JP4364117B2 - Protective structure for motorcycle handle lock device - Google Patents
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Description
本発明は、自動二輪車のハンドルロック装置保護構造の改良に関するものである。 The present invention relates to an improvement in a handle lock device protection structure for a motorcycle.
従来の自動二輪車のハンドルロック装置保護構造として、車体フレーム側に設けたハンドルロック機構に備えるロックピンを、ハンドルロック機構側に設けた保護部材と、ハンドルクラウン側に設けた突部とで保護するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の図2には、ヘッドパイプ6から後方斜め下方へタンクレール10を延ばし、このタンクレール10にブラケット39を取付け、このブラケット39の上部に固定ボルト40でハンドルロック機構38を備えたメインスイッチ35を取付け、ブラケット39の下部に固定ボルト41で保護部材36を取付け、ヘッドパイプ6に図示せぬステアリング軸を回転自在に取付け、このステアリング軸の上部にヘッドクラウン17を取付け、このヘッドクラウン17に設けた突部32の周縁と保護部材36の前縁36bとを互いに隙間を介して対向させ、且つ平面視において重なる構造としたことが記載されている。
In FIG. 2 of Patent Document 1, a
上記したメインスイッチ35は、ブラケット39に固定ボルト40で固定され、保護部材36はブラケット39に固定ボルト41で固定されるため、これらのメインスイッチ35と保護部材36との固定方法を工夫して部品数を減らすことができれば、コスト低減が可能になる。
本発明の目的は、自動二輪車のハンドルロック装置保護構造を改良することで、部品数を減らし、コスト低減を図ることにある。
Since the main switch 35 is fixed to the bracket 39 with the fixing bolt 40 and the
An object of the present invention is to improve the handle lock device protection structure of a motorcycle, thereby reducing the number of parts and reducing the cost.
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプに回動自在にフロントフォークを取付け、このフロントフォークに操向ハンドルを取付け、この操向ハンドル側と操向ハンドルを支持するヘッドパイプ側との一方にハンドルロック装置を設け、このハンドルロック装置に進退自在に設けたロックピンを他方にロック可能とした自動二輪車において、操向ハンドル側とヘッドパイプ側との一方に、ハンドルロック装置のロックピンを保護する第1の保護部材を、ハンドルロック装置と共締めして取付け、フロントフォークの左右を連結するトップブリッジで操向ハンドルを支持し、ヘッドパイプの前方にカウルを支持するカウル支持ステーを設け、このカウル支持ステーに、ハンドルロック装置のトップブリッジへの取付部に向けて延出する第2の保護部材を一体的に設けたことを特徴とする。 Invention, a handle attachable to a front fork pivoted to the head pipe, attaching a steering handle to the front fork, one of the head pipe side for supporting the steering wheel side and the steering wheel according to claim 1 In a motorcycle provided with a lock device and a lock pin provided on the handle lock device so as to be movable forward and backward can be locked to the other, the lock pin of the handle lock device is protected on one of the steering handle side and the head pipe side. a first protective member, Ha Ndorurokku attached to apparatus and fastened together, the top bridge connecting left and right front forks supporting a steering handle, a cowl support stay for supporting the cowl provided in front of the head pipe, the A second protective part extending toward the attachment part to the top bridge of the handle lock device on the cowl support stay The is characterized in that integrally provided.
操向ハンドル側とヘッドパイプ側との一方に、ハンドルロック装置と第1の保護部材とを、例えば、ボルトで共締めして取付け、ハンドルロック装置に進退自在に設けたロックピンがハンドルロック装置から突出したときに、このロックピンを第1の保護部材で保護し、盗難防止を図る。 A handle lock device and a first protective member are attached to one of the steering handle side and the head pipe side by, for example, fastening with bolts, and a lock pin provided to the handle lock device so as to be able to advance and retract is a handle lock device. When protruding from the top, the lock pin is protected by the first protective member to prevent theft.
また、カウル支持ステーに一体的に設けた第2の保護部材でハンドルロック装置のトップブリッジへの取付部を保護し、ハンドルロック装置と共締めした第1の保護部材と合わせて盗難防止を図る。Further, the mounting portion of the handle lock device to the top bridge is protected by a second protection member provided integrally with the cowl support stay, and the first protection member fastened together with the handle lock device is used to prevent theft. .
請求項2に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、ハンドルロック装置をトップブリッジの下部に設けるとともに、第1の保護部材に左右一対の垂下片を有し、この垂下片で、ロックピンの外側方を覆うようにしたことを特徴とする。
トップブリッジの下部に設けたハンドルロック装置から突出したロックピンの外側方を第1の保護部材の左右に設けた垂下片で覆い、ロックピンを保護して盗難防止を図る。
The invention according to claim 2, in the above configuration, preferably, provided with a handle lock device in the lower portion of the bets Ppuburijji has a pair of right and left hanging pieces on the first protective member, in this drooping piece, the lock pin It is characterized by covering the outside of the.
The outer side of the lock pin protruding from the handle lock device provided at the lower part of the top bridge is covered with hanging pieces provided on the left and right sides of the first protection member to protect the lock pin and prevent theft .
請求項1に係る発明では、操向ハンドル側とヘッドパイプ側との一方に第1の保護部材を操向ハンドルロック装置と共締めして取付けたので、ハンドルロック装置と第1の保護部材とをそれぞれ別々にボルト、ナット等で取付けるのに比べて、本発明では、ハンドルロック装置及び第1の保護部材を同一のボルト等で共締めして取付けるため、部品数を減らすことができ、コストを低減することができる。 In the invention according to claim 1, since the first protection member is attached to one of the steering handle side and the head pipe side together with the steering handle lock device, the handle lock device and the first protection member In the present invention, since the handle lock device and the first protective member are fastened together with the same bolt or the like, the number of parts can be reduced and the cost can be reduced. Can be reduced.
また、カウル支持ステーに、ハンドルロック装置のトップブリッジへの取付部を保護する第2の保護部材を設けたので、上記のハンドルロック装置と共締めした第1の保護部材と合わせて、ハンドルロック装置に対する保護機能を向上させることができる。In addition, since the second protective member for protecting the attachment portion of the handle lock device to the top bridge is provided on the cowl support stay, the handle lock is combined with the first protective member that is fastened together with the handle lock device. The protection function for the apparatus can be improved.
請求項2に係る発明では、ハンドルロック装置をトップブリッジの下部に設けるとともに、第1の保護部材の左右に有する垂下片でロックピンの外側方を覆うようにしたので、共締めしたロック装置のロックピンと垂下片とを近接させることが可能になり、垂下片の長さを小さくすることができ、第1の保護部材を小型・軽量にすることができる。 In the invention according to claim 2, the handle lock device is provided at the lower part of the top bridge, and the outer side of the lock pin is covered with the hanging pieces on the left and right sides of the first protection member. it is possible to close the lock pin and the suspended piece, it is possible to reduce the length of the suspending piece, the first protective member as possible out to the size and weight.
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、バーハンドル11の操舵角を規制するハンドルストッパ機構を改良するとともに、バーハンドル11の操舵をロックするハンドルロック装置の保護構造のコスト低減と保護機能向上を図り、フロントカウル12の周囲の外観性を高め、燃料タンク13の下方に設けた収納ボックス14の容積を拡大するとともに収納ボックス14の周囲の外観性を高め、シート16の後部に乗員が着座したときの沈み込みを抑え、車体フレーム17の後部側に取付けたヘルメットホルダ18の配置の自由度を高めたことを特徴とする車両である。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a side view of a motorcycle according to the present invention. The
自動二輪車10は、車体フレーム17を、前端を構成するヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方斜め下方に延ばしたメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端部から後方へ延ばした左右一対のシートレール23,24(手前側の符号23のみ示す。)と、メインフレーム22の前端部からほぼ下方そして後方へ延ばした左右一対のダウンフレーム26,27と、メインフレーム22の後部から後方斜め下方そして下方に延ばすことでダウンフレーム26,27の後端部にそれぞれ連結した左右一対のセンタフレーム28,31(手前側の符号28のみ示す。)と、シートレール23,24及びセンタフレーム28,31のそれぞれに渡した左右一対のサブフレーム32,33(手前側の符号32のみ示す。)とから構成し、ヘッドパイプ21にフロントフォーク36を回動自在に取付け、メインフレーム22に燃料タンク13を取付け、センタフレーム28,31に取付けた左右一対のピボットプレート37,38(手前側の符号37のみ示す。)で、エンジン41及び変速機42からなるパワーユニット43を支持するとともにスイングアーム45を上下スイング自在に支持し、シートレール23,24でシート16及び後部左側方に設けた後部側方ガード部材46を支持した車両である。
The
フロントフォーク36は、左右一対のフォーク単体51,52(手前側の符号51のみ示す。)をトップブリッジ53及びこのトップブリッジ53の下方に配置したボトムブリッジ54で連結したものであり、トップブリッジ53にバーハンドル11及びハンドルロック装置56を取付け、これらのトップブリッジ53及びボトムブリッジ54にカウル支持ステー57を取付け、このカウル支持ステー57でフロントカウル12を支持するとともに、メータ58、インナカウル61、ウインカー支持ステー62及びフロント用のナンバープレート63を支持する。
The
ここで、65はフロントカウル12に取付けたヘッドランプ、66,67(手前側の符号66のみ示す。)はウインカー支持ステー62の左右に取付けた左右一対のフロントウインカー、68はフロントフォーク36の下端に取付けた前輪、71は前輪68の上方を覆うフロントフェンダである。
Here, 65 is a headlamp attached to the
収納ボックス14は、メインフレーム22とエンジン41のシリンダ部73との間に位置し、メインフレーム22の下部にブラケット74を介して取付けたものであって、開口を備えるケース76及びその開口を塞ぐ蓋(不図示)とからなり、ケース76から後方へ延ばした延長部78で燃料タンク13の下方側方が覆われ、更に、両側方がそれぞれ左カバー81、右カバー(不図示)で覆われる。
The
シート16は、後部下部に設けた差込み部をシートレール23,24側の係合部に係合させ、前部下部に設けた左右一対の取付け片85,86(手前側の符号85のみ示す。)をシートレール23,24側にボルト止めした部材である。なお、87はシートレール23,24の後部に取付けたグラブレールである。
The seat 16 has an insertion portion provided in the lower rear portion engaged with an engagement portion on the seat rail 23, 24 side, and a pair of left and
ヘルメットホルダ18は、後部側方ガード部材46の上部に取付けたものであり、シート16の後部に乗車した乗員の足の邪魔にならないように配置を考慮した施錠可能な部材である。なお、91,92(手前側の符号91のみ示す。)はサブフレーム32,33から後方斜め下方に延ばしたバー部材であり、下端にシート16の後部に着座した乗員のためのステップ93,94(手前側の符号93のみ示す。)をそれぞれ取付けるとともに、フレーム側ステー96を介して後部側方ガード部材46の下部に連結したものである。
The
エンジン41は、シリンダ部73に設けたシリンダヘッド101に吸気装置102及び排気装置103を取付けたものである。
吸気装置102は、シリンダヘッド101の上部に吸気管105を介して接続した燃料供給装置であるキャブレタ106と、このキャブレタ106にコネクティングチューブ107を介して接続したエアクリーナ108とからなり、エアクリーナ108を、シートレール23,24、センタフレーム28,31及びサブフレーム32,33で囲まれる空間に配置したものである。尚、上記キャブレタ106は、燃料噴射装置のインジェクタやスロットルボディであっても良いことは言うまでもない。
The
The
ここで、111はエアクリーナ108の吸気口、112はバーハンドル11に設けたスロットルグリップ(不図示)からキャブレタ106へ延ばしたスロットルケーブル、113はバーハンドル11に設けたクラッチレバーからパワーユニット43へ延ばしたクラッチケーブル、114はエアクリーナ108の奥側に配置したバッテリである。
Here, 111 is an air inlet of the
排気装置103は、シリンダヘッド101の下部に取付けた排気管115と、この排気管115の後端に取付けたマフラ116とからなり、マフラ116を奥側のバー部材92及びバー部材92の先端に取付けたマフラステー117を介して支持したものである。
The
スイングアーム45は、ピボットプレート37,38にピボット軸121を介して取付けた部材であり、後端部に後輪122及び左右一対のリヤクッションユニット123,123(手前側の符号123のみ示す。)のそれぞれの下端を取付けたものである。なお、リヤクッションユニット123の上端は、シートレール23,24にそれぞれ取付けたレール下部ブラケット125,125(手前側の符号125のみ示す。)に取付けられる。126はチェーンカバーである。
ピボットプレート37,38は、パワーユニット43の上部及び後部を支持するためのパワーユニット支持部131〜133を設けた部材である。
The
The
ここで、137はスタンド、138はシートレール23,24及びレール下部ブラケット125,125に取付けることで後輪122の上方を覆うリヤフェンダ、141,142(手前側の符号141のみ示す。)はリヤフェンダ138に設けたウインカーステー143に取付けた左右一対のリヤウインカー、144,146はリヤフェンダ138に取付けたリヤカバー及びテールランプである。
Here, 137 is a stand, 138 is a rear fender that covers the upper portion of the
図2は本発明に係る自動二輪車の前部を示す側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、ボトムブリッジ54の上面54aに、バーハンドル11の回転角を規制する左右一対のハンドルストッパ151,152(手前側の符号151のみ示す。)を設け、ヘッドパイプ21の下端部前部にハンドルストッパ151,152に当接可能な突出部153を取付け、これらのハンドルストッパ151,152及び突出部153を覆うために、カウル支持ステー57にストッパカバー156を備えたことを示す。
FIG. 2 is a side view showing the front part of the motorcycle according to the present invention (the arrow (FRONT in the figure represents the front of the vehicle; the same applies hereinafter)), and the rotation of the bar handle 11 is placed on the
ストッパカバー156は、ハンドルストッパ151と突出部153、ハンドルストッパ152と突出部153のそれぞれの間に小石等が入り込まないようにするとともに、ハンドルストッパ151,152及び突出部153が外部に露出しないようにして車両前部の外観性を向上させるものである。
上記したハンドルストッパ151,152、突出部153及びストッパカバー156は、ハンドルストッパ機構154を構成する部材である。
The
The
カウル支持ステー57は、左右一対のメインバー161,162と、これらのメインバー161,162の上端に取付けたメータステー163と、ハンドルロック装置56の取付部を保護するために一方のメインバー162に取付けた取付部保護バー164と、フロントカウル12の下部、ウインカー支持ステー62、ナンバープレート63を支持するためにメインバー161,162の下部に取付けたカウル下部ステー166と、メインバー161,162の下部に取付けた上記のストッパカバー156とからなる。
The
メータステー163は、メータ58に加えてインナカウル61をも支持するメータ支持部168と、フロントカウル12の左右を支持するカウル左右支持部171,172(手前側の符号171のみ示す。)と、トップブリッジ53の上面53aにボルト173で取付けられる左右一対のブリッジ上部取付部174,176(手前側の符号174のみ示す。)とを備える。なお、複数の178はメータ支持部168にメータ58及びインナカウル61を取付けるボルト、181,181(手前側の符号181のみ示す。)はボトムブリッジ54に設けた取付穴54b,54b(手前側の符号54bのみ示す。)にそれぞれ挿入するためにメインバー161,162の下端部に設けたブリッジ下部取付部である。
The
また、図2では、トップブリッジ53の下部にハンドルロック装置56に備える左右の側方突出部56a,56b(手前側の符号56aのみ示す。)を左右一対の六角穴付きボルト185,185(手前側の符号185のみ示す。)でそれぞれ取付けるとともに、ハンドルロック装置56に進退自在に設けたロックピン186の外側方を覆うピン保護部材187を、上記のハンドルロック装置56と六角穴付きボルト185,185で共締めし、奥側の六角穴付きボルト185の下方を取付部保護バー164で覆ったことを示す。
In FIG. 2, left and
ハンドルロック装置56のロックピン186は、ヘッドパイプ21の上部前部に設けた左右一対の筒部188,191(手前側の符号188のみ示す。)の中空部188a,191a(手前側の符号188aのみ示す。)に挿入可能とした部材である。
The
更に、図2では、インナカウル61に、後部左右から下方に延びる一対の下方延出部61a,61b(手前側の符号61aのみ示す。)を備え、これらの下方延出部61a,61bをウインカー支持ステー62にビス193,193(手前側の符号193のみ示す。)で取付けることで、メータステー163のカウル左右支持部171,172によるフロントカウル12の支持部と、ウインカー支持ステー62によるフロントカウル12及びフロントウインカー66,67(手前側の符号66のみ示す。)の支持部とをインナカウル61で覆ったことを示す。
Further, in FIG. 2, the
ウインカー支持ステー62は、カウル支持ステー57のカウル下部ステー166に、一本のボルト195及びナット196でフロントカウル12の下部取付部12aと共締めするように取付けられた部材である。
The winker support stay 62 is a member attached to the cowl lower stay 166 of the cowl support stay 57 so as to be fastened together with the
ナンバープレート63は、ウインカー支持ステー62の前面に取付けた左右一対の円柱状突出部197,197(手前側の符号197のみ示す。)にそれぞれボルト198(手前側の符号198のみ示す。)で取付けたものである。
The
ここで、201は図示せぬステアリングステムの上端にトップブリッジ53を取付けるための袋ナット、202,202(手前側の符号202のみ示す。)はフォーク単体51,52(手前側の符号51のみ示す。)をトップブリッジ53に取付けるためのボルト、203,203(手前側の符号203のみ示す。)はバーハンドル11を支持するハンドル支持部材、204,204(手前側の符号204のみ示す。)はトップブリッジ53にハンドル支持部材203,203を取付けるためのナット、206はハンドルロック装置56を操作するキー、207,207(手前側の符号207のみ示す。)はウインカー支持ステー62にフロントウインカー66,67を取付けるためのナットである。
Here, 201 is a cap nut for attaching the
図3は本発明に係るハンドルロック装置保護構造を示す側面図(分解図)であり、トップブリッジ53は、ステアリングステム(不図示)及びフォーク単体51,52(図2参照。但し、符号52は不図示。)が取付けられるブリッジ本体211と、このブリッジ本体211の底面に取付けたほぼL字形状の下部支持部材212と、この下部支持部材212に取付けた左右一対のナット213,213(手前側の符号213のみ示す。)とからなる。なお、212a,212a(手前側の符号212aのみ示す。)は六角穴付きボルト185を通すボルト挿通穴である。
FIG. 3 is a side view (exploded view) showing the handle lock device protection structure according to the present invention. The
ハンドルロック装置56は、メインスイッチを兼ね、本体部56cの側面に側方突出部56a,56b(奥側の側方突出部56bは不図示)を設けたものであり、側方突出部56a,56bは、それぞれ貫通穴56d及び貫通穴56dの端部に設けた座ぐり部56eを形成した部分である。
The
ピン保護部材187は、2つの取付穴187aを開けたものであり、2本の六角穴付きボルト185を、各貫通穴56d、各取付穴187a及び各ボルト挿通穴212aに通すとともに各ナット213にねじ込むことで、トップブリッジ53にハンドルロック装置56と共締めする部材である。
The
以上の図1及び図3に示したように、本発明は、操向ハンドルとしてのバーハンドル11(図1参照)の側とこのバーハンドル11を支持するヘッドパイプ21(図2参照)の側との一方にハンドルロック装置56を設け、このハンドルロック装置56に進退自在に設けたロックピン186を他方にロック可能とした自動二輪車10において、バーハンドル11の側とヘッドパイプ21の側との一方に、ハンドルロック装置56のロックピン186を保護する保護部材としてのピン保護部材187を、ハンドルロック装置56と共締めして取付けたことを特徴とする。
As shown in FIGS. 1 and 3 above, the present invention provides a bar handle 11 (see FIG. 1) as a steering handle and a head pipe 21 (see FIG. 2) that supports the
バーハンドル11とヘッドパイプ21との一方にピン保護部材187をハンドルロック装置56と共締めして取付けたので、バーハンドル11及びピン保護部材187のそれぞれを別々にボルト、ナット等で取付けるのに比べて、本発明では、ハンドルロック装置56及びピン保護部材187を同一の六角穴付きボルト185で共締めして取付けるため、部品数を減らすことができ、コストを低減することができる。
Since the
図4は本発明に係るピン保護部材の斜視図であり、ピン保護部材187は、トップブリッジ53(図2参照)に取付ける平板状のブリッジ側取付部187bと、このブリッジ側取付部187bの左右端から折り曲げて下方に延ばした左右一対の垂下片187c,187dとからなり、ブリッジ側取付部187bに取付穴187a,187aを開けた構造の簡単なプレス成形材である。
FIG. 4 is a perspective view of the pin protection member according to the present invention. The
図5は本発明に係るハンドルロック装置保護構造を説明する説明図であり、図2の4矢視に相当する図である。
ピン保護部材187は、垂下片187c,187dをハンドルロック装置56のロックピン186の左右に配置したものであり、図では、ハンドルロック装置56、ピン保護部材187は、車両直進時の位置(215は車両前後方向に延ばした直線である。)にあり、ロックピン186は、ハンドルロック装置56内に収納された状態にある。
FIG. 5 is an explanatory view for explaining the handle lock device protection structure according to the present invention, and is a view corresponding to the arrow 4 in FIG.
The
図中の187eは、左右の垂下片187c,187dの後縁を繋ぐ車両前方に凹んだ湾曲部であり、このようにピン保護部材187に湾曲部187eを設けることで、ピン保護部材187と筒部188,191との間の隙間が直線状に形成されないようにし、ハンドルロック装置56からロックピン186が突出したときに、ロックピン186を容易に切断されないようにする。
また、トップブリッジ53及びボトムブリッジ54(図2参照)に設けたカウル支持ステー57は、一方のメインバー162に取付部保護バー164を備え、この取付部保護バー164の先端部が一方の六角穴付きボルト185、詳しくは、六角穴185aに重なる。
Further, the cowl support stay 57 provided on the
以上の図2及び図5に示したように、本発明は、ヘッドパイプ21の前方にフロントカウル12(図1参照)を支持するカウル支持ステー57を設け、このカウル支持ステー57に、ハンドルロック装置56のトップブリッジ53への取付部、詳しくは六角穴付きボルト185の六角穴185aに向けて延出する第2の保護部材としての取付部保護バー164を一体的に設けたことを特徴とする。
As shown in FIGS. 2 and 5 above, according to the present invention, a cowl support stay 57 for supporting the front cowl 12 (see FIG. 1) is provided in front of the
カウル支持ステー57に、ハンドルロック装置56をトップブリッジ53に取付ける六角穴付きボルト185を保護する取付部保護バー164を設けたので、取付部保護バー164で六角穴付きボルト185の六角穴185aを保護することができ、上記のハンドルロック装置56と共締めしたピン保護部材187と合わせて、ハンドルロック装置56に対する保護機能を向上させることができる。
Since the
以上に述べたハンドルロック装置保護構造の作用を次に説明する。
図6は本発明に係るハンドルロック装置保護構造の作用を示す作用図である。
ハンドルロックさせるために、バーハンドルを車両直進時の位置から、例えば右に最大に角度α切り、バーハンドルと共に、トップブリッジ53、ハンドルロック装置56、ピン保護部材187、カウル支持ステー57の取付部保護バー164を一体的に角度α回転させる。
Next, the operation of the handle lock device protection structure described above will be described.
FIG. 6 is an operation diagram showing the operation of the handle lock device protection structure according to the present invention.
In order to lock the handle, the bar handle is turned to the right by, for example, a maximum angle α from the position when the vehicle is going straight, and together with the bar handle, the
そして、ハンドルロック装置56にキーを差し込み、「LOCK」の位置まで回すと、ハンドルロック装置56のロックピン186が内部から外部に突出し、ヘッドパイプ21側の一方の筒部191の中空部191a内に入り込む。これで、ハンドルロックが完了する。
Then, when the key is inserted into the
例えば、盗難のために、ロックピン186を、ハンドルロック装置56と筒部191との隙間から金のこぎりで図中の直線217で示すように切断しようとしても、金のこぎりがピン保護部材187の垂下片187c,187dに掛かり、ロックピン186を垂下片187c,187dと共に切断しなければならず、多くの時間を要する。従って、ピン保護部材187の垂下片187c,187dによって、盗難防止効果を高めることができる。
For example, even if it is attempted to cut the
また、ロックピン186を図中の直線218で示すように切断しようとしても、金のこぎりがピン保護部材187のブリッジ側取付部187b、ハンドルロック装置56の本体部56aに掛かり、やはり、ロックピン186を切断するのは難しい。
Further, even if the
更に、トップブリッジ53からハンドルロック装置56を外そうとして、六角穴付きボルト185を回そうとしても、一方の六角穴付きボルト185は回せるものの、他方の六角穴付きボルト185は、その六角穴185aが取付部保護バー164で覆われるため、六角穴185aに六角レンチを挿入することができず、六角穴付きボルト185を弛めることができない。従って、取付部保護バー164によって、盗難防止効果を更に高めることができる。
Further, even if it is attempted to remove the
以上の図1、図3、図4及び図6に示したように、本発明は、ハンドルロック装置56を、操向ハンドルとしてのバーハンドル11を支持し且つフロントフォーク36の左右を連結するトップブリッジ53の下部に設けるとともに、ピン保護部材187に左右一対の垂下片187c、187d(図4も参照)を有し、この垂下片187c、187dで、ロックピン186の外側方を覆うようにしたことを特徴とする。
As shown in FIGS. 1, 3, 4, and 6, the present invention provides a
ハンドルロック装置56をトップブリッジ53の下部に設けるとともに、ピン保護部材187の左右に有する垂下片187c、187dでロックピン186の外側方を覆うようにしたので、共締めしたハンドルロック装置56のロックピン186と垂下片187c、187dとを近接させることが可能になり、垂下片187c、187dの長さを小さくすることができ、ピン保護部材187を小型・軽量にすることができる。
Since the
尚、本実施形態では、図3に示したように、ピン保護部材187をトップブリッジ53と別体にしたが、これに限らず、垂下片187c,187d(符号187dは不図示)をトップブリッジ53の下部支持部材212に一体成形してもよい。
In this embodiment, as shown in FIG. 3, the
また、図5に示したように、カウル支持ステー57の一方のメインバー162に取付部保護バー164を設けたが、これに限らず、他方のメインバー161に取付部保護バーを設けてもよい。
Further, as shown in FIG. 5, the attachment
本発明のハンドルロック装置保護構造は、自動二輪車に好適である。 The handle lock device protection structure of the present invention is suitable for a motorcycle.
10…自動二輪車、11…操向ハンドル(バーハンドル)、12…カウル(フロントカウル)、21…ヘッドパイプ、36…フロントフォーク、53…トップブリッジ、56…ハンドルロック装置、57…カウル支持ステー、164…第2の保護部材(取付部保護バー)、186…ロックピン、187…第1の保護部材(ピン保護部材)、187c,187d…垂下片。
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記操向ハンドル側と前記ヘッドパイプ側との一方に、前記ハンドルロック装置の前記ロックピンを保護する第1の保護部材を、前記ハンドルロック装置と共締めして取付け、
前記フロントフォークの左右を連結するトップブリッジで前記操向ハンドルを支持し、前記ヘッドパイプの前方にカウルを支持するカウル支持ステーを設け、このカウル支持ステーに、前記ハンドルロック装置の前記トップブリッジへの取付部に向けて延出する第2の保護部材を一体的に設けたことを特徴とする自動二輪車のハンドルロック装置保護構造。 Attachable to a front fork pivoted to the head pipe, attaching a steering handle to the front fork, while the handle lock device provided between the head pipe side for supporting the steering wheel side and the steering handle, the handle In a motorcycle in which a lock pin provided on the lock device can freely move back and forth can be locked to the other,
A first protective member for protecting the lock pin of the handle lock device is attached to one of the steering handle side and the head pipe side together with the handle lock device ,
The steering handle is supported by a top bridge that connects the left and right of the front fork, and a cowl support stay that supports a cowl is provided in front of the head pipe. The cowl support stay is connected to the top bridge of the handle lock device. A handle lock device protection structure for a motorcycle, wherein a second protection member extending toward the mounting portion is integrally provided .
この垂下片は、前記ロックピンの外側方を覆うようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のハンドルロック装置保護構造。 Provided with the handle locking device in the lower portion of the top bridge has a pair of left and right trailing pieces to said first protective member,
2. The structure for protecting a handle lock device for a motorcycle according to claim 1, wherein the hanging piece covers an outer side of the lock pin .
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