JP4367193B2 - 走査線変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン受像機等の画像表示装置に関し、特に、映像信号の走査線数の増減を行う走査線変換装置に関するものである。
国内デジタル放送では480i、480p、720p、1080iの4種類の映像フォーマットが規定されており、これを表示装置に映すためには、表示解像度に合わせた走査線数の変換に加え、データ放送で規定された映像の拡大・縮小に伴う走査線数の変換が必要である。特に入力映像が飛び越し操作で、かつ走査線数を約2倍ないしそれ以上に拡大する場合、画質改善のため複数のフィールドに渡る映像信号から映像の動きを検出し、その結果に基づいて走査線の補間を行う、動き適応IP変換と呼ばれる方法により順次走査に変換してから拡大を行う必要がある。
従来、動き適応IP変換機能を含む走査線変換装置は図6のように構成される。以下、従来の走査線変換装置について図6を参照しながら説明する。100、101はフィールドメモリで、入力された信号に対するフィールド遅延信号を生成する。102、103はラインメモリで、それぞれ現フィールド信号、前フィールド信号、後フィールド信号のライン遅延信号を出力する。200は現フィールド信号、前フィールド信号、後フィールド信号およびこれらのライン遅延信号から、映像信号の動きを検出する動き検出手段、300はフィールド内の信号を使用して補間ライン信号を生成するフィールド内補間フィルタ、301はフィールド内補間信号、前フィールド信号から動きに応じて補間ラインを生成する動き適応補間フィルタ、400は飛び越し走査の映像信号に補間ライン信号を加えて順次走査の映像信号を出力する倍速変換回路、500は走査線数増減のためのライン遅延信号を保持するラインメモリ、600は走査線数増減のフィルタ処理を行う垂直フィルタである。
以上のように構成された、従来の走査線変換装置について、以下その動作について説明する。入力された映像信号はフィールドメモリ100、101に入力され、フィールド遅延信号が生成される。ここでは、1フィールド遅延信号を基準として現フィールド信号、フィールド遅延無しの信号を前フィールド信号、2フィールド遅延信号を後フィールド信号とする。現フィールド信号、前後フィールド信号は、それぞれラインメモリ102、103に入力される。ラインメモリ102、103はFIFO構造になっており、その本数に応じて、それぞれ1ラインないし数ライン時間の遅延信号が生成される。図6では、一例として現フィールドについては遅延なしの信号を合わせて4ライン分、前後フィールドはそれぞれ3ライン分を、フィールド数についても前1フィールド、後1フィールドを記載している。現フィールド信号、前後フィールド信号、およびラインメモリ102,103から出力されるこれらの遅延信号は、動き検出手段200に入力される。
動き検出手段200は、入力された各フィールド、ラインの信号から規定されたアルゴリズムで映像の動きを検出し、動き信号として出力する。また、現フィールド信号およびラインメモリ102の出力は、フィールド内補間フィルタ300に入力され、同一フィールド内での補間信号が生成される。フィールド内補間フィルタ300が出力する前記フィールド内補間信号と、前記前フィールドの同一ラインの信号は、適応補間フィルタ301に入力される。適応補間フィルタ301では、動き検出手段200が出力した前記動き信号に応じて適応的にフィルタ処理を行い、補間ライン信号を出力する。
前記現フィールド信号および前記補間ライン信号は、倍速変換回路400に入力される。倍速変換回路400では、現フィールド信号と補間ライン信号とをそれぞれラインメモリに入力しつつ、2倍の速度でそれぞれのラインメモリから交互に読み出すことにより、入力された飛び越し走査映像信号に対して、アップコンバートされた順次走査映像信号を出力する。前記順次走査映像信号は、ラインメモリ500に入力され、垂直フィルタ処理用にライン遅延信号が生成される。前記ライン遅延信号は垂直フィルタ600に入力され、垂直方向スケーリング用のフィルタ処理が行われ、最終的な出力映像信号として出力される。
特開平11−155132号公報 ARIB STD−B20
上記のように、従来の動き適応IP変換機能を含む走査線変換装置では、処理に多くのラインメモリと多くのフィルタ回路を必要とするため、回路規模が大きく安価に実現できないという問題があった。
本発明の目的は、メモリ容量とフィルタ回路の規模を削減し、安価な動き適応IP変換回路を含む走査線変換装置を提供することである。
本発明の第1の発明に係る走査線変換装置は、入力された映像信号の走査線数を変換して出力する走査線変換装置であって、少なくとも2つ以上のフィールドの映像信号を入力として映像の動き情報を検出する動き検出手段と、現フィールドの映像信号からフィールド内補間信号を生成するフィールド内補間フィルタと、前記フィールド内補間信号と現フィールド以外のフィールドの映像信号とを用い動き検出手段の出力に応じて補間ライン信号を生成する適応補間フィルタと、走査線を増減する垂直フィルタと、複数の第1ラインメモリと、複数の第2ラインメモリと、現フィールドの各ライン信号を順に複数の第1ラインメモリに循環的に書き込み、適応補間フィルタが生成した補間ライン信号を順に複数の第2ラインメモリに循環的に書き込むラインメモリ制御手段であって、現フィールドの1ライン分のライン信号をいずれかの第1ラインメモリに書き込んでいる最中、第1の期間では、書き込みが行われていない第1のラインメモリからライン信号を読み出しフィールド内補間フィルタに供給するとともに、適応補間フィルタにより生成された補間ライン信号をいずれかの第2ラインメモリに書き込み、続く第2の期間では、書き込みが行われていない第1ラインメモリからライン信号を読み出すとともに第2ラインメモリから補間ライン信号を読み出し垂直フィルタに供給するラインメモリ制御手段とを備えたことを特徴とする走査線変換装置である。
本発明の第2の発明に係る走査線変換装置は、入力された映像信号の走査線数を変換して出力する走査線変換装置であって、少なくとも2つ以上のフィールドの映像信号を入力として映像の動き情報を検出する動き検出手段と、現フィールドの映像信号からフィールド内補間信号を生成するフィールド内補間フィルタとしての機能と、走査線を増減する垂直フィルタとしての機能とを有するフィルタ回路と、前記フィールド内補間信号と現フィールド以外のフィールドの映像信号とを用い動き検出手段の出力に応じて補間ライン信号を生成する適応補間フィルタと、複数の第1ラインメモリと、複数の第2ラインメモリと、現フィールドの各ライン信号を順に複数の第1ラインメモリに循環的に書き込み、適応補間フィルタにより生成された補間ライン信号を順に複数の第2ラインメモリに循環的に書き込むラインメモリ制御手段であって、現フィールドの1ライン分のライン信号をいずれかの第1ラインメモリに書き込んでいる最中、第1の期間では、書き込みが行われていない第1のラインメモリからライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するとともに、適応補間フィルタにより生成された補間ライン信号をいずれかの第2ラインメモリに書き込み、続く第2の期間では、書き込みが行われていない第1ラインメモリからライン信号を読み出すとともに第2ラインメモリから補間ライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するラインメモリ制御手段とを備え、前記フィルタ回路は、前記第1の期間では、前記フィールド内補間フィルタとして機能し、前記第2の期間では、前記垂直フィルタとして機能することを特徴とする走査線変換装置である。
本発明の第3の発明に係る走査線変換装置は、入力された映像信号の走査線数を変換して出力する走査線変換装置であって、少なくとも2つ以上のフィールドの映像信号を入力として映像の動き情報を検出する動き検出手段と、現フィールドの映像信号からフィールド内補間信号を生成するフィールド内補間フィルタとしての機能と、前記フィールド内補間信号と現フィールド以外のフィールドの映像信号とを用い動き検出手段の出力に応じて補間ライン信号を生成する適応補間フィルタとしての機能と、走査線を増減する垂直フィルタとしての機能とを有するフィルタ回路と、前記フィールド内補間信号を保持するレジスタと、複数の第1ラインメモリと、複数の第2ラインメモリと、フィルタ回路がフィールド内補間フィルタとして機能するとき、第1ラインメモリの出力をフィルタ回路に供給し、フィルタ回路が適応補間フィルタとして機能するとき、レジスタの出力及び現フィールド以外のフィールドの映像信号をフィルタ回路に供給するセレクタと、現フィールドの各ライン信号を順に複数の第1ラインメモリに循環的に書き込み、適応補間フィルタとしての機能により生成された補間ライン信号を順に複数の第2ラインメモリに循環的に書き込むラインメモリ制御手段であって、現フィールドの1ライン分のライン信号をいずれかの第1ラインメモリに書き込んでいる最中、第1の期間では、書き込みが行われていない第1のラインメモリからライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するとともに、適応補間フィルタとしての機能により生成された補間ライン信号をいずれかの第2ラインメモリに書き込み、続く第2の期間では、書き込みが行われていない第1ラインメモリからライン信号を読み出すとともに第2ラインメモリから補間ライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するラインメモリ制御手段とを備え、前記フィルタ回路は、前記第1の期間では、フィールド内補間フィルタ及び適応補間フィルタとして機能し、前記第2の期間では、垂直フィルタとして機能することを特徴とする走査線変換装置である。
本発明によれば、動き適応IP変換および走査線数の増減のためのフィルタ処理に必要なメモリ容量および回路規模を削減し、安価に動き適応IP変換機能を含む走査線変換装置を提供できる。
以下、本発明に係る走査線変換装置の一例について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の走査線変換装置に関する第1の実施の形態について図1を用いて説明する。
図1において、100、101は入力された信号に対するフィールド遅延信号を生成するフィールドメモリ、103、110はラインメモリ、120はラインメモリ110の制御を行うラインメモリ制御手段である。200は現フィールド信号、前フィールド信号、後フィールド信号およびこれらのライン遅延信号から、映像信号の動きを検出する動き検出手段、300はフィールド内の信号を使用して補間ライン信号を生成するフィールド内補間フィルタ、301はフィールド内補間信号、前フィールド信号から動きに応じて補間ラインを生成する動き適応補間フィルタ、600は垂直フィルタである。
以上のように構成された本実施の形態に係る走査線変換装置について、以下その動作について説明する。
入力された映像信号はフィールドメモリ100、101に入力され、フィールド遅延信号が生成される。ここでは、1フィールド遅延信号を基準として現フィールド信号、フィールド遅延無しの信号を前フィールド信号、2フィールド遅延信号を後フィールド信号とする。前後フィールド信号は、ラインメモリ103に入力される。ラインメモリ103はFIFO構造になっており、その本数に応じて、それぞれ1ラインないし数ライン時間の遅延信号が生成される。また、現フィールド信号は、ラインメモリ110に入力される。現フィールド信号、前後フィールド信号、およびラインメモリ103,110から出力されるこれらの遅延信号は、動き検出手段200に入力される。なお、入力するライン数、フィールド数については、現フィールドについては4ライン、前後フィールドはそれぞれ3ライン分、フィールド数についても現フィールドと前後各1フィールドとしているが、本実施例によらず異なるライン数、フィールド数により実現してもかまわない。
動き検出手段200は、入力された各フィールド、ラインの信号から規定されたアルゴリズムで映像の動きを検出し、動き信号として出力する。また、ラインメモリ110の出力は、フィールド内補間フィルタ300に入力され、現フィールド内での補間信号が生成される。フィールド内補間フィルタ300が出力する前記フィールド内補間信号と、前記前フィールドの同一ラインの信号は、適応補間フィルタ301に入力される。適応補間フィルタ301は、動き検出手段200が出力した前記動き信号に応じて適応的にフィルタ処理を行って、補間ライン信号を出力する。補間ライン信号は、再びラインメモリ110に入力される。
ラインメモリに格納されている、現フィールド信号および前記補間ライン信号が読み出されて、垂直フィルタ600に入力され、走査線数増減用のフィルタ処理が行われ、最終的な出力映像信号として出力される。
これら一連の動作におけるラインメモリ110の制御をメモリ制御回路111が行う。この様子を、図2を用いて説明する。ラインメモリ110の入力は、現フィールド信号、および補間ライン信号があり、これらは、ラインメモリ制御回路120の指定により、それぞれ何れか1本のメモリに書き込まれる。また、ラインメモリの出力は、動き検出手段200およびフィールド内補間回路300に入力される、現フィールドおよびその遅延信号と、垂直フィルタに入力される、現フィールドおよびその遅延信号があり、これらは、ラインメモリ制御回路120の指定により、それぞれ何れか1本のメモリから読み出される。図2は、横軸に時間をとり、それぞれの時刻におけるラインメモリの内容を示したものであり、LM0〜LM6はラインメモリ、C0〜C5は現フィールド信号、IP01〜IP23は補間ライン信号をそれぞれ表している。
まず、初期状態S0としてラインメモリLM0〜LM2には現フィールドのライン0〜2の信号C0〜C2がそれぞれ格納されており、LM3には現フィールドのライン3の信号が入力中であり、LM5にはライン0とライン1の間の補間ライン信号IP01が格納されているとする。
C3の入力が完了すると、次の状態S1に遷移する。状態S1では、IP変換処理が行われ、このとき動き検出手段200およびフィールド内補間回路300には、LM0、LM1、LM2、LM3が選択され、現フィールドC0〜C3が入力される。生成された補間ライン信号IP12は、LM6に入力される。このとき、同時に入力される現フィールド信号C4はLM4に格納される。
1ラインのIP変換処理が完了すると次の状態S2に遷移する。状態S2では、垂直フィルタ処理が行われる。垂直フィルタは補間ライン信号を含む順次走査信号に対して行われるため、LM0、LM5、LM1、LM6が選択され、現フィールドC0、補間ラインIP01、現フィールドC1、補間ラインIP12が垂直フィルタ回路に入力される。
1ラインの垂直フィルタ処理が完了すると次の状態S3に遷移する。状態S3では、垂直フィルタ処理が行われる。LM5、LM1、LM6、LM2が選択され、現フィールドC0、補間ラインIP01、現フィールドC1、補間ラインIP12が垂直フィルタ回路に入力される。
1ラインの垂直フィルタ処理が完了し、かつ現フィールド信号C4の入力が完了すると次の状態S4に遷移する。以降S4はS1と同様IP変換処理が行われ、S5、S6ではそれぞれS2、S3と同様垂直フィルタ処理が行われる。すなわち、現フィールドの1ライン入力期間のうちに1ラインのIP変換処理と2ライン垂直フィルタ処理を行うことにより、IP変換と垂直フィルタ処理が行われる。
また、IP変換を行わない場合には、補間ライン信号をラインメモリに書き込まず、現フィールド信号のみを用いて垂直フィルタ処理を行う。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、従来、動き検出手段、倍速変換回路、垂直フィルタでそれぞれ必要としていたラインメモリを統合して削減でき、メモリ容量を削減することができる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態に係る走査線変換装置は、第1の実施の形態とラインメモリ110とラインメモリ制御手段120の内部構成のみが異なるため、他の部分についての説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る走査線変換装置は、第1の実施の形態に対して、ラインメモリ110を、1つの大きなメモリに対して各ラインメモリの領域をマッピングする構成とし、入力および出力の映像フォーマットに応じてラインメモリの大きさを変更できるようにしたものである。
たとえば入力の映像フォーマットが480iで、出力の映像フォーマットが720pである場合、IP変換を行うため、1ライン720画素×7本=5040画素分のラインメモリが必要である。一方、入力の映像フォーマットが1080iで、出力の映像フォーマットが480pである場合、1ラインは1920画素であるが、IP変換は不要であるため、必要なラインメモリの容量は1920画素×5本=9600画素分となる。入出力に応じてマッピングを変更することにより、ラインメモリ全体で必要な容量は9600画素分で済む。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、ラインメモリのメモリ容量を削減することができる。
(実施の形態3)
本発明の走査線変換装置に関する第3の実施の形態について図3を用いて説明する。
図3において、111はラインメモリ、121はラインメモリ111の制御を行うラインメモリ制御手段である。他の部分は第2の実施の形態と同一であるため、説明は省略する。
本発明の第3の実施の形態に係る走査線変換装置は、第2の実施の形態におけるラインメモリ110およびラインメモリ103を統合したもので、前フィールド信号、後フィールド信号もラインメモリ111に入力する。入力の映像フォーマットが480iで、出力の映像フォーマットが720pである場合、IP変換を行うため、1ライン720画素×(7+3+3)本=9360画素分のラインメモリが必要である。一方、入力の映像フォーマットが1080iで、出力の映像フォーマットが480pである場合、1ラインは1920画素であるが、IP変換は不要であるため、必要なラインメモリの容量は1920画素×5本=9600画素分となる。したがって、ラインメモリ全体で必要な容量は、前後フィールドで使用するラインメモリも含めて9600画素分で済む。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、ラインメモリのメモリ容量を削減することができる。
(実施の形態4)
本発明の走査線変換装置に関する第4の実施の形態について図4を用いて説明する。
本発明の第4の実施の形態に係る走査線変換装置は、第3の実施の形態における、フィールド内補間フィルタと垂直フィルタの機能を統合したものである。図4において、112はラインメモリ、122はラインメモリ112の制御を行うラインメモリ制御手段、601は、フィールド内補間フィルタ、垂直フィルタに動作に切り替え可能なフィルタ回路である。一般的に線形フィルタ回路では、数1で示されるような積和演算を行うが、
Figure 0004367193
フィルタ回路601では、係数kiをフィールド内補間フィルタとして動作する場合と垂直フィルタとして動作する場合とで切り替えを行う機能を持っている。他の部分は第3の実施の形態と同一であるため、説明は省略する。
また、動作については第1の実施の形態と同じであるため、図2を用いて動作を説明する。図2においてIP変換を行う場合、すなわちS1,S4の場合はフィルタ回路601をフィールド内補間フィルタとして動作させ、S2,S3,S5,S6の場合は垂直フィルタとして動作させる。
以上のように、本発明の第4の実施の形態によれば、フィルタ処理に使用する積和演算回路の数を削減し、回路規模を削減できる。
(実施の形態5)
本発明の走査線変換装置に関する第5の実施の形態について図5を用いて説明する。
本発明の第5の実施の形態に係る走査線変換装置は、第4の実施の形態におけるフィールド内補間フィルタおよび垂直フィルタと適応補間フィルタとの機能を統合し、単一のフィルタ回路として構成したものである。
図5において、602はフィルタでフィールド内補間フィルタおよび垂直フィルタに加え、適応補間フィルタとして切り替えて使用する機能を有する。また、603はフィルタ602の出力信号を一時的に保持するレジスタ、604はラインメモリ112の出力とレジスタ603の出力および前フィールド信号の何れかを選択するセレクタである。他の部分は第4の実施の形態と同一であるため、説明は省略する。
また、動作については第4の実施の形態と異なる部分のみを説明する。IP変換を行う場合、1画素につき2回、フィルタ602を使用する。まず1回目は、セレクタ604は入力aを選択し、フィルタ602はフィールド内補間フィルタとして動作し、フィルタ602の出力はレジスタ603に保持される。つぎに2回目は、セレクタ604は入力bを選択し、フィルタ602は適応補間フィルタとして動作させ、その結果がラインメモリ114に格納される。IP変換を行わない場合には、セレクタ604は入力aに固定し、フィルタ602は垂直フィルタとして動作させ、フィルタ結果は最終的な出力映像信号として出力される。
たとえば入力の映像フォーマットが480iで、出力の映像フォーマットが720pである場合、IP変換を行うため、フィルタ602は1ラインにつき720×2回=1440回の演算を行う性能が必要となるが、入力の映像フォーマットとして1080iを入力可能な仕様であれば、1ラインにつき1920回の垂直フィルタ処理が可能であるため、フィルタ処理のための演算器は第4の実施の形態として増加しない。
以上のように、本発明の第5の実施の形態によれば、フィルタ処理に使用する積和演算回路の数をさらに削減し、回路規模を削減できる。
本発明に係る走査線変換装置は、少ない回路規模で動き適応IP変換機能を含む走査線変換を可能とするもので、複数の放送方式を表示するテレビジョン受像機等の画像表示装置に有用である。
本発明の実施の形態1における走査線変換装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるラインメモリの内容を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態3における走査線変換装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4における走査線変換装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5における走査線変換装置の構成を示すブロック図 従来の走査線変換装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100,101 フィールドメモリ
102,103,110,111,112,500 ラインメモリ
120,121,122 ラインメモリ制御手段
200 動き検出手段
300 フィールド内補間フィルタ
301 適応補間フィルタ
400 倍速変換回路
600 垂直フィルタ
610,620 フィルタ

Claims (3)

  1. 入力された映像信号の走査線数を変換して出力する走査線変換装置であって、
    少なくとも2つ以上のフィールドの映像信号を入力として映像の動き情報を検出する動き検出手段と、
    現フィールドの映像信号からフィールド内補間信号を生成するフィールド内補間フィルタと、
    前記フィールド内補間信号と現フィールド以外のフィールドの映像信号とを用い動き検出手段の出力に応じて補間ライン信号を生成する適応補間フィルタと、
    走査線を増減する垂直フィルタと、
    複数の第1ラインメモリと、
    複数の第2ラインメモリと、
    現フィールドの各ライン信号を順に複数の第1ラインメモリに循環的に書き込み、適応補間フィルタが生成した補間ライン信号を順に複数の第2ラインメモリに循環的に書き込むラインメモリ制御手段であって、現フィールドの1ライン分のライン信号をいずれかの第1ラインメモリに書き込んでいる最中、第1の期間では、書き込みが行われていない第1のラインメモリからライン信号を読み出しフィールド内補間フィルタに供給するとともに、適応補間フィルタにより生成された補間ライン信号をいずれかの第2ラインメモリに書き込み、続く第2の期間では、書き込みが行われていない第1ラインメモリからライン信号を読み出すとともに第2ラインメモリから補間ライン信号を読み出し垂直フィルタに供給するラインメモリ制御手段とを備えたことを特徴とする走査線変換装置。
  2. 入力された映像信号の走査線数を変換して出力する走査線変換装置であって、
    少なくとも2つ以上のフィールドの映像信号を入力として映像の動き情報を検出する動き検出手段と、
    現フィールドの映像信号からフィールド内補間信号を生成するフィールド内補間フィルタとしての機能と、走査線を増減する垂直フィルタとしての機能とを有するフィルタ回路と、
    前記フィールド内補間信号と現フィールド以外のフィールドの映像信号とを用い動き検出手段の出力に応じて補間ライン信号を生成する適応補間フィルタと、
    複数の第1ラインメモリと、
    複数の第2ラインメモリと、
    現フィールドの各ライン信号を順に複数の第1ラインメモリに循環的に書き込み、適応補間フィルタにより生成された補間ライン信号を順に複数の第2ラインメモリに循環的に書き込むラインメモリ制御手段であって、現フィールドの1ライン分のライン信号をいずれかの第1ラインメモリに書き込んでいる最中、第1の期間では、書き込みが行われていない第1のラインメモリからライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するとともに、適応補間フィルタにより生成された補間ライン信号をいずれかの第2ラインメモリに書き込み、続く第2の期間では、書き込みが行われていない第1ラインメモリからライン信号を読み出すとともに第2ラインメモリから補間ライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するラインメモリ制御手段とを備え、
    前記フィルタ回路は、前記第1の期間では、前記フィールド内補間フィルタとして機能し、前記第2の期間では、前記垂直フィルタとして機能することを特徴とする走査線変換装置。
  3. 入力された映像信号の走査線数を変換して出力する走査線変換装置であって、
    少なくとも2つ以上のフィールドの映像信号を入力として映像の動き情報を検出する動き検出手段と、
    現フィールドの映像信号からフィールド内補間信号を生成するフィールド内補間フィルタとしての機能と、前記フィールド内補間信号と現フィールド以外のフィールドの映像信号とを用い動き検出手段の出力に応じて補間ライン信号を生成する適応補間フィルタとしての機能と、走査線を増減する垂直フィルタとしての機能とを有するフィルタ回路と、
    前記フィールド内補間信号を保持するレジスタと、
    複数の第1ラインメモリと、
    複数の第2ラインメモリと、
    フィルタ回路がフィールド内補間フィルタとして機能するとき、第1ラインメモリの出力をフィルタ回路に供給し、フィルタ回路が適応補間フィルタとして機能するとき、レジスタの出力及び現フィールド以外のフィールドの映像信号をフィルタ回路に供給するセレクタと、
    現フィールドの各ライン信号を順に複数の第1ラインメモリに循環的に書き込み、適応補間フィルタとしての機能により生成された補間ライン信号を順に複数の第2ラインメモリに循環的に書き込むラインメモリ制御手段であって、現フィールドの1ライン分のライン信号をいずれかの第1ラインメモリに書き込んでいる最中、第1の期間では、書き込みが行われていない第1のラインメモリからライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するとともに、適応補間フィルタとしての機能により生成された補間ライン信号をいずれかの第2ラインメモリに書き込み、続く第2の期間では、書き込みが行われていない第1ラインメモリからライン信号を読み出すとともに第2ラインメモリから補間ライン信号を読み出しフィルタ回路に供給するラインメモリ制御手段とを備え、
    前記フィルタ回路は、前記第1の期間では、フィールド内補間フィルタ及び適応補間フィルタとして機能し、前記第2の期間では、垂直フィルタとして機能することを特徴とする走査線変換装置。
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