JP4377516B2 - 復調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送により送信される多値直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation )信号を復調する復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14は、多値直交振幅変調信号(以下、多値QAM信号という)を復調する従来のQAM復調装置の構成を示すブロック図である。
【0003】
図14に示す従来のQAM復調装置は、チューナ201、A/D(アナログ/デジタル)変換器202、直交検波および周波数位相誤差補正器203、ロールオフフィルタ204,205、波形等化器206、デマッパー207、誤り訂正器208、クロック再生器209、レベル検出および制御器210、VCXO(Voltage Controlled crystal Oscillator :電圧制御水晶発振器)211、LPF(ローパスフィルタ)212,213、周波数位相誤差検出器215、NCO(Numerical Controlled Oscillator : 数値制御発振器)216、マイコン(マイクロコンピュータ)220を備える。
【0004】
デジタル放送により送信される多値QAM信号QAは、チューナ201により中間周波数に周波数変換され、A/D変換器202によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された多値QAM信号は、直交検波および周波数位相誤差補正器203により周波数および位相を補正されるとともに、直交検波され、互いに直交するI信号(In-phase signal )であるI軸のデータai (i=0〜n)およびQ信号(Quadrature signal )であるQ軸のデータbi (i=0〜n)がそれぞれロールオフフィルタ204,205へ出力される。
【0005】
直交検波および周波数位相誤差補正器203から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi は、ロールオフフィルタ204,205により所定の帯域に制限され、波形等化器206により伝送路で発生した歪みを補正される。補正されたI軸のデータai およびQ軸のデータbi は、デマッパー207によりマッピングされて0,1のデータに変換され、最後に誤り訂正器208により誤り訂正され、トランスポートストリームTSとして出力される。
【0006】
クロック再生器209は、直交検波および周波数位相誤差補正器203から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi を用いて多値QAM信号の周波数とA/D変換器202のクロック周波数との誤差を検出する。検出された誤差はLPF212により所定の電圧に変換され、VCXO211は、変換された電圧に応じて出力するクロック周波数を変化させ、A/D変換器202のクロック周波数を制御する。
【0007】
レベル検出および制御器210は、直交検波および周波数位相誤差補正器203から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi を用いてA/D変換器202に入力される多値QAM信号のレベルが所定のレベルになるようにLPF213の出力電圧を変化させ、チューナ201のゲインを制御する。
【0008】
具体的には、レベル検出および制御器210は、直交検波および周波数位相誤差補正器203から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi を用いて、I軸のデータの2乗とQ軸のデータの2乗との加算値の平均値{(a0 2+b0 2)+(a1 2+b1 2)+…+(an 2 +bn 2 )}/nを計算し、I軸のデータai およびQ軸のデータbi を[{(a0 2+b0 2)+(a1 2+b1 2)+…+(an 2 +bn 2 )}/n]1/2 で割り正規化している。
【0009】
図15〜図20は、4QAM信号、16QAM信号、32QAM信号、64QAM信号、128QAM信号および256QAM信号のマッピング図である。例えば、多値の値が16すなわち16QAM信号の場合、正規化前のコンスターレーションは、図16に示すようになる。この場合、16QAM信号のI軸のデータの2乗とQ軸のデータの2乗の加算値の平均値は、10(={(12 +12 )+2×(12 +32 )+(32 +32 )}×4/16)となる。したがって、レベル検出および制御器210は、I軸のデータがa0 /101/2 ,a1 /101/2 ,…,an /101/2 となり、Q軸のデータがb0 /101/2 ,b1 /101/2 ,…,bn /101/2 となるように、チューナ201のゲインを制御して正規化を行う。
【0010】
上記の処理によりチューナ201のゲインが制御されて正規化されたデータは、周波数および位相が補正されていない場合、図21〜図26に示すような半径を有する各円上のいずれかの位置にあり、黒丸で示す本来の位置に必ずしも停止しない。なお、図21〜図26は、円の4分の1のみを図示している。
【0011】
ここで、直交検波および周波数位相誤差補正器203の周波数誤差および位相誤差の検出方法を図27および図28を用いて説明する。16QAM信号では、図27に示すように、周波数および位相のずれがない場合、黒丸で示す各位置にデータが存在し、周波数および位相のずれがある場合、黒丸の各位置からθ回転した黒三角で示す位置にデータが存在する。また、4QAM信号でも同様に、図28に示すような座標に各データがマッピングされる。
【0012】
このため、周波数誤差および位相誤差の検出では、黒三角の位置と黒丸の位置との誤差θおよび回転の方向(+または−)を求め、回転している方向と反対にθ分だけ戻すようにNCO216の周波数および位相が制御される。
【0013】
図27および図28からわかるように、周波数および位相の誤差を検出するためには、データがどの領域に存在するかを判別しないと周波数誤差検出ができない。すなわち、多値QAM信号の多値の値がわからなければ、誤差検出に誤りが発生し、周波数および位相の誤差を補正することができない。
【0014】
このため、周波数位相誤差検出器215は、マイコン220から多値QAM信号の多値の値の情報を取得し、それぞれの多値の値に相当するリファレンスパターンと波形等化器206の出力データとを用いて、A/D変換器202に入力される多値QAM信号の周波数誤差および位相誤差を検出し、検出した誤差を基にNCO216の周波数および位相を制御している。
【0015】
このように、従来のQAM復調装置では、周波数および位相の誤差を検出するため、多値QAM信号の多値の値が未知の場合、可能性のある全ての多値の値を用いて周波数および位相の誤差の検出を行い、検出された誤差が収束方向に向かって一定値になったか否かを判断することにより、多値QAM信号の多値の値を検出している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のQAM復調装置では、多値QAM信号の多値の値に対応するリファレンスパターンを予めマイコン220内に記憶し、各リファレンスパターンと多値QAM信号との周波数および位相の誤差を求め、この誤差をNCO216にフィードバックし、所定時間以内に周波数および位相の誤差が0付近に収束すれば、そのときのリファレンスパターンに相当する多値の値を多値QAM信号の多値の値とし、収束しない場合、次のリファレンスパターンと多値QAM信号とを上記と同様に順次比較し、多値QAM信号の多値の値を判別している。
【0017】
上記の判別方法では、判別すべき多値の値として、4QAM、16QAM、32QAM、64QAM、128QAM、256QAMの6種類の値がある場合、1回の周波数および位相の補正処理に100msecの時間を要すると、多値の値の判別に最大600msecの時間が必要になり、多値直交振幅変調信号の復調処理時間に長時間を要する。このため、所定のチャネルを選局してから映像および音声を出力するまでの時間が非常に長くなり、その改善が要望されている。
【0018】
本発明の目的は、多値直交振幅変調信号の多値の値を短時間に判別して多値直交振幅変調信号の復調処理時間を短縮することができる復調装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明
第1の発明に係る復調装置は、多値直交振幅変調信号を直交検波してI信号およびQ信号を出力する直交検波手段と、I信号およびQ信号を基に多値直交振幅変調信号の多値の値を判別する多値判別手段と、多値判別手段により判別された多値の値を基に多値直交振幅変調信号の周波数の誤差を検出する周波数誤差検出手段と、周波数誤差検出手段により検出された誤差に応じて多値直交振幅変調信号の周波数を補正する補正手段とを備えるものである。
【0020】
本発明に係る復調装置においては、多値直交振幅変調信号を直交検波し、直交検波されたI信号およびQ信号を基に多値直交振幅変調信号の多値の値を判別した後、判別された多値の値を基に多値直交振幅変調信号の周波数の誤差を検出し、検出された誤差に応じて多値直交振幅変調信号の周波数を補正している。したがって、多値直交振幅変調信号の多値の値を判別するために周波数誤差が収束するまで待つ必要がなく、多値直交振幅変調信号の多値の値の判別を多値直交振幅変調信号の周波数の補正と独立して短時間に行うことができる。この結果、多値直交振幅変調信号の多値の値を短時間に判別して多値直交振幅変調信号の復調処理時間を短縮することができる。
【0021】
(2)第2の発明
第2の発明に係る復調装置は、第1の発明に係る復調装置の構成において、多値判別手段は、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗との加算値をk乗(kは任意の正数)した乗算値が所定の数値範囲内に入る確率を基に多値直交振幅変調信号の多値の値を判別するものである。
【0022】
この場合、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗との加算値をk乗した乗算値が所定の数値範囲内に入る確率を基に多値直交振幅変調信号の多値の値を判別しているので、乗算値により多値ごとの特徴を強調することができ、正確に多値の値を判別することができる。
【0023】
(3)第3の発明
第3の発明に係る復調装置は、第2の発明に係る復調装置の構成において、多値判別手段は、乗算値が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率と多値ごとに複数の数値範囲の各々に対して予め設定された各基準値との誤差の和を算出し、算出された誤差の和が最小になる多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別するものである。
【0024】
この場合、乗算値が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率と多値ごとに複数の数値範囲の各々に対して予め設定された各基準値との誤差の和を算出し、算出された誤差の和が最小になる多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別しているので、多値の値ごとに当該多値の値を判別するのに最も適する複数の数値範囲および基準値を用いることができ、より正確に多値の値を判別することができる。
【0025】
(4)第4の発明
第4の発明に係る復調装置は、第2の発明に係る復調装置の構成において、多値判別手段は、乗算値が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率が予め設定された基準値を超える場合に当該多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別するものである。
【0026】
この場合、乗算値が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率が予め設定された基準値を超える場合に当該多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別しているので、多値の値ごとに当該多値の値を判別するのに最も適する数値範囲および基準値を用いることができ、より正確に多値の値を判別することができる。
【0027】
(5)第5の発明
第5の発明に係る復調装置は、第1の発明に係る復調装置の構成において、多値判別手段は、I信号の値のm乗(mは任意の正数)とQ信号の値のm乗とを加算した加算値が所定の数値範囲内に入る確率を基に多値直交振幅変調信号の多値の値を判別するものである。
【0028】
この場合、I信号の値のm乗とQ信号の値のm乗とを加算した加算値が所定の数値範囲内に入る確率を基に多値直交振幅変調信号の多値の値を判別しているので、この加算値により多値ごとの特徴を強調することができ、正確に多値の値を判別することができる。
【0029】
(6)第6の発明
第6の発明に係る復調装置は、第5の発明に係る復調装置の構成において、多値判別手段は、加算値が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率と多値ごとに複数の数値範囲の各々に対して予め設定された各基準値との誤差の和を算出し、算出された誤差の和が最小になる多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別するものである。
【0030】
この場合、加算値が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率と多値ごとに複数の数値範囲の各々に対して予め設定された各基準値との誤差の和を算出し、算出された誤差の和が最小になる多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別しているので、多値の値ごとに当該多値の値を判別するのに最も適する複数の数値範囲および基準値を用いることができ、より正確に多値の値を判別することができる。
【0031】
(7)第7の発明
第7の発明に係る復調装置は、第5の発明に係る復調装置の構成において、多値判別手段は、加算値が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率が予め設定された基準値を超える場合に当該多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別するものである。
【0032】
この場合、加算値が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率が予め設定された基準値を超える場合に当該多値の値を多値直交振幅変調信号の多値の値と判別しているので、多値の値ごとに当該多値の値を判別するのに最も適する数値範囲および基準値を用いることができ、より正確に多値の値を判別することができる。
【0033】
(8)第8の発明
第8の発明に係る復調装置は、第1〜第7のいずれかの発明に係る復調装置の構成において、多値直交振幅変調信号を受信し、中間周波数に変換した多値直交振幅変調信号を直交検波手段に出力する受信手段と、多値判別手段により多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、I信号およびQ信号を基に多値直交振幅変調信号のレベルが正規化されるように受信手段の利得を制御し、多値判別手段により多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、多値直交振幅変調信号のレベルが多値判別手段により判別された多値直交振幅変調信号の多値の値ごとに予め設定された基準値に応じたレベルになるように受信手段の利得を制御するレベル制御手段とをさらに備えるものである。
【0034】
この場合、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、I信号およびQ信号を基に多値直交振幅変調信号のレベルが正規化されるように受信手段の利得が制御され、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、多値直交振幅変調信号のレベルが多値判別手段により判別された多値直交振幅変調信号の多値の値ごとに予め設定された基準値に応じたレベルになるように受信手段の利得が制御される。したがって、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまでは、多値直交振幅変調信号のレベルを多値判別に適する正規化されたレベルにすることができるので、多値判別を短時間かつ正確に行うことができるとともに、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、多値直交振幅変調信号のレベルを判別された多値の値に適するレベルにすることができるので、周波数補正等の他の処理を短時間かつ正確に行うことができる。
【0035】
(9)第9の発明
第9の発明に係る復調装置は、第8の発明に係る復調装置の構成において、レベル制御手段は、多値判別手段により多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根を基に多値直交振幅変調信号のレベルを制御し、多値判別手段により多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根と多値ごとに予め設定された基準値との差を基に多値直交振幅変調信号のレベルを制御するものである。
【0036】
この場合、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根を基に多値直交振幅変調信号のレベルが制御され、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根と多値ごとに予め設定された基準値との差を基に多値直交振幅変調信号のレベルが制御される。したがって、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまでは、I信号およびQ信号により特定されるデータの原点からの距離を正規化することができるとともに、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、I信号およびQ信号により特定されるデータの原点からの距離を判別された多値の値に適する基準値にすることができる。
【0037】
(10)第10の発明
第10の発明に係る復調装置は、第8の発明に係る復調装置の構成において、レベル制御手段は、多値判別手段により多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根を基に多値直交振幅変調信号のレベルを制御し、多値判別手段により多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、I信号の絶対値とQ信号の絶対値とを加算した加算値の平均値と多値ごとに予め設定された基準値との差を基に多値直交振幅変調信号のレベルを制御するものである。
【0038】
この場合、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、I信号の値の2乗とQ信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根を基に多値直交振幅変調信号のレベルが制御され、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、I信号の絶対値とQ信号の絶対値とを加算した加算値の平均値と多値ごとに予め設定された基準値との差を基に多値直交振幅変調信号のレベルが制御される。したがって、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまでは、I信号およびQ信号により特定されるデータの原点からの距離を正規化することができるとともに、多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、I信号の絶対値とQ信号の絶対値とを加算した加算値の平均値を判別された多値の値に適する基準値にすることができる。
【0039】
(11)第11の発明
第11の発明に係る復調装置は、第1〜第10のいずれかの発明に係る復調装置の構成において、受信手段から出力される中間周波数の多値直交振幅変調信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して直交検波手段に出力するアナログ/デジタル変換手段と、I信号およびQ信号を基にアナログ/デジタル変換手段のクロック周波数を制御するクロック周波数制御手段とをさらに備えるものである。
【0040】
この場合、I信号およびQ信号を基にアナログ/デジタル変換手段のクロック周波数を制御しているので、受信手段から出力される中間周波数の多値直交振幅変調信号に適したクロック周波数で多値直交振幅変調信号をアナログ信号からデジタル信号に正確に変換することができる。
【0041】
(12)第12の発明
第12の発明に係る復調装置は、第1〜第11のいずれかの発明に係る復調装置の構成において、直交検波手段から出力されるI信号およびQ信号から伝送路で発生した波形の歪みを補正する波形補正手段をさらに備え、周波数誤差検出手段は、多値判別手段により判別された多値の値を基に波形補正手段から出力される信号から多値直交振幅変調信号の周波数の誤差を検出するものである。
【0042】
この場合、I信号およびQ信号から伝送路で発生した波形の歪みを補正し、補正された信号から判別された多値の値を基に多値直交振幅変調信号の周波数の誤差を正確に検出することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるQAM復調装置について図面を参照しながら説明する。
【0044】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態によるQAM復調装置の構成を示すブロック図である。
【0045】
図1に示すQAM復調装置は、チューナ1、A/D変換器2、直交検波および周波数位相誤差補正器3、ロールオフフィルタ4,5、波形等化器6、デマッパー7、誤り訂正器8、クロック再生器9、レベル検出および制御器10、VCXO11、LPF12,13、多値判別器14、周波数位相誤差検出器15およびNCO16を備える。
【0046】
チューナ1は、デジタル放送により送信される多値QAM信号QA、例えばケーブルテレビ局からケーブルを介して送信される多値QAM信号を中間周波数の信号に変換するとともに、LPF13の出力電圧に応じてゲインを変化させ、中間周波数の多値QAM信号をA/D変換器2へ出力する。
【0047】
A/D変換器2は、VCXO11から出力されるクロックに応じて中間周波数に変換された多値QAM信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換し、直交検波および周波数位相誤差補正器3へ出力する。
【0048】
直交検波および周波数位相誤差補正器3は、NCO16から出力される信号を基準にデジタル信号に変換された多値QAM信号を直交検波し、I信号であるI軸のデータai (i=0〜n)およびQ信号であるQ軸のデータbi (i=0〜n)をそれぞれロールオフフィルタ4,5へ出力するとともに、両データをクロック再生器9、レベル検出および制御器10、および多値判別器14へ出力する。
【0049】
ロールオフフィルタ4,5は、入力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi の帯域を制限し、波形等化器6へ出力する。波形等化器6は、帯域制限されたI軸のデータai およびQ軸のデータbi から伝送路による歪を除去し、デマッパー7および周波数位相誤差検出器15へ出力する。
【0050】
デマッパー7は、伝送路による歪が除去された信号を0、1のデジタルデータに変換し、誤り訂正器8へ出力する。誤り訂正器8は、入力されるデジタルデータの誤り訂正を行い、訂正後のデータをトランスポートストリームTSとして出力する。
【0051】
クロック再生器9は、入力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi を用い、多値QAM信号の周波数とA/D変換器2のクロック周波数との誤差を検出し、誤差信号をLPF12へ出力する。LPF12は、クロック再生器9から出力される誤差信号に応じたDC電圧をVCXO11へ出力する。VCXO11は、入力されるDC電圧に応じてクロック周波数を変化させ、A/D変換器2へ出力する。
【0052】
レベル検出および制御器10は、入力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi を用い、多値QAM信号が正規化されるようにチューナ1のゲインを制御するための制御信号をLPF13へ出力する。例えば、レベル検出および制御器10は、I軸のデータai の2乗とQ軸のデータbi の2乗との加算値の平均値の平方根[{(a0 2+b0 2)+(a1 2+b1 2)+…+(an 2 +bn 2 )}/n]1/2 が1になるように、LPF13の出力電圧を変化させ、チューナ1のゲインを制御する。また、レベル検出および制御器10は、チューナ1におけるゲインの制御動作が終了したことを示すレベル制御完了信号LCを多値判別器14へ出力する。
【0053】
LPF13は、レベル検出および制御器10から出力される制御信号に応じたDC電圧をチューナ1へ出力する。チューナ1は、入力されるDC電圧に応じてゲインを制御し、多値QAM信号のレベルを調整する。
【0054】
多値判別器14は、入力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi を用い、多値QAM信号の多値の値、例えば4QAM、16QAM、32QAM、64QAM、128QAM、256QAMのうちのいずれであるかを判別し、判別結果を多値判別信号MDとして周波数位相誤差検出器15へ出力する。
【0055】
周波数位相誤差検出器15は、多値判別器14から出力される多値判別信号MDに応じてその多値の値が表す多値QAM信号に対応するリファレンスパターンを用い、周波数および位相の誤差を検出し、その誤差信号をNCO16へ出力する。NCO16は、入力される誤差信号に応じて直交検波および周波数位相誤差補正器3における周波数および位相のずれを補正する。
【0056】
本実施の形態では、直交検波および周波数位相誤差補正器3が直交検波手段に相当し、周波数位相誤差検出器15が周波数誤差検出手段に相当し、直交検波および周波数位相誤差補正器3およびNCO16が補正手段に相当し、多値判別器14が多値判別手段に相当し、チューナ1が受信手段に相当し、A/D変換器2がアナログ/デジタル変換手段に相当し、クロック再生器9、VCXO11およびLPF12がクロック周波数制御手段に相当し、ロールオフフィルタ4,5および波形等化器6が波形補正手段に相当する。
【0057】
図2は、図1に示す多値判別器14の構成を示すブロック図である。図2に示す多値判別器14は、2乗回路21〜23、加算器24〜30、乗算器31〜36、領域判別器37、確率計算器38、4QAMリファレンスパターン発生器39、16QAMリファレンスパターン発生器40、32QAMリファレンスパターン発生器41、64QAMリファレンスパターン発生器42、128QAMリファレンスパターン発生器43、256QAMリファレンスパターン発生器44および最小誤差検出器45を含む。
【0058】
直交検波および周波数位相誤差補正器3から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi は、2乗回路21,22により2乗され、加算器24に出力される。加算器24は、2乗された両データを加算し、2乗回路23へ出力する。2乗回路23は、加算されたデータをさらに2乗した値(ai 2 +bi 2 2 を領域判別器37へ出力する。領域判別器37は、入力されるデータ(ai 2 +bi 2 2 が予め設定した複数の数値範囲のうちのどの数値範囲に入るかを判別し、確率計算器38は、各数値範囲に入るデータの確率を計算し、加算器25〜30へ出力する。
【0059】
加算器25は、各数値範囲ごとに確率計算器38により計算された確率から4QAMリファレンスパターン発生器39から出力される4QAM信号用のリファレンスパターンを減算し、減算結果を加算して4QAM信号用のリファレンスパターンに対する誤差の和を算出する。乗算器31は、算出された誤差の和を2乗して最小誤差検出器45へ出力する。他のリファレンスパターン発生器40〜44、加算器26〜30および乗算器32〜36も、上記と同様に動作し、確率計算器38から出力される確率と各リファレンスパターンとの2乗誤差を最小誤差検出器45へ出力する。なお、計算された確率とリファレンスパターンとの誤差は、各多値QAM信号の特徴に応じて数値範囲ごとに所定の重み付けをして加算するようにしてもよい。
【0060】
最小誤差検出器45は、2乗された誤差の和から最小となる誤差の和を選択し、誤差の和が最小となるリファレンスパターンに対応する多値の値を多値QAM信号の多値の値と判別し、判別結果を多値判別信号MDとして周波数位相誤差検出器15へ出力する。
【0061】
最小誤差検出器45は、例えば、4QAM信号の場合、多値判別信号MDとして1を出力し、16QAM信号の場合、多値判別信号MDとして2を出力し、32QAM信号の場合、多値判別信号MDとして3を出力し、64QAM信号の場合、多値判別信号MDとして4を出力し、128QAM信号の場合、多値判別信号MDとして5を出力し、256QAM信号の場合、多値判別信号MDとして6を出力する。
【0062】
また、最小誤差検出器45には、レベル検出および制御器10からチューナ1におけるゲインの制御動作が終了したことを示すレベル制御完了信号LCが入力され、このレベル制御完了信号LCに応じて多値判別信号MDを出力している。例えば、最小誤差検出器45は、チューナ1の制御動作が完了していない場合、多値判別信号MDとして0を出力し、チューナ1の制御動作が完了した場合、上記のように多値判別信号MDを1〜6のいずれかの値で出力する。
【0063】
図3は、図2に示す領域判別器37および確率計算器38の構成を示すブロック図である。図3に示す領域判別器37は、領域判定器371〜375を含み、確率計算器38は、カウンタ381〜385、除算器386〜390およびパラレル/シリアル変換器391を含む。
【0064】
領域判定器371は、入力されるデータ(ai 2 +bi 2 2 が所定値A以上で所定値Bより小さいか否かを判定し、(ai 2 +bi 2 2 がA以上でBより小さい数値範囲に入る場合、カウンタ381をカウントアップする。カウンタ381は、領域判定器371によりカウント動作が制御され、カウント値を除算器386へ出力する。除算器386は、入力されるカウント値をI軸のデータai およびQ軸のデータbi のデータ数nで除算して上記の数値範囲に入る確率を計算し、計算した確率をパラレル/シリアル変換器391へ出力する。
【0065】
このようにして、領域判定器371、カウンタ381および除算器386では、(ai 2 +bi 2 2 がA以上でBより小さい数値範囲に入る確率を計算している。同様に、領域判定器371、カウンタ382および除算器387により、(ai 2 +bi 2 2 がB以上でCより小さい数値範囲に入る確率が計算され、領域判定器373、カウンタ383および除算器388により(ai 2 +bi 2 2 がC以上でDより小さい数値範囲に入る確率が計算され、領域判定器374、カウンタ384および除算器389により(ai 2 +bi 2 2 がD以上でEより小さい数値範囲に入る確率が計算され、領域判定器375、カウンタ385および除算器390により(ai 2 +bi 2 2 がE以上でFより小さい数値範囲に入る確率が計算される。なお、A〜Fは、A<B<C<D<E<Fを満たす所定の値である。
【0066】
パラレル/シリアル変換器391は、上記のようにして計算された各数値範囲の発生確率を表すデータをパラレルデータからシリアルデータへ変換し、加算器25〜30へ出力する。
【0067】
図4は、図2に示す各リファレンスパターン発生器39〜44に用いられる多値QAM信号のリファレンスパターンの一例を示す図である。図4に示すように、例えば、(ai 2 +bi 2 2 の数値範囲として、0以上で1より小さい数値範囲、1以上で2より小さい数値範囲、2以上で3より小さい数値範囲、3以上で4より小さい数値範囲、4以上で5より小さい数値範囲、および5以上の数値範囲に区分された場合、4QAM信号の各数値範囲でのリファレンスパターンは、0、1、0、0、0、0となり、16QAM信号の各数値範囲でのリファレンスパターンは、0.25、0.5、0、0.25、0、0となり、32QAM信号、64QAM信号、128QAM信号および256QAM信号の各数値範囲でのリファレンスパターンは、図示のようになる。
【0068】
なお、リファレンスパターンとしては、多値QAM信号のC/N等に応じて、図4に示すような種々のリファレンスパターンを用いることができ、また、これらの例に特に限定されず、他のリファレンスパターンを用いてもよい。
【0069】
上記のように、本実施の形態では、多値判別器14により、(ai 2 +bi 2 2 が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率と、多値ごとに予め設定されたリファレンスパターンとの誤差の和が算出され、算出された誤差の和の2乗が最小になるリファレンスパターンに対応する多値の値を多値QAM信号の多値の値として判別することができる。
【0070】
このように、本実施の形態では、多値QAM信号の多値の値を判別するために周波数誤差が収束するまで待つ必要がなく、多値QAM信号の多値の値の判別を周波数および位相の補正と独立して短時間に行うことができる。また、判別された多値の値の多値QAM信号に対する周波数および位相の誤差が周波数位相誤差検出器15により検出され、検出された誤差に応じて直交検波および周波数位相誤差補正器3等により周波数および位相のずれが短時間に補正される。この結果、多値QAM信号の多値の値を短時間に判別して多値QAM信号の復調処理時間を短縮することができる。
【0071】
なお、本実施の形態では、直交検波および周波数位相誤差補正器3等により周波数および位相を補正しているが、周波数のみを補正するようにしてもよい。また、本実施の形態では、(ai 2 +bi 2 )を2乗したデータを用いたが、この例に特に限定されず、3乗等の他の正数乗のデータを用いてもよい。これらの点に関しては他の実施の形態も同様である。
【0072】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態によるQAM復調装置について説明する。第2の実施の形態のQAM復調装置と第1の実施の形態のQAM復調装置とで異なる点は、図1に示す多値判別器14が以下に説明する多値判別器14aに変更された点であり、その他の点は同様であるので、以下、多値判別器14aについてのみ詳細に説明する。
【0073】
図5は、第2の実施の形態によるQAM復調装置に適用される多値判別器14aの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態では、多値判別器14aが多値判別手段に相当し、その他の点は第1の実施の形態と同様である。
【0074】
図5に示す多値判別器14aは、2乗回路21〜23、加算器24、4QAM判別部51、16QAM判別部52、32QAM判別部53、64QAM判別部54、128QAM判別部55、256QAM判別部56および判別選択回路57を含む。
【0075】
4QAM判別部51は、2乗回路23から出力されるデータ(ai 2 +bi 2 2 を用い、多値QAM信号が4QAM信号であるか否かを判別し、判別結果を判別選択回路57に出力する。16QAM判別部52、32QAM判別部53、64QAM判別部54、128QAM判別部55および256QAM判別部56も、上記と同様に動作し、多値QAM信号が16QAM信号、32QAM信号、64QAM信号、128QAM信号および256QAM信号であるか否かをそれぞれ判別し、判別結果を判別選択回路57に出力する。
【0076】
判別選択回路57は、各判別部51〜56の判別結果に応じて多値判別信号MDを周波数位相誤差検出器15へ出力する。例えば、4QAM信号の場合、多値判別信号MDとして1を出力し、16QAM信号の場合、多値判別信号MDとして2を出力し、32QAM信号の場合、多値判別信号MDとして3を出力し、64QAM信号の場合、多値判別信号MDとして4を出力し、128QAM信号の場合、多値判別信号MDとして5を出力し、256QAM信号の場合、多値判別信号MDとして6を出力する。
【0077】
また、判別選択回路57には、レベル検出および制御器10からチューナ1におけるゲインの制御動作が終了したことを示すレベル制御完了信号LCが入力され、このレベル制御完了信号LCに応じて多値判別信号MDを出力している。例えば、判別選択回路57は、チューナ1の制御動作が完了していない場合、多値判別信号MDとして0を出力し、チューナ1の制御動作が完了した場合、上記のように多値判別信号MDを1〜6のいずれかの値で出力するとともに、判別部51〜56により誤って2つ以上の多値の値が判別された場合、多値判別信号として7を出力する。
【0078】
図6は、図5に示す4QAM判別部51、16QAM判別部52、32QAM判別部53、64QAM判別部54、128QAM判別部55、256QAM判別部56および判別選択回路57の構成を示すブロック図である。
【0079】
図6に示す4QAM判別部51は、領域判定器511、カウンタ512、除算器513および4QAM判定器514を含む。16QAM判別部52は、領域判定器521、カウンタ522、除算器523および16QAM判定器524を含む。32QAM判別部53は、領域判定器531、カウンタ532、除算器533および32QAM判定器534を含む。64QAM判別部54は、領域判定器541、カウンタ542、除算器543および64QAM判定器544を含む。128QAM判別部55は、領域判定器551、カウンタ552、除算器553および128QAM判定器554を含む。256QAM判別部56は、領域判定器561、カウンタ562、除算器563および256QAM判定器564を含む。判別選択回路57は、加算器571および計算器572を含む。
【0080】
領域判定器511は、入力されるデータ(ai 2 +bi 2 2 が所定値A以上で所定値Bより小さいか否かを判断し、(ai 2 +bi 2 2 がA以上でBより小さい数値範囲に入る場合、カウンタ512をカウントアップする。カウンタ512は、領域判定器511によりカウント動作が制御され、カウント値を除算器513へ出力する。除算器513は、入力されるカウント値をI軸のデータai およびQ軸のデータbi のデータ数nで除算して上記の数値範囲に入る確率を計算し、計算した確率を4QAM判定器514へ出力する。4QAM判定器514は、入力される確率と4QAM信号に対して予め設定された基準値とを比較し、入力される確率が基準値を越えている場合に多値QAM信号が4QAM信号であると判定し、判定結果を加算器571へ出力する。
【0081】
同様に、領域判定器521、カウンタ522、除算器523および16QAM判定器524により、(ai 2 +bi 2 2 がC以上でDより小さい数値範囲に入る確率が16QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器531、カウンタ532、除算器533および32QAM判定器534により、(ai 2 +bi 2 2 がE以上でFより小さい数値範囲に入る確率が32QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器541、カウンタ542、除算器543および64QAM判定器544により、(ai 2 +bi 2 2 がG以上でHより小さい数値範囲に入る確率が64QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器551、カウンタ552、除算器553および128QAM判定器554により、(ai 2 +bi 2 2 がI以上でJより小さい数値範囲に入る確率が128QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器561、カウンタ562、除算器563および256QAM判定器564により、(ai 2 +bi 2 2 がK以上でLより小さい数値範囲に入る確率が256QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。なお、A〜Lは、多値QAM信号ごとに予め設定される所定の値であり、各数値範囲は重複してもよい。
【0082】
4QAM判定器514は、多値QAM信号が4QAM信号であると判定した場合は2を出力し、その他の場合は0を出力する。16QAM判定器524は、多値QAM信号が16QAM信号であると判定した場合は4を出力し、その他の場合は0を出力する。32QAM判定器534は、多値QAM信号が32QAM信号であると判定した場合は8を出力し、その他の場合は0を出力する。64QAM判定器544は、多値QAM信号が64QAM信号であると判定した場合は16を出力し、その他の場合は0を出力する。128QAM判定器554は、多値QAM信号が128QAM信号であると判定した場合は32を出力し、その他の場合は0を出力する。256QAM判定器564は、多値QAM信号が256QAM信号であると判定した場合は64を出力し、その他の場合は0を出力する。
【0083】
例えば、領域判定器511は、(ai 2 +bi 2 2 が1以上で2より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、4QAM判定器514は、この数値範囲に入る確率が0.75より大きい場合に4QAM信号であると判定する。領域判定器521は、(ai 2 +bi 2 2 が3以上で4より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、16QAM判定器524は、この数値範囲に入る確率が0.18より大きい場合に16QAM信号であると判定する。領域判定器531は、(ai 2 +bi 2 2 が2以上で3より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、32QAM判定器534は、この数値範囲に入る確率が0.22より大きい場合に32QAM信号であると判定する。領域判定器541は、(ai 2 +bi 2 2 が5以上の数値範囲に入るか否かを判定し、64QAM判定器544は、この数値範囲に入る確率が0.052より大きい場合に64QAM信号であると判定する。領域判定器551は、(ai 2 +bi 2 2 が4以上で5より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、128QAM判定器554は、この数値範囲に入る確率が0.045より大きい場合に128QAM信号であると判定する。領域判定器561は、(ai 2 +bi 2 2 が4以上の数値範囲に入るか否かを判定し、256QAM判定器564は、この数値範囲に入る確率が0.07より大きい場合に256QAM信号であると判定する。
【0084】
ここで、4QAM信号が入力され、領域判定器511、カウンタ512および除算器513により(ai 2 +bi 2 2 が1以上で2より小さい数値範囲に入る確率が1と計算された場合、4QAM信号の基準値である0.75より大きいため、4QAM判定器514は、4QAM信号であると判定し、2を加算器571に出力する。この場合、他の判定器では自身の基準値を越えないため、他の判定器はすべて0を出力する。
【0085】
加算器571は、各判定器の出力を加算し、その加算値をべき乗計算器572へ出力する。べき乗計算器572は、入力された値を2x に変換し、xの値を多値判別信号MDとして出力する。例えば、加算器571から2が入力された場合、多値判別信号MDとして1を出力し、4が入力された場合、2を出力し、8が入力された場合、3を出力し、16が入力された場合、4を出力し、32が入力された場合、5を出力し、64が入力された場合、6を出力する。したがって、この場合も、第1の実施の形態と同様に、各多値QAM信号の多値の値に応じて1〜6の各値が周波数位相誤差検出器15へ出力され、以降、第1の実施の形態と同様に各処理が行われる。
【0086】
上記の処理により、本実施の形態では、例えば、C/Nが7dB以上で16QAM信号の多値の値を判別することができ、C/Nが15dB以上で32QAM信号の多値の値を判別することができ、C/Nが17dB以上で64QAM信号の多値の値を判別することができ、C/Nが16dB以上で128QAM信号の多値の値を判別することができ、C/Nが17dB以上で256QAM信号の多値の値を判別することができた。
【0087】
上記のように、本実施の形態では、多値判別器14aにより、(ai 2 +bi 2 2 が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率が、多値ごとに予め設定された基準値を超える場合に、基準値に対応する多値の値を多値QAM信号の多値の値として判別することができる。したがって、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0088】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態によるQAM復調装置について説明する。第3の実施の形態のQAM復調装置と第1の実施の形態のQAM復調装置とで異なる点は、図1に示す多値判別器14が以下に説明する多値判別器14bに変更された点であり、その他の点は同様であるので、以下、多値判別器14bについてのみ詳細に説明する。
【0089】
図7は、第3の実施の形態によるQAM復調装置に適用される多値判別器14bの構成を示すブロック図である。図7に示す多値判別器14bと図2に示す多値判別器14とで異なる点は、2乗回路21,22が4乗回路61,62に変更され、2乗回路23が省略され、リファレンスパターン発生部39〜44がリファレンスパターン発生部39a〜44aに変更された点であり、その他の点は図2に示す多値判別器14と同様であるので同一部分には同一符号を付し、以下詳細な説明を省略する。なお、本実施の形態では、多値判別器14bが多値判別手段に相当し、その他の点は第1の実施の形態と同様である。
【0090】
図7に示すように、直交検波および周波数位相誤差補正器3から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi は、4乗回路61,62により4乗され、加算器24に出力される。加算器24は、4乗された両データを加算した値(ai 4 +bi 4 )を領域判別器37へ出力する。
【0091】
以降、領域判別器37および確率計算器38により第1の実施の形態と同様に処理され、(ai 4 +bi 4 )が予め設定した複数の数値範囲の各数値範囲に入る確率が計算され、加算器25〜30へ出力される。
【0092】
加算器35は、各数値範囲ごとに確率計算器38により計算された確率から4QAMリファレンスパターン発生器39aから出力される4QAM信号用のリファレンスパターンを減算し、減算結果を加算して4QAM信号用のリファレンスパターンに対する誤差の和を算出する。乗算器31は、算出された誤差の和を2乗して最小誤差検出器45へ出力する。他のリファレンスパターン発生器40a〜44a、加算器26〜30および乗算器32〜36も、上記と同様に動作し、確率計算器38から出力される確率と各リファレンスパターンとの2乗誤差を最小誤差検出器45へ出力する。
【0093】
最小誤差検出器45は、第1の実施の形態と同様に、2乗された誤差の和から最小となる誤差の和を選択し、誤差の和が最小となるリファレンスパターンに対応する多値の値を多値QAM信号の多値の値と判別し、判別結果を多値判別信号MDとして周波数位相誤差検出器15へ出力する。
【0094】
図8は、図7に示す各リファレンスパターン発生器39a〜44aに用いられる多値QAM信号のリファレンスパターンの一例を示す図である。図8に示すように、例えば、(ai 4 +bi 4 )の数値範囲として、0以上で0.5より小さい数値範囲、0.5以上で1より小さい数値範囲、1以上で1.5より小さい数値範囲、1.5以上で2より小さい数値範囲、2以上で2.5より小さい数値範囲、2.5以上で3より小さい数値範囲、および3以上の数値範囲に区分された場合、4QAM信号の各数値範囲でのリファレンスパターンは、0、1、0、0、0、0、0となり、16QAM信号の各数値範囲でのリファレンスパターンは、0.25、0.5、0、0.25、0、0、0となり、32QAM信号、64QAM信号、128QAM信号および256QAM信号の各数値範囲でのリファレンスパターンは、図示のようになる。
【0095】
なお、リファレンスパターンとしては、多値QAM信号のC/N等に応じて、図8に示すような種々のリファレンスパターンを用いることができ、また、これらの例に特に限定されず、他のリファレンスパターンを用いてもよい。
【0096】
上記のように、本実施の形態では、多値判別器14bにより、(ai 4 +bi 4 )が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率と、多値ごとに予め設定されたリファレンスパターンとの誤差の和が算出され、算出された誤差の和の2乗が最小になるリファレンスパターンに対応する多値の値を多値QAM信号の多値の値として判別することができる。したがって、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0097】
なお、本実施の形態では、ai およびbi を4乗して加算したデータを用いたが、この例に特に限定されず、他の正数乗の加算データを用いてもよい。この点に関して他の実施の形態も同様である。
【0098】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態によるQAM復調装置について説明する。第4の実施の形態のQAM復調装置と第1の実施の形態のQAM復調装置とで異なる点は、図1に示す多値判別器14が以下に説明する多値判別器14cに変更された点であり、その他の点は同様であるので、以下、多値判別器14cについてのみ詳細に説明する。
【0099】
図9は、第4の実施の形態によるQAM復調装置に適用される多値判別器14cの構成を示すブロック図である。図9に示す多値判別器14cと図5に示す多値判別器14aとで異なる点は、2乗回路21,22が4乗回路61,62に変更され、2乗回路23が省略され、判別部51〜56が判別部51a〜56aに変更された点であり、その他の点は図5に示す多値判別器14aと同様であるので同一部分には同一符号を付し、以下詳細な説明を省略する。なお、本実施の形態では、多値判別器14cが多値判別手段に相当し、その他の点は第1の実施の形態と同様である。
【0100】
図9に示すように、直交検波および周波数位相誤差補正器3から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi は、4乗回路61,62により4乗され、加算器24に出力される。加算器24は、4乗された両データを加算した値(ai 4 +bi 4 )を判別部51a〜56aへ出力する。
【0101】
4QAM判別部51aは、加算器24から出力されるデータ(ai 4 +bi 4 )を用い、多値QAM信号が4QAM信号であるか否かを判別し、判別結果を判別選択回路57に出力する。16QAM判別部52a、32QAM判別部53a、64QAM判別部54a、128QAM判別部55aおよび256QAM判別部56aも、上記と同様に動作し、多値QAM信号が16QAM信号、32QAM信号、64QAM信号、128QAM信号および256QAM信号であるか否かをそれぞれ判別し、判別結果を判別選択回路57に出力する。判別選択回路57は、第2の実施の形態と同様に動作し、各判別部51a〜56aの判別結果に応じて多値判別信号MDを周波数位相誤差検出器15へ出力する。
【0102】
図10は、図9に示す4QAM判別部51a、16QAM判別部52a、32QAM判別部53a、64QAM判別部54a、128QAM判別部55a、256QAM判別部56aおよび判別選択回路57の構成を示すブロック図である。
【0103】
図10に示す4QAM判別部51aは、領域判定器511a、カウンタ512、除算器513および4QAM判定器514aを含む。16QAM判別部52aは、領域判定器521a、カウンタ522、除算器523および16QAM判定器524aを含む。32QAM判別部53aは、領域判定器531a、カウンタ532、除算器533および32QAM判定器534aを含む。64QAM判別部54aは、領域判定器541a、カウンタ542、除算器543および64QAM判定器544aを含む。128QAM判別部55aは、領域判定器551a、カウンタ552、除算器553および128QAM判定器554aを含む。256QAM判別部56aは、領域判定器561a、カウンタ562、除算器563および256QAM判定器564aを含む。
【0104】
領域判定器511aは、入力されるデータ(ai 4 +bi 4 )が所定値A’以上で所定値B’より小さいか否かを判断し、(ai 4 +bi 4 )がA’以上でB’より小さい数値範囲に入る場合、カウンタ512をカウントアップする。カウンタ512および除算器513は、第2の実施の形態と同様に動作し、上記の数値範囲に入る確率を計算し、計算した確率を4QAM判定器514aへ出力する。4QAM判定器514aは、入力される確率と4QAM信号に対して予め設定された基準値とを比較し、入力される確率が基準値を越えている場合に多値QAM信号が4QAM信号であると判定し、判定結果を加算器571へ出力する。
【0105】
同様に、領域判定器521a、カウンタ522、除算器523および16QAM判定器524aにより、(ai 4 +bi 4 )がC’以上でD’より小さい数値範囲に入る確率が16QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器531a、カウンタ532、除算器533および32QAM判定器534aにより、(ai 4 +bi 4 )がE’以上でF’より小さい数値範囲に入る確率が32QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器541a、カウンタ542、除算器543および64QAM判定器544aにより、(ai 4 +bi 4 )がG’以上でH’より小さい数値範囲に入る確率が64QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器551a、カウンタ552、除算器553および128QAM判定器554aにより、(ai 4 +bi 4 )がI’以上でJ’より小さい数値範囲に入る確率が128QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。領域判定器561a、カウンタ562、除算器563および256QAM判定器564aにより、(ai 4 +bi 4 )がK’以上でL’より小さい数値範囲に入る確率が256QAM信号に対して予め設定された基準値を越えているか否かが判定され、判定結果が加算器571へ出力される。なお、A’〜L’は、多値QAM信号ごとに予め設定される所定の値であり、各数値範囲は重複してもよい。
【0106】
4QAM判定器514aは、多値QAM信号が4QAM信号であると判定した場合は2を出力し、その他の場合は0を出力する。16QAM判定器524aは、多値QAM信号が16QAM信号であると判定した場合は4を出力し、その他の場合は0を出力する。32QAM判定器534aは、多値QAM信号が32QAM信号であると判定した場合は8を出力し、その他の場合は0を出力する。64QAM判定器544aは、多値QAM信号が64QAM信号であると判定した場合は16を出力し、その他の場合は0を出力する。128QAM判定器554aは、多値QAM信号が128QAM信号であると判定した場合は32を出力し、その他の場合は0を出力する。256QAM判定器564aは、多値QAM信号が256QAM信号であると判定した場合は64を出力し、その他の場合は0を出力する。
【0107】
例えば、領域判定器511aは、(ai 4 +bi 4 )が0.5以上で1より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、4QAM判定器514aは、この数値範囲に入る確率が0.65より大きい場合に4QAM信号であると判定する。領域判定器521aは、(ai 4 +bi 4 )が0.75以上で1.25より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、16QAM判定器524aは、この数値範囲に入る確率が0.25より大きい場合に16QAM信号であると判定する。領域判定器531aは、(ai 4 +bi 4 )が1.5以上で2より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、32QAM判定器534aは、この数値範囲に入る確率が0.35より大きい場合に32QAM信号であると判定する。領域判定器541aは、(ai 4 +bi 4 )が1以上で1.5より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、64QAM判定器544aは、この数値範囲に入る確率が0.18より大きい場合に64QAM信号であると判定する。領域判定器551aは、(ai 4 +bi 4 )が2以上で2.5より小さい数値範囲に入るか否かを判定し、128QAM判定器554aは、この数値範囲に入る確率が0.08より大きい場合に128QAM信号であると判定する。領域判定器561aは、(ai 4 +bi 4 )が3以上の数値範囲に入るか否かを判定し、256QAM判定器564aは、この数値範囲に入る確率が0.007より大きい場合に256QAM信号であると判定する。
【0108】
ここで、4QAM信号が入力され、領域判定器511a、カウンタ512および除算器513により(ai 4 +bi 4 )が0.5以上で1より小さい数値範囲に入る確率が1と計算された場合、4QAM信号の基準値である0.65より大きいため、4QAM判定器514aは、4QAM信号であると判定し、2を加算器571に出力する。この場合、他の判定器では自身の基準値を越えないため、他の判定器はすべて0を出力する。
【0109】
以降、加算器571およびべき乗計算器572が第2の実施の形態と同様に動作し、この場合も、第1の実施の形態と同様に、各多値QAM信号の多値の値に応じて1〜6の各値が周波数位相誤差検出器15へ出力され、以降、第1の実施の形態と同様に各処理が行われる。
【0110】
上記のように、本実施の形態では、多値判別器14cにより、(ai 4 +bi 4 )が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率が、多値ごとに予め設定された基準値を超える場合に、基準値に対応する多値の値を多値QAM信号の多値の値として判別することができる。したがって、本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0111】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態によるQAM復調装置について説明する。図11は、本発明の第5の実施の形態によるQAM復調装置の構成を示すブロック図である。図11に示す復調装置と図1に示す復調装置とで異なる点は、レベル検出および検出器10がレベル検出および制御器10aに変更され、多値判別器14が多値判別器14dに変更された点であり、その他の点は図1に示す復調装置と同様であるので、同一部分には同一符号を付し、以下詳細な説明を省略する。
【0112】
多値判別器14dは、入力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi を用い、多値QAM信号の多値の値、例えば4QAM、16QAM、32QAM、64QAM、128QAM、256QAMのうちのいずれであるかを判別し、判別結果を多値判別信号MDとして周波数位相誤差検出器15へ出力するとともに、多値判別が完了したことを示す多値判別完了信号MFをレベル検出および制御器10aへ出力する。なお、多値判別器14dは、多値判別完了信号MFを出力する点を除き、図2に示す多値判別器14と同様に構成され、同様に動作し、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0113】
レベル検出および制御器10aは、多値QAM信号の多値の値が判別されるまですなわち多値判別完了信号MFにより多値の判別の完了が通知されるまで、入力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi から(ai 2 +bi 2 )の平均値の平方根を計算し、多値QAM信号のレベルが正規化されるようにチューナ1のゲインを制御するための制御信号をLPF13へ出力し、多値QAM信号の多値の値が判別された後すなわち多値判別完了信号MFにより多値の判別の完了が通知された後、多値QAM信号のレベルが多値ごとに予め設定された基準値に応じたレベルになるようにチューナ1のゲインを制御するための制御信号をLPF13へ出力する。
【0114】
本実施の形態では、多値判別器14dが多値判別手段に相当し、レベル検出および制御器10aおよびLPF13がレベル制御手段に相当し、その他は第1の実施の形態と同様である。
【0115】
図12は、図11に示すレベル検出および制御器10aの構成を示すブロック図である。図12に示すように、レベル検出および制御器10aは、2乗回路101,102、加算器103、平均および平方根回路104、加算器105,106、定数発生器107、積分回路108,109、PWM(Pulse Width Modulation)回路110,111、選択回路112、およびリファレンスパターン発生部113を含む。
【0116】
直交検波および周波数位相誤差補正器3から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi は、2乗回路101,102により2乗され、加算器103へ出力される。加算器103は、2乗された両データを加算し、平均および平方根回路104へ出力する。平均および平方根回路104は、加算器103から出力されるデータ(ai 2 +bi 2 )を加算してデータ数nで除算することにより平均値を求め、求めた平均値の平方根をとり、[{(a0 2+b0 2)+(a1 2+b1 2)+…+(an 2 +bn 2 )}/n]1/2 を加算器105,106へ出力する。
【0117】
加算器105は、平均および平方根回路104から出力されるデータから定数発生器107から出力される定数1を減算し、積分回路108へ出力する。積分回路108は、入力されるデータを積分してPWM回路110へ出力する。PWM回路110は、I軸のデータai およびQ軸のデータbi により特定されるデータの原点からの距離が1になるようにすなわち多値QAM信号のレベルが正規化されるように、出力するパルス信号のHレベルの幅とLレベルの幅とを変化させ、選択回路112へ出力する。
【0118】
リファレンスパターン発生部113は、多値判別器14dから出力される多値判別信号MDに対応する多値QAM信号の基準値を加算器106へ出力する。加算器106は、平均および平方根回路104から出力されるデータからリファレンスパターン発生部113から出力される基準値を減算し、積分回路109へ出力する。積分回路109は、入力されるデータを積分してPWM回路111へ出力する。PWM回路111は、I軸のデータai およびQ軸のデータbi により特定されるデータの原点からの距離がリファレンスパターン発生部113から出力される基準値になるようにすなわち多値QAM信号のレベルが多値ごとに予め設定された基準値に応じたレベルになるように、出力するパルス信号のHレベルの幅とLレベルの幅とを変化させ、選択回路112へ出力する。
【0119】
選択回路112は、多値判別器14dから出力される多値判別完了信号MFの値に応じてPWM回路110,111のうちの一方の出力を選択し、選択した出力をLPF13へ出力する。具体的には、多値判別器14dにより多値の値が判別されるまでは、多値判別完了信号MFが0で出力され、選択回路112は、PWM回路110の出力を選択し、多値判別器14dにより多値の値が判別されると、多値判別完了信号MFが1で出力され、選択回路112は、PWM回路111の出力を選択する。
【0120】
なお、リファレンスパターン発生部113から出力される各多値QAM信号の基準値は、図15から図20に示した各多値QAM信号のデータ(黒丸の部分)間の距離ができるだけ長く、かつ、A/D変換器2で歪まないようなレベルに設定するのが好ましい。
【0121】
上記のように、本実施の形態では、多値判別器14dにより多値QAM信号の多値の値が判別されるまでは、I軸のデータai およびQ軸のデータbi により特定されるデータの原点からの距離を正規化することができるとともに、多値QAM信号の多値の値が判別された後、I軸のデータai およびQ軸のデータbi により特定されるデータの原点からの距離を判別された多値の値に適する基準値にすることができる。
【0122】
したがって、多値QAM信号の多値の値が判別されるまでは、多値QAM信号のレベルを多値判別に適する正規化されたレベルにすることができるので、多値判別を短時間かつ正確に行うことができるとともに、多値QAM信号の多値の値が判別された後、多値QAM信号のレベルを判別された多値の値に適するレベルにすることができるので、周波数補正等の他の処理を短時間かつ正確に行うことができる。
【0123】
なお、本実施の形態では、多値判別器14dとして図2に示す多値判別器14と同様の構成のものを用いたが、図5に示す多値判別器14a、図7に示す多値判別器14b、図9に示す多値判別器14c等を用いてもよく、この場合、上記の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。この点について以下の実施の形態も同様である。
【0124】
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態によるQAM復調装置について説明する。第6の実施の形態のQAM復調装置と第5の実施の形態のQAM復調装置とで異なる点は、図11に示すレベル検出および制御器10aが以下に説明するレベル検出および制御器10bに変更された点であり、その他の点は同様であるので、以下、レベル検出および制御器10bについてのみ詳細に説明する。
【0125】
図13は、第6の実施の形態によるQAM復調装置に適用されるレベル検出および制御器10bの構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態では、レベル検出および制御器10bがレベル制御手段に相当し、その他の点は第5の実施の形態と同様である。
【0126】
図13に示すように、レベル検出および制御器10bは、2乗回路101,102、加算器103,123、平均および平方根回路104、加算器105,106、定数発生器107、積分回路108,109、PWM回路110,111、選択回路112、リファレンスパターン発生部113a、絶対値回路121,122、および平均値回路124を含む。なお、多値判別器14dにより多値の値が判別されるまでの、2乗回路101,102、加算器103、平均および平方根回路104、加算器105、定数発生器107、積分回路108、PWM回路110、および選択回路112の動作は、第5の実施の形態と同様であるので、詳細な説明を省略し、以下異なる点について詳細に説明する。
【0127】
直交検波および周波数位相誤差補正器3から出力されるI軸のデータai およびQ軸のデータbi は、絶対値回路121,122によりその絶対値が求められ、加算器123へ出力される。加算器123は、両絶対値データを加算し、平均値回路124へ出力する。平均値回路124は、加算器123から出力されるデータ|ai |+|bi |を加算してデータ数nで除算することにより平均値を求め、{( |a0 |+|b0 |)+(|a1 |+|b1 |)+…+(|an |+|bn |)}/nを加算器106へ出力する。
【0128】
リファレンスパターン発生部113aは、多値判別器14dから出力される多値判別信号MDに対応する多値QAM信号の基準値を加算器106へ出力する。加算器106は、平均値回路124から出力されるデータからリファレンスパターン発生部113aから出力される基準値を減算し、積分回路109へ出力する。積分回路109は、入力されるデータを積分してPWM回路111へ出力する。PWM回路111は、|ai |+|bi |の平均値がリファレンスパターン発生部113aから出力される基準値になるようにすなわち多値QAM信号のレベルが多値ごとに予め設定された基準値に応じたレベルになるように、出力するパルス信号のHレベルの幅とLレベルの幅とを変化させ、選択回路112へ出力する。
【0129】
選択回路112は、第5の実施の形態と同様に動作し、多値判別器14dにより多値の値が判別されるまでは、PWM回路110の出力を選択し、多値判別器14dにより多値の値が判別されると、PWM回路111の出力を選択する。
【0130】
なお、リファレンスパターン発生部113aから出力される各多値QAM信号の基準値は、図15から図20に示した各多値QAM信号のデータ(黒丸の部分)間の距離ができるだけ長く、かつ、A/D変換器2で歪まないようなレベルに設定するのが好ましい。
【0131】
上記のように、本実施の形態では、多値QAM信号の多値の値が判別されるまでは、I信号およびQ信号により特定されるデータの原点からの距離を正規化することができるとともに、多値QAM信号の多値の値が判別された後、|ai |+|bi |の平均値を判別された多値の値に適する基準値にすることができる。したがって、本実施の形態でも、第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0132】
【発明の効果】
本発明によれば、直交検波されたI信号およびQ信号を基に多値直交振幅変調信号の多値の値を判別した後、判別された多値の値を基に多値直交振幅変調信号の周波数を補正しているので、多値直交振幅変調信号の多値の値を判別するために周波数誤差が収束するまで待つ必要がなく、多値直交振幅変調信号の多値の値の判別を多値直交振幅変調信号の周波数の補正と独立して短時間に行うことができ、多値直交振幅変調信号の多値の値を短時間に判別して多値直交振幅変調信号の復調処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるQAM復調装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示す多値判別器の構成を示すブロック図
【図3】図2に示す領域判別器および確率計算器の構成を示すブロック図
【図4】図2に示す各リファレンスパターン発生器に用いられる多値QAM信号のリファレンスパターンの一例を示す図
【図5】第2の実施の形態によるQAM復調装置に適用される多値判別器の構成を示すブロック図
【図6】図5に示す4QAM判別部、16QAM判別部、32QAM判別部、64QAM判別部、128QAM判別部、256QAM判別部および判別選択回路の構成を示すブロック図
【図7】第3の実施の形態によるQAM復調装置に適用される多値判別器の構成を示すブロック図
【図8】図7に示す各リファレンスパターン発生器に用いられる多値QAM信号のリファレンスパターンの一例を示す図
【図9】第4の実施の形態によるQAM復調装置に適用される多値判別器の構成を示すブロック図
【図10】図9に示す4QAM判別部、16QAM判別部、32QAM判別部、64QAM判別部、128QAM判別部、256QAM判別部および判別選択回路の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第5の実施の形態によるQAM復調装置の構成を示すブロック図
【図12】図11に示すレベル検出および制御器の構成を示すブロック図
【図13】第6の実施の形態によるQAM復調装置に適用されるレベル検出および制御器の構成を示すブロック図
【図14】従来のQAM復調装置の構成を示すブロック図
【図15】4QAM信号のマッピング図
【図16】16QAM信号のマッピング図
【図17】32QAM信号のマッピング図
【図18】64QAM信号のマッピング図
【図19】128QAM信号のマッピング図
【図20】256QAM信号のマッピング図
【図21】正規化後の4QAM信号のベクトル図
【図22】正規化後の16QAM信号のベクトル図
【図23】正規化後の32QAM信号のベクトル図
【図24】正規化後の64QAM信号のベクトル図
【図25】正規化後の128QAM信号のベクトル図
【図26】正規化後の256QAM信号のベクトル図
【図27】周波数および位相の誤差を検出する原理を説明するための第1の図
【図28】周波数および位相の誤差を検出する原理を説明するための第2の図
【符号の説明】
1 チューナ
2 A/D変換器
3 直交検波および周波数位相誤差補正器
4,5 ロールオフフィルタ
6 波形等化器
7 デマッパー
8 誤り訂正器
9 クロック再生器
10,10a,10b レベル検出および制御器
11 電圧制御水晶発振器
12,13 ローパスフィルタ
14,14a,14b,14c,14d 多値判別器
15 周波数位相誤差検出器
16 数値制御発振器

Claims (12)

  1. 多値直交振幅変調信号を直交検波してI信号およびQ信号を出力する直交検波手段と、
    前記I信号および前記Q信号を基に前記多値直交振幅変調信号の多値の値を判別する多値判別手段と、
    前記多値判別手段により判別された多値の値を基に前記多値直交振幅変調信号の周波数の誤差を検出する周波数誤差検出手段と、
    前記周波数誤差検出手段により検出された誤差に応じて前記多値直交振幅変調信号の周波数を補正する補正手段とを備える復調装置。
  2. 前記多値判別手段は、前記I信号の値の2乗と前記Q信号の値の2乗との加算値をk乗(kは任意の正数)した乗算値が所定の数値範囲内に入る確率を基に前記多値直交振幅変調信号の多値の値を判別することを特徴とする請求項1記載の復調装置。
  3. 前記多値判別手段は、前記乗算値が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率と多値ごとに前記複数の数値範囲の各々に対して予め設定された各基準値との誤差の和を算出し、算出された誤差の和が最小になる多値の値を前記多値直交振幅変調信号の多値の値と判別することを特徴とする請求項2記載の復調装置。
  4. 前記多値判別手段は、前記乗算値が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率が予め設定された基準値を超える場合に当該多値の値を前記多値直交振幅変調信号の多値の値と判別することを特徴とする請求項2記載の復調装置。
  5. 前記多値判別手段は、前記I信号の値のm乗(mは任意の正数)と前記Q信号の値のm乗とを加算した加算値が所定の数値範囲内に入る確率を基に前記多値直交振幅変調信号の多値の値を判別することを特徴とする請求項1記載の復調装置。
  6. 前記多値判別手段は、前記加算値が予め区分された複数の数値範囲の各数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率と多値ごとに前記複数の数値範囲の各々に対して予め設定された各基準値との誤差の和を算出し、算出された誤差の和が最小になる多値の値を前記多値直交振幅変調信号の多値の値と判別することを特徴とする請求項5記載の復調装置。
  7. 前記多値判別手段は、前記加算値が多値ごとに予め選択された数値範囲内に入る確率を算出し、算出された確率が予め設定された基準値を超える場合に当該多値の値を前記多値直交振幅変調信号の多値の値と判別することを特徴とする請求項5記載の復調装置。
  8. 多値直交振幅変調信号を受信し、中間周波数に変換した多値直交振幅変調信号を前記直交検波手段に出力する受信手段と、
    前記多値判別手段により前記多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、前記I信号および前記Q信号を基に前記多値直交振幅変調信号のレベルが正規化されるように前記受信手段の利得を制御し、前記多値判別手段により前記多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、前記多値直交振幅変調信号のレベルが前記多値判別手段により判別された前記多値直交振幅変調信号の多値の値ごとに予め設定された基準値に応じたレベルになるように前記受信手段の利得を制御するレベル制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の復調装置。
  9. 前記レベル制御手段は、前記多値判別手段により前記多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、前記I信号の値の2乗と前記Q信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根を基に前記多値直交振幅変調信号のレベルを制御し、前記多値判別手段により前記多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、前記I信号の値の2乗と前記Q信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根と多値ごとに予め設定された基準値との差を基に前記多値直交振幅変調信号のレベルを制御することを特徴とする請求項8記載の復調装置。
  10. 前記レベル制御手段は、前記多値判別手段により前記多値直交振幅変調信号の多値の値が判別されるまで、前記I信号の値の2乗と前記Q信号の値の2乗とを加算した加算値の平均値の平方根を基に前記多値直交振幅変調信号のレベルを制御し、前記多値判別手段により前記多値直交振幅変調信号の多値の値が判別された後、前記I信号の絶対値と前記Q信号の絶対値とを加算した加算値の平均値と多値ごとに予め設定された基準値との差を基に前記多値直交振幅変調信号のレベルを制御することを特徴とする請求項8記載の復調装置。
  11. 前記受信手段から出力される中間周波数の多値直交振幅変調信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して前記直交検波手段に出力するアナログ/デジタル変換手段と、
    前記I信号および前記Q信号を基に前記アナログ/デジタル変換手段のクロック周波数を制御するクロック周波数制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の復調装置。
  12. 前記直交検波手段から出力される前記I信号および前記Q信号から伝送路で発生した波形の歪みを補正する波形補正手段をさらに備え、
    前記周波数誤差検出手段は、前記多値判別手段により判別された多値の値を基に前記波形補正手段から出力される信号から前記多値直交振幅変調信号の周波数の誤差を検出することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の復調装置。
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