JP4370923B2 - 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムおよび記録媒体に関し、特に、例えば、データ放送のコンテンツの動作を、容易に確認することができるようにする情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラムおよび記録媒体に関する。
現在、CS(Communications Satellite)デジタル放送や、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送、地上デジタル放送などのデジタル放送サービスが提供されている。これらデジタル放送サービスにおいては、放送局は、データ放送のコンテンツ(画像データや音声データ、テキストデータ、プログラム等)をTS(Transport Stream)パケットからなるTSにエンコードし、衛星を介して受信装置に送信する。
一方、データ放送を受信する受信装置は、放送局が送信するTSを、アンテナを介して受信し、チューナにおいてユーザが指定したチャンネルのTSパケットを選局する。さらに、受信装置は、そのTSパケットをデコードすることによりデータ放送のコンテンツを復元する。
データ放送のコンテンツの作成者は、そのコンテンツが正常に動作するかを、あらかじめ検証(確認)する必要がある。そこで、データ放送のコンテンツを検証する方法として、放送局を代理するサーバと受信装置を代理するサーバとの間で、TSを送受信し、その動作を確認するデータ放送テストシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−135220号公報
しかしながら、従来のデータ放送テストシステムにおいては、放送局としてのサーバで、データ放送のコンテンツをTSにエンコードし、受信装置としてのサーバで、そのTSをデコードする。従って、TSのエンコーダとデコーダが必要であり、データ放送テストシステムは、大規模で、高価になるという課題があった。
また、データ放送のコンテンツの作成者は、自らが作成したコンテンツの動作を確認するために、上述のような大規模な設備で構成されるデータ放送テストシステムを操作する必要がある。従って、コンテンツの動作を確認するために、時間と手間がかかっていた。
さらに、確認の結果、コンテンツの動作に異常があるときは、コンテンツの作成者は、再度、コンテンツを手直ししてデータ放送テストシステムで動作を確認する作業を繰り返さなければならず、その労力は多大なものとなる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、データ放送のコンテンツの動作を、容易に確認することを目的としている。
本発明の情報処理装置は、時刻を計時する計時手段と、計時手段により計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、イベントの種別を判定し、イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出してデータ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、第2の記憶手段からイベントの種別に対応するデータ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御手段と、入力されたコマンドに応じて、第2の記憶手段から、データ放送用のデータを読み出す読み出し手段と、第2の記憶手段から読み出されたデータ放送用のデータに対応する処理を実行する処理手段とを備えることを特徴とする。
第1および第2の記憶手段は、同一の記憶媒体上の異なる記憶領域であっても良い。
第2の記憶手段には、データ放送をシミュレートするための階層的なディレクトリを有するファイルシステムが構築されており、制御手段には、ファイルシステムの所定のディレクトリに対して、データ放送の記述子情報が記述されたファイルおよびモジュールであるデータ放送用のデータを、少なくともコピーさせるようにすることができる。
読み出し手段には、第2の記憶手段から読み出したデータ放送用のデータに対応するイベントを、処理手段に通知させ、処理手段には、データ放送用のデータを解釈して出力するブラウザと、読み出し手段、ユーザによる所定の操作、制御手段または処理手段から通知されたイベントを処理するイベント処理手段とを設けることができる。
本発明の情報処理方法は、時刻を計時する計時ステップと、計時ステップの処理により計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、イベントの種別を判定し、イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出してデータ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、第2の記憶手段からイベントの種別に対応するデータ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御ステップと、入力されたコマンドに応じて、第2の記憶手段から、データ放送用のデータを読み出す読み出しステップと、第2の記憶手段から読み出されたデータ放送用のデータに対応する処理を実行する処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、時刻を計時する計時ステップと、計時ステップの処理により計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、イベントの種別を判定し、イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出してデータ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、第2の記憶手段からイベントの種別に対応するデータ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御ステップと、入力されたコマンドに応じて、第2の記憶手段から、データ放送用のデータを読み出す読み出しステップと、第2の記憶手段から読み出されたデータ放送用のデータに対応する処理を実行する処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体には、時刻を計時する計時ステップと、計時ステップの処理により計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、イベントの種別を判定し、イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出してデータ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、第2の記憶手段からイベントの種別に対応するデータ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御ステップと、入力されたコマンドに応じて、第2の記憶手段から、データ放送用のデータを読み出す読み出しステップと、第2の記憶手段から読み出されたデータ放送用のデータに対応する処理を実行する処理ステップとを含むをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが記録されている。
本発明によれば、時刻が計時され、計時された時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、イベントの種別が判定され、イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルが、イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルが、イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルが、それぞれデータ放送用のデータとして記憶されている、データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出されてデータ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーされるとともに、第2の記憶手段からイベントの種別に対応するデータ放送用のデータの読み出しに関するコマンドが出力される。また、そのコマンドに応じて、第2の記憶手段から、データ放送用のデータが読み出され、その第2の記憶手段から読み出されたデータ放送用のデータに対応する処理が実行される。
本発明によれば、データ放送のコンテンツの動作を、容易に確認することができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用したデータ放送検証システム(シミュレータ)を構成するハードウェアの一実施の形態の構成例を示している。データ放送検証システムは、コンピュータ20で構成される。
コンピュータ20は、CPU21を内蔵している。CPU21には、バス25を介して、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、記憶部24、および入出力インタフェース26が接続されている。また、CPU21には、バス25を介して接続している入出力インタフェース26を介して、出力部27、入力部28、通信部29、およびドライブ30が接続されている。
CPU(Central Processing Unit)21は、ユーザによって入力部28が操作されることにより指令が入力されると、その入力された指令に従って、ROM22に格納されているプログラムを実行する。または、CPU21は、ハードディスク等からなる記憶部24に格納されているプログラム、もしくはネットワークを介して通信部29で受信され、さらに記憶部24にインストールされたプログラムを、RAM23にロードして実行する。さらに、CPU21は、処理結果を入出力インタフェース26を介して出力部27に出力する。
また、CPU21は、ドライブ30に装着された記録媒体に記録されているプログラムを読み出し、記憶部24にインストールする。
記憶部24は、ユーザが入力部28を操作することにより作成されたファイル、CPU21がプログラムを実行することにより生成されたファイル、ネットワークなどから送信され、通信部29で受信されたファイル、または、ドライブ30に装着された記録媒体から読み出されたファイル等を記憶している。
出力部27は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の画像データ等を表示するディスプレイや、音声データを出力するスピーカなどで構成される。出力部27には、CPU21からのプログラムを実行して得た処理結果などが出力(表示)される。入力部28は、ユーザによって操作されるキーボードやマウス等からなる。ユーザは、入力部28を操作することによって、プログラムの実行、およびネットワークへの接続などの指令をCPU21へ出力する。通信部29は、ネットワーク等と接続しており、他のコンピュータとデータの送受信を行う、あるいはインターネットに接続する等の通信制御を行う。ドライブ30は、ドライブ30に装着された記録媒体に記録されているデータを読み出す。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、および半導体メモリ34等がある。
図2は、CPU21がプログラムを実行したときに実現されるデータ放送検証システムの機能的な構成例を示している。
ファイルシステム50は、例えば、記憶部24の記憶領域上に構築されており、データ放送をシミュレートするための階層的なディレクトリ(フォルダ)が形成(構成)されている。なお、ファイルシステム50には、少なくとも、受信装置に対応するC:\Broadcastディレクトリ62、放送局に対応するC:\TEMPディレクトリ81、およびユーザが設定したスケジュールを記憶するC:\Scheduleディレクトリ91が形成されている。
データ放送スケジューラ51は、所定のスケジュールにしたがい、データ放送用のデータを記憶している、データ放送の放送局に対応する記憶領域(第1の記憶領域)から、データ放送の受信装置に対応する記憶領域(第2の記憶領域)に、データ放送用のデータをコピーするとともに、データ放送の受信装置に対応する記憶領域からのデータ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを、データ放送シミュレータ53に出力する。
即ち、データ放送スケジューラ51は、C:\Scheduleディレクトリ(Cドライブのルートディレクトリ(¥)直下のScheduleディレクトリ)91に記憶されているユーザなどによって設定されたスケジュールを読み込み、そのスケジュールで指定された時刻に、放送局に対応するC:\TEMPディレクトリ81に記憶されているデータ放送用のデータを、受信装置に対応するC:\Broadcastディレクトリ62にコピー(上書)する。さらに、データ放送スケジューラ51は、スケジュールにしたがい、データ放送用のデータをコピーしたC:\Broadcastディレクトリ62からのデータ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを、データ放送シミュレータ53に出力する。
また、データ放送スケジューラ51は、タイマ52に、初期値としての時刻を設定する。そして、データ放送スケジューラ51は、タイマ52が計時する時刻を監視し、その時刻がスケジュールに記述されている時刻に一致したときに、上述したように、データ放送用のデータのコピーやコマンドの出力を行う。
ここで、上述のように、C:\TEMPディレクトリ81のデータ放送用のデータを、C:\Broadcastディレクトリ62にコピーすること、およびデータ放送スケジューラ51からデータ放送シミュレータ53にコマンドを出力することが、実際の放送局から受信装置へのデータ放送に相当する。
タイマ52は、データ放送スケジューラ51から供給される時刻を初期値として時刻を計時し、データ放送スケジューラ51とデータ放送シミュレータ53に供給する。
データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドを受信し、そのコマンドに応じて、C:\Broadcastディレクトリ62からデータ放送用のデータを読み出してブラウザ制御ブロック54に供給する。さらに、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドに応じて、所定のイベントを、ブラウザ制御ブロック54に通知する。なお、データ放送シミュレータ53は、データ放送用のデータの読み出しや、イベントの通知を、必要に応じて、タイマ52からの時刻を参照して行う。
また、データ放送シミュレータ53は、ブラウザ制御ブロック54から、データ放送用のデータの要求があった場合、そのデータ放送用のデータをC:\Broadcastディレクトリ62から読み出し、ブラウザ制御ブロック54に出力する。
ブラウザ制御ブロック54は、データ放送シミュレータ53からデータ放送用のデータを取得し、そのデータ放送用のデータをBMLブラウザ55に供給する。
また、ブラウザ制御ブロック54は、データ放送シミュレータ53からのイベントの通知を受信し、そのイベントの内容に基づいて、データ放送用のデータをBMLブラウザ55に供給し、あるいはBMLブラウザ55を終了させるなどの制御を行う。さらに、ブラウザ制御ブロック54は、ユーザによる入力部28の操作で発生するキー入力のイベントに応じて、BMLブラウザ55を制御する。また、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55からデータ放送用のデータを要求された場合、そのデータ放送用のデータをデータ放送シミュレータ53に要求する。
なお、ここで、データ放送のコンテンツの動作を検証する場合、CPU21(図1)は、データ放送用のデータを再生するとともに、その検証中に発生する様々なイベントを処理する。このイベントには、上述のように、データ放送シミュレータ53からブラウザ制御ブロック54に通知されるイベントや、ユーザによるキー入力、BMLブラウザ55からブラウザ制御ブロック54へのデータ放送用のデータの要求、データ放送スケジューラ51からデータ放送シミュレータ53へのコマンドの出力などが含まれる。
BML(Broadcast Markup Language)ブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54からのイベントに応じて、同じくブラウザ制御ブロック54からのデータ放送用のデータを処理し、例えば、その処理の結果得られる画像などの処理信号を、出力部27に供給して表示させる。また、BMLブラウザ55は、必要に応じて、ブラウザ制御ブロック54にデータ放送用のデータを要求する。
スケジュール設定ブロック56は、ユーザがスケジュールを設定するためのユーザインタフェースを備えていて、出力部27にスケジュールの設定画面を表示させる。また、スケジュール設定ブロック56は、ユーザによる入力部28の操作に応じて、設定画面にスケジュールを記述し、その結果得られるデータ放送のスケジュールを、C:\Scheduleディレクトリ91に記憶させる。
次に、ファイルシステム50の受信装置に対応するC:\Broadcastディレクトリ62(記憶領域)について説明する。
C:\Broadcastディレクトリ62には、例えば、放送衛星(BS)、通信衛星(CS)、地上デジタル等のネットワークに固有な識別子(original_network_id)に対応する名前のディレクトリが形成される。このネットワークに固有な識別子に対応する名前が付されたディレクトリを、以下適宜、ネットワークディレクトリと記述する。図2においては、BSデジタル放送の識別子である0x0008が付された0x0008ディレクトリ(ネットワークディレクトリ)63が示されている。なお、「0x」は、その後に続く値が16進数であることを表す。
ネットワークディレクトリ63には、例えば、サービス(番組)に固有な識別子(service_id)に対応する名前のディレクトリが形成される。このサービスに固有な識別子に対応する名前が付されたディレクトリを、以下適宜、サービスディレクトリと記述する。図2においては、TBS(Tokyo Broadcasting System,Inc.)(サービス名)放送局の、サービス(番組)の識別子である0xa0が付された0xa0ディレクトリ(サービスディレクトリ)64が示されている。
サービスディレクトリ64には、例えば、コンポーネント(データ放送の内容)の識別子(component_tag)に対応する名前のディレクトリが形成される。このコンポーネントの識別子に対応する名前が付されたディレクトリを、以下適宜、コンポーネントディレクトリと記述する。図2においては、コンポーネントの識別子である0x60が付された0x60ディレクトリ(コンポーネントディレクトリ)66と、0x07が付された0x70ディレクトリ(コンポーネントディレクトリ)67とが示されている。
ここで、データ放送スケジューラ51は、以上のようなC:\Broadcastディレクトリ62乃至0x70ディレクトリ67のうちの、スケジュールによって指定されたディレクトリに、同じくスケジュールによって指定されたデータ放送用のデータをコピーする。また、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドに応じて、C:\Broadcastディレクトリ62乃至0x70ディレクトリ67からデータ放送用のデータを読み出す。以下適宜、C:\Broadcastディレクトリ62乃至0x70ディレクトリ67のそれぞれを、ネットワークフォルダ61とも記述する。
データ放送スケジューラ51が、C:\TEMPディレクトリ81からネットワークフォルダ61にコピーするデータ放送用のデータとしては、例えば、PMT(Program Map Table)設定ファイル、Event_Message設定ファイル、DII(Download Info Indication)設定ファイル、およびモジュールがある。
サービスディレクトリ64には、データ放送用のデータのうちの、PMT設定ファイルがコピーされる。図2では、サービスディレクトリである0xa0ディレクトリ64に、PMT設定ファイル65がコピーされている。また、コンポーネントディレクトリ66や67には、データ放送用のデータのうちの、Event_Message設定ファイル、DII設定ファイル、およびモジュールがコピーされる。図2では、コンポーネントディレクトリである0x60ディレクトリ66に、DII設定ファイル68、event_msg設定ファイル69、モジュール70およびモジュール71がコピーされている。また、他のコンポーネントディレクトリである0x70ディレクトリ67に、event_msg設定ファイル72がコピーされている。
次に、ファイルシステム50の放送局に対応するC:\TEMPディレクトリ81について説明する。
C:\TEMPディレクトリ81には、例えばデータ放送用のコンテンツの作成者(ユーザ)によってあらかじめ作成され、図2のデータ放送検証システムで検証しようとするデータ放送用のデータが記憶される。図2においては、C:\TEMPディレクトリ81には、event_msg設定ファイル82、DII設定ファイル83、モジュール84,85、PMT設定ファイル86が記憶されている。なお、モジュール84,85は、DII設定ファイル83に付随するデータとして記憶されている。データ放送スケジューラ51は、C:\TEMPディレクトリ81に記憶されている、これらのデータ放送用のデータを、スケジュールにしたがってネットワークフォルダ61にコピーする。
ここで、PMT設定ファイル、Event_Message設定ファイル、DII設定ファイル、およびモジュールについて説明する。
図3は、PMT(Program Map Table)設定ファイル(図2に示したPMT設定ファイル65およびPMT設定ファイル86)のフォーマットを示している。PMT設定ファイルには、サービス(番組)に関するPMTデータが記述される。PMT設定ファイルは、1つのサービスディレクトリ64に1つ記憶される。
図4は、DII(Download Info Indication)設定ファイル(図2のDII設定ファイル68、およびDII設定ファイル83)のフォーマットを示している。DII設定ファイルには、モジュールが付随し、そのモジュールの数や、サイズ、バージョン、タイムアウト値などに関するDIIデータが記述される。
図5は、Event_Message設定ファイル(図2のevent_msg設定ファイル69、event_msg設定ファイル72、およびevent_msg設定ファイル82)のフォーマットを示している。Event_Message設定ファイルには、他の処理が行われているときに発火(発生)させるイベントメッセージに関する情報が記述されている。なお、以下適宜、Event_Message設定ファイルをEM設定ファイルと記述し、また、イベントメッセージをEMと記述する。
モジュールは、DII設定ファイルに付随する。また、モジュールには、BML文書を含む1番目のモジュール(スタートアップモジュール)と、画像データなどのモノメディアを含む2番目以降のモジュールとがある。モノメディアとしては、画像データの他、例えば、音声データ、テキストデータ、あるいはGUI(Graphical User Interface)画面を形成するためのGUIデータなどがある。
BML文書には、BML(Broadcast Markup Language)でモノメディアに関する情報が記述されている。モノメディアに関する情報には、そのBML文書が含まれているスタートアップモジュールと同一のDII設定ファイルに付随するモジュールすべてのモノメディアを特定するための情報と、そのモノメディアの動作を動的制御(表示の変更など)する情報であるECMAScript記述とが含まれている。
BMLブラウザ55は、BML文書を解釈して、モノメディアに関する情報を取得する。さらに、BMLブラウザ55は、モノメディアを特定するための情報に基づいて、ブラウザ制御ブロック54にモジュール(モジュールに含まれているモノメディア)を要求し、さらに、モノメディアをECMAScript記述に従って処理する。これにより、BMLブラウザ55は、出力部27にデータ放送のコンテンツとしての動画や、テキスト、GUI画面などを表示させ、音声を出力させる。
なお、図3のPMT設定ファイル、図4のDII設定ファイル、図5のEM設定ファイル、およびBML文書は、ARIB STD-B24の標準規格で規定されているフォーマットに従う。
図6は、BMLブラウザ55によって出力されるデータ放送のコンテンツの表示例を示している。
BMLブラウザ55は、PMT設定ファイルのPMTデータ、DII設定ファイルのDIIデータ、イベントの通知、およびモジュールを取得して、出力部27にデータ放送のコンテンツを出力する。即ち、BMLブラウザ55は、出力部27のディスプレイに、放送番組欄94、メニューボタン95、ニュースボタン96、広告表示欄97、および文字情報欄98を表示させる。
放送番組欄94には、通常の放送番組の画像が表示される。BMLブラウザ55は、放送番組欄94に、例えば、自動車の画像が表示されている場合、広告表示欄97に、その自動車のコマーシャルを表示させる。また、例えば、BMLブラウザ55は、文字情報欄98にニュースなどのテキストデータを表示させる。
さらに、例えば、ユーザが入力部28を操作してメニューボタン95を選択した場合、ブラウザ制御ブロック54は、メニューボタン95が選択された旨のイベントをBMLブラウザ55に通知する。BMLブラウザ55は、そのイベントの通知に応じて、メニューボタン95を選択されたときに表示する画像データ(メニュー画面)を、モジュールから読み出す。そして、BMLブラウザ55は、出力部27のディスプレイにメニュー画面を表示させる。また、例えば、EMが発火した場合、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55にEMが発火された旨のイベントを通知する。BMLブラウザ55は、そのイベントの通知に応じてイベントを処理する。これにより、例えば、ニュースボタン96が、点滅表示される。
図7は、データ放送のスケジュールを設定するためのユーザインタフェースを示している。
例えば、ユーザが入力部28を操作してスケジュールの設定を要求した場合、スケジュール設定ブロック56は、出力部27のディスプレイにデータ放送スケジューラ設定画面100を表示させる。
データ放送スケジューラ設定画面100には、その上部に、シミュレート開始時刻(データ放送のシミュレーションを開始する時刻)を指定する欄である「年月日」入力欄111、および「開始時刻」入力欄112と、シミュレーションの終了時刻を設定する「終了時刻」入力欄113が設けられている。また、データ放送スケジューラ設定画面100には、「イベントの追加・修正」ボタン114、現在選択されているイベントを特定するイベント番号が表示される「イベント番号」表示欄115、そのイベントが発生する時刻が表示される「シミュレート時刻」表示欄116、およびイベントの設定結果を表示する一覧120が設けられている。
一覧120は、1つのエントリ(行)が、番号の欄121、発火時刻の欄122、イベント種別の欄123、ネットワークの欄124、サービスの欄125、コンポーネントの欄126、設定ファイル指定の欄127に区分されて構成されている。なお、一覧120には、スクロールバー128を操作することにより、スクロールすることができる。
ユーザによって「イベントの追加・修正」ボタン114が選択された場合、スケジュール設定ブロック56は、出力部27のディスプレイに、イベントの追加・修正画面101を表示させる。ユーザは、入力部28を操作することにより、イベントの追加・修正画面101の各欄に入力を行い、イベントのスケジュールを設定する。
イベントの追加・修正画面101には、「イベント発生時刻」入力欄131、「イベント種別」入力欄132、「ネットワーク」入力欄133、「サービス」入力欄134、「コンポーネント」入力欄135、「設定ファイル指定」入力欄136、「モジュール指定」一覧137、および、設定したイベントを確定し登録するための「確定」ボタン139が設けられている。なお、「モジュール指定」一覧137に、所定の数を超えるモジュールが登録されている場合、スクロールバー138を操作することにより、「モジュール指定」一覧137をスクロールすることができる。
イベントの追加・修正画面101の「イベント発生時刻」入力欄131乃至「設定ファイル指定」入力欄136に入力された情報は、データ放送スケジューラ設定画面100の一覧120における、発火時刻の欄122乃至設定ファイル指定の欄127にそれぞれ表示される。
ユーザは、入力部28を操作して、「イベント発生時刻」入力欄131に、イベントを発生(発火)させる時刻(時間、分、秒)を入力し、「イベント種別」入力欄132に、イベントの種別を入力する。
即ち、「イベント種別」入力欄132には、放送局側が発生するイベントの種別を入力する。放送局側が発生するイベントとしては、例えば、サービス(番組)を更新するPMTの更新、サービス(番組)のコンポーネント(内容)を更新するデータイベントの更新、サービスの一部のモジュール(モノメディア)を更新するモジュールの更新、サービスの途中に発生させるEMなどがある。
また、ユーザは、「ネットワーク」入力欄133に、「イベント種別」入力欄132に種別を入力したイベントを発生させるネットワークのネットワーク名(original_network_id)に対応するネットワークディレクトリ63の名称を入力する。また、ユーザは、「サービス」入力欄134に、そのイベントを発生させるサービスのサービス名(service_id)に対応するサービスディレクトリ64の名称を入力する。さらに、ユーザは、「コンポーネント」入力欄135に、そのイベントを発生させるコンポーネントのコンポーネント名(component_tag)に対応するコンポーネントディレクトリ66や67の名称を入力する。なお、イベントがPMTの更新の場合には、「コンポーネント」入力欄135は空欄となる。
さらに、ユーザは、「設定ファイル指定」入力欄136に、例えば、ファイル名などの、イベントに使用する設定ファイルを特定するための情報を入力する。なお、イベントがPMTの更新の場合、「設定ファイル指定」入力欄136には、PMT設定ファイルのファイル名を入力する。また、イベントがデータイベントの更新あるいはモジュールの更新の場合、「設定ファイル指定」入力欄136には、DII設定ファイルのファイル名を入力する。さらに、イベントがEMの場合、「設定ファイル指定」入力欄136には、EM設定ファイルのファイル名を入力する。
また、イベントが、モジュールの更新やデータイベントの更新である場合、即ち、「設定ファイル指定」入力欄136にDII設定ファイルが入力される場合、「モジュール指定」一覧137に名称が表示されるモジュールから、そのイベントに使用するモジュールを少なくとも1つ指定する。「モジュール指定」一覧137で指定されたモジュールは、「設定ファイル指定」入力欄136に入力されたファイル名によって特定されるDII設定ファイルに付随したモジュールとして設定される。
ユーザが、「イベント発生時刻」入力欄131乃至「モジュール指定」一覧137に対して必要な入力を行った後、「確定」ボタン139を操作すると、スケジュール設定ブロック56は、データ放送スケジューラ設定画面100に表示する一覧120を更新して、イベントの追加・修正画面101で追加または修正されたイベントのエントリを表示させる。なお、一覧120のイベントエントリは、例えば、発火時刻の欄122の順番にソートして表示することができる。
ここで、図7に示すデータ放送スケジューラ設定画面100に設定されているスケジュールによれば、2003/01/01の18:00:00に、このデータ放送スケジューラ設定画面に設定されているスケジュールの処理が開始される。また、このスケジュールの処理は、18:30:00に終了する。データ放送スケジューラ設定画面100に設定されているスケジュールによれば、1番目のイベントとして、18:10:00にEMが発火される。これにより、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x70ディレクトリ67(C:\Broadcastディレクトリ62の0x0008ディレクトリ63に形成される、0xa0ディレクトリ64の0x70ディレクトリ67)に、C:\TEMPディレクトリ81に記憶されているC:\TEMP\EM_1.txtがコピーされる。これは、例えば、実際の放送局から受信装置へのファイルEM_1.txtの放送等に相当する。
同様に、2番目のイベントとして、18:10:05に、モジュールの更新が発火される。これにより、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x50ディレクトリ(C:\Broadcastディレクトリ62の0x0008ディレクトリ63に形成される、0xa0ディレクトリ64の0x50ディレクトリ(不図示))に、C:\TEMPディレクトリ81に記憶されているC:\TEMP\DII_1.txtがコピーされる。これは、例えば、実際の放送局から受信装置へのファイルDII_1.txtの放送等に相当する。
また、3番目のイベントとして、18:10:06にモジュールの更新が発火される。これにより、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(C:\Broadcastディレクトリ62の0x0008ディレクトリ63に形成される、0xa0ディレクト64の0x60ディレクトリ66)に、C:\TEMPディレクトリ81に記憶されているC:\TEMP\DII_2.txtがコピーされる。これは、例えば、実際の放送局から受信装置へのファイルDII_2.txtの放送等に相当する。
さらに、4番目のイベントとして、18:12:00にEMが発火される。これにより、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x70ディレクトリ67(C:\Broadcastディレクトリ62の0x0008ディレクトリ63に形成される、0xa0ディレクトリ64の0x70ディレクトリ67)に、C:\TEMPディレクトリ81に記憶されているC:\TEMP\EM_2.txtがコピーされる。これは、例えば、実際の放送局から受信装置へのファイルEM_2.txtの放送等に相当する。
また、5番目のイベントとして、18:15:00にPMTの更新が発火される。これにより、C:\Broadcast\0x0008\0xa0ディレクトリ64(C:\Broadcastディレクトリ62の0x0008ディレクトリ63に形成される、0xa0ディレクトリ64)に、C:\TEMPディレクトリ81に記憶されているC:\TEMP\PMT_1.txtがコピーされる。これは、例えば、実際の放送局から受信装置へのファイルPMT_1.txtの放送等に相当する。
ユーザは、一覧120に必要なイベントを設定した後、データ放送スケジューラ設定画面100の「シミュレート開始」ボタン129を操作することにより、図2のデータ放送検証システムに、その設定したイベントに基づくデータ放送のシミュレーションを開始させることができる。即ち、「シミュレート開始」ボタン129の操作に対応して、スケジュール設定ブロック56は、データ放送スケジューラ設定画面100に設定されたスケジュールを確定してC:\Scheduleディレクトリ91に、そのスケジュール(のデータ)を記憶させる。データ放送スケジューラ51は、C:\Scheduleディレクトリ91からスケジュールを取得して、データ放送のシミュレートを開始する。
即ち、データ放送スケジューラ51は、データ放送スケジューラ設定画面100のスケジュールに設定されているイベント(一覧120に登録されているイベント)を、例えば、発火時刻の順番に注目イベントとする。そして、データ放送スケジューラ51は、この注目イベントのスケジュールで指定されたディレクトリに、スケジュールで指定された設定ファイル(PMT設定ファイリ、DII設定ファイル、EM設定ファイル)やモジュールをコピーする。さらに、データ放送スケジューラ51は、注目イベントのスケジュールにしたがってコマンドを生成し、そのコマンドをデータ放送シミュレータ53に出力する。
図8は、データ放送スケジューラ51がデータ放送シミュレータ53に出力するコマンドのフォーマットを示している。
データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別の欄123にPMTの更新が指定されている場合、UPDATE_PMTコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、UPDATE_PMTコマンドに、そのパラメータとして、注目イベントのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉と、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉とをセットする。
また、データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別の欄123にデータイベントの更新が指定されている場合、DATA_EVENT_CHANGEコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、DATA_EVENT_CHANGEコマンドに、そのパラメータとして、注目イベントのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉、およびコンポーネントの欄126で指定されたコンポーネントディレクトリ名〈component_tag〉をセットする。
さらに、データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別の欄123にモジュールの更新が指定されている場合、UPDATE_MODULEコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、UPDATE_MODULEコマンドに、そのパラメータとして、注目イベントのネットワークの欄124に設定されているネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉、およびコンポーネントの欄127で指定されたコンポーネントディレクトリ名〈component_tag〉をセットする。
また、データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別の欄123にEMが指定されている場合、EVENT_MESSAGEコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、EVENT_MESSAGEコマンドに、そのパラメータとして、注目イベントのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉、およびコンポーネントの欄127で指定されたコンポーネントディレクトリ名〈component_tag〉をセットする。
次に、図2のデータ放送検証システムの処理について説明する。
まず、データ放送スケジューラ51が行う処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
図7の「シミュレート開始」ボタン129が操作された場合、ステップS11において、データ放送スケジューラ51は、システムの初期化を行う。即ち、データ放送スケジューラ51は、C:\Scheduleディレクトリ91に記憶されたスケジュールを読み込み、このスケジュールで指定されたシミュレート開始時刻(図7のデータ放送スケジューラ設定画面100の「開始時刻」入力欄112に入力された時刻)を、タイマ52に初期値としての時刻として設定する。タイマ52は、データ放送スケジューラ51から供給された時刻を初期値として時刻の計時を開始し、データ放送スケジューラ51とデータ放送シミュレータ53に供給する。その後、データ放送スケジューラ51は、C:\Scheduleディレクトリ91に記憶されたスケジュールに設定されたイベントのうちの、発火時刻が最も早い1番目のイベントを注目イベントとする。
ステップS11からS12に進み、データ放送スケジューラ51は、タイマ52が供給する時刻を監視(認識)する。この監視は、例えば、1秒毎に行われる。
ステップS12からS13に進み、データ放送スケジューラ51は、タイマ52から供給された時刻が、注目イベントの発火時刻の欄122で指定された発火時刻に一致するか否かを判定する。データ放送スケジューラ51は、タイマ52から供給された時刻が、スケジュールの注目イベントの発火時刻と一致しない場合、ステップS13からS12に戻り、引き続きタイマ52が供給する時刻を監視する。一方、タイマ52から供給された時刻が、スケジュールの注目イベントの発火時刻と一致する場合、ステップS13からS14に進み、データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別の欄123で指定されたイベント種別を読み込み、ステップS15に進む。ステップS15において、データ放送スケジューラ51は、そのイベント種別の判定を行う。
データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別がPMTの更新である場合、ステップS15からS21に進み、イベント種別がモジュールの更新である場合、ステップS15からS31に進む。さらに、データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別がデータイベントの更新である場合、ステップS15からS41に進み、イベント種別がEMである場合、ステップS15からS51に進む。
注目イベントのイベント種別がPMTの更新である場合、上述したように、ステップS15からS21に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名、およびサービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名を読み込む。ステップS21からS22に進み、データ放送スケジューラ51は、ネットワークディレクトリ名とサービスディレクトリ名とから、PMT設定ファイルをコピーすべきディレクトリを特定する。例えば、ネットワークディレクトリ名が、0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0である場合、データ放送スケジューラ51は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0ディレクトリ64(図2)を特定する。
ステップS22からS23に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールの設定ファイルの欄127で指定されたPMT設定ファイルをC:\TEMPディレクトリ81(図2)から読み出し、ステップS22で特定された0xa0ディレクトリにコピーする。例えば、ステップS22で特定されたディレクトリが、上述のように、C:\Broadcast\0x0008\0xa0ディレクトリ64(図2)であり、設定ファイル指定の欄127において、C:\TEMPディレクトリ81のPMT設定ファイル86が指定されている場合には、PMT設定ファイル86がC:\Broadcast\0x0008\0xa0ディレクトリ64にコピーされる。
その後、ステップS23からS16に進む。
注目イベントのイベント種別がモジュールの更新である場合、上述したように、ステップS15からS31に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名、およびコンポーネントの欄126で指定されたコンポーネントディレクトリ名を読み込む。
ステップS31からS32に進み、データ放送スケジューラ51は、ネットワークディレクトリ名、サービスディレクトリ名、およびコンポーネントディレクトリ名から、DII設定ファイルをコピーすべきディレクトリを特定する。例えば、ネットワークディレクトリ名が0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0で、コンポーネントディレクトリ名が0x60である場合、データ放送スケジューラ51は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)を特定する。
ステップS32からS33に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールの設定ファイルの欄127で指定されたDII設定ファイルをC:\TEMPディレクトリ81(図2)から読み出し、ステップS32で特定されたディレクトリにコピーする。例えば、ステップS32で特定されたディレクトリが、上述のように、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)であり、設定ファイルの欄127においてC:\TEMPディレクトリ81のDII設定ファイル83が指定されている場合には、DII設定ファイル83がC:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66にコピーされる。
ステップS33からS34に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールの「モジュール指定」一覧137で指定されたモジュールをC:\TEMPディレクトリ81(図2)から読み出し、ステップS32で特定されたディレクトリにコピーして、ステップS16に進む。例えば、ステップS32で特定されたディレクトリが、上述のように、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)であり、「モジュール指定」一覧137においてC:\TEMPディレクトリ81のモジュール84および85が指定されている場合には、モジュール84および85がC:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66にコピーされる。
なお、ユーザは、図7で説明したスケジュールの設定において、イベントのイベント種別をモジュールの更新とする場合には、ネットワークディレクトリ名、サービスディレクトリ名、およびコンポーネントディレクトリ名で特定されるディレクトリにすでにコピーされているモジュールと同一の名称のモジュールを上書きコピーするようにスケジュールを設定する。これにより、イベント種別がモジュールの更新のイベントにおいては、データ放送スケジューラ51は、スケジュールに設定されたネットワークディレクトリ名等で特定されるディレクトリにすでにコピーされているモジュールのうちの、一部のモジュールを更新することとなる。
注目イベントのイベント種別がデータイベントの更新である場合、上述したように、ステップS15からS41に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名、およびコンポーネントの欄126で指定されたコンポーネントディレクトリ名を読み込む。
ステップS41からS42に進み、データ放送スケジューラ51は、ネットワークディレクトリ名、サービスディレクトリ名、コンポーネントディレクトリ名から、DII設定ファイルをコピーすべきディレクトリを特定する。例えば、ネットワークディレクトリ名が0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0で、コンポーネントディレクトリ名が0x60である場合、データ放送スケジューラ51は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)を特定する。
ステップS42からS43に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールの設定ファイルの欄127で指定されたDII設定ファイルをC:\TEMPディレクトリ81(図2)から読み出し、ステップS42で特定されたディレクトリにコピーする。例えば、ステップS42で特定されたディレクトリが、上述のように、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)であり、設定ファイルの欄127においてC:\TEMPディレクトリ81のDII設定ファイル83が指定されている場合には、DII設定ファイル83がC:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66にコピーされる。
ステップS43からS44に進み、データ放送スケジューラ51は、ステップS42で特定されたディレクトリにコピーされているモジュールのすべてを削除する。そして、データ放送スケジューラ51は、スケジュールの「モジュール指定」一覧137で指定されたモジュールをC:\TEMPディレクトリ81(図2)から読み出し、ステップS42で特定されたディレクトリにコピーして、ステップS16に進む。例えば、ステップS42で特定されたディレクトリが、上述のように、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)であり、「モジュール指定」一覧137においてC:\TEMPディレクトリ81のモジュール84および85が指定されている場合には、モジュール84および85がC:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66にコピーされる。
従って、イベント種別がデータイベントの更新であるイベントにおいては、スケジュールで設定されたネットワークディレクトリ名、サービスディレクトリ名、およびコンポーネントディレクトリ名で特定されるディレクトリにすでにコピーされているすべてのモジュールが更新される。
注目イベントのイベント種別がEMである場合、上述したように、ステップS15からS51に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名、およびコンポーネントの欄126で指定されたコンポーネントディレクトリ名を読み込む。
ステップS51からS52に進み、データ放送スケジューラ51は、ネットワークディレクトリ名、サービスディレクトリ名、およびコンポーネントディレクトリ名から、EM設定ファイルをコピーすべきディレクトリを特定する。例えば、ネットワークディレクトリ名が0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0で、コンポーネントディレクトリ名が0x60である場合、データ放送スケジューラ51は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)を特定する。
ステップS52からS53に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールの設定ファイル指定127で指定されたEM設定ファイルをC:\TEMPディレクトリ81(図2)から読み出し、ステップS52で特定されたディレクトリにコピーする。例えば、ステップS52で特定されたディレクトリが、上述のように、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)であり、設定ファイルの欄127においてC:\TEMPディレクトリ81のevent_msg設定ファイル82が指定されている場合には、event_msg設定ファイル82がC:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66にコピーされる。
その後、ステップS53からS16に進む。
ステップS16において、データ放送スケジューラ51は、スケジュールにしたがって、データの読み出しに関するコマンドを生成し、データ放送シミュレータ53に出力する。即ち、データ放送スケジューラ51は、注目イベントのイベント種別の欄123で指定されたイベント種別に基づいて、図8に示したフォーマットのUPDATE_PMTコマンド、UPDATE_MODULEコマンド、DATE_EVENT_CHANGEコマンド、またはEVENT_MESSAGEコマンドを生成する。
即ち、注目イベントのイベント種別の欄123にPMTの更新が指定されている場合、データ放送スケジューラ51は、UPDATE_PMTコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、UPDATE_PMTコマンドに、そのパラメータとして、ネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉と、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉とをセットする。
また、注目イベントのイベント種別の欄123にモジュールの更新が指定されている場合、データ放送スケジューラ51は、UPDATE_MODULEコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、UPDATE_MODULEコマンドに、そのパラメータとして、注目イベントのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉、およびコンポーネントの欄126で指定されたコンポーネントディレクトリ名〈component_tag〉をセットする。
注目イベントのイベント種別の欄123にデータイベントの更新が指定されている場合、データ放送スケジューラ51は、DATA_EVENT_CHANGEコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、DATA_EVENT_CHANGEコマンドに、そのパラメータとして、注目イベントのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉、およびコンポーネントの欄126で指定されたコンポーネントディレクトリ名〈component_tag〉をセットする。
注目イベントのイベント種別の欄123にEMが指定されている場合、データ放送スケジューラ51は、EVENT_MESSAGEコマンドを生成する。さらに、データ放送スケジューラ51は、EVENT_MESSAGEコマンドに、そのパラメータとして、注目イベントのネットワークの欄124で指定されたネットワークディレクトリ名〈original_network_id〉、サービスの欄125で指定されたサービスディレクトリ名〈service_id〉、およびコンポーネントの欄126で指定されたコンポーネントディレクトリ名〈component_tag〉をセットする。
ステップS16からS17に進み、データ放送スケジューラ51は、スケジュールが終了したか否かを判定する。データ放送スケジューラ51は、ステップS17において、スケジュールが終了していないと判定した場合、即ち、次に処理すべきイベントがスケジュールに登録されている場合、ステップS18に進み、そのイベントを新たな注目イベントとする。そして、ステップS18からS12に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS17において、スケジュールが終了したと判定された場合、即ち、次のイベントがスケジュールに登録されていない場合、データ放送スケジューラ51は、処理を終了する。
なお、ステップS22,S32,S42、およびS52において特定されたディレクトリが存在しなかった場合、データ放送スケジューラ51は、そのディレクトリを新たに形成することができる。
以上のように、データ放送スケジューラ51は、スケジュールにしたがって、放送局に対応するC:\TEMPディレクトリ81(図2)から受信装置に対応するC:\Broadcastディレクトリ62(図2)に、データ放送用のデータをコピーするようにしたので、所定の時刻に放送局から受信装置にデータ放送のコンテンツが、擬似的に送信されることとなる。
次に、データ放送シミュレータ53が行う処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップS61において、データ放送シミュレータ53は、システムの初期化を行い、データ放送スケジューラ51からのコマンドと、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求を待機する状態となる。
ステップS61からS62に進み、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からコマンドを受信したか、またはブラウザ制御ブロック54からモジュールの要求を受信したかを判定する。
ステップS62においてモジュールの要求を受信したと判定された場合、ステップS62から後述する図11のステップS111に進む。
また、ステップS62においてコマンドを受信したと判定された場合、ステップS63に進み、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドを解釈して、ステップS64に進む。ステップS64において、データ放送シミュレータ53は、ステップS63でのコマンドの解釈に基づき、そのコマンド(の内容)の判定を行い、その判定結果に応じてC:\Broadcastディレクトリ62(図2)から設定ファイルやモジュールを読み出す。
即ち、ステップS64において、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドがUPDATE_PMTコマンドであると判定した場合、ステップS71に進み、UPDATE_MODULEコマンドであると判定した場合、ステップS81に進む。さらに、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドがDATE_EVENT_CHANGEコマンドであると判定した場合、ステップS91に進み、EVENT_MESSAGEコマンドであると判定した場合、ステップS101に進む。
データ放送スケジューラ51からのコマンドがUPDATE_PMTコマンドの場合には、上述したように、ステップS64からS71に進み、データ放送シミュレータ53は、そのUPDATE_PMTコマンドにセットされているパラメータから、読み込むべきPMT設定ファイルが存在するディレクトリを特定する。例えば、ネットワークディレクトリ名が0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0である場合、データ放送シミュレータ53は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0ディレクトリ64(図2)を特定する。
ステップS71からS72に進み、データ放送シミュレータ53は、ステップS71で特定された、例えば、0xa0ディレクトリ64から、そこに記憶されているPMT設定ファイル65(図2)を読み出す。ステップS72からS73に進み、データ放送シミュレータ53は、UPDATE_PMTコマンドに基づいて、ブラウザ制御ブロック54にPMTの更新を通知するとともに、PMT設定ファイル65を出力する。そして、ステップS73からS62に戻り、データ放送シミュレータ53は、次にデータ放送スケジューラ51からのコマンドを受信するまで、または、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求を受信するまで待機する状態となる。
データ放送スケジューラ51からのコマンドがUPDATE_MODULEコマンドの場合には、上述したように、ステップS64からS81に進み、データ放送シミュレータ53は、そのUPDATE_MODULEコマンドにセットされているパラメータから、読み込むべきDII設定ファイルが存在するディレクトリを特定する。例えば、ネットワークディレクトリ名が0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0で、コンポーネントディレクトリ名が0x60である場合、データ放送シミュレータ53は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)を特定する。
ステップS81からS82に進み、データ放送シミュレータ53は、ステップS81で特定された、例えば、0x60ディレクトリ66から、そこに記憶されているDII設定ファイル68(図2)を読み出す。ステップS82からS83に進み、データ放送シミュレータ53は、UPDATE_MODULEコマンドに基づいて、ブラウザ制御ブロック54にモジュールの更新を通知するとともに、DII設定ファイル68を出力する。そして、ステップS83からS62に戻り、データ放送シミュレータ53は、次にデータ放送スケジューラ51からのコマンドを受信するまで、または、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求を受信するまで待機する状態となる。
データ放送スケジューラ51からのコマンドがDATA_EVENT_CHANGEコマンドの場合には、上述したように、ステップS64からS91に進み、データ放送シミュレータ53は、そのDATA_EVENT_CHANGEコマンドにセットされているパラメータから、読み込むべきDII設定ファイルが存在するディレクトリを特定する。例えば、例えば、ネットワークディレクトリ名が0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0で、コンポーネントディレクトリ名が0x60である場合、データ放送シミュレータ53は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)を特定する。
ステップS91からS92に進み、データ放送シミュレータ53は、ステップS91で特定された、例えば、0x60ディレクトリ66から、そこに記憶されているDII設定ファイル68(図2)を読み出す。ステップS92からS93に進み、データ放送シミュレータ53は、DATA_EVENT_CHANGEコマンドに基づいて、ブラウザ制御ブロック54にデータイベントの更新を通知するとともに、DII設定ファイル68を出力する。そして、ステップS93からS62に戻り、データ放送シミュレータ53は、次にデータ放送スケジューラ51からのコマンドを受信するまで、または、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求を受信するまで待機する状態となる。
データ放送スケジューラ51からのコマンドがEVENT_MESSAGEコマンドの場合には、上述したように、ステップS64からS101に進み、データ放送シミュレータ53は、そのEVENT_MESSAGEコマンドにセットされているパラメータから、読み込むべきEM設定ファイルが存在するディレクトリを特定する。例えば、ネットワークディレクトリ名が0x0008で、サービスディレクトリ名が0xa0で、コンポーネントディレクトリ名が0x60である場合、データ放送シミュレータ53は、C:\Broadcast\0x0008\0xa0\0x60ディレクトリ66(図2)を特定する。
ステップS101からS102に進み、データ放送シミュレータ53は、ステップS101で特定された、例えば、0x60ディレクトリ66から、そこに記憶されているevent_msg設定ファイル69(図2)を読み出す。ステップS102からS103に進み、データ放送シミュレータ53は、EVENT_MESSAGEコマンドに基づいて、ブラウザ制御ブロック54にEMの発火を通知するとともに、EM設定ファイルを出力する。そして、ステップS103からS62に戻り、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドを受信するまで、または、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求を受信するまで待機する状態となる。
一方、データ放送シミュレータ53は、ステップS62において、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求を受信したと判定した場合、図11のステップS111に進み、以下、モジュールの要求に応答する処理を行う。
ステップS111において、データ放送シミュレータ53は、ブラウザ制御ブロック54から要求されたモジュールの名前を解釈して、ステップS112に進む。
ステップS112において、データ放送シミュレータ53は、ステップS111で解釈したモジュールの名前から、そのモジュールが記憶されているディレクトリを特定する。即ち、モジュールの名前には、ネットワークディレクトリ名(original_network_id)、サービスディレクトリ名(service_id)、コンポーネントディレクトリ名(component_tag)、およびモジュールのファイル名の情報が含まれている。そして、データ放送シミュレータ53は、モジュールの名前に含まれている情報から、そのモジュールが記憶されているディレクトリを特定する。
ステップS112からS113に進み、データ放送シミュレータ53は、ステップS112で特定されたディレクトリから、ブラウザ制御ブロック54から要求されたモジュールを読み出し、ステップS114に進む。ステップS114において、データ放送シミュレータ53は、ブラウザ制御ブロック54に、ステップS113で読み出したモジュールを出力する。そして、ステップS114から図10のステップS62に戻り、以下同様の処理が繰り返される。
なお、データ放送シミュレータ53は、例えば、ユーザが入力部28を操作することにより、処理の終了が指示された場合、処理を終了する。
ここで、データ放送シミュレータ53は、図10に示したコマンドを受信した場合行われるステップS63乃至ステップS103の処理と、図11に示したモジュールの要求を受信した場合に行われるステップS111乃至ステップS114の処理とを、並列に行うことができる。
以上のように、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドに応じて、受信装置に対応するC:\Broadcastディレクトリ62(図2)から指定された設定ファイル(PMT設定ファイル、DII設定ファイル、EM設定ファイル)を読み出し、ブラウザ制御ブロック54に出力する。また、データ放送シミュレータ53は、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求に応じて、そのモジュールを読み出し、ブラウザ制御ブロック54に出力する。
データ放送シミュレータ53は、ブラウザ制御ブロック54からのモジュールの要求の他、各設定ファイルの要求にも応答する。即ち、データ放送シミュレータ53は、ブラウザ制御ブロック54からのPMT設定ファイル、DII設定ファイル、またはEM設定ファイルの要求に対応して、その要求された設定ファイルが記憶されているディレクトリを特定する。そして、データ放送シミュレータ53は、要求された設定ファイルを読み出してブラウザ制御ブロック54に出力する。
次に、ブラウザ制御ブロック54が行う処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ステップS121において、ブラウザ制御ブロック54は、システムの初期化を行い、入力部28、データ放送シミュレータ53、またはBMLブラウザ55から通知されるイベントを待機する状態となり、ステップS122に進む。
ステップS122において、ブラウザ制御ブロック54は、イベントを受信したか否かを判定する。ブラウザ制御ブロック54は、イベントを受信していない場合、ステップS122の処理を繰り返す。一方、ブラウザ制御ブロック54は、イベントを受信した場合、ステップS122からS123に進み、そのイベント(の内容)の判定を行う。
ステップS123において、ブラウザ制御ブロック54は、イベントがデータ放送シミュレータ53からのPMTの更新であると判定した場合、ステップS131に進む。また、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS123において、イベントがデータ放送シミュレータ53からのデータイベントの更新であると判定した場合、ステップS151に進む。
さらに、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS123において、イベントがデータ放送シミュレータ53からのEMの発火、モジュールの更新、またはユーザによる入力部28の操作のうちのいずれかであると判定した場合、ステップS171に進む。また、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS123において、イベントがBMLブラウザ55からのモジュールの要求であると判定した場合、ステップS181に進む。
イベントがPMTの更新である場合、上述したように、ステップS123からS131に進み、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55が起動中か否かを判定する。ステップS131において、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55が起動中であると判定した場合、ステップS141に進み、BMLブラウザ55を終了させ、ステップS132に進む。また、ステップS131において、BMLブラウザ55が起動中ではないと判定された場合には、ステップS141をスキップして、ステップS132に進む。
ステップS132において、ブラウザ制御ブロック54は、データ放送シミュレータ53に、更新後のPMT設定ファイルを要求して取得し、ステップS133に進む。ステップS133において、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55の起動条件が満たされたか否かを判定する。ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55の起動条件が満たされたと判定した場合、ステップS134に進む。
ステップS134において、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS132で取得したPMT設定ファイルに記録されているPMTデータに基づいて、データ放送シミュレータ53にDII設定ファイルを要求して取得し、ステップS135に進む。ステップS135において、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS134で取得したDII設定ファイルに記録されているDIIデータが正常か否かを判定し、DIIデータが正常であると判定した場合、ステップS136に進む。
ステップS136において、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55を起動させて、BMLブラウザ55にPMTの更新を通知する。そして、ステップS136からS122に戻り、ブラウザ制御ブロック54は、次にイベントを受信するまで待機状態となる。
なお、ステップS133において、BMLブラウザ55の起動条件が満たされていないと判定された場合と、ステップS135において、DIIデータが正常ではないと判定された場合は、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS132で取得したPMTデータや、ステップS134で取得したDIIデータを破棄して、ステップS122に戻り、次にイベントを受信するまで待機状態となる。
イベントがデータイベントの更新である場合、上述したように、ステップS123からS151に進み、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55が起動中か否かを判定する。ステップS151において、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55が起動中であると判定した場合、ステップS161に進み、BMLブラウザ55を終了させ、ステップS152に進む。また、ステップS151において、BMLブラウザ55が起動中ではないと判定された場合には、ステップS161をスキップして、ステップS152に進む。
ステップS152において、ブラウザ制御ブロック54は、データ放送シミュレータ53に更新後のDII設定ファイルを要求して取得し、ステップS153に進む。ステップS153において、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS152で取得したDII設定ファイルに記録されているDIIデータが正常か否かを判定する。ブラウザ制御ブロック54は、DIIデータが正常であると判定した場合、ステップS154に進む。
ステップS154において、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55を起動させて、BMLブラウザ55にデータイベントの更新を通知する。そして、ステップS154からS122に戻り、ブラウザ制御ブロック54は、次のイベントを受信するまで待機状態となる。
なお、ステップS153において、DIIデータが正常ではないと判定された場合は、ブラウザ制御ブロック54は、ステップS152で取得したDIIデータを破棄して、ステップS122に戻り、次にイベントを受信するまで待機状態となる。
イベントがEMの発火、モジュールの更新、またはユーザによる入力部28の操作である場合、上述したように、ステップS123からS171に進み、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55が起動中か否かを判定する。ブラウザ制御ブロック54は、ステップS171において、BMLブラウザ55が起動中であると判定した場合、ステップS172に進み、BMLブラウザ55に、EMの発火、モジュールの更新、またはユーザの操作に対応したキー入力を通知する。そして、ステップS172からS122に戻り、ブラウザ制御ブロック54は、次にイベントを受信するまで待機状態となる。
また、ステップS171において、BMLブラウザ55が起動中ではないと判定された場合には、ブラウザ制御ブロック54は、EMの発火、モジュールの更新、またはユーザの操作に対応したキー入力をBMLブラウザ55に通知せずに(無視して)、ステップS122に戻り、次にイベントを受信するまで待機状態となる。
イベントがBMLブラウザ55からのモジュールの要求である場合、上述したように、ステップS123からS181に進み、ブラウザ制御ブロック54は、データ放送シミュレータ53に、BMLブラウザ55から要求されたモジュールの名前を指定してモジュールを要求する。ステップS181からS182に進み、ブラウザ制御ブロック54は、データ放送シミュレータ53から、ステップS181で要求したモジュールを取得し、ステップS183に進む。ステップS183では、ブラウザ制御ブロック54は、BMLブラウザ55に、ステップS181で取得したモジュールを出力し、ステップS122に戻り、次にイベントを受信するまで待機状態となる。
なお、ブラウザ制御ブロック54は、例えば、ユーザが入力部28を操作することにより、処理の終了が指示された場合、処理を終了する。
次に、BMLブラウザ55が行う処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
ステップS201において、BMLブラウザ55は、終了状態となる。その後、BMLブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54から起動が要求されると、ステップS201からS202に進み、前回行われた後述するステップS252で選局されたサービスのPMTデータおよびDIIデータに基づいて、スタートアップモジュール(1番目のモジュール)を、ブラウザ制御ブロック54に要求して取得し、ステップS203に進む。
ステップS203において、BMLブラウザ55は、ステップS202で取得したスタートアップモジュールに含まれるBML文書のパーズ(parse)を行い、BML文書を構成するモノメディアを認識する。ステップS203からS204に進み、BMLブラウザ55は、BML文書を構成するモノメディアをブラウザ制御ブロック54に要求して、取得する。ステップS204からS205に進み、BMLブラウザ55は、ECMAScriptを実行する。即ち、BMLブラウザ55は、BML文書を構成するモノメディアのECMAScriptによる動的制御を行い、データ放送のコンテンツを再生する処理を開始する。ステップS205からS206に進み、BMLブラウザ55は、起動状態に遷移し、出力部27に画像データや音声データ、テキストデータ等のデータ放送のコンテンツを出力する。
ステップS206からS207に進み、BMLブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54からイベントを受信したか否かを判定する。ステップS207において、BMLブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54からのイベントを受信していないと判定した場合、ステップS207に戻る。
一方、ステップS207において、ブラウザ制御ブロック54からのイベントを受信したと判定された場合、ステップS208に進み、BMLブラウザ55は、そのイベントの判定を行う。
ステップS208において、BMLブラウザ55は、イベントがユーザの操作に対応するキー入力であると判定した場合、ステップS211に進み、イベントがモジュールの更新の通知であると判定した場合、ステップS221に進む。さらに、BMLブラウザ55は、イベントがEMの通知であると判定した場合、ステップS231に進む。また、BMLブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54からのイベントがデータイベントの更新であると判定した場合、ステップS241に進み、イベントがPMTの更新であると判定した場合、ステップS251に進む。
イベントがユーザの操作に対応するキー入力である場合、上述したように、ステップS208からS211に進み、BMLブラウザ55は、キー入力に対応する処理を実行する。ユーザの操作としては、例えば、ユーザが放送番組を選局する操作や、あるいはメニューボタン95(図6)を選択する操作がある。BMLブラウザ55は、ユーザの操作に対応するキーの処理を行い、ステップS209に進む。ステップS209において、BMLブラウザ55は、ECMAScriptを実行する。即ち、例えば、BMLブラウザ55は、ユーザが入力部28を操作して要求したモノメディアのECMAScriptによる動的制御を行う。そして、ステップS209からS207に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
イベントがモジュールの更新である場合、上述したように、ステップS208からS221に進み、BMLブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54に、更新後のモジュールに含まれるモノメディアを要求して取得し、BML文書を構成するモノメディアを更新後のモジュールに含まれるモノメディアに置換して、ステップS209に進む。ステップS209において、BMLブラウザ55は、ECMAScriptを実行する。即ち、BMLブラウザ55は、BML文書を構成する更新後のモノメディアのECMAScriptによる動的制御を行う。そして、ステップS209からS207に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
イベントがEMの通知である場合、上述したように、ステップS208からS231に進み、BMLブラウザ55は、そのEMに基づいてイベントを発火させるための処理を行う。ステップS231からS209に進み、BMLブラウザ55は、ECMAScriptを実行する。即ち、BMLブラウザ55は、そのイベントの発火のECMAScriptによる動的制御を行う。そして、ステップS209からS207に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
イベントがデータイベントの更新である場合、上述したように、ステップS208からS241に進み、BMLブラウザ55は、起動状態から終了状態に遷移する。なお、BMLブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54が図12のステップS161で実行するBMLブラウザ55を終了させる処理に応じて、終了状態に遷移する。
ステップS241からS242に進み、BMLブラウザ55は、コンポーネントを更新する処理(データイベントの処理)を実行する。ステップS242からS243に進み、BMLブラウザ55は、ECMAScriptを実行する。即ち、BMLブラウザ55は、更新されたコンポーネントのECMAScriptによる動的制御を行う。そして、ステップS243からS201に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
イベントがPMTの更新である場合、上述したように、ステップS208からS251に進み、BMLブラウザ55は、起動状態から終了状態に遷移する。なお、BMLブラウザ55は、ブラウザ制御ブロック54が図12のステップS141で実行するBMLブラウザ55を終了させる処理に応じて、終了状態に遷移する。
ステップS251からS252に進み、BMLブラウザ55は、ECMAScriptを実行する。即ち、BMLブラウザ55は、データ放送のサービス(番組)の更新についてECMAScriptによる動的制御を行い、ステップS252からS201に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
なお、BMLブラウザ55は、例えば、ユーザが入力部28を操作することにより、処理の終了が指示された場合、処理を終了する。
以上説明したように、図2に示したデータ放送検証システムによれば、データ放送スケジューラ51は、所定のスケジュールにしたがい、データ放送の放送局に対応するC:\TEMPディレクトリ81から、データ放送の受信装置に対応するC:\Broadcastディレクトリ62に、データ放送用のデータをコピーするとともに、C:\Broadcastディレクトリ62からのデータ放送用のデータの読み出しに関する図8に示したコマンドを出力する。また、データ放送シミュレータ53は、データ放送スケジューラ51からのコマンドに応じて、C:\Broadcastディレクトリ62から、データ放送用のデータを読み出し、BMLブラウザ55は、C:\Broadcastディレクトリ62から読み出されたデータ放送用のデータに対応する処理を実行する。これにより、コンピュータ20において、データ放送用のデータを、TSにエンコードし、また、そのTSをデコードすることなく、データ放送のコンテンツの動作を検証することができる。従って、安価なデータ放送検証システムを提供することができ、また、データ放送のコンテンツ作成者は、容易に、そのコンテンツの動作を検証することができる。
また、図2に示したデータ放送検証システムにおいては、ブラウザ制御ブロック54を、任意のプラットホームに対応した制御ブロックに置き換えることにより、その任意のプラットホームのデータ放送の動作をシミュレートすることができる。さらに、データ放送検証システムのハードウェア、ドライバ等の開発と平行して、BMLブラウザ55や、データ放送を提供するための周辺システムをファイルシステム50上で開発を行うことができる環境を提供することができる。
なお、上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することとしたが、各機能ブロックを実現する複数のハードウェアにより実行することもできる。
また、上述の一連の処理を行うソフトウェアを構成するプログラムは、図1に示した磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、および半導体メモリ34などのリムーバル記録媒体に、一時あるいは永久的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバル記録培地は、いわゆるパッケージメディアソフトウェアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバル記録媒体からコンピュータ20にインストールする他、ダウンロードサイトから、デジタル衛星放送用の人口衛星を介して、コンピュータ20に送信したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータ20に有線で転送し、コンピュータ20では、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部29で受信し、内蔵する記憶部24にインストールすることができる。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
なお、図2では、1つのコンピュータ20上のファイルシステム50に、放送局に対応する記憶領域としてのC:\TEMPディレクトリ81と、受信装置に対応する記憶領域としてのC:\Broadcastディレクトリ62とを設け、C:\TEMPディレクトリ81からC:\Broadcastディレクトリ62に、データ放送用のデータをコピーするようにしたが、放送局に対応する記憶領域と、受信装置に対応する記憶領域とは、別のコンピュータ上に設けることが可能である。この場合、その別のコンピュータどうしの間では、LANその他を介して、一方から他方に、データ放送用のデータをコピーするようにすることができる。
本発明を適用したデータ放送検証システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 データ放送検証システムの機能的構成例を示すブロック図である。 PMT設定ファイルのフォーマットを示す図である。 DII設定ファイルのフォーマットを示す図である。 Event_Message(EM)設定ファイルのフォーマットを示す図である。 データ放送のコンテンツの表示例を示す図である。 データ放送検証システムのユーザインタフェースを説明するための図である。 コマンドのフォーマットを示す図である。 データ放送スケジューラの処理を説明するためのフローチャートである。 データ放送シミュレータの処理を説明するためのフローチャートである。 データ放送シミュレータの処理を説明するためのフローチャートである。 ブラウザ制御ブロックの処理を説明するためのフローチャートである。 BMLブラウザの処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
20 コンピュータ, 21 CPU, 22 ROM ,23 RAM, 24 記憶部, 27 出力部, 28 入力部, 30 ドライブ, 31 磁気ディスク, 32 光ディスク, 33 光磁気ディスク, 34 半導体メモリ, 50 ファイルシステム, 51 データ放送スケジューラ, 52 タイマ, 53 データ放送シミュレータ, 54 ブラウザ制御ブロック, 55 BMLブラウザ, 56 スケジュール設定ブロック, 62 C:\Broadcastディレクトリ, 81 C:\TEMPディレクトリ, 100 データ放送スケジューラ設定画面, 101 イベントの追加・修正画面

Claims (7)

  1. データ放送のシミュレーションを行う情報処理装置において、
    時刻を計時する計時手段と、
    前記計時手段が計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、前記イベントの種別を判定し、前記イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、前記イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、前記イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、前記データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出して前記データ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、前記第2の記憶手段から前記イベントの種別に対応する前記データ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御手段と、
    入力された前記コマンドに応じて、前記第2の記憶手段から、前記データ放送用のデータを読み出す読み出し手段と、
    前記第2の記憶手段から読み出された前記データ放送用のデータに対応する処理を実行する処理手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1および第2の記憶手段は、同一の記憶媒体上の異なる記憶領域である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の記憶手段には、前記データ放送をシミュレートするための階層的なディレクトリを有するファイルシステムが構築されており、
    前記制御手段は、前記ファイルシステムの所定のディレクトリに対して、前記データ放送の記述子情報が記述されたファイルおよびモジュールである前記データ放送用のデータを、少なくともコピーする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記読み出し手段は、前記第2の記憶手段から読み出した前記データ放送用のデータに対応するイベントを、前記処理手段に通知し、
    前記処理手段は、
    前記データ放送用のデータを解釈して出力するブラウザと、
    前記読み出し手段、ユーザによる所定の操作、前記制御手段または前記処理手段から通知されたイベントを処理するイベント処理手段と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. データ放送のシミュレーションを行う情報処理装置の情報処理方法において、
    時刻を計時する計時ステップと、
    前記計時ステップの処理により計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、前記イベントの種別を判定し、前記イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、前記イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、前記イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、前記データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出して前記データ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、前記第2の記憶手段から前記イベントの種別に対応する前記データ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御ステップと、
    入力された前記コマンドに応じて、前記第2の記憶手段から、前記データ放送用のデータを読み出す読み出しステップと、
    前記第2の記憶手段から読み出された前記データ放送用のデータに対応する処理を実行する処理ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. データ放送のシミュレーションを、コンピュータに行わせるプログラムであって、
    時刻を計時する計時ステップと、
    前記計時ステップの処理により計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、前記イベントの種別を判定し、前記イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、前記イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、前記イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、前記データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出して前記データ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、前記第2の記憶手段から前記イベントの種別に対応する前記データ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御ステップと、
    入力された前記コマンドに応じて、前記第2の記憶手段から、前記データ放送用のデータを読み出す読み出しステップと、
    前記第2の記憶手段から読み出された前記データ放送用のデータに対応する処理を実行する処理ステップと
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. データ放送のシミュレーションを、コンピュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体であって、
    時刻を計時する計時ステップと、
    前記計時ステップの処理により計時する時刻と、所定のスケジュールに設定されているイベントの発生時刻が一致した場合、前記イベントの種別を判定し、前記イベントの種別がPMT(Program Map Table)の更新であるときはPMTを設定するファイルを、前記イベントの種別がモジュールの更新またはデータイベントの更新であるときはDII(Download Info Indication)を設定するファイルを、前記イベントの種別がイベントメッセージであるときはイベントメッセージを設定するファイルを、それぞれデータ放送用のデータとして記憶している、前記データ放送の放送局に対応する第1の記憶手段から読み出して前記データ放送の受信装置に対応する第2の記憶手段にコピーするとともに、前記第2の記憶手段から前記イベントの種別に対応する前記データ放送用のデータの読み出しに関するコマンドを出力する制御ステップと、
    入力された前記コマンドに応じて、前記第2の記憶手段から、前記データ放送用のデータを読み出す読み出しステップと、
    前記第2の記憶手段から読み出された前記データ放送用のデータに対応する処理を実行する処理ステップと
    コンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている記録媒体。
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