JP4377628B2 - サーバ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の移動体に対し、予め定められた規則に基づき各移動体についてのグループを自動的に形成し、当該グループ内の情報交換をサポートするサーバに関する。なお、「移動体」とは、自動車、オートバイ、トラック、バス、自転車、電車、船舶、航空機等の乗り物全般、及び移動する人間を含む概念であり、この「移動体」は、常時移動しているものである必要はなく、一時停止の状態と移動中の状態とが切り替わりながら全体的として見れば移動しているものであればよい。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カーナビゲーションシステムや高速道路の自動料金収受システム等、個々の車両の円滑な運行・通行をサポートする技術が存在した。ところが、先行車両が急ブレーキをかけたという情報や先行車両がスリップしたという情報等の先行車両の走行情報を交換し合う技術は未発達であった。
【0003】
また、上記のような先行車両走行情報の交換では、情報提供すべき車両は、急ブレーキをかけた車両に対し「後ろを走行している車両」であり、「先行している車両」に情報提供してもあまり意味を成さない。このように先行車両走行情報の交換では、「情報提供すべき車両のグループが個々の車両に対して個別に設定される」という特殊性がある。例えば、車両Aについてのグループは、車両Aに対し後ろを走行中の車両から構成され、車両Bについてのグループは、車両Bに対し後ろを走行中の車両から構成される。
【0004】
その一方で、グループ内での情報交換に関する技術は、多数提案されている。例えば、下記の特許文献1には、移動端末の位置情報、リアルタイムに変化する移動端末の属性及び移動状態に基づいて、移動端末をメンバとしたグループ通信を実現する技術が記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−346267号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の技術によれば、移動端末の位置情報のみならず、リアルタイムに変化する移動端末の属性又は移動状態に基づくグルーピングを実現することはできるが、上記の先行車両走行情報の交換(即ち、「情報提供すべき車両のグループが個々の車両に対し個別に設定される」という特殊性を持つ情報交換)に適用することは困難である。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、複数の移動体に対し、予め定められた規則に基づき移動体それぞれについてのグループを自動的に形成し当該グループ内の情報交換を効果的にサポートすることができるサーバを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るサーバは、複数の移動体の各々から当該各移動体の位置情報を定期的に受信する位置情報受信手段と、ある移動体から発せられた突発的事象に関する事象情報を受信する事象受信手段と、前記事象情報の受信を契機として、時系列的な各移動体の位置情報に基づいて各移動体の進行方向を導出し、当該各移動体の進行方向、当該時点での各移動体の位置情報及び事象ごとに定められたグループ形成のための規則に基づいて、当該事象を通知するべき進行方向が同じ移動体から成るグループを形成するグループ形成手段と、形成されたグループの各移動体に、当該事象に関連した所定配信項目の情報を配信する情報配信手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記サーバでは、位置情報受信手段が、複数の移動体の各々から当該各移動体の位置情報を定期的に受信する。その一方、事象受信手段が、ある移動体から発せられた突発的事象に関する事象情報を受信すると、グループ形成手段が、当該事象情報の受信を契機として、当該時点での各移動体の位置情報及び事象ごとに定められたグループ形成のための規則に基づいて、当該事象を通知するべき移動体から成るグループを形成する。そして、情報配信手段が、当該形成されたグループの各移動体に、当該事象に関連した所定配信項目の情報を配信する。このようにして、複数の移動体に対し、予め定められた規則に基づき移動体それぞれについてのグループを自動的に形成し当該グループ内の情報交換を効果的にサポートすることができる。また、上記サーバでは、各移動体の位置情報のみならず、当該各移動体の進行方向にも基づいて、グループをより適正に形成することができる。例えば、同じ道路を移動中の移動体のうち、事象が発生した移動体と同一方向に移動中の移動体のみをグループ形成の対象とするなどの処理が可能となる。
【0010】
グループ形成の基礎となる所定の規則は、事象に応じて定めるのが望ましい。例えば、図3に示すように、移動体としての車両における「高速道路走行中での急ブレーキ操作」という事象については、当該急ブレーキ操作が発生した移動体に対し、「後方500メートル以内に位置する移動体」から成るグループを形成する。また、移動体としての車両における「一般道走行中での火災発生」という事象については、当該火災が発生した移動体に対し、「半径300メートル以内に位置する移動体」から成るグループを形成する。
【0011】
そこで、上記サーバは、事象ごとに定められたグループ形成のための規則を記憶した規則データベースをさらに備え、グループ形成手段が、前記事象ごとに定められたグループ形成のための規則を規則データベースから読み出し、読み出したグループ形成のための規則、当該各移動体の進行方向及び各移動体の位置情報に基づいてグループを形成する構成とすることが望ましい。これにより、事象に応じたグループ形成のための規則に基づいて、適正なグループを形成することができる。
【0012】
なお、事象情報としては、移動体に設置されたセンサにより検知された「突発的事象に関連した物理量の情報」を含んで構成することができる。例えば、移動体に設置された加速度センサにより検知され急ブレーキ操作時に非常に大きなマイナス値となる加速度値や、移動体に設置された速度センサにより検知されスピード違反時に非常に大きな値となる速度値等が挙げられる。そして、グループ形成手段が、当該物理量の情報に基づいて事象を特定し、特定された事象に応じたグループ形成のための規則を規則データベースから読み出す構成とすることが望ましい。
【0013】
また、規則データベースは、事象ごとに定められた所定配信項目の情報をさらに記憶し、情報配信手段が、事象に応じた所定配信項目の情報を規則データベースから読み出し、当該所定配信項目に応じた情報を配信する構成とすることが望ましい。これにより、事象に応じた適正な所定配信項目の情報がグループ内の各移動体に配信される。
【0015】
なお、上記位置情報としては、移動体の位置を表す緯度及び経度の情報、移動体が在圏するセルの識別情報、及び所定の交通情報提供システム(例えば、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System)など)の区間情報、の少なくとも1つを含んで構成することができる。
【0016】
また、上記移動体は、自動車、オートバイ、トラック、バス、自転車、電車、船舶、航空機を含む乗り物全般、及び移動する人間を少なくとも包含する概念として構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係るサーバの一実施形態について説明する。本実施形態では、サーバとして、SIP(Session Initiation Protocol)に基づく通信システムを制御するSIPサーバを採用した形態を説明する。但し、本発明に係るサーバとしては、SIPサーバ以外のサーバにも適用可能である。
【0018】
[本実施形態のサーバの構成]
図1には、本実施形態におけるSIPサーバ10の構成図を示す。この図1に示すように、SIPサーバ10は、地図データを記憶した地図データベース12と、車両にて発生しうる突発的事象ごとに定められた後述のグルーピングの所定規則を記憶した規則データベース11と、各車両30の位置情報(ここでは一例として緯度及び経度の情報)を当該各車両30から受信する位置情報受信部14と、受信された各車両30の位置情報を所定の複数世代(例えば20世代分)にわたり記憶する位置データベース13と、ある車両30から発せられた突発的事象に関する事象情報を受信する事象受信部15と、事象情報の受信を契機として、当該時点での各車両30の位置情報及び所定の規則に基づいて、当該事象を通知するべき車両30から成るグループを形成するグループ形成部16と、形成されたグループの各車両30に、当該事象に関連した所定配信項目の情報を配信する情報配信部17とを含んで構成されている。
【0019】
このうち位置データベース13は、図2に示すように、各車両に予め割り当てられた車両IDごとに、受信された位置情報を、測定日時情報に対応づけて所定の複数世代にわたり記憶する。
【0020】
また、規則データベース11は、図3に示すように、車両にて発生しうる突発的事象ごとに、予め定められたグルーピングの規則に相当する「抽出対象範囲」と、グループの各車両に配信すべき項目(サーバ配信項目)とを記憶する。
【0021】
なお、対象となる車両30の各々は、所定の位置測定手段(例えばGPS測位装置)を備え、測定で得られた当該車両30の位置情報をSIPサーバ10へ送信するとともに、SIPサーバ10の情報配信部17により通知される、事象に関連した所定配信項目の情報を受信することが可能とされている。
【0022】
[本実施形態の各種の処理]
以下、本実施形態のSIPサーバ10により実行される各種処理を説明する。ここでは、SIPサーバ10が複数の車両の各々から当該各車両の位置情報を定期的に受信する位置情報受信処理(図4)と、SIPサーバ10が、ある車両からの事象情報の受信を契機に割込み実行されるグループ形成に関する処理(図5)とを順に説明する。
【0023】
まず、図4を用いて位置情報受信処理を説明する。SIPサーバ10では、位置情報受信部14が、複数の車両の各々からの位置情報の受信があるか否かを監視する(S01)。そして、位置情報の受信があった場合、位置情報受信部14は当該位置情報を受信し(S02)、当該位置情報を位置データベース13に記憶する(S03)。以後、S01へ戻り、処理が繰り返される。
【0024】
各車両30は、所定の位置測定手段(例えばGPS測位装置)による位置測定で得られた当該各車両30の位置情報を定期的に(例えば所定秒おきに)SIPサーバ10へ送信する。このため、上記図4の処理により、SIPサーバ10は、定期的に送信されてくる各車両30の位置情報を受信し、当該各車両30の位置情報を位置データベース13に記憶することができる。なお、位置データベース13には、各車両30の位置情報が所定世代分(例えば20世代分)記憶される。即ち、所定世代よりも古い位置情報は、新たな位置情報により上書きされる。
【0025】
次に、図5を用いてグループ形成に関する処理を説明する。SIPサーバ10では、上記の位置情報受信処理が定常的に実行されるが、ある車両から、突発的事象に関する事象情報を受信したことを契機に、図5の割込み処理が実行開始される。
【0026】
なお、ここでの「事象情報」は、例えば、車両に設置されたセンサにより検知された「突発的事象に関連した物理量の情報」であるとする。例えば、車両に設置された加速度センサにより検知され急ブレーキ操作時に非常に大きなマイナス値となる加速度値や、車両に設置された速度センサにより検知されスピード違反時に非常に大きな値となる速度値等が挙げられる。また、上記の「ある車両」は、事象が発生し当該事象に関する事象情報を送信した車両であるため、以下「送信元車両」と称する。
【0027】
まず、事象受信部15が、送信元車両の車両ID、受信時刻に関する時刻情報、及びセンサによる測定で得られた物理量の情報(センサ測定値)を取り込んでグループ形成部16に転送し(S11)、グループ形成部16が、上記センサ測定値に基づいて、送信元車両で発生した事象を特定する(S12)。例えば、事象情報が加速度値であり、その値が非常に大きなマイナス値であった場合、事象として「急ブレーキ」が特定される。
【0028】
そして、グループ形成部16は、特定された事象をキーとして、規則データベース11からグループ形成規則(図3の例では「抽出対象範囲」の情報)を読み出し(S13)、読み出したグループ形成規則の中に、車両の進行方向に関する規則があるか否かを判断する(S14)。
【0029】
ここで、車両の進行方向に関する規則がある場合、グループ形成部16は、各車両に関する一連の所定の複数世代(例えば4世代)の位置情報を位置データベース13から読み出し(S15)、得られた複数世代の位置情報から車両進行方向を各車両について導出する(S16)。そして、グループ形成部16は、グループ形成規則に従い、各車両の位置及び進行方向に基づいて、上記送信元車両についてのグループを形成する(S17)。このとき、グループ形成部16は、地図データベース12内の地図データ及び各車両の複数世代の位置情報より、各車両が走行している道路を特定し、当該道路が、送信元車両が走行中の道路と同じか否かを判断する。このような判断結果に応じてグループが形成される。
【0030】
一方、車両の進行方向に関する規則がない場合、グループ形成部16は、各車両に関する最新の一世代の位置情報を位置データベース13から読み出し(S18)、グループ形成規則に従い、各車両の位置に基づいて、上記送信元車両についてのグループを形成する(S19)。このときも、グループ形成部16は、地図データベース12内の地図データ及び各車両の複数世代の位置情報より、各車両が走行している道路を特定し、当該道路が、送信元車両が走行中の道路と同じか否かを判断する。このような判断結果に応じてグループが形成される。
【0031】
その後、少なくとも、S17又はS19で形成されたグループの情報、事象情報、当該事象が発生した送信元車両の位置情報及び発生時刻情報は、グループ形成部16から情報配信部17へ転送される。そして、情報配信部17は、事象をキーとして、図3の規則データベース11からサーバ配信項目の情報を読み出し(S20)、当該サーバ配信項目に関する情報をグループ内の各車両へ配信する(S21)。
【0032】
例えば、事象が「急ブレーキ」の場合は、図3の「サーバ配信項目」として示すように、分類が「危険情報」、種別が「急ブレーキ」というヘッダ情報に加え、データとして「1.発生場所の緯度経度」、「2.事象の発生時刻」に関する情報が配信され、さらに、クライアント処理指令として「1.自動ブレーキング処理」及び「2.カーナビマッピング」の実行指令が各車両に対し発せられる。これを受信した各車両では、上記指令に基づき自動ブレーキング処理が行われ、カーナビの画面に事象の発生場所が表示(マッピング)されることになる。
【0033】
以下では、上記の処理を具体的ケースに適用した2つの事例を説明する。
【0034】
図6に示す第1の適用例は、一般道Pを矢印L方向に走行中の車両Cにて乗員が「急ブレーキ」をかけたケースである。このケースでは、図3の規則データベース11より、事象「急ブレーキ」に対応する抽出対象範囲の情報が読み出され、その中から「一般道上」の規則が適用される。即ち、反対車線を含む同一道路上の車両であり且つ事象が発生した送信元車両から150m以内に位置する車両が、当該送信元車両についてのグループに属することとなる。図6において、円形の範囲Xが、送信元車両Cを中心とした半径150mの範囲を示すとすると、反対車線を含む同一道路上であり且つ範囲Xの中に位置する車両B、D、Gが車両Cについてのグループに属することとなり、車両C、B、D、Gから成るグループが形成される。なお、車両J、Kは車両Cと同一道路上にないため、上記グループには属さない。
【0035】
次に、図7に示す第2の適用例は、高速道路Qを矢印L方向に走行中の車両Aにて乗員が「急ブレーキ」をかけたケースである。このケースでは、図3の規則データベース11より、事象「急ブレーキ」に対応する抽出対象範囲の情報が読み出され、その中から「高速道路上」の規則が適用される。即ち、同一進行方向の道路上の車両であり且つ事象が発生した送信元車両を起点とした後方500m以内に位置する車両が、当該送信元車両についてのグループに属することとなる。図7において、範囲Y1が、送信元車両Aを起点とした後方500m以内の範囲を示すとすると、同一進行方向の道路上であり且つ範囲Y1の中に位置する車両B、Cが車両Aについてのグループに属することとなり、車両A、B、Cから成るグループが形成される。なお、方向Rに沿って走行中の車両F、Gは、車両Aと同一進行方向Lの道路上を走行していないため、上記グループには属さない。
【0036】
同様に、図7の車両Bにて乗員が「急ブレーキ」をかけたケースでは、同一進行方向の道路上であり且つ送信元車両Bを起点とした後方500m以内の範囲Y2の中に位置する車両C、Dが車両Bについてのグループに属することとなり、車両B、C、Dから成るグループが形成される。また、図7の車両Cにて乗員が「急ブレーキ」をかけたケースでは、同一進行方向の道路上であり且つ送信元車両Cを起点とした後方500m以内の範囲Y3の中に位置する車両Dが車両Cについてのグループに属することとなり、車両C、Dから成るグループが形成される。さらに、図7の車両Dにて乗員が「急ブレーキ」をかけたケースでは、同一進行方向の道路上であり且つ送信元車両Dを起点とした後方500m以内の範囲Y4の中に位置する車両D、Eが車両Dについてのグループに属することとなり、車両D、Eから成るグループが形成される。
【0037】
以上のように、本実施形態のSIPサーバ10によれば、複数の車両に対し、予め定められた規則に基づき車両それぞれについてのグループを自動的に形成し当該グループ内の情報交換を効果的にサポートすることができる。
【0038】
また、上記第2の適用例のように、先行車両に関する走行情報(「急ブレーキ」など)の情報交換(即ち、「情報提供すべき車両のグループが個々の車両に対し個別に設定される」という特殊性を持つ情報交換)にも適用することができ、当該グループ内の情報交換を効果的にサポートすることができる。
【0039】
また、規則データベース11では、グルーピングの規則が事象ごとに定められ記憶されており、グループ形成部16が、事象に応じた所定の規則を規則データベース11から読み出し、読み出した所定の規則及び各車両の位置情報に基づいてグループを形成するため、事象に応じた所定の規則に基づき適正なグループを形成することができる。
【0040】
また、規則データベース11では、配信すべき所定配信項目の情報が事象ごとに定められ記憶されており、情報配信部17が、事象に応じた所定配信項目の情報を規則データベース11から読み出し、当該所定配信項目に応じた情報を配信するため、事象に応じた適正な所定配信項目の情報をグループ内の各車両に配信することができる。
【0041】
更に、グループ形成部16は、時系列的な車両の位置情報に基づいて車両の進行方向を導出し、車両の位置情報のみならず、当該車両の進行方向にも基づいて、グループを形成することができるため、より適正なグループ形成を図ることができる。
【0042】
なお、上記実施形態では、本発明に係る位置情報として、車両の位置を表す緯度及び経度の情報を用いたが、位置情報はこれに限定されるものではなく、車両が在圏するセルの識別情報、及び所定の交通情報提供システム(例えば、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System)など)の区間情報を用いてもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、本発明に係る移動体として、普通自動車、トラック、バスを含む車両の例を説明したが、移動体は車両に限定されるものではなく、オートバイ、自転車、電車、船舶、航空機などの乗り物、及び移動する人間であってもよく、同様の効果を奏する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るサーバは、ある移動体から発せられた突発的事象に関する事象情報を受信すると、当該受信を契機として、当該時点での各移動体の位置情報及び所定の規則に基づいて、当該事象を通知するべき移動体から成るグループを形成し、形成されたグループの各移動体に、当該事象に関連した所定配信項目の情報を配信するため、グループ内の情報交換を効果的にサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態におけるSIPサーバの構成図である。
【図2】位置データベースの一例を示す図である。
【図3】規則データベースの一例を示す図である。
【図4】位置情報受信処理を示す流れ図である。
【図5】グループ形成に関する割込み処理を示す流れ図である。
【図6】第1の適用例を説明するための図である。
【図7】第2の適用例を説明するための図である。
【符号の説明】
10…サーバ、11…規則データベース、12…地図データベース、13…位置データベース、14…位置情報受信部、15…事象受信部、16…グループ形成部、17…情報配信部、30…車両。
Claims (4)
- 複数の移動体の各々から当該各移動体の位置情報を定期的に受信する位置情報受信手段と、
ある移動体から発せられた突発的事象に関する事象情報を受信する事象受信手段と、
前記事象情報の受信を契機として、時系列的な各移動体の位置情報に基づいて各移動体の進行方向を導出し、当該各移動体の進行方向、当該時点での各移動体の位置情報及び事象ごとに定められたグループ形成のための規則に基づいて、当該事象を通知するべき前記進行方向が同じ移動体から成るグループを形成するグループ形成手段と、
形成されたグループの各移動体に、当該事象に関連した所定配信項目の情報を配信する情報配信手段と、
を備えたサーバ。 - 前記事象ごとに定められたグループ形成のための規則を記憶した規則データベースをさらに備え、
前記グループ形成手段は、前記事象ごとに定められたグループ形成のための規則を前記規則データベースから読み出し、読み出したグループ形成のための規則、当該各移動体の進行方向及び各移動体の位置情報に基づいてグループを形成する、
ことを特徴とする請求項1記載のサーバ。 - 事象情報は、移動体に設置されたセンサにより検知された、前記突発的事象に関連した物理量の情報を含んで構成され、
前記グループ形成手段は、当該物理量の情報に基づいて事象を特定し、特定された事象に応じたグループ形成のための規則を前記規則データベースから読み出す、
ことを特徴とする請求項2記載のサーバ。 - 前記規則データベースは、事象ごとに定められた前記所定配信項目の情報をさらに記憶し、
前記情報配信手段は、事象に応じた所定配信項目の情報を前記規則データベースから読み出し、当該所定配信項目に応じた情報を配信する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のサーバ。
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