JP4379601B2 - パケット中継方法、パケット中継装置およびプログラム - Google Patents

パケット中継方法、パケット中継装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、音声および動画像などのデータの通信を行う通信網システムにおいて、特にノード間での中継転送を行うパケット中継方法、パケット中継装置、およびその中継方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、通信装置の低電力化手法として、データ受信が無い間に受信回路を間欠的に停止させる間欠受信待ちが一般的に用いられている。この手法では、通信トラフィックが少ないほど間欠周期を伸張させることが可能であり、低電力化に大きな効果を発揮してきた。これまでは特に電池容量に制限のある無線通信端末に適用され、無線LAN(標準プロトコル:IEEE802.11)において無線基地局が送信する報知情報(ビーコン)や配送トラフィック表示メッセージ付き報知情報(DTIM)周期毎に無線通信端末の受信回路を間欠的に駆動することで低電力化を図るパワーセーブモードが提供されていることがその一例である。
また、有線通信においては、近年におけるADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber to the Home)、およびCATV(Cable Television)など高速アクセス回線の普及による常時接続環境の整備を背景に、複数の加入者を収容してトラフィックを集約するDSLAM(DSLアクセス多重化装置)やFTTH向けレイヤ2スイッチ、CMTS(ケーブルモデム終端システム)の導入が進んできた。これらの集約装置では加入者単位に送受信回路が存在しているとともに、通信トラフィックの有無に関わらず24時間365日常時ネットワークに接続されるため、各加入者の通信トラフィック状態に応じた電力制御に対するニーズが高まっていくといえる。
しかしながらリアルタイム通信を行う場合を考えると、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)サービスにおいて固定電話並みのサービス品質を提供するためには、エンド・エンド遅延は一般に200ms以内であることが要求される。今日、VoIPを実現するネットワークを構築する場合には、電気通信事業者のVPN(Virtual Private Network)サービスが利用されることが多く、このサービスでは30〜40ms以内の網内遅延をSLA(サービス品質保証制度)に規定している。このネットワークの構成機器に間欠受信待ちを適用した場合には、パケット転送の遅延時間によって網内遅延が大きくなり、アプリケーション品質が劣化してしまうという問題が発生する。これは、低電力化を実現する間欠受信待ち動作によって、隣接ノードでのパケット送信準備完了から該当ノードでのパケット受信準備完了までの時刻が伸張してしまうということに起因している。
この対策として、無線端末へデータを転送する際に、データとともに次の送信予定時間を通知するという手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これによって無線端末はリアルタイム通信データの到着時刻を予測できるため、必要な時間帯にのみ間欠受信待ちを行うことが可能となる。
特開2002−300175号公報
上記特許文献1に開示の提案では無線端末の低電力化を想定しているため、次の送信予定時間を知る手段として動画像を受信する端末でアプリケーションの終端を前提としている。したがって、アプリケーションを終端できない通信路上の中継装置においては、到着時刻の予測が不可能であるという問題がある。
上記問題によって、中継装置ではエンド・エンドの端末動作に影響を与えることなく、音声や動画像などのリアルタイム通信データを検出できないため、無通信中における装置低電力化と中継遅延の抑制を両立することが困難であった。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、リアルタイムトラフィック中継の低遅延化と中継装置の低電力化とを両立したパケット中継方法、パケット中継装置、およびその中継方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のパケット中継方法は、データを分割して送るためのデータパケットをネットワークを介して外部と送受信する回線処理部を有するパケット中継装置によるパケット中継方法であって、
前記データパケットの種別および通信周期の情報を含むセッション制御用パケットを外部から受信すると、該セッション制御用パケットの複製である複製制御用パケットを生成する工程と、
前記複製制御用パケット内に前記データパケットの種別を検出すると、前記通信周期の情報を該複製制御用パケットから読み出す工程と、
前記回線処理部に対して前記通信周期に対応して前記データパケットを受信させるデータパケット受信工程と
受信したセッション制御用パケットの宛先のノードが該セッション制御用パケットを受信可能か否かを調べ、該ノードが前記セッション制御用パケットを受信可能である場合、該セッション制御用パケットを該ノード宛に前記回線処理部に送出させ、前記ノードが該セッション制御用パケットを受信できない場合、該セッション制御用パケットを該ノードが受信可能になるまで前記回線処理部に保持させる工程と、
を有するものである。
本発明では、データパケットがネットワークを介してやり取りされる際、回線処理部はセッション制御用パケットから読み出された通信周期に対応して受信動作するため、データのリアルタイム通信が可能となる。また、データパケットがやり取りされていない場合、データパケットの通信周期よりも長い周期でパケットの受信を間欠動作するように設定されれば、低電力化が図れる。
本発明では、セッション制御用パケットを他のノードに送出する際、送出先のノードが低電力化のために間欠受信動作を行っていても、セッション制御用パケットが一時的に保管され、ノードが受信可能になったときにセッション制御用パケットがそのノードに送出される。そのため、転送されるパケットの紛失を防ぎ、また、パケットを中継する各ノードの低電力化が図れる。
一方、上記目的を達成するための本発明のパケット中継装置は、データを分割して送るためのデータパケットをネットワークを介して外部から受信すると、該ネットワークを介して該データパケットを送信先に転送するパケット中継装置であって、
前記データパケットの種別および通信周期の情報を含むセッション制御用パケットを送受信し、また、該データパケットを含むパケットを受信する周期を変更可能な回線処理部と、
前記回線処理部と接続され、前記回線処理部より受け取る前記セッション制御用パケットの複製である複製制御用パケットを生成するパケットスイッチ部と、
前記パケットスイッチ部と接続され、前記パケットスイッチ部より受け取る前記複製制御用パケット内に前記データパケットの種別を検出すると、前記通信周期の情報を該複製制御用パケットから読み出すトラフィック識別部と、
前記回線処理部および前記トラフィック識別部と接続され、前記トラフィック識別部から前記通信周期を受け取ると、前記回線処理部に対して該通信周期に対応して前記データパケットを受信させる受信待ち周期生成部と、を有し、
前記回線処理部は、
前記セッション制御用パケットを格納するためのバッファと、
前記セッション制御用パケットの送出先のノードが前記セッション制御用パケットを受信可能か否かを調べるリンク確立検出部と、
前記ノードが前記セッション制御用パケットを受信可能である旨の情報を前記リンク確立検出部から受け取る場合、該セッション制御用パケットを該ノードに送出し、該ノードが該セッション制御用パケットを受信できない旨の情報を該リンク確立検出部から受け取る場合、該セッション制御用パケットを該ノードが受信可能になるまで前記バッファに保持させる送信管理部と、
を有する構成である。
また、上記目的を達成するための本発明のプログラムは、データを分割して送るためのデータパケットをネットワークを介して外部と送受信する回線処理部を有するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記データパケットの種別および通信周期の情報を含むセッション制御用パケットを外部から受信すると、該セッション制御用パケットの複製である複製制御用パケットを生成する工程と、
前記複製制御用パケット内に前記データパケットの種別を検出すると、前記通信周期の情報を該複製制御用パケットから読み出す工程と、
前記回線処理部に対して前記通信周期に対応して前記データパケットを受信させるデータパケット受信工程と
受信したセッション制御用パケットの宛先のノードが該セッション制御用パケットを受信可能か否かを調べ、該ノードが前記セッション制御用パケットを受信可能である場合、該セッション制御用パケットを該ノード宛に前記回線処理部に送出させ、前記ノードが該セッション制御用パケットを受信できない場合、該セッション制御用パケットを該ノードが受信可能になるまで前記回線処理部に保持させる工程と、
を前記コンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、パケット中継装置では、外部から受信するパケットの内容から、やり取りされるデータがリアルタイム通信データであるか否かをトラフィック識別部にて検出される。そのため、通常時には長周期での間欠受信待ちを行って低電力化を図るとともに、リアルタイム通信データの到来時には受信待ち周期生成部からの指示により、回線処理部の間欠受信待ち周期をリアルタイム通信データの通信周期に対応するように制御することで、リアルタイム通信データの中継遅延を抑制できる。
本発明のパケット中継装置は、音声および動画像などのデータを含むパケットを転送する際、端末間でやり取りされるデータの種別を予め解析し、データの種別がリアルタイム通信の対象である場合にそのデータの通信周期に対応してパケットを受信するようにしたものである。
本発明のパケット中継装置の構成について説明する。
図1は本発明のパケット中継装置の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、パケット中継装置100は、外部の端末および中継装置等のノードとパケットを送受信する回線処理部110a〜cと、回線処理部110a〜cにパケットを送出させるとともにパケットを複製するパケットスイッチ部104と、パケットスイッチ部104から受け取る複製のパケットを解析するトラフィック識別部101と、回線処理部110a〜cに電源を供給する電源制御部103と、トラフィック識別部101からの情報により電源制御部103の動作周期を指示する受信待ち周期生成部102とを有する構成である。パケット中継装置100は、インターネット等のネットワークおよび外部ポート113を介して他の中継装置や端末と接続されている。図1では、回線処理部をパケット中継装置100に複数設けた場合として、符号110a〜cで示すように回線処理部を3つ以上設けている。
パケット中継装置100は、イーサネットなどの有線インタフェースおよび無線LANなどの無線インタフェース等のうち少なくともいずれかのプロトコルを利用して任意の外部ポート113より受信したパケットを所望のポートに中継転送するパケットスイッチとして機能する通信機器である。なお、以下では、パケット中継装置100を介して電話機として機能する2つの端末のうち、電話をかける側を発端末と称し、かかってきた電話を受ける側を着端末と称する。
次に、各構成について詳細に説明する。
パケットスイッチ部104は、ハードウェア回路およびパケットバッファメモリを備え、任意の回線処理部110a〜cから受信したパケットを別の回線処理部110a〜cに中継転送する一般的なパケットスイッチの機能を有する。そして、本実施例のパケットスイッチ部104は、受信したパケットを中継転送する際、出力ポートの回線種別やデータ長に応じて送信回路駆動時間を算出し、電源制御部103に対して該当する回線処理部112の駆動指示を与える。また、受信したパケットを中継する際、パケットを複製し、複製したパケットをトラフィック識別部101に送出する。以下では、複製したパケットを複製パケットと称する。なお、スイッチング先の方路決定はパケット内のMACアドレスやIPアドレスなどにしたがって行われるが、これはルータやスイッチのような通信機器において基本的な動作概念であるため、本実施例ではその詳細な説明を省略する。
トラフィック識別部101は、パケットスイッチ部104にて複製されたパケットの内部を解析し、フロー単位でのリアルタイム通信データの到来有無を検出し、リアルタイムトラフィック周期を検出し、これらの情報を元に受信待ち周期生成部102に対して周期の変更を通知するパケット処理部である。リアルタイム通信データは、ここでは音声情報を含む音声パケットであるが、動画像の情報を含む動画像パケットであってもよい。
本実施例においては、VoIPデータの到来有無の検出手段として、シグナリングにSIP(Session Initiation Protocol:セッション制御プロトコル)を適用し、音声パケットにRTP(Real−time Transport Protocol:リアルタイム転送プロトコル)を適用している。ここで、SIPおよびRTPのパケットのフォーマットについて説明する。
図2はパケットのフォーマットを示す図である。図2(a)はSIPパケットのフォーマットであり、図2(b)はRTPパケットのフォーマットである。
SIPパケットは、図2(a)に示すように、MAC(Media Access Control)アドレス151と、発端末および着端末のIPアドレス152と、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ153と、SIPメッセージ154と、FCS(Frame Check Sequence)155とを有している。なお、図2(a)では、MACアドレスをMACと略記し、IPアドレスをIPと略記し、UDPヘッダをUDPと略記し、SIPメッセージをSIPと略記している。
UDPヘッダ153には、端末間のセッションを制御するためのアプリケーションを示すUDPポート番号の情報が含まれている。ここでは図2(a)に示すように、UDPポート番号が“5060”の4桁の数値である。
SIPメッセージ154には、発端末および着端末のアドレスと、端末間でやり取りされるRTPのアプリケーションを示すRTPポート番号と、シグナリングのリクエストメッセージまたはレスポンスメッセージと、符号化方式と、音声パケット送信間隔の情報が含まれている。RTPポート番号は、音声パケットのアプリケーションだけでなく、端末間でやり取りされるパケットが音声パケットであることを示しており、パケットの種別を表わしている。音声パケット送信間隔がRTPパケットのやり取りされる通信周期となる。発端末および着端末のアドレスはIPアドレスまたはURI(Uniform Resource Identifier)アドレスである。URIアドレスの場合、図に示さないDNS(Domain Name System)サーバにパケット中継装置100がアクセスすることで、URIアドレスに対応するIPアドレスを取得する。以下では、SIPメッセージ154に含まれる端末のアドレスをIPアドレスの場合で説明する。
リクエストメッセージとなるメソッドには、端末間でセッションを設定するための「INVITE」、「INVITE」に対する受信確認のための「ACK」、およびセッションを解放するための「BYE」などがある。レスポンスメッセージとなるレスポンスコードは、例えば、リクエスト受信を意味する「Trying」の場合には「100」であり、処理中を意味する「Ringing」の場合には「180」であり、リクエスト成功を意味する「OK」の場合には「200」である。
RTPパケットは、図2(b)に示すように、MACアドレス161と、発端末および着端末のIPアドレス162と、UDPヘッダ163と、RTPヘッダ164と、音声内容のPayload165と、FCS166とを有している。なお、図2(b)では、図2(a)の場合と同様に、MACアドレスをMACと略記し、IPアドレスをIPと略記し、UDPヘッダをUDPと略記している。そして、RTPヘッダをRTPと略記している。また、MACアドレス161、IPアドレス162、UDPヘッダ163およびFCS166はSIPパケットと同様な構成であるため、詳細な説明を省略する。
RTPヘッダ164にはRTPポート番号の他に、RTPパケットを順番通りに並べるためのタイムスタンプおよびシーケンス番号の情報が含まれている。
また、図2(b)に示すように、ここでのUDPポート番号は“5004−5059”であり、2組の4桁の数値がハイフンで結ばれた形式である。図2(a)のSIPパケットが4桁の数値であることから、SIPパケットとRTPパケットとでUDPポート番号の形式が異なっている。
なお、音声パケットおよび動画像パケットは本発明のデータパケットであり、SIPパケットは本発明のセッション制御用パケットである。
上述したパケットに対するトラフィック識別部101の処理内容を説明する。
SIPパケットとRTPパケットとでUDPポート番号の形式が異なることから、トラフィック識別部101は、図2に示したフォーマットのパケットを受け取ると、パケットのUDPヘッダ153、163からUDPポート番号を解析して、SIPパケットであるか、RTPパケットであるかを識別する。この処理はハードウェア回路により平易に構成することが可能であり、SIPおよびRTP以外の必要としないパケットについては全て遮断することによって後述のSIPメッセージ解析におけるソフトウェア処理負荷を軽減できる。
また、トラフィック識別部101は、受け取ったパケットがSIPパケットの場合、SIPメッセージ154の内容を解析することにより、IPアドレスで発端末アドレスおよび着端末アドレスを識別する。また、RTPポート番号に基づいたフロー識別を行う。また、シグナリングのメソッド種別およびレスポンスコード種別ならびに符号化された音声パケット送信間隔を識別する。これらの識別処理は、ソフトウェア処理にて実現するものとする。この音声パケット送信間隔は、一般的な音声コーデックであるG.711やG.729の場合には通常20〜100msの値が用いられている。
一方、トラフィック識別部101は、受け取ったパケットがRTPパケットの場合、SIPパケットの場合と同様にRTPヘッダ164の内容を解析し、RTPポート番号に基づいたフロー識別を行う。
受信待ち周期生成部102は、トラフィック識別部101より通知された受信待ち周期を元に電源制御部103を周期的に制御し、ハードウェア回路、ソフトウェアプログラム、またはそれらの組み合わせによって実現されるタイマ機能部である。
電源制御部103は、FET(Field−effect Transistor:電界効果トランジスタ)などの電源制御ICによって構成される。受信待ち周期生成部102の指示にしたがって任意の回線処理部110a〜c内の受信処理部111a〜cに対する電源オン・オフの駆動を制御し、必要なときのみ受信処理部111a〜cを動作させる。また、パケットスイッチ部104の指示にしたがって回線処理部110a〜c内の送信処理部112a〜cの駆動を制御し、必要なときのみ送信処理部112a〜cを動作させる。
回線処理部110は、外部からパケットを受け取る受信処理部111と、外部にパケットを送出する送信処理部112とを有する構成である。また、有線インタフェースおよび無線インタフェース等のうち少なくともいずれかのプロトコルを利用して外部ポート113を介して隣接する端末や中継装置と通信可能に接続され、フレーム同期や誤り制御といったレイヤ1(物理層)およびレイヤ2(データリンク層)の機能を実現するブロックである。以下に、回線処理部110について詳細に説明する。
図3は回線処理部の一構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、回線処理部110は、隣接ノードがパケットを受信可能か否かを調べるリンク確立検出部114を受信処理部111内に備えている。また、リンク確立検出部114からの指示によりパケットを管理する送信管理部115と、一時的にパケットを格納するための送信待ちバッファ116とを送信処理部112内に備えている。パケット中継装置100は、隣接ノードが上述の間欠受信待ちを行うパケット中継装置であると、パケットの送信を試みる際には隣接ノードに対してパケット受信可能であるかの問い合せをする必要がある。この応答をリンク確立検出部114が識別し、受信可能となるまでの間、送信管理部115は、送信待ちバッファ116に送信パケットを格納する。
回線処理部110が隣接ノードにパケットを送信しようとしたとき、そのノードが間欠受信待ち動作によりパケットを受信できない状態であっても、パケットが送信待ちバッファ116に格納されるため、パケットの紛失を防げる。また、ネットワーク上の各ノードが間欠受信待ち動作を行うことが可能となり、ネットワーク全体の低電力化が図れる。
なお、発端末および着端末は、一般的なIP電話の機能を有するものであり、その詳細な説明を省略する。
次に、上述した構成のパケット中継装置の動作手順を説明する。ここでは、リアルタイム通信データの到来有無の検出手段としてVoIPシグナリングにSIPを適用した場合について説明する。また、発端末120と着端末130の2つの端末がパケット中継装置100aおよび100bを介してパケットを送受信する場合とする。パケット中継装置100aとパケット中継装置100bは同様な構成であるため、パケット中継装置100bの動作については説明を省略する。
図4は動作手順を説明するためのブロック図である。図5はSIPにおけるVoIP基本接続シーケンスを示す図である。図6は受信待ち周期生成部102の状態遷移シーケンスを示すフローチャートである。
図6に示すように、初期状態として受信待ち周期生成部102はINVITE受信待ち状態(ステップ301)にあり、受信間隔として長周期t1の値が設定されているものとする。これにより各回線処理部110a〜cにおける受信処理部111a〜cはこのt1周期毎にパケット受信有無の検出を行う間欠受信待ち動作を行う。
ユーザが発端末120を操作して着端末130に電話をかけると、図5に示すように、呼を接続するために発端末120がINVITEメッセージを含むSIPパケットをパケット中継装置100aに送信する。回線処理部110aの受信処理部111aは最大でt1の待ち時間の後にこのSIPパケットを受信する(ステップ201)。受信処理部111aは受信したSIPパケットをパケットスイッチ部104に送出する。パケットスイッチ部104は、回線処理部110aから受信したSIPパケットを複製し、受信したSIPパケットを回線処理部110cの送信処理部112cに送信するとともに、複製パケットをトラフィック識別部101に転送する。なお、SIPパケットの複製は本発明の複製制御用パケットである。
トラフィック識別部101は、受信した複製パケットのUDPヘッダを解析し、該当パケットがSIPパケットであるかRTPパケットであるかを識別する。そして、この複製パケットがSIPパケットであることを識別すると、SIPメッセージの内容から発端末アドレスおよび着端末アドレスならびにRTPポート番号を抽出し、シグナリングの種別を識別する。受信待ち周期生成部102は、トラフィック識別部101からの情報により、シグナリングのメソッド種別がINVITEであることを認識すると(ステップ302)、ACK受信待ち状態(ステップ303)に遷移する。
また、トラフィック識別部101は、SIPメッセージの内容から識別した音声パケット送信間隔を受信待ち周期生成部102で用いる短周期t2として保持する。
一方、回線処理部111cはパケットスイッチ部104からSIPパケットを受信すると、パケット中継装置100bにSIPパケットを送信する前に、パケット中継装置100bがパケットを受信可能であるか否かをリンク確立検出部114が識別してその識別結果を送信管理部115に送出する。パケット中継装置100bがパケットを受信可能な状態である場合、送信管理部115はパケットスイッチ部104から受け取ったSIPパケットをパケット中継装置100bに送信する。反対にパケット中継装置100bがパケットを受信できない状態である場合、パケット中継装置100bがパケットを受信可能な状態になるまでの間、送信管理部115はSIPパケットを送信待ちバッファ116に格納する。そして、リンク確立検出部114は、パケット中継装置100bがパケットを受信可能な状態になったことを認識すると、パケット中継装置100bへのパケットの送信を許可する送信許可信号を通信管理部115に送出する。通信管理部115は、リンク確立検出部114から送信許可信号を受け取ると、送信待ちバッファ116に格納したSIPパケットをパケット中継装置100bに送信する。
なお、パケット中継装置100aおよびパケット中継装置100bは、相互にSIPパケットを送受信する際、上述の回線処理部111cの動作と同様なため、以下ではその説明を省略する。
着端末130は、パケット中継装置100bからINVITEメッセージを含むSIPパケットを受け取ると、図5に示すように、パケット中継装置100aおよびパケット中継装置100bを介して「180 Ringing」応答を含むSIPパケットを発端末120に返送する(ステップ202)。そして、着端末130のユーザが受話器を取り上げて着端末130に着呼させると、着端末130はパケット中継装置100aおよびパケット中継装置100bを介して「200 OK」応答を含むSIPパケットを発端末120に返送する(ステップ203)。
続いて、発端末120がACKメッセージを含むSIPパケットをパケット中継装置100aに送出する。回線処理部110aの受信処理部111aはSIPパケットを発端末120から受信すると(ステップ204)、SIPパケットをパケットスイッチ部104に送出する。パケットスイッチ部104は、回線処理部110aからSIPパケットを受け取ると、INVITEメッセージを含むSIPパケットの処理と同様にして、パケットを複製する。そして、受け取ったSIPパケットを回線処理部110cの送信処理部112cに送信するとともに、複製パケットをトラフィック識別部101に転送する。
トラフィック識別部101は、パケットスイッチ部104から受信した複製パケットのUDPヘッダを解析し、該当パケットがSIPパケットであるかRTPパケットであるかを識別する。SIPパケットであることを識別すると、SIPメッセージの内容から発端末アドレスおよび着端末アドレスを抽出し、また、シグナリングの種別を識別する。受信待ち周期生成部102は、トラフィック識別部101からの情報により、シグナリングの種別が該当フローのACKメッセージであることを認識する(ステップ304)。そして、受信待ち周期生成部102は、RTP受信待ち状態に遷移し(ステップ306)、連続して受信待ち可能になるように、t∞=無限大の値を回線処理部110aの受信処理部111aを設定する。これにより、受信処理部111aは間欠受信動作を停止し、連続受信待ち状態になる。以上の動作により、呼接続処理が完了する。
続いて、図5に示すように、発端末120のユーザが受話器に向けて音声を発すると、発端末120は、ユーザによる音声の情報を分割し、分割した音声情報を含むRTPパケットを生成する。そして、生成したRTPパケットをパケット中継装置100に送信する(ステップ205)。受信処理部111aは連続受信待ち状態であるため、このパケットを直ちに受信する。そして、受信したRTPパケットをパケットスイッチ部104に送信する。パケットスイッチ部104は、回線処理部110aからRTPパケットを受け取ると、パケットを複製する。そして、受け取ったRTPパケットを回線処理部110cの送信処理部112cに送信するとともに、複製パケットをトラフィック識別部101に転送する。
トラフィック識別部101は、パケットスイッチ部104から受信した複製パケットのUDPヘッダを解析し、該当パケットがSIPパケットであるかRTPパケットであるかを識別する。RTPパケットであることを識別すると、RTPメッセージの内容から発端末アドレスおよび着端末アドレスを抽出する。受信待ち周期生成部102は、トラフィック識別部101からの情報により、該当フローのRTPパケットであることを認識する(ステップ307)。
続いて、受信待ち周期生成部102は、先のINVITEメッセージから抽出した短周期t2値を受信処理部111aに設定する。これにより、受信処理部111aは、t2周期毎にパケット受信の有無を検出する間欠受信待ち動作を行い、受信待ち周期生成部102は、呼を解放するためメソッド種別であるBYEの受信待ち状態に遷移する(ステップ309)。それ以降において、ユーザ通話中の状態では、図5に示すように、発端末120はt2周期毎にRTPパケットをパケット中継装置100aに送信する(ステップ206、207)。このようにして、間欠の受信待ちをする受信処理部111aは、パケットが到着するt2周期に合わせて回路を駆動させるため、必要最小限の電力で動作することが可能となる。
その後、ユーザの通話が完了して、発端末120のユーザが受話器を置くと、図5に示すように、発端末120はBYEメッセージを含むSIPパケットをパケット中継装置100aに送信する(ステップ208)。回線処理部110aの受信処理部111aは最大でt2の待ち時間の後にこのSIPパケットを受信する。そして、受信したSIPパケットをパケットスイッチ部104に送信する。パケットスイッチ部104は、回線処理部110aからSIPパケットを受け取ると、INVITEメッセージを含むSIPパケットの処理と同様にして、パケットを複製する。そして、受け取ったSIPパケットを回線処理部110cの送信処理部112cに送信するとともに、複製パケットをトラフィック識別部101に転送する。
トラフィック識別部101は、パケットスイッチ部104から受信した複製パケットのUDPヘッダを解析し、該当パケットがSIPパケットであるかRTPパケットであるかを識別する。SIPパケットであることを識別すると、SIPメッセージの内容から発端末アドレスおよび着端末アドレスを抽出する。受信待ち周期生成部102は、トラフィック識別部101からの情報により、シグナリングの種別が該当フローのBYEメッセージであることを認識する(ステップ310)。
そして、受信待ち周期生成部102は、再びINVITE受信待ち状態に遷移し(ステップ301)、長周期のt1値を受信処理部111aに設定する。これにより、受信処理部111aはt1周期毎にパケット受信の有無を検出する間欠受信待ち動作を行う。
一方、回線処理部110cの送信処理部112cは、パケットスイッチ部104からSIPパケットを受け取ると、このSIPパケットをパケット中継装置100bを介して着端末130に送信する。図5に示すように、着端末130は、パケット中継装置100aの送信処理部112cからパケット中継装置100bを介してBYEメッセージを含むSIPパケットを受け取ると、「200 OK」応答を含むSIPパケットを発端末120宛に返送する(ステップ209)。以上の動作により、呼解放処理が完了する。
図7はパケット中継装置100bにおけるパケットの送受信動作を示す図である。
図7のステップ401、402に示すように、パケット中継装置100aがパケット中継装置100bにSIPパケットを送信しようとしても、パケット中継装置100bは長周期t1で間欠受信動作を行っている。そのため、パケット中継装置100aはパケット中継装置100bの受信可能となるタイミングに合わせて、SIPパケットをパケット中継装置100bに送信する。パケット中継装置100bはパケット中継装置100aからSIPパケットを受信すると、SIPパケットを着端末130に送出している。
また、発端末120と着端末130がRTPパケットのやり取りを始めると、ステップ403から406に示すように、パケット中継装置100bはパケット中継装置100aから音声パケット送信間隔に合わせてRTPパケットを受信し、受信したRTPパケットを着端末130に送出している。そして、パケット中継装置100aからBYEメッセージを含むSIPパケットを受け取ると、再び長周期t1の間欠受信待ちの動作になる。
なお、図6に示すように、呼接続処理の完了前に発端末120がコネクションを切断した場合、受信待ち周期生成部102はACK受信待ち状態において発端末120よりBYEメッセージを受信することになる(ステップS305)。また、呼接続処理の完了直後に発端末120がコネクションを切断した場合、受信待ち周期生成部102はRTP受信待ち状態において発端末120よりBYEメッセージを受信することになる(ステップ308)。これらのケースにおいては、受信待ち周期生成部102は再びINVITE受信待ち状態(ステップ301)に遷移し、長周期のt1値が再設定される。これにより、受信処理部111aはt1周期毎にパケット受信有無の検出を行う間欠受信待ち動作を行う。
上述したように、本実施例のパケット中継装置100では、隣接する中継装置や端末からパケットを受信する毎に、パケットスイッチ部104がパケットを複製してトラフィック識別部101に複製パケットを転送する。そして、トラフィック識別部101はこの複製パケットの内部を解析し、リアルタイム通信データの到来を検出すると、受信待ち周期生成部102に対して周期の変更を通知する。
リアルタイム通信データが存在しない間は、受信待ち周期生成部102は長周期で受信部111を間欠駆動することによって低電力化を図るが、リアルタイム通信データの到来時には受信部111の間欠受信待ち周期を端末のデータ送信周期に合わせて短縮化することによって、以降は該当パケット到着毎に速やかに受信処理を行うことが可能となる。
本発明のパケット中継装置100は、任意のポート113からの受信パケットがリアルタイム通信データであるか否かをトラフィック識別部101にて検出する機能を有する。そのため、通常時には長周期t1での間欠受信待ちを行って低電力化を図るとともに、リアルタイム通信データの到来時には受信待ち周期生成部102が生成する短周期t2に基づき受信処理部111の間欠受信待ち周期を動的に制御することで、リアルタイム通信データの中継遅延を抑制できる。
この検出機能としては、パケットスイッチ部にて複製されたSIPパケットをトラフィック識別部で解析する構成をとることによって、エンド・エンドの端末動作に影響を与えることなくリアルタイム通信データを検出できるという特長がある。また、トラフィック識別部はUDPポート番号の解析処理をハードウェア、SIPメッセージ解析におけるソフトウェアにて構成することにより、SIPおよびRTP以外の必要としないパケットについては全てハードウェア回路で遮断することが可能であるため、SIPメッセージ解析におけるソフトウェア処理負荷を軽減することができるという実装上の効果がある。
このようにして本願発明では、エンド・エンドの端末動作への影響を与えずにリアルタイム通信データを自律的に検出し、動的に間欠受信待ち周期を変更できるため、無通信中における受信回路の駆動停止による装置低電力化を実現するとともに、リアルタイム通信中においても中継遅延を抑制しアプリケーションの品質を維持できる。
なお、本発明は、VoIPやビデオ電話・放送などを提供するリアルタイム通信システムを構築するためのパケット中継装置、加入者集約装置に利用可能である。
また、本実施例では、RTPパケットで送信するデータを音声の場合で説明したが、データは動画像であってもよい。この場合、図2(a)のSIPメッセージにおけるパケット送出間隔は動画像を分割して送るためのパケットの通信周期となる。
また、本実施例では、パケット中継装置100に回線処理部を複数設けていたが、回線処理部が1つであってもよい。
さらに、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、プログラムを格納するためのメモリとをパケット中継装置100に備え、上述したパケットスイッチ部104、トラフィック識別部101、および受信待ち周期生成部102による制御の内容を記述したプログラムをCPUに実行させるようにしてもよい。
本発明のパケット中継装置の一構成例を示すブロック図である。 パケットのフォーマットを示す図である。 回線処理部の一構成例を示すブロック図である。 本発明のパケット中継装置の動作手順を説明するためのブロック図である。 SIPにおけるVoIP基本接続シーケンスを示す図である。 受信待ち周期生成部の状態遷移シーケンスを示すフローチャートである。 パケット中継装置におけるパケット送受信動作を示す図である。
符号の説明
100 パケット中継装置
101 トラフィック識別部
102 受信待ち周期生成部
103 電源制御部
104 パケットスイッチ部
110a、110b、110c 回線処理部
111a、111b、111c 受信処理部
112a、112b、112c 送信処理部

Claims (6)

  1. データを分割して送るためのデータパケットをネットワークを介して外部と送受信する回線処理部を有するパケット中継装置によるパケット中継方法であって、
    前記データパケットの種別および通信周期の情報を含むセッション制御用パケットを外部から受信すると、該セッション制御用パケットの複製である複製制御用パケットを生成する工程と、
    前記複製制御用パケット内に前記データパケットの種別を検出すると、前記通信周期の情報を該複製制御用パケットから読み出す工程と、
    前記回線処理部に対して前記通信周期に対応して前記データパケットを受信させるデータパケット受信工程と
    受信したセッション制御用パケットの宛先のノードが該セッション制御用パケットを受信可能か否かを調べ、該ノードが前記セッション制御用パケットを受信可能である場合、該セッション制御用パケットを該ノード宛に前記回線処理部に送出させ、前記ノードが該セッション制御用パケットを受信できない場合、該セッション制御用パケットを該ノードが受信可能になるまで前記回線処理部に保持させる工程と、
    を有するパケット中継方法。
  2. 前記データパケット受信工程において、前記データパケットの種別が音声および動画のうち少なくともいずれかのデータを示している場合、前記通信周期として第1の通信周期を前記回線処理部に設定し、前記複製制御用パケットがセッションを解放する旨のメッセージを含むパケットである場合、前記第1の通信周期よりも周期の長い第2の通信周期を前記通信周期として前記回線処理部に設定する、請求項1記載のパケット中継方法。
  3. データを分割して送るためのデータパケットをネットワークを介して外部から受信すると、該ネットワークを介して該データパケットを送信先に転送するパケット中継装置であって、
    前記データパケットの種別および通信周期の情報を含むセッション制御用パケットを送受信し、また、該データパケットを含むパケットを受信する周期を変更可能な回線処理部と、
    前記回線処理部と接続され、前記回線処理部より受け取る前記セッション制御用パケットの複製である複製制御用パケットを生成するパケットスイッチ部と、
    前記パケットスイッチ部と接続され、前記パケットスイッチ部より受け取る前記複製制御用パケット内に前記データパケットの種別を検出すると、前記通信周期の情報を該複製制御用パケットから読み出すトラフィック識別部と、
    前記回線処理部および前記トラフィック識別部と接続され、前記トラフィック識別部から前記通信周期を受け取ると、前記回線処理部に対して該通信周期に対応して前記データパケットを受信させる受信待ち周期生成部と、を有し、
    前記回線処理部は、
    前記セッション制御用パケットを格納するためのバッファと、
    前記セッション制御用パケットの送出先のノードが前記セッション制御用パケットを受信可能か否かを調べるリンク確立検出部と、
    前記ノードが前記セッション制御用パケットを受信可能である旨の情報を前記リンク確立検出部から受け取る場合、該セッション制御用パケットを該ノードに送出し、該ノードが該セッション制御用パケットを受信できない旨の情報を該リンク確立検出部から受け取る場合、該セッション制御用パケットを該ノードが受信可能になるまで前記バッファに保持させる送信管理部と、
    を有するパケット中継装置。
  4. 前記受信待ち周期生成部は、
    前記データパケットの種別が音声および動画のうち少なくともいずれかのデータを示している場合、前記トラフィック識別部から通知される第1の通信周期を前記通信周期として前記回線処理部に設定し、前記複製制御用パケットがセッションを解放する旨のメッセージを含むことを示す情報を前記トラフィック識別部から受信する場合、前記第1の通信周期よりも周期の長い第2の通信周期を前記通信周期として前記回線処理部に設定する、請求項3記載のパケット中継装置。
  5. データを分割して送るためのデータパケットをネットワークを介して外部と送受信する回線処理部を有するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記データパケットの種別および通信周期の情報を含むセッション制御用パケットを外部から受信すると、該セッション制御用パケットの複製である複製制御用パケットを生成する工程と、
    前記複製制御用パケット内に前記データパケットの種別を検出すると、前記通信周期の情報を該複製制御用パケットから読み出す工程と、
    前記回線処理部に対して前記通信周期に対応して前記データパケットを受信させるデータパケット受信工程と
    受信したセッション制御用パケットの宛先のノードが該セッション制御用パケットを受信可能か否かを調べ、該ノードが前記セッション制御用パケットを受信可能である場合、該セッション制御用パケットを該ノード宛に前記回線処理部に送出させ、前記ノードが該セッション制御用パケットを受信できない場合、該セッション制御用パケットを該ノードが受信可能になるまで前記回線処理部に保持させる工程と、
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 前記データパケット受信工程において、前記データパケットの種別が音声および動画のうち少なくともいずれかのデータを示している場合、前記通信周期として第1の通信周期を前記回線処理部に設定し、前記複製制御用パケットがセッションを解放する旨のメッセージを含むパケットである場合、前記第1の通信周期よりも周期の長い第2の通信周期を前記通信周期として前記回線処理部に設定する、請求項5に記載のプログラム。
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