JP4378495B2 - 穿刺針の姿勢保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院等の医療施設において、長い注射針状の穿刺針を用いて行われる作業の容易化を図るものであり、特に、CTや、MRI等の技術を用いた断層撮像装置による映像を見ながら、所定の薬剤を穿刺針を用いて病巣部に注入する作業や、体内の所望の位置から生体の一部をサンプルとして取り出す作業を容易化する穿刺針の姿勢保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CT(computed tomography)と呼ばれるX線を用いたコンピュータ断層撮影法や、MRIと呼ばれる核磁気共鳴現象を用いたコンピュータ断層撮影法による断層撮像装置の技術進歩により、リアルタイムでCTやMRIによるモニタ映像を見ながら、穿刺針を用いて肋骨等を避けながら病巣部に所定の薬剤を注入する作業や、生検を行うため穿刺針により体内の所望の位置から生体の一部をサンプルとして取り出す作業を行うことが可能になっている。しかしながら、通常このような作業が行われる間、患者に呼吸を止めてもらう等の必要があり短時間に作業を済ませなければならない。このような条件下において、従来は術者が穿刺針を保持しながら穿刺針の先端を所望の位置に到達させるようにしていたので、術者には極度の熟練が要求されていた。
【0003】
また、穿刺針を刺すときの穿刺針の姿勢が適切でなかった場合には、穿刺針を一端抜き取り姿勢を改めて再度刺さなければならず、場合によっては数回これを繰り返すことになり必要以上に生体に針傷を与える等の問題が生じていた。穿刺針の先端が撮像断面より外れた場合に穿刺針の先端が映像に現れないことがあり、穿刺針を深く刺しすぎるおそれもあった。更に、X線を用いたCTによる断層撮像装置でモニタする場合は術者の被爆を少なくする必要から術者は所定の冶具を介して穿刺針を保持しなければならず、穿刺針の姿勢の適切な設定に一層の熟練を必要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、CTやMRIによる映像を見ながら、穿刺針を用いて病巣部に所定の薬剤を注入する作業や、穿刺針を用いて体内の所望の位置から生体の一部をサンプルとして取り出す作業においては、穿刺針の先端の位置決めに極度の熟練を要するという問題点があった。また、安全性の面で極度に神経を使わなければならないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、穿刺針の先端を正確に位置決めする作業の容易化と、安全性の向上を図ることができる穿刺針の姿勢保持装置の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる穿刺針の姿勢保持装置は、所定の面相互を接離自在で、前記面相互が近接または接触状態にあるとき、所定の穿刺針の長さ方向のみの移動を許容する姿勢を維持する所定数のガイドが形成される針ガイド部と、前記針ガイド部の位置及び姿勢を支持する支持部とを備えたものである。
【0007】
また、前記支持部は、全体を受ける板状のベースと、一端が前記ベースに支持される第1アームと、前記第1アームの所定範囲内の位置に固定自在な第2アームと、前記第2アームに支持され、かつ、前記針ガイド部を取付け、前記第2アームに略直交する第3アームとを備え、前記第2アームは前記第1アームに固定位置から前記第3アームの支持位置までの長さが変更自在であり、前記第3アームは前記第2アームの支持位置から前記針ガイド部の支持位置までの長さを変更自在としたものである。
【0008】
請求項2にかかる穿刺針の姿勢保持装置の前記針ガイド部は、前記第3アームに第3止螺子で固定されるものである。
【0009】
請求項3にかかる穿刺針の姿勢保持装置の前記第1アームには、所定の目盛が設けられているものである。
【0010】
請求項4にかかる穿刺針の姿勢保持装置において、前記第3アームの前記針ガイド部には、1対のフランジが接近して対向配置され、いずれか一方の前記フランジには所定の目盛が入れられ、他方のフランジには少なくとも1本の基準線が入れられているものである。
【0011】
請求項5にかかる穿刺針の姿勢保持装置の前記第1アームは、回動自在にベース側に一端が軸支され、所定範囲内の回動角度で固定自在なものである。
【0012】
請求項6にかかる穿刺針の姿勢保持装置の前記ベース側には、前記第1アームの回動角度を示す目盛が設けられているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による穿刺針の姿勢保持装置の斜視図であり、図2、図3はその第2アーム及び第3アームの部分斜視図である。図4は本発明の実施の形態1による穿刺針の姿勢保持装置の正面図、図5は第2アーム及び第3アームの上面の部分断面、図6は第2アーム及び第3アームの側面の部分断面図である。また、図7の(a)及び(b)は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置において押圧部が回動する様子を示す説明図で、図8は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置における押圧部の平面図及び側面図である。
【0014】
図において、1は縦20cm、横20cm程度で、厚さ1cm以下の板の形状をしたベース、例えば、台座である。2は一端が台座1に固定されている第1アームである。第1アーム2は中心線または中心線に沿ってスリット2aが設けられていて、全体としては滑らかに弧を描いて曲がる逆L字状の形状をしている。3はガイド板、例えば、特定方向のガイド板である。4は頭部がつまみになっている第1螺子、例えば、化粧ボルトである。ガイド板3にはスライド溝3aが長手方向に設けられており、スライド溝3aの底には第1螺子4が螺合する幾つかの螺子孔3bk(k=1、・・・、n)が、ガイド板3の長手方向にそれぞれ所定間隔をおいて設けられている。第1螺子4を第1アーム2のスリット2aに通し、ガイド板3のいずれかの螺子孔3bkに螺合させて締めつけることにより第1アーム2にガイド板3が固定される。
【0015】
5はスライド部、6は頭部がつまみになっている第2螺子、例えば、化粧ボルトである。スライド部5はガイド板3のスライド溝3a内をスライドする。スライド部5の一端側には中心線上、または中心線に沿ってスリット5aが設けられている。第2螺子6をスリット5aに通し、ガイド板3に設けられている螺子孔3bkのいずれかに螺合させて締めつけることにより、ガイド板3にスライド部5が固定される。スライド部5の他端側は二股に分かれている。実施の形態1の装置においては、第2アームはガイド板3、スライド部5及び第2螺子6から構成されている。
【0016】
7は水平方向に移動するロッドとして機能する螺子棒である。この螺子棒7は、螺子部7aとこの螺子部7aの一端に取付けられている円柱状の頭部7bとから構成されている。螺子部7aには所定の螺子が切られ、かつ、軸方向に直線状の摺動溝7a1が切られている。また、頭部7bには同心にフランジ7b1が設けられている。
【0017】
スライド部5の端部の二股に分かれたそれぞれの部分アーム5bと部分アーム5cには、螺子棒7の螺子部7aが遊嵌する貫通孔5b1及び貫通孔5c1が設けられている。これらの貫通孔5b1、5c1には突起(図示せず)が設けられており、この突起が螺子部7aの摺動溝7a1に遊嵌しているため螺子棒7の回転が阻止される。
【0018】
8は螺子棒7に螺合した状態でスライド部5の2つの部分アーム5bと部分アーム5cとの間に配設されているナットである。ナット8はこれらの2つの部分アーム5bと部分アーム5cにより軸方向への移動が阻止されており、その回転のみが可能となっている。本実施の形態の装置においては、第3アームは螺子棒7及びナット8から構成されている。また、ベース1と、第1アーム2と、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームと、螺子棒7及びナット8からなる第3アームにより、本実施の形態の支持部が構成される。
【0019】
9は針ガイド部を構成する針ガイド基部である。針ガイド基部9の一端側には同心の円柱状の窪み9aが設けられているとともに、その端部にフランジ9bが設けられている。この円柱状の窪み9aに螺子棒7の筒部7bが遊嵌している状態で、針ガイド基部9の一端側(内部に円柱状の窪みがあるところ)に設けられている螺子孔(図示せず)に螺合している、例えば、化粧ボルトからなる第3螺子11を締めつけることにより針ガイド基部9が頭部7bを介して螺子棒7に固定される。したがって、針ガイド基部9と螺子棒7との相対回転位置は任意に設定可能である。螺子棒7のフランジ7b1には軸と直交する方向に1本の目盛(基準線)が付与されている。針ガイド基部9のフランジ9bは透明でありフランジ9bの周に沿って目盛が付与されている。針ガイド基部9と螺子棒7との相対回転位置は、螺子棒7のフランジ7b1に入れられている基準線が針ガイド基部9のフランジ9bの目盛のいずれに位置しているかを読取ることにより知ることができる。前回設定した相対回転位置にもう一度設定したい場合には、前回においてこの目盛により位置を読取っておけば、容易に再度設定することができる。
【0020】
なお、針ガイド基部9が頭部7bの第3螺子11で締めつけられる位置は、円周状の溝を形成し、その溝内で第3螺子11で締めつければ、針ガイド基部9は頭部7bの何れの周方向の位置にも停止でき、かつ、その軸方向の移動を拘束できる。
【0021】
10は針ガイド基部9と共に針ガイド部を構成する押圧部である。図7の(a)及び(b)は針ガイド基部9に押圧部10が取付けられている様子を示す説明図、図8は押圧部10の正面図及び側面図である。
【0022】
図7において、押圧部10の側面には、L字状のアーム10c及びL字状のアーム10dのそれぞれの一端が取付けられている。L字状のアーム10c,10dは所定距離をおいて並設されており、それぞれの他端側には所定の孔10c1,10d1が設けられている。針ガイド基部9には所定の孔(図示せず)を有する取付部材9cが取付けられており、所定の軸10eがこの孔に遊嵌した状態で一端が孔10c1に、他端が孔10d1に固着され、軸10eを軸にして押圧部10が回動する蝶番構造が形成されている。なお、図7(a)は押圧部10の回動により押圧部10の底面側が針ガイド基部9の他端側の面に密着した状態を示し、図7(b)は少し離れた状態を示している。
【0023】
図8において、押圧部10はその側面側には軸10eの方向に浅い窪み10aが設けられており、この浅い窪み10aに穿刺針100をガイドする3本の針溝10a1,10a2,10a3が、5〜10mmの間隔で設けられている。針ガイド基部9の他端側にはこの窪み10aに遊嵌する浅い凸部9dが設けられている。この凸部9dを窪み10aに嵌め合わせることにより、針ガイド基部9と針溝10a1,10a2,10a3との相対位置が、針溝10a1,10a2,10a3と直交する方向に関して一定に固定される。また、窪み10aと凸部9dとが嵌合した状態で、押圧部10の側面側が針ガイド基部9の側面側に押し当てられることにより穿刺針100の姿勢を固定するガイドが形成される。このガイドは真直ぐな中空柱(中空部の断面は、一辺の長さが穿刺針100の直径よりやや大きい正方形またはこの正方形の半分(針溝の底側の半分)がこの正方形に内接する円弧である)である。針溝10a1,10a2,10a3のいずれかに穿刺針100が入れられ、窪み10aと凸部9dとが遊嵌した状態で、押圧部10の底面側が針ガイド基部9の他端側の面に押圧されることにより、押圧部10と針ガイド基部9で挾持され、穿刺針100の姿勢が固定される。
【0024】
本実施の形態で示す装置においては、この押圧力は、針ガイド基部9において取付部材9cが取付けられているところと反対側に引掛突起9eが設けられているので、所定のリング状のゴム(輪ゴム)の一端を取付部材9cに掛け、押圧部10の外側面側(内側面の反対側)をまわし、他端を引掛突起9eに掛けることにより生じるゴムの弾性力によって得ている。
【0025】
また、作業が終わり次第、リング状のゴムを外し、押圧部10を回動させれば、押圧部10の側面側は針ガイド基部9の他端側の面から離れるので、この状態で穿刺針100を針溝10a1,10a2,10a3から素早く外すことができ、穿刺針100の固定を開放することができる。12は押圧部10において側面に設けられているつまみである。
【0026】
本実施の形態で示す装置においては、押圧部10の底面側には穿刺針100をガイドする3本の針溝10a1,10a2,10a3が約5〜10mmの間隔で設けられているので、例えば、病巣が大きく、2cmの間隔で複数回にわたり穿刺針100を刺す必要がある場合、本実施の形態の穿刺針の姿勢保持装置は、その設置状態を維持したまま、3回までは対応することができる。なお、間隔は5〜10mm間隔に限らず任意の間隔で設けてもよく、針溝10a1,10a2,10a3の本数も3本に限らず任意の本数であってもよい。なお、病巣部が針溝10a1,10a2,10a3を選択することにより対応できる方向と直交する方向に広がっている場合はナット8を回転させることにより、螺子棒7の軸方向に容易に移動させて、対応することができる。
【0027】
なお、本実施の形態の穿刺針の姿勢保持装置は、原則としてABS樹脂やアクリル樹脂等のX線を通す合成樹脂を用いて形成されている。したがって、CTを用いた場合においても映像には殆ど影響を与えないで作業することができる。
【0028】
本実施の形態では、押圧部10と針ガイド基部9との間を、リング状のゴム(輪ゴム)を用いて弾接しているが、押圧部10の側面側が針ガイド基部9の側面に押圧された状態に容易に保持できるとともに、押圧部10の側面側を針ガイド基部9の側面から容易に離隔することができる構造であれば、いずれの構造であってもよい。例えば、針ガイド基部9及び押圧部10のうちの一方にレバーを設け、他方にこのレバーの先が係合する突起を設けるようにし、このレバーの操作により押圧部10の底面側が針ガイド基部9の他端側の面に押圧された状態に保持できるようにすれば、リング状のゴム(輪ゴム)を用いなくてもよい。
【0029】
また、本実施の形態の穿刺針の姿勢保持装置によれば、第1アーム2が撮像装置における撮像面に平行になるように装置の姿勢を設定することにより、撮像面内またはその付近内で穿刺針100が移動する姿勢、即ち、穿刺針100の先端の位置決め中に穿刺針100の先端が常に映像画面に写る姿勢に容易に設定することができる。
【0030】
なお、本実施の形態1の穿刺針の姿勢保持装置の針ガイド部は、押圧部10と針ガイド基部9で構成され、穿刺針100の移動方向を特定できる状態に保持するものである。
【0031】
図12は本実施の形態1の穿刺針の姿勢保持装置の使用状態の説明図である。図において、200は患者の体の下腹部の横断面、201は肝臓、201a,201bは病巣部を示している。次に、図1乃至図8及び図12を用いて、穿刺針100の姿勢設定方法の一例を説明する。
【0032】
始めに装置全体が患者の横に位置するように台座1をベッドとベッドの上に敷かれているマットとの間に挿入する。病巣部201aに対しては、まず、ガイド板3を垂直にして第1アーム2における上方の水平部分に近い位置に固定し、針ガイド基部9が患者の皮膚から所定距離離れた位置になるようにスライド部5をガイド板3に対してスライドさせ、第2螺子6を締めつけガイド板3にスライド部5を固定する。次に、穿刺針100の先端付近を針溝10a1,10a2,10a3の中央の針溝(針ガイド基部9の回動軸と交わる針溝)に入れ、窪み10aと凸部9dとを嵌め合わせ、押圧部10の底面側が針ガイド基部9の他端側の面に押し当てられた状態になるようにリング状のゴム(輪ゴム)を掛け、穿刺針100の姿勢がこの針溝に固定された状態にする。
【0033】
次に、CTの映像を見ながら病巣部201aと穿刺針100とが同時に写る位置に台座1を移動させるか、またはナット8を回転させ、病巣部201a及び穿刺針100の先端部が撮像装置の撮像断面上に存在する状態にする。撮像装置の映像から、垂直線Aと針ガイド基部9の回動軸及び病巣部201aの中心を結ぶ直線Bとのなす角度θを求め、針ガイド基部9を螺子棒7に対して相対回転させ、垂直線(ガイド板3及びスライド部5の中心線)と針溝(または穿刺針100の先端部)とのなす角度をθに設定し、第3螺子11により固定し、穿刺針100の姿勢設定を行う。
【0034】
術者はこの状態で、CT等の撮像装置の映像を見ながら穿刺針100の先端が病巣部201aに到達するまで穿刺針100を刺し込めばよい。このとき、予め撮像装置の映像から、例えば、針ガイド基部9の回動軸から病巣部201aまでの距離Dを求めておき、穿刺針100において、先端までの距離がこの距離Dになる位置に印をつけておくか、長さを測定しておけば、この印が針ガイド基部9の回動軸の位置に到達したところより刺し込むような事態が回避できる。したがって、万一、穿刺針100の先端部が撮像装置の映像に写らない状態が発生しても、刺し込み過ぎの危険を防止することができる。なお、予め、例えば、螺子棒7のフランジ7b1において規準線をガイド板3及びスライド部5の中心線の方向に入れるようにし、針ガイド基部9のフランジ9bにおいて、この針溝の方向(または穿刺針100の先端部の方向)のところに0度の目盛を入れるようにしておけば角度θの設定が行いやすい。
【0035】
なお、通常、穿刺針100の挿入には、治具が使用され、術者の被爆を防止している。このとき、穿刺針100の挿入は安定性を欠くことになるが、押圧部10と針ガイド基部9で穿刺針100の移動方向を特定できるから安定した挿入ができる。
【0036】
実施の形態2.
図9は本実施の形態2の穿刺針の姿勢保持装置の押圧部及び針ガイド基部付近の要部平面図、図10は要部正面図である。また、図11は補助板が押圧部の溝にスライドしながら装着される状態を示す説明図である。
【0037】
図において、51は押圧部本体であり、この押圧部本体51には溝51aが設けられている。52はこの溝51aに装着される補助板である。本実施の形態の押圧部50は押圧部本体51及び補助板52で構成されている。
【0038】
補助板52が押圧部本体51の溝51aに装着された状態において、押圧部50には図7(b)に示される窪み10aと同様の浅い窪み50dができる。針ガイド基部90の一端側には針ガイド基部9と同様に同心の窪み90aが設けられているとともに、フランジ9bと同様のフランジ90bが設けられている。針ガイド基部90の他端側には、浅い窪み50dに遊嵌する凸部90dが設けられている。
【0039】
補助板52の表側には穿刺針100をガイドする3本の針溝52a1,52a2,52a3が約5〜10mmの間隔で設けられている他、更に、穿刺針100の径が太い穿刺針用に針溝52b1,52b2が約10mmの間隔で、針溝52a1,52a2,52a3と交互に設けられている。針溝52b1,52b2の大きさは図8における針溝10a1,10a2,10a3と同じなので、押圧部本体51に補助板52が装着されている状態における押圧部50は押圧部10と同様の機能を有し、更に、針溝52b1,52b2を用いればより径の大きい穿刺針にも対応できる。補助板52の表側と針ガイド基部90の他端側の面とが近接または接している状態において、穿刺針100の針溝52a1,52a2,52a3、針溝52b1,52b2への装着状態がよく見えるように押圧部本体51には上部に切欠き51bが設けられている。
【0040】
また、この押圧部50によれば、それぞれ針溝の数、針溝の間隔、針溝の大きさ等が異なる複数の補助板52を予め用意しておき、それらの中から適宜選択した補助板52を用いることにより、例えば、病巣の種類や病巣の大さにより木目細かく対応することができる。
【0041】
押圧部50に装着されている補助板52の表側と針ガイド基部90の他端側の面との接近及び離隔を可能にするための構造は、図9に示す針ガイド基部90においては、図5に示すような蝶番構造を用いていない。即ち、図9に示す針ガイド基部90においては、押圧部50の外周付近に、L字状のアーム50cの一端が取付けられており、L字状のアーム50cの他端側において軸50eの中央を固定支持している。針ガイド基部90には、横U字状の2つのガイドが並んで設けられている取付部材90cが形成されており、押圧部50が針ガイド基部90に装着されたとき(押圧部50に装着されている補助板52と針ガイド基部90との面が接近または接した状態のとき)、横U字状のガイドの窪みに軸50eの両端が遊嵌した状態になる。
【0042】
図9に示す構成においては、針ガイド基部90において取付部材90cが取付けられている側の反対側に引掛突起90eが設けられており、2つ折りにした所定のリング状のゴム(輪ゴム)の一端を取付部材90cに掛け、押圧部50の外側面側をまわし、他端を引掛突起90eに掛けることにより、押圧部50に装着されている補助板52の表側を針ガイド基部90の面に押圧するようにしている。
【0043】
また、図9に示す構成によれば、部材90cに設けられている横U字状の2つのガイドが、押圧部50のL字状のアーム50cの先端部に設けられている軸50eのガイドになるので、針ガイド基部90と押圧部50との位置合わせが容易になる。更に、押圧部50が針ガイド基部90側に押圧されていない場合において押圧部50の落下を防止することができる。また、作業が終わり次第リング状のゴム(輪ゴム)を外すことにより、押圧部50が軸方向に針ガイド基部90から離れることができるので穿刺針100は針溝52a1,52a2,52a3、針溝52b1,52b2に引っ掛かることなく、直ちに穿刺針100を開放することができる。
【0044】
なお、このような押圧部50に装着されている補助板52の表側を針ガイド基部90の面に近づけたり離したりすることを可能にする構造、即ち、他端側で所定の軸50eの中央を固定支持しているL字状のアーム50cと、横U字状の2つのガイドが並んで設けられている取付部材90cとを用いた構造は、上記実施の形態1に示す装置に適用してもよく、同様の効果が得られる。
【0045】
実施の形態3.
図13及び図14は、第1アームの台座への他の取付方法を示す図であり、図13は、第2アーム、第3アームを取外した状態における装置の正面図、図14は側面図である。
【0046】
図において、101は台座、102は第1アームである。第1アーム102の一端は円柱側面状に丸く形成されている。101aは台座101に取付けられている補助部材である。この補助部材101aには第1アーム102の一端の円柱側面状に丸く形成されている軸部分102aが遊嵌する受溝101a1が設けられている。101bは補助部材101aに取付けられている固定板である。第1アーム102は一端の軸部分102aが受溝101a1に遊嵌した状態で固定板101bに接近または摺動しながら回動自在である。回動方向は、第1アーム102が逆L字状の形状であれば回動時において最上部の水平な部分は常に水平のままになる方向である。101b1は固定板101bに設けられているスリットであり、受溝101a1を中心とする円弧状の形状となっている。このスリットは台座101と垂直な方向を中心に両側に所定角度に亘り設けられている。103はつまみ付の調節螺子である。第1アーム102にはこのスリット101b1に面するところに螺子孔が設けられており、調節螺子103をスリット101b1に通しこの螺子孔に螺合させ締めつけることにより、第1アーム102は回動が阻止された状態にロックされる。したがって、本発明の実施の形態3によれば、回動可能範囲内の任意の角度または傾斜で第1アーム102をベースに固定することができる。101cは第1アーム102の回動位置を示す目盛である。
【0047】
また、第1アーム102には目盛が付与されているので、第1アーム102へのガイド板3の固定位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合等においては、この目盛により容易に対応できる。このような目盛は実施の形態1に示す装置に適用してもよく、同様の効果が得られる。
【0048】
本実施の形態の機構によれば、例えば、台座101に平行で、第1アーム102の回動軸と直交する方向に患者が寝ている場合において、病巣部等の目標位置を含む、患者の身長方向と垂直な平面上に肋骨等の障害物がある場合に、障害物を避けてのガイドの位置及び姿勢の設定が容易に行える効果がある。なお、穿刺針100の先端の位置決め中に穿刺針100の先端が常に映像画面に写るようにするには、撮像装置における撮像面も第1アーム102の傾斜に合わせて設定する必要がある。
【0049】
実施の形態4.
本実施の形態1の穿刺針の姿勢保持装置では、スライド部5の他端側は二股に分かれ、二股に分かれたそれぞれの部分アーム5bと部分アーム5cには螺子棒7が遊嵌する貫通孔5b1,5c1が設けられ、ナット8は螺子棒7に螺合した状態でスライド部5の2つ部分アーム5bと部分アーム5cの間に配設され、これらの2つの部分アーム5bと部分アーム5cにより軸方向への移動が阻止されているようにしているが、本発明を実施する場合にはこれに限らず、スライド部5の他端側は二股に分かれず、ナット8の軸方向への移動を阻止する押さえ(図示せず)をスライド部5の他端に取付けたものであってもよい。
【0050】
また、本実施の形態1の穿刺針の姿勢保持装置においては、第2アームは、第1アーム2に固定可能なガイド板3と、このガイド板3にガイドされてスライドし、中心線上または中心線に沿ってスリットが設けられている部分を有するスライド部5とから構成されるようにし、つまみ付の第2螺子6をこのスリット5aに通してガイド板3に設けられている螺子孔に螺合させて締めつけることによりスライド部5がガイド板3に固定されるようにして、伸縮性を具現しているが、本発明を実施する場合にはこれに限らず、例えば、スライド部5にラックを取付け、ガイド板3にこのラックに歯合するピニオンと、このピニオンを回転させるハンドル等の機構と、ピニオンの回転を阻止するブレーキ機構とを設け、ピニオンの回転によりガイド板3に対するスライド部5の位置を変え、ブレーキ機構によりスライド部5の位置を固定できるようにすることにより伸縮性を実現してもよく、操作性がより向上する。
【0051】
また、スライド部5には、所定の突起を有する貫通孔5b1,5c1が他端側に設けられており、第3アームは、貫通孔5b1,5c1の突起が遊嵌する摺動溝7a1が軸方向に設けられているとともに、この貫通孔5b1,5c1に遊嵌する螺子棒7と、軸方向への移動が阻止された状態で螺子棒7に螺合しているナット8とを有するが、本発明を実施する場合にはこれに限らず、螺子棒7やナット8を用いずにスライド部5の他端にスライド部5と直交する方向(螺子棒7の方向と同じ方向)に補助ガイド板を取付け、この補助ガイド板にガイドされてスライドするとともに一端で針ガイド基部9を支持する補助スライド部を設けるようにし、補助スライド部にはラックを設け、更に補助ガイド板にはこのラックに歯合するピニオンと、このピニオンを回転させるハンドル等の機構と、ピニオンの回転を阻止するブレーキ機構とを設け、ピニオンの回転により補助ガイド板に対する補助スライド部の位置を変え、ブレーキ機構により補助スライド部の位置を固定できるようにしてもよい。
【0052】
同様に、第1アーム2に対する第2アームの位置の変更及び第1アーム2への第2アームの固定も同様のラック・ピニオン機構によるようにしてもく、この場合には操作性がより向上する。
【0053】
実施の形態5.
本発明の実施の形態1及び2においては、針溝10a1,10a2,10a3、針溝52a1,52a2,52a3、針溝52b1,52b2の断面形状は、一辺の長さが穿刺針100の直径よりやや大きい正方形または、この正方形の半分(針溝の底側の半分)がこの正方形に内接する円弧であるものを想定しているが、本発明を実施する場合にはこれに限らず、穿刺針100の姿勢保持機能を失わない程度に針溝の深さをより浅いものにし、押圧部10,50の底面側を針ガイド基部9,90の他端側の面に押圧したとき、押圧部10,50の底面側と針ガイド基部9,90の他端側の面との間に隙間が残るようにしてもよい。また、針溝の断面において、針溝の浅い部分が表面方向に広がっている台形等の形状にしてもよい。このような構成にすることにより、作業終了時等において、押圧部10,50が針ガイド基部9,90に押圧されている状態が解除されたとき、穿刺針100が針溝から外れやすくなる。
【0054】
本発明の実施の形態1においては、針溝10a1,10a2,10a3は押圧部10側に設けられているが、本発明を実施する場合にはこれに限らず、針ガイド基部9側に設けるようにしてもよい。また、本発明の実施の形態2においては、針溝52a1,52a2,52a3、針溝52b1,52b2は押圧部50側に設けられているが、本発明を実施する場合にはこれに限らず、針ガイド基部90側に設けるようにしてもよい。この場合は、作業終了時等において、押圧部50の底面側と針ガイド基部90の他端側の面とが離れた状態になっても穿刺針100が針溝52a1,52a2,52a3、針溝52b1,52b2から外れない場合は、術者が直ちに外さなければならない。また、押圧部10,50と針ガイド基部9,90との両方に、深さが針溝10a1,10a2,10a3、針溝52a1,52a2,52a3、針溝52b1,52b2の半分程度の針溝を設けるようにしてもよい。この場合は、それぞれの針溝の深さが浅くなり、作業終了時等において針溝から穿刺針100が更に外れやすくなる。
【0055】
このように、針ガイド基部9,90の一端側に円柱状の窪み9a,90aが設けられており、この円柱状の窪み9a,90aに螺子棒7の頭部7bにおける円柱部7b1が遊嵌している状態で、針ガイド基部9,90の一端側(内部に円柱状の窪み9a,90aがあるところ)に設けられている螺子孔に螺合している第3螺子11を締めつけることにより針ガイド基部9,90が螺子棒7に固定されるようにしたが、本発明を実施する場合にはこれに限らず、針ガイド基部9,90の一端側に円柱状の凸部が設けられているとともに、螺子棒7の頭部には円柱状の窪みが設けられており、これらの凸部と凹部とが遊嵌している状態で、螺子棒7の頭部(内部に円柱状の窪みがあるところ)に設けられている螺子孔に螺合している螺子を締めつけることにより針ガイド基部9,90が螺子棒7に固定されるようにしてもよい。
【0056】
実施の形態6.
上記各実施の形態においては、第1アーム2は台座1に固定されているが、本発明を実施する場合には、例えば、患者のベッドの側面にレール状の取付部を設けるとともに、第1アーム2の一端にこの取付部への固定機構を設け、台座1を使用せずに第1アーム2をこの取付部に固定するようにしてもよい。
【0057】
また、第2アームの全体または第2アームの途中から先が、図13における第1アーム102の回動軸の方向と同じ方向に回動可能、かつ、所定範囲内の任意の回動位置で固定可能な構成にしてもよく、本発明の実施の形態3の場合と同様の効果が得られる。
【0058】
実施の形態のまとめ
(1) 本発明の実施の形態における穿刺針の姿勢保持装置によれば、それぞれの所定の面相互を接近させたり離隔させたりすることが可能で、それぞれの所定の面相互が近接または接触した状態にあるとき、所定の穿刺針の姿勢を固定する所定数のガイドが形成されるように、それぞれの所定面のうちの一方または両方に直線状の針溝10a1,10a2,10a3、52a1,52a2,52a3、52b1,52b2が所定数設けられている針ガイド基部9,90及び押圧部10,50と、針ガイド基部9,90の位置及び姿勢を設定可能に針ガイド基部9,90を支持する台座1、第1アーム2、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6、螺子棒7及びナット8からなる支持部とを備えるようにしたので、穿刺針100の先端を正確に位置決めする作業を容易化できる効果がある。また、穿刺針100の先端を正確に位置決めできるから患者の安全性がより向上でき、そして、術者が被爆する可能性を回避できるから術者の安全性も向上する。
【0059】
(2) 更に、針ガイド基部9,90及び押圧部10,50により形成される穿刺針100のガイドの位置及び姿勢を容易に設定することができ、穿刺針100の先端の位置決め中に穿刺針100の先端が常に映像画面に写る姿勢、即ち、CT等における所定の撮像面内またはその付近内で穿刺針100が移動する姿勢に容易に設定することができる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0060】
即ち、本実施の形態の支持部は、板状のベース1と、一端がベース1に支持されている第1アーム2と、第1アーム2における所定範囲内の位置に固定可能なガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームと、第2アームに支持されるとともに針ガイド基部9,90を相対回動位置を設定可能に支持し、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームに直交する方向の螺子棒7及びナット8からなる第3アームとを備え、前記第2アームは第1アーム2に固定されたところから前記第3アームを支持するところまでの長さが設定可能であり、第3アームは第2アームに支持されているところから針ガイド基部9,90を支持するところまでの長さを設定可能であるようにしたので、針ガイド基部9,90及び押圧部10,50により形成される穿刺針100のガイドの位置及び姿勢を容易に設定できる効果がある。また、穿刺針100の先端の位置決め中に穿刺針100の先端が常に映像画面に写る姿勢、即ち、CT等における所定の撮像面内またはその付近内で穿刺針100が移動する姿勢に容易に設定することができる効果がある。
【0061】
(3) 装置全体の大きさが大きくなるのを防止でき、CT等の中に容易に入れることができる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0062】
即ち、第1アーム2が滑らかに曲がる逆L字状の形状をなしているようにしたので、第1アーム2が患者の体に沿って走ることになりガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームは短いもので済むとともに、装置全体の大きさが大きくなるのを防止でき、CT等の中に容易に入れることができる効果がある。
【0063】
(4) 第1アーム2へのガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームの取付位置の設定が容易に行えるとともに、この設定のための機構を安価に穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0064】
即ち、第1アーム2には中心線上にまたは中心線に沿って所定のスリット2aが設けられており、第1螺子4をこのスリット2aに通してガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームに設けられている螺子孔3bkに螺合させて締めつけることにより第1アーム2に、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームが固定されるようにしたので、第1アーム2に対する前記第2アームの取付位置の設定が容易に行えるとともに、この設定のための機構が安価に得られる効果がある。
【0065】
(5) 螺子棒7及びナット8からなる第3アームに対する針ガイド基部9,90の相対回転位置を任意に設定できる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0066】
即ち、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームは、第1螺子4が螺合する螺子孔3bkが設けられているガイド部3と、ガイド部3にガイドされてスライドし、中心線上または中心線に沿って所定のスリット5aが設けられているとともに螺子棒7及びナット8からなる第3アームを支持するスライド部5とを有し、第2螺子6をこのスリット5aに通してガイド部3に設けられている螺子孔3bkに螺合させて締めつけることによりスライド部5がガイド部3に固定されるようにしたので、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームの伸縮が容易に行えるとともに、前記第2アームが安価に得られる効果がある。
【0067】
(6) 第1アーム2と直交する方向に患者が寝ている場合において、穿刺針100のガイドの位置を患者の身長方向に容易に微調でき、肋骨等の障害物を避けてのガイドの位置及び姿勢の設定が容易に行える穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0068】
即ち、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームにおける螺子棒7及びナット8からなる第3アームを支持するところには、所定の突起を有する貫通孔5b1,5c1が設けられており、螺子棒7及びナット8からなる第3アームは、この貫通孔5b1,5c1に遊嵌するとともに突起が遊嵌する摺動溝7aが軸方向に設けられている螺子棒7と、軸方向への移動が阻止された状態でこの螺子棒7に螺合しているナット8とを有し、針ガイド基部9,90を支持するところは螺子棒7の頭部7bであるようにしたので、例えば、第1アーム2と直交する方向に患者が寝ている場合において、穿刺針100のガイドの位置を患者の身長方向に容易に微調でき、肋骨等の障害物を避けてのガイドの位置及び姿勢の設定が容易に行える効果がある。
【0069】
(7) 螺子棒7及びナット8からなる第3アームの姿勢を安定に保持するとともに、ナット8の移動が阻止されたガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームが安価に構成される穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0070】
即ち、ガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームにおける螺子棒7及びナット8からなる第3アームを支持する付近は二股に分かれていて、二股に分かれたそれぞれに突起のある貫通孔5b1,5c1が設けられており、螺子棒7及びナット8からなる第3アームの螺子棒7はこれらの貫通孔5b1,5c1の両方に遊嵌しているとともに、ナット8はこの二股の間で螺子棒7に螺合することにより軸方向への移動が阻止されているようにしたので、螺子棒7及びナット8からなる第3アームの姿勢を安定に保持するとともに、ナット8の移動が阻止されたガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームが安価に得られる効果がある。
【0071】
(8) 螺子棒7及びナット8からなる第3アームに対する針ガイド基部9,90の相対回転位置が任意に設定できる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0072】
即ち、螺子棒7及びナット8からなる第3アームにおける針ガイド基部9,90を支持するところには円柱部7bまたは円筒部が設けられているとともに、針ガイド基部9,90には円柱部7bに遊嵌する凹部または円柱状の窪み部に遊嵌する凸部が設けられており、それぞれが遊嵌した状態で針ガイド基部9,90または螺子棒7及びナット8からなる第3アームに設けられている螺子孔に第3螺子11を螺合させ締めつけることにより針ガイド基部9,90が螺子棒7及びナット8からなる第3アームに固定されるようにしたので、前記第3アームに対する針ガイド基部9,90の相対回転位置が任意に設定できる効果がある。
【0073】
(9) 第1アーム2へのガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームの固定位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0074】
即ち、第1アーム2に所定の目盛が設けられているようにしたので、第1アーム2へのガイド板3及びスライド部5及び第2螺子6からなる第2アームの固定位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる効果がある。
【0075】
(10) 螺子棒7及びナット8からなる第3アームに対する針ガイド基部9,90の相対回転位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0076】
即ち、螺子棒7及びナット8からなる第3アームにおける針ガイド基部9,90を支持するところ、及び針ガイド基部9,90にはフランジ9b,7b1が設けられており、それぞれのフランジは接近して対向し、いずれか一方のフランジには所定の目盛が付与されているとともに、他方のフランジには少なくとも1本の基準線が付与されているようにしたので、螺子棒7及びナット8からなる第3アームに対する針ガイド基部9,90の相対回転位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる効果がある。
【0077】
(11) ベース1に平行で第1アーム2の回動軸と直交する方向に患者が寝ている場合において、病巣部等の目標位置を含む患者の身長方向と垂直な平面上に肋骨等の障害物がある場合に、障害物を避けてのガイドの位置及び姿勢の設定が容易に行える穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0078】
即ち、第1アーム2は回動可能にベース1側に一端が軸支され、所定範囲内の任意の回動角度で固定可能であるようにしたので、例えば、ベース1に平行で第1アーム2の回動軸と直交する方向に患者が寝ている場合において、病巣部等の目標位置を含む患者の身長方向と垂直な平面上に肋骨等の障害物がある場合に、障害物を避けてのガイドの位置及び姿勢の設定が容易に行える効果がある。
【0079】
(12) 第1アーム2の回動位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0080】
即ち、ベース1側に第1アーム2の回動角度を示す目盛が設けられているようにしたので、第1アーム2の回動位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる効果がある。
【0081】
(13) それぞれ針溝52a1,52a2,52a3、52b1,52b2の数、針溝の間隔、針溝の大きさ等の異なる複数の補助板52を用意しておき、それらの中から適宜選択した補助板52を用いることにより、病巣の大さ等の目的に応じた木目細かい対応が容易にできる穿刺針の姿勢保持装置を得る。
【0082】
即ち、針ガイド基部9,90、及び押圧部10,50のうちの一方または両方には、着脱可能な補助板52が装着され、補助板52が装着されている針ガイド基部または押圧部の所定の面は補助板52の面であり、直線状の所定数の針溝52a1,52a2,52a3、52b1,52b2はこの補助板52の面に設けられているようにしたので、例えば、それぞれ針溝の数、針溝の間隔、針溝の大きさ等の異なる複数の補助板52を用意しておき、それらの中から適宜選択した補助板52を用いることにより、病巣の大さ等に応じた木目細かい対応が容易にできる効果がある。
【0083】
【発明の効果】
請求項1の穿刺針の姿勢保持装置においては、所定の面相互を接離自在で、前記面相互が近接または接触状態にあるとき、所定の穿刺針の長さ方向のみの移動を許容する姿勢を維持する所定数のガイドが形成される針ガイド部と、その針ガイド部の位置及び姿勢を支持する支持部とを備えるようにしたので、穿刺針の先端を正確に位置決めする作業を容易化できる効果がある。また、穿刺針の先端を正確に位置決めできるから患者の安全性がより向上でき、そして、術者が被爆する可能性を回避できるから術者の安全性も向上する。
【0084】
また、前記支持部は、全体を受ける板状のベースと、一端が前記ベースに支持される第1アームと、前記第1アームの所定範囲内の位置に固定自在な第2アームと、前記第2アームに支持され、かつ、前記針ガイド部を取付け、前記第2アームに略直交する第3アームとを備え、前記第2アームは前記第1アームの固定位置から前記第3アームの支持位置までの長さが変更自在であり、前記第3アームは前記第2アームの支持位置から前記針ガイド部の支持位置までの長さが変更自在であるから、針ガイド部による穿刺針のガイドの位置及び姿勢を容易に設定できる効果がある。また、穿刺針の先端の位置決め中に穿刺針の先端が常に映像画面に写る姿勢、即ち、CT等における所定の撮像面内またはその付近内で穿刺針が移動する姿勢に容易に設定することができる効果がある。
【0085】
請求項2の穿刺針の姿勢保持装置における前記針ガイド部は、前記第3アームに回動自在に固定されるものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、第3アームに対する針ガイド部の相対回転位置が任意に設定できる効果がある。
【0086】
請求項3の穿刺針の姿勢保持装置における前記第1アームには、所定の目盛が設けたものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、第1アームに対する第2アームの固定位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる効果がある。かつ、微調整ができる効果がある。
【0087】
請求項4の穿刺針の姿勢保持装置における前記第3アームに回動自在に固定された前記針ガイド部には、1対のフランジが接近して対向配置され、いずれか一方の前記フランジには所定の目盛が付与され、他方のフランジには少なくとも1本の基準線が付与されているものであるから、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の効果に加えて、第3アームに対する針ガイド部の相対回転位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる効果がある。かつ、微調整ができる効果がある。
【0088】
請求項5の穿刺針の姿勢保持装置における前記第1アームは、回動自在にベース側に一端が軸支され、所定範囲内の回動角度で固定自在としたものであるから、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の効果に加えて、例えば、ベースに平行で第1アームの回動軸と直交する方向に患者が寝ている場合、病巣部等の目標位置を含む患者の身長方向と垂直な平面上に肋骨等の障害物がある場合に、障害物を避けてのガイドの位置及び姿勢の設定が容易に行える効果がある。
【0089】
請求項6の穿刺針の姿勢保持装置における前記ベース側には、前記第1アームの回動角度を示す目盛が付与されているから、請求項5記載の効果に加えて、第1アームの回動位置を読取ることができ、前回の固定位置に再び固定したい場合に、前回の固定位置における目盛の値が分かれば容易に対応できる効果がある。かつ、微調整ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1による穿刺針の姿勢保持装置の斜視図である。
【図2】 図2は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置の部分拡大図である。
【図3】 図3は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置の部分拡大図である。
【図4】 図4は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置の正面図である。
【図5】 図5は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置における部分拡大平面図である。
【図6】 図6は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置における部分拡大平面図である。
【図7】 図7は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置において押圧部が回動する様子を示す説明図である。
【図8】 図8は図1に示す穿刺針の姿勢保持装置における押圧部の正面図及び側面図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態2による押圧部及び針ガイド基部付近の要部平面図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態2による押圧部及び針ガイド基部付近の要部正面側面図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態2による補助板が押圧部の溝にスライドしながら装着される状態を示す説明図である。
【図12】 図12は本発明の実施の形態1及び2の穿刺針の姿勢保持装置の使用方法を説明するための説明図である。
【図13】 図13は本発明の実施の形態3による穿刺針の姿勢保持装置の第2アーム、第3アームが取外された状態における正面図である。
【図14】 図14は本発明の実施の形態3による穿刺針の姿勢保持装置の第2アーム及び第3アームが取外された状態における側面図である。
【符号の説明】
1 台座
2 第1アーム
3 ガイド板
4 第1螺子
5 スライド部
6 第2螺子
7 螺子
8 ナット
9 針ガイド基部
10 押圧部
11 第3螺子
12 つまみ
50 押圧部
51 押圧部本体
52 補助板
90 針ガイド基部
101 台座
102 第1アーム
103 止め螺子

Claims (6)

  1. 所定の面相互を接離自在で、前記面相互が近接または接触状態にあるとき、所定の穿刺針の長さ方向のみの移動を許容する姿勢を維持する所定数のガイドが形成される針ガイド部と、前記針ガイド部の位置及び姿勢を支持する支持部とを備え、
    前記支持部は、全体を受ける板状のベースと、一端が前記ベースに支持される第1アームと、前記第1アームの所定範囲内の位置に固定自在な第2アームと、前記第2アームに支持され、かつ、前記針ガイド部を取付け、前記第2アームに略直交する第3アームとを備え、前記第2アームは前記第1アームの固定位置から前記第3アームの支持位置までの長さが変更自在であり、前記第3アームは前記第2アームの支持位置から前記針ガイド部の支持位置までの長さが変更自在であることを特徴とする請求項1記載の穿刺針の姿勢保持装置。
  2. 前記針ガイド部は、前記第3アームに回動自在に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の穿刺針の姿勢保持装置。
  3. 前記第1アームには、所定の目盛が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の穿刺針の姿勢保持装置。
  4. 前記第3アームに回動自在に固定された前記針ガイド部には、1対のフランジが接近して対向配置され、いずれか一方の前記フランジには所定の目盛が付与され、他方のフランジには少なくとも1本の基準線が付与されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の穿刺針の姿勢保持装置。
  5. 前記第1アームは、回動自在にベース側に一端が軸支され、所定範囲内の回動角度で固定自在なことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の穿刺針の姿勢保持装置。
  6. 前記ベース側には、前記第1アームの回動角度を示す目盛が付与されていることを特徴とする請求項5に記載の穿刺針の姿勢保持装置。
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