JP4372595B2 - トランスのエネルギ検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トランスに蓄積されるエネルギ又はトランスから放出されるエネルギを検出する際に用いて好適なトランスのエネルギ検出装置に関する。
一般に、モータにより走行する電気自動車或いはエンジンとモータを併用して走行するハイブリッド自動車には、多数(例えば、100個前後)の蓄電素子を直列に接続したバッテリを搭載する。そして、このバッテリには、充電容量の確保,各蓄電素子の長寿命化及び安全性等を考慮して、各蓄電素子の端子電圧を均等化する電圧均等化装置を接続している。
従来、この種の電圧均等化装置としては、既に本出願人が提案した特開2002−223528号公報開示の蓄電素子の電圧均等化装置が知られている。この電圧均等化装置は、直列接続された一方の複数の蓄電素子群の各々蓄電素子と、互いに磁気結合された複数の2次巻線の各々と、複数の一方のスイッチング素子の各々とでそれぞれ閉回路を構成し、他方の蓄電素子と2次巻線と共通に磁気結合されている1次巻線と他方のスイッチング素子とで閉回路を構成し、一方の複数のスイッチング素子と他方のスイッチング素子を交互にON/OFFすることにより直列接続された一方の複数の蓄電素子の端子電圧を均等化するものである。
ところで、この場合、各蓄電素子に対する均等化処理は、一方のスイッチング素子と他方のスイッチング素子を交互にON/OFFして行うため、各スイッチング素子のON/OFFのタイミングを最適な状態に設定することが、均等化効率,省エネルギ性及びノイズ低減等の観点から極めて重要となる。したがって、上述した電圧均等化装置では、各2次巻線にそれぞれ電流検出トランス(エネルギ検出装置)を直列に接続し、各2次巻線に流れる電流を検出するとともに、各電流検出トランスから得られる電流値の代数和を求め、この代数和の監視により、特に、トランスから放出されるエネルギの放出終了時点を検出し、この放出終了時点に基づいて各スイッチング素子のON/OFFのタイミングを設定していた。
特開2002−223528号
しかし、上述した電圧均等化装置に備える従来のエネルギ検出装置は、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、各2次巻線(各蓄電素子)に対応した数量の電流検出トランス又はかかる数量の巻線を有する電流検出トランスを必要とするため、部品点数の大幅な増加又は部品の複雑化に伴う部品コスト及び製造コストの上昇を招く。
第二に、電圧均等化装置全体の大型化を招き、電気自動車等の限定された配設スペースにおける省スペース化の阻害要因になる。
第三に、各2次巻線に対してそれぞれ追加的なインピーダンスが接続されることから、無用なエネルギロス(消費電力)の増加を招くとともに、各蓄電素子に対する均等化精度にも悪影響を生じる。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したトランスのエネルギ検出装置の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、一又は二以上の基本巻線2s…に対して通電又は通電解除した際におけるトランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギを検出するトランスのエネルギ検出装置1を構成するに際して、トランス2に検出巻線2dを設けるとともに、この検出巻線2dの両端に、少なくとも鉄心を有するコイル4とエネルギの蓄積又は放出に同期した同期電流Idを検出する電流検出部5との直列回路3を接続して構成した検出用ループ回路Cdを備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、検出巻線2dは、トランス2に独立して設けた巻線又はトランス2に設けた他の巻線2s…に兼用させた巻線を用いることができる。また、電流検出部5には、電流検出トランス5tを用いてもよいし、電流検出抵抗を用いてもよい。さらに、トランス2は、少なくとも複数の基本巻線2s…を複数の蓄電素子B…にそれぞれ接続することにより各蓄電素子B…の端子電圧Vo…を均等化する電圧均等化装置A1,A2,A3に用いることができるとともに、少なくとも複数の基本巻線2s…が二次巻線を構成するDC−DCコンバータHに用いることができる。他方、複数のトランス2…にそれぞれ設けた各検出巻線2d…を並列接続し、この並列接続した検出巻線2d…の両端に、少なくとも鉄心を有するコイル4と電流検出部5を直列接続した単一の直列回路3を接続することにより検出用ループ回路Cdを構成することができる。
このような構成を有する本発明に係るトランスのエネルギ検出装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) トランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギを、単一の検出用ループ回路Cdにより検出できるため、部品点数の削減又は複雑な部品の排除により部品コスト及び製造コストを大幅に低減できる。
(2) 電圧均等化装置A1,A2…等における装置全体の小型コンパクト化を図ることができ、特に、電気自動車等における限定された配設スペースの省スペース化に貢献できる。
(3) 追加的な回路として単一の検出用ループ回路Cdで足りるため、無用なエネルギロス(消費電力)を低減できるとともに、複数の基本巻線2s…間におけるバラツキ要因を低減できる。
(4) 好適な態様により、検出巻線2dに、トランス2に設けた他の巻線2s…に兼用させた巻線を用いれば、更なる構成簡略化,小型化及び低コスト化に寄与できる。
(5) 好適な態様により、電流検出部5に、電流検出トランス5tを用いれば、従来、複数の基本巻線2s…毎に必要とした電流検出トランス又は巻線が一つで済むため、電流検出トランスを用いる際におけるトランス数量の大幅な削減又はトランスの単純化を図れる。
(6) 好適な態様により、電流検出部5に、電流検出抵抗を用いれば、部品コストの低廉化により、更なるコストダウンに寄与できる。
(7) 好適な態様により、トランス2を、少なくとも複数の基本巻線2s…を複数の蓄電素子B…にそれぞれ接続することにより各蓄電素子B…の端子電圧Vo…を均等化する電圧均等化装置A1…に用いれば、特に、多数の蓄電素子B…に対応した数量が必要となる電流検出トランスの数量を大幅に削減できる。
(8) 好適な態様により、複数のトランス2…にそれぞれ設けた各検出巻線2d…を並列接続し、この並列接続した検出巻線2d…の両端に、少なくとも鉄心を有するコイル4と電流検出部5を直列接続した単一の直列回路3を接続することにより検出用ループ回路Cdを構成すれば、例えば、トランス2を標準化した場合であっても異なる任意の数量の基本巻線2s…に対して臨機応変に対応できる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本発明に係るエネルギ検出装置1を用いた第一実施形態に係る蓄電素子の電圧均等化装置A1の構成について、図1を参照して説明する。なお、この電圧均等化装置A1は、特開2002−223528号公報に開示される電圧均等化装置である。
図1中、11はバッテリ、特に、モータにより走行する電気自動車及びエンジンとモータを併用して走行するハイブリッド自動車に搭載して好適なバッテリを示す。このバッテリ11は、複数の蓄電素子B…を直列に接続して構成したものであり、この蓄電素子B…には、リチウムイオン電池等のイオン電池や電気二重層コンデンサ等の各種蓄電素子を用いることができる。また、各蓄電素子B…は、1個のセルにより構成してもよいし、複数個のセル、例えば、直列接続,並列接続又はこれらの組合わせからなる複数個のセルにより構成してもよい。そして、このバッテリ11には、各蓄電素子B…の端子電圧Vo…を均等化する電圧均等化回路A1を接続する。
電圧均等化回路A1は、鉄心を有するトランス2を備え、このトランス2は、蓄電素子B…と同数の第一巻線(基本巻線)2s…と単一の第二巻線2xからなる基本構成を有する。そして、各第一巻線2s…の巻終端子は、各蓄電素子B…の正極側にそれぞれ接続するとともに、各第一巻線2s…の巻始端子は、FET等を用いたスイッチング素子12…を介して各蓄電素子B…の負極側に接続する。これにより、各蓄電素子B…に対応した第一ループ回路13…が構成される。また、第二巻線2xの巻始端子は、蓄電素子を用いた蓄電部14の正極側に接続するとともに、第二巻線2xの巻終端子はFET等を用いたスイッチング素子15を介して蓄電部14の負極側に接続する。これにより、第二ループ回路16が構成される。
一方、17は制御部であり、この制御部17からは、内蔵するパルス発振器から発振する周波数が数百〔kHz〕程度のパルス制御信号Ss,Sxが出力する。そして、一方のパルス制御信号Ssは、スイッチング素子12…のON/OFF制御に用いられるとともに、他方のパルス制御信号Sxは、スイッチング素子15のON/OFF制御に用いられる。この場合、パルス制御信号SsとSxは、極性が反対となる。したがって、スイッチング素子12…がONのときはスイッチング素子15がOFFとなり、スイッチング素子15がONのときはスイッチング素子12…がOFFとなる。
また、このような電圧均等化回路A1の基本構成に加えて、トランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギを検出するエネルギ検出装置1を備える。エネルギ検出装置1は、トランス2に独立して設けた検出巻線2dを有し、この検出巻線2dの両端に、鉄心を有するコイル4と電流検出部5を直列接続した直列回路3を接続して検出用ループ回路Cdを構成する。この場合、コイル4には、単コイルを用いるとともに、電流検出部5には、電流検出トランス5tを用いる。電流検出トランス5tは、一次巻線5tfと二次巻線5trを有しており、一次巻線5tfは、検出巻線2dと、鉄心を有するコイル(以下、コイル部と記載)4間に直列接続するとともに、二次巻線5trは、上述した制御部17の入力部に接続する。図中、18は二次巻線5trに並列接続した抵抗を示す。このような検出用ループ回路Cdを構成することにより、電流検出トランス5tからは、上述したエネルギの蓄積又は放出に同期した同期電流Idを検出することができる。
次に、エネルギ検出装置1の動作(原理)を含む電圧均等化回路A1の全体動作について説明する。
まず、電圧均等化回路A1の基本動作について説明する。今、スイッチング素子15がONした場合を想定する。これにより、蓄電部14から第二巻線2xに第二電流Ixが流れ、トランス2には、第二電流Ixによる均等化のためのエネルギが蓄積される。一方、スイッチング素子15がOFFした後は、スイッチング素子12…がONになり、トランス2に蓄積されたエネルギが、第一巻線2s…から放出され、第一電流Is…が流れることにより蓄電素子B…に対する充電が行われる。この際、直列接続された各蓄電素子B…の端子電圧Vo…にバラつきが存在すれば、第一電流Is…が、各蓄電素子B…における端子電圧Voの一番低い蓄電素子Bに集中して流れ、これにより、一番低い蓄電素子Bの端子電圧Voが上昇する。よって、このような充電作用が繰り返されることにより、全ての蓄電素子B…に対する電圧均等化処理が行われる。
ところで、スイッチング素子12…にFET等を使用し、トランス2に蓄積されたエネルギが全て放出された以降も、各スイッチング素子12…をONさせた場合、各蓄電素子B…の端子電圧Vo…にバラつきが残っていれば、端子電圧Voの高い蓄電素子Bから端子電圧Voの低い蓄電素子Bに対して充放電が行われると同時にトランス2にもエネルギの蓄積が行われるため、更なる電圧の均等化を行わせることができる。そして、トランス2に蓄積されたエネルギは、スイッチング素子12…がOFFになった後に、蓄電部14への充電電流となって放出される。また、スイッチング素子12…のON状態を、トランス2のエネルギ放出終了後も継続することにより、第一ループ回路13…に流れる第一電流Is…の方向が反転し、蓄電素子B…から第一巻線2s…に反対方向の第一電流Is…が流れ始める。この逆流電流は、トランス2を励磁したり、端子電圧Voの高い蓄電素子Bから端子電圧Voの低い蓄電素子Bにエネルギの移送を行う。一方、スイッチング素子12…がOFFすると、逆流電流の一部によって蓄積されたエネルギが、第二巻線2xに放出される。このときの放出電流により、スイッチング素子15(FET等)に存在する寄生コンデンサの静電容量や不図示の外部コンデンサの静電容量に蓄積された電荷が放出され、この電荷の放出が終われば、スイッチング素子15は、このスイッチング素子15に存在する寄生ダイオードの順方向電圧(0.5〔V〕程度)にクランプされる。したがって、当該寄生ダイオードに電流が流れており、この期間でスイッチング素子15をONさせれば、ゼロボルトスイッチ動作を実現でき、これにより、ON時のスイッチング損失を低減できるとともに、スイッチングに伴うノイズを低減できる。
このように、電圧均等化回路A1では、蓄電部14側のスイッチング素子15とバッテリ11側のスイッチング素子12…が交互にON/OFFして各蓄電素子B…に対する均等化処理が行われるため、各スイッチング素子15,12…のON/OFF制御のタイミングを最適な状態に設定することは、均等化効率,省エネルギ性及びノイズ低減等の観点から極めて重要である。そこで、エネルギ検出装置1により、トランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギを検出、特に、トランス2からのエネルギの放出終了時点を検出し、制御部17は、この放出終了時点に基づいて各スイッチング素子15,12…のON/OFF制御のタイミングを設定する。
次に、エネルギ検出装置1の動作(原理)について、図1〜図3を参照して説明する。このエネルギ検出装置1は、上述したように、各スイッチング素子15,12…のON/OFF制御のタイミングを決定(設定)するため、少なくともトランス2からのエネルギの放出終了時点を検出する機能を有している。したがって、エネルギの絶対量を定量的に検出する必要はなく、エネルギの蓄積又は放出に同期した相対量を得れれば必要な機能は確保される。
以下、エネルギ検出装置1がエネルギの蓄積又は放出に同期した相対量を得れる点について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、図1の回路を原理的(等価的)に示している。図2中、V1,V2は電圧、L1はトランス2のインダクタンス、L2はコイル部4のインダクタンス、SWはスイッチング素子をそれぞれ示す。また、I1はトランス2に流れる電流、I2はコイル部4に流れる電流をそれぞれ示す。なお、ダイオードDaは、電流が流れる方向を明示するためのものである。図2において、電流I1とI2が相対的な遅れ等を生じることなく同期して変化すれば、電流検出トランス5tから検出される同期電流Idの大きさは、エネルギの蓄積又は放出に同期しているものと見做すことができる。
まず、図2の回路では、次の関係が成立する。
V1=(I1/Tp)・L1 … (F1)
V2=(I1/Tna)・L1 … (F2)
V1=(I2/Tp)・L2 … (F3)
V2=(I2/Tnb)・L2 … (F4)
したがって、(F1)式と(F3)式から、
(I1/Tp)・L1=(I2/Tp)・L2
I1・L1=I2・L2 … (F5)
が得られる。また、(F2)式と(F4)式から、
(I1/Tna)・L1=(I2/Tnb)・L2
I1・L1・Tnb=I2・L2・Tna … (F6)
が得られる。これにより、(F5)式を(F6)式に代入すれば、
Tna=Tnb
の関係が成立し、エネルギの放出タイミングは、L1とL2において同じになる。
よって、エネルギ検出装置1を用いれば、トランス2から放出されるエネルギの放出終了時点を、トランス2に接続した単一の検出用ループ回路Cdにより検出できることになり、部品点数の削減又は複雑な部品の排除により部品コスト及び製造コストを大幅に低減できる。また、電圧均等化装置A1全体の小型コンパクト化を図ることができ、電気自動車等における限定された配設スペースの省スペース化に貢献できる。さらに、追加的な回路として単一の検出用ループ回路Cdで足りるため、無用なエネルギロス(消費電力)を低減できるとともに、複数の基本巻線2s…間におけるバラツキ要因を低減できる。特に、第一実施形態では、電流検出部5に電流検出トランス5tを用いたため、従来、多数の蓄電素子B…毎に必要とした電流検出トランス又は巻線が一つで済むため、電流検出トランスを用いる際におけるトランス数量の大幅な削減又はトランスの単純化を図れる利点がある。
次に、エネルギ検出装置1を他の各種装置に用いた変更実施形態について、図4〜図6を参照して説明する。
まず、図4を参照して第二実施形態について説明する。図4は、エネルギ検出装置1をDC−DCコンバータ(フライバック形スイッチング電源)Hに用いたものである。なお、このDC−DCコンバータHは、特許第3407137号公報に開示されるDC−DCコンバータである。同図において、トランス2は、一次巻線2iと複数(例示は二つ)の二次巻線(基本巻線)2s…を有する。一次巻線2iの両端は、正極及び負極の入力端子2ip,2inとなり、この一次巻線2iには、スイッチング素子21を直列に接続する。一方、各二次巻線2s…の両端は、正極及び負極の出力端子2sp…,2sn…となり、各二次巻線2s…には、それぞれスイッチング素子22…を直列に接続するとともに、出力端子2sp…と2sn…間には、それぞれ平滑コンデンサ23…を接続する。さらに、24は、スイッチング素子21と22…を交互にON/OFF制御する制御部であり、基本的には第一実施形態における制御部17と同様の機能を有している。
また、第一実施形態と同様に、このようなDC−DCコンバータHの基本構成に加えて、トランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギを検出するエネルギ検出装置1を備える。エネルギ検出装置1は、トランス2に設けた検出巻線2dを有し、この検出巻線2dの両端に、コイル部4及び電流検出トランス5tの一次巻線5tfを直列接続した直列回路3を接続して検出用ループ回路Cdを構成するとともに、電流検出トランス5tの二次巻線5trは、制御部24に接続する。その他、図4において、図1と同一部分には、同一符号を付して、その構成を明確にした。
よって、このようなDC−DCコンバータHは、一次巻線2iの入力端子2ip,2inに直流入力電圧Eiが付与されることにより、各二次巻線2s…の出力端子2sp…,2sn…には、変圧(昇圧,降圧)された直流出力電圧Eo…が出力する。この場合、スイッチング素子21,22…は、FET等を用いることによりゼロボルトスイッチングを行わせることができる。また、エネルギ検出装置1は、第一実施形態とは用途が異なるものの、基本的な動作は、第一実施形態の場合と同じであり、電流検出トランス5tによりトランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギに同期した同期電流Idを検出できる。例示は、特に、トランス2からのエネルギの放出終了時点を検出するものであり、制御部24は、この放出終了時点に基づいて各スイッチング素子21,22…のON/OFFのタイミングを設定する。
次に、図5を参照して第三実施形態について説明する。図5は、エネルギ検出装置1を第一実施形態とは異なる形式の電圧均等化装置A2に用いたものである。即ち、電圧均等化装置A2は、第一実施形態の電圧均等化装置A1に比べて、特に、蓄電素子B…の最大端子電圧Vomaxを検出する最大電圧検出部31と最小端子電圧Vominを検出する最小電圧検出部32を備える点、第一ループ回路13…に第一ダイオードDs…を直列接続するとともに、任意の第一ループ回路13…における蓄電素子Bの正極端子と他の第一ループ回路13…における蓄電素子の負極端子に接続する第一巻線2s…の端子(巻始端子)間を第二ダイオードDr…により接続し、エネルギの放出時に、第二のループ回路13r…を構成する点が異なる。
したがって、電圧均等化装置A2では、トランス2に、最大電圧検出巻線2mと最小電圧検出巻線2cを設け、最大電圧検出巻線2mは、巻始端子を最大電圧検出部31の一方の入力部に接続するとともに、巻終端子をダイオードDoを介して最大電圧検出部31の他方の入力部に接続する。一方、最小電圧検出巻線2cは、巻終端子を最小電圧検出部32の一方の入力部に接続するとともに、巻始端子をスイッチング素子33を介して最小電圧検出部32の他方の入力部に接続する。このスイッチング素子33は、後述する最小端子電圧の取り込みのために用いられる。なお、34,35は最大電圧検出部31,最小電圧検出部32のそれぞれの入力部間に接続した電圧保持コンデンサを示す。
また、第一実施形態と同様に、このような電圧均等化装置A2の基本構成に加えて、トランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギを検出するエネルギ検出装置1を備える。エネルギ検出装置1は、トランス2に設けた検出巻線2dを有し、この検出巻線2dの両端に、コイル部4及び電流検出トランス5tの一次巻線5tfを直列接続した直列回路3を接続して検出用ループ回路Cdを構成するとともに、電流検出トランス5tの二次巻線5trは、制御部36に接続する。なお、制御部36は、第一実施形態における制御部17とは異なり、基本的には、スイッチング素子12…をON/OFF制御するパルス制御信号のみを出力し、スイッチング素子33に対しては後述する最小端子電圧Vominの取り込みのための取込信号を出力する。その他、図5において、図1と同一部分には、同一符号を付して、その構成を明確にした。
よって、このような電圧均等化装置A2は、各スイッチング素子12…のON時に、トランス2へのエネルギ蓄積に伴う蓄積電流Isが図5に示す一点鎖線矢印の経路により第一ループ回路13に流れる。この際、全蓄電素子B…のうちの端子電圧Vo…が最も大きい蓄電素子B…から第一巻線2s…に対して蓄積電流Is…が流れるとともに、最大端子電圧Vomax…は、全第一巻線2s…に発生するため、この最大端子電圧Vomax…よりも小さい端子電圧Vo…を有する蓄電素子B…からは蓄積電流Is…が流れない。なお、最大端子電圧Vomax…を有する蓄電素子B…は、一個の場合及び二個以上の場合が発生する。これにより、最大端子電圧Vomax…の蓄電素子B…のみから蓄積電流Is…が流れることにより、トランス2に対してエネルギの蓄積が行われるため、蓄電素子B…の最大端子電圧Vomax…を低下させる均等化処理が行われる。また、最大電圧検出巻線2mの両端子(巻始端子と巻終端子)に発生する最大端子電圧Vomaxは、ダイオードDoを介して電圧保持コンデンサ34に充電され、電圧保持コンデンサ34の端子電圧として保持される。
一方、各スイッチング素子12…がOFFした場合は、図5に示すように、各第一巻線2s…から各第二ダイオードDr…を介して各蓄電素子B…に通電可能な第二のループ回路13r…が構成され、各ループ回路13r…が並列接続された状態になる。この結果、第一巻線2s…から、全蓄電素子B…のうち端子電圧Vo…の最も小さい蓄電素子B、即ち、最小端子電圧Vomin…の蓄電素子B…に対してトランス2からのエネルギ放出に伴う放出電流Ir…が図5に一点鎖線矢印で示す経路により流れる。また、最小端子電圧Vomin…は、全第一巻線2s…に発生するため、この最小端子電圧Vomin…よりも大きい端子電圧Vo…を有する蓄電素子B…には放出電流Ir…が流れない。なお、最小端子電圧Vomin…を有する蓄電素子B…は、一個の場合及び二個以上の場合が発生する。最小端子電圧Vomin…の蓄電素子B…に放出電流Ir…が流れることにより、蓄電素子B…に対する充電が行われるため、最小端子電圧Vomin…を上昇させる均等化処理が行われる。また、最小電圧検出巻線2cの両端子(巻始端子と巻終端子)に発生する最小端子電圧Vominは、スイッチング素子33を介して電圧保持コンデンサ35に充電され、電圧保持コンデンサ35の端子電圧として保持される。
ところで、この場合、放出電流Ir…は、各スイッチング素子12…のOFF時点から徐々に減少、即ち、各スイッチング素子12…がOFFした直後は、第二ダイオードDrの電圧降下分が最も大きく加算された最小端子電圧Vomin…が発生し、放出電流Ir…が減少するに従ってこの電圧降下分が小さくなる。したがって、スイッチング素子12…がOFFした後、トランス2からのエネルギ放出に伴う放出電流Ir…が零になる直前の電圧が、蓄電素子B…の最小端子電圧Vomin…に対応する電圧となるため、このタイミングによりスイッチング素子33をONさせ、誤差分の最も少ない最小端子電圧Vominを電圧保持コンデンサ35に保持させている。
このようなスイッチング素子12…のON/OFF動作が繰返されることにより、各蓄電素子B…に対する電圧均等化処理が行われ、最終的には、全蓄電素子B…の端子電圧Vo…が均等化する。第三実施形態に係る均等化処理装置A2では、各スイッチング素子12…のON時に、最大端子電圧Vomax…の蓄電素子B…から基本巻線(第一巻線)2s…に対して、トランス2へのエネルギ蓄積に伴う蓄積電流Is…が流れるとともに、各スイッチング素子12…のOFF時に、基本巻線2s…から最小端子電圧Vomin…の蓄電素子B…に対して、トランス2からのエネルギ放出に伴う放出電流Ir…が流れるため、トランス2へのエネルギ蓄積時及びトランス2からのエネルギ放出時の双方において均等化処理が行われることになり、均等化能力及び均等化効率を飛躍的に高められる。また、蓄電素子B…間における端子電圧Vo…のバラツキが大きい場合であっても、放出電流Ir…(蓄積電流Is…)は、各ループ回路13r…(13…)単位で流れるため、均等化処理時に過大な放出電流Ir…(蓄積電流Is…)が発生する弊害が防止される。
一方、予め設定されたサンプリング時間になったなら、最大端子電圧Vomax及び最小端子電圧Vominの検出処理を行う。この場合、最大端子電圧Vomaxは、電圧保持コンデンサ34に保持されているため、最大電圧検出部31により電圧保持コンデンサ34の端子電圧を読取るのみで最大端子電圧Vomaxを検出することができる。同様に、最小端子電圧Vominは、電圧保持コンデンサ35に保持されているため、最小電圧検出部32により電圧保持コンデンサ35の端子電圧を読取るのみで最小端子電圧Vominを検出することができる。
また、エネルギ検出装置1は、第一実施形態の場合と同様に、電流検出トランス5tによりトランス2に蓄積されるエネルギ又はトランス2から放出されるエネルギに同期した同期電流Idを検出することができる。例示は、特に、トランス2からのエネルギの放出終了時点を検出するものであり、制御部36は、この放出終了時点に基づいてスイッチング素子12…に付与するパルス制御信号を生成するとともに、スイッチング素子33の制御タイミングを設定する。
次に、図6を参照して第四実施形態について説明する。図6は、第一実施形態の電圧均等化装置A1をモジュールMとして構成し、このモジュールM…を複数台(例示は二台)組合わせて構成した電圧均等化装置A3を示す。電圧均等化装置A3では、複数のモジュールM…の各バッテリ11を直列に接続する。また、エネルギ検出装置1は、各モジュールM…における複数のトランス2…にそれぞれ設けた各検出巻線2d…を並列接続し、この並列接続した検出巻線2d…の両端に、少なくともコイル部4と電流検出トランス5tの一次巻線5tfを直列接続した単一の直列回路3を接続して検出用ループ回路Cdを構成するとともに、電流検出トランス5tの二次巻線5trは、制御部17に接続する。その他、図6において、図1と同一部分には、同一符号を付して、その構成を明確にした。このような電圧均等化装置A3を構成することにより、例えば、トランス2を標準化した場合であっても異なる任意の数量の第一巻線2s…(蓄電素子B…)に対して臨機応変に対応できる利点がある。
以上、各種実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,部品,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、いずれの実施形態も、検出巻線2dを独立した巻線としてトランス2に設けた場合を示したが、トランス2に設けた他の巻線2s…,2x,2m,2c等に兼用させることもできる。これにより、更なる構成簡略化,小型化及び低コスト化に寄与できる。また、いずれの実施形態も、電流検出部5として、電流検出トランス5tを用いた場合を示したが、特に、電流が一方向に流れる場合であれば、電流検出抵抗を用いることも可能である。この場合、検出用ループ回路Cdに直列接続した電流検出トランス5tの一次巻線5tfの代わりに電流検出抵抗を直列接続し、この電流検出抵抗の両端電圧を、制御部17,24,36に付与すればよい。これにより、部品コストの低廉化により、更なるコストダウンに寄与できる。
さらに、スイッチング素子,ダイオード及び細部の回路等は、同一の機能を有する各種部品及び回路を適用することができる。一方、蓄電素子は、モータにより走行する電気自動車或いはエンジンとモータを併用して走行するハイブリッド自動車に搭載するバッテリに用いる蓄電素子を例示したが、用途はこれに限定されるものではない。また、エネルギ検出装置1の用途として、各種電圧均等化装置A1…及びDC−DCコンバータHを例示したが、他の同様の機能が要求される各種用途に適用することができる。
本発明に係るエネルギ検出装置を備える第一実施形態に係る電圧均等化装置を示す回路図、 同エネルギ検出装置の原理説明用回路図、 同エネルギ検出装置の原理説明用信号波形図、 同エネルギ検出装置を備える第二実施形態に係るDC−DCコンバータの回路図、 同エネルギ検出装置を備える第三実施形態に係る電圧均等化装置を示す回路図、 同エネルギ検出装置を備える第四実施形態に係る電圧均等化装置を示す回路図、
符号の説明
1 エネルギ検出装置
2 トランス
2s… 基本巻線
2d 検出巻線
3 直列回路
4 鉄心を有するコイル
5 電流検出部
5t 電流検出トランス
Id 同期電流
Cd 検出用ループ回路
B… 蓄電素子
Vo 蓄電素子の端子電圧
A1… 電圧均等化装置
H DC−DCコンバータ

Claims (7)

  1. 一又は二以上の基本巻線に対して通電又は通電解除した際におけるトランスに蓄積されるエネルギ又はトランスから放出されるエネルギを検出するトランスのエネルギ検出装置において、前記トランスに検出巻線を設けるとともに、この検出巻線の両端に、少なくとも鉄心を有するコイルと前記エネルギの蓄積又は放出に同期した同期電流を検出する電流検出部との直列回路を接続して構成した検出用ループ回路を備えることを特徴とするトランスのエネルギ検出装置。
  2. 前記検出巻線は、前記トランスに独立して設けた巻線又は前記トランスに設けた他の巻線に兼用させた巻線を用いることを特徴とする請求項1記載のトランスのエネルギ検出装置。
  3. 前記電流検出部には、電流検出トランスを用いることを特徴とする請求項1記載のトランスのエネルギ検出装置。
  4. 前記電流検出部には、電流検出抵抗を用いることを特徴とする請求項1記載のトランスのエネルギ検出装置。
  5. 前記トランスは、少なくとも複数の基本巻線を複数の蓄電素子にそれぞれ接続することにより各蓄電素子の端子電圧を均等化する電圧均等化装置に用いることを特徴とする請求項1記載のトランスのエネルギ検出装置。
  6. 前記トランスは、少なくとも複数の基本巻線が二次巻線を構成するDC−DCコンバータに用いることを特徴とする請求項1記載のトランスのエネルギ検出装置。
  7. 複数のトランスにそれぞれ設けた各検出巻線を並列接続し、この並列接続した検出巻線の両端に、少なくとも前記鉄心を有するコイルと前記電流検出部を直列接続した単一の直列回路を接続することにより前記検出用ループ回路を構成することを特徴とする請求項1記載のトランスのエネルギ検出装置。
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