JP4371676B2 - 競艇用ターンブイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、競艇用ターンブイ(ターンマーク)に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、競艇場のコース水面上にはレース時の折返し点を表示するための第1及び第2ターンマークと呼ばれる1対のターンブイが設置されており、この両ターンブイ間を周回するコースをボートが走行するようになっている。
【0003】
この競艇用ターンブイとしては、従来、その上下略中央よりも上側に位置する中空円錐部と、この中空円錐部よりも下側に位置する中空フロート部とを一体的に組み付けたものであり、これら中空円錐部及び中空フロート部の各壁部は、内部に補強布が埋設されるようにゴム製シート材を貼り合わせてなるものが知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公昭58―48958号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平6―99883号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、競艇の舟券を購入する場合、競艇場に出向いて購入する他に、場外舟券売場でも舟券を購入することができる。前者の場合には、舟券を購入した後に、実際のレースの状況を観戦することができる。
【0007】
これに対し、場外舟券売場で舟券を購入する後者の場合においては、レースの状況を見るには、カメラで撮像したレースの実況画像をモニタ画面で映し出して、そのモニタ画面からレースの状況を見ることが行われている。
【0008】
しかし、上記場外舟券売場では、通常、モニタ画面にレース画像が映し出されているだけであり、実際に競艇場でレースを観戦するのとはレースの雰囲気で大きな隔たりがあり、その差をなくすことが望まれていた。
【0009】
そこで、競艇場の側壁部等にマイクを取り付け、そのマイクによりレース音を集音し、そのレース音に効果音を加えてモニタ画面のレース画像と共に出力するようにしてもよいが、その場合、集音位置がコースを走行するボートの位置から離れているので、レース中の生々しい音声をそのまま捉えて出力することは難しく、やはりレースの臨場感や緊迫感が今1つ不足するのは否めない。
【0010】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その主たる目的は、競艇場におけるマイクの設置位置を工夫することにより、レースの臨場感や緊迫感を表す生の音声を集音して、その音声を競艇場以外の場所に提供できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、競艇場においてボートが周回するコースを形成する上記ターンブイに着目し、その内部にマイクを設置するようにした。
【0012】
すなわち、請求項1の発明では、競艇場における水面上の所定位置に設置され、弾性材料からなる上側の中空円錐部及び下側の中空フロート部が一体的に組み付けられて少なくとも中空フロート部内に空気が密封された競艇用ターンブイであって、上記中空円錐部内にマイクが配置され、このマイクの集音部に対応する中空円錐部の壁部に音声取入口が開口され、この音声取入口は、マイクの集音部への風切り音の侵入を抑制する防水性を有する風切り音防止材で閉塞されていることを特徴とする。
【0013】
この発明の構成によると、競艇場のコースを形成するターンブイの内部にマイクが配置されているので、レース中の音声、例えばターンブイ近くに待機中のボートやターンブイ周りを走行中のボートのエンジン音、選手の声がマイクに入力され、それら音声を間近の位置で捉えることができる。このことで、レースの臨場感や緊迫感を表す生の音声を効果音として集音でき、その音声を競艇場以外の場所に提供することが可能となる。
【0014】
また、上記音声取入口は、マイクの集音部への風切り音の侵入を抑制する防水性を有する風切り音防止材で閉塞されているので、マイクの集音部に風切り音が入力するのを風切り音防止材により防止して、生の音声をより一層クリアな状態で捉えることができる。しかも、風切り音防止材は防水性を有するので、この風切り音防止材により水が音声取入口から中空円錐部内に入ってマイクにかかるのをも防いで、マイクの作動安定性や信頼性を高めることができる。
【0015】
請求項2の発明では、上記マイクの集音部は、上記中空円錐部内の上部に配置されているものとする。こうすると、マイクの集音部が配置される集音空間が小さくなり、そのマイク集音部を中空円錐部内の上部以外の他の箇所に配置する場合のように、集音空間が大きくなって籠もり音をマイク集音部が拾うのを防止することができる。
【0016】
請求項3の発明では、上記中空円錐部の側壁部上部に複数の音声取入口が上下複数段にかつ各段で周方向に間隔をあけて配列され、これら上下に隣接する音声取入口は周方向に互いにずれている構成とする。このことで、マイクに対し生の音声を、風切り音等の雑音や籠もり音等の変性のないクリアな状態で捉えることができ、レースの臨場感を表すのに望ましい音声が得られる。
【0017】
請求項4の発明では、上記マイクは中空円錐部の壁部内面と間隔をあけて配置され、このマイクと中空円錐部の壁部内面との間に遮音材が介在されている構成とする。こうすると、レースの音声が中空円錐部の壁部を経てマイクに入力されること、つまりレースの音声により中空円錐部の壁部が振動し、その振動をマイクが拾うことを防いで、そのレースの音声が籠もるのを防止でき、より一層クリアなレース音声を集音することができる。
【0018】
請求項5の発明では、上記中空円錐部内の空間と仕切る中空フロート部の上壁部にマイクが支持されている構成とする。このように中空フロート部の上壁部にマイクを支持することで、同じマイクを中空円錐部の壁部に支持する場合のように中空円錐部の壁部の振動によりマイクが振動するのを防止でき、より一層クリアなレース音声を集音することができる。
【0019】
請求項6の発明では、上記マイクの接続ケーブルは、中空フロート部下面から引き出されているものとする。こうすれば、ターンブイの設置状態ではマイクの接続ケーブルがターンブイの下側から水中に延びることとなり、そのケーブルが水面上に露出せず、外観見映えを向上させることができる。
【0020】
請求項7の発明では、上記中空円錐部と中空フロート部とは一体的に接合されている構成とする。このことで、例えば走行中のボートがターンブイに接触したとしても中空円錐部と中空フロート部とは分離し難くなり、ターンブイの耐久性、信頼性を高めることができる。
【0021】
請求項8の発明では、上記中空円錐部と中空フロート部とは分割可能に組み付けられている構成とする。こうすると、例えばマイクの点検、マイク自体又はその内蔵電池の交換等をする場合に、中空円錐部と中空フロート部とを分割すればよく、その点検や交換を容易に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図2及び図3は本発明の実施形態に係る競艇用ターンブイAを示し、このターンブイAは、競艇場のコース水面上の所定位置(例えば「第1ターンマーク」もしくは「第2ターンマーク」と称される位置、又はその両方の位置)に設置されるもので、上下略中央よりも上側に位置する所定のテーパ角を有する略円錐形状(詳しくは円錐台形状)の中空円錐部1と、この中空円錐部1の下側に位置し、上下2段のフロート部2,3(タイヤ部)を有する中空フロート部4(中空タイヤ部)とが一体的に組み付けられてなり、上記中空フロート部4内に空気が密封されており、この中空フロート部4内の空気によりターンブイAが水面上に浮くようになっている。
【0023】
上記中空円錐部1及び中空フロート部4はいずれも弾性材としてのゴムからなり、例えば図5、図9及び図10に示すように、各々の壁部は、内部に補強布6が埋設されるようにゴム製シート材を貼り合わせてなる。また、図1に示すように、中空フロート部4における上下2段のフロート部2,3間の側壁部には補強心材7が埋め込まれている。そして、図2及び図3に示すように、ターンブイAの外表面は中空円錐部1の上端(頂点)を中心とする円弧状の赤色部分及び白色部分との2色に交互に塗り分けられており、競技者が容易に認識できるようになっている。
【0024】
上記ターンブイAにおける中空円錐部1の円形状上壁部1aの中心部には1つのアイボルト10が取り付けられている。すなわち、図8に示すように、中空円錐部1の上壁部1aにはナット部材11がその上部上端面を周りの上壁部1a上面と略面一にして埋め込まれている。ナット部材11の外周面には円板状のフランジ部11aが突設され、このフランジ部11aは中空円錐部1の上壁部1a内に、その補強布6よりも下側(ターンブイAの上下中央側)に位置付けられており、このことでナット部材11がフランジ部11aにより上方に抜け止めされた状態で中空円錐部1の上壁部1aに気密状に埋め込まれている。このナット部材11には上端面から下端面まで貫通する貫通ねじ孔12が開口されており、この貫通ねじ孔12に上記アイボルト10が螺合されて取り付けられている。このアイボルト10は取付時にねじ部の下端部が貫通ねじ孔12を貫通してナット部材11の下端面から下側に突出している。
【0025】
一方、図4に示すように、中空フロート部4の底面にも4つのアイボルト14,14,…が周方向に等間隔をあけて取り付けられている。すなわち、図9に示すように、中空フロート部4の下壁部4bにおいて各アイボルト14を取り付けようとする取付位置にはナット部材15がその下端面を周りの下壁部4b下面と略面一にして埋め込まれている。この各ナット部材15の外周面には円板状のフランジ部15aが突設され、このフランジ部15aは中空フロート部4の下壁部4b内に、その補強布6よりも上側(ターンブイAの上下中央側)に位置付けられており、ナット部材15はフランジ部15aにより下方に抜け止めされた状態で中空フロート部4の下壁部4bに気密状に埋め込まれている。このナット部材15の下端面には有底状のねじ穴16が開口されており、この有底ねじ穴16に上記アイボルト14が螺合されて取り付けられている。
【0026】
そして、図2に示すように、上記中空フロート部4底面の4つのアイボルト14,14,…は水底面に植設したアンカBにチェーンC及び戻り止めDを介して連結されており、この連結構造によりターンブイAが水面上に浮くように係留されて設置される。
【0027】
上記中空フロート部4の上壁部4aは中空円錐部1との仕切壁部を構成している。図5に示すように、この中空フロート部4の上壁部4a上面の周縁部にはリング状の係合突起18が全周に亘り連続して一体に形成されている。この係合突起18は、中空フロート部4の上壁部4aの上面周縁部から上方に突出する縦部18aと、この縦部18aの上端から半径方向外側に水平に延びる横部18bと、この横部18bの先端から下方に向かう先端部18cとからなる。
【0028】
一方、中空円錐部1の側壁部1b内面の下端部には、上記係合突起18を嵌合可能な係合凹溝20が全周に亘り連続して形成されている。この係合凹溝20の奥部(半径方向外側部)は係合突起18の先端部18cに対応して下側に湾曲している。そして、この係合凹溝20に係合突起18を、係合突起18の先端部18cが係合凹溝20の奥部と側方から見てオーバーラップするように嵌合し、係合凹溝20の内面と、係合突起18において係合凹溝20に嵌合される横部18b及び先端部18cの各外面との間、係合突起18の縦部18a外側面とこれに対向する中空円錐部1の側壁部1b内面(係合凹溝20よりも下側部分)との間、中空円錐部1の側壁部1b下端面とこれに対向する中空フロート部4上面との間にそれぞれ低温熱硬化性の接着剤21が介在されて、この接着剤21により中空円錐部1と中空フロート部4とが一体的に接合されている。
【0029】
図4及び図10に示すように、上記中空フロート部4の下壁部4bの下面中心部には矩形状の凹陥部24が形成され、この凹陥部24の内面はステンレス鋼等の金属板25で覆われている。この金属板25の外周面下端部にはフランジ部25aが一体に突設され、このフランジ部25aは凹陥部24周りの下壁部4b内に、その補強布6よりも上側(ターンブイAの上下中央側)に位置付けられており、フランジ部25aにより金属板25が中空フロート部4の下壁部4b内に下方に抜け止めされて一体的に埋め込まれている。そして、上記凹陥部24の底部(上部)の金属板25にはチェック弁からなるエア調整弁27が取り付けられ、このエア調整弁27は中空フロート部4内と連通しており、このエア調整弁27を経て中空フロート部4内に空気を供給する一方、エア調整弁27から中空フロート部4内の空気が抜け出るのを阻止するようになっている。
【0030】
本発明の特徴として、図1、図6及び図8に示すように、上記中空円錐部1内にマイク30が配置されている。すなわち、上記マイク30は、内部に電池(図示せず)が収納されかつ上端に大径部31aを有するマイク本体31と、このマイク本体31の上端部に一体的に設けられて中空円錐部1内の上部に位置し、網等のガードにより覆われたドーム形状(半球状)の集音部32と、マイク本体31の下端部に突設され、マイク本体31に接続された第1ケーブル39を収容するケーブル収容管33とを備え、このケーブル収容管33の外面には雄ねじ33aが形成されている。
【0031】
一方、図5及び図7に示すように、上記中空フロート部4の上壁部4a(中空円錐部1との仕切壁部)の中心部には円筒状のマイク取付金具36が上壁部4aを貫通するように取り付けられている。このマイク取付金具36の外面の上下中間部にはフランジ部36aが突設されており、このフランジ部36aを上壁部4a内に埋め込むことで、マイク取付金具36が中空フロート部4の上壁部4aと一体的にかつ気密状に取り付けられている。
【0032】
そして、上記マイク取付金具36の内面の上部には、上記ケーブル収容管33外面の雄ねじ33aを螺合可能な雌ねじ(図示せず)が形成されており、ケーブル収容管33をマイク取付金具36内に上端から挿入して、その雄ねじ33aをマイク取付金具36内の雌ねじに螺合することで、マイク30が中空フロート部4の上壁部4a(仕切壁部)に起立状態で支持されるようになっている。
【0033】
上記ケーブル収容管33にはその管壁部を下端から上側に所定長さだけ切り欠いてなるスリット状のケーブル取出口34が形成され、このケーブル取出口から上記第1ケーブル39を引出し可能とされている。一方、上記マイク取付金具36の中空円錐部1内への突出部にはその上端からフランジ部36a近傍まで延びるスリット状のケーブル取出口37が形成され、このケーブル取出口37から第2ケーブル40を引出し可能とされており、これらケーブル取出口34,37からそれぞれケーブル39,40を引き出した状態で、上記の如くケーブル収容管33をマイク取付金具36内に挿入螺合して両者を連結し、その後に両ケーブル39,40の先端部にそれぞれ設けられているコネクタ(図示せず)同士を互いに接続するようになっている。
【0034】
そして、上記第1ケーブル39と第2ケーブル40とで本発明でいう接続ケーブルが構成されている。この接続ケーブル(第1及び第2ケーブル39,40)は、マイク30の信号を出力させるものであるが、その他、マイク30をターンブイA外からON状態又はOFF状態に切り換えるための信号等のマイク制御信号をマイク30に入力させるケーブルや他の必要なケーブルを含んでいてもよい。
【0035】
上記マイク取付金具36において中空フロート部4内に位置する下端部には、中空フロート部4内に収容したケーブル保護管42の上端部が気密状に外嵌合されて連結されている。36bはマイク取付金具36の下端部外周面に形成された抜止め部である。
【0036】
一方、図10に示すように、上記中空フロート部4の下壁部4bにおける金属板25の底壁部中心部にはケーブル引出金具26が一体的に形成されている。このケーブル引出金具26は金属板25を貫通する円筒状のもので、その下端部が金属板25にその底壁部から下方に突出しないように気密状に接合されている。ケーブル引出金具26は、中空フロート部4の下壁部4bにおける凹陥部24の底壁部に形成した孔部24a内を所定の隙間をあけて上方に延び、この孔部24a内のケーブル引出金具26に、上記ケーブル保護管42の下端部が気密状に外嵌合されて連結されている。26aはケーブル引出金具26の外周面に形成された抜止め部である。
【0037】
上記の構造により、ケーブル保護管42の上端部は中空フロート部4の上壁部4aを貫通するマイク取付金具36に、また下端部は中空フロート部4の下壁部4bを貫通するケーブル引出金具26にそれぞれ気密状に接続されており、このケーブル保護管42内の空間は、中空フロート部4内の空間と気密状に区画された状態で大気と連通している(図7参照)。尚、上記の如く、中空フロート部4内は空気が密封されているが、中空円錐部1内は後述する音声取入口53,53,…により大気に開放されている。
【0038】
図1及び図7に示すように、上記ケーブル保護管42は、ジクザク状に折り曲げられていて、中空フロート部4の上壁部4a及び下壁部4bが互いに接離するように変形しても、それを吸収するように伸縮する。そして、このケーブル保護管42内には上記第2ケーブル40が挿通され、この第2ケーブル40は、図2に示す如く、中空フロート部4の下壁部4bにおける金属板25のケーブル引出金具26から中空フロート部4の外側(下側)に引き出された後、上記チェーンC及び戻り止めDに係止されて水底面まで延び、その後に水底面に沿うように配置されて、その先端部が図外のマイクアンプに接続されている。
【0039】
図8に示すように、上記マイク30におけるマイク本体31の大径部31aは中空円錐部1の側壁部1b内面と間隔をあけて配置され、このマイク本体31と中空円錐部1の側壁部1b内面との間にウレタンフォーム等の遮音材44が介在されている。すなわち、遮音材44は、上記マイク本体31の大径部31aの上下寸法と同じ厚さを有する円錐台状のもので、その中心部にはマイク挿通孔44aが貫通形成され、このマイク挿通孔44aに上記マイク本体31の大径部31aが密嵌合されている。上記マイク本体31の大径部31a上面には、マイク30の集音部32を挿通せしめる中心孔45aを有する円板状の上側挟持プレート45が、また大径部31aの下面には大径部31a下側のマイク本体31を挿通せしめる中心孔46aを有する円板状の下側挟持プレート46がそれぞれ配置され、上記上側挟持プレート45の外周縁部は上記遮音材44の上面に、また下側挟持プレート46の外周縁部は遮音材44の下面にそれぞれ当接している。これら両挟持プレート45,46の外周縁部同士は、遮音材44を上下方向(厚さ方向)に貫通するボルト47と、このボルト47に螺合されるナット48とによりマイク本体31の大径部31aないし遮音材44を挟むように連結されており、この連結によりマイク30が遮音材44に一体的に連結されている。
【0040】
さらに、上記上側挟持プレート45の外周縁部上面には吊下げ部材50の両端部が一体的に取付固定されている。この吊下げ部材50は、マイク30の集音部32外面に沿って一定間隔をあけた状態で配置される湾曲棒状のもので、その上端頂部には連結部材51が一体的に固定されている。この連結部材51の上面には有底状のねじ穴51aが形成され、このねじ穴51aには、上記中空円錐部1の上壁部1aにおけるナット部材11の貫通ねじ孔12に螺合されたアイボルト10におけるねじ部の下端部が螺合締結されており、このことで、マイク30の上端部(マイク本体31)が吊下げ部材50及び連結部材51を介してアイボルト10に取付支持されていて、マイク30の上端部が振れ止めされている。
【0041】
上記マイク30の集音部32に対応する中空円錐部1の側壁部1bに音声取入口53,53,…が開口されている。すなわち、図6に示すように、中空円錐部1上部の側壁部1bに8つの音声取入口53,53,…が4つずつ上下2段にかつ各段で周方向に略等間隔をあけて配列され、上下に隣接する音声取入口53,53が周方向に互いに45°ずつずれている。
【0042】
より望ましくは、上記各音声取入口53は内径30mmのもので、上下2段の音声取入口53,53の中心間の上下間隔d1はd1=110〜120mmであり、中空円錐部1の上面から上段の音声取入口53の中心までの上下間隔d2はd2=85〜90mmとされている。
【0043】
すなわち、内径30mmよりも小径の音声取入口53を多数(例えば9つ以上)設けた場合、マイク30の集音部32が風切り音を拾うようになる。一方、逆に、内径30mmよりも大径の音声取入口53を少数(例えば7つ以下)設けた場合、中空円錐部1の側壁部1bが振動を吸収して籠もり音が発生する。これらのことから、音声取入口53の内径や数等を上記の如く設定することで、風切り音や籠もり音の少ない音声をマイク30の集音部32に入力できて望ましい。
【0044】
そして、上記各音声取入口53は、中空円錐部1の側壁部1b内面に貼り付けた防水性(遮水性)を有する風切り音防止材55で閉塞されている(図8参照)。
【0045】
次に、上記実施形態のターンブイAを製造する方法について説明すると、予め、中空円錐部1及び中空フロート部4をそれぞれ別々に成形しておく。尚、中空フロート部4内にケーブル保護管42が一体的に収容された状態とする。
【0046】
そして、上記中空円錐部1内にマイク30をマイク本体31周りの遮音材44、吊下げ部材50、連結部材51等と共に配置し、その連結部材51を中空円錐部1の上壁部1aにおけるナット部材11の貫通ねじ孔12に螺合されたアイボルト10の下端部と螺合締結して、マイク30を上端部(マイク本体31)で吊下げ部材50及び連結部材51を介してアイボルト10に取付支持する。また、このマイク30下端部のケーブル収容管33のケーブル取出口34から第1ケーブル39の出力端部を引き出しておく。
【0047】
一方、中空フロート部4の下壁部4bにおける金属板25中心部のケーブル引出金具26に第2ケーブル40の入力端部を挿入し、この第2ケーブル40を中空フロート部4のケーブル保護管42内に挿通した後に、入力端部を中空フロート部4の上壁部4aのマイク取付金具36のケーブル取出口37から引き出しておく。
【0048】
その後、上記中空円錐部1内の下端部に位置するケーブル収容管33を中空フロート部4の上壁部4aから突出したマイク取付金具36内に上端から挿入して、その雄ねじ33aをマイク取付金具36内の雌ねじに螺合し、このことでマイク30を中空フロート部4の上壁部4a(仕切壁部)に起立状態で支持する。
【0049】
そのとき、上記中空円錐部1の側壁部1b下部を半径方向外側に捲り上げて、中空フロート部4の上面との間に作業用空間をあけた状態としておく。そして、上記のようにケーブル収容管33とマイク取付金具36とが螺合締結された後、ケーブル収容管33のケーブル取出口34から引き出されている第1ケーブル39の出力端部のコネクタと、マイク取付金具36のケーブル取出口37から引き出されている第2ケーブル40の入力端部のコネクタとを、上記中空円錐部1の側壁部1b下端部と中空フロート部4上面との間の作業用空間から引き出した状態で接続する。このことで、マイク30が第1ケーブル39を介して第2ケーブル40に接続され、その接続を容易に行うことができる。
【0050】
しかる後、上記中空円錐部1の側壁部1b内面下端部の係合凹溝20内、この係合凹溝20下側の側壁部1b内面、側壁部1bの下端面等に熱硬化性接着剤21を塗布し、上記中空円錐部1の側壁部1b下部の捲り上げ状態を元に戻すことで、係合凹溝20内に中空フロート部4上面の係合突起18を嵌合し、係合凹溝20の内面と、係合突起18において係合凹溝20に嵌合される横部18b及び先端部18cの各外面との間、係合突起18の縦部18a外側面とこれに対向する中空円錐部1の側壁部1b内面(係合凹溝20よりも下側部分)との間、中空円錐部1の側壁部1b下端面とこれに対向する中空フロート部4上面との間にそれぞれ接着剤21が介在された状態とする。そして、この状態でターンブイA全体を低温炉に収容し、上記熱硬化性接着剤21を加熱して硬化させる。以上により中空円錐部1と中空フロート部4とが接着剤21により一体的に接合される。尚、このように低温で硬化する接着剤21を使用することで、その硬化のための加熱時にマイク30やその周辺機材を熱劣化させることはない。
【0051】
したがって、上記実施形態においては、競艇場のコースを形成するターンブイAの中空円錐部1内にマイク30が配置され、中空円錐部1の側壁部1b上部にマイク30に音声取入口53,53,…が開口されているので、レース中の音声、例えばターンブイA近くに待機中のボートやターンブイA周りを走行中のボートのエンジン音、選手の声が音声取入口53,53,…を通してマイク30に入力され、それら音声を間近の位置で捉えることができる。このことで、レースの臨場感や緊迫感を表す生の音声を効果音として集音でき、その音声を競艇場以外の場所に提供することが可能となる。
【0052】
また、上記マイク30の集音部32は、中空円錐部1内の上部に配置されているので、その集音部32が配置される集音空間が小さくなり、その集音部32を中空円錐部1内の上下中央部や下部に配置する場合のように、集音空間が大きくなって籠もり音を集音部32が拾うのを防止することができる。
【0053】
しかも、上記中空円錐部1の側壁部1b上部に複数の音声取入口53,53,…が上下複数段にかつ各段で周方向に略等間隔をあけて配列され、これら上下に隣接する音声取入口53,53は周方向に互いにずれているので、マイク30に対し生の音声を、風切り音等の雑音や籠もり音等の変性のないクリアな状態で捉えることができ、レースの臨場感を表すのに望ましい音声が得られる。
【0054】
さらに、上記各音声取入口53は風切り音防止材55で閉塞されているので、マイク30に風切り音が入力するのを防止して、生の音声をより一層クリアな状態で捉えることができる。また、風切り音防止材55は防水性を有するので、水が音声取入口53から中空円錐部1内に入ってマイク30にかかるのを風切り音防止材55で防いで、マイク30の作動安定性や信頼性を高めることができる。
【0055】
また、上記マイク30は中空円錐部1の側壁部1b内面と間隔をあけて配置され、このマイク30と中空円錐部1の側壁部1b内面との間に遮音材44が介在されているので、レースの音声が中空円錐部1の側壁部1bを経てマイク30に入力されること、つまりレースの音声により中空円錐部1の側壁部1bが振動し、その振動をマイク30が拾うことを防いで、そのレースの音声が籠もるのを防止でき、より一層クリアなレース音声を集音することができる。
【0056】
さらにまた、上記中空フロート部4において中空円錐部1内の空間と仕切る仕切壁部としての上壁部4aにマイク30が起立状態で支持されているので、同じマイク30を中空円錐部1の側壁部1b等に支持する場合のように中空円錐部1の側壁部1b等の振動によりマイク30が振動するのを防止でき、より一層クリアなレース音声を集音することができる。
【0057】
加えて、上記マイク30の接続ケーブル(第1ケーブル39及び第2ケーブル40)は、中空フロート部4の下面から引き出されているので、ターンブイAの設置状態ではマイク30の接続ケーブルがターンブイAの下側から水中に延びることとなり、そのケーブルが水面上に露出せず、外観見映えを向上させることができる。
【0058】
しかも、上記中空円錐部1と中空フロート部4とは一体的に接合されているので、例えば走行中のボートがターンブイAに接触したとしても中空円錐部1と中空フロート部4とは分離し難くなり、ターンブイAの耐久性、信頼性を高めることができる。
【0059】
(他の実施形態)
尚、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の他の実施形態を包含するものである。例えば上記実施形態では、中空フロート部4の上壁部4aの上面周縁部に係合突起18を、また中空円錐部1の側壁部1b内面の下端部に係合凹溝20をそれぞれ形成して、両者の係合により中空円錐部1と中空フロート部4とを一体的に接合しているが、これ以外の係合構造を採用することもでき、中空円錐部1と中空フロート部4とを一体的に接合できさえすればよい。
【0060】
また、上記実施形態では、中空円錐部1と中空フロート部4とを接着剤21により一体的に接合しているが、この構造に代え、中空円錐部1と中空フロート部4とが分割可能に組み付けられている構造としてもよい。その場合、例えばマイク30の点検や交換、マイク30に内蔵された電池の交換等をする場合に、中空円錐部1と中空フロート部4とを分割すればよく、その点検や交換を容易に行うことができる。尚、中空フロート部4のみが空気封入構造であればよく、中空円錐部1の内部は大気に開放されているので、上記中空円錐部1の中空フロート部4からの分割に伴ってターンブイAの空気封入構造が影響を受けることはない。
【0061】
また、上記実施形態では、中空円錐部1の上壁部1aにおけるナット部材11の貫通ねじ孔12にアイボルト10を螺合しているが、このアイボルト10を設けない場合には、ナット部材11の貫通ねじ孔12にビス等を螺合して、その下端部を連結部材51上面のねじ穴51aに螺合締結することで、マイク30の上端部を吊下げ部材50及び連結部材51を介してビス等により支持して、マイク30の上端部を振れ止めするようにしてもよい。
【0062】
さらに、上記実施形態では、中空円錐部1上部の側壁部1bに開口される音声取入口53として、8つの音声取入口53,53,…を4つずつ上下2段にかつ各段で周方向に略等間隔をあけて配列し、その上下に隣接する音声取入口53,53を周方向に互いに45°ずつずらしているが、本発明は上記実施形態の配列に限定されず、中空円錐部1上部の側壁部1bに複数の音声取入口53,53,…が上下複数段にかつ各段で周方向に略等間隔をあけて配列され、上下に隣接する音声取入口53,53が周方向に互いにずれていればよい。さらには、音声取入口53は、中空円錐部1上部の上壁部1aに設けることもできる。
【0063】
また、上記実施形態では、中空円錐部1内の全体が大気に開放された構造としているが、少なくともマイク30の集音部32が音声取入口53を大気に開放されていればよく、マイク30の集音部32以外の部分を空気封入構造とすることもできる。
【0064】
さらに、上記実施形態は、中空円錐部及び中空フロート部が一体的に組み付けられた競艇用ターンブイAであるが、中空タイプ以外のターンブイに対しても適用できる。要はマイクが内蔵されていればよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明では、競艇用ターンブイにおける中空円錐部内にマイクを配置し、このマイクの集音部に対応する中空円錐部の壁部に音声取入口を開口し、その音声取入口を、防水性を有する風切り音防止材で閉塞した。従って、この発明によると、レース中の音声をマイクに入力させて、それら音声を間近の位置で捉えることができ、レースの臨場感や緊迫感を表す生の音声を効果音として集音して、その音声を競艇場以外の場所に提供することができ、その場所でのレース臨場感の向上を図ることができる。しかも、マイクに風切り音が入力するのを防止して、生の音声を風切り音の少ないより一層クリアな状態で捉えるとともに、水が音声取入口から中空円錐部内に入ってマイクにかかるのを防いで、マイクの作動安定性や信頼性を高めることができる。
【0066】
請求項2の発明によると、マイクの集音部を上記中空円錐部内の上部に配置したことにより、マイクの集音部が配置される集音空間を小さくでき、そのマイクの集音部が籠もり音を拾うのを防止することができる。
【0067】
請求項3の発明によると、中空円錐部の側壁部上部に複数の音声取入口を上下複数段にかつ各段で周方向に間隔をあけて配列し、これら上下に隣接する音声取入口を周方向に互いにずらしたことにより、マイクに対し生の音声を、風切り音等の雑音や籠もり音等の変性のないクリアな状態で捉えて、レースの臨場感を表すのに望ましい音声が得られる。
【0068】
請求項4の発明によると、マイクを中空円錐部の壁部内面と間隔をあけて配置し、これらマイクと中空円錐部の壁部内面との間に遮音材を介在したことにより、レースの音声が中空円錐部の壁部を経てマイクに入力されて籠もるのを防止でき、より一層クリアなレース音声を集音することができる。
【0069】
請求項5の発明によれば、中空円錐部内の空間と仕切る中空フロート部の上壁部にマイクを支持するようにしたことにより、マイクを中空円錐部の壁部に支持する場合のように中空円錐部の壁部の振動によりマイクが振動するのを防止でき、より一層クリアなレース音声を集音することができる。
【0070】
請求項6の発明によれば、マイクの接続ケーブルを、中空フロート部下面から引き出したことにより、ターンブイの設置状態ではマイクの接続ケーブルが水面上に露出せず、その外観見映えの向上を図ることができる。
【0071】
請求項7の発明によると、中空円錐部と中空フロート部とを一体的に接合したことにより、中空円錐部と中空フロート部とを分離し難くしてターンブイの耐久性及び信頼性の向上を図ることができる。
【0072】
請求項8の発明によると、中空円錐部と中空フロート部とを分割可能に組み付けたことにより、マイクの点検、マイク自体又はその内蔵電池の交換等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る競艇用ターンブイの全体構成を示す断面図である。
【図2】 ターンブイの設置状態を示す正面図である。
【図3】 ターンブイの平面図である。
【図4】 ターンブイの底面図である。
【図5】 中空フロート部及び中空円錐部の接合部の拡大断面図である。
【図6】 中空円錐部の全体構成を示す断面図である。
【図7】 中空フロート部の全体構成を示す断面図である。
【図8】 中空円錐部上部の拡大断面図である。
【図9】 中空フロート部底面のアイボルト取付部分を示す拡大断面図である。
【図10】 中空フロート部の底壁部の要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
A 競艇用ターンブイ
1 中空円錐部
1b 側壁部
4 中空フロート部
4a 上壁部
18 係合突起
20 係合凹溝
21 接着剤
26 ケーブル引出金具
30 マイク
31 マイク本体
32 集音部
33 ケーブル収容管
36 マイク取付金具
39 第1ケーブル(接続ケーブル)
40 第2ケーブル(接続ケーブル)
42 ケーブル保護管
44 遮音材
50 吊下げ部材
51 連結部材
53 音声取入口
55 風切り音防止材
d1 上下2段の音声取入口の中心間の上下間隔
Claims (8)
- 競艇場における水面上の所定位置に設置され、弾性材料からなる上側の中空円錐部及び下側の中空フロート部が一体的に組み付けられて少なくとも中空フロート部内に空気が密封された競艇用ターンブイであって、
上記中空円錐部内にマイクが配置され、
上記マイクの集音部に対応する中空円錐部の壁部に音声取入口が開口され、
上記音声取入口は、マイクの集音部への風切り音の侵入を抑制する防水性を有する風切り音防止材で閉塞されていることを特徴とする競艇用ターンブイ。 - 請求項1の競艇用ターンブイにおいて、
マイクの集音部は、中空円錐部内の上部に配置されていることを特徴とする競艇用ターンブイ。 - 請求項2の競艇用ターンブイにおいて、
中空円錐部の側壁部上部に複数の音声取入口が上下複数段にかつ各段で周方向に間隔をあけて配列され、
上下に隣接する音声取入口が周方向に互いにずれていることを特徴とする競艇用ターンブイ。 - 請求項1〜3のいずれか1つの競艇用ターンブイにおいて、
マイクは中空円錐部の壁部内面と間隔をあけて配置され、
上記マイクと中空円錐部の壁部内面との間に遮音材が介在されていることを特徴とする競艇用ターンブイ。 - 請求項1〜4のいずれか1つの競艇用ターンブイにおいて、
中空円錐部内の空間と仕切る中空フロート部の上壁部にマイクが支持されていることを特徴とする競艇用ターンブイ。 - 請求項1〜5のいずれか1つの競艇用ターンブイにおいて、
マイクの接続ケーブルは、中空フロート部下面から引き出されていることを特徴とする競艇用ターンブイ。 - 請求項1〜6のいずれか1つの競艇用ターンブイにおいて、
中空円錐部と中空フロート部とが一体的に接合されていることを特徴とする競艇用ターンブイ。 - 請求項1〜6のいずれか1つの競艇用ターンブイにおいて、
中空円錐部と中空フロート部とが分割可能に組み付けられていることを特徴とする競艇用ターンブイ。
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