放射線検出装置、シンチレータパネル、及び放射線検出システム Download PDF

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Description

本発明は、医療診断機器及び非破壊検査機器等に用いられるシンチレータパネル、放射線検出装置及び放射線撮像システムに関し、特に、X線撮影などに用いられるシンチレータパネル、放射線検出装置及び放射線撮像システムに関する。なお、本明細書においては、放射線の範疇に、X線、γ線などの電磁波も含むものとして説明する。
従来、X線蛍光体層が内部に備えられた蛍光スクリーンと両面塗布剤とを有するX線フィルムシステムが一般的にX線写真撮影に使用されてきた。
しかし、最近、X線蛍光体層と2次元光検出器とを有するデジタル放射線検出装置の画像特性が良好であることと、データがデジタルデータであるためネットワーク化したコンピュータシステムに取り込むことによってデータの共有化が図られる利点があることとから、デジタル放射線検出装置について盛んに研究開発が行われ、種々の特許出願も行われている。
上記のデジタル放射線検出装置の中でも、高感度で高鮮鋭な装置として、特許文献1に開示されているように、複数のフォトセンサ及びTFT(Thin Flim Ttansister:薄膜トランジスタ)などの電気素子が2次元に配置されている光電変換素子部からなる光検出器(「センサーパネル」とも言う)上に、放射線を光電変換素子で検出可能な光に変換する蛍光体層を形成した支持板(「シンチレータパネル」とも言う)を貼り合わせてなる放射線検出装置(「貼り合わせタイプ」または「間接タイプ」等とも言う)が知られている。
また、特許文献2または3に開示されているように、複数のフォトセンサ及びTFT等の電気素子が2次元に配置されている光電変換素子部からなる光検出器上に、放射線を光電変換素子で検出可能な光に変換するための蛍光体層を直接形成してなる放射線検出装置(「直接蒸着タイプ」又は「直接タイプ」等とも言う)が知られている。
図6は、従来の放射線検出装置を示す断面図である。101はガラス基板、102はアモルファスシリコンを用いたフォトセンサとTFTからなる光電変換素子部、103は配線部、104は電極取り出し部(電極パッド部)、105は窒化シリコンなどよりなる保護層を示し、これらの101−105によってセンサーパネル100が構成される。
センサーパネル100上には、光電変換素子部102に対応するように蛍光体層120が形成され、この蛍光体層120を被覆するよう蛍光体保護層121が設けられている。
特開2000−356679号公報 特開2000−284053号公報 特開平05−180945号公報
これら従来例において、直接蒸着タイプの場合、蛍光体層120とセンサーパネル100間に形成されている蛍光体下地層として、たとえば、無機膜である窒化シリコン等の保護層上に、センサーパネルの剛性保護の目的でポリイミド樹脂等の有機膜を設けることが知られている。
これと同様に、貼り合わせタイプの場合も、蛍光体層と支持基板間に形成されている蛍光体下地層としてポリイミド樹脂等の有機膜を設けることが知られている。
しかしながら、従来技術で形成されたポリイミド樹脂からなる有機膜は、ピンホール欠陥や、成膜過程で発生した異物欠陥の付着による欠陥が発生していた。このようにポリイミド樹脂からなる有機膜にピンホールや突起欠陥が発生すると、その上部に形成される蛍光体層に欠陥が生じる恐れがあった。特に蛍光体層が、蒸着により形成され柱状結晶構造を有するアルカリハライド系の蛍光体、例えばTlがドープされたヨウ化セシウム等からなる場合、蛍光体下地層のピンホール欠陥や突起欠陥に起因してスプラッシュ欠陥と呼ばれる異常成長部が形成され、発光輝度の不均一性に伴う解像度の低下や、蛍光体層の耐湿性の低下などを招く恐れがあった。
ポリイミド樹脂からなる有機薄膜に、CsI:TIからなる柱状結晶構造を有する蛍光体層を蒸着法によって形成すると、ポリイミド樹脂との密着性がわるく、蛍光体層の成膜過程で蛍光体層とポリイミド樹脂の一部に剥離が生じることがあり問題となった。
特に、高感度な柱状結晶構造の蛍光体層を用いる場合に、蛍光体層の厚さが400μm以上になるように成膜することが必要となるため、蛍光体下地層と蛍光体層の界面の応力が大きくなり剥離が発生しやすくなることが判明した。
本発明は、このような従来の事情を考慮してなされたもので、蛍光体下地層のピンホール欠陥や突起欠陥を抑制して蛍光体層の欠陥を少なくし、画像欠陥のない高品位な放射線検出装置を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、基板と、前記基板上に配置された、光を電気信号に変換する複数の光電変換素子からなる受光部と、前記受光部上に配置された保護層とを有するセンサーパネルと、前記センサーパネル上に配置された蛍光体下地層と、前記蛍光体下地層上に配置された、放射線を光に変換する蛍光体層と、を有する放射線検出装置において、前記蛍光体層は、蒸着法によって形成された、無機材料のアルカリハライド及び付活剤からなる柱状結晶構造を有し、前記蛍光体下地層は、無機材料からなる前記保護層上にプラズマ重合法で形成された、メトキシシラン構造を有する第1の有機膜、フッ素を含有する第2の有機膜、メトキシシラン構造を有する第3の有機膜がこの順に積層された有機膜からなることを特徴とする。
また、本発明は、前記蛍光体層上にホットメルト樹脂からなる蛍光体保護層を有することを特徴とする。
また、本発明は、請求項1又は2に記載の放射線検出装置を備えることを特徴とする放射線撮像システムである。
また、本発明は、支持部材と、前記支持部材上に配置された無機材料からなる反射層と、前記反射層上に配置された蛍光体下地層と、前記蛍光体下地層上に配置された、放射線を光に変換する蛍光体層と、前記蛍光体層を被覆する蛍光体保護層とを有するシンチレータパネルにおいて、前記蛍光体層は、蒸着法によって形成された、アルカリハライド及び付活剤からなる柱状結晶構造を有し、前記蛍光体下地層は、前記支持部材上にプラズマ重合法で形成された、メトキシシラン構造を有する第1の有機膜、フッ素を含有する第2の有機膜、メトキシシラン構造を有する第3の有機膜がこの順に積層された有機膜からなることを特徴とする。
また、本発明は、請求項に記載のシンチレータパネルと、基板と、前記基板上に配置された、前記シンチレータパネルの前記蛍光体層で変換された光を電気信号に変換する複数の光電変換素子からなる受光部と、前記受光部上に配置された保護層とを有するセンサーパネルと、を有し、前記シンチレータパネルの前記蛍光体保護層と前記センサーパネルの受光部側の表面とを貼り合わせて形成されている。
また、本発明は、請求項1又は5に記載の放射線検出装置と、前記放射線を発生させる放射線源と、前記放射線検出装置からの信号を画像として処理する信号処理手段と、前記信号処理手段からの信号を保存する保存手段と、前記信号処理手段からの信号を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果がある。
(1)蛍光体下地層をプラズマ重合法によって形成された有機膜で構成することにより、蛍光体下地層におけるピンホール欠陥及び不純物などによる突起欠陥がなくなるので、下地層上に形成された蛍光体層の欠陥の発生を抑えることができる。というのは、ピンホールは、被成膜面の凹凸を膜がカバーできないことと、被成膜面の科学的な汚れ又は化学的不活性部分に成膜されないことなどの理由で発生するのであるが、プラズマ重合法による有機膜の成膜は成膜時における方向性がなく凹凸のカバー性が優れているとともに、有機膜の成膜時のプラズマ化した各種活性種のエネルギーが高いため、被成膜面の表面の化学的汚れを活性種で活性化し除去することが可能であるためである。
(2)蛍光体層の欠陥の発生が防止できることにより、高品位で耐久性の高い放射線検出装置が得られる。
(3)プラズマ重合法によって形成された蛍光体下地層と柱状結晶構造を有する蛍光体層との密着性に優れ、保存耐久性に優れた放射線検出装置が得られる。
(4)蛍光体下地層をプラズマ重合法によって形成された有機膜で構成することにより、蛍光体層と蛍光体下地層の密着性が向上する。その理由は、モノマーがプラズマ化した各種活性種がハロゲン化アルカリのアルカリ金属表面の化学的汚れを除去し、又は不活性なアルカリ金属表面を活性化することにより、メトキシシラン系(SiO(CH3)4)のプラズマ重合法によって形成された有機膜とアルカリ金属のファンデルワアールス力が向上するからである。また、活性化したSiOとCsの反応(−Si−O−Cs)が生成し密着力が向上する。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態としての放射線検出装置の要部を示す断面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態としての放射線検出装置のセンサーパネル全体を含む断面図である。
図1及び図2に示す放射線検出装置において、101はガラス基板、102はガラス基板101上に2次元状に形成されかつアモルファスシリコンを用いたフォトセンサとTFTからなる画素に対応する光電変換素子部、103はガラス基板101上に形成されかつ光電変換素子部102に接続される配線部、104は配線部103に接続される電極取り出し部(電極パッド部)、105は光電変換素子部102及び配線部103を覆い、窒化シリコンまたは窒化シリコンとポリイミド樹脂との積層構造などよりなるセンサー保護層をそれぞれ示し、これら各要素101−105によってセンサーパネル(「2次元光検出器」及び「光電変換パネル」等とも呼ぶ)100が構成される。
保護層105上には、さらに蛍光体下地層1が形成され、蛍光体下地層1上に蛍光体層2が形成されている。
また、放射線検出装置においては、センサーパネルをセンサーパネル100の電極取り出し部104には、検出用集積回路ICが実装されたフレキシブル回路基板の端子部(不図示)が異方導電性接着剤(接続部)を介して貼り合わされる。
蛍光体下地層1は、プラズマ重合法によって堆積されたプラズマ重合膜である。ここで、プラズマ重合膜とは、プラズマ重合法によって形成された有機膜のことを意味する。
プラズマ重合法とは、「モノマー」をプラズマ化させ、生成した各種活性種同士又は活性種とモノマーとの間で、付加反応及び再分解反応等の複雑な反応を繰り返し、くい万丈に重合体膜を堆積させる方法のことをいう。
以上説明したように、本実施の形態によれば、蛍光体下地層をプラズマ重合膜で形成することにより、蛍光体下地層におけるピンホール欠陥及び不純物などによる突起欠陥がなくなるので、蛍光体下地層上に形成された蛍光体層の欠陥の発生を抑えることができる。
というのは、ピンホールは、被成膜面の凹凸を膜がカバーできないことと、被成膜面の科学的な汚れ又は化学的不活性部分に成膜されないことなどの理由で発生するのであるが、プラズマ重合法による有機膜の成膜は、成膜時における方向性がなく凹凸のカバー性が優れているためであるとともに、プラズマ重合膜の成膜時のプラズマ化した各種活性種のエネルギーが高いため被成膜面の表面の化学的汚れを活性種で活性化し除去することが可能であるためと考えられる。
また、本実施の形態に用いるプラズマ重合膜として、モノマーガスとして、テトラメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメトキシシラン、などのメトキシシラン系化合物モノマーを用いたプラズマ重合法によって形成された有機膜(以下メトキシシラン系プラズマ重合膜と称する)を用いることが好ましい。メトキシシラン系プラズマ重合膜を用いることにより、蛍光体層と蛍光体下地層の密着性が向上する。その理由としては、モノマーがプラズマ化した各種活性種がハロゲン化アルカリのアルカリ金属表面の化学的汚れを除去し、又は不活性なアルカリ金属表面を活性化することにより、メトキシシラン系(SiO(CH3)4)のプラズマ重合膜とアルカリ金属のファンデルワアールス力が向上するか、または、活性化したSiOとCsの反応(−Si−O−Cs)が生成し密着力が向上するかが考えられる。
[第2の実施の形態]
図3は、本発明の第2の実施の形態としての放射線検出装置の要部を示す断面図である。図4は、本発明の第2の実施の形態としての放射線検出装置のセンサーパネル全体を含む断面図である。
図3及び図4に示す放射線検出装置において、101はガラス基板、102はガラス基板101上に2次元状に形成されアモルファスシリコンを用いたフォトセンサとTFTからなる画素に対応する光電変換素子部、103はガラス基板101上に形成され光電変換素子部102に接続される配線部、104は配線部103に接続される電極取り出し部(電極パッド部)、105は光電変換素子部102及び配線部103を覆い窒化シリコンなどよりなるセンサー保護層をそれぞれ示しこれら各要素101−105によってセンサーパネル(「2次元光検出器」、「光電変換パネル」等とも呼ぶ)100が構成される。
また、蛍光体支持基板4上に、反射層保護層8、反射層3設けて支持部材を形成し、さらに蛍光体下地層1を形成した後、蛍光体層2を形成する。
反射層保護層8は、その必要性に応じて形成されればよく、支持基板上に反射層3が直接形成された構成であっても、支持基板が反射層3を兼ねるような構成であってもよい。
蛍光体層2上に蛍光体保護層5を形成してシンチレータパネル110が得られる。
図4に示すように、シンチレータパネル110は蛍光体層2が蛍光体保護層5を介してセンサーパネルの光電変換素子が形成された表面上に接着層6を介して貼り合わされることにより、放射線検出装置が得られる。
貼り合わされたシンチレータパネル端部は必要に応じて防湿及び剛性支持を目的とする封止層7を設ける。
また、放射線検出装置において、センサーパネル100の電極取り出し部104には、検出用集積回路ICが実装されたフレキシブル回路基板の端子部(不図示)が異方導電性接着剤(接続部)を介して貼り合わされる。
[第3の実施の形態]
また、本発明における蛍光体下地層1は1種類のプラズマ重合膜によって構成されたものに限定されるものでなく、複数種類のプラズマ重合膜の積層によって構成されていてもよい。
本実施形態における蛍光体下地層は、第1の実施の形態のセンサーパネル100または第2の実施の形態の支持部材(以上を基板と総称する)と接して設けられた第1のプラズマ重合膜と、第1のプラズマ重合膜と接して設けられた防湿性の高い第2のプラズマ重合膜と、第2のプラズマ重合膜と接し、且つ蛍光体層2と接して設けられた第3のプラズマ重合膜により構成されている。
基板と接して設けられる第1のプラズマ重合膜としては、基板表面の無機物質(第1の実施形態における窒化シリコンからなるセンサー保護層105や第2の実施の形態における反射層3など)との密着性のよい有機膜が好ましい。
無機物質との密着性の高い有機膜としては、モノマーガスとして、テトラメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメトキシシラン、などのメトキシシラン系化合物モノマーを用いたプラズマ重合法によって形成された有機膜(以下メトキシシラン系プラズマ重合膜と称する)を用いることが好ましい。これは、メトキシシラン系プラズマ重合膜のメトキシ基が無機物質と反応性があり、メチル基が有機物質である第1のプラズマ重合膜との反応性に優れているためと推測される。
第2のプラズマ重合膜としては、高い防湿性を有する有機膜が好ましい。これは、蛍光体下地層から水分が侵入すると、潮解性を有する蛍光体層2の発光特性が変化することにより解像度の低下が起こる恐れがあるため、蛍光体層への水分の侵入を防止することが重要となるためである。第2のプラズマ重合膜の水蒸気透過率は、10−11(g・cm/cm・cmHg・sec)以下であることが好ましい。
防湿性の高い有機膜としては、モノマーガスとしてフッ素化合物不飽和炭化水素モノマーを用いたプラズマ重合法によって形成された有機膜(以下フッ素系プラズマ重合膜と称する)を用いることが好ましい。フッ素化合物不飽和炭化水素モノマーとしては、CH、C、CCl、CCl、CFCFCFCF、CFCFCFCF、CFCCCFなどの化合物が使用できる。特に、CH、Cなどの、水素とフッ素を有するフッ素化合物不飽和炭化水素モノマーを用いることが好ましい。
第3のプラズマ重合膜としては、第2のプラズマ重合膜との密着性が高く、且つ蛍光体層2との密着性が高い有機膜であることが好ましい。蛍光体層との密着性の高い有機膜としては、第1のプラズマ重合膜と同様にメトキシシラン系プラズマ重合膜を用いることが好ましい。特に、モノマーとしてジメチルジメトキシシランを用いたメトキシシラン系プラズマ重合膜が、ハロゲン化アルカリを用いた蛍光体層と、フッ素系プラズマ重合膜を用いた第2のプラズマ重合膜の双方と十分な密着力を有するため、第3のプラズマ重合膜として用いることが好ましい。これは、ジメチルジメトキシシランのメトキシ基が無機物質である蛍光体層と反応性があり、メチル基が有機物質である第2のプラズマ重合膜との反応性に優れているためと推測される。
また、本発明の蛍光体層に用いられる蛍光体としては、アルカリハライド:付活剤からなる柱状結晶構造を有する蛍光体が好適に用いられ、例えばCsI:Tlの他に、CsI:Na、NaI:Tl、LiI:Eu、KI:Tl等を用いることができる。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明を詳しく説明する。
[実施例1]
本実施例は、図1に示される放射線検出装置の例である。
厚さ0.7mmのガラス基板101上の430mm×430mmの領域に、アモルファスシリコンからなるフォトダイオード(光電変換素子)とTFT(不図示)、及びAlの配線部103からなる、画素サイズ160μm×160μmの画素を2次元的に配置して光電変換素子部102を設けた。
また、ガラス基板101の周囲の領域には、光電変換素子部102から読み出される光電変換情報を読み出すIC等の配線部材と電気的に接続するための、Alの取り出し配線(不図示)、及び電極取り出し部104を設けた。
その後SiN及びポリイミドからなるセンサー保護層105を電極取り出し部104が形成された領域を除いて形成し、センサーパネル100を得た。
次に、蛍光体下地層1として、センサー保護層105の表面に下記条件でプラズマ重合膜を成膜した。
重合装置内の系内圧力:80パスカル(0.6torr)
モノマーガス:ジメチルジメトキシシラン
モノマーガス流量 20SCCM
高周波電源パワー 50W
放電時間 5分
次に、得られた蛍光体下地層1上の画素領域上に、ヨウ化セシウム(CsI)にタリウム(Tl)が添加された、柱状結晶構造のCsI:Tlを、真空蒸着法により成膜時間4時間で厚さ550μm形成した。Tlの添加濃度は0.1〜0.3mol%であった。CsI:Tlの柱状結晶の頂面側(蒸着終了表面側)の柱径は平均約5μmであった。形成されたCsI:Tlを200℃の窒素雰囲気下のクリーンオーブン内で2時間熱処理することによって、蛍光体層2を得た。
次に、蛍光体下地層1及び蛍光体層2を被覆するように形成された厚さ50μmのホットメルト樹脂からなる蛍光体保護層5と、厚さ20μmのAlからなる反射層(不図示)及び、厚さ50μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる反射層保護層(不図示)の積層構造からなる蛍光体保護部材を形成して、蛍光体層が直接形成されたセンサーパネル100を得た。
蛍光体保護層5として用いられるホットメルト樹脂は、水や溶剤を含まない、室温で固体であり、100%不揮発性の熱可塑性材料からなる接着性樹脂と定義される(Thomas.p.Flanagan,Adhesive Age,9,No3,28(1996))。ホットメルト樹脂は、樹脂温度が上昇すると溶融し、樹脂温度が低下すると固化されるものである。
ホットメルト樹脂は、加熱溶融状態で、他の有機材料、及び無機材料に接着性をもち、常温で固体状態となり接着性を持たないものである。
また、ホットメルト樹脂は極性溶媒、溶剤、及び水を含んでいないので、蛍光体層2(例えば、ハロゲン化アルカリからなる柱状結晶構造を有する蛍光体層)に接触しても蛍光体層を溶解しないため、蛍光体保護層5として使用され得る。
ホットメルト樹脂は、熱可塑性樹脂を溶剤に溶かし溶媒塗布法によって形成された溶剤揮発硬化型の接着性樹脂とは異なる。また、エポキシなどに代表される化学反応によって形成される化学反応型の接着性樹脂とも異なる。
ホットメルト樹脂材料は主成分であるベースポリマー(ベース材料)の種類によって分類され、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等を用いることができる。
蛍光体保護層5として、防湿性が高く、また蛍光体から発生する可視光線を透過する光透過性が高いことが重要である。蛍光体保護層5として必要とされる防湿性を満たすホットメルト樹脂としてポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂が好ましい。特に吸湿率が低いポリオレフィン樹脂を用いることが好ましい。
また、光透過性の高い樹脂として、ポリオレフィン系樹脂が好ましい。したがって、蛍光体保護層5としてポリオレフィン系樹脂をベースにしたホットメルト樹脂がより好ましい。
ポリオレフィン樹脂は、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体及び、アイオノマー樹脂から選ばれる少なくとも1種を主成分として含有することが好ましい。
エチレン酢酸ビニル共重合体を主成分とするホットメルト樹脂としてヒロダイン7544(ヒロダイン工業製)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体を主成分とするホットメルト樹脂としてO−4121(倉敷紡績製)、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体を主成分とするホットメルト樹脂としてW−4110(倉敷紡績製)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体を主成分とするホットメルト樹脂としてH−2500(倉敷紡績製)、エチレン−アクリル酸共重合体を主成分とするホットメルト樹脂としてP−2200(倉敷紡績製)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体を主成分とするホットメルト樹脂としてZ−2(倉敷紡績製)等を用いることができる。
さらに、センサーパネル100上の電極取り出し部104に異方導電性接着剤3を介してフレキシブル回路基板の端子部(不図示)を熱圧着して、放射線検出装置を得た。
以上のようにして作製した放射線検出装置を、60℃、90%の温度、湿度試験槽に1000時間保存した。その結果、蛍光体層7の位置ずれ、各層間の剥離等の外観不良は発生しなかった。また、蛍光体層7の、水や溶剤に起因する腐食及び潮解による発光強度の劣化も全く認められず、高信頼性の放射線検出装置が得られた。
[実施例2]
本実施例では、実施例1の蛍光体下地層1に用いられたプラズマ重合膜構成及び形成方法と、異なるプラズマ重合膜構成及び形成方法を用いたこと以外は、実施例1と同様の放射線検出装置を実施例1と同様の方法にて製造した。
実施例1と同様の方法によりセンサーパネル100を得た。
次に、下記条件により複数の種類のプラズマ重合膜の積層構造からなる蛍光体下地層1を成膜した。
(第1のプラズマ重合膜)
重合装置内の系内圧力:80パスカル(0.6torr)
モノマーガス:ジメチルジメトキシシラン
モノマーガス流量 20SCCM
高周波電源パワー 50W
放電時間 5分
(第2のプラズマ重合膜)
重合装置内の系内圧力:13.3パスカル(0.1torr)
モノマーガス:C
モノマーガス流量 50SCCM
高周波電源パワー 50W
放電時間 40分
(第3のプラズマ重合膜)
重合装置内の系内圧力:80パスカル(0.6torr)
モノマーガス:ジメチルジメトキシシラン
モノマーガス流量 20SCCM
高周波電源パワー 50W
放電時間 5分
上記のように、第1のプラズマ重合膜、第2のプラズマ重合膜、及び第3のプラズマ重合膜の積層構造を形成することによって、水分透過率1.9×10―12(g・cm/cm・cmHg・sec)の蛍光体下地層1が完成した。
更に、実施例1と同様な方法により、蛍光体層2を形成した。また更に、実施例1と同様の方法により蛍光体保護層5、反射層(不図示)、及び反射層保護層(不図示)の積層構造よりなる蛍光体保護部材を形成して、蛍光体層が直接形成されたセンサーパネル100を得た。
更に、実施例1と同様な方法により、電極取り出し部104にフレキシブル回路基板の端子部(不図示)を熱圧着して、放射線検出装置を得た。
以上のようにして作製した放射線検出装置を、60℃、90%の温度、湿度試験槽に1000時間保存した。その結果、蛍光体層7の位置ずれ、各層間の剥離等の外観不良は発生しなかった。また、蛍光体層7の、水や溶剤に起因する腐食及び潮解による発光強度の劣化も全く認められず、高信頼性の放射線検出装置が得られた。
[実施例3]
本実施例では、実施例2の蛍光体下地層1に用いられたプラズマ重合膜構成及び形成方法と、異なるプラズマ重合膜構成及び形成方法を用いたこと以外は、実施例2と同様の放射線検出装置を実施例2と同様の方法にて製造した。
具体的には、実施例2の第2のプラズマ重合膜を形成する際のモノマーガスをCFCFCFCFに変更して第2のプラズマ重合膜を形成した。
実施例1と同様の方法によりセンサーパネル100を得た。
次に、下記条件により複数の種類のプラズマ重合膜の積層構造からなる蛍光体下地層1を成膜した。
ここでは、第2のプラズマ重合膜以外の構成及び形成方法は実施例2と同様であるため、第2のプラズマ重合膜の成膜条件のみを示す。
(第2のプラズマ重合膜)
重合装置内の系内圧力:13.3パスカル(0.1torr)
モノマーガス:C
モノマーガス流量 50SCCM
高周波電源パワー 50W
放電時間 10分
上記のように、第1のプラズマ重合膜、第2のプラズマ重合膜、及び第3のプラズマ重合膜の積層構造を形成することによって、水分透過率1.9×10―12(g・cm/cm・cmHg・sec)の蛍光体下地層1が完成した。
更に、実施例1と同様な方法により、蛍光体層2を形成した。
また更に、実施例1と同様の方法により蛍光体保護層5、反射層(不図示)、及び反射層保護層(不図示)の積層構造よりなる蛍光体保護部材を形成して、蛍光体層が直接形成されたセンサーパネル100を得た。
更に、実施例1と同様な方法により、電極取り出し部104にフレキシブル回路基板の端子部(不図示)を熱圧着して、放射線検出装置を得た。
以上のようにして作製した放射線検出装置を、60℃、90%の温度、湿度試験槽に1000時間保存した。その結果、蛍光体層7の位置ずれ、各層間の剥離等の外観不良は発生しなかった。また、蛍光体層7の、水や溶剤に起因する腐食及び潮解による発光強度の劣化も全く認められず、高信頼性の放射線検出装置が得られた。
[実施例4]
本実施例は、図3及び4に示される放射線検出装置の例である。
厚さ0.7mmのガラス基板101上の430mm×430mmの領域に、アモルファスシリコンからなるフォトダイオード(光電変換素子)とTFT(不図示)、及びAlの配線部103からなる、画素サイズ160μm×160μmの画素を2次元的に配置して光電変換素子部102を設けた。
また、ガラス基板101の周囲の領域には、光電変換素子部102から読み出される光電変換情報を読み出すIC等の配線部材と電気的に接続するための、Alの取り出し配線(不図示)、及び電極取り出し部104を設けた。
その後、SiN及びポリイミドからなるセンサー保護層105を電極取り出し部104が形成された領域を除いて形成し、センサーパネル100を得た。
次に、厚さ1mmのアモルファスカーボン製の蛍光体支持基板4上に、ポリイミドからなる反射層保護層8及び厚さ3000ÅのAlからなる反射層3を形成し、蛍光体支持基板4の反射層3が形成された側の表面及び反射層3を被覆するように蛍光体下地層1を形成して支持部材を得た。
蛍光体下地層1は、下記条件によりプラズマ重合膜を成膜して形成されたものである。
重合装置内の系内圧力:80パスカル(0.6torr)
モノマーガス:ジメチルジメトキシシラン
モノマーガス流量 20SCCM
高周波電源パワー 50W
放電時間 5分
次に、得られた蛍光体下地層1上に、ヨウ化セシウム(CsI)にタリウム(Tl)が添加された、柱状結晶構造のCsI:Tlを、真空蒸着法により成膜時間4時間で厚さ550μm形成した。Tlの添加濃度は0.1〜0.3mol%であった。CsI:Tlの柱状結晶の頂面側(蒸着終了表面側)の柱径は平均約5μmであった。形成されたCsI:Tlを200℃の窒素雰囲気下のクリーンオーブン内で2時間熱処理することによって、蛍光体層2を得た。
さらに、次に、蛍光体下地層1及び蛍光体層2を被覆するようにポリパラキシリレン製の有機膜を熱CVD法によって15μm成膜して蛍光体保護層5を形成し、シンチレータパネル110を得た。
次に、センサーパネル100の画素領域上に、シンチレータパネル110を、蛍光体保護層5及びアクリル系の粘着剤6を介して貼り合わせ、さらに、センサーパネル100上の電極取り出し部104に、異方導電性接着剤3を介してフレキシブル回路基板の端子部(不図示)を熱圧着して、放射線検出装置を得た。
以上のようにして作製した放射線検出装置を、60℃、90%の温度、湿度試験槽に1000時間保存した。その結果、蛍光体層7の位置ずれ、各層間の剥離等の外観不良は発生しなかった。また、蛍光体層7の、水や溶剤に起因する腐食及び潮解による発光強度の劣化も全く認められず、高信頼性の放射線検出装置が得られた。
[第4の実施の形態]
図5は、上記の実施の形態の放射線検出装置を備える放射線撮像システムとしてのX線診断システムへの応用例を示したものである。
X線チューブ6050で発生したX線6060は、患者又は被験者6061の胸部6062を透過し、シンチレータを上部に実装した放射線検出装置6040に入射する。
この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。
X線の入射に対応してシンチレータは発光し、これを光電変換して電気的情報を得る。
この情報はデジタルに変換され信号処理手段となるイメージプロセッサ6070により画像処理され、制御室の表示手段となるディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は電話回線6090などの伝送処理手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなどにある表示手段となるディスプレイ6081に表示したり、光ディスクなどの記録手段に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。
また、記録手段となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
以上説明したように、医療用のX線センサなどに応用することが可能であるが、無破壊検査などのそれ以外の用途に応用した場合にも有効である。
本発明の第1の実施の形態としての放射線検出装置の要部を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態としての放射線検出装置のセンサーパネル全体を含む断面図である。 本発明の第2の実施の形態としての放射線検出装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態としての放射線検出装置のセンサーパネル全体を含む断面図である。 本発明の第3の実施の形態としての放射線検出装置のX線診断システムへの応用例を示したものである。 従来の放射線検出装置の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 プラズマ重合体膜
2 蛍光体層
3 反射層
4 基板
5 蛍光体保護層
6 接着層
7 封止層
8 反射層保護層
100 センサーパネル
101 ガラス基板
102 光電変換素子部
103 配線部
104 電極取り出し部(電極パッド部)
105 保護層(第1の保護層)
110 シンチレータパネル

Claims (6)

  1. 基板と、前記基板上に配置された、光を電気信号に変換する複数の光電変換素子からなる受光部と、前記受光部上に配置された保護層とを有するセンサーパネルと、前記センサーパネル上に配置された蛍光体下地層と、前記蛍光体下地層上に配置された、放射線を光に変換する蛍光体層と、を有する放射線検出装置において、
    前記蛍光体層は、蒸着法によって形成された、無機材料のアルカリハライド及び付活剤からなる柱状結晶構造を有し、
    前記蛍光体下地層は、無機材料からなる前記保護層上にプラズマ重合法で形成された、メトキシシラン構造を有する第1の有機膜、フッ素を含有する第2の有機膜、メトキシシラン構造を有する第3の有機膜がこの順に積層された有機膜からなることを特徴とする放射線検出装置。
  2. 前記蛍光体層上にホットメルト樹脂からなる蛍光体保護層を有することを特徴とする請求項に記載の放射線検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の放射線検出装置を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  4. 支持部材と、前記支持部材上に配置された無機材料からなる反射層と、前記反射層上に配置された蛍光体下地層と、前記蛍光体下地層上に配置された、放射線を光に変換する蛍光体層と、前記蛍光体層を被覆する蛍光体保護層とを有するシンチレータパネルにおいて、
    前記蛍光体層は、蒸着法によって形成された、アルカリハライド及び付活剤からなる柱状結晶構造を有し、
    前記蛍光体下地層は、前記支持部材上にプラズマ重合法で形成された、メトキシシラン構造を有する第1の有機膜、フッ素を含有する第2の有機膜、メトキシシラン構造を有する第3の有機膜がこの順に積層された有機膜からなることを特徴とするシンチレータパネル。
  5. 請求項に記載のシンチレータパネルと、基板と、前記基板上に配置された、前記シンチレータパネルの前記蛍光体層で変換された光を電気信号に変換する複数の光電変換素子からなる受光部と、前記受光部上に配置された保護層とを有するセンサーパネルと、を有し、前記シンチレータパネルの前記蛍光体保護層と前記センサーパネルの受光部側の表面とを貼り合わせて形成されている放射線検出装置。
  6. 請求項1又は5に記載の放射線検出装置と、
    前記放射線を発生させる放射線源と、
    前記放射線検出装置からの信号を画像として処理する信号処理手段と、
    前記信号処理手段からの信号を保存する保存手段と、
    前記信号処理手段からの信号を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
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