JP4363976B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、始動口に遊技球が入賞することに関連して変動入賞装置の可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生すると共に、補助遊技中に変動入賞装置に受け入れられた遊技球が特別入賞口に入賞することを条件として、所定回数の開閉動作を行うサイクル遊技が行われ、サイクル遊技中に第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が特別入賞口に入賞することを条件として、遊技者に有利な特別遊技を発生可能な遊技機に関する。
従来より、遊技機の一種としてのパチンコ機には、始動口に遊技媒体としての遊技球が入賞することを条件として変動入賞装置の可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生し、この補助遊技中に変動入賞装置に受け入れられた遊技球が特別入賞口に入賞することを条件として、所定回数の開閉動作を行うサイクル遊技を行い、このサイクル遊技中に変動入賞装置に受け入れられた遊技球が特別入賞口に入賞することを条件として新たなサイクル遊技が継続して行われる特別遊技を発生可能にしたタイプのものがある。
ところで、このようなパチンコ機において、遊技者の興趣を高めてゲームに飽きないようにするために、遊技球の変動入賞装置等への入賞に基づいて、変動入賞装置への入賞率に変化を持たせたいという要望がある。
このような要望を満たすべく、例えば特許文献1に開示されているように、変動入賞装置の大入賞口への遊技球の入賞に基づいて、図柄表示体を可変表示させ、この可変表示結果が当たりとなった場合に、特定領域の入口付近に配設され昇降運動によって開口面積を変化させる可動部材としてのキャラクタ本体を上昇させて、特定領域の有効開口面積を拡張させ、入賞球が特定領域へ入り易くする機構を備えた遊技機が提案されている。
特開平6−142298号公報
しかしながら、上記従来の遊技機では、同じ構造の変動入賞装置が設けられている遊技機同士を比較した場合に、各遊技機間において、変動入賞装置の構成部品の成型精度や組付時の取付精度などに関し個体差が生じ易い。そして、この個体差により、同じ機種であっても特定領域への入賞率が異なる状態を生じてしまい、全ての遊技者に対して公平な遊技機環境を提供し難いという不都合があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技機間の入賞率に個体差を生じ難く、且つ遊技球の第1変動入賞装置等への入賞に基づいて、第1変動入賞装置への入賞率を変化させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る遊技機は、遊技盤に取り付けるための第1取付基板と、前記第1取付基板の略中央部分に形成され、前記第1取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した第1凹室と、前記第1取付基板に設けられる1または2以上の第1可動部材と、前記第1凹室の所要部位に設けられて、前記第1可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記第1可動部材を開閉可能に駆動する第1可動部材用電気的駆動源とを具備する第1変動入賞装置と、遊技球が入賞可能な始動口とを前記遊技盤に備え、前記始動口に遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記第1変動入賞装置の第1可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として遊技者に有利な特別遊技を発生可能な制御手段を備える遊技機において、前記第1変動入賞装置は、複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置と、前記一般入賞口に遊技球が入賞したことを検出する一般入賞口球検出手段とを備え、前記制御手段は、前記補助遊技の際に、前記第1可動部材の開放時間を設定する第1可動部材開放時間設定手段を備え、該第1可動部材開放時間設定手段は、前記一般入賞口球検出手段の遊技球の検出に基づいて、前記複数種類の識別情報の変動表示を行い、その停止識別情報態様と関連させて、前記補助遊技の際に前記第1可動部材を開放する時間を設定し、前記複数種類の識別情報が変動表示中に前記始動口への入賞が検出された場合には変動時間を延長する構成とした。
なお、上記「遊技者に有利な特別遊技」とは、例えば、前記補助遊技における前記第1可動部材の開閉回数よりも多い開閉回数を最大開閉回数とする開閉動作を行うサイクル遊技が行われ、前記サイクル遊技中に前記第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを条件として新たなサイクル遊技が継続して行われる遊技状態でも良いし、前記第1可動部材が所定時間開放する遊技状態でも良いし、あるいは前記第1変動入賞装置に所定個数の球が入賞するまで前記第1可動部材を開放する遊技状態でも良い。また、前記第1可動部材が所定時間開放するか、前記第1変動入賞装置へ所定個数の入賞球があった場合に第1可動部材を閉止するラウンド遊技を所定回数繰り返す遊技状態であっても良い。
また、他の発明に係る遊技機は、遊技盤に取り付けるための第1取付基板と、前記第1取付基板の略中央部分に形成され、前記第1取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した第1凹室と、前記第1取付基板に設けられる1または2以上の第1可動部材と、前記第1凹室の所要部位に設けられて、前記第1可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記一般入賞口および特別入賞口よりも上流側で前記第1可動部材を介して導入された遊技球を検出可能な入賞球検出手段と、前記第1可動部材を開閉可能に駆動する第1可動部材用電気的駆動源とを具備する第1変動入賞装置と、遊技球が入賞可能な始動口とを前記遊技盤に備え、前記始動口に遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記第1変動入賞装置の第1可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として遊技者に有利な特別遊技を発生可能な制御手段を備える遊技機において、前記第1変動入賞装置は、複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、前記制御手段は、前記補助遊技の際に、前記第1可動部材の開放時間を設定する第1可動部材開放時間設定手段を備え、前記第1可動部材開放時間設定手段は、前記入賞球検出手段の遊技球の検出に基づいて、前記複数種類の識別情報の変動表示を行い、その停止識別情報態様と関連して、前記補助遊技の際に前記第1可動部材を開放する時間を設定し、前記複数種類の識別情報が変動表示中に前記始動口への入賞が検出された場合には変動時間を延長するように構成した。
また、前記第1可動部材開放時間設定手段は、前記一般入賞口球検出手段または入賞球検出手段の遊技球の検出に基づき、所定の抽選を行い、その抽選結果に対応して、少なくとも前記停止識別情報を決定すると共に、前記抽選結果に対応して、前記補助遊技を実行する際に前記第1可動部材を開放する時間を決定し、 前記複数の識別情報が停止表示態様となるタイミングで、前記補助遊技を実行する際に前記第1可動部材を開放する時間を前記決定された時間に切り替え、前記複数の識別情報が変動表示中に前記特別入賞口への遊技球の入賞が検出された場合には、その変動表示に対応した抽選結果を破棄するようにしてもよい。
また、前記第1可動部材は、長い板状に形成され、その長手方向の中間点を回転中心として第1変動入賞装置外側に所定角度回動可能とされ、前記第1変動入賞装置は、前記第1可動部材の回動角度が上限値に達した状態で、外側の端部から入賞した入賞球を他端から前記特別入賞口へ誘導可能な誘導樋を設けるようにしてもよい。
請求項1に係る発明によれば、遊技者は補助遊技の際に、第1変動入賞装置に入賞した球が特別入賞口へ流入した場合に加えて、特別入賞口へ流入せずに一般入賞口に流入した球の検出に基づく次回の第1可動部材開放時間を決定する変動表示ゲームを楽しむことができるので、遊技の興趣を高めることが期待できるという効果がある。また、第1可動部材の開放時間の長さを可変するのであれば、遊技機間の入賞率に個体差を生じ難いため、全ての遊技者に公平な遊技環境を提供することができるという効果がある。
また、請求項2に係る発明によれば、遊技者は補助遊技の際に、第1変動入賞装置に入賞した球が特別入賞口へ流入するか否か以外にも、次回の第1可動部材開放時間を決定する変動表示ゲームを楽しむことができるので、遊技の興趣を一層高めることができるという効果がある。また、第1可動部材の開放時間の長さを可変するのであれば、遊技機間の入賞率に個体差を生じ難いため、全ての遊技者に公平な遊技環境を提供することができるという効果がある。
また、請求項1および請求項2に係る発明によれば、複数種類の識別情報が変動表示されている途中に始動口への入賞を検出した場合は、その変動表示を延長するため、当該始動口への入賞に対する第1可動部材の開放時間は変動表示開始前の停止識別情報に基づくものとなるので、遊技者に対して不信感を抱かせることなくスムーズな遊技進行が可能になるという効果がある。
また、請求項3および4に係る発明によれば、複数種類の識別情報が変動表示中に特別入賞口への入賞を検出した場合は、その際の変動表示に対応する抽選結果を破棄するため、その特別入賞口への球の入賞に関連した特別遊技の後に、補助遊技が発生した場合の開放時間は変動表示開始前の停止識別情報に関連するものとなるので、遊技者に不信感を抱かせることなく、スムーズな遊技進行が可能になるという効果がある。
また、請求項に係る発明によれば、複数種類の識別情報が変動表示されている途中に始動口への入賞を検出した場合は、その変動表示を延長するため、当該始動口への入賞に対する第1可動部材の開放時間は変動表示開始前の停止識別情報に基づくものとなるので、遊技者に対して不信感を抱かせることなくスムーズな遊技進行が可能になるという効果がある。
また、請求項に係る発明によれば、第1可動部材の開放時間の長短が、補助遊技中の特別入賞口への入賞率に大きく影響を与えるため、第1可動部材の開放時間が重要になり、遊技の興趣をさらに高めることができるという効果がある。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用して好適な遊技機の第一実施形態としてのパチンコ機の遊技盤の構成例を示す正面図であり、この実施形態ではいわゆる「第2種」に属するタイプのパチンコ機の遊技盤を示す。図2は、遊技盤上の第1変動入賞装置の拡大図である。
図1において、符号100で示されているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面に、下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する円弧状のガイドレール101を設け、遊技盤に取り付けるための第1取付基板TK1、遊技盤面の前面がわに突出している鎧部Y、左右一対の開閉部材(第1可動部材)500,入賞球検出センサ501,7セグメント型のカウント数表示装置502、開放時間決定図柄表示装置(第1変動表示装置)503等を備える大入賞口としての第1変動入賞装置102、入賞に基づいて開閉部材500を1回開閉させる始動口103a,103b,103c、入賞口107,108、遊技の演出効果を高める装飾LED124,125、打球の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変換部材126と多数の障害釘(図示略)が設けられている。
始動口103a,103b,103cには、始動口センサS1a,S1b,S1cがそれぞれ設けられている。また、各入賞口107,108,109にもそれぞれ入賞口センサSS1,SS2,SS4が配設されている。この実施形態の遊技機では、第1変動入賞装置102への入賞球数をカウント数表示装置に表示するようになっている。
なお、特に限定されるわけでないが、この実施形態では、入賞球検出センサ501,始動口センサS1a,S1b,S1c、入賞口センサSS1,SS2,SS4等はリミットスイッチや非接触型のセンサで構成されている。
開放時間決定図柄表示装置503は、液晶表示装置やLED表示装置等で構成され、この実施形態では、一般入賞口センサSS3の検出信号に基づいて数字等の図柄である複数の識別情報(開放時間決定図柄)を変動表示させる補助遊技内容決定ゲームを実行し、その停止図柄が所定の当たり図柄(例えば、「7」)となった場合に、次回からの補助遊技において、開閉部材500の開閉間隔を通常の400m秒より長い1800m秒に変更させるようになっている。なお、詳細な制御手順等については後述する。
遊技盤100の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球が流入するアウト穴505が設けられている。
ここで、図3と図4を参照して、第1変動入賞装置102の内部構造について説明する。図3は第1変動入賞装置102の一部断面斜視図、図4は断面側面図である。
図3において、開閉部材500を介して第1変動入賞装置102内に流入した遊技球Qを入賞球検出センサ501に導入するための傾斜板610が左右の開閉部材500間に配設されている。入賞球検出センサ501の下方側には、入賞球検出センサ501を経由して流下する遊技球を受けるステージ部Sが配設されている。
このステージ部Sは、第1変動入賞装置102の前面側に傾斜した環状流路700と、環状流路700の中央部にあって後述する駆動源によって回転される円盤形の回転体Rとから構成されており、第1変動入賞装置102の中央部に形成される第1凹室800内に格納されている。なお、環状流路700の回転体R側には、環状流路700を流下する球が回転体Rに落下するのを防止するための区画壁Kが形成されている。
環状流路700の入賞球検出センサ501の直下位置には、突起部701が形成され、入賞球検出センサ501を経由して流下して来る遊技球をランダムに左右に振り分けるようになっている。また、環状流路700の前方側の傾斜端には区画壁Kを切り欠き、床面を回転体R側に傾斜させた切欠部702が形成され、遊技球が環状流路700を流下して来た際に、回転体Rに形成される開口部(特別入賞口)600がタイミング良く切欠部702に到来した場合には、遊技球は特別入賞口600を介して流下し、回転体Rの下方に配設される特別入賞口センサSST(図4参照)によって検出されるようになっている。なお、環状流路700および回転体Rにおいて遊技球が転動する様子は、第1変動入賞装置102の前面側の開口部から遊技者が視認できる配置となっており、興趣を高めることができるようになっている。
回転体Rには、表面側の周縁部に沿って等間隔の複数の切欠部からなる球貯留部603が形成されており、環状流路700からランダムに回転体R側に落下して来る遊技球がこれらの球貯留部603に貯留されて回転体Rの回転に伴って(本実施形態では、時計回り方向に)移送されるようになっている。また、回転体Rの周縁部の一箇所には前記切欠部に代えて特別入賞口となる孔状の開口部600が形成されている。なお、特別入賞口600の出口は、図4に示すように下方に配設されている特別入賞口センサSSTに通じている。
また、図5(回転体の一部切り欠き平面図)に示すように、回転体Rの下面には、球貯留部603の底部となる円盤状部材703が配設されており、その一部に球貯留部603に貯留されて移送されて来る遊技球を流下させる一般入賞口としての開口部704が形成されている。一般入賞口704の近傍には一般入賞口センサSS3が配設されており、回転体Rの球貯留部603により移送され一般入賞口704を介して流入する遊技球を検出するようになっている。
なお、詳細な構成については省略するが、一般入賞口704は一般入賞球処理ソレノイド900(図6参照)を駆動源とする開閉機構901を備え、遊技制御装置200の制御により所定のタイミングで一般入賞口704からの遊技球の流入を許可したり阻止したりするようになっている。
次に、図4を参照して、回転体Rの駆動機構等について説明する。
図4に示すように、回転体Rには垂直方向に支持される回転軸611が固着されており、回転軸611の下端部には従動ギア612が設けられている。従動ギア611には駆動ギア613が噛合され、駆動ギア613は第1変動入賞装置102の下方に配設される回転体駆動モータMに接続されて遊技制御装置200の制御により回転駆動されるようになっている。また、図示は省略するが、回転体Rの回転位置を検出する回転体位置検出センサが所定位置に設けられている。
なお、回転体駆動モータMの斜め上方には、前述の開閉部材500を開閉駆動させる開閉部材開放ソレノイド401(402)が収納されている。また、特別入賞口センサSSTの前方側には、前述の開放時間決定図柄表示装置503が配設されている。また、図上、符号Gで示される部材は、遊技盤100の前面に配設されるガラス板である。
次に、図6に基づいて、遊技制御装置(制御手段)200と演出制御装置(制御手段)300の一例を説明する。図6は、遊技制御装置200と演出制御装置300の概略構成を示すブロック図である。
図6に示されているように、遊技制御装置200は遊技に必要な役物制御を行う半導体集積回路化されたワンチップマイコン(広義のCPU)からなる遊技用マイクロコンピュータ211と、水晶発振子の発振信号を分周して所定の周波数のクロック信号を得るクロック生成回路(発振器)212と、各種センサからの信号を受け入れる入出力インターフェース(I/F)213とを含んで構成される。
前記遊技用マイクロコンピュータ211は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)と、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)およびRAM(ランダムアクセスメモリ)などを内蔵しており、いわゆるアミューズチップ用のICとして製造されている。CPUが行なう遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データはROMに格納されている。
遊技制御装置200には、入出力インターフェース213を介して、始動口103a〜c内の始動口センサS1a〜cからの信号、回転体位置検出センサSKからの信号、入賞球検出センサ501,入賞口センサSS1,SS2,一般入賞口センサSS3,特別入賞口センサSSTからの検出信号などが入力される。
一方、遊技制御装置200からは入出力インターフェース213を介して、開閉部材を開閉駆動するソレノイド401,402、回転体駆動モータM、一般入賞球処理ソレノイド900の駆動信号、図示しない遊技店の管理装置に対して大当り発生などのデータを送信する遊技盤用外部情報端子板902への信号などが出力される。
演出制御装置300は、演出制御用のCPU、入出力インタフェース(I/F)、制御用プログラムや固定データを記憶するリードオンリメモリ(ROM)、演出制御用CPUの作業領域を提供したり遊技制御装置200から送られて来たデータや演出用データを記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)などで構成される。
演出制御装置300の演出制御用CPUには、入出力インターフェースを介して、遊技制御装置200から演出制御データ等が入力される。また、入出力インタフェースを介してカウント数表示装置502、開放時間決定図柄表示装置503、装飾LED124,125、スピーカSP等が接続されている。
開放時間決定図柄表示装置503は、演出制御装置300の制御により、一般入賞口センサSS3の検出信号に基づいて数字等の図柄を変動表示させる補助遊技内容決定ゲームを実行し、その停止図柄が所定の当たり図柄(例えば、「7」)となった場合に、次回からの補助遊技において、開閉部材500の開閉間隔を通常の400m秒より長い1800m秒に変更させるようになっている。これにより、次回の開閉部材の開放時間を決定する変動表示ゲームを楽しむことができるので、遊技の興趣を一層高めることができるという効果がある。また、可動部材の開放時間の長さを可変するのであれば、第1変動入賞装置間の入賞率に個体差を生じ難いため、全ての遊技者に公平な遊技環境を提供することができるという効果がある。
次に、図7〜図20のフローチャートおよび図21のタイミングチャートを参照して上記実施形態に係るパチンコ機の制御手順について説明する。なお、本実施形態では、特別入賞口センサSSTの有効時間中は開放時間決定図柄の変動表示を1回しか行わないタイプのパチンコ機を例示する。
図7は、遊技制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
この処理が開始されると、まずステップS10で各センサSS1,SS2,SS3,SSTやカウント数表示装置502,開放時間決定図柄表示装置503等を初期化する初期化処理が実行され、次いで、始動口センサ判定処理のサブルーチンSB1および始動入賞開閉処理のサブルーチンSB2が実行される。なお、各サブルーチンSB1,SB2の詳細は後述する。次いで、ステップS11に移行して大当りフラグがセットされたか否かが判定され、判定結果が"Yes"の場合にはステップS12に移行して大当り(特別遊技)処理を実行した後、ステップS11に戻る。一方、ステップS11で"No"と判定された場合にはサブルーチンSB1に戻る。
ここで、先出のサブルーチンSB1とSB2について、図8〜図10のフローチャートを参照して説明する。
サブルーチンSB1の始動口センサ判定処理では、ステップS20で始動入賞フラグがセットされているか否かが判定され、セットされていない場合にはループを形成して待機し、セットされたと判定された場合にはステップS21に移行する。ステップS21ではメイン制御タイマをクリアしてステップS22に進み、ステップS22では始動入賞フラグをリセットしてステップS23に移行する。
ステップS23では、開閉部材500の作動準備時間に1000m秒をメモリにセットしてからステップS24に移行する。ステップS24では、開放時間を長くするか否かを示す開放時間長モードフラグがセットされているか否かが判定され、セットしない場合にはステップS25に移行して開閉部材500の開放時間として通常の400m秒をセットしてステップS27に移行する。一方、ステップS24で開放時間長モードフラグがセットされていると判定された場合にはステップS26に移行して開閉部材500の開放時間として1800m秒をセットしてステップS27に移行する。
ステップS27では、特別入賞口センサおよび一般入賞口センサの有効時間に5000m秒をメモリにセットしてステップS28に移行し、始動入賞無効化フラグをセットしてから図7の遊技制御処理に戻る。
次いで、サブルーチンSB2の始動入賞開閉処理では、ステップS30でメイン制御タイマに開閉部材500の作動準備時間を設定してからステップS31に移行する(前記作動準備時間は始動口センサ判定処理のステップS23でメモリにセットした1000m秒である。)。ステップS31では、メイン設定タイマがタイムアップしたか否かが判定され、"No"の場合にはサブルーチンSB3の一般入賞口処理に移行し、"Yes"の場合にはステップS32に移行する。
ステップS32では、開閉部材開放ソレノイド401,402はオン状態か否かが判定され、"Yes"の場合にはステップS36以降の処理を実行し、"No"の場合にはステップS33に移行する。ステップS33では、開閉部材開放ソレノイド401,402をオンしてステップS34に移行し、メイン設定タイマに開閉部材500の開放時間を設定してからサブルーチンSB3の一般入賞口処理に移行する(前記開放時間は、始動口センサ判定処理のステップS25あるいはステップS26でメモリにセットした400m秒または1800m秒である。)。
ここで、一般入賞口処理について図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS50で一般入賞口センサSS3がオンか否かが判定され、"No"の場合にはそのまま図9の始動入賞開閉処理にリターンする。一方、"Yes"と判定された場合にはステップS51に移行する。
ステップS51では、遊技制御装置200から演出制御装置300への開放時間決定図柄の送信済フラグがセットされたか否かが判定され、"Yes"の場合には図9の始動入賞開閉処理にリターンし、"No"の場合にはステップS52に移行する。
ステップS52では乱数の抽出を行ってからステップS53に移行し、抽出した乱数値が当たりか否かが判定される。そして、当たりの場合にはステップS54に移行して開放時間を長くするための長モードフラグをセットし、ハズレの場合にはステップS55に移行して長モードフラグをリセットしてステップS56に移行する。ステップS56では当否データ(図柄データ(例えば「7」や「V」等))と変動時間(500m秒)データを送信データとセットしてから図9の始動入賞開閉処理にリターンする。
次いで、図9のフローチャートに戻ってステップS35に移行し、特別入賞口センサSSTがオン状態か否かが判定され、"No"の場合にはステップS31に戻り、"Yes"の場合には図10のステップS41にジャンプする。
一方、前出のステップS32で開閉部材開放ソレノイド401,402はオン状態であると判定された場合にはステップS36に移行して、開閉部材開放ソレノイドをオフにしてからステップS37に進み、始動入賞無効化フラグをリセットして図10のステップS38に移行する。
ステップS38では、ステップS27でメモリにセットした5000m秒をメイン制御タイマに特別入賞口センサ及び一般入賞口センサの有効時間としてセットしてからステップS39に移行する。ステップS39では、メイン制御タイマはタイムアップしたか否かが判定され、タイムアップした場合にはステップS42に移行し、タイムアップしていないと判定された場合には前出の一般入賞口処理のサブルーチンSB3に移行する。
次いで、ステップS40が実行され、特別入賞口センサSSTはオン状態か否かが判定され、オフ状態の場合にはステップS39に戻り、オン状態と判定された場合にはステップS41に移行する。ステップS41では、大当りフラグをセットしてからステップS42に進み、送信済フラグをリセットしてステップS43に移行する。
ステップS43では、開閉部材開放ソレノイド401,402をオフ状態にしてからステップS44に移行してメイン制御タイマをクリアして図7の遊技制御処理に戻る。
次に図12のフローチャートに基づいてタイマ割込処理について説明する。このタイマ割込処理は1m秒毎に行われる。
まず、図13に示す各種センサ監視処理のサブルーチンSB4が実行され、次いでステップS60で開閉部材500の開放時間決定図柄を送信して送信済フラグをセットする各種データ送信処理を行ってからステップS61に移行する。ステップS61では各種タイマの更新処理が行われ、次いで図14に示すモード移行処理のサブルーチンSB5を実行する。
図13の各種センサ監視処理では、まず図15に示す始動口センサ監視処理のサブルーチンSB6が実行され、次いでステップS62でその他の入賞口のセンサ監視処理が実行される。
ここで、図14のフローチャートを参照してモード移行処理のサブルーチンSB5について説明する。
この処理では、まずステップS70で開閉部材500の開放時間決定図柄は変動から停止したか否かが判定され、"No"の場合にはそのまま図12のタイマ割込処理に戻り、"Yes"の場合にはステップS71に移行する。ステップS71では、長モードフラグがセットされたか否かが判定され、"Yes"の場合にはステップS72に移行して開放時間を長くするための開放時間長モードフラグをセットし、"No"の場合にはステップS73に移行して開放時間長モードフラグをリセットして図12のタイマ割込処理に戻る(前記開放時間長モードフラグは、始動口センサ判定処理のステップS24で判定される。)。
次に、図15のフローチャートを参照して始動口センサ監視処理のサブルーチンSB6について説明する。
この処理では、ステップS80で始動入賞無効化フラグがセットされているか否かが判定され、"Yes"の場合にはそのまま図13の各種センサ監視処理に戻り、"No"の場合にはステップS81に移行して始動口センサがオン状態か否かが判定される。そして、"No"の場合には図13の各種センサ監視処理に戻り、"Yes"の場合にはステップS82に移行し始動入賞フラグをセットして図13の各種センサ監視処理に戻る(前記始動入賞フラグは、始動口センサ判定処理のステップS20で判定される。)。
以上の図7から図15に示すフローチャートの一連の処理により、特別入賞口センサSSTで検出されずに一般入賞口センサSS3の検出に基づく次回の開閉部材500の開放時間を決定する変動表示ゲームが実行され、その結果に基づいて、当たりの場合には通常の開閉間隔(400m秒)よりも長い1800m秒で開閉部材500が開閉されるので入賞率が変化し、遊技の興趣を高めることが期待できる。また、入賞率を変化させるために機械的あるいは構造的な変更を加えていないので個体差を生じにくく、全ての遊技者に公平な遊技環境を提供することができるという効果がある。
次に、前述の図7〜図15の一連の処理のうち、図11の一般入賞口処理(サブルーチンSB3)の一般入賞口センサSS3を入賞球検出センサ501に置き換えた入賞球検出処理(図16のフローチャート(サブルーチンSB10))とした第2実施形態について説明する。なお、図1〜図6に示す遊技機の構成に変更はない。
この入賞球検出処理が開始されると、まずステップS90で入賞球検出センサ501がオン状態か否かが判定され、"No"の場合にはそのまま始動入賞開閉処理に戻り、"Yes"の場合にはステップS91に移行する。ステップS91では送信済フラグがセットされているか否かが判定され、"Yes"の場合には始動入賞開閉処理に戻り、"No"の場合にはステップS92に進んで乱数の抽出を行う。次いで、ステップS93では、抽出した乱数値が当たりか否かが判定され、当たりの場合にはステップS94に移行して開閉部材500の開放時間を通常より長く(例えば1800m秒)設定するための長モードフラグをセットし、ハズレの場合にはステップS95に移行して長モードフラグをリセットする。次いで、ステップS96に移行して、当否データ(図柄データ)と変動時間(500m秒)データを送信データとしてセットして始動入賞開閉処理に戻る。
この実施形態によれば、遊技者は補助遊技の際に、第1変動入賞装置102に入賞した遊技球が特別入賞口600へ流入する場合以外にも、第1変動入賞装置102内の入賞球検出センサ501で遊技球が検出された場合にも次回の開閉部材500の開放時間を決定する変動表示ゲームを楽しむことができるので、遊技の興趣を一層高めることができる。
次に、前述の図7〜図15の一連の処理のうち、図13の始動口センサ監視処理(サブルーチンSB6)を図17のフローチャート(サブルーチンSB20)に置き換えた第3実施形態(開閉部材500が開放中に始動口103a〜cに入賞した場合には変動時間を延長する制御)について説明する。なお、この第3実施形態を適用するにあたり図1〜図6に示す遊技機の構成に変更を加える必要はない。
この始動口センサ監視処理が開始されると、まずステップS100で始動入賞無効化フラグがセットされているか否かが判定され、セットされていると判定された場合にはそのまま図13の各種センサ監視処理に戻り、セットされていないと判定された場合には、ステップS101に移行する。ステップS101では、始動口センサS1a〜cがオン状態か否かが判定され、"No"の場合には図13の各種センサ監視処理に戻り、"Yes"の場合にはステップS102に移行し、始動入賞フラグをセットしてステップS103に進む。
ステップS103では、開放時間決定図柄変動中か否かが判定され、"No"の場合には図13の各種センサ監視処理に戻り、"Yes"の場合にはステップS104に移行する。ステップS104では、長モードフラグがセットされているか否かが判定され、セットされていない場合にはステップS105に移行して開閉部材500の開放時間決定図柄変動時間を1400m秒に延長するコマンドを送信データにセットし、長モードフラグがセットされている場合には開閉部材500の開放時間決定図柄変動時間を2800m秒に延長するコマンドを送信データにセットしてから図13の各種センサ監視処理に戻る。
図21のタイミングチャートは、上記の処理により、開放時間決定図柄の変動中にt1のタイミングで始動口103a〜cの何れかに入賞したことに基づいて、開放時間決定図柄の変動時間を1400m秒延長(ステップS105)する場合を示す。なお、始動口センサのオンと開閉部材開放ソレノイドの作動タイミングは、始動口センサがオンになってから1000m秒の準備期間があり、その後400m秒間に亘って開放部材開放ソレノイドがオン状態になるように設定されている。
この実施形態によれば、複数の識別情報が変動表示されている途中に始動口103a〜cへの入賞を始動口センサS1a〜cで検出した場合には、その変動表示を延長するため、始動口への入賞に対する開閉部材500の開放時間は変動表示開始前の停止識別情報に基づくものとなり、遊技者に対して不信感を抱かせることなくスムーズな遊技進行が可能になるという効果が得られる。
次に、前述の図7〜図15の一連の処理のうち、図13の始動口センサ監視処理(サブルーチンSB6)を図18のフローチャート(サブルーチンSB30)に置き換えた第4実施形態(開放時間決定図柄の変動中は始動入賞を無効化する制御)について説明する。なお、この第4実施形態を適用するにあたり図1〜図6に示す遊技機の構成に変更を加える必要はない。
この始動口センサ監視処理が開始されると、まずステップS110で開放時間決定図柄が変動中か否かが判定され、変動中である場合にはそのまま図13の各種センサ監視処理に戻り、変動中でない場合にはステップS111に移行する。ステップS111では、始動入賞無効化フラグがセットされているか否かが判定され、セットされている場合には図13の各種センサ監視処理に戻り、セットされていない場合にはステップS112に移行する。
ステップS112では、始動口センサS1a〜cがオン状態か否かが判定され、"No"の場合には図13の各種センサ監視処理に戻り、"Yes"の場合にはステップS113に移行して始動入賞フラグをセットしてから図13の各種センサ監視処理に戻る。
従って、例えば図22のタイミングチャートに示すように、開放時間決定図柄が変動表示中(タイミングt4)にタイミングt2で始動口センサS1a〜cがオンとなった場合に、本来であればタイミングt3’で作動する開閉部材開放ソレノイド401,402を作動させない。なお、開閉部材開放ソレノイド401,402の作動タイミングを開放時間決定図柄が停止した後に遅らせても良い。
この実施形態によれば、複数の識別情報が変動表示中に始動口103a〜cへ遊技球が入賞しても補助遊技は行わないため、これら始動口への入賞に対する開閉部材500の開放時間は変動表示開始前の停止識別情報に基づくものとなり、遊技者に対して不信感を抱かせることなく、スムーズな遊技進行が可能になるという効果が得られる。
次に、前述の図7〜図15の一連の処理のうち、図13の始動口センサ監視処理(サブルーチンSB6)を図19のフローチャート(サブルーチンSB40)に置き換えた第5実施形態について説明する。
この始動口センサ監視処理が開始されると、まずステップS120で始動入賞無効化フラグがセットされているか否かが判定され、セットされている場合にはそのまま図13の各種センサ監視処理に戻り、セットされていない場合にはステップS121に移行する。ステップS121では、始動口センサS1a〜cがオン状態か否かが判定され、"No"の場合には図13の各種センサ監視処理に戻り、"Yes"の場合にはステップS122に移行して始動入賞フラグをセットしてステップS123に移行する。
ステップS123では、開放時間決定図柄が変動中か否かが判定され、変動中でない場合には図13の各種センサ監視処理に戻り、変動中である場合にはステップS124に移行して開放時間決定図柄の変動停止コマンドを送信データにセットしてから図13の各種センサ監視処理に戻る。
従って、例えば図23のタイミングチャートに示すように、開放時間決定図柄が変動中のタイミングであるタイミングt5での始動口センサS1a〜cがオンした場合、開放時間決定図柄の変動を停止し、その停止した開放時間決定図柄に基づく第1可動部材500の開放時間を設定し、タイミングt6で開閉部材開放ソレノイド401,402を設定された開放時間で作動させることができる。
この実施形態によれば、始動口103a〜cへの入賞に基づく、補助遊技内容決定ゲームを有効に行うことができ、遊技者に公平な環境を提供することができるという効果を得ることができる。
次に、前述の図7〜図15の一連の処理のうち、始動入賞開閉処理の一部である図10のフローチャートを図20のフローチャートに置き換えた第6実施形態について説明する。なお、図1〜図6に示す遊技機の構成に変更はない。
この変更された処理では、ステップS130でメイン制御タイマに特別入賞口センサSSTおよび一般入賞口センサSS3の有効時間(前出のステップS27でメモリにセットした5000m秒)をセットしてステップS131に移行する。ステップS131では、メイン制御タイマはタイムアップしたか否かが判定され、"Yes"の場合にはステップS137に移行し、"No"の場合には図11のサブルーチンSB3に移行する。
次いで、ステップS132に移行して特別入賞口センサはオン状態か否かが判定され、"No"の場合にはステップS131に戻り、"Yes"の場合にはステップS133に移行する。ステップS133では、大当りフラグをセットしてステップS134に移行する。
ステップS134では、開放時間決定図柄が変動中か否かが判定され、変動中でない場合にはステップS137に移行し、変動中である場合にはステップS135に移行する。
ステップS135では、変動中の開放時間決定図柄のデータを破棄し、前回の開放時間決定図柄を記憶して、ステップS136に移行し、前回の長モードフラグ状態としてステップS137に進む。この処理では、遊技制御装置200は、前回の開放時間決定図柄データを常に書き換えながらRAMに記憶している。そして、前出のステップS12の大当り処理が終了した後に、記憶してある前回の開放時間決定図柄データを演出制御装置300に送信している。
ステップS137では送信済フラグをリセットしてステップS138に移行し、開閉部材開放ソレノイド401,402をオフ状態にしてステップS139に移行する。ステップS139では、メイン制御タイマをクリアにして図7の遊技制御処理に戻る。なお、ステップS136の処理に代えて、長モードフラグを強制的にセットするようにしてもよい。
この実施形態によれば、複数の識別情報が変動表示中に特別入賞口600への入賞を特別入賞口センサSSTで検出した場合は、その際の変動表示に対応する抽選結果を破棄するため、補助遊技の際の開閉部材500の開放時間は変動表示開始前の停止識別情報に関連するものとなるため、遊技者に対して不信感を抱かせることなく、スムーズな遊技進行が可能になるという効果を得ることができる。
次に、図24〜図26を参照して第7実施形態について説明する。
ここで、図24は第1実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の構成例を示す正面図、図25は遊技制御装置と演出制御装置の概略構成を示すブロック図、図26は各種センサ等の動作タイミングを示すタイミングチャートである。なお、第1実施形態と同様の構成については図1と同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
第1実施形態と本実施形態とで大きく異なるのは、第1変動入賞装置H1の下方に、普電型始動口105と、第2変動入賞装置としての大入賞口H2が配設されていることである。
図24において、符号100で示されているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面には、ガイドレール101を設け、遊技盤に取り付けるための第1取付基板TK1、左右一対の開閉部材(第1可動部材)500,入賞球検出センサ501,7セグメント型の特図表示装置(第1変動表示装置)120、LEDで構成され入賞を4個まで表示する特図始動記憶表示装置104、開放時間決定図柄表示装置(第2変動表示装置)503等を備える第1変動入賞装置H1、入賞に基づいて開閉部材500を1回開閉させる普電型始動口105、入賞口107,108、普図ゲート106、打球の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変換部材126と多数の障害釘(図示略)が設けられている。
普電型始動口105の下方には、遊技盤に取り付けるための第1取付基板TK2、第2可動部材として前方側へ開閉可能な扉130と、普通図柄表示装置121と、始動口110a,110b等を備える大入賞口としての第2変動入賞装置H2が設けられている。
なお、 始動口110a,110b,普電型始動口105には、始動口センサS1a,S1b,S1c(図示せず)がそれぞれ設けられている。また、第2可動部材130の近傍には大入賞口センサSSAが設けられている。各一般入賞口107,108にもそれぞれ入賞口センサSS1,SS2が配設されている。また、普図ゲート106には普図ゲートセンサSSG1,2が設けられている。
なお、特に限定されるわけでないが、この実施形態では、入賞球検出センサ501,始動口センサS1a,S1b,S1c、大入賞口センサSSA、入賞口センサSS1,SS2等はリミットスイッチや非接触型のセンサで構成されている。
開放時間決定図柄表示装置503は、液晶表示装置やLED表示装置等で構成され、この実施形態では、入賞球検出センサ501の検出信号に基づいて数字等の図柄を変動表示させる補助遊技を実行し、その停止図柄が所定の当たり図柄(例えば、「7」)となった場合に、特別遊技状態において、開閉部材500の開閉間隔を通常の400m秒より長い1800m秒に変更させるようになっている。なお、詳細な制御手順は図7〜図15のフローチャートと同様である。
遊技盤100の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球が流入するアウト穴505が設けられている。
第1変動入賞装置H1の内部構造は、第1実施形態の第1変動入賞装置102と同じである(図3〜図5参照)。
次に、図25に基づいて、遊技制御装置200と演出制御装置300の一例を説明する。図25は、遊技制御装置200と演出制御装置300の概略構成を示すブロック図である。
図25に示されているように、遊技制御装置200は遊技に必要な役物制御を行う半導体集積回路化されたワンチップマイコン(広義のCPU)からなる遊技用マイクロコンピュータ211と、水晶発振子の発振信号を分周して所定の周波数のクロック信号を得るクロック生成回路(発振器)212と、各種センサからの信号を受け入れる入出力インターフェース(I/F)213とを含んで構成される。
前記遊技用マイクロコンピュータ211は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)と、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)およびRAM(ランダムアクセスメモリ)などを内蔵しており、いわゆるアミューズチップ用のICとして製造されている。CPUが行なう遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データはROMに格納されている。
遊技制御装置200には、入出力インターフェース213を介して、始動口103a〜c内の始動口センサS1a〜cからの信号、回転体位置検出センサSKからの信号、入賞球検出センサ501,入賞口センサSS1,SS2,一般入賞口センサSS3,特別入賞口センサSST,大入賞口センサSSA,普図ゲートセンサSSG1,2からの検出信号などが入力される。
一方、遊技制御装置200からは入出力インターフェース213を介して、第1変動入賞装置の開閉部材500を開閉駆動するソレノイド401,402、第2変動入賞装置の第2可動部材を開閉駆動する大入賞口ソレノイド404、普電型始動口105を普電ソレノイド403、回転体駆動モータM、一般入賞球処理ソレノイド900の駆動信号、図示しない遊技店の管理装置に対して大当り発生などのデータを送信する遊技盤用外部情報端子板902への信号などが出力される。
演出制御装置300は、演出制御用のCPU、入出力インタフェース(I/F)、制御用プログラムや固定データを記憶するリードオンリメモリ(ROM)、演出制御用CPUの作業領域を提供したり遊技制御装置200から送られて来たデータや演出用データを記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)などで構成される。
演出制御装置300の演出制御用CPUには、入出力インターフェースを介して、遊技制御装置200から演出制御データ等が入力される。また、入出力インタフェースを介して普図表示装置121、特図表示装置120、開放時間決定図柄表示装置503、装飾LED124,125、スピーカSP等が接続されている。
ここで、本実施形態に係る遊技機の動作を簡単に説明する。
まず、何れかの始動口(101a,b、105)に遊技球が入賞すると特図表示装置120で変動表示ゲームが実行され、当たりとなった場合には第1可動部材(開閉部材)500を所定のパターンで開閉動作させ、遊技球が特別入賞口600に入賞して特別入賞口センサSSTに検出された場合には第2変動入賞装置(大入賞口)H2の第2可動部材130の開閉を開始し、この第2可動部材130に遊技球が入賞して大入賞口センサSSAで検出された場合には所定数の賞球を排出する動作を行う。
また、上記した動作とは別に、普図ゲートセンサSSG1,SSG2により球の通過が検出された場合は、普図表示装置121にて普図変動表示ゲームが実行され、その結果が当たり(例えば「7」等)であった場合には普電型始動口105を開放する動作を行う。
さらに、本実施形態においては、開放時間決定図柄表示装置503は、演出制御装置300の制御により、入賞球検出センサ501の検出信号に基づいて数字等の図柄を変動表示させる補助遊技内容決定ゲームを実行し、その停止図柄が所定の当たり図柄(例えば、「7」)となった場合に、次回からの補助遊技において、開閉部材500の開閉間隔を通常の400m秒より長い1800m秒に変更させるようになっている。これにより、次回の開閉部材の開放時間を決定する変動表示ゲームを楽しむことができるので、遊技の興趣を一層高めることができるという効果がある。また、第1変動入賞装置間の入賞率に個体差を生じ難いため、全ての遊技者に公平な遊技環境を提供することができるという効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、図26のタイミングチャートに示すように、第2変動表示装置(開放時間決定図柄表示装置)503が変動表示中に第1変動表示装置(特図表示装置)120の変動表示を開始した場合は、第1変動表示装置120における変動表示の停止タイミングt10を、第2変動表示装置503における変動表示の停止タイミングt20よりも遅延させるようにしている。
これにより、補助遊技の際に、第1可動部材としての開閉部材500の開放時間を遊技者に報知してから開放動作を行うことができるので、遊技者は第1可動部材の開放時間が分からない状態で開放を開始することがないという効果を得ることができる。
次に、図27〜図29を参照して第1変動入賞装置の他の実施例について説明する。
ここで、図27は他の実施例に係る第1変動入賞装置の正面図、図28はこの第1変動入賞装置の開放状態を示す正面図、図29は第1変動入賞装置の側方断面図である。
本実施例に係る第1変動入賞装置220には、略中央部に第1凹室222が形成され、その第1凹室222の前面側上方に7セグメント型の表示器を3つ並設して構成される開放時間決定図柄表示装置221が配設されている。
開放時間決定図柄表示装置221は、一般入賞口センサSS200の検出信号に基づいて数字等の図柄を変動表示させる補助遊技内容決定ゲームを実行し、その停止図柄が所定の当たり図柄(例えば、「7」,[7],[7]のぞろ目)となった場合に、次回からの補助遊技において、後述する第1可動部材223a,bの開閉間隔を例えば通常の400m秒より長い1800m秒に変更させるようになっている。
第1凹室の前面側の左右端には回転軸230を回転中心として所定角度に亘って回動可能な板状の第1可動部材223a,bが設けられている。この第1可動部材223a,bは第1変動入賞装置220の裏面側に設けられる第1可動部材開放ソレノイド227の駆動力により回動されるようになっている。
前記第1可動部材223a,bは、長い板状に形成され、その長手方向の中間点を回転中心として第1変動入賞装置220外側に所定角度回動可能に軸支され、
前記第1変動入賞装置220は、前記第1可動部材223a,bの回動角度が上限値に達した状態で、外側の端部から入賞した入賞球を他端から前記特別入賞口224へ誘導可能な誘導樋225を設ける。
誘導樋225は、第1凹室222の奥側壁の略中央から前方へ延設され、誘導樋225の底面は後方へ下り傾斜しており、その前端部が特別入賞口224となっている。誘導樋225の後方側で下方に向けて延長される部位の途中には、第1可動部材223a,bを介して特別入賞口224から誘導樋225に流入した遊技球を検出する特別入賞口センサSS100が設けられている。
誘導樋225の下方には、特別入賞口224に入らなかった遊技球が流入する一般入賞口226が形成されており、一般入賞口226の近傍には流入した遊技球を検出する一般入賞口センサSS200が設けられている。
この実施例に係る第1変動入賞装置220によれば、第1可動部材223a,bの開放時間の長短が、補助遊技中の特別入賞口224への入賞率に大きく影響を与えるため、第1可動部材223a,bの開放時間が重要になり、遊技の興趣をさらに高めることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
第1実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の構成例を示す正面図である。 遊技盤上の第1変動入賞装置の拡大図である。 第1変動入賞装置の一部断面斜視図である。 第1変動入賞装置の側方断面図である。 第1変動入賞装置内の回転体の一部切り欠き平面図である。 遊技制御装置と演出制御装置の概略構成を示すブロック図である。 遊技制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 始動口センサ判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 始動入賞開閉処理の処理手順を示すフローチャートである。 始動入賞開閉処理の処理手順の続きを示すフローチャートである。 一般入賞口処理の処理手順を示すフローチャートである。 タイマ割込処理の処理手順を示すフローチャートである。 各種センサ監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 モード移行処理の処理手順の続きを示すフローチャートである。 始動口センサ監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 入賞球検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る始動口センサ監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る始動口センサ監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る始動口センサ監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る始動入賞開閉処理の処理手順を示すフローチャートである。 各種センサ等の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 各種センサ等の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 請求項5に対応する動作タイミングを示すタイミングチャートである。 第7実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の構成例を示す正面図である。 第7実施形態に係るパチンコ機の遊技制御装置と演出制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第7実施形態に係るパチンコ機の各種センサ等の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 他の実施例に係る第1変動入賞装置の正面図である。 第1変動入賞装置の開放状態を示す正面図である。 第1変動入賞装置の側方断面図である。
符号の説明
100 遊技盤
101 ガイドレール
102 第1変動入賞装置
103a〜b 始動口
107,108 一般入賞口
S1a〜c 始動口センサ
124,125 装飾LED
200 遊技制御装置
211 マイクロコンピュータ
212 クロック生成回路
300 演出制御装置
401,402 開閉部材開放ソレノイド
500 開閉部材(第1可動部材)
501 入賞球検出センサ
502 カウント数表示装置
503 開放時間決定図柄表示装置
S ステージ部
R 回転体
600 特別入賞口
603 球貯留部
604 一般入賞口流下路
610 傾斜板
700 環状流路
701 突起部
702 切欠部
800 第1凹室
SS3 一般入賞口センサ
SST 特別入賞口センサ
SK 回転体位置検出センサ

Claims (6)

  1. 遊技盤に取り付けるための第1取付基板と、前記第1取付基板の略中央部分に形成され、前記第1取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した第1凹室と、前記第1取付基板に設けられる1または2以上の第1可動部材と、前記第1凹室の所要部位に設けられて、前記第1可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記第1可動部材を開閉可能に駆動する第1可動部材用電気的駆動源とを具備する第1変動入賞装置と、
    遊技球が入賞可能な始動口と、
    を前記遊技盤に備え、
    前記始動口に遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記第1変動入賞装置の第1可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として遊技者に有利な特別遊技を発生可能な制御手段を備える遊技機において、
    前記第1変動入賞装置は、
    複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置と、前記一般入賞口に遊技球が入賞したことを検出する一般入賞口球検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記補助遊技の際に、前記第1可動部材の開放時間を設定する第1可動部材開放時間設定手段を備え、
    該第1可動部材開放時間設定手段は、
    前記一般入賞口球検出手段の遊技球の検出に基づいて、前記複数種類の識別情報の変動表示を行い、その停止識別情報態様と関連させて、前記補助遊技の際に前記第1可動部材を開放する時間を設定し、
    前記複数種類の識別情報が変動表示中に前記始動口への入賞が検出された場合には変動時間を延長することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤に取り付けるための第1取付基板と、前記第1取付基板の略中央部分に形成され、前記第1取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した第1凹室と、前記第1取付基板に設けられる1または2以上の第1可動部材と、前記第1凹室の所要部位に設けられて、前記第1可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記一般入賞口および特別入賞口よりも上流側で前記第1可動部材を介して導入された遊技球を検出可能な入賞球検出手段と、前記第1可動部材を開閉可能に駆動する第1可動部材用電気的駆動源と、を具備する第1変動入賞装置と、
    遊技球が入賞可能な始動口と、
    を前記遊技盤に備え、
    前記始動口に遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記第1変動入賞装置の第1可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として遊技者に有利な特別遊技を発生可能な制御手段を備える遊技機において、
    前記第1変動入賞装置は、
    複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、
    前記制御手段は、
    前記補助遊技の際に、前記第1可動部材の開放時間を設定する第1可動部材開放時間設定手段を備え、
    前記第1可動部材開放時間設定手段は、
    前記入賞球検出手段の遊技球の検出に基づいて、前記複数種類の識別情報の変動表示を行い、その停止識別情報態様と関連して、前記補助遊技の際に前記第1可動部材を開放する時間を設定し、
    前記複数種類の識別情報が変動表示中に前記始動口への入賞が検出された場合には変動時間を延長することを特徴とする遊技機。
  3. 遊技盤に取り付けるための第1取付基板と、前記第1取付基板の略中央部分に形成され、前記第1取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した第1凹室と、前記第1取付基板に設けられる1または2以上の第1可動部材と、前記第1凹室の所要部位に設けられて、前記第1可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記第1可動部材を開閉可能に駆動する第1可動部材用電気的駆動源とを具備する第1変動入賞装置と、
    遊技球が入賞可能な始動口と、
    を前記遊技盤に備え、
    前記始動口に遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記第1変動入賞装置の第1可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として遊技者に有利な特別遊技を発生可能な制御手段を備える遊技機において、
    前記第1変動入賞装置は、
    複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置と、前記一般入賞口に遊技球が入賞したことを検出する一般入賞口球検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記補助遊技の際に、前記第1可動部材の開放時間を設定する第1可動部材開放時間設定手段を備え、
    前記第1可動部材開放時間設定手段は、
    前記一般入賞口球検出手段の遊技球の検出に基づき、所定の抽選を行い、その抽選結果に対応して、少なくとも前記停止識別情報を決定すると共に、
    前記抽選結果に対応して、前記補助遊技を実行する際に前記第1可動部を開放する時間を決定し、
    前記複数種類の識別情報が停止表示態様となるタイミングで、前記補助遊技を実行する際に前記第1可動部を開放する時間を前記決定された時間に切り替え、
    前記複数種類の識別情報が変動表示中に前記特別入賞口への遊技球の入賞が検出された場合には、その変動表示に対応した抽選結果を破棄することを特徴とする遊技機。
  4. 遊技盤に取り付けるための第1取付基板と、前記第1取付基板の略中央部分に形成され、前記第1取付基板の後方に向かって突出し、前面が開口した第1凹室と、前記第1取付基板に設けられる1または2以上の第1可動部材と、前記第1凹室の所要部位に設けられて、前記第1可動部材により受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口および特別入賞口と、前記一般入賞口および特別入賞口よりも上流側で前記第1可動部材を介して導入された遊技球を検出可能な入賞球検出手段と、前記第1可動部材を開閉可能に駆動する第1可動部材用電気的駆動源と、を具備する第1変動入賞装置と、
    遊技球が入賞可能な始動口と、
    を前記遊技盤に備え、
    前記始動口に遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として前記第1変動入賞装置の第1可動部材が開閉動作を行う補助遊技を発生し、前記補助遊技中に前記第1変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として遊技者に有利な特別遊技を発生可能な制御手段を備える遊技機において、
    前記第1変動入賞装置は、
    複数種類の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、
    前記制御手段は、
    前記補助遊技の際に、前記第1可動部材の開放時間を設定する第1可動部材開放時間設定手段を備え、
    前記第1可動部材開放時間設定手段は、
    前記入賞球検出手段の遊技球の検出に基づき、所定の抽選を行い、その抽選結果に対応して、少なくとも前記停止識別情報を決定すると共に、
    前記抽選結果に対応して、前記補助遊技を実行する際に前記第1可動部を開放する時間を決定し、
    前記複数種類の識別情報が停止表示態様となるタイミングで、前記補助遊技を実行する際に前記第1可動部を開放する時間を前記決定された時間に切り替え、
    前記複数種類の識別情報が変動表示中に前記特別入賞口への遊技球の入賞が検出された場合には、その変動表示に対応した抽選結果を破棄することを特徴とする遊技機。
  5. 前記第1可動部材開放時間設定手段は、
    前記複数種類の識別情報が変動表示中に前記始動口への入賞が検出された場合には変動時間を延長することを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機。
  6. 前記第1可動部材は、
    長い板状に形成され、その長手方向の中間点を回転中心として前記第1変動入賞装置外側に所定角度回動可能とされ、
    前記第1変動入賞装置は、
    前記第1可動部材の回動角度が上限値に達した状態で、外側の端部から入賞した入賞球を他端から前記特別入賞口へ誘導可能な誘導樋を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の遊技機。
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