JP4094595B2 - 蓄電素子の電圧均等化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリ等を構成する複数の蓄電素子の端子電圧を均等化する蓄電素子の電圧均等化装置に関する。
一般に、モータにより走行する電気自動車或いはエンジンとモータを併用して走行するハイブリッド自動車には、多数(例えば、100個前後)の蓄電素子を直列に接続したバッテリを搭載する。そして、このバッテリには、充電容量の確保,各蓄電素子の長寿命化及び安全性等を考慮して、各蓄電素子の端子電圧を均等化する電圧均等化装置を接続するとともに、1つの蓄電素子に短絡等の故障が発生した場合であっても発熱や液漏れ等により重大な二次故障の原因になることから、各蓄電素子における端子電圧の異常を検出するための電圧検出装置を接続している。
従来、この種の電圧均等化装置としては、既に本出願人が提案した特開2002−223528号公報開示の蓄電素子の電圧均等化装置が知られている。この電圧均等化装置は、直列接続された一方の複数の蓄電素子群の各々蓄電素子と、互いに磁気結合された複数の2次巻線の各々と、複数の一方のスイッチング素子の各々とでそれぞれ閉回路を構成し、他方の蓄電素子と2次巻線と共通に磁気結合されている1次巻線と他方のスイッチング素子とで閉回路を構成し、一方の複数のスイッチング素子と他方のスイッチング素子を交互にON・OFFすることにより直列接続された一方の複数の蓄電素子の出力電圧を均等化するものである。
特開2002−223528号
しかし、上述した従来における蓄電素子の電圧均等化装置は、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、この種の電圧均等化装置は、トランスにエネルギを蓄積するとともに、蓄積したエネルギを端子電圧の相対的に低い蓄電素子に放出して各蓄電素子の端子電圧を均等化するため、電圧均等化装置を、複数(n台)の電圧均等化モジュールの直列接続により構成する場合、全ての電圧均等化モジュールにおけるエネルギの蓄積量(放出量)が1台の電圧均等化モジュールのほぼn倍に増加し、電圧均等化モジュールの設計に際しては、予定されるモジュールの最大使用数量を考慮したエネルギ蓄積能力を有するトランスを選定する必要がある。したがって、最大使用数量よりも少ない数量の電圧均等化モジュールにより電圧均等化装置を構成する際は、装置の無用な大型化及びコストアップ、更には無用な電力消費を生じるとともに、他方、最大使用数量よりも多い電圧均等化モジュールを用いた電圧均等化装置は構成が困難になるなど汎用性にも劣る。
第二に、エネルギの蓄積(放出)に伴って流れる蓄積電流(放出電流)は、蓄電素子(電圧均等化モジュール)の数量が多くなるに従って大きくなるため、例えば、補助的回路である蓄電素子の端子電圧を検出する電圧検出回路を設ける場合、使用するダイオード等による回路の電圧降下が大きくなり、結局、電圧検出回路における検出精度の低下及び安定性の低下を招く。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した蓄電素子の電圧均等化装置の提供を目的とするものである。
本発明に係る蓄電素子の電圧均等化装置1は、上述した課題を解決するため、少なくとも複数の蓄電素子B…にそれぞれ接続する複数の基本巻線2o…を有するトランス2を備え、トランス2にエネルギを蓄積するとともに、蓄積したエネルギを端子電圧V…の相対的に低い蓄電素子B…に放出して各蓄電素子B…の端子電圧V…を均等化する電圧均等化装置を構成するに際して、複数の蓄電素子B…の端子電圧V…を均等化する電圧均等化モジュールMを構成し、複数の電圧均等化モジュールM…及び対応する蓄電素子B…をそれぞれ順次直列に接続するとともに、基本巻線2oのインダクタンスLoよりも小さいインダクタンスLsを有してエネルギの蓄積又は放出を行うエネルギ処理用インダクタ3を、全部又は一部の電圧均等化モジュールM…のトランス2…に対して共通に接続することを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、エネルギ処理用インダクタ3のインダクタンスLsは、基本巻線2oのインダクタンスLoの1/2以下に設定できるとともに、トランス2…に対してエネルギ処理用インダクタ3を接続し又は接続を解除する切換手段11を設けることができる。一方、トランス2…には、エネルギ処理用インダクタ3を接続して閉回路12を構成する接続巻線2j…を設ける。なお、この接続巻線2j…は、トランス2…における既存の巻線2x…と兼用することができる。さらに、エネルギ処理用インダクタ3は、インダクタンスLsの大きさを可変可能に構成することができる。
また、本発明に係る他の形態に係る蓄電素子の電圧均等化装置1は、上述した課題を解決するため、少なくとも複数の蓄電素子B…にそれぞれ接続する複数の基本巻線2o…を有するトランス2を備え、トランス2にエネルギを蓄積するとともに、蓄積したエネルギを端子電圧V…の相対的に低い蓄電素子B…に放出して各蓄電素子B…の端子電圧V…を均等化する電圧均等化装置を構成するに際して、トランス2に、基本巻線2oのインダクタンスLoよりも小さいインダクタンスLsを有してエネルギの蓄積又は放出を行うエネルギ処理用インダクタ3を接続してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、トランス2…に対してエネルギ処理用インダクタ3を接続し又は接続を解除する切換手段11を設けることができる。また、トランス2…には、エネルギ処理用インダクタ3を接続して閉回路12を構成する接続巻線2j…を設ける。なお、この接続巻線2j…は、トランス2…における既存の巻線2x…と兼用することができる。
このような構成を有する本発明に係る蓄電素子の電圧均等化装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 複数の電圧均等化モジュールM…により電圧均等化装置1を構成する際において、各電圧均等化モジュールM…に使用するトランス2…におけるエネルギ蓄電能力を必要最小限に設定しても、電圧均等化モジュールM…の数量に対応して生じるエネルギ蓄積能力の不足分は、エネルギ処理用インダクタ3により確保できるため、電圧均等化モジュールM(電圧均等化装置1)の小型化,低コスト化及び省電力化を図れるとともに、電圧均等化モジュールMの標準化も容易に行うことができる。
(2) 電圧均等化モジュールM…の数量を任意に増減変更する場合であっても、エネルギ処理用インダクタ3におけるインダクタンスLsの大きさを選定することにより容易かつ柔軟に対応でき、設計自由度、更には汎用性を高めることができる。
(3) 補助的回路である蓄電素子B…の端子電圧V…を検出する電圧検出回路を設ける場合であっても、電圧検出時に、トランス2に対するエネルギ処理用インダクタ3の接続を解除することにより、使用するダイオード等による回路の電圧降下を小さくできるとともに、変動も小さくできるため、電圧検出回路における検出精度及び安定性を高めることができる。
(4) 好適な態様により、エネルギ処理用インダクタ3のインダクタンスLsを、基本巻線2oのインダクタンスLoの1/2以下に設定すれば、上述した(1)〜(3)における作用効果を確実に享受できる。
(5) 好適な態様により、トランス2…に対してエネルギ処理用インダクタ3を接続し又は接続を解除する切換手段11を設ければ、電圧均等化処理を行った後、エネルギ処理用インダクタ3の接続を解除することによって、電圧均等化処理後の無用なエネルギ循環(エネルギロス)を回避できる。
(6) 好適な態様により、トランス2…に、エネルギ処理用インダクタ3を接続する接続巻線2j…を、トランス2…における既存の巻線2x…と兼用して設ければ、別途の接続巻線2j…が不要になるため、トランス2…の更なる小型化及び低コスト化に寄与できる。
(7) 好適な態様により、エネルギ処理用インダクタ3におけるインダクタンスLsの大きさを可変可能に構成すれば、エネルギの蓄積量(放出量)に基づく蓄積電流(放出電流)の大きさを適宜容易に調整(設定)することができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る蓄電素子の電圧均等化装置1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1中、31はバッテリ、特に、モータにより走行する電気自動車及びエンジンとモータを併用して走行するハイブリッド自動車に搭載するバッテリを示す。このバッテリ31は、複数の蓄電素子B…を直列に接続して構成したものであり、この蓄電素子B…には、リチウムイオン電池等のイオン電池や電気二重層コンデンサ等の各種蓄電素子を用いることができる。また、各蓄電素子B…は、1個のセルにより構成してもよいし、複数個のセル、例えば、直列接続,並列接続又はこれらの組合わせからなる複数個のセルにより構成してもよい。この場合、バッテリ31は、複数のバッテリ群31u,31u…に分けることができ、各バッテリ群31uには、直列に接続した複数の蓄電素子B…を含む。そして、各バッテリ群31u…は順次直列に接続してバッテリ31を構成する。
一方、電圧均等化装置1は、各バッテリ群31u…に対応した複数(n台)の電圧均等化モジュールM…を備え、一つのバッテリ群31uに一台の電圧均等化モジュールMを対応させて接続する。
図2に、一台の電圧均等化モジュールMを抽出して示す。電圧均等化モジュールMは、鉄心を有するトランス2を備え、このトランス2は、各蓄電素子B…に対応して設けた複数の基本巻線2o…を有する。各基本巻線2o…の巻数は同一巻数である。また、基本巻線2o…の巻終端子は、対応する蓄電素子B…の正極側に接続するとともに、基本巻線2o…の巻始端子は、第一ダイオード(一方向性導通素子)4a…及びスイッチング素子5…の直列回路を介して対応する蓄電素子B…の負極側に接続する。さらに、任意の基本巻線2o…における巻始端子は、第二ダイオード(一方向性導通素子)4b…を介して、当該任意の基本巻線2o…に対応する蓄電素子B…の正極側に接続した隣の蓄電素子B…の正極側に接続する。なお、バッテリ群31uの正極端子31upに接続した蓄電素子Bに対応する基本巻線2oの巻始端子には、第二ダイオード4bの接続は行わない。一方、2sは、電圧均等化モジュールMを単独で使用したり、或いは複数の電圧均等化モジュールM…を接続した際に、バッテリ31における最も負極側に位置するバッテリ群31uに接続する電圧均等化モジュールMを構成する際に用いる補助巻線を示す。したがって、この補助巻線2sは、他の電圧均等化モジュールM…には設けることを要しない。この補助巻線2sは、図2に仮想線で示すように、巻終端子をバッテリ群31uの負極端子31unに接続するとともに、巻始端子を第二ダイオード4bを介して、当該負極端子31unに接続した蓄電素子Bの正極側に接続する。
これにより、各スイッチング素子5…のON時には、各蓄電素子B…から対応する各第一ダイオード4a…を介して各基本巻線2o…にそれぞれ通電可能な複数の第一直列回路Ca…が構成されるとともに、各スイッチング素子5…のOFF時には、各基本巻線2o…から各第二ダイオード4b…を介して隣の各蓄電素子B…にそれぞれ通電可能な複数の第二直列回路Cb…が構成される。なお、各スイッチング素子5…には、FET等の半導体スイッチを用いることができる。
他方、7は、制御部(制御回路)を示す。この制御部7は、内蔵するパルス発振器から発振する周波数が百〔kHz〕程度のパルス制御信号Psを出力し、このパルス制御信号Psにより各スイッチング素子5…を同期させてON/OFF制御する。
また、電圧均等化モジュールMには、全蓄電素子B…のうちの最大端子電圧Vmaxを検出する最大電圧検出部22m及び最小端子電圧Vminを検出する最小電圧検出部22sからなる電圧検出回路21を備える。この場合、トランス2に、最大端子電圧Vmaxの検出に用いる第一検出巻線2daと最小端子電圧Vminの検出に用いる第二検出巻線2dbからなる検出巻線2dを設ける。そして、第一検出巻線2daの巻終端子は、ダイオード23aを介して最大電圧検出部22mの一方の入力ポートに接続するとともに、第一検出巻線2daの巻始端子は、最大電圧検出部22mの他方の入力ポートに接続する。一方、第二検出巻線2dbの巻始端子は、ダイオード23bを介して最小電圧検出部22sの一方の入力ポートに接続するとともに、第二検出巻線2dbの巻終端子は、最小電圧検出部22sの他方の入力ポートに接続する。この際、第一検出巻線2da及び第二検出巻線2dbの巻数は、基本巻線2oに一致させる。これにより、最大端子電圧Vmax及び最小端子電圧Vminを検出することができる。このような検出巻線2dを設けることにより、電気的な絶縁を図ることができるとともに、必要に応じて検出電圧を昇圧又は降圧することができる利点がある。
さらに、ダイオード23aの出力側と第一検出巻線2daの巻始端子間には、電圧保持コンデンサ24a及び抵抗25aの並列回路を接続するとともに、ダイオード23bの出力側と第二検出巻線2dbの巻終端子間には、電圧保持コンデンサ24b及び抵抗25bの並列回路を接続する。ダイオード23aと電圧保持コンデンサ24aは、最大端子電圧Vmaxを保持する機能を有するとともに、ダイオード23bと電圧保持コンデンサ24bは、最小端子電圧Vminを保持する機能を有する。このような電圧保持コンデンサ24a,24bを設けることにより、各スイッチング素子5…のON時に発生する最大端子電圧Vmax及び各スイッチング素子5…のOFF時に発生する最小端子電圧Vminを、各スイッチング素子5…のON/OFFタイミングに影響されることなく検出することができ、検出処理系の簡略化を図ることができる。
以上の構成が電圧均等化モジュールMの基本回路となるが、トランス2には、更に本発明に従って、後述するエネルギ処理用インダクタ3を接続する接続巻線2jを設ける。このように構成する電圧均等化モジュールMは、使用するトランス2のエネルギ蓄電能力を必要最小限の大きさに設定する。具体的には、トランス2における基本巻線2o…のインダクタンスLoを大きく設定することにより、トランス2自身に蓄積されるエネルギが少なくなるように考慮することができる。
そして、本実施形態に係る電圧均等化装置1は、図2に示す電圧均等化モジュールMを複数(n台)用意し、図1に示すように、各電圧均等化モジュールM…を順次直列に接続する。この場合、任意の電圧均等化モジュールMにおけるバッテリ群31uの正極端子31upに接続した蓄電素子Bに対応する基本巻線2oの巻始端子を、別途用意した接続用ダイオード4bcを介して、当該正極端子31upに接続した他のバッテリ群31uの負極端子31unに接続した蓄電素子Bの正極側に接続する。接続用ダイオード4bcは、前述した第二ダイオード4bと同一の機能を有する。なお、バッテリ31における最も負極側に位置するバッテリ群31uに接続する電圧均等化モジュールMは、前述した補助巻線2sを設けた電圧均等化モジュールMを用いる。
さらに、各電圧均等化モジュールM…における各接続巻線2j…同士は、図1に示すように、並列接続するとともに、この並列接続した接続巻線2j…に対して、エネルギ処理用インダクタ3及びスイッチ素子11sの直列回路を共通に接続する。これにより、並列接続した接続巻線2j…とエネルギ処理用インダクタ3及びスイッチ素子11sにより閉回路12が構成される。この場合、スイッチ素子11sは、トランス2…に対してエネルギ処理用インダクタ3を接続し又は接続を解除する切換手段11を構成する。また、エネルギ処理用インダクタ3のインダクタンスLsは、基本巻線2oのインダクタンスLoの1/2以下に設定、望ましくは1/10程度に設定することができる。
次に、本実施形態に係る電圧均等化装置1の動作について、図1〜図5を参照して説明する。
まず、図2に示す電圧均等化モジュールMの基本的な電圧均等化処理に係わる動作について、図1,図4及び図5を参照しつつ図3に示すフローチャートに従って説明する。
電圧均等化装置1(電圧均等化モジュールM)の作動時には、制御部7から各スイッチング素子5…に対してパルス制御信号Psが付与され、各スイッチング素子5…は、パルス制御信号Psに同期してON/OFF制御される。
今、各スイッチング素子5…がONした場合を想定する(ステップS1)。図4に、各スイッチング素子5…がONした状態における電圧均等化モジュールMの等価回路Uaを示す。この場合、各蓄電素子B…から対応する各第一ダイオード4a…を介して各基本巻線2o…に通電可能な複数の第一直列回路Ca…が構成されるとともに、各第一直列回路Ca…が並列接続された状態となる。この結果、全蓄電素子B…のうち端子電圧Vの最も大きい蓄電素子B、即ち、最大端子電圧Vmaxを有する蓄電素子Bから基本巻線2oに対して、トランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3へのエネルギ蓄積に伴う蓄積電流Isが流れるとともに、最大端子電圧Vmaxは、全基本巻線2o…に発生するため、この最大端子電圧Vmaxよりも小さい端子電圧Vを有する蓄電素子B…からは蓄積電流Is…が流れない。なお、最大端子電圧Vmaxを有する蓄電素子Bは、一個の場合及び二個以上の場合が発生する。図2に、蓄積電流Isの経路を一点鎖線矢印により示す。よって、最大端子電圧Vmaxの蓄電素子Bのみから蓄積電流Isが流れることにより、トランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3に対してエネルギの蓄積が行われるため、蓄電素子Bの最大端子電圧Vmaxを低下させる均等化処理が行われる(ステップS2)。一方、基本巻線2oの両端子(巻始端子と巻終端子)に発生する最大端子電圧Vmaxは、ダイオード23aを介して電圧保持コンデンサ24aに充電され、電圧保持コンデンサ24aの端子電圧として保持される(ステップS3)。
次に、各スイッチング素子5…がOFFした場合を想定する(ステップS4)。図5に、各スイッチング素子5…がOFFした状態における電圧均等化装置1の等価回路Ubを示す。この場合、各基本巻線2o…から各第二ダイオード4b…を介して各蓄電素子B…に通電可能な複数の第二直列回路Cb…が構成されるとともに、各第二直列回路Cb…が並列接続された状態になる。この結果、基本巻線2oから、全蓄電素子B…のうち端子電圧Vの最も小さい蓄電素子B、即ち、最小端子電圧Vminの蓄電素子B…に対してトランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3からのエネルギ放出に伴う放出電流Irが流れるとともに、最小端子電圧Vminは、全基本巻線2o…に発生するため、この最小端子電圧Vminよりも大きい端子電圧Vを有する蓄電素子B…には放出電流Ir…が流れない。なお、最小端子電圧Vminを有する蓄電素子Bは、一個の場合及び二個以上の場合が発生する。図2に、放出電流Irの経路を一点鎖線矢印により示す。最小端子電圧Vminの蓄電素子Bにのみ放出電流Irが流れることにより、蓄電素子Bに対する充電が行われるため、最小端子電圧Vminを上昇させる均等化処理が行われる(ステップS5)。一方、基本巻線2oの両端子(巻始端子と巻終端子)に発生する最小端子電圧Vminは、ダイオード23bを介して電圧保持コンデンサ24bに充電され、電圧保持コンデンサ24bの端子電圧として保持される(ステップS6)。このようなスイッチング素子5…のON/OFF動作が繰返されることにより、各蓄電素子B…に対する電圧均等化処理が行われる。
以上、図2に示した電圧均等化モジュールMの動作について説明したが、このような電圧均等化処理(動作)は、図1に示す電圧均等化装置1の全体においても同様に行われる。そして、最終的には全蓄電素子B…の端子電圧V…が均等化される。このように、電圧均等化装置1では、各スイッチング素子5…のON時に、最大端子電圧Vmaxの蓄電素子B…から基本巻線2o…に対して、トランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3へのエネルギ蓄積に伴う蓄積電流Is…が流れるとともに、各スイッチング素子5…のOFF時に、基本巻線2o…から最小端子電圧Vminの蓄電素子B…に対して、トランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3からのエネルギ放出に伴う放出電流Ir…が流れるため、トランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3へのエネルギ蓄積時、更にはトランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3からのエネルギ放出時の双方において均等化処理が行われることになり、均等化能力及び均等化効率を飛躍的に高めることができる。
一方、電圧検出回路21では、予め設定されたサンプリング時間になったなら、最大端子電圧Vmax及び最小端子電圧Vminの検出処理を行う(ステップS7,S8)。この場合、スイッチ素子11sはOFFに切換える。この場合、最大端子電圧Vmaxは、電圧保持コンデンサ24aに保持されているため、最大電圧検出部22mにより電圧保持コンデンサ24aの端子電圧を読取るのみで最大端子電圧Vmaxを検出することができる。そして、検出した最大端子電圧Vmaxは、データとして制御部7に付与され、制御部7のメモリに少なくとも一時記憶される。同様に、最小端子電圧Vminは、電圧保持コンデンサ24bに保持されているため、最小電圧検出部22sにより電圧保持コンデンサ24bの端子電圧を読取るのみで最小端子電圧Vminを検出することができる。そして、検出した最小端子電圧Vminは、データとして制御部7に付与され、制御部7のメモリに少なくとも一時記憶される。
他方、制御部7に一時記憶された最大端子電圧Vmaxと最小端子電圧Vminに係るデータは、スイッチング素子5…の制御条件の設定にも利用可能である。即ち、制御部7では、最大端子電圧Vmaxと最小端子電圧Vminの差(差電圧Ve)を、Vmax−Vmin=Veの演算処理により求める(ステップS9)。そして、この差電圧Veが予め設定した設定値Es以下のときは、スイッチング素子5…のON/OFF制御を停止し、OFF状態にする(ステップS10,S11)。この場合、差電圧Veが小さいことは、各蓄電素子B…間の端子電圧V…のバラツキが小さく、均等化処理する必要がないことを意味するため、均等化処理を停止することにより、無駄なエネルギ消費を回避できる。これに対して、差電圧Veが設定値Esを越えているときは、各蓄電素子B…間の端子電圧V…のバラツキが大きく、均等化処理を要するため、スイッチング素子5…のON/OFF制御をそのまま継続する(ステップS10)。
また、差電圧Veが設定値Esを越えているときは、差電圧Veの大きさに応じて、スイッチング素子5…をON/OFF制御するスイッチング周波数fsの変更処理を行う(ステップS10,S11)。即ち、差電圧Veが大きいときは、スイッチング周波数fsを低く設定する制御条件変更処理を行うとともに、差電圧Veが小さいときは、スイッチング周波数fsを高く設定する制御条件変更処理を行う。このように、差電圧Veが小さいときは、スイッチング素子5…のON時間を短くすることにより、トランス2…(エネルギ処理用インダクタ3)に対する蓄積及び放出エネルギを少なくして無駄な損失を低減するとともに、差電圧Veが大きいときは、スイッチング素子5…のON時間を長くすることにより、均等化処理能力を高めることができる。
このように、本実施形態に係る電圧均等化装置1では、基本的に、端子電圧Vが相対的に高い蓄電素子Bのエネルギをトランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3に蓄積するとともに、トランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3に蓄積したエネルギを端子電圧Vの相対的に低い蓄電素子Bに放出して各蓄電素子B…の端子電圧V…を均等化する機能を有している。特に、エネルギ処理用インダクタ3を備えるため、電圧均等化モジュールM…に使用するトランス2…のエネルギ蓄電能力を必要最小限の大きさに設定しても、電圧均等化モジュールM…の数量に対応して生じるエネルギ蓄積能力の不足分は、エネルギ処理用インダクタ3により確保される。
この結果、電圧均等化モジュールM…の数量に対応して生じるエネルギ蓄電能力の要求に対しては、単一のエネルギ処理用インダクタ3のインダクタンスLsの変更により対応できるため、電圧均等化モジュールM(電圧均等化装置1)の小型化,低コスト化及び省電力化を図れるとともに、電圧均等化モジュールMの標準化も容易に行うことができる。また、電圧均等化モジュールM…の数量を任意に増減変更する場合であっても、エネルギ処理用インダクタ3におけるインダクタンスLsの大きさを選定することにより容易かつ柔軟に対応でき、設計自由度、更には汎用性を高めることができる。
さらに、補助的回路である蓄電素子B…の端子電圧V(Vmax,Vmin)…を検出する電圧検出回路21を設ける場合であっても、トランス2に対するエネルギ処理用インダクタ3の接続を解除することにより、使用するダイオード4a…,4b…等による回路の電圧降下を小さくできるとともに、変動も小さくできるため、電圧検出回路21における検出精度及び安定性を高めることができる。この場合、トランス2…に対してエネルギ処理用インダクタ3を接続し又は接続を解除するスイッチ素子11sを有するため、電圧均等化処理を行った後、スイッチ素子11sをOFFにし、トランス2…に対するエネルギ処理用インダクタ3の接続を解除すれば、電圧均等化処理後の無用なエネルギ循環(エネルギロス)を回避できる。このような作用効果は、単一の電圧均等化モジュールMに適用した場合であっても同様に享受できる。
他方、図6〜図8には、電圧均等化装置1に係わる変更実施形態を示す。図6は、異なる動作原理による電圧均等化モジュールM…を用いた電圧均等化装置1を示す。図6中、2は一次巻線2xと複数の基本巻線(二次巻線)2o…を有するトランス、4x…はダイオード、5xはスイッチング素子、Boは給電部を示す。なお、その他、図1と同一部分には同一符号を付した。図6に示す電圧均等化装置1は、スイッチング素子5xにパルス制御信号Psを付与してON/OFF制御すれば、給電部Boからトランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3にエネルギの蓄積が行われるとともに、トランス2…及びエネルギ処理用インダクタ3に蓄積されたエネルギは、基本巻線(二次巻線)2o…に対して放出される動作が繰り返される。したがって、この動作が図1に示した電圧均等化装置1と異なる。そして、放出されたエネルギは、図1に示した電圧均等化装置1の場合と同様に電圧均等化に用いられる。また、図6に示す電圧均等化装置1では、トランス2…に設ける接続巻線2j…を、トランス2…における既存の巻線(一次巻線)2x…に兼用させている。このため、別途の接続巻線2j…が不要となり、トランス2…の更なる小型化及び低コスト化に寄与できる利点がある。なお、図6に示す電圧均等化装置1には、図1に示した電圧検出回路21は備えていない。
一方、図7及び図8は、エネルギ処理用インダクタ3におけるインダクタンスLsの大きさを可変可能に構成したものである。図7は、エネルギ処理用インダクタ3における巻線3pに、一又は二以上の中間タップ3b,3cを設けたものである。この場合、接続巻線2jの巻始端子は、巻線3pの一端3x側に接続するとともに、接続巻線2jの巻終端子は、切換スイッチ51を介して、巻線3pの他端3a,中間タップ3b,3cに対して選択的に接続でき、異なるインダクタンスLs…を選択して設定できる。また、図8は、エネルギ処理用インダクタ3における巻線3sのインダクタンスLsを、連続して可変できるようにしたものである。なお、図7及び図8において、図1と同一部分には、同一符号を付した。このように、エネルギ処理用インダクタ3におけるインダクタンスLsの大きさを可変可能に構成すれば、エネルギの蓄積量(放出量)に基づく蓄積電流(放出電流)の大きさを適宜容易に調整(設定)できる利点がある。
以上、最良の実施形態(変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、電圧均等化モジュールは、例示の動作原理や回路形態のみならず、他の各種タイプ、具体的には、特願2004−101118号等に記載する各種タイプの電圧均等化装置も同様に適用することができる。また、スイッチング素子,ダイオード,電圧検出回路等は、同一の機能を有する各種部品及び回路を適用することができる。さらに、エネルギ処理用インダクタは、全部の電圧均等化モジュールに対して共通に接続した場合を示したが、一部の電圧均等化モジュールのみに対し、或いは一部の電圧均等化モジュール毎に接続してもよい。一方、最大端子電圧Vmax,最小端子電圧Vminを検出する電圧検出回路21は、各電圧均等化モジュールM…に設けた場合を示したが、電圧均等化装置1を構成する各電圧均等化モジュールM…のうち、一つのモジュールMのみ或いは選択した複数のモジュールM…のみに設けてもよいし、最大端子電圧Vmax又は最小端子電圧Vminの一方のみを設けてもよい。なお、蓄電素子は、モータにより走行する電気自動車或いはエンジンとモータを併用して走行するハイブリッド自動車に搭載するバッテリに用いる蓄電素子を例示したが、用途はこれに限定されるものではない。
本発明の最良の実施形態に係る電圧均等化装置の回路図、 同電圧均等化装置の電圧均等化モジュールを抽出して示す回路図、 同電圧均等化装置(電圧均等化モジュール)の動作を説明するためのフローチャート、 同電圧均等化装置(電圧均等化モジュール)のスイッチング素子がONした状態の等価回路、 同電圧均等化装置(電圧均等化モジュール)のスイッチング素子がOFFした状態の等価回路、 本発明の変更実施形態に係る電圧均等化装置の回路図、 変更実施形態に係るエネルギ処理用インダクタを含む一部抽出回路図、 変更実施形態に係るエネルギ処理用インダクタを含む一部抽出回路図、
符号の説明
1 電圧均等化装置
2 トランス
2o… 基本巻線
2j… 接続巻線
2x… トランスにおける既存の巻線
3 エネルギ処理用インダクタ
11 切換手段
12 閉回路
B… 蓄電素子
V… 端子電圧
M… 電圧均等化モジュール

Claims (10)

  1. 少なくとも複数の蓄電素子にそれぞれ接続する複数の基本巻線を有するトランスを備え、前記トランスにエネルギを蓄積するとともに、蓄積したエネルギを端子電圧の相対的に低い蓄電素子に放出して各蓄電素子の端子電圧を均等化する蓄電素子の電圧均等化装置において、複数の蓄電素子の端子電圧を均等化する電圧均等化モジュールを構成し、複数の電圧均等化モジュール及び対応する蓄電素子をそれぞれ順次直列に接続するとともに、前記基本巻線のインダクタンスよりも小さいインダクタンスを有して前記エネルギの蓄積又は放出を行うエネルギ処理用インダクタを、全部又は一部の電圧均等化モジュールのトランスに対して共通に接続してなることを特徴とする蓄電素子の電圧均等化装置。
  2. 前記エネルギ処理用インダクタのインダクタンスは、前記基本巻線のインダクタンスの1/2以下に設定することを特徴とする請求項1記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
  3. 前記トランスに対して前記エネルギ処理用インダクタを接続し又は接続を解除する切換手段を備えることを特徴とする請求項1記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
  4. 前記トランスは、前記エネルギ処理用インダクタを接続して閉回路を構成する接続巻線を有することを特徴とする請求項1記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
  5. 前記接続巻線は、前記トランスにおける既存の巻線と兼用することを特徴とする請求項4記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
  6. 前記エネルギ処理用インダクタは、インダクタンスの大きさを可変可能に構成することを特徴とする請求項1記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
  7. 少なくとも複数の蓄電素子にそれぞれ接続する複数の基本巻線を有するトランスを備え、前記トランスにエネルギを蓄積するとともに、蓄積したエネルギを端子電圧の相対的に低い蓄電素子に放出して各蓄電素子の端子電圧を均等化する蓄電素子の電圧均等化装置において、前記トランスに、前記基本巻線のインダクタンスよりも小さいインダクタンスを有して前記エネルギの蓄積又は放出を行うエネルギ処理用インダクタを接続してなることを特徴とする蓄電素子の電圧均等化装置。
  8. 前記トランスに対して前記エネルギ処理用インダクタを接続し又は接続を解除する切換手段を備えることを特徴とする請求項7記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
  9. 前記トランスは、前記エネルギ処理用インダクタを接続して閉回路を構成する接続巻線を有することを特徴とする請求項7記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
  10. 前記接続巻線は、前記トランスにおける既存の巻線と兼用することを特徴とする請求項9記載の蓄電素子の電圧均等化装置。
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