JP4372692B2 - 真空遮断器操作機構の注油装置 - Google Patents

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本発明は配電盤に設置された真空遮断器の操作機構を構成するラチェット機構の爪と支持軸の軸支面に注油する真空遮断器操作機構の注油装置に関する。
変電所や受給電所において設置される配電盤には、電源系統を開閉する真空遮断器が収納されている。真空遮断器は操作機構が電動バネ方式のものが一般的に用いられている。電動バネ方式の操作機構は、モータにより往復動するクランクレバーを介してラチェット機構を有した送りレバーを回動させ、ラチェット機構の爪で歯車を1ピッチ単位で回動させ真空遮断器の動作バネ(弦巻バネ)を圧縮した状態にする。
真空遮断器の投入指令信号を与えられると操作機構によるバネ蓄勢を開放し、動作バネの復元力を利用して投入動作を行うものである。操作機構は投入動作を終了した後に次の投入に備えて動作バネを圧縮する必要がある。操作機構は歯車の送りラチェット機構および停止ラチェット機構を備えている。
送りラチェット機構は蓄勢時に送りレバーの往復動に連動して爪が歯車に係合して歯車を1ピッチ単位で回動させ、また、停止ラチェット機構の爪は歯車が1ピッチ分回動すると歯の谷に係合して歯車の回転を停止させる。歯車が所定ピッチだけ回動すると動作バネの蓄勢が終了するようにしている。
両ラチェット機構の爪は回動自在に支持軸に遊嵌軸支されている。爪と支持軸の軸支面(遊嵌部)には爪を円滑に回動させるために潤滑油を注油している。潤滑油が減少すると、塵埃等が遊嵌部隙間に堆積し、爪の回動が固くなり、いわゆる固渋状態になる。爪が固渋状態になると動作バネの蓄勢ができなくなるため、次の投入指令に対応できず投入不良になる。
真空遮断器の投入動作は、通常1乃至数箇月に1回程度であり、爪の固渋状態が発生しやすい状況にある。爪が固渋状態になるのを防止するには、真空遮断器の扉を開き爪の軸支面に潤滑油を注油する必要がある。注油装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されているようにノズル形式のものが知られている。
特開2003−200938号公報
真空遮断器の開放側に爪が位置している場合には簡単に注油できるが、爪が奥まった狭い部分にあって見えなかったり、他の部品が邪魔をしたりしている場合には注油できなくなる。したがって、真空遮断器を分解して注油した後に再度組み立て作業を行わなければならず注油作業が面倒になるという問題点を有する。
本発明の目的は真空遮断器操作機構を構成するラチェット機構の爪に簡単に注油できる真空遮断器操作機構の注油装置を提供することにある。
本発明の特徴とするところは、湾曲形成された一端から爪と歯車の間に介挿される可撓性の帯板と、帯板の幅方向両側に長手方向に沿って植立形成され、爪と支持軸の軸支面に注油する刷毛と、帯板に構成され、爪を遥動させる遥動部材とから構成されていることにある。
本発明は刷毛と遥動部材が設けられている可撓性の帯板を爪と歯車の間に介挿することにより注油できるので、爪が奥まった狭い部分にあって見えなかったり、他の部品が邪魔をしたりしている場合でも簡単に注油できると共に注油の馴染み操作も行える。
歯車は回動することにより真空遮断器の投入バネを蓄勢する。歯車は送りラチェット機構により1ピッチ単位で回動され、また、停止ラチェット機構により1ピッチ単位で停止される。両ラチェット機構は支持軸に回動自在に軸支され歯車に係合する爪を備えている。可撓性の帯板は湾曲形成された一端から爪と歯車の間に介挿される。刷毛は帯板の幅方向両側に長手方向に沿って所定間隔で植立形成され、滲み込まれた潤滑油を爪と支持軸の軸支面に注油する。遥動部材は帯板に構成され、爪を歯車の径方向に遥動させて潤滑油を爪と支持軸の軸支面に馴染ませる。遥動部材は波状の凹凸板で形成されている。
図1〜図10に本発明の一実施例を示す。
図10に真空遮断器を収納した配電盤の一部を示す。図10は配電盤の扉を開いて真空遮断器が設置されている付近の内部を見た状態の外観図で、1は配電盤、2は真空遮断器である。
図9は真空遮断器2の内部を示す背面図である。
図9において、5は投入バネ、6は遮断バネで、通常は圧縮されて投入動作および遮断動作に備えている。7は歯車で、投入バネ5の圧縮を行うために設けられているもので、ラチェット機構の爪が歯車の歯に係合、乗り越えできるようにしてあり、詳細は後述する。主電源系統の投入動作と遮断動作は、制御室からの指令に基づく制御信号により、操作機構を介し投入バネ5、遮断バネ6を駆動して行われるようになっている。
図1は本発明の注油装置を示す側面図、図2はその一部拡大図である。
図1,2において、22は細い糸を束ねてコの字状に形成した刷毛で、帯板21の幅方向両側に長手方向に沿って所定間隔で植立形成されている。帯板21は2枚の可撓性を有する薄いバネ鋼製の下側帯板21a、上側帯板21bを溶接24して形成されている。刷毛22は下側帯板21aと上側帯板21bの間に挟まれて植立固定されている。刷毛22は所定間隔でなく帯板21の長手方向に連続して設けることもできる。
23はシリコンゴム等で構成された波状の凹凸板で、帯板21(上側帯板21b)に貼り付けられている。凹凸板23はラチェット機構の爪を遥動させる遥動部材を構成する。帯板21は図示左側の一端が湾曲形成され、湾曲部Rの曲率寸法は歯車7の半径と略同一にしている。帯板21、刷毛22、遥動部材(凹凸板)23は注油装置20を構成する。
図3に凹凸板23の一例を示す。
図3(A)は山と谷とが対称形状の単純な波形23a、図3(B)は歯車7の歯形と同様の山と谷とが非対称形状の波形23b、図3(C)は帯板21に角穴23cを設けた形状である。これらの形状による効果については後述する。
図4にバネ蓄勢部の拡大構成図を示す。
図4において、8aは送りラチェット機構で、爪9、支持軸10、爪復帰バネ11とから構成され、8bはこれと同じ仕様の停止ラチェット機構である。送りラチェット機構8aは送りレバー12に固定されている。停止ラチェット機構8bは手動レバー13のこの位置に固定されている。
14は図示していないモータに連結したクランクレバーで、その下端に設けた孔が送りレバー12の一端側に設けたピン15と遊嵌している。送りレバー12の他端側は歯車軸に遊嵌されている。モータによる電動での蓄勢動作の場合はクランクレバー14を図示矢印方向に動くことによって送りレバー12が歯車7の中心を軸にして所定角度回転する。
バネ蓄勢の動作について説明する。
クランクレバー14が矢印の下方に移動すると、送りレバー12は反時計方向に回転する。このため、送りラチェット機構8aの爪9は歯車7の歯の谷に係合して歯車7が1ピッチ単位で回転する。一方、停止ラチェット8bの爪9は歯車7の回転中に歯の山を乗り越えるが、1ピッチ単位分回転した後に歯の谷に係合して歯車7の回転を停止させる。歯車7が所定数のピッチだけ送り回転すると、歯車7に連動した圧縮バネである投入バネ5の蓄勢が完了する。
16は手動レバー13の復帰バネで、手動レバー13は停止ピン17により回転が規制されている。手動にて蓄勢操作をする場合に手動レバー13は反時計方向に回転し、復帰バネ16により図示位置に戻される。手動操作の場合、送りラチェット機構8aと停止ラチェット機構8bの送りと停止が逆の働きをすることにより蓄勢動作が行われ、次の投入動作に備える。
図5は本発明の注油装置を使用状態の説明図である。
歯車7の歯先外径と、送りラチェット機構8a及び停止ラチェット機構8bの爪9との間に帯板21(注油装置20)の一端を介挿し、連結部材20aで端部同士を連結する。そして、作業員が手Hで手繰り寄せ、歯車7の回りに数回程度繰り返し移動させる。図1で示した湾曲部Rの曲率寸法は歯車7の半径とほぼ同じに設定しているため、帯板21を容易に挿入できる。湾曲部Rがないと、片手で挿入することは困難であるが、これを設けることにより容易となる利点を有する。
図6は潤滑油の注油状況を示す詳細側面図、図7はその正面図である。
刷毛22に潤滑油を滲み込ませておき、図7に示すように爪9の両側面付近の支持軸10に接触させることにより爪9と支持軸10の軸支面に潤滑油が浸透する。したがって、図6の矢印方向に注油装置20の帯板21を移動させると、別の刷毛22が順次送られ、注油されることになる。
図8は遥動部材23の作用説明図である。
図8の矢印方向に遥動部材23が移動すると、その凹凸部に爪9の先端が接触しているため、爪9が点線と実線で示すように支持軸10を支点として揺動する。爪9は凹凸部が送られてくる毎に歯車7の径方向に揺動を繰り返巣ようになる。したがって、爪9と支持軸10の軸支面への潤滑油の馴染み操作が行われることになる。
図3(A)は単純な波状の凹凸であり、爪9はこの凹凸に対応して緩やかに揺動する。また、図3(B)は歯車7の歯形に合わせているため、緩やかな揺動と急激な揺動とを繰り返すことになる。図3(A)は凹凸を形成するのが簡単である。図3(C)は帯板21に角穴23cを設けているが、爪9の先端が角穴23cに入り込んだり、帯板表面に接したりすることによって、爪9の揺動作用が行われる。
波状の凹凸は、対象の真空遮断器操作機構の仕様により最適なものが選定される。例えば、歯車7の歯先と爪9との隙間が狭い場合には図3(C)の形状が好ましい。爪9の幅が大きく、送りレバー12または手動レバー13との隙間が狭い場合には、図3(C)の形状では窓を形成することが困難となるため、図3(A)または図3(B)を選定するのが好適である。
本発明の一実施例を示す側面図である。 本発明の一実施例の一部拡大図である。 本発明の遥動部材の一例構成図である。 真空遮断器におけるバネ蓄勢部の一例構成図である。 本発明の説明図である。 本発明の説明図である。 その正面図 本発明の説明図である。 本発明の説明図である。 真空遮断器の内部を示す背面図である。 配電盤の扉を開いた真空遮断器の外観図である。
符号の説明
7…歯車、8a…送りラチェット機構、8b…停止ラチェット機構、9…爪、10…支持軸、12…送りレバー、13…手動レバー、20…注油装置、21…帯板、22…刷毛、23…遥動部材、R…湾曲部。

Claims (3)

  1. 回動することにより真空遮断器の動作バネを蓄勢する歯車と、前記歯車を1ピッチ単位で回動させる送りラチェット機構と、前記歯車を1ピッチ単位で停止させる停止ラチェット機構と、前記両ラチェット機構にそれぞれ設けられ、支持軸に回動自在に軸支され前記歯車に係合する爪とを備えた真空遮断器操作機構において、湾曲形成された一端から前記爪と前記歯車の間に介挿される可撓性の帯板と、前記帯板の幅方向両側に長手方向に沿って植立形成され、前記爪と前記支持軸の軸支面に注油する刷毛と、前記帯板に構成され、前記爪を遥動させる遥動部材とを具備することを特徴とする真空遮断器操作機構の注油装置。
  2. 回動することにより真空遮断器の投入バネを蓄勢する歯車と、前記歯車を1ピッチ単位で回動させる送りラチェット機構と、前記歯車を1ピッチ単位で停止させる停止ラチェット機構と、前記両ラチェット機構にそれぞれ設けられ、支持軸に回動自在に軸支され前記歯車に係合する爪とを備えた真空遮断器操作機構において、湾曲形成された一端から前記爪と前記歯車の間に介挿される可撓性の帯板と、前記帯板の幅方向両側に長手方向に沿って所定間隔で植立形成され、滲み込まれた潤滑油を前記爪と前記支持軸の軸支面に注油する刷毛と、前記爪を前記歯車の径方向に遥動させて前記潤滑油を前記爪と前記支持軸の軸支面に馴染ませる前記帯板に構成されている遥動部材とを具備することを特徴とする真空遮断器操作機構の注油装置。
  3. 請求項1,2のいずれか1項において、前記遥動部材は波状の凹凸板であることを特徴とする真空遮断器操作機構の注油装置。

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