JP4375645B2

JP4375645B2 - Method of manufacturing soil for direct supporting ground of structures

Info

Publication number: JP4375645B2
Application number: JP2001184869A
Authority: JP
Inventors: 健二中野; 智晴大西; 大三道前
Original assignee: Fudo Tetra Corp
Current assignee: Fudo Tetra Corp
Priority date: 2001-06-19
Filing date: 2001-06-19
Publication date: 2009-12-02
Anticipated expiration: 2021-06-19
Also published as: JP2002371588A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物建設現場において発生した残土を処理して得られる、構造物の基礎を直接支持する処理土、その製造方法及び構造物直接支持地盤を提供するものである。
【０００２】
【従来の技術】
構造物の基礎を直接支持する地盤は、通常、良好な支持地盤の上に覆設され、体積収縮やクラックの発生の無い、所定の強度以上のものが要求される。従来、この構造物の基礎を直接支持する地盤には、ラップルコンクリートが適用されている。ラップルコンクリートの施工は、良好な支持地盤上の軟弱土を掘削し、当該部分に充填して行われる置換工法である。
【０００３】
この場合、掘削土は全て建設発生土として処理しなければならず、産業廃棄物として処分する場合、環境負荷の点で問題がある。また、特開平７−８２９８４号公報には、建設残土を埋め戻し材として適用する流動化処理工法が提案されている。しかし、該流動化処理工法における流動化処理土は、地下空洞や狭い空間の埋め戻しや充填が主であり、構造物の基礎を直接支持する地盤への適用を目的としたものではない。従って、構造物の基礎を直接支持する地盤からの掘削土を被処理土とし、これから体積収縮やクラックの発生の無い、所定の強度以上の構造物の基礎を直接支持する地盤に適用可能な処理土が得られれば、環境負荷が軽減できると共に、高品質の構造物直接支持地盤が得られて極めて都合がよい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、建設予定の構造物の基礎を直接支持する地盤からの掘削土を被処理土とし、これを処理して得られる体積収縮やクラックの発生の無い、所定の強度を有する高品質の処理土、その製造方法及び構造物直接支持地盤を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは鋭意検討を行った結果、建設予定の構造物の基礎を直接支持する地盤からの掘削土を被処理土とし、特定の処理を施し、且つ特定の強度基準を満たしたものが、体積収縮やクラックの発生が無く、高品質の構造物直接支持地盤として使用できることなどを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】
すなわち、本発明は、構造物建設発生土を被処理土とし、該被処理土に水を加えて解泥して原泥水を得、次いで、該原泥水を篩にかけて最大粒径が１０〜２０ｍｍの調整泥水を得る第１泥水製造工程と、該調整泥水に砂質土を加えて、密度１．４５±０．２ｔｏｎ/ｍ^３の泥水を得る第２泥水製造工程と、該泥水にセメント系固化材を加えて密度１．７０±０．３ｔｏｎ/ｍ^３、フロー値１６０±４０ｍｍ、ブリージング率１．０％以下の流動化処理土を得る流動化処理土製造工程と、を有する構造物直接支持地盤用処理土の製造方法を提供するものである。
【０００８】
また、本発明は、前記処理土を前記構造物の基礎を直接支持する地盤部分に充填して得られるものであって、一軸圧縮強度が５００〜３０００KN/m² であることを特徴とする構造物直接支持地盤を提供するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る構造物直接支持地盤用処理土を図１〜図３を参照して説明する。図１は本例の構造物直接支持地盤用処理土を製造する工程を説明する図、図２は直接基礎が浅い構造物の地中部分を示し、図３は直接基礎が深い構造物の地中部分を示す。
【００１０】
本発明の構造物直接支持地盤用処理土は、構造物建設発生土から得られた泥水に、砂質土及びセメント系固化材を加えて得られる、密度１．７０±０．３ton/m³、フロー値１６０±４０mm、ブリージング率１．０％以下の流動化処理土である。密度、フロー値及びブリージング率が前記範囲にある流動化処理土は、構造物建設予定場所の直下にある所定の良好な支持地盤上に充填する際、円滑な充填を行うことができると共に、固化後は、体積収縮やクラックの発生が無い、所定の圧縮強度を有する高品質の構造物直接支持地盤とすることができる。構造物建設発生土は、例えば、図２に示すような良好な支持地盤１２と建設予定の構造物の直接基礎１４ａとの間に存在する軟弱地盤であり、従来、構造物の直接支持地盤としてラップルコンクリートを使用する場合には、産業廃棄物などとして処分されていたものである。従って、発生土の種類によって土質が異なり一定しないものである。
【００１１】
フロー値は、JHS A 313-1992「エアモルタル及びエアミルクの試験方法」の１．２シリンダー法によって求められるもので、土の流動性を示す指標である。また、ブリージング率は泥水にセメント系固化材を加えて攪拌した後に、処理土から滲みだす水の量を示す指標であり、JSCE-1986 「プレパックドコンクリートの注入モルタルのブリージング率及び膨張率試験方法」に準拠して求められる。
【００１２】
本発明の構造物直接支持地盤用処理土は、例えば、次に示す方法で製造される。すなわち、構造物建設発生土を被処理土とし、該被処理土に水を加えて解泥して原泥水を得、次いで、該原泥水を篩にかけてＤ_MAXが１０〜２０mmの調整泥水を得る第１泥水製造工程と、該調整泥水に砂質土を加えて、密度１．４５±０．２ton/m³の泥水を得る第２泥水製造工程と、該泥水にセメント系固化材を加えて密度１．７０±０．３ton/m³、フロー値１６０±４０mm、ブリージング率１．０％以下の流動化処理土を得る流動化処理土製造工程と、を有する方法である。以下、各工程毎に説明する。
【００１３】
（第１泥水製造工程）
構造物建設発生土は前述の軟弱土であり、掘削された軟弱土は、例えば、プラントに搬入される。第１泥水製造工程は該軟弱土に水を加えて解泥して原泥水を得、次いで、該原泥水を篩にかけて調整泥水を得る工程である。本例では、解泥槽１で構造物建設発生土と水道水を混合し、必要に応じて攪拌混合を行う。構造物建設発生土に対する水道水の配合量は、特に制限されず、解泥するに必要な量で、且つ過度に大量にならない範囲で適宜に決定される。また、粒径が１５０mm以上の大きな塊状物は手やショベルで予め除去しておけばよい。この解泥を行うことにより、次いで行われる篩い分けがし易くなる。
【００１４】
解泥槽１で解泥された原泥水は、その全量が振動篩機２に供給される。振動篩機２は、例えば、篩目が１０〜２０mm角、本例では１３mm角の所定の強度を有する金網を枠体に取り付けた平面型のもので、枠体を振動機に載置したものが使用できる。本例ではこの振動篩機２をやや傾斜して設置し、振動篩機２の上方に原泥水の全量を流し込む。原泥水は振動篩機２の振動と傾斜により下方に移動しつつ篩分けされる。この操作により、篩下としてＤ_MAXが１０〜２０mm、本例では１３mm以下の中礫、細礫、粗砂、中砂、細砂、シルト、粘土及び水が貯泥槽４に採取される。また、篩上として粒径１０〜２０mmを越えるもの、本例では１３mmを越える中礫、粗礫などがベルトコンベア３に採取され、場外搬出される。貯泥槽４に採取された篩下は、攪拌機５ａの混合により混合された後、ポンプ６ａにより、調整槽７に送られる。
【００１５】
（第２泥水製造工程）
第２泥水製造工程は、調整泥水に砂質土９を加えて、密度１．４５±０．２ton/m³の泥水を得る工程である。この泥水において、密度が上記範囲外であると、その後固化材を適量配合しても、これを構造物直接支持地盤に適用した場合、体積収縮やクラックが発生し易くなったりすると共に、所定の強度が得られないものとなってしまう。具体的には、調整槽７に送られた調整泥水に砂質土９を加え、モニタリングを行いつつ、上記密度の範囲に調製する。該砂質土９は粒径０．０７５〜２．０mmの細砂、中砂及び粗砂を含むもので、前記構造物建設発生土から製造される砂質土であっても、別の良質な土から製造される砂質土であってもよい。構造物建設発生土から製造される砂質土の場合、通常、前記調整泥水を更に、濾過装置にかけて得ることができる。構造物建設発生土由来の砂質土を使用すれば、構造物建設発生土の利用率が更に高まり、環境負荷を一層低減できる。本工程で得られる泥水は、密度の他、フロー値などの物性を求め、これとセメント系固化材配合後の物性との関係を把握し、当該データを蓄積し、これを有効利用すれば、効率よく且つ安定した品質の構造物直接支持地盤用の処理土が得られる。また、第２泥水製造工程は、別途の調整槽７を設けることなく、第１泥水製造工程の貯泥槽４をそのまま使用し、貯泥槽４の調整泥水に砂質土を配合する方法で行ってもよい。
【００１６】
（流動化処理土製造工程）
流動化処理土製造工程は、第２泥水製造工程で得られた泥水にセメント系固化材１０を加えて、密度１．７０±０．３ton/m³、フロー値１６０±４０mm、ブリージング率１．０％以下の流動化処理土を得る工程である。また、本流動化処理土は、密度１．７０±０．２ton/m³、フロー値１６０±３０mm、ブリージング率０．８％以下のものがより好ましい。当該方法で得られる流動化処理土は、上記の特定の密度、フロー値及びブリージング率を有するため、これを構造物建設予定場所の直下にある所定の良好な支持地盤上に充填する際、円滑な充填を行うことができると共に、固化後は、体積収縮やクラックの発生が無い、所定の圧縮強度を有する高品質の構造物直接支持地盤とすることができる。具体的には、調合槽８に送られた泥水にセメント系固化材１０を加え、モニタリングを行いつつ、上記物性値の範囲に調製する。また、作製した流動化処理土の配合試験の結果、必要な強度が得られ難いと判断される場合には、スラグ等の骨材を配合してもよい。セメント系固化材１０としては、特に制限されず、公知の流動化処理工法で使用されるものが適用できる。流動化処理土製造工程は、調合槽８を使用することなく、前記第２泥水製造工程における調整槽７において実施してもよい。すなわち、調整槽７において砂質土９を配合した後、セメント系固化材１０を続いて配合してもよい。また、前記第１泥水製造工程における貯泥槽４において、前記第２泥水製造工程及び流動化処理土製造工程を実施してもよい。
【００１７】
流動化処理土の調合強度の設定は、品質基準強度を目標値とし、構造物建設発生土の土質、調整泥水や泥水の物性及びセメント系固化材などを考慮し、配合量などが適宜決定されるが、流動化処理土の調合強度を次の計算方法により決定すれば、十分な強度の構造物直接支持地盤をより安定して得ることができる。
【００１８】
Ｆ＝０．８５（Ｆ_q＋Ｔ）＋３σ （１）
Ｆ_q＝αＦ_c （２）
（式中、Ｆは流動化処理土の調合強度（kN/m²)を示し、Ｆ_qは流動化処理土の品質基準強度（kN/m²)を示し、Ｔは流動化処理土の強度管理の材齢を２８日とした場合の打ち込みから２８日までの予想平均気温による強度の補正値を示し、品質基準強度がＦ_q＝２０００kN/m²以下の場合には表１による。σは流動化処理土の強度の標準偏差（kN/m²)で、０．１５Ｆ_qに等しい。Ｆ_cは設計基準強度（kN/m²)を示し、αは現場搬入時の強度の割増係数で、１．２を示す。）
【００１９】
【表１】

【００２０】
例えば、設計基準強度Ｆ_cが１５００kN/m²で、流動化処理土の打ち込みから２８日までの期間の予想平均気温が１５℃の場合、品質基準強度Ｆ_qは１８００kN/m²であり、これを上記（１）式に代入して、流動化処理土の調合強度をＦ＝０．８５（１８００＋３００）＋３（０．１５×１８００）＝２５９５kN/m²とすればよい。
【００２１】
本発明の構造物直接支持地盤は、前記流動化処理土を前記構造物の基礎を直接支持する地盤部分に充填して得られるものであって、一軸圧縮強度が５００〜３０００KN/m² （５．０〜３０．０kgf/cm²）である。すなわち、上記方法で製造された流動化処理土は、例えば、アジテータ車により現場に搬入し、ポンプ車又は直接充填により、構造物建設予定の直下にある所定の良好な支持地盤上に充填される。
【００２２】
掘削による構造物現場発生土の搬出から構造物の直接基礎の造成までを図２及び図３を参照して説明する。図２に示すように構造物の直接基礎１４ａが浅い場合、所定の良好な支持地盤１２上の構造物基礎造成予定領域について、逆台形状の掘削が行われる。掘削土は前述の如く、プラントへの搬出、前記流動化処理土の調合を経て、アジテータ車により現場に搬入され、構造物建設予定の直下にある所定の良好な支持地盤上、すなわち、符号１１ａの斜線部分に充填される。所定期間経過後、固化した高品質の構造物直接支持地盤１１ａ上に構造物の基礎１４ａが造成され、その後、前記の掘削土の一部を埋め戻し土１３として、構造物の基礎１４ａ周りに埋め戻し、基礎工事を終了する。一方、図３に示すように、地下階４１があり、構造物の直接基礎１４ｂが深い場合、山留め板１５が計画されており、所定の良好な支持地盤１２上の構造物基礎造成予定領域について掘削が行われる。掘削土のプラントへの搬出、流動化処理土の調合、符号１１ｂの斜線部分への充填方法などは、図２の場合と同様である。このような方法で造成された後の構造物直接支持地盤１１ａ、１１ｂは体積収縮やクラックの発生がなく、長期間に亘って安定して構造物を支持することができる。
【００２３】
【発明の効果】
本発明の処理土は、建設予定の構造物の基礎を直接支持する地盤からの掘削土を被処理土としており、その大部分が有効利用できるため、産業廃棄物などとして処分するものが減り、環境負荷を低減できる。また、処理土は比較的簡易な方法で得られるため、コストの上昇を抑えることができる。また、造成された構造物直接支持地盤は、体積収縮やクラックの発生の無い、所定の強度を有する高品質なものであるため、長期間に亘って安定して構造物を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本例の構造物直接支持地盤用処理土を製造する工程を説明する図である。
【図２】直接基礎が浅い構造物の地中部分を示す図である。
【図３】直接基礎が深い構造物の地中部分を示す図である。
【符号の説明】
１解泥槽
２振動篩機
３ベルトコンベア
４貯泥槽
５ａ、５ｂ、５ｃ攪拌機
６ａ、６ｂポンプ
７調整槽
８調合槽
９砂質土
１０セメント系固化材
１１ａ、１１ｂ構造物直接支持地盤
１２良好な支持地盤
１３埋め戻し土
１４ａ浅い直接基礎
１４ｂ深い直接基礎
１５山留め板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a treated soil that directly supports a foundation of a structure obtained by treating residual soil generated at a structure construction site, a manufacturing method thereof, and a structure direct support ground.
[0002]
[Prior art]
The ground directly supporting the foundation of the structure is usually required to have a predetermined strength or higher, which is covered on a good supporting ground and does not cause volume shrinkage or cracks. Conventionally, wrinkle concrete has been applied to the ground directly supporting the foundation of this structure. The construction of the wrinkle concrete is a replacement method that is performed by excavating soft soil on a good supporting ground and filling the portion.
[0003]
In this case, all of the excavated soil must be treated as construction generated soil, and when disposed as industrial waste, there is a problem in terms of environmental load. Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-82984 proposes a fluidization treatment method in which construction residual soil is applied as a backfill material. However, the fluidized soil in the fluidized treatment method is mainly used for backfilling and filling underground cavities and narrow spaces, and is not intended for application to the ground directly supporting the foundation of the structure. Therefore, excavated soil from the ground that directly supports the foundation of the structure is treated soil, and treatment applicable to the ground that directly supports the foundation of the structure with a predetermined strength or higher without volume shrinkage or cracking. If soil is obtained, the environmental load can be reduced, and a high-quality structure direct support ground can be obtained, which is very convenient.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a predetermined strength without volume shrinkage and occurrence of cracks obtained by treating excavated soil from the ground directly supporting the foundation of the structure to be constructed and treating it. An object of the present invention is to provide a high-quality treated soil, a manufacturing method thereof, and a structure direct support ground.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In such a situation, the present inventors have conducted intensive studies, and as a result, excavated soil from the ground that directly supports the foundation of the structure to be constructed is treated soil, subjected to specific treatment, and specified strength standards. As a result, it was found that the filled material can be used as a high-quality structure directly supporting ground without causing volume shrinkage and cracks, and the present invention has been completed.
[0007]
That is , in the present invention, the structure construction generated soil is treated soil, water is added to the treated soil to thaw to obtain raw mud water, and then the raw mud water is sieved to have a maximum particle size of 10 to 20 mm. The first mud production process for obtaining the adjusted mud, the second mud production process for adding the sandy soil to the adjusted mud to obtain the mud having a density of 1.45 ± 0.2 ton / m ³ , and the mud A fluidized treated soil manufacturing process for obtaining a fluidized treated soil having a density of 1.70 ± 0.3 ton / m ³ , a flow value of 160 ± 40 mm, and a breathing rate of 1.0% or less by adding a solidified material directly The manufacturing method of the processing soil for support ground is provided.
[0008]
Further, the present invention is obtained by filling the treated soil into a ground portion that directly supports the foundation of the structure, and has a uniaxial compressive strength of 500 to 3000 KN / m ^2. It provides a direct support ground.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The structure direct support ground processing soil according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a diagram for explaining the process of manufacturing the soil for directly supporting the structure of this example, FIG. 2 shows the underground portion of the structure with a shallow direct foundation, and FIG. 3 shows the ground of the structure with a deep direct foundation. The middle part is shown.
[0010]
The structure direct support ground treated soil of the present invention has a density of 1.70 ± 0.3 ton / m ³ obtained by adding sandy soil and cement-based solidifying material to muddy water obtained from the structure construction generated soil. , Fluidized soil with a flow value of 160 ± 40 mm and a breathing rate of 1.0% or less. The fluidized soil whose density, flow value, and breathing rate are in the above ranges can be smoothly filled and solidified when filling on a predetermined good support ground immediately below the planned construction site. After that, a high-quality structure directly supporting ground having a predetermined compressive strength without causing volume shrinkage and cracks can be obtained. The structure construction generated soil is, for example, soft ground existing between a good support ground 12 as shown in FIG. 2 and a direct foundation 14a of a structure to be constructed, and conventionally, as a direct support ground of a structure. When using the wrinkle concrete, it was disposed of as industrial waste. Therefore, the soil quality varies depending on the type of generated soil and is not constant.
[0011]
The flow value is determined by the 1.2 cylinder method of JHS A 313-1992 “Testing methods for air mortar and air milk” and is an index indicating the fluidity of soil. Breathing rate is an indicator of the amount of water that exudes from the treated soil after the cement-based solidified material is added to the mud and stirred. JSCE-1986 Is required in accordance with
[0012]
The structure soil for structure direct support ground of the present invention is manufactured, for example, by the following method. That is, the structure construction generated soil is treated soil, water is added to the treated soil to thaw to obtain raw mud water, and then the raw mud water is sieved to obtain adjusted mud water having a D _MAX of 10 to 20 mm. A first muddy water production process, a second muddy water production process for adding a sandy soil to the adjusted muddy water to obtain a muddy water having a density of 1.45 ± 0.2 ton / m ³ , and a cement-based solidifying material added to the muddy water A fluidized soil production process for obtaining a fluidized soil having a density of 1.70 ± 0.3 ton / m ³ , a flow value of 160 ± 40 mm, and a breathing rate of 1.0% or less. Hereinafter, each step will be described.
[0013]
(First muddy water production process)
The structure construction generated soil is the aforementioned soft soil, and the excavated soft soil is carried into a plant, for example. The first mud water production step is a step of adding water to the soft soil to thaw and obtain raw mud water, and then sieving the raw mud water to obtain adjusted mud water. In this example, the structure construction generated soil and tap water are mixed in the mud tank 1 and agitated and mixed as necessary. The blending amount of tap water with respect to the construction construction soil is not particularly limited, and is appropriately determined within a range that is necessary for thawing and does not become excessively large. A large lump with a particle size of 150 mm or more may be removed in advance with a hand or an excavator. By performing this defatting, the subsequent sieving is facilitated.
[0014]
The entire amount of the raw mud that has been thawed in the thaw tank 1 is supplied to the vibrating screen machine 2. The vibration sieve machine 2 is a flat type in which a wire mesh having a predetermined strength of 10 to 20 mm square, in this example 13 mm square, is attached to the frame body, and the frame body is placed on the vibrator. Can be used. In this example, the vibrating screen 2 is installed with a slight inclination, and the entire amount of raw mud water is poured above the vibrating screen 2. The raw mud water is sieved while moving downward by the vibration and inclination of the vibration sieve machine 2. By this operation, medium gravel, fine gravel, coarse sand, medium sand, fine sand, silt, clay and water having a D _MAX of 10 to 20 mm, in this example, 13 mm or less are collected in the mud storage tank 4 as a sieve. In addition, those having a particle size exceeding 10 to 20 mm on the sieve, in this example, medium gravel and coarse gravel exceeding 13 mm are collected on the belt conveyor 3 and carried out of the field. The sieve below collected in the mud storage tank 4 is mixed by mixing with the stirrer 5a, and then sent to the adjustment tank 7 by the pump 6a.
[0015]
(Second muddy water production process)
The second muddy water production process is a process in which sandy soil 9 is added to the adjusted muddy water to obtain muddy water having a density of 1.45 ± 0.2 ton / m ³ . In this muddy water, if the density is out of the above range, even if an appropriate amount of the solidified material is blended thereafter, when this is applied to the structure directly supporting ground, volume shrinkage and cracks are likely to occur, Strength will not be obtained. Specifically, the sandy soil 9 is added to the adjusted muddy water sent to the adjusting tank 7, and it is adjusted to the above density range while monitoring. The sandy soil 9 includes fine sand, medium sand and coarse sand having a particle size of 0.075 to 2.0 mm, and even if it is sandy soil produced from the construction construction generated soil, another good quality Sandy soil produced from natural soil may be used. In the case of sandy soil produced from structure construction generated soil, the adjusted muddy water can usually be obtained through a filtration device. If sandy soil derived from structure construction generated soil is used, the utilization rate of structure construction generated soil is further increased, and the environmental load can be further reduced. In addition to density, the muddy water obtained in this process requires physical properties such as flow value, grasps the relationship between this and the physical properties after blending cement-based solidifying material, accumulates the data, and effectively uses this, Efficient and stable quality soil for direct support ground of the structure is obtained. In addition, the second mud water production process uses the mud tank 4 of the first mud water production process as it is without providing a separate adjustment tank 7, and mixes the sandy soil with the adjusted mud water in the mud tank 4. You may go.
[0016]
(Fluidized soil manufacturing process)
In the fluidized soil manufacturing process, the cement solidified material 10 is added to the mud obtained in the second mud manufacturing process, the density is 1.70 ± 0.3 ton / m ³ , the flow value is 160 ± 40 mm, the breathing rate is 1. This is a step of obtaining fluidized soil of 0% or less. The fluidized soil is more preferably one having a density of 1.70 ± 0.2 ton / m ³ , a flow value of 160 ± 30 mm, and a breathing rate of 0.8% or less. Since the fluidized soil obtained by this method has the above-mentioned specific density, flow value, and breathing rate, when filling it on a predetermined good support ground directly under the planned construction site, In addition to being able to perform filling, after solidification, it is possible to obtain a high-quality structure directly supporting ground having a predetermined compressive strength without causing volume shrinkage or cracking. Specifically, the cement-based solidifying material 10 is added to the muddy water sent to the blending tank 8, and it is adjusted within the range of the above physical properties while monitoring. Moreover, when it is judged as a result of the blending test of the produced fluidized soil that it is difficult to obtain the required strength, an aggregate such as slag may be blended. The cement-based solidifying material 10 is not particularly limited, and those used in a known fluidization processing method can be applied. The fluidized soil treatment process may be performed in the adjustment tank 7 in the second mud water production process without using the mixing tank 8. That is, after the sandy soil 9 is blended in the adjustment tank 7, the cement-based solidifying material 10 may be blended subsequently. Moreover, you may implement a said 2nd muddy water manufacturing process and a fluidization treatment soil manufacturing process in the mud storage tank 4 in a said 1st muddy water manufacturing process.
[0017]
The blending strength of the fluidized soil is set as a target value based on the quality standard strength, and the amount of blending is determined appropriately in consideration of the soil quality of the structure construction soil, the properties of the adjusted mud and mud, the cement-based solidified material, etc. However, if the blending strength of the fluidized soil is determined by the following calculation method, a structure direct support ground with sufficient strength can be obtained more stably.
[0018]
F = 0.85 (F _q + T) + 3σ (1)
F _q = αF _c (2)
(In the formula, F indicates the mixing strength (kN / m ² ) of the fluidized soil, F _q indicates the quality standard strength (kN / m ² ) of the fluidized soil, and T indicates the strength of the fluidized soil. It shows the correction value of the strength based on the predicted average temperature from the setting when the management age is 28 days to 28 days, and when the quality standard strength is less than F _q = 2000 kN / m ² , according to Table 1. σ is The standard deviation (kN / m ² ) of the strength of the fluidized soil is equal to 0.15F _q, where F _c is the design reference strength (kN / m ² ), and α is an additional factor of strength at the time of on-site delivery. 1.2.)
[0019]
[Table 1]

[0020]
For example, when the design standard strength F _c is 1500 kN / m ² and the expected average temperature during the period from the placement of the fluidized soil to 28 days is 15 ° C., the quality standard strength F _q is 1800 kN / m ^2. Is substituted into the above equation (1), and the blending strength of the fluidized soil is set to F = 0.85 (1800 + 300) +3 (0.15 × 1800) = 2595 kN / m ² .
[0021]
The structure direct support ground of the present invention is obtained by filling the fluidized soil into a ground portion that directly supports the foundation of the structure, and has a uniaxial compressive strength of 500 to 3000 KN / m ² (5 0.0 to 30.0 kgf / cm ² ). That is, the fluidized soil produced by the above method is carried into the site by, for example, an agitator car, and is filled on a predetermined good supporting ground directly under a structure construction schedule by a pump car or direct filling. .
[0022]
From the removal of the soil generated on the structure site by excavation to the creation of the direct foundation of the structure will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 2, when the direct foundation 14 a of the structure is shallow, the inverted trapezoidal excavation is performed on the planned structure foundation creation region on the predetermined good support ground 12. As described above, the excavated soil is transported to the plant, mixed with the fluidized soil, and then transported to the site by the agitator vehicle, on the predetermined good supporting ground immediately under the structure construction schedule, that is, reference numeral 11a. The hatched portion is filled. After a predetermined period, a structure foundation 14a is formed on the solidified high-quality structure direct support ground 11a, and then a part of the excavated soil is used as backfill soil 13 around the structure foundation 14a. Backfill and finish the foundation work. On the other hand, as shown in FIG. 3, when there is an underground floor 41 and the direct foundation 14 b of the structure is deep, the mountain retaining plate 15 is planned, and the structure foundation creation planned area on the predetermined good support ground 12 is planned. Drilling is performed. The excavated soil is carried out to the plant, the fluidized soil is mixed, and the method of filling the hatched portion 11b is the same as in FIG. The structure

direct support grounds

11a and 11b after being formed by such a method can stably support the structure over a long period of time without generating volume shrinkage or cracks.
[0023]
【The invention's effect】
The treated soil of the present invention is treated soil from excavated soil from the ground that directly supports the foundation of the structure to be constructed, and most of it can be used effectively, so that less waste is disposed of as industrial waste, etc. Environmental load can be reduced. Further, since the treated soil can be obtained by a relatively simple method, an increase in cost can be suppressed. In addition, since the structure direct support ground thus formed is of high quality having a predetermined strength without causing volume shrinkage and cracking, the structure can be stably supported over a long period of time. .
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a diagram illustrating a process of manufacturing a soil for directly supporting a structure according to this example.
FIG. 2 is a diagram showing an underground portion of a structure having a shallow direct foundation.
FIG. 3 is a diagram showing an underground part of a structure having a deep direct foundation.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Thaw tank 2 Vibrating sieve 3 Belt conveyor 4 Mud storage tank 5a, 5b, 5c Stirrer 6a, 6b Pump 7 Adjustment tank 8 Mixing tank 9 Sandy soil 10 Cement-based

solidification material

11a, 11b Structure direct support ground 12 Good Support ground 13 Backfill soil 14a Shallow direct foundation 14b Deep direct foundation 15 Mountain retaining plate

Claims

The structure construction generated soil is treated soil, water is added to the treated soil to thaw to obtain raw mud water, and then the raw mud water is sieved to obtain adjusted mud water having a maximum particle size of 10 to 20 mm. 1 mud water production process, 2nd mud water production process of adding sandy soil to the adjusted mud water to obtain mud water with a density of 1.45 ± 0.2 ton / m ³ , and adding cement-based solidifying material to the mud water 1. Fluidized treated soil manufacturing process for obtaining fluidized treated soil having a flow value of 160 ± 40 mm, a breathing rate of 1.0% or less, and 1.70 ± 0.3 ton / m ³ , Production method.