JP4377557B2 - 立体画像撮影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体画像装置に関し、特に、インテグラルフォトグラフィ(integral photography(IP))方式を応用した立体画像撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
任意の視点から観察することができる立体テレビジョン方式の一つとして、平面状あるいは球面状に配列されたレンズ群を用いたいわゆるインテグラルフォトグラフィ方式が知られている。この方式を用いた高解像度の動画を撮影する手法について説明する。
図11は、インテグラルフォトグラフィ(以下、IPという)方式の立体画像の原理を示す模式図である。図11を参照して、IP方式の原理について説明する。図11に示すように、同一平面上に配置された複数の凸レンズ311,312,313,…31nからなるレンズ群31の後部に写真フィルム32を配置し、レンズ群31の前に置いた被写体30を撮影すると、写真フィルム32には各凸レンズ311,312,313,…31nにより被写体30の要素画像321,322,323,…32nが結像し、撮影される。
次に、撮影後に現像することにより得られた要素画像を、レンズ群31に対して撮影時と同じ位置に配置し、この状態でレンズ群31の前方から前記要素画像を見ると、立体再生画像を観察できる。
【0003】
次に、IP方式を応用した立体画像の撮影装置を、図12および図13を参照して説明する。図12は、IP方式において要素撮影素子とレンズの関係を示す模式図であり、図13は、図12のA−A断面図である。
図12に示すように、一つのウェハ35上に、写真フィルム32の代わりに要素撮像素子34を設けると、撮像面積が大きく画素数も極めて多い撮像手段が得られる。そして、この要素撮像素子34群の前面にレンズ群が配設される。したがって、図12に示すように、個々の要素レンズ33は要素撮像素子34に対向して設けられている。
なお、図12は、要素撮像素子34及び要素レンズ33が縦に4個、横に5個配列され、各要素撮像素子34に要素画像D11〜D45が形成される例を示しているが、実際の要素撮像素子34及び要素レンズ33は、例えば、千個から二千個程設置される。
図12、図13において、要素レンズ33は、光ファイバを用いて作製されており、図11のレンズ群31に相当する。また、ウェハ35上の要素撮像素子34は、図11の写真フィルム32に相当する。
【0004】
以上のような構成において、要素撮像素子34が充分高精細な画素数で構成されていれば、解像度の高い立体画像の動画を撮影することができる。そして、撮影により得られた画像を、要素レンズ33からなるレンズ群に対して撮影時と同じ位置に配置し、その状態においてレンズ群の前方からその画像を見ると、立体画像の再生像を観察することができる。
【0005】
図14は、前記したレンズ群を用いて実現されるインテグラルフォトグラフィを応用した立体画像の撮影から表示までを示す全体概念図である。図14に示すように、撮影装置42は、凸レンズ43と複眼レンズ44とテレビカメラ45により構成し、表示装置46は液晶パネル47と複眼レンズ48から構成されている。被写体41の像は、凸レンズ43を用いて撮影し、光ファイバを束ねた複眼レンズ44の端面44aに結像されるので、テレビカメラ45はこの像をもう一方の端面44bを通して撮影する。テレビカメラ45に撮影された像は、光ファイバの一つ一つに写し出された像が要素画像となり、液晶パネル47に表示される。液晶パネル47にも撮影レンズと同じ位置関係で複眼レンズ48が貼付されており、この複眼レンズ48を通して画像を観察することにより、特殊なメガネをかけることなく、回り込んで見られる立体画像41´を観察することができる。この複眼レンズ48上の画像の一例を図15に示す。
図15は、その画像の一部を拡大した拡大図である。図15に示すように、複眼レンズ48の個々のレンズに写った画像が要素画像であり、個々の要素画像は被写体を少しずつ違う角度から撮影したように、要素画像の違いが判る。
【0006】
このように、インテグラルフォトグラフィ(IP)では、観察者が回り込んで見ると、回りこんだ方向の画像を観察することができるが、その範囲は図14から判るように、カメラ45を覗き込んだ複眼レンズ44の範囲内に限られる。つまり、要素画像の数とその分布により決まる。したがって、回り込める範囲を大きくしようとすると、束ねるレンズ群の総数を多くして複眼レンズ44を大きくする必要がある。しかし、設計上、強度上、構造上に限界があり、ある範囲(要素レンズの設置数は、約二千個)以上は大きくすることができないため、レンズ群をブロックに分けてレンズブロックとし、レンズブロックを束ねることでレンズ群の総数を多くして等価的に大きなレンズにする方法が用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レンズ群をブロックに分け、レンズブロックを結束して接合する方法では、レンズブロックを接合した継ぎ目部分の位置にはレンズが装着できないため、接合部の継ぎ目部分に要素画像の欠けが生じることになり、良好な画像を得ることができないという問題があった。また、継ぎ目部分の要素画像に欠けのない立体画像の撮影ができたとしても、要素レンズブロックのずれ量が、各要素レンズ間の距離の整数倍にすることを前提として生成しているため、接合面の研磨精度や接着剤の収縮により、整数倍にできない場合には、本来の位置からずれた位置に要素画像が表示されることになり、再生される立体像に歪みが生じるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、レンズブロックを結束した接合部の継ぎ目部分に要素画像の欠けのない画像を得ることができる立体画像撮影装置を提供することを課題とする。また、接合面の研磨精度や接着剤の収縮により、要素レンズブロック間のずれに伴う歪みを除去するために要素画像の位置を補正し、歪みによるずれのない要素画像が表示できる立体画像撮影装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、前記課題の問題点を解決するために創案された立体画像撮影装置であって、インテグラルフォトグラフィ方式を用いて立体画像を撮影する立体画像撮影装置において、被写体を撮像する凸レンズと、複数のレンズからなる要素レンズブロックを複数接合して構成される撮影用複眼レンズ部と、前記撮影用複眼レンズ部の端面に結像された画像を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮影された要素画像の中で、要素レンズブロックの接合部により欠けた要素画像を補間する画像補間処理部とからなり、前記画像補間処理部の画像を補間する手段として、前記接合部において欠けた要素画像中の画素値を算出して画素を生成して補間する第1の補間手段、及び/又は、接合部により欠けた要素画像の回転角を算出して画素を生成して補間する第2の補間手段により補間することを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、レンズ群からなる要素レンズブロックを結束して接合したことにより生じる継ぎ目部分の接合部は、格子状を形成し、この接合部にはレンズが装着できないことから生じる格子状の要素画像の欠けは、画像補間処理部が画像を補間する手段、つまり、接合部において欠けた要素画像中の画素値を算出して画素を生成して補間する第1の補間手段、及び/又は、接合部により欠けた要素画像の回転角を算出して画素を生成して補間する第2の補間手段を実行して、すべての要素画像中の画素値を求めることによって、要素画像の欠け部の画素を生成して補間することができるので、接合部の継ぎ目部分に要素画像の欠けのない良好な立体画像を得ることができる。
【0011】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の立体画像撮影装置であって、前記第1の補間手段は、等間隔に配列された要素画像の中、欠落している要素画像の要素値を算出する手段は、連続する要素画像a,b,cのうち、欠けている要素画像bを補間する場合には、式(1)を用い、連続する要素画像d,e,f,gのうち、欠けている要素画像e、fを要素画像d、gで補間する場合には、式(2)、(3)を用いることを特徴とする。
bij=(aij+cij)/2 …(1)
eij=(2×dij+gij)/3 …(2)
fij=(dij+2×gij)/3 …(3)
【0012】
請求項2に記載された発明では、接合部の欠けた要素画像は、前記(1)、(2)、(3)の式を用いて数値演算をすることにより、要素画像中の画素値を算出することで、接合部の要素画像を補間することができるとするものである。画素値の算出は、加算と乗除の組み合わせであり、比較的簡単な式で求めることができる。
以下に、欠けの要素画像b,e,fの画素値を求める前記式(1)、(2)、(3)について説明する。格子状に欠けた要素画像を写し出す要素レンズは、上から下に向かって、1個、2個、1個、2個…の繰り返しで欠けていることが判る。そこで、1個の欠けた要素画像を補間するのが、式(1)である。
前記式(1)では、欠けた要素画像をbとした場合、bの両端に位置するaとcを使って求めるものである。つまり、左から順に配置された要素画像a,b,c中、中央の画素値bijは、両隣の画素値aijと画像値cijを合計して2で除算することで求められる。bij=(aij+cij)/2…(1)
【0013】
次に、式(2)は、欠けた要素レンズの要素画像がe,fの2個とした場合、e,fの両端に位置するdとgの画素値を使ってeの画素値を求める。つまり、左から要素画像d,e,f,gの配列において、各々の配置は略等間隔であり、gからdの距離に対するdからeの距離の比はちょうど1/3であることから、画素値eijは、画素値dijに、画素値gijと画素値dijの差の1/3を加算すればよい。つまり、画素値eij=dij+(gij−dij)/3となり、3を分母にして整理すると、eij=(2×dij+gij)/3…(2)となる。
同様に、式(3)は、欠けた要素レンズの要素画像がe,fの2個とした場合、e,fの両端に位置するdとgの画素値を使ってfの画素値を求める。つまり、要素画像d,e,f,gにおいて、画素値fijは、画素値dijに、画素値gijと画素値dijの差の2/3を加算すればよい。そこで、fij=dij+2(gij−dij)/3となり、3を分母にして整理すると、
fij=(dij+2×gij)/3…(3)となる。
このように、要素レンズブロックの集合体である複眼レンズが大きくなった場合でも、同様の手段で欠けた要素レンズの要素画像を補正することが可能である。
【0014】
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の立体画像撮影装置であって、順番に要素画像a,b,cのうち、要素画像bを補間する手段であり、
前記回転角を補正する第2の補間手段は、
要素画像aのオブジェクトを抽出するステップと、
要素画像aのオブジェクトの回転角を算出するステップと、
要素画像cのオブジェクトの回転角を算出するステップと、
要素画像aの回転角と要素画像cの回転角から、要素画像bのオブジェクトの回転角を算出するステップと、
要素画像bのオブジェクトを生成するステップとを有することを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載された画像補間処理部の第2の補間手段では、各要素画像に写し出されるオブジェクトは、要素レンズと被写体に対する角度がすべて異なり、要素レンズの配置に応じて一定の角度差で増減することに着眼した補間手段であって、1つの欠けた要素画像(例えば、要素画像b)に対しては、要素2つの隣接する要素画像(例えば、要素画像aと要素画像c)を抽出して、各々の回転角の計算をおこない、これらの回転角から欠けた要素画像bの回転角を求めることにより画像を生成し、より精密な、実際の要素画像に近いオブジェクトを補間することが可能である。
これにより、より実際に近い要素画像に補間することができることから、継ぎ目部分に欠けのある要素画像部分に、正確な要素画像を補間可能となり、良好な立体画像の撮影を行うことが可能である。
【0016】
請求項4に記載された発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立体画像撮影装置であって、前記要素レンズブロックの接合部において要素画像の欠けた画像を補正するために、前記撮像部により撮影された要素画像を出力手段による出力タイミングを調整することで位置補正する位置補正部を、さらに設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載された立体画像撮影装置では、要素画像の位置補正部を設けることにより、接合面の研磨精度や接着剤の収縮により、要素レンズブロック間のずれ量が各要素レンズ間の距離の整数倍にできなかった場合に、要素画像の位置を補正することが可能であり、より高精度な要素画像を生成することにより、高品位な立体映像が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施の形態)
本発明の第1実施の形態を、図1、図2を参照して説明する。図1は、第1実施の形態を示す本発明のインテグラルフォトグラフィを用いた立体画像撮影装置を示す全体概念図であり、図2(a)は、第1実施の形態を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の立体画像撮影装置1は、被写体2を撮影するために、凸レンズ3と複眼レンズ4とテレビカメラ5と、表示装置である液晶パネル8と複眼レンズ9の他、画像補間処理部7により構成されている。したがって、被写体2は、凸レンズ3を通して撮影され、光ファイバを束ねた複眼レンズ4の端面4aに結像される。テレビカメラ5は、複眼レンズ4の端面4aに結像した要素画像をもう一つの端面4bを通して撮影され、撮影された要素画像信号は画像補間処理部7に入り、接合部の欠けた要素画像中の画素値を算出して補間した後、液晶パネル8に表示される。液晶パネル8にも撮影レンズと同じ位置関係で複眼レンズ9が貼付されており、この複眼レンズ9を通して画像を観察することにより、特殊なメガネをかけることなく、回り込んで見られる立体画像2´を観察することができる。
【0019】
図2(a)は、第1の補間手段である画像補間処理部7を示すブロック図である。図2(a)において、複眼レンズ4は、図4に示すように、要素レンズブロック10を接合したものである。図4は、4個の要素レンズブロック10の接合例を示す模式図であるが、実際には、数十から数百個の要素レンズブロック10が接合されている。ここでの要素レンズ12は、例えば、微小なレンズである光ファイバの屈折率分布レンズであり、この光ファイバを図4に示すように四角に結束して要素レンズブロック10を作ると、要素レンズブロック10の強度を保つために要素レンズブロック10に枠を設ける必要がある。要素レンズ12は、ブロック間の枠(接合部)に係わらず連続して一面に配置されるべきであるが、図4に示すように、要素レンズブロック10の接合部11の近傍には要素レンズ12が装着できないことから、格子状に要素画像が欠けたような見え方になる。
【0020】
図2(a)に示す本発明の画像補間処理部7は、このような問題点を解消するために考案されたもので、枠の部分によって欠落した要素レンズ(図4に示す破線で書かれたレンズ)に要素画像を次のような手段によって補間することができる。
図4に示す要素レンズ12中の要素画像、例えば、a,b,c…の符号は、要素レンズ12の位置を示し、図8は、これを拡大した模式図である。要素画像中の●印は画素を示し、添え字は画素番号を付した模式図である。破線の〇で示す欠落した要素画像b,e,fの画素値は、数値演算による補間では、式(1)、(2)、(3)で算出することができる。式(1)、(2)、(3)の説明は、前記したので、ここでは省略する。
ij=(aij+cij)/2 …(1)
ij=(2×dij+gij)/3 …(2)
ij=(dij+2×gij)/3 …(3)
【0021】
図4に示すように、縦の接合部11に注目すると、接合部11を形成するために欠落している要素レンズ12は、上から下に向かって1個と2個、1個と2個、…と規則通りに欠けていることが判る。
式(1)は、要素画像が1個欠けている場合の演算式であり、式(2)は、要素画像が2個欠けている場合の左側の画素値eijを算出する式である。また、式(3)は、要素画像が2個欠けている場合の右側の画素値fijを算出する式である。
本発明の第1の補間手段は、これらの式により数値演算させることによって欠落した要素レンズ12b、12e、…に写し出される画像の画素値を算出して画素を生成し補間するものである。
【0022】
一方、横の接合部11´に沿って欠落している要素レンズ12の画素値に対しても、同様に求めることができる。図4に示すように、欠落している要素レンズ12は横一列であり、且つ、半ピッチ分右にずれた構成になっていることが判る。これらの横一列に連続した欠けの補間方法としては、次のようにすればよい。例えば、図4に示した欠けの要素レンズ12yの要素画像を例にとると、12yに対応する要素レンズは、一つ飛ばして12x、12zとすると都合がよい。この横軸11´の座標系を90°反転して縦軸に変換し、同様に式(1)を用いて求めることができる。つまり、12y=(12x+12z)/2…(1´)として算出すればよい。これにより、横の接合部11´に沿って欠落している要素レンズ12の要素画像の画素値が算出される。
【0023】
このようにして、図4に示すような欠けた要素レンズ(破線で示す〇印)の画素値のすべてを求めることができることから、多くの要素レンズブロックからなる複眼レンズ4(図1参照)中の欠けに対しても、同様に求めることができる。そして、求めた画素値を使用して画像処理することにより画素を生成し、画像を補間することができる。
【0024】
(第2実施の形態)
次に、接合部により欠けた要素画像の回転角を算出して画素を補間する第2の補間手段について、説明する。
本発明の第2の補間手段は、第1の補間手段の際使用した式(1)、(2)、(3)から導いた、角度を求める式(4)、(5)、(6)を使用して、欠落したオブジェクトの角度を求めて補間する。
要素画像の欠落が1個の場合は、
φb=(φa+φc)/2 …(4)
また、要素画像の欠落が2個の場合は、
φe=(2×φd+φg)/3 …(5)
φf=(φd+2×φg)/3 …(6)
図9は、要素レンズ内の各要素画像の、第2の補間手段を示す説明図であり、図10は、第2の補間手段のステップを示すフローチャートである。
図9に示すように、式(4)は、要素画像a,b,cのうち、真中の要素画像bが欠けている場合、要素画像bの回転角φbを算出する式である。
同様に、式(5)、(6)は、要素画像d,e,f,gのうち、要素画像e,fの2個欠けている場合であり、式(5)は、左側の要素画像eの回転角φe(図示せず)を算出する式である。また、式(6)は、右側の要素画像fの回転角φf(図示せず)を算出する式である。
【0025】
本発明の第2の補間手段は、これらの式により数値演算させることによって欠落した要素レンズ12b、12e、12f…に写し出されるであろう要素画像の角度を算出して実際に即した傾きのある要素画像を生成し補間するものである。
そこで、第2の補間手段の特徴である角度補間のステップとしては、図10に示すように、最初、要素画像aのオブジェクト(画像)を抽出する(ステップS1)。オブジェクトの抽出は、隣接する要素画像との比較をおこなうことで抽出することで可能である。
【0026】
次に、要素画像aのオブジェクトの回転角φaを算出する(ステップS2)。オブジェクトの回転角φaを算出する方法としては、オブジェクトの重心位置を求めると都合がよい。オブジェクトの重心位置を求める方としては、検出したオブジェクトの座標、(x、y)値の加算平均によって求めることができる。さらに、図9に示すように、例えば、オブジェクトの重心位置を中心として要素画像aにおいて、オブジェクトの最も長い辺を抽出し、細線化して基準点(観察者相当位置)との方向よりφaを求めるとよい。
次に、要素画像cのオブジェクトの回転角φcを同様に求める(ステップS3)。さらに、回転角φaと回転角φcより、式(4)から回転角φbを算出する(ステップS4)。
これにより、要素画像bの回転角φbを求めることができるため、欠けた要素画像の見合った回転角で補間でき、オブジェクトを生成することができる(ステップ5)。
以上のようにS1〜S5のステップにより、実際と同様にカメラと被写体の角度を反映させた継ぎ目部分の要素画像に欠けのない立体画像の撮影を行うことができる。これにより、より実際に近い要素画像に補間することができることから、継ぎ目部分に欠けのある要素画像部分に、正確な要素画像を補間可能となり、臨場感のある良好な立体画像の撮影を行うことが可能である。
【0027】
(第3実施の形態)
図2(b)は、請求項3に係る立体画像撮影装置の一実施の形態を示すブロック図であり、図3は、第3実施の形態を示す本発明のインテグラルフォトグラフィを用いた立体画像撮影装置を示す全体概念図である。
前記第1と第2の実施の形態では、画像補間処理部7により、要素レンズブロック10の枠の接合部11によって欠落した要素レンズ12b、12e…(図4で破線の〇印で示す)を第1と第2の補間手段にて補間して、欠けのない立体画像の撮影を行うことができることを説明した。
しかしながら、要素レンズブロック10の接合には、細心の注意を払っても、側面の研磨精度や接着剤の収縮等により、接触部の距離を各要素レンズ間の距離の整数倍にすることができない場合にずれが生じることがある。
【0028】
図5は、要素レンズブロック10の一つが複眼レンズ9のところで大きくずれた状態を示す摸式図である。図5に示すように、矢印で示した方向に要素レンズブロック10がずれてしまった場合、そのずれが各要素レンズの距離の整数倍とはならないときは、従来方式での補間手段では解決できないことがある。
【0029】
図6は、要素画像のずれについて水平方向の1ラインを示した説明図である。垂直方向のずれに対しても同様であるが、ここでは、水平方向のずれに対する補正について説明する。
図6に示すように、図中の一点鎖線は1ラインに相当しており間隔、実線の「〇」印は正しい間隔の要素画像を示している。また、破線の「〇」印は正しい間隔で補正された要素画像である。図中pは正規の要素画像の間隔であり、「□」印は、ずれた要素画像を示している。したがって、図6では、寸法dだけ正しい位置からずれていることになる。
インテグラルフォトグラフィを用いた立体画像テレビでは、表示の際にも、撮影時の要素画像のレンズ間隔に比例したレンズ間隔のマイクロレンズアレーが用いられる。従って、要素画像の位置がdだけずれていると、表示される画像の位置も、撮影時の被写体の位置よりdだけずれることになり、歪んだ立体画像が表示されることになる。
【0030】
そこで、図2(b)のブロック図に示すように、本実施形態における要素画像位置補正部6を追加し、ずれdを補正して、歪んだ立体画像を直すことができる。つまり、要素画像位置補正部6は、ずれdを正しい位置に要素画像を並べ直すように補正するものである。図3に示す立体画像撮影装置1には、要素画像位置補正部6が追加されて構成されている。
図7は、前記要素画像位置補正部6の制御について説明するブロック図である。図7に示すように、最初、要素画像信号21をフレームメモリー23に順次記録させ、続いて、フレームメモリー23を制御するシステムクロック22をフレームメモリー23とCPU(Central Processing Unit)26に入力させる。
システムクロック22の周波数は、精度の高い補正を行うことから、要素画像の繰り返し周期よりも充分に高いことが望ましい。また、通常は、要素画像内の個々の画素に対応するクロックを用いるとよい。CPU26は、予め各要素画像のアドレスを記録したROM(Read Only Memory)25と接続されており、要素画像の位置を補正すべき要素レンズブロック10(図4参照)を読み出すときには、前記したずれdだけ読み出しタイミングをずらすようになっている。読み出しタイミングをずらす手段については後述する。そして、このままでは、位置が補正されても、要素画像に記録された画像は、ずれた方向から撮影されたものである。したがって、さらに、ずれdの相当分を、要素画像位置補正部6にて要素画像の位置補正27を行う。この位置補正の手段は、前記した第1の補間例や、第2の補間例を使用することができる。
【0031】
出力手段である出力タイミングの調整方法について、以下に説明する。図6に示すように、Dを要素画像ブロックのずれとすると、
n=(D mod p):要素画像ブロック間の継ぎ目に補間する要素画像の数(mod:除算して整数値部分を与える)
d=p−(D−n×p):正しい間隔からずれた要素画像間隔
f=d/t :tはシステムクロックの周波数、fはtに対する波数に換算したずれを表す
CPU26は、クロック数fだけずらした位置に要素画像が来るように読み出す。ここでは、時間軸上を遅らせる例として紹介したが、
d´=p−(D−(n−1)×p)
f´=d´/t
として、f´だけ進めた位置に要素画像が来るように読み出してもよい。
このようにすることにより、要素画像ブロックの接続位置が、一つ一つの要素画像間の、距離の整数倍からずれたときでも、撮影画像に歪みのない立体画像撮影装置を実現することができる。
【0032】
つまり、要素レンズブロック間がDだけずれて、Dが正しい間隔pの整数倍でないとき、式(1)から(3)に従って補間すると端数dができる。隣にある要素レンズブロックの最初の画素の位置をdだけ場所を移動させないと、p間隔で均等に配置されなくなる。電気的には、f=d/tだけ遅延させることにより、最初の画素の位置をdだけずらすことができる。以後、要素画像ブロックの各画素の位置はdだけずれることになる。
次のd´は、逆にd´だけ時間的に進める(このとき、式(1)から(3)で計算される補間画素数は、先の例より1個減る)ことにより、次の要素レンズブロックの画素をp間隔で均等に配置する。
なお、クロック数とは、CPUの動作を制御するための基準信号の周波数をいい、システムクロックとは、各要素画像を構成する画素のサンプリング周波数をいう。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、レンズ群を結束し接合した継ぎ目部分の位置にレンズが装着できないことから生じる要素画像の欠け、つまり、格子状に欠けた要素画像を生成するために画像補間処理部を設け、簡単な数値演算によりすべての要素画像中の画素値を求めることによって、要素画像の欠け部の画像を生成することができる。これにより、継ぎ目部分に要素画像の欠けのない良好な立体画像の撮影を行うことが可能であり、品位の高い立体映像の提供が可能である。
【0034】
請求項2に記載の発明によれば、簡単な演算式を用いて数値演算をすることにより、要素画像中の画素値を算出することができるので、接合部の要素画像を補間することができる。
また、要素レンズブロックの集合体が大きくなった場合でも、同様の手段で補間する要素画像の数を増やすことで対応が可能である。
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、各要素画像に写し出されるオブジェクトは、カメラと被写体のオブジェクトに対する角度がすべて異なり、一定の角度差があることに着眼した補間手段であり、2つの要素画像のオブジェクトを抽出して、2つの回転角を計算することにより、補間が必要な要素画像の回転角を求めることでき、より精密な、実際の要素画像に近いオブジェクトの生成することが可能である。
これにより、より正確に補間することができることから、継ぎ目部分の要素画像に欠けのない良好な立体画像の撮影を行うことが可能であり、品位の高い立体映像の提供が可能である。
【0036】
請求項4に記載された立体画像撮影装置は、要素レンズブロックの接合部において要素画像の欠けた画像を補正するために、前記撮像部により撮影された要素画像の出力タイミングを調整することで位置補正する位置補正部を設けたことにより、要素レンズブロック間のずれが、接合面の研磨精度や接着剤の収縮により、各要素レンズ間の距離の整数倍にできなかった場合であっても、位置補正が可能であり、高精度な要素画像を生成することにより、より臨場感のある、高品位な立体映像が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2実施の形態を示す本発明のインテグラルフォトグラフィを用いた立体画像撮影装置を示す全体概念図である。
【図2】(a)第1、第2実施の形態を示す本発明の立体画像撮影装置のブロック図である。(b)第3実施の形態を示す本発明の立体画像撮影装置のブロック図である。
【図3】第3実施の形態を示す本発明のインテグラルフォトグラフィを用いた立体画像撮影装置を示す全体概念図である。
【図4】要素レンズブロックの接合例を示す摸式図である。
【図5】要素レンズブロックの接合が不良な例の摸式図である。
【図6】一方向1ラインの要素画像のずれについて示した説明図である。
【図7】要素画像位置補正部の構成について説明するブロック図である。
【図8】第1の補間手段を示す要素画像の画素番号を付した模式図である。
【図9】要素レンズ内の各要素画像の、第2の補間例を示す説明図である。
【図10】第2の補間例の手順を示すフローチャートである。
【図11】インテグラルフォトグラフィ方式の立体画像の原理を示す模式図である。
【図12】IP方式において撮影素子とレンズの関係を示す模式図である。
【図13】図12のA−A断面図である。
【図14】レンズ群を用いて実現されるインテグラルフォトグラフィを用いた立体画像の撮影から表示までを示す全体概念図である。
【図15】図14に示す複眼レンズ上の画像の拡大図である。
【符号の説明】
1 立体画像撮影装置
2 被写体
2´立体画像
3 凸レンズ
4 複眼レンズ
4a,4b 複眼レンズの端面
4c 複眼レンズ部
5(5a) テレビカメラ(撮影部)
6 要素画像位置補正部
7 画像補間処理部
8 液晶パネル
9 複眼レンズ
21 要素画像信号
22 システムクロック
23 フレームメモリー
24 画像補正
25 ROM
26 CPU
27 位置補正された要素画像
D 要素画像ブロックのずれ
p 正しい要素画像間隔
d 正しい間隔からずれた要素画像間隔

Claims (4)

  1. インテグラルフォトグラフィ方式を用いて立体画像を撮影する立体画像撮影装置において、
    被写体を撮像する凸レンズと、
    複数のレンズからなる要素レンズブロックを複数接合して構成される撮影用複眼レンズ部と、
    前記撮影用複眼レンズ部の端面に結像された画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮影された要素画像の中で、要素レンズブロックの接合部により欠けた要素画像を補間する画像補間処理部とからなり、
    前記画像補間処理部の画像を補間する手段として、前記接合部において欠けた要素画像中の画素値を算出して画素を生成して補間する第1の補間手段、及び/又は、接合部により欠けた要素画像の回転角を算出して画素を生成して補間する第2の補間手段により補間することを特徴とする立体画像撮影装置。
  2. 前記第1の補間手段は、等間隔に配列された要素画像のうち、欠けている要素画像の要素値を算出する手段であって、連続する要素画像a,b,cのうち、欠けている要素画像bを補間する場合には、式(1)を用い、連続する要素画像d,e,f,gのうち、欠けている要素画像e、fを要素画像d、gで補間する場合には、式(2)、(3)を用いることを特徴とする請求項1に記載の立体画像撮影装置。
    bij=(aij+cij)/2 …(1)
    eij=(2×dij+gij)/3 …(2)
    fij=(dij+2×gij)/3 …(3)
    ただし式中、添え字のi,jは、要素画像を構成する画素のうち、i,j番目の画素を示し、i,jは整数である。
  3. 前記第2の補間手段は、順番に要素画像a,b,cのうち、要素画像bを補間する手段であり、要素画像aのオブジェクトを抽出するステップと、要素画像aのオブジェクトの回転角を算出するステップと、要素画像cのオブジェクトの回転角を算出するステップと、要素画像aの回転角と要素画像cの回転角から、要素画像bのオブジェクトの回転角を算出するステップと、要素画像bのオブジェクトを生成するステップとを有することを特徴とする請求項1に記載の立体画像撮影装置。
  4. 前記要素レンズブロックの接合部において要素画像の欠けた画像を補正する立体画像撮影装置であって、前記撮像部により撮影された要素画像を出力手段による出力タイミングを調整することで位置補正する位置補正部を、さらに設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立体画像撮影装置。
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