JP4380016B2 - 携帯型情報伝送端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル化された画像や音声の情報を、遠隔地にある情報処理装置に伝送する情報伝送端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯電話(PDC:Portable Digital Cellular)や、PHS(Personal Handy-Phone System)の普及によって、モバイル通信が華やかである。そのような中において、これらの通信媒体を利用し、画像データや音声データを圧縮して遠隔地にある情報処理装置(パソコンなど)に伝送し、現場の状況を報告するための携帯型情報伝送端末装置が知られている。
【0003】
この携帯型情報伝送端末装置の主たる伝送情報は画像データと音声データであり、現場の映像を画像処理して伝送する機能および現場と音声による情報交換を行うのが一般的である。この携帯型遠隔画像情報伝送端末装置の使用形態を図6に示す。
【0004】
図6において、100が入力された画像情報と音声情報を圧縮処理して伝送するための携帯型情報伝送端末装置の本体、200が伝送された画像情報を受信して処理するための管理局側の情報処理装置(パソコンなど)の本体である。
301は、画像情報を入力するためのカメラ装置(ビデオ・カメラや、ディジタル・スチル・カメラなど)、302は音声情報を入力するためのマイクロフォン、303は管理局側から送られてきた音声情報を音声として出力するためのスピーカである。ここでは、マイクロフォン302とスピーカ303は、一体になって頭部に装着できるヘッドセットを例に採っている。
400は情報の伝送媒体である通信網(PDC、PHS、アナログ電話、LANなど)を示す。また、501は受信した画像情報を表示するための画像出力装置(CRT、LCD、ビデオ・モニタなど)、502は管理局側の音声を入力するためのマイクロフォン、503は端末側から送られてきた音声を再生するためのスピーカである。管理局側のマイクロフォン502とスピーカ503も、一体になって頭部に装着できるヘッドセットを例に採っている。
【0005】
遠隔地に赴いた操作員は、図に示すような体勢で、301のカメラから画像情報を入力し、これを100の携帯型遠隔情報伝送端末に於いて、圧縮処理して伝送する。この情報は、400の通信網によって遠隔地に送られるので、管理局側では、これを通信網を介して受信し、200の情報処理装置にて伸長処理して元の画像情報に再生し、この情報を501の表示装置に表示する。
【0006】
更にこのような装置では、現場と管理局との間で、音声情報の交換ができる。この場合は、100の携帯型遠隔情報伝送端末と、200の情報処理装置との間で、双方向の音声圧縮と伸張処理を相互に行うことによってこの機能を実現することができる。
【0007】
さて、このような、携帯型情報伝送端末装置(100)の1例として、図7(a)〜(c)がある。各図において、100aは、装置本体の操作を行うスイッチや表示を集めた操作パネル部、100bは、装置本体と外部機器との電気的接続(コネクタ)部分を集めた外部インターフェース・パネル部、100cは、外部インターフェース不使用時にインターフェース部を保護するための保護用蓋、100dは、装置本体をベルトに実装するためのベルト・フック、100eは、本装置を肩掛けで使用する場合のストラップを保持するためのストラップ・フックである。
【0008】
先述の通りこの装置は、屋外の遠隔地から無線などを介して情報を伝送するための端末装置であり、特に施設、設備の保守点検、工事や災害現場などの状況監視などに用いる必要性から、標準的に屋外で使用されるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような携帯型情報伝送端末装置100は、その性質上、現場からの情報を遠隔地にある幾つかの管理局と通信可能であることが要求され、状況に応じてその通信先を切り替える必要もある。そのため、装置内に複数の宛先情報(通信先の電話番号など)を記憶させられるようにしているのが普通である。
【0010】
このように予め記憶された宛先情報の中から、実際にどの宛先と通信を行うかと言った選択設定情報は、装置を駆動する際に、装置に対して設定指示を与える必要がある。これを行うことにより、装置は指示された目的の宛先管理局と接続処理を行い、情報交換を行うことができる。
【0011】
このような情報伝送端末装置については、様々な形態の製品が存在するが、大きく分けると汎用のモバイル・パソコンをそのまま端末装置に利用する場合と、専用の端末装置とする場合とがある。前者の場合は、もともとLCDパネルと入力用のキーボードなどが装置に付属しているので、装置のソフトウェアによって、設定入力用の画面を表示し、設定モード時にこの画面を見ながらキーボード操作などで、目的とする情報を装置に与えることができる。しかし、汎用のモバイル・パソコンは、特定の処理を行うために、様々な操作処理を繰り返し行わなければならず、現場において迅速性が要求される専用の処理には不向きである。(操作が複雑で現場向きでない。)
一方、後者の専用端末装置の場合については、通常操作に必要な最低限の操作ボタンスイッチ(以下単に操作ボタンという)と、LED表示機能しか持たないのが理想である。専用端末装置における課題は、小型化、低価格化と言った点にあるが、これに加えて現場での使用に合わせて、操作の簡易性、堅牢性と言った点が求められる。ところが、現状世の中に流通する専用端末製品では、先に述べた通信宛先選択のために、通常操作に必要な操作ボタンの他に専用の設定ボタンと表示器(LED)などを設けているのが普通である。
【0012】
これは、小型化、低価格化と言った課題について理想的であるとは言えない。これを満足するために、装置の背面や底部にある、小型の設定スイッチ(DIPスイッチなど)を操作(切り替え)することによって宛先の設定をする装置もあるが、この場合、操作の簡易性、堅牢性と言った面で問題を残している。すなわち、端末装置の小型化、低価格化はできるが、現地での微小なスイッチの切り替えを行うのは困難てあり、また操作ガイダンスも困難となる。更に微小な部品であるため、現地の繰り返し操作では破損し易い。
上記のように、現行の専用端末装置では、初期宛先設定の方式について多くの課題を残していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
スイッチや表示LEDを集めた操作パネル部と、装置制御用の制御処理部を有し、通信媒体を介して遠隔地の情報処理装置にデータを伝送する携帯型情報伝送端末装置において、
前記操作パネル部に、電源投入直後の一定時間のみ電源スイッチ、シャッタースイッチ、および通話スイッチの機能を有する各スイッチに対してそれぞれ宛先選択設定用の指定スイッチを兼用させた操作用スイッチを設け、これら各スイッチの使用状態を各別に表示するための表示手段と、前記制御処理部からの読み出し信号に応じて前記各スイッチ信号を導入して制御処理部に知らせるための入力部と、前記制御処理部からの書き込み信号に応じて前記各表示手段を点灯/消灯させるための出力部とを備えたものである。
【0014】
また、本発明は、前記各操作スイッチに対応して設けられた表示手段の点滅を機能に応じて遅速の変化を持たせたものである。
【0015】
また、本発明は、前記表示手段に、複色発光ダイオードを用いたものである。
【0016】
更に本発明は、前記電源スイッチ投入後一定時間までの操作スイッチの操作情報を宛先設定情報と判断して選択モードに切替え、一定時間経過後は定常操作機能と判断して選択モードから定常操作モードに切替える宛先選択手段と、この宛先選択手段にて選択された宛先設定情報を判断して当該宛先を設定し、その宛先へ接続中であることを表示する宛先接続中の表示パターン変更手段と、この表示パターン変更手段によって設定された宛先に接続し、接続中表示を解除する宛先接続手段とを備えたものである。
【0017】
また、本発明は、前記電源スイッチ投入後一定時間までの操作スイッチの操作情報を宛先設定情報と判断して選択モードに切替え、一定時間経過後は定常操作機能と判断して選択モードから定常操作モードに切替える旨のメッセージを再生する宛先選択手段と、この宛先選択手段にて選択された宛先設定情報を判断して当該宛先を設定し、その宛先へ接続中であることを表示し、かつ接続開始メッセージを再生する宛先接続中の表示パターン変更手段と、この表示パターン変更手段によって設定された宛先に接続し、接続中表示を解除して宛先選択終了メッセージを再生する宛先接続手段を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1に本発明による初期宛先設定方式を採用した場合の、操作パネル100aの実現例を示す。同図において、101は電源ボタン、102はシャッター・ボタン、103は通話ボタンである。電源ボタンは電源の入/切、シャッター・ボタンは静止画の取り込みと送信、通話ボタンはプレス・トーク時に押下するのに使用するのが通常の使用法である。
【0019】
また、105は動作表示用のLED、106はエラー表示用LED、107は充電中表示LEDである。更に、104は、シールの貼り付け欄であり、本発明により指定できる宛先を示すシールなどを貼付できるスペース(位置表示)である。101〜103の操作ボタンの上部には、A〜Cのアルファベットが記載さているが、これは、宛先の代表記号である。同図から判る通り、本操作パネル上には、宛先設定用の専用ボタンや設定表示用の専用LEDなどは存在しない。
【0020】
本発明では、基本的に、通常の操作ボタンを宛先選択設定用の指定スイッチと兼用する。すなわち、この例の場合は、電源ボタン101は宛先ボタンAの選択スイッチを兼用し、シャッター・ボタン102は宛先Bを、また通話ボタン103は宛先Cをそれぞれ兼用している。これにより現場でも操作できる大型のボタンを使用して宛先選択指定が可能とする。そのため、装置の動作をシーケンシャルにし、電源投入直後の一定時間(例えば10秒間)を宛先選択入力期間として、この間に所望の宛先を指定できるようにする。つまり、この宛先選択入力期間中のみ、操作ボタンの持つ意味合いを「定常操作モード」から「宛先選択モード」に切り替えて使用する。
【0021】
また、105の状態表示LEDは、この宛先選択入力期間中であることを、全数がフリッカ(点滅)するような特別な表示パターンを実行することによって表現し、更に、何れかが選択された場合には、その指定ボタンに付属したLEDが特定の表示パターンに移行することによって、選択が完了したことを示すようにする。
【0022】
【実施の形態1】
ここで、図1に示す操作パネルを使用した場合の宛先設定方式の例を説明する。この例では、通常の操作ボタンが3つであるため、選択可能な宛先情報も3種の内から選択するものとする。(なお、3つの操作ボタンは、プッシュスイッチでもディップスイッチでもよいことは勿論である)。
【0023】
これを実現するための回路は、図2に示す通り、きわめて簡易なものである。この回路は通常操作のために用意されるもので、本発明による宛先設定方式によって付加されるものはない。
【0024】
図2において、110は情報伝送端末装置の全体を制御するための制御処理部(CPU)、111はそのCPUのローカルバス、110aは読み出しコマンド信号(RD信号)、110bは書き込みコマンド信号(WR信号)である。また、112はスイッチ状態を読み込むための入力部であるDI回路、113は表示LEDを点灯/消灯させるためのDO回路(出力部)である。105a〜105cは表示LED−A(宛先A用)〜表示LED−C(宛先C用)である。
【0025】
このような回路機構を用いて、操作ボタンを兼用した宛先選択を実現する。この処理の例をフローチャートの形で図3に示す。
【0026】
ステップS1において、電源ボタンを押下することによって装置の電源をオン状態にする(定常操作モード)と、S2で装置立ち上げ時の初期化処理(セットアップ)などが実行される。
S3では、宛先選択期間に入ることを、特定の「宛先選択期間中表示パターン」に従ったLEDの点滅(例えば、「105a〜105cのLEDを3つ同時に点滅させる」など)によって表示する。装置は、S4において「宛先選択期間」に入り、3つの操作ボタンの状態を112のDI回路を用いて読み込む。こ時の操作ボタンの状態は、「定常操作モード」から「宛先選択モード」に切り替えて認識する。S5では、まず操作ボタンAが押下された状態かどうかを判断し、操作ボタンAが押下されたと認識した場合、S6で予め装置に記憶してあった、宛先Aに相当する電話番号などの情報を取り出し、接続処理用のパラメータとして設定する。S7では、装置の表示状態を「宛先選択期間中表示パターン」から「宛先A接続中表示パターン」,例えば表示LED−Aのみを点滅させ、その他は点灯状態にすることによって、宛先Aが選択されたことを表現するように切り替える。
【0027】
一方、ステップS5において、操作ボタンAが押下状態でなかった場合には、S8で次の操作ボタンBが押下された状態かどうかを判断する。操作ボタンBが押下されたと認識した場合、S9において予め装置に記憶してあった宛先Bに相当する電話番号などの情報を取り出し、接続処理用のパラメータとして設定する。S10では装置の表示状態を、「宛先選択期間中表示パターン」から「宛先B接続中表示パターン」,例えば表示LED−Bのみを点滅させその他は点灯状態にすることによって、宛先Bが選択されたことを表現するように切り替える。
【0028】
また、ステップS8で、操作ボタンBが押下状態でなかった場合にはステップS11に移り、次のボタンCが押下された状態かどうかを判断する。判断結果、操作ボタンCが押下されたと認識した場合、S12において予め装置に記憶してあった、宛先Cに相当する電話番号などの情報を取り出し、接続処理用のパラメータとして設定する。その後、S13で装置の表示状態を、「宛先選択期間中表示パターン」から「宛先C接続中表示パターン」,例えば表示LED−Cのみを点滅させその他は点灯状態にすることによって、宛先Cが選択されたことを表現するように切り替える。
【0029】
前記S11において、操作ボタンCも押下状態でなかった場合、S14において、宛先選択設定期間が満了するまではS4のDI入力部分の処理に戻る。 S14で、宛先選択設定期間が満了した場合には、この期間に宛先選択ボタンのA〜Cの何れも押下されなかったことになる。この場合には、S15で予め定められたデフォルトの接続先であるA〜Cのうちのいずれかに強制的に接続するものとし、そのデフォルトの宛先の情報を取り出して、接続処理用のパラメータとして設定する。S16では、装置の表示状態を「宛先選択期間中表示パターン」からデフォルトで定められた宛先への「接続中表示パターン」,例えばデフォルトの宛先に対応した表示LEDのみを点滅させその他は点灯状態にすることによって、デフォルトの宛先が選択されたことを表現するように切り替える。S17では、この段階で使用者の操作またはデフォルトの操作により、宛先A〜Cのうちの何れかの接続用パラメータが設定されている。ここで、このパラメータをもとに指定された宛先への接続処理を実行する。接続処理の完了後、ステップS18において、「接続中表示パターン」を解除し、操作ボタンの持つ意味合いを「宛先選択モード」から「定常操作モード」に戻し、次の処理に移行する。
【0030】
このように、本発明は、電源投入時直後の一定期間の間のみ、通常操作用のボタンの意味を変更し、この一定時間内に押されたボタンの情報を、宛先設定情報と見なすことによって、選択設定処理を自動的に完了することと、その選択設定から接続に至るまでの状態を表示のパターンを切り替えることによって表現する点にあり、これによって、宛先選択設定のためのボタンおよびその選択状態表示のためのLED類を別に設ける必要を無くしている。
【0031】
【実施の形態2】
実施の形態1では、操作ボタンの持つ意味合いを多重化し、LEDの表示パターンを増やすことによって、宛先選択設定用のボタンと表示LEDを追加する必要を無くしたが、この場合、不慣れな操作者にとっては、宛先選択設定期間中のボタン操作に迷うことも有り得る。操作パネル上に説明文を記載すれば迷うことはなくなるが、小型の装置のパネルに多くのコメントを書くことは困難である。また、選択設定によって選ばれた宛先に対して接続処理を確実に行っているかどうかについて、LEDのパターン表示を見落としてしまうことも考えられないことではない。そこで、これらの課題に対する解決方法として、音声のガイダンスを加えたものが図4である。
【0032】
図4は、本発明の対象となる携帯型情報伝送端末装置100の内部回路構成例を示したものである。同図において、130は通信インターフェース回路で、通信網を介して管理局側に本装置からの画像・音声情報を送る際、また管理局側から送られてきた情報を通信網から受信し、情報装置側に取り込む際に使用される。110は装置全体の管理制御を行うと共に、装置に取り込まれてディジタル化された画像や音声の情報を圧縮処理したり、通信手段から受け取った音声情報を伸張処理したりするためのCPUであり、120はそのためのプログラムを格納してあるプログラム・メモリ(ROM)、121は、プログラム処理用のワーク・メモリ(RAM)である。
【0033】
また、140は、CCDカメラなどの画像入力装置から与えられる画像信号をディジタル化して入力する画像入力ディジタル化処理回路、141は入力された生の画像データを一時的に貯えるための画像データ入力バッファ・メモリ回路である。150は音声入力ディジタル化処理回路で、302のマイクロフォンから取り込まれた音声信号をディジタル化して取り込むためのものである。151は入力された音声データを一時的に貯えるための音声データ入力バッファ・メモリ回路である。160は伸張し復元された音声を再生出力するためにそのデータを一時的に格納しておくための音声データ出力バッファ機能、161は、音声を実際のスピーカなどから出力するための音声出力アナログ変換処理回路である。
【0034】
このように構成された装置で、301の画像入力装置から取り込まれた画像情報は、140の画像入力ディジタル化回路でディジタル化されて141の画像データ入力バッファ・メモリに格納され、110のCPUによって圧縮処理されて、130の通信インターフェースを介して400の通信網に送出される。また、302のマイクロフォンから取り込まれた音声情報は、150の音声入力ディジタル化回路でディジタル化されて151の音声データ入力バッファ・メモリに格納され、110のCPUによって圧縮処理されて、130の通信インターフェースを介して、400の通信網に送出される。
【0035】
更に、400の通信網から130の通信インターフェースを介して受け取られた音声情報は、110の制御CPUによって伸張処理された後、一旦160の音声データ出力バッファ・メモリに貯えられ、順次161の音声出力アナログ変換回路に与えられ、303のスピーカに出力されて音声に変換される。
【0036】
このような仕組みを持った携帯型情報伝送端末装置に於いて、本発明の実施の形態2を実現するためには、図4で示すFlashROMなどよりなるメッセージ記憶メモリ122を設け、このメモリ上には、圧縮された音声メッセージ情報を複数格納しておくようにしたものである。このように構成すると、122のメッセージ記憶メモリ回路上に記憶させておいた圧縮後のメッセージ情報を、110のCPUが適宜取り出して、伸張処理して、160,161回路を介して実際の音声信号に変換することによって、装置動作中の音声メッセージ・ガイダンスを行うことができる。
【0037】
これら音声によるメッセージを加えた宛先選択設定処理方式のフローを図5に示す。
【0038】
まず、ステップS21において、 電源ボタンを押下することによって装置の電源をオン状態にすると(定常操作モード)、S22において装置は立ち上げ時の初期化処理(セットアップ)などを実行する。
S23では、宛先選択期間に入ることを、特定の「宛先選択期間中表示パターン」に従ったLEDの点滅,例えば、「105a〜105cのLEDを3つ同時に点滅させる」などによって表示する。同時に、「これから、宛先選択設定モードに入ります。xx秒以内に、目的の宛先A〜Cに相当するボタンを押して下さい。」というような宛先選択開始メッセージを再生する。
S24では、「宛先選択期間」に入り、3つのボタンの状態を112のDI回路を用いて読み込む。この時の操作ボタンの状態は、「定常操作モード」から「宛先選択モード」に切り替えて認識した後、S25で、まず操作ボタンAが押下された状態かどうかを判断する。操作ボタンAが押下されたと認識した場合には、S26で予め装置に記憶してあった、宛先Aに相当する電話番号などの情報を取り出し、接続処理用のパラメータとして設定する。S27では、装置の表示状態を、「宛先選択期間中表示パターン」から「宛先A接続中表示パターン」へ、例えば表示LED−Aのみを点滅させその他は点灯状態にすることによって、宛先Aが選択されたことを表現するように切り替えると同時に、「宛先Aが選択されました。これから接続処理を行います。」というような選択確認・接続開始メッセージを再生する。
【0039】
一方、S25において、操作ボタンAが押下状態でなかった場合、S28で次の操作ボタンBが押下された状態かどうかを判断する。操作ボタンBが押下されたと認識した場合には、S29で予め装置に記憶してあった、宛先Bに相当する電話番号などの情報を取り出し、接続処理用のパラメータとして設定する。次いでS30において、装置の表示状態を、「宛先選択期間中表示パターン」から「宛先B接続中表示パターン」へ、例えば表示LED−Bのみを点滅させその他は点灯状態にすることによって、宛先Bが選択されたことを表現するように切り替える。同時に、「宛先Bが選択されました。これから接続処理を行います。」というような選択確認・接続開始メッセージを再生する。
【0040】
また、ステップS28において、操作ボタンBが押下状態でなかった場合、S31に移って次の操作ボタンCが押下された状態かどうかを判断する。判断結果、操作ボタンCが押下されたと認識した場合には、S32で予め装置に記憶してあった、宛先Cに相当する電話番号などの情報を取り出し、接続処理用のパラメータとして設定する。S33では、装置の表示状態を、「宛先選択期間中表示パターン」から「宛先C接続中表示パターン」へ、例えば表示LED−Cのみを点滅させその他は点灯状態にすることによって、宛先Cが選択されたことを表現するように切り替える。これと同時に、「宛先Cが選択されました。これから接続処理を行います。」というような選択確認・接続開始メッセージを再生する
また、ステップS31において、操作ボタンCも押下状態でなかった場合、S34で宛先選択設定期間が満了するまではS24のDI入力部分の処理に戻る。S34で宛先選択設定期間が満了した場合には、この期間に宛先選択ボタンのA〜Cの何れも押下されなかったことになる。この場合には、S35で、予め定められたデフォルトの接続先であるA〜Cのうちのいずれかに強制的に接続するものとし、そのデフォルトの宛先情報を取り出して、接続処理用のパラメータとして設定する。S36では、装置の表示状態を、「宛先選択期間中表示パターン」からデフォルトで定められた宛先への「接続中表示パターン」,例えばデフォルトの宛先に対応した表示LEDのみを点滅させその他は点灯状態にすることによって、デフォルトの宛先が選択されたことを表現するように切り替える。これと同時に、「宛先x(デフォルト)が選択されました。これから接続処理を行います。」というような選択確認・接続開始メッセージを再生する。この段階で、使用者の操作またはデフォルトの操作により、宛先A〜Cのうちの何れかの接続用パラメータが設定されている。ここで、S37ではこのパラメータをもとに指定された宛先への接続処理を実行する。S38では、接続処理の完了後、「接続中表示パターン」を解除し、ボタンの持つ意味合いを「宛先選択モード」から「定常操作モード」に戻し、次の処理に移行すると同時に、「宛先選択設定処理を終了しました。」というような宛先選択終了メッセージを再生する。
【0041】
このように、本発明の実施の形態2によれば、電源投入時直後の一定期間の間のみ、通常操作用のボタンの意味を変更し、この一定時間内に押されたボタンの情報を、宛先設定情報と見なすことによって、選択設定処理を自動的に完了することと、その選択設定から接続に至るまでの状態を表示のパターンを切り替えることによって表現した上、これらの表示に相当する音声メッセージを通常動作時と同じ音声再生機能を用いて通知することにより、宛先選択設定のためのボタンおよびその選択状態表示のためのLED類を別に設ける必要を無くた上、LED表示を見なくても音声によって装置の動作や設定状態を確認できるものである。
【0042】
【実施の形態3】
上記の各実施の形態では、操作性等を考慮して操作ボタン3個とし、それぞれに対応して状態を表示する表示手段(選択表示)として3個(A〜C)の単色の発光ダイオード(LED)を備えている。表1は3個の表示LEDを用いて状態表示を行う表示方法のパターンを示したものである。
【0043】
【表1】
Figure 0004380016
【0044】
表1には、状態枠の縦軸に表示状態項目が記載されており、その状態に対応した意味枠、および状態に対応した3個の表示LEDの状態を示した表示枠が記載されている。例えば、状態が初期化中の場合には、各LEDはオン状態であり、状態が接続完了時におけるLEDは、AのLEDはオン、BとCのLEDは速い点滅を行う。表1の状態「宛先接続期間中」から「終了中」までの状態のように、LEDの点滅に加えて、更にその点滅速度を追加したことによって状態表示項目を増やす事が出来る。
【0045】
表1は、単色のLEDを使用してその点滅に速度差を設け、状態表示項目を増やすと同時に、視覚的に状態判断がわかりやすようにした場合を示したものであるが、表2は、1個のLEDで複数色(ここでは緑/赤の2色)のLEDを用いて更に視覚的判断をしやすくした例を示したものである。
【0046】
【表2】
Figure 0004380016
【0047】
1つのLEDで緑と赤との点滅を交互に行うことによって、例えば、状態の「データアップロードエラー」時のように、異常時に緑/赤を交互点滅させることによってエラー発生などの状態が視覚的にわかりやすくなる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば電源投入時直後の一定期間の間のみ、通常操作用のボタンの意味を変更し、この一定時間内に押されたボタンの情報を、宛先設定情報と見なすことによって、選択設定処理を自動的に完了し、その選択設定から接続に至るまでの状態を表示のパターンを切り替えることによって、宛先選択設定のためのボタン、ならびにその選択状態表示のためのLED類を別に設ける必要を無くしたものである。これによって装置の小型化、低価格化と言った点や、操作の簡易性、堅牢性が確保できるものである。これに加えて、操作のガイダンスを音声で行う手段を付加することによって、操作の簡易性をより高めることができる。
【0049】
また、本発明は、表示手段の点滅に遅速の速度差をもたせて表示状態を組み合わせたものであるから、少ない個数の表示手段でもより多くの状態表示が可能となるものであり、更には、表示手段として複数色発光のLEDを用い、交互に点滅させることによって、エラー発生時などの状態を視覚的にもわかりやすくなるなどの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す操作パネルの構成図。
【図2】本発明の実施形態を示す操作パネルの回路図。
【図3】本発明による宛先選択設定入力の処理方式のフロー図。
【図4】本発明の携帯型情報伝送端末装置の回路構成図。
【図5】本発明による他の宛先選択設定入力の処理方式のフロー図。
【図6】遠隔情報伝送システムの使用形態図。
【図7】携帯型情報伝送端末装置を示したもので、(a)は外観の正面側斜視図。(b)は外観の背面側斜視図。(c)は外部インターフェース・パネル部の説明図。
【符号の説明】
100…携帯型情報伝送端末装置
100a…操作パネル
101…電源ボタンスイッチ
102…シャッター・ボタンスイッチ
103…通話ボタンスイッチ
110…制御処理部(CPU)
112…入力部(DI回路)
113…出力部(DO回路)
120…プログラムメモリ
121…ワークメモリ
122…メッセージ記憶メモリ
140…画像入力ディジタル化回路
141…画像データ入力バッファメモリ
150…音声入力ディジタル化回路
151…音声データ入力バッファメモリ
160…音声データ出力バッファメモリ
161…音声出力アナログ回路

Claims (5)

  1. スイッチや表示LEDを集めた操作パネル部と、装置制御用の制御処理部を有し、通信媒体を介して遠隔地の情報処理装置にデータを伝送する携帯型情報伝送端末装置において、
    前記操作パネル部に、電源投入直後の一定時間のみ電源スイッチ、シャッタースイッチ、および通話スイッチの機能を有する各スイッチに対してそれぞれ宛先指定用の指定スイッチを兼用させた操作用スイッチを設け、これら各スイッチの使用状態を各別に表示するための表示手段と、前記制御処理部からの読み出し信号に応じて前記各スイッチ信号を導入して制御処理部に知らせるための入力部と、前記制御処理部からの書き込み信号に応じて前記各表示手段を点灯/消灯させるための出力部とを備えたことを特徴とした携帯型情報伝送端末装置。
  2. 前記各操作スイッチに対応して設けられた表示手段の点滅を機能に応じて遅速の変化を持たせたことを特徴とした請求項1記載の携帯型情報伝送装置。
  3. 前記表示手段に、複色発光ダイオードを用いたことを特徴とした請求項1又は2記載の携帯型情報伝送装置。
  4. 前記電源スイッチ投入後一定時間までの操作スイッチの操作情報を宛先設定情報と判断して選択モードに切替え、一定時間経過後は定常操作機能と判断して選択モードから定常操作モードに切替える宛先選択手段と、この宛先選択手段にて選択された宛先設定情報を判断して当該宛先を設定し、その宛先へ接続中であることを表示する宛先接続中の表示パターン変更手段と、この表示パターン変更手段によって設定された宛先に接続し、接続中表示を解除する宛先接続手段とを備えたことを特徴とした請求項1乃至3の何れかに記載の携帯型情報伝送端末装置。
  5. 前記電源スイッチ投入後一定時間までの操作スイッチの操作情報を宛先設定情報と判断して選択モードに切替え、一定時間経過後は定常操作機能と判断して選択モードから定常操作モードに切替える旨のメッセージを再生する宛先選択手段と、この宛先選択手段にて選択された宛先設定情報を判断して当該宛先を設定し、その宛先へ接続中であることを表示し、かつ接続開始メッセージを再生する宛先接続中の表示パターン変更手段と、この表示パターン変更手段によって設定された宛先に接続し、接続中表示を解除して宛先選択終了メッセージを再生する宛先接続手段を備えたことを特徴とした請求項3又は4記載の携帯型情報伝送端末装置。
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