JP4376685B2 - 視線検出装置 - Google Patents

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本発明は、視線検出装置に関する。
従来、例えば赤外線の点光源から眼球に赤外線を照射し、赤外線領域にて撮影可能なカメラによる撮影画像から瞳孔中心および角膜表面における反射像(プルキニエ像)を検出し、瞳孔中心とプルキニエ像との相対位置に基づき視線を検出する際に、複数の検出結果に対する統計的な処理により瞳孔を検出する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−99279号公報
ところで、上記従来技術においては、単に右眼または左眼に対して独立に瞳孔中心およびプルキニエ像を検出するだけであるから、例えば右眼または左眼の撮影画像に局所的な画像劣化や外乱等が生じた場合には、検出精度が低下してしまうという問題が生じる。
また、右眼または左眼毎に独立して瞳孔中心およびプルキニエ像を検出するだけでは、各検出結果の信頼性を判定することができないという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、検出精度および検出結果の信頼性を向上させることが可能な視線検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の視線検出装置は、検出対象者の左右の眼球に赤外線を照射する赤外線照射手段(例えば、実施の形態での赤外線LED23)と、検出対象者の左右の眼球を赤外線領域にて撮影する赤外線撮影手段(例えば、実施の形態での赤外線カメラ22)と、前記赤外線撮影手段の撮影により得られる赤外線画像に基づき、左眼および右眼に対して、角膜表面における赤外線の反射像を検出するプルキニエ像検出手段(例えば、実施の形態でのプルキニエ像検出部35)と、前記赤外線撮影手段の撮影により得られる赤外線画像に基づき、左眼および右眼に対して、虹彩を検出する虹彩検出手段(例えば、実施の形態での虹彩候補検出部34)と、左眼および右眼に対して、前記プルキニエ像検出手段にて検出される前記反射像と前記虹彩検出手段にて検出される前記虹彩との相対位置状態を検出する位置状態検出手段(例えば、実施の形態でのベクトル算出部36)と、前記位置状態検出手段にて検出される左眼の前記相対位置状態と右眼の前記相対位置状態とに基づき、検出対象者の視線を検出する視線検出手段(例えば、実施の形態での視線算出部38)と、前記位置状態検出手段にて検出される左眼の複数の各前記相対位置状態と、前記位置状態検出手段にて検出される右眼の複数の各前記相対位置状態との間の相似性を判定する相似性判定手段(例えば、実施の形態での相似性判定部37)とを備え、前記位置状態検出手段は、前記相似性判定手段の判定結果において最も相似性が高いと判定された左眼および右眼の各相対位置状態に対応する前記反射像および前記虹彩に基づき検出対象者の視線を検出することを特徴としている。
上記構成の視線検出装置によれば、左眼での反射像と虹彩との相対位置状態と、右眼での反射像と虹彩との相対位置状態とに基づき、検出対象者の視線を検出することから、視線の検出精度および検出結果に対する信頼性を向上させることができる。
上記構成の視線検出装置によれば、最も相似性が高いと判定された左眼および右眼の各反射像と虹彩との相対位置状態に対応する反射像および虹彩に基づき検出対象者の視線を検出することから、視線の検出精度および検出結果に対する信頼性を向上させることができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の視線検出装置では、前記相似性判定手段は、前記反射像の中心位置と前記虹彩の中心位置との間のベクトル(例えば、実施の形態での左眼ベクトルνlpq、右眼ベクトルνrij)の大きさおよび方向に基づき前記相似性を判定することを特徴としている。
上記構成の視線検出装置によれば、左眼および右眼の各ベクトルの大きさおよび方向が最も類似する場合に、左眼および右眼の各反射像と虹彩との相対位置状態の相似性が最も高いと判定することができ、判定処理が複雑化することを抑制しつつ、視線の検出精度および検出結果に対する信頼性を向上させることができる。
本発明の視線検出装置によれば、左眼での反射像と虹彩との相対位置状態と、右眼での反射像と虹彩との相対位置状態とに基づき、検出対象者の視線を検出することから、視線の検出精度および検出結果に対する信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る視線検出装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による視線検出装置10は、例えば図1に示すように、自車両の運転者の視線を検出するためにCPU等を含む電子回路により構成された検出制御装置11と、視線センサ12を備えて構成されている。
視線センサ12は、例えば図2に示すように、車室内のインストルメントパネルやダッシュボード上部等に設けられ、例えばCCDカメラやC−MOSカメラ等の赤外線領域にて撮影可能な赤外線カメラ22と、運転者の眼球に向けて互いに異なる方向から赤外線を照射する複数の赤外線発光ダイオード(赤外線LED)23と、赤外線画像処理部24とを備えて構成されている。
赤外線カメラ22は、検出制御装置11の制御により赤外線LED23から運転者の眼球に向けて照射された赤外線の反射を撮影する。
赤外線画像処理部24は、赤外線カメラ22により撮影して得た赤外線画像に対して、例えばフィルタリングや二値化処理等の所定の画像処理を行い、二次元配列の画素からなる画像データを生成して検出制御装置11へ出力する。
検出制御装置11は、赤外線LED23の発光状態を制御する発光制御部32と、視線センサ12から赤外線画像の画像データが入力される右眼・左眼抽出部33と、虹彩候補検出部34と、プルキニエ像検出部35と、ベクトル算出部36と、相似性判定部37と、視線算出部38とを備えて構成されている。
右眼・左眼抽出部33は、視線センサ12から入力される赤外線画像の画像データに対して、例えば右眼および左眼を検知対象物とした特徴量算出および形状判別等の認識処理を行い、右眼および左眼の各画像データを抽出し、虹彩候補検出部34およびプルキニエ像検出部35へ出力する。
なお、画像データの認識処理において、特徴量算出の処理では、例えば二値化処理後の画像データに対して、画素の連続性に基づく検知対象物の抽出およびラベリングを行い、抽出した検知対象物の重心および面積および外接四角形の縦横比等を算出する。また、形状判別の処理では、例えば予め記憶している所定パターン(例えば輪郭等)に基づき画像データ上の検索を行い、所定パターンとの類似性に応じて検知対象物を抽出する。
虹彩候補検出部34は、右眼・左眼抽出部33にて抽出した右眼および左眼の各画像データに対して、先ず、例えば図3から図5に示すように、眼球および眼球近傍の適宜の位置を中心40aとした適宜の半径の円内を走査領域40として、この走査領域40内の各画素の輝度値に基づき、径方向に沿った平均輝度の変化を検出する。そして、この平均輝度の径方向に沿った変化から平均輝度の最大値を検出し、検出した最大値を、この走査領域40の中心40aの位置座標における輝度スコアとして設定する。そして、例えば図6に示すような、右眼および左眼の各画像データ内における輝度スコアの位置分布に基づき、虹彩候補41の虹彩中心41aおよび虹彩半径を検出する。
あるいは、虹彩候補検出部34は、例えば図3から図5に示すように、平均輝度の径方向に沿った変化から、平均輝度の変化率(つまり、半径に関する平均輝度の微分)の径方向に沿った変化を算出し、この平均輝度の変化率の径方向に沿った変化に基づき、虹彩候補の虹彩中心および虹彩半径を検出する。例えば図3に示すように走査領域40内に眼球42が存在しない場合には、平均輝度および平均輝度の変化率の径方向に沿った変化がゼロあるいは相対的に小さくなる。また、例えば図4に示すように走査領域40の中心40aが強膜43上に位置し、走査領域40内に強膜43および虹彩44が存在する場合には、強膜43から虹彩44へと向かうことに伴い平均輝度が低下し、強膜43と虹彩44との境界位置において平均輝度の変化率が極小となる。また、例えば図5に示すように走査領域40内に虹彩44が存在し、走査領域40の中心40aが瞳孔45上に位置する場合には、瞳孔45において平均輝度が相対的に低下した状態から、虹彩44において平均輝度が増大し、瞳孔45と虹彩44との境界位置において平均輝度の変化率が極大となる。
そして、虹彩候補検出部34は、検出した右眼および左眼の各虹彩候補41,…,41の各虹彩中心41a,…,41aの位置座標をベクトル算出部36へ出力する。
プルキニエ像検出部35は、右眼・左眼抽出部33にて抽出した右眼および左眼の各画像データに対して、角膜表面における赤外線の反射像であるプルキニエ像46の中心位置46aを検出し、検出した右眼および左眼の各プルキニエ像46,…,46の中心位置46a,…,46aの位置座標をベクトル算出部36へ出力する。
プルキニエ像検出部35は、右眼および左眼の各画像データに対して、適宜の走査領域内の各画素の輝度値に基づき、例えば図7(a)に示すように適宜の走査線L上における輝度の位置分布を検出し、例えば図7(b)に示すように、輝度が相対的に高い位置をプルキニエ像46の中心位置46aとして設定する。
ベクトル算出部36は、例えば、図8に示すように、虹彩候補検出部34にて検出した右眼および左眼の各虹彩候補41,…,41の虹彩中心41a,…,41aの位置座標と、プルキニエ像検出部35にて検出した右眼および左眼の各プルキニエ像46,…,46の中心位置46a,…,46aの位置座標とに基づき、各右眼および左眼毎に、例えば下記数式(1)および数式(2)に示すように、各虹彩候補41の虹彩中心41aから各プルキニエ像46の中心位置46aへと向かう各複数の右眼ベクトルνrijおよび左眼ベクトルνlpqを算出する。なお、各係数i,j,p,qは、1≦i≦m、1≦j≦n、1≦p≦m、1≦q≦nを満たす自然数であって、自然数nは各右眼および左眼毎に検出された虹彩候補41の個数であり、自然数mは各右眼および左眼毎に検出されたプルキニエ像46の個数である。
Figure 0004376685
Figure 0004376685
相似性判定部37は、ベクトル算出部36にて算出された各複数の右眼ベクトルνrijおよび左眼ベクトルνlpqに対して、右眼および左眼の各眼球の位置状態の相似性を判定する。
例えば、相似性判定部37は、下記数式(3)にて記述される関数f(θ)ijpqが最大、つまり右眼ベクトルνrijおよび左眼ベクトルνlpqの大きさおよび方向が最も同等に近くなる場合の各係数i,j,p,qを抽出する。
なお、例えば図9に示すように、下記数式(3)において右眼ベクトルνrijと左眼ベクトルνlpqとのなす角をθとした。
Figure 0004376685
例えば図10(a)に示すように、右眼および左眼の各虹彩44,44および各プルキニエ像46,46の位置状態の相似性が相対的に高い場合、つまり右眼および左眼の各眼球42,42の位置状態の相似性が相対的に高いと判定される場合においては、上記数式(3)において関数f(θ)ijpqが相対的に大きな値となる。
一方、例えば図10(b)に示すように、右眼および左眼の各プルキニエ像46,46の位置状態の相似性が相対的に高いものの、各虹彩44,44の位置状態の相似性が相対的に低い場合、つまり右眼および左眼の各眼球42,42の位置状態の相似性が相対的に低いと判定される場合においては、上記数式(3)において関数f(θ)ijpqが相対的に小さな値となる。
赤外線視線算出部38は、相似性判定部37にて抽出された各係数i,j,p,qに対応する右眼および左眼の各虹彩候補41,41および各プルキニエ像46,46に基づき、運転者の視線ベクトル(視線方向)を算出し、さらに、この視線ベクトルに基づき、視線の対象位置を算出する。この赤外線視線算出部38による認識処理では、各右眼および左眼毎に、例えばプルキニエ像46の中心位置46aと虹彩候補41の虹彩中心41aとの相対距離に基づき視線ベクトルを算出する。
本実施の形態による視線検出装置10は上記構成を備えており、次に、この視線検出装置10の動作について説明する。
例えば図11に示すステップS01においては、赤外線LED23により運転者の眼球に向けて赤外線を照射した際に赤外線カメラ22により撮影して得た赤外線画像を取得する。
そして、ステップS02においては、赤外線画像の画像データに対して、例えば右眼および左眼を検知対象物とした特徴量算出および形状判別等の認識処理を行い、右眼および左眼の各画像データを抽出する。
そして、ステップS03においては、右眼および左眼の各画像データから、各右眼および左眼毎に、虹彩候補41,…,41の虹彩中心41a,…,41aおよび虹彩半径を検出する。
そして、ステップS04においては、右眼および左眼の各画像データから、各右眼および左眼毎に、プルキニエ像46,…,46の中心位置46a,…,46aを検出する。
そして、ステップS05においては、検出した右眼および左眼の各虹彩候補41,…,41の虹彩中心41a,…,41aの位置座標と、検出した右眼および左眼の各プルキニエ像46,…,46の中心位置46a,…,46aの位置座標とに基づき、各右眼および左眼毎に、複数の右眼ベクトルνrijおよび左眼ベクトルνlpqを算出する
そして、ステップS06においては、複数の右眼ベクトルνrijおよび左眼ベクトルνlpqに対して、後述する相似性判定処理を実行する。
そして、ステップS07においては、相似性判定処理にて記憶された各係数i,j,p,qに対応する右眼および左眼の各虹彩候補41,41および各プルキニエ像46,46に基づき、運転者の視線ベクトル(視線方向)を算出し、さらに、この視線ベクトルに基づき、視線の対象位置を算出し、一連の処理を終了する。
以下に、上述したステップS06における相似性判定処理について説明する。
先ず、例えば図12に示すステップS11においては、各係数i,j,p,qに1を設定すると共に、定数f(θ)maxに−1未満の値を設定して、初期化処理を行う。
次に、ステップS12においては、各係数i,j,p,qに応じた関数f(θ)ijpqが定数f(θ)maxよりも大きいか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS15に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS13に進む。
ステップS13においては、定数f(θ)maxとして、この時点での関数f(θ)ijpqの値を設定する。
そして、ステップS14においては、この時点での各係数i,j,p,qを記憶する。
次に、ステップS15においては、係数pに1を加算して得た値(p+1)を、新たに係数pとして設定する。
次に、ステップS16においては、係数pが各右眼および左眼毎に検出されたプルキニエ像46の個数である自然数m以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS12に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS17に進む。
ステップS17においては、係数pに1を設定して、初期化処理を行う
次に、ステップS18においては、係数qに1を加算して得た値(q+1)を、新たに係数qとして設定する。
次に、ステップS19においては、係数pが各右眼および左眼毎に検出された虹彩候補41の個数である自然数n以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS12に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS20に進む。
ステップS20においては、係数p,qに1を設定して、初期化処理を行う
次に、ステップS21においては、係数iに1を加算して得た値(i+1)を、新たに係数iとして設定する。
次に、ステップS22においては、係数iが各右眼および左眼毎に検出されたプルキニエ像46の個数である自然数m以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS12に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS23に進む。
ステップS23においては、係数p,q,iに1を設定して、初期化処理を行う
次に、ステップS24においては、係数jに1を加算して得た値(j+1)を、新たに係数jとして設定する。
次に、ステップS25においては、係数jが各右眼および左眼毎に検出された虹彩候補41の個数である自然数n以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS12に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS26に進む。
ステップS20においては、係数p,q,i、jに1を設定して、初期化処理を行う
上述したように、本実施の形態による視線検出装置10によれば、左眼でのプルキニエ像46と虹彩候補41との相対位置状態(つまり、左眼ベクトルνlpq)と、右眼でのプルキニエ像46と虹彩候補41との相対位置状態(つまり、右眼ベクトルνrij)とに基づき、運転者の視線を検出することから、視線の検出精度および検出結果に対する信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る視線検出装置の構成図である。 図1に示す視線センサを搭載した車両を示す斜視図である。 右眼および左眼の各画像データにおける走査領域と右眼および左眼との相対位置の一例を示す図である。 右眼および左眼の各画像データにおける走査領域と右眼および左眼との相対位置の一例を示す図である。 右眼および左眼の各画像データにおける走査領域と右眼および左眼との相対位置の一例を示す図である。 右眼および左眼の各画像データ内における輝度スコアの位置分布の一例を示す図である。 図7(a)は右眼および左眼の各画像データにおける走査領域と右眼および左眼との相対位置の一例を示す図であり、図7(b)は適宜の走査線L上における輝度の位置分布の一例を示す図である。 右眼および左眼の各画像データにおける各虹彩候補と各プルキニエ像との一例を示す図である。 右眼ベクトルνrijおよび左眼ベクトルνlpqの一例を示す図である。 図10(a),(b)は右眼および左眼の各画像データにおける右眼および左眼の各眼球の位置状態の例を示す図である。 図1に示す視線検出装置の動作を示すフローチャートである。 図11に示す相似性判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 視線検出装置
22 赤外線カメラ(赤外線撮影手段)
23 赤外線LED(赤外線照射手段)
34 虹彩候補検出部(虹彩検出手段)
35 プルキニエ像検出部(プルキニエ像検出手段)
36 ベクトル算出部(位置状態検出手段)
37 相似性判定部(相似性判定手段)
38 視線算出部(視線検出手段)

Claims (2)

  1. 検出対象者の左右の眼球に赤外線を照射する赤外線照射手段と、
    検出対象者の左右の眼球を赤外線領域にて撮影する赤外線撮影手段と、
    前記赤外線撮影手段の撮影により得られる赤外線画像に基づき、左眼および右眼に対して、角膜表面における赤外線の反射像を検出するプルキニエ像検出手段と、
    前記赤外線撮影手段の撮影により得られる赤外線画像に基づき、左眼および右眼に対して、虹彩を検出する虹彩検出手段と、
    左眼および右眼に対して、前記プルキニエ像検出手段にて検出される前記反射像と前記虹彩検出手段にて検出される前記虹彩との相対位置状態を検出する位置状態検出手段と、
    前記位置状態検出手段にて検出される左眼の前記相対位置状態と右眼の前記相対位置状態とに基づき、検出対象者の視線を検出する視線検出手段と
    前記位置状態検出手段にて検出される左眼の複数の各前記相対位置状態と、前記位置状態検出手段にて検出される右眼の複数の各前記相対位置状態との間の相似性を判定する相似性判定手段とを備え、
    前記位置状態検出手段は、前記相似性判定手段の判定結果において最も相似性が高いと判定された左眼および右眼の各相対位置状態に対応する前記反射像および前記虹彩に基づき検出対象者の視線を検出することを特徴とする視線検出装置。
  2. 前記相似性判定手段は、前記反射像の中心位置と前記虹彩の中心位置との間のベクトルの大きさおよび方向に基づき前記相似性を判定することを特徴とする請求項1に記載の視線検出装置。
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