JP4370953B2 - 加圧式リザーバタンク - Google Patents
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Description
以下、図1〜図3を参照して本発明による加圧式リザーバタンクの第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る加圧式リザーバタンクを有する冷却装置の構成を示す図である。エンジン1とラジエータ2は一対の管路3,4を介して接続され、これらはエンジン冷却水の循環経路を形成している。管路3,4からはそれぞれ管路6,7が分岐し、この管路6,7の間にラジエータ2に対して並列にリザーバタンク5が配設されている。リザーバタンク5はいわゆる加圧式リザーバタンクであり、リザーバタンク5に管路3からの圧力が作用する点で、圧力が作用しない開放式のリザーバタンクとは構成が異なる。なお、エンジン冷却水はヒータコアにも導かれるが、図1では図示を省略する。
エンジン1の停止時にはウォーターポンプ9が停止し、タンク内のエンジン冷却水の流れが停止する。このため、図2に示すようにばね58の付勢力によりバルブ57が上方に押し上げられ、バルブ57は円筒ピース55の上端面に当接する。このとき開口部55b,55cの開口面積(バルブ開度)は最大である。
(1)ラジエータ2に対して並列に加圧式リザーバタンク5を配設するとともに、タンク50内にエンジン冷却水の流入量を制御するためのバルブ57を内蔵し、エンジン作動時のエンジン冷却水の流れによりバルブ開度を減少、エンジン停止時にバルブ開度を増加するようにした。これによりエンジン作動時にラジエータ側の冷却水量が増加し、冷却性能が向上するとともに、エンジン停止時にエンジン内で発生した蒸気がタンク内へ抜けやすくなり、ウォーターポンプ9のキャビテーションを防止できる。
(2)タンク内にエンジン冷却水の水圧が作用するプレート59を設け、プレート59にバルブ57を連結し、プレート59の移動によりバルブ開度を変更するようにした。これにより電磁バルブ等の電気部品を設けることなく、簡易な構成によりバルブ開度を変更することができる。
(3)タンク50内にバルブ57およびバルブ調整機構としてのロッド56,ばね58,プレート59を内蔵するので、タンク50の外側にバルブ等を装着する必要がなく、配管の取り回しおよび組立性が容易であり、レイアウト性もよい。
図4,5を参照して本発明による加圧式リザーバタンクの第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、タンク50にインレットパイプ53を1本だけ設けたが、第2の実施の形態では、2本設ける。図4は第2の実施の形態に係る加圧式リザーバタンクの要部構成を示す断面図であり、図5は図4のV-V線断面図である。なお、図2,3と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。
図5に示すようにエンジン停止時にはばね58の付勢力によってバルブ571,572が上方に押し上げられ、タンク入口のバルブ開度が最大である。エンジン1の始動によりウォーターポンプ9が作動すると、管路3内のエンジン冷却水の一部はラジエータ2を通過し、残りはインレットパイプ532を介してタンク内に導かれる。また、エンジン1からの冷却水の一部もインレットパイプ531を介してタンク内に導かれる。これによりタンク内のプレート59の上面に水圧が作用し、バルブ571,572が下方に押し下げられ、バルブ開度が減少する。その結果、ラジエータ2を通過するエンジン冷却水量が増加し、エンジン冷却水の冷却性能が向上するとともに、ラジエータ側の冷却水量の増加によりラジエータ上部に気泡が溜まることを防止できる。この場合、バルブ572は円筒状なので、ボール状のバルブを用いた場合よりもバルブ開度の減少の程度は大きく、ラジエータ2の通過流量を効果的に増やすことができる。
2 ラジエータ
5 加圧式リザーバタンク
50 タンク
51 調圧キャップ
53 インレットパイプ
54 アウトレットパイプ
55b,55c 開口部
56 ロッド
57 バルブ
58 ばね
59 プレート
Claims (4)
- タンク部と、
前記タンク部の圧力を調整する調圧部と、
エンジン冷却水冷却用の熱交換器をバイパスしたエンジン冷却水を前記タンク部に流入する流入部と、
前記タンク部内のエンジン冷却水を流出する流出部と、
前記タンク部側を流れるエンジン冷却水量の増加に伴い前記流入部の開度を減少させ、前記タンク部側を流れるエンジン冷却水量の減少に伴い前記流入部の開度を増加させる開度調整機構とを備えることを特徴とする加圧式リザーバタンク。 - 請求項1に記載の加圧式リザーバタンクにおいて、
前記開度調整機構は、前記タンク部を流れるエンジン冷却水の力を受けて前記流入部の開度を減少するように移動するバルブ部材を有することを特徴とする加圧式リザーバタンク。 - 請求項1または2に記載の加圧式リザーバタンクにおいて、
前記開度調整機構は、前記タンク部に内蔵されることを特徴とする加圧式リザーバタンク。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載の加圧式リザーバタンクにおいて、
前記タンク部がエンジン冷却水の流水経路の異なる箇所にそれぞれ連通するように前記流入部が複数設けられ、これら複数の流入部に前記開度調整機構がそれぞれ設けられることを特徴とする加圧式リザーバタンク。
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JP2004082460A JP4370953B2 (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 加圧式リザーバタンク |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004082460A JP4370953B2 (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 加圧式リザーバタンク |
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JP2005264899A JP2005264899A (ja) | 2005-09-29 |
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- 2004-03-22 JP JP2004082460A patent/JP4370953B2/ja not_active Expired - Fee Related
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