JP4367331B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電流の通電により発熱する半導体モジュールが冷却器(ヒートシンク)で冷却される半導体装置に関するものである。
従来のインバータに用いられた半導体装置において、電流の通電により半導体素子が過度に高温となって破壊することを防ぐために、半導体素子を内蔵した半導体モジュールにヒートシンクが装着され、ヒートシンク内に形成された冷却水通路に冷却水を流し、冷却水が半導体モジュール(パワーモジュール)の放熱面を直接接触して冷却するものが知られている(例えば、特開平9−207583号公報参照)。
特開平9−207583
このような半導体装置にあっては、ヒートシンクによる冷却能力を向上させるために、パワーモジュールの放熱面領域の部分について流路の高さ方向を小さくして冷却水の流速を高めている。ところが、半導体素子の発熱によるパワーモジュールの温度変化によって、パワーモジュールが熱変形したり、ヒートシンクとの固定時に発生する荷重(例えば、ねじの締め付け力など)によって変形したりする結果、放熱面とこれに対向するヒートシンクの流路の内壁面との距離が変動して、熱伝達率が変動し、結果として冷却能力が変動する問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、安定した冷却性能を有する半導体装置を得ることを目的としている。
この発明に係る半導体装置は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールの熱拡散板をヒートシンクの冷媒の流路を構成する面とした半導体装置であって、前記流路の中にその一部が支持部を介して前記熱拡散板に固着され、該熱拡散板から所定の距離を離して対向する流路板を設けたことを特徴とするものである。
この発明に係る半導体装置は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールの熱拡散板をヒートシンクの冷媒の流路を構成する面とした半導体装置であって、流路の中に熱拡散板から所定の距離を離して対向する流路板を設けたので、半導体モジュールの変形によって熱伝達面と流路の内壁面との距離が変動することがなくなり、安定した熱伝達率が得られて冷却性能を安定させることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による半導体装置を示す側断面図である。半導体モジュールの熱拡散板101に素子102が固着され、電極端子103と配線104とによって電気的に結合されている。これらの構成部材が樹脂の筐体150で囲まれており、パワーモジュール(半導体モジュール)105を形成する。なお、熱拡散板101は基板、ベース板等と称されるもので、半導体である素子102を支持し、熱がよく伝わってくる板状のものである。半導体モジュールの中でも、発熱量の大きいパワーモジュールが特に本発明には適している。
また、ヒートシンク211には、例えば冷却水などの冷媒を流すための流路202が形成されており、ヒートシンク211に冷媒を供給し、排出させるための導管210が取り付けられている。ヒートシンク211にはパワーモジュール105の熱拡散板101に冷媒を接触させるための開口部が設けられている。この開口部の流路202には熱拡散板101からの熱伝達を大きくするために、流路202側に微細な凹凸を加工した流路板201が、熱拡散板101の面に接着層216により固定(固着)されている。
熱拡散板201は、冷媒の流れ220を妨げることがないように、図2に示すように、パワーモジュール105の熱拡散板101が表面に表れている一面にその一部分のみが接着されている。また、図3に示すように、パワーモジュール105はヒートシンク211に熱拡散板101をヒートシンク211の開口部に向くように固着されている。
このような構成によれば、流路板201は流路202の中に設置され、流路板201と熱拡散板101との間を冷媒が冷媒の流れ220に示すように流れる。図4に示すように、熱拡散板101が位置する部分の流路202の間隙量を流路高さ(D)203とするとき、流路高さ203と熱拡散板101からの熱伝達率(H)の関係は、図5に実線で示す関係になる。一方、流路高さ203と流路202の圧力損失(P)との関係は、同じく図5に点線で示す関係になる。熱伝達率(H)、圧力損失(P)は冷媒の流速に依存することが知られているが、熱拡散板101と対向するヒートシンク211の一面、すなわち対向面230に微小な凹凸を加工することによっても変動する。このように熱伝達率(H)は流路高さ203により変化するため、パワーモジュール105に内蔵された素子102の発熱による温度上昇を抑えるためには、熱伝達率(H)を低下させないようにする必要がある。このためには、流路高さ203を一定に保つ必要がある。
パワーモジュール105は内蔵された素子102の発熱よって温度が上昇し、その結果、パワーモジュール105に反りが発生する。これは、パワーモジュール105を構成する熱拡散板101、素子102および筐体150の材質の熱膨張係数がそれぞれ、約17×10E−6(銅系材の場合)、3×10E−6および30×10E−6(プラスチック系材の場合)であり、温度分布が生じたことによるものである。この場合、従来のヒートシンクのように流路202が構成されていると、流路高さ203はモジュールの変形にともなって変化することになる。
図1に示す本発明の実施例1のように、流路板201をパワーモジュール105に接着することにより、パワーモジュール105が変形しても流路高さ203は一定にできる。これによって、熱伝達率(H)が低減することを防止することができる。なお、流路板201をパワーモジュール105に固定するための支持部240は、図6に示すように一箇所でなく、複数箇所あっても良い。
半導体素子を内蔵した半導体モジュールの熱拡散板をヒートシンクの冷媒の流路を構成する面とした半導体装置であって、流路の中に前記熱拡散板から所定の距離を離して対向する流路板を設けたので、半導体モジュール(パワーモジュール)の主熱伝達面とヒートシンクの流路壁面との距離を半導体モジュール(パワーモジュール)の変形に連動して一定に保つことができ、安定した冷却性能を得ることができる。
また、半導体モジュールの使用時に熱変形した場合であっても、熱拡散板と流路板とは所定の距離で一定に保たれているので、安定した冷却性能を得ることができる。
また、熱拡散板に対向する流路板の面は、微少な凹凸を備えた面としたので、熱伝達が促進される。
実施の形態2.
また、流路板201をパワーモジュール105に固定する場合、図7に示すように、固定ねじ204を用いて取り付けても良い。この場合、固定ねじ204は図6に示す流路板201の通し穴241を通して固定する。
この構成によれば、図1に示した接着層216による接着工程を削減できるとともに、冷媒の温度変化に対しても固着力の変化が小さく、強度的な信頼性の高い固定ができる。
実施の形態3.
また、流路板201の一面とヒートシンク211の流路202の内壁面との間に、図8に示すよう弾性材205を挟み込んで、その反発力を利用して流路板201を熱拡散板101に押し当ててもよい。
この構成によれば、図1に示す接着層216が不要になり、接着工程をなくすことができるし、弾性材205が図1の流れ止め215の役割も果たすことで、流れ止め215が不要になる。
実施の形態4.
また、弾性材205の代わりに図9に示す板ばね208を用いてもよい。この構成によれば、パワーモジュール105の変形量が大きい場合にも、ばねのストロークの大きいものを挟み込むことで変形に追従できる。
熱拡散板に対向する側の流路壁面と流路板との間に反発部材を備えたので、常時、流路板をパワーモジュールに押し付けることができ、安定した冷却性能を得ることができる。
実施の形態5.
また、流路板201の下面とそれに対向するヒートシンク211の内壁面に図10に示すように磁性体207aおよび207bを埋め込んだ。図10では、例えば、対向する位置に固着された磁性体207a、207bを3組示しているが、3組とも互いに反発するように埋め込むことができる。
このような構成によれば、磁性体207a、207bの磁力の反発力により、流路板201をパワーモジュール105の一面に押し当てることができ、流路高さ203を一体に保つことができる。また、磁性体の組3つのうち1組を、互いに引き合うように埋め込めば、磁力を利用して流路板201の位置を固定できる。
熱拡散板に対向する側の流路壁面と流路板とで磁力を用いて反発させたので、常時、流路板をパワーモジュールに押し付けることができ、安定した冷却性能を得ることができる。
実施の形態6.
また、流路板201に遮蔽体208が取り付けられ、図11に示すように、ヒートシンク211の流路202の内壁面に設けられた溝にはめられている。この遮蔽体208は流路板201と一体部品であっても良い。また、流路板201の方に溝をヒートシンク211の方に突起を設けても良い。
このような構成によれば、流路板201の遮蔽体208の側の冷媒は流速が小さく、反対に、流路板201のパワーモジュール105側の流速は大きくなる。流路板201の両面側で流速の差が生じるため、動圧と静圧の差が生じて、流路板201にはパワーモジュール105の方向への揚力が生じる。この揚力により、流路板201はパワーモジュール105に押し付けられるので、接着層216や固定ねじ204が不要になる。
熱拡散板に対向する側の流路壁面と流路板とで互いに嵌りあう凹凸形状を設けたので、流路板を冷媒の流れによる揚力により、パワーモジュールに押し当てることができ、安定した冷却性能を得ることができる。
本発明の実施の形態1による半導体装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置を示すもう一方の側断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置を示す上平面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の流路高さを説明する側断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の流路高さと熱拡散板からの熱伝達率、圧力損失との関係を説明する図である。 本発明の流路板の形状を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態4による半導体装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態5による半導体装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態6による半導体装置を示す側断面図である。
符号の説明
101 熱拡散板、102 素子、103 電極端子、104 配線、105 パワーモジュール、150 筐体、201 流路板、202 流路、203 流路高さ、204 固定ねじ、205 弾性材、206 板ばね、207a 磁性体1、207b 磁性体2、208 遮蔽体、210 導管、211 ヒートシンク、215 流れ止め、216 接着層、220 冷媒の流れ、230 対向面、240 支持部、241 通し穴。

Claims (6)

  1. 半導体素子を内蔵した半導体モジュールの熱拡散板をヒートシンクの冷媒の流路を構成する面とした半導体装置であって、前記流路の中にその一部が支持部を介して前記熱拡散板に固着され、該熱拡散板から所定の距離を離して対向する流路板を設けたことを特徴とする半導体装置。
  2. 流路板は流路中の冷媒の流れに沿って熱拡散板に対向するように設けられたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 熱拡散板に対向する流路板の面は、微少な凹凸を備えた面としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 熱拡散板に対向する側の流路壁面と流路板との間に反発部材を備えたことを特徴する請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 熱拡散板に対向する側の流路壁面と流路板とで磁力を用いて反発させたことを特徴する請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 熱拡散板に対向する側の流路壁面と流路板とで互いに嵌りあう凹凸形状を設けたことを特徴する請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置
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