JP4363948B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、2成分現像剤又は1成分現像剤を収納した現像部に適宜にトナーを供給しながら現像工程をおこなう画像形成装置に関するものである。
従来から、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(外添剤等の他の成分が含まれる場合もある。)を用いた画像形成装置では、画質を安定化させることを目的として、トナー濃度(現像剤に対するトナーの割合である。)を調整する技術が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
具体的には、現像部内における現像剤のトナー濃度が安定するように、トナー濃度を直接的に又は間接的に検出して、その検出結果に基いてトナー補給部から現像部にトナーを補給する。すなわち、検出したトナー濃度が低い場合には、像担持体上にトナー像を形成するために現像部からトナーの消費があったものとして、その消費を補填する量のトナーがトナー補給部から現像部に補給される。
現像剤のトナー濃度を制御する方法としては、以下のようなものが開示されている。
第1に、特許文献1等において、透磁率の変化を検出できるトナー濃度センサ(Tセンサ)を現像部内に設置して、現像剤のトナー濃度を直接的に検出する技術が開示されている。この場合、検出したトナー濃度に基いて、トナー補給部におけるトナー補給量を調整する。
第2に、特許文献2等において、像担持体上に形成したトナー像(基準パターン)の画像濃度を光学的に検出できるトナー濃度センサ(Pセンサ)を像担持体に対向する位置に設置して、現像剤のトナー濃度を間接的に検出する技術が開示されている。この場合も、検出したトナー濃度に基いて、トナー補給部におけるトナー補給量を調整する。
第3に、特許文献3等において、トナー濃度センサを用いずに、書込み画像の画像面積に係わるデータに基いてトナー補給部におけるトナー補給量を調整する技術が開示されている。
他方、トナーのみからなる1成分現像剤(外添剤等の他の成分が含まれる場合もある。)を用いた画像形成装置でも、画質を安定化させることを目的として、現像部(トナー溜め)に収納するトナー量を調整する技術が用いられている。
すなわち、現像部のトナー量が所定量以上になった場合に、トナー粒径が変化したり、外添剤がトナーに埋没する等による、画質劣化が生じる。また、現像部のトナー量が所定量以下になった場合に、互いに接触する現像ローラと補給ローラとの間にトナーが介在されずに、現像ローラと補給ローラとが磨耗する不具合が生じる。
このような不具合を解決するために、特許文献4等には、1成分現像剤を収納する現像部内のトナー量を光学的に検出して、その検出結果に基いてトナー補給部から現像部にトナーを適宜に補給して、現像部内のトナー量を安定化する技術が開示されている。
特開平8−44189号公報 特開平6−25891号公報 特開平5−232815号公報 特開2002−287478号公報
上述した従来の画像形成装置は、現像部内におけるトナー濃度又はトナー量を精度よく安定化することが難しかった。そのため、良好な画質を長期にわたり安定的に維持することができない場合があった。
具体的には、次の通りである。
上述の特許文献1の技術は、透磁率センサとしてのトナー濃度センサが、マグネットを搭載した現像ローラによる磁力の影響を受けないように、現像ローラからある程度距離を置いて設置する必要があった。すなわち、トナー濃度センサが、現像ローラによる磁力によって、トナー濃度の誤検出をおこすのを未然に防ぐ必要があった。ところが、現像ローラの近傍は、トナー消費が活発におこなわれていて、画質変動に直接関連するトナー濃度変動が生じるところである。そのため、現像ローラ近傍にトナー濃度センサを設置できないことは、正確なトナー濃度の検出を高い応答性にておこなうことの障壁になっていた。
これに対して、上述の特許文献2や特許文献3の技術は、画質変動に直接関連するトナー濃度の検出を比較的迅速におこなうことができる。ところが、現像部におけるトナーの消費には、像担持体上にトナー像を形成するために消費されるものと、それとは別に消費されるものとがある。トナー像の形成とは別に消費されるものとしては、像担持体上に地肌汚れとして付着するトナーや、現像部外に飛散するトナー等がある。そして、特許文献2や特許文献3では、トナー濃度制御において、トナー像の形成に係わるトナー消費のみが反映され、トナー像の形成とは別に消費されるトナー消費は反映されないために、トナー濃度の安定化の精度が低くなっていた。
このように、現像部内における2成分現像剤のトナー濃度にばらつきが生じると、出力画像において画像濃度のばらつきや地肌汚れが生じたり、カラー画像形成装置による出力画像の色ずれが生じたりすることになる。
他方、特許文献4の技術は、現像部内のトナーの吸湿状態や劣化状態によって、堆積したトナーの表面位置が変動するために、正確なトナー量の検出が難しかった。すなわち、現像部内のトナーは撹拌されながら流動しているものの、吸湿状態や劣化状態によってトナーの塊が崩れにくくなる場合等がある。そのような場合には、光センサによる検出値が実際のものよりも大きくなってしまい、結果として現像部内のトナー量は小さめに制御されてしまう。
このように、現像部内における1成分現像剤のトナー量にばらつきが生じると、出力画像において画像濃度のばらつきや地肌汚れが生じたり、カラー画像形成装置による出力画像の色ずれが生じたり、現像ローラ等の構成部材が磨耗劣化することになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像部内におけるトナー濃度又はトナー量を精度よく安定化して、良好な画質を長期にわたり維持できる画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を収納するとともに、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、前記現像部にトナーを補給するトナー補給部と、を備え、
前記トナー像を形成するために前記現像部から消費される第1トナー消費量を、前記像担持体上にトナー像を形成するための露光光の露光時間をTとして、単位露光時間当りの第1トナー消費量をΔMとしたときに、
ΔM×T
なる式で求め、
前記トナー像の形成とは別に前記現像部から消費される第2トナー消費量を、前記現像部の動作時間をt1として、定数をmとしたときに、
ΔM×t1×m
なる式で求め、
前記第1トナー消費量と前記第2トナー消費量とを合算した総トナー消費量を求め、
前記現像部に収容された2成分現像剤のトナー濃度を、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤の現像剤量を「新品状態の現像剤量」とし、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤中のトナー量を「新品状態のトナー量」としたときに、
(新品状態のトナー量+トナー補給量−総トナー消費量)/(新品状態の現像剤量+トナー補給量−総トナー消費量)
なる式で求め、
前記トナー濃度が所定値以上になるように前記トナー補給部から前記現像部へのトナー補給量を調整するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1記載の発明において、前記現像部の動作回数に基いて前記第2トナー消費量を補正するものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項2に記載の発明において、前記動作回数をRとして、定数をpとしたときに、前記第2トナー消費量を、
ΔM×(t1×m+R×p)
なる式で求めるものである。
また、この発明の請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を収納するとともに、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、前記現像部にトナーを補給するトナー補給部と、を備え、前記トナー像を形成するために前記現像部から消費される第1トナー消費量を、前記像担持体上にトナー像を形成するための露光光の露光時間をTとして、単位露光時間当りの第1トナー消費量をΔMとしたときに、
ΔM×T
なる式で求め、
前記トナー像の形成とは別に前記現像部から消費される第2トナー消費量を、前記現像部に現像バイアスが印加される時間をt2として、定数をnとしたときに、
ΔM×t2×n
なる式で求め、
前記第1トナー消費量と前記第2トナー消費量とを合算した総トナー消費量を求め、
前記現像部に収容された2成分現像剤のトナー濃度を、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤の現像剤量を「新品状態の現像剤量」とし、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤中のトナー量を「新品状態のトナー量」としたときに、
(新品状態のトナー量+トナー補給量−総トナー消費量)/(新品状態の現像剤量+トナー補給量−総トナー消費量)
なる式で求め、
前記トナー濃度が所定値以上になるように前記トナー補給部から前記現像部へのトナー補給量を調整するものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項4に記載の発明において、前記現像部の動作回数に基いて前記第2トナー消費量を補正するものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項5に記載の発明において、前記動作回数をRとして、定数をpとしたときに、前記第2トナー消費量を、
ΔM×(t2×n+R×p)
なる式で求めるものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記現像剤が新品状態である情報に基いて、前記トナー補給量を調整するものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記現像部は、メモリを備え、前記メモリは、新品状態である前記現像剤の情報を保持するとともに、その情報を経時における前記現像剤の情報に更新するものである。
本発明は、トナー像の形成に係わる第1トナー消費量の他に、地肌汚れやトナー飛散等により消費される第2トナー消費量をも算出して、それらを合算した総トナー消費量に基づいてトナー補給量を調整している。これによって、現像部内におけるトナー濃度又はトナー量を精度よく安定化して、良好な画質を長期にわたり維持できる画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図7にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1は、実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラープリンタの装置本体、2は画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(光学部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収納された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23は感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部、24は転写ベルト30の内周面に当接する転写ローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部、30は感光体ドラム21上に形成されたトナー像が転写される被転写材Pを搬送する転写ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの現像部23に各色のトナーを補給するトナー補給部、61は転写紙等の被転写材Pが収納される給紙部、66は被転写材P上の未定着画像を定着する定着部を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25等が、一体的に保持されている。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上で、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。その後、帯電電位が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、書込み部2において、LD光源から画像情報に対応したレーザ光(露光光)が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分のレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面右側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分の静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分のレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面右から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面右から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面右から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、さらに回転して、現像部23との対向位置に達する。そして、現像部23から感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、転写ベルト30との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、転写ベルト30の内周面に当接するように転写ローラ24が設置されている。そして、転写ローラ24の位置で、転写ベルト30によって搬送された被転写材P上に、感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像が、順次転写される(転写工程である。)。
なお、転写ベルト30は、駆動ローラと3つの従動ローラとによって張架・支持されている。そして、駆動ローラによって、転写ベルト30は図中の矢印方向に走行する。
そして、転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、一連の作像プロセスが終了する。
一方、給紙部61からは、給紙ローラ62により給送された被転写材Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64の位置に導かれる。レジストローラ64に導かれた被転写材Pは、搬送タイミングを制御されながら、転写ベルト30と吸着ローラ27との当接部に向けて搬送される。
その後、被転写材Pは、図中矢印方向に走行する転写ベルト30に搬送されながら、4つの感光体ドラム21との対向位置を順次通過する。こうして、被転写材P上には各色のトナー像が重ねて転写されて、カラー画像が形成される。
その後、カラー画像が形成された被転写材Pは、転写ベルト30から離脱して、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部にて、カラー画像が被転写材P上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材Pは、排紙ローラ69によって、出力画像として装置本体1外に排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2A及び図2Bにて、画像形成装置本体1における作像部としてのプロセスカートリッジについて詳述する。図2Aはプロセスカートリッジを示す断面図であり、図2Bはその現像部23を示すA−A断面図である。
なお、装置本体1に設置される4つのプロセスカートリッジは、収納されるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
図2Aに示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、現像部23と、クリーニング部25とが、ケース26内に一体的に収納されている。現像部23は、現像ローラ23a、第1撹拌スクリュ23b、第2撹拌スクリュ23c、ドクターブレード23d等で構成され、その内部にはキャリアCとトナーTとからなる2成分現像剤(厳密には、外添剤等の他の成分も含有する。)が収納されている。クリーニング部25は、感光体ドラム21に当接するクリーニングブレード25a、クリーニングローラ25b等で構成されている。
先に述べた作像プロセスを、さらに詳しく説明する。
現像ローラ23aは、図2A中の矢印方向に回転している。現像部23内のトナーTは、図2Bに示すように、間に仕切り壁23eを介在するように配設された第1撹拌スクリュ23bと第2撹拌スクリュ23cとによって、トナー補給部32から補給されたトナーTとともにキャリアCと混合されながら長手方向に循環する(図2B中の矢印方向の循環である。)。そして、摩擦帯電したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ23a上に供給される。
なお、トナー補給部32内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、トナー補給ローラ35を介して現像部23内に適宜に補給されるものである。詳しくは、トナー補給ローラ35は、略円柱部材にDカット部を設けたものである。そして、トナー補給ローラ35が図2A中の矢印方向に回転することによって、Dカット部によって形成される空隙に溜まったトナーTが現像部23に補給される。なお、現像部23内のトナーTの消費は、後述する制御によって算出されるものである。
その後、現像ローラ23aに担持されたトナーTは、ドクターブレード23dの位置を通過した後に、感光体ドラム21との対向位置(現像領域である。)に達する。そして、その対向位置で、トナーTは、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された領域の潜像電位と、現像ローラ23aに印加された現像バイアスとの、電位差によって形成される電界によって、トナーTが感光体ドラム21表面に付着する。
そして、感光体ドラム21に付着したトナーTは、トナー濃度センサ28の位置を通過した後に転写部に達して、そのほとんどが被転写材P上に転写される。そして、感光体ドラム21上に残存したトナーTが、クリーニングブレード25a及びクリーニングローラ25bによってクリーニング部25内に回収される。
次に、図3及び図4を用いて、上述の画像形成装置における制御部について詳述する。
図3のブロック図を参照して、画像入力部101に画像情報が入力されると、その情報が画像制御コントローラ102を介してエンジンコントローラ103のシーケンス制御部106に送信される。そして、シーケンス制御部106によって駆動部制御回路110を制御して、駆動部80が動作する。これにより、感光体ドラム21や現像部23等の駆動部材が動作する。さらに、シーケンス制御部106によって、転写部電源制御回路111を制御して転写ローラ(転写部)24に電圧を印加して、現像部電源制御回路113を制御して現像部23の現像ローラ23aに現像バイアスを印加して、帯電部電源制御回路114を制御して帯電部22に電圧を印加する。
さらに、シーケンス制御部106によって書込み制御回路109を制御して、書込み部2からレーザ光L(露光光)を照射する。このとき、レーザ光Lの露光時間が露光時間計測部でカウントされる。また、シーケンス制御部106によってトナー補給部制御回路112を制御して、トナー補給部32のトナー補給ローラ35が回転駆動する。
また、シーケンス制御部106は、カウンタ部104、演算処理部107、カウンタ値等を記憶するメモリ108との間で、情報を双方向に送信できるように接続されている。これにより、後述のトナー補給制御を可能にしている。
図4にて、図3の制御部によって制御される、作像部のタイミングを示す。
まず、駆動部80のうち、感光体ドラム21を駆動する感光体ドラム駆動部が駆動されて、帯電部22に電圧が印加される。その後、駆動部80のうち、現像部23を駆動する現像駆動部が駆動されて、それと同時に現像ローラ23aに現像バイアスが印加される。
ここで、現像領域における地肌部電位(感光体ドラム21上においてトナー像を形成しない領域の表面電位である。)は、図4に示すように、現像部23の駆動タイミングに合わせてVDボルトになるように制御されている。また、現像部23の駆動動作の終了とともに、地肌部電位は減衰する。
図4を参照して、本実施の形態1の制御によれば、トナー像の形成とは別に現像部23から消費されるトナーTの量(第2トナー消費量である。)は、現像部23の動作時間(又は、現像部23に現像バイアスが印加される時間)に比例する。
本実施の形態1では、トナー像の形成に係わる第1トナー消費量を算出するとともに、上述の第2トナー消費量を現像部23の動作時間に基づいて算出して、それらを合算して総トナー消費量を求める。そして、総トナー消費量に基づいて、トナー補給部32からのトナー補給量を調整して、現像部23内のトナー濃度を安定化する。
次に、図5にて、トナー補給量の調整に係わる制御について説明する。
まず、所定のタイミングで(例えば、所定のプリント枚数間隔ごとに)、演算処理部107にてメモリ108からトナー濃度の記憶値が読込まれる(ステップS1〜S2)。
さらに、演算処理部107にてメモリ108からトナー補給量カウンタの記憶値が読込まれる(ステップS3)。
その後、読込んだトナー濃度が、所定値C(例えば、7%である。)より小さいかが判定される(ステップS8)。その結果、トナー濃度が所定値Cよりも小さいと判定された場合には、トナー補給回数が計算されて(ステップS9)、それにともないトナー補給量がカウントアップされる(ステップS10)。ここで、トナー補給量は、トナー補給ローラ35の回転回数にほぼ比例するものである。
その後、駆動部80の現像駆動モータが始動されて(ステップS11)、それにともない露光時間と駆動時間(動作時間)とがカウントアップされる(ステップS12〜S13)。その後、上述のトナー補給量に基づいて、実際にトナー補給部32から現像部23にトナー補給がされる(ステップS14)。
次に、トナー消費量(総トナー消費量)が算出される(ステップS15)。具体的には、総トナー消費量は、
ΔM×(t1×m+T)
なる式で求められる。上式において、ΔMは単位露光時間当りの第1トナー消費量であり、t1は現像部23の駆動時間(動作時間)であり、mは定数であり、Tは露光時間(静電潜像の書込みに係わる光源の発光時間)である。
すなわち、上式において、ΔM×Tの項は、トナー像の形成のみに消費される第1トナー消費量を示す。これに対して、ΔM×t1×mの項は、トナー像の形成とは別に消費される、地肌汚れ及びトナー飛散による第2トナー消費量を示す。
具体的に、ΔMは、トナー濃度センサ28によって検出されたトナー付着量と、潜像の1ドット面積と、1ドットを形成するための露光時間(書込み時間)とによって算出される。すなわち、
ΔM=(単位面積当りトナー付着量×1ドット面積)÷(1ドット書込み時間)
=(1ドット当りの第1トナー消費量)÷(1ドット書込み時間)
となる。ここで、本実施の形態1では、書込み部2の解像度が600dpiで、単位面積当りトナー付着量が5.6g/m2となっていて、ΔMは0.2456g/秒と算出される。
また、定数mは、画像比率(印字率)を0%にしたときのトナー消費量(第2トナー消費量)と、動作時間t1と、ΔMとによって算出される。すなわち、
m=(第2トナー消費量/t1)÷ΔM
となる。ここで、本実施の形態1では、(第2トナー消費量/t1)が2.668×10-4g/秒となり、mは1.087×10-3と算出される。
なお、ΔMやmは、メモリ108に記憶される。
そして、図5のステップS15において、算出されたΔM及びmと、ステップS12でカウントアップされた露光時間Tと、ステップS13でカウントアップされた駆動時間t1とを上式に代入して、総トナー消費量が算出される。
その後、ステップS15で算出されたトナー消費量がカウントアップされる(ステップS16)。
その後、カウントアップされた総トナー消費量に基づいて、トナー濃度が計算される(ステップS17)。トナー濃度は、(新品状態のトナー量+トナー補給量−総トナー消費量)/(新品状態の現像剤量+トナー補給量−総トナー消費量)で求まる。本実施の形態1では、新品状態の現像剤量が220gであり、新品状態の現像剤のトナー濃度が7%に設定されているので、新品状態のトナー量は220×0.07gとなる。
具体的には、ステップS10でカウントアップされたトナー補給量と、ステップS16でカウントアップされた総トナー消費量とを、上述のトナー濃度の式に代入する。なお、算出されたトナー濃度やトナー消費量は、適宜、メモリ108に記憶される。
次に、ステップS17で算出されたトナー濃度が、所定値C以上であるかが判定される(ステップS18)。その結果、トナー濃度が所定値C以上であると判定された場合には、本フローを終了する(ステップS19)。
これに対して、トナー濃度が所定値Cよりも小さいと判定された場合には、ステップS9〜S18を繰り返して、トナー補給量の調整によってトナー濃度が最適化される。
なお、トナー濃度の所定値Cは、ねらいのトナー濃度が7%である場合、6.8%程度に設定される。これは、トナー補給量のばらつきによるトナー濃度変動分を考慮したものである。
一方、ステップS8にて、トナー濃度が所定値C以上であると判定された場合には、駆動部80の現像駆動モータが始動されて(ステップS21)、それにともない露光時間と駆動時間(動作時間)とがカウントアップされる(ステップS22〜S23)。なお、ここではトナー補給部32から現像部23へのトナー補給はおこなわれない。
次に、トナー消費量(総トナー消費量)が、ステップS15と同じように算出される(ステップS24)。算出されたトナー消費量は、カウントアップされる(ステップS25)。
その後、トナー濃度が計算される(ステップS17)。このとき、トナー補給量はカウントアップされていないので、ステップS25でカウントアップされた総トナー消費量を、上述のトナー濃度の式に代入する。
その後、ステップS18を経て、本フローを終了する(ステップS19)。
次に、図6及び図7にて、本実施の形態1の効果について説明する。
図6は、本実施の形態1の画像形成装置における、現像部23内の現像剤のトナー濃度変動を示すグラフである。図6において、横軸は出力画像のプリント枚数を示し、縦軸は現像剤のトナー濃度を示す。また、曲線S4は画像比率が5%の出力画像を連続的にプリントしたときのトナー濃度変動を示し、曲線S5は画像比率が0%の出力画像を連続的にプリントしたときのトナー濃度変動を示し、曲線S6は画像比率が5%の出力画像を間欠的にプリントしたとき(1プリントごとに装置を停止させるものである。)のトナー濃度変動を示す。
他方、図7は、従来の画像形成装置における、現像部23内の現像剤のトナー濃度変動を示すグラフである。すなわち、図7の画像形成装置においては、本実施の形態1における、総トナー消費量に基づくトナー補給調整をおこなっていない。図7において、横軸は出力画像のプリント枚数を示し、縦軸は現像剤のトナー濃度を示す。また、曲線S1は画像比率が5%の出力画像を連続的にプリントしたときのトナー濃度変動を示し、曲線S2は画像比率が0%の出力画像を連続的にプリントしたときのトナー濃度変動を示し、曲線S3は画像比率が5%の出力画像を間欠的にプリントしたときのトナー濃度変動を示す。
図6及び図7に示すように、本実施の形態1のトナー補給調整によれば、出力画像の画像比率やプリントモードによらず、トナー濃度が経時でも6.6〜7.4%の範囲に安定することがわかる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、トナー像の形成に直接係わる第1トナー消費量の他に、地肌汚れやトナー飛散等により消費される第2トナー消費量をも算出して、それらを合算した総トナー消費量に基づいてトナー補給量を調整している。これによって、現像部23内におけるトナー濃度を精度よく安定化して、画像濃度の安定した良好な画像を長期にわたり維持することができる。
実施の形態2.
図8にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図8は、実施の形態2における画像形成装置の制御を示すタイミングチャートであって、前記実施の形態1の図4に相当する図である。本実施の形態2は、第2トナー消費量が現像バイアスの印加時間により算出される点が、第2トナー消費量を現像動作時間により算出する前記実施の形態1と相違する。
図8を参照して、本実施の形態2におけるシーケンスは、次の通りである。
まず、駆動部80(感光体ドラム駆動部及び現像駆動部)が駆動されて、帯電部22に電圧が印加される。その後、現像部23の現像ローラ23aに現像バイアスが印加される。
ここで、現像領域における地肌部電位は、前記実施の形態1とは異なり、現像部23の駆動タイミングより僅かに先行してVDボルトになるように制御されている。
このような制御によれば、図8を参照して、第2トナー消費量は、現像部23の動作時間にではなく、現像部23に現像バイアスが印加される時間に比例する。
本実施の形態2では、トナー像の形成に係わる第1トナー消費量を算出するとともに、上述の第2トナー消費量を現像バイアスの印加時間に基づいて算出して、それらを合算して総トナー消費量を求める。そして、総トナー消費量に基づいて、トナー補給部32からのトナー補給量を調整して、現像部23内のトナー濃度を安定化する。
具体的には、前記実施の形態1にて説明した図5の制御フローに基づいてトナー補給量が調整される。なお、本実施の形態2では、図5のステップS15で算出される総トナー消費量は、
ΔM×(t2×n+T)
なる式で求められる。上式において、ΔMは単位露光時間当りの第1トナー消費量であり、t2は現像部23に現像バイアスが印加される時間であり、nは定数であり、Tは露光時間である。
すなわち、上式において、ΔM×Tの項は、トナー像の形成のみに消費される第1トナー消費量を示す。これに対して、ΔM×t2×nの項は、トナー像の形成とは別に消費される第2トナー消費量を示す。
ここで、本実施の形態2では、書込み部2の解像度が600dpiで、単位面積当りトナー付着量が6.0g/m2となっていて、ΔMは0.2631g/秒と算出される。また、定数nは、
n=(第2トナー消費量/t2)÷ΔM
となる。ここで、本実施の形態2では、(第2トナー消費量/t2)が3.064×10-4g/秒となり、nは1.164×10-3と算出される。
なお、ΔMやnは、メモリ108に記憶される。
そして、前記実施の形態1と同様に、算出されたΔM及びnと、カウントアップされた露光時間Tと、カウントアップされた現像バイアス印加時間t2とを上式に代入して、総トナー消費量が算出される。さらに、前記実施の形態1と同様に、トナー濃度が算出されて、トナー補給量が調整される。
以上説明したように、本実施の形態2においても、トナー像の形成に直接係わる第1トナー消費量の他に、地肌汚れやトナー飛散等により消費される第2トナー消費量をも算出して、それらを合算した総トナー消費量に基づいてトナー補給量を調整している。これによって、現像部23内におけるトナー濃度を精度よく安定化して、画像濃度の安定した良好な画像を長期にわたり維持することができる。
実施の形態3.
図9〜図12にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図9は、実施の形態3における画像形成装置の制御を示すタイミングチャートであって、前記実施の形態1の図4に相当する図である。本実施の形態3は、第2トナー消費量が現像部23の動作回数に基づいて補正される点が、前記各実施の形態と相違する。
図9を参照して、本実施の形態3におけるシーケンスは、次の通りである。
まず、駆動部80(感光体ドラム駆動部及び現像駆動部)が駆動されて、これと同時に帯電部22に電圧が印加され、さらに現像部23の現像ローラ23aに現像バイアスが印加される。
ここで、現像領域における地肌部電位は、現像部23の駆動タイミングや現像バイアス印加タイミングより僅かに遅れてVDボルトになるように制御されている。これは、現像部23の起動時における感光体ドラム21上へのキャリアC付着を抑止するためである。すなわち、現像領域における地肌部電位が現像バイアス印加タイミングより早くVDボルトになるように制御された場合、すなわち、VDボルトに帯電された感光体ドラム21表面が現像領域に達した後に現像バイアスが印加された場合に、現像部23内のキャリアCが感光体ドラム21上に付着してハニカム状の異常画像等が発生することがある。
これを防止するために、図9のようなシーケンス制御がおこなわれると、現像部23の起動時(地肌電位が0ボルトで現像バイアスが印加される間である。)に、感光体ドラム21上に比較的多量の地肌汚れが発生することになる。このような現象は、現像部23を起動させるたびに起こるものである。すなわち、現像部23の動作回数(起動から停止に至るまでを動作回数1とする。)に応じて、第2トナー消費量が増加することになる。
本実施の形態3では、トナー像の形成に係わる第1トナー消費量を算出するとともに、上述の第2トナー消費量を動作時間と動作回数とに基づいて算出して、それらを合算して総トナー消費量を求める。そして、総トナー消費量に基づいて、トナー補給部32からのトナー補給量を調整して、現像部23内のトナー濃度を安定化する。
なお、現像部23の動作回数に基づく第2トナー消費量の補正は、シーケンスが図9のような場合に限定されず、図10のようなシーケンスである場合にも適用できる。すなわち、図10を参照して、現像領域における地肌部電位が、現像バイアス印加が解除されるタイミングより先行して0ボルトになるように制御される場合には、現像部23の停止時に多量の地肌汚れが発生することになる。この場合でも、その動作回数に比例して増える地肌汚れ量を第2トナー消費量に加算することで、正確な総トナー消費量を算出することができる。
図11にて、本実施の形態3における、具体的な制御フローについて説明する。
まず、前記実施の形態1と同様に、所定のタイミングで(例えば、所定時間ごとに)、トナー濃度とトナー補給量カウンタとの記憶値が読込まれる(ステップS41〜S43)。
その後、画像情報に基づいて画像比率が3%以上であるかが判定される(ステップS44)。その結果、画像比率が3%より小さいと判定された場合には、現像部23の動作回数がカウントアップされて(ステップS45)、それにともないトナー濃度が計算される(ステップS46)。ここで、本実施の形態3では、上述のキャリア付着が、画像比率が低くてトナー劣化が進むときに顕著になる現象であることから、図9のシーケンス制御を画像比率が3%より小さいときのみにおこなうものである。具体的には、現像部23の起動時に感光体ドラム21上に回転方向に4mm幅の地肌汚れが発生するようにシーケンス制御している。
その後、前記実施の形態1と同様に、ステップS8〜S18がおこなわれる。なお、ステップS44にて、画像比率が3%以上であると判定された場合には、ステップS45〜S46はおこなわれずに、ステップS8〜S18がおこなわれる。
ここで、本実施の形態3では、ステップS15で算出される総トナー消費量は、
ΔM×(t1×m+R×p+T)
なる式で求められる。上式において、Rは現像部23の動作回数であり、pは定数である。
すなわち、上式において、ΔM×Tの項は、トナー像の形成のみに消費される第1トナー消費量を示す。これに対して、ΔM×(t2×n+R×p)の項は、トナー像の形成とは別に消費される第2トナー消費量を示す。なお、ΔM×R×pは、第2トナー消費量の補正項である。
ここで、本実施の形態3では、単位面積当りトナー付着量は5.0g/m2となっていて、ΔMは0.2631g/秒と算出される。また、定数pは0.02333と算出され、mは2.168×10-3と算出される。
そして、前記実施の形態1と同様に、算出されたΔM及びm及びpと、カウントアップされた露光時間Tと、カウントアップされた動作時間t1と、カウントアップされた動作回数Rとを上式に代入して、総トナー消費量が算出される。さらに、前記実施の形態1と同様に、トナー濃度が算出される。
その後、ステップS18でトナー濃度が所定値C以上であると判定された場合には、さらに画像比率が3%以上であるかが判定される(ステップS47)。その結果、画像比率が3%より小さいと判定された場合には、さらに動作回数がカウントアップされて(ステップS48)、それにともないトナー濃度が計算される(ステップS49)。
その後、算出されたトナー濃度が記憶され(ステップS50)、本フローを終了する(ステップS51)。
図12にて、本実施の形態3の効果について説明する。
図12は、本実施の形態3の画像形成装置における、現像部23内の現像剤のトナー濃度変動を示すグラフである。図12において、横軸は出力画像のプリント枚数を示し、縦軸は現像剤のトナー濃度を示す。また、曲線S7は画像比率が5%の出力画像を連続的にプリントしたときのトナー濃度変動を示し、曲線S8は画像比率が0%の出力画像を連続的にプリントしたときのトナー濃度変動を示し、曲線S9は画像比率が5%の出力画像を間欠的にプリントしたときのトナー濃度変動を示す。
図12に示すように、本実施の形態3のトナー補給調整によれば、出力画像の画像比率やプリントモードによらず、トナー濃度が経時でも安定することがわかる。
以上説明したように、本実施の形態3においては、特殊なシーケンス制御をおこなう場合であっても、地肌汚れやトナー飛散等により消費される第2トナー消費量を精度よく算出して、それと第1トナー消費量とを合算した総トナー消費量に基づいてトナー補給量を調整している。これによって、トナー濃度を安定化して、画像濃度の安定した良好な画像を長期にわたり維持することができる。
なお、本実施の形態3では、第2トナー消費量を動作時間に基づいて算出してこれを動作回数に応じて補正したが、第2トナー消費量を現像バイアス印加時間に基づいて算出する場合であっても動作回数に応じて補正することができる。具体的には、前記実施の形態2における、総トナー消費量を求める式は、補正項ΔM×R×pを加えて、
ΔM×(t2×n+R×p+T)
となる。
実施の形態4.
図13〜図15にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図13は、実施の形態4における画像形成装置の作像部を示す構成図であって、前記実施の形態1の図2Aに相当する図である。本実施の形態4は、現像部23が1成分現像剤に対応したものである点と、現像部23にメモリ18が設置されている点と、新品状態時の現像剤Tの情報に基づいて制御がされている点とが、前記実施の形態1と相違する。
図13に示すように、現像部23は、現像ローラ23A、補給ローラ23B、撹拌ローラ23C、ドクターブレード23D等で構成され、その内部にはトナーTからなる1成分現像剤(厳密には、外添剤等の他の成分も含有する。)が収納されている。また、トナー補給部32は、トナーボトル33、ボトル支持部34等で構成される。さらに、現像部23のケース上には、現像剤の情報を保持したメモリ18(例えば、ICチップである。)が設置されている。
本実施の形態4の画像形成プロセスは、現像工程のみが前記各実施の形態のものと異なる。以下、現像工程について詳しく説明する。
現像ローラ23Aは、図13中の矢印方向に回転している。現像部23(トナー溜め)内のトナーTは、撹拌ローラ23Cによって撹拌されながら、補給ローラ23B位置まで搬送される。補給ローラ23Bに達したトナーTは、現像ローラ23Aと補給ローラ23Bとの間で摩擦帯電され、現像ローラ23A上に供給される。
なお、トナー補給部32内のトナーTは、現像部23内のトナーTの消費にともない、現像部23内のトナー量が一定となるように現像部23内に適宜に補給されるものである。詳しくは、トナーボトル33内のトナーTは、トナーボトル33の回転にともないボトル口から排出される。そして、そのトナーTは、ボトル支持部34、トナー補給経路26aを経て、現像部23内に補給される。なお、現像部23内のトナーTの消費は、後述する制御によって算出されるものである。
その後、現像ローラ23Aに担持されたトナーTは、ドクターブレード23Dの位置で薄層化された後に、感光体ドラム21との対向位置に達する。そして、その対向位置に形成された電界によって、トナーTは、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。
図14は、制御部の構成を示すブロック図である。
図14に示すように、装置本体1に設置されたエンジンコントローラ103のメモリ108は、現像部23に設置されたメモリ18との間で、情報を無線又は有線で双方向に送信できるように構成されている。これにより、現像部23内の現像剤に係わる情報に基づいて装置本体1を制御したり、現像剤に係わる情報を更新したりすることができる。
図15にて、本実施の形態4における、具体的な制御フローについて説明する。
まず、トナー濃度及びトナー補給量カウンタの記憶値が読込まれる(ステップS31〜S33)。
その後、前記実施の形態3と同様に、現像部23の動作回数がカウントアップされて(ステップS34)、それにともないトナー濃度が計算される(ステップS35)。ここで、本実施の形態4では、前記実施の形態3とは異なり、画像比率の判定はおこなわれない。すなわち、本実施の形態4では、図9のシーケンス制御を画像比率に係わらずおこなうものである。
その後、前記実施の形態3と同様に、ステップS8〜S18がおこなわれる。なお、本実施の形態4の現像部23は、1成分現像剤に対応したものであるので、現像部23内のトナー濃度に替わってトナー量が算出される。トナー量は、(新品状態のトナー量+トナー補給量−総トナー消費量)で求まる。そして、ステップS8では、トナー量の所定値Dとの比較がおこなわれる。
また、ステップS15で算出される総トナー消費量は、前記実施の形態3と同様に、
ΔM×(t1×m+R×p+T)
なる式で求められる。
その後、ステップS18でトナー量が所定値D以上であると判定された場合には、さらにトナー量が計算され(ステップS37)、そのトナー量が記憶される(ステップS38)。
そして、本フローを終了する(ステップS39)。
なお、上記制御フローにおいて、メモリ18内に保持された現像剤の情報(主としてトナー量に係わる情報である。)は、適宜に更新される。具体的には、新品状態の現像剤が現像部23内にセットされるときに、まず、そのトナー量の情報がメモリ18に入力される。その後、所定のタイミングでメモリ18内の情報が書き換えられる(例えば、画像形成プロセスが終了するたびに情報が更新される。)。そして、それらの情報が、上記制御フローにて、活用されることになる。
以上説明したように、本実施の形態4においては、トナー像の形成に直接係わる第1トナー消費量の他に、地肌汚れやトナー飛散等により消費される第2トナー消費量をも算出して、それらを合算した総トナー消費量に基づいてトナー補給量を調整している。また、こうして制御されるトナー量の情報は、メモリ18にて新品状態時から経時に至るまで逐次保持される。これによって、現像部23内におけるトナー量を精度よく安定化して、画質の安定した良好な画像を長期にわたり維持することができる。
なお、本実施の形態4では、メモリ18を1成分現像剤が収納される現像部23に設置した。これに対して、メモリ18を2成分現像剤が収納される現像部23に設置する場合には、そのメモリ18には2成分現像剤に係わるトナー濃度や現像剤量等の情報が保持されることになる。2成分現像剤の場合には、新品状態においてトナー帯電量が高くなってトナー付着量が低くなる傾向があるために、現像剤が新品状態である情報に基づいてトナー補給量を調整することで、画像濃度を安定化するためにより的確なトナー濃度調整が可能になる。
実施の形態5.
図16にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図16は、実施の形態5における画像形成装置の制御を示すフローチャートであって、前記実施の形態4の図15に相当する図である。本実施の形態5は、現像部23が2成分現像剤に対応したものである点と、現像部23にメモリ18を設置せずに現像剤が新品状態であることを検出する手段に基づいた制御がされている点とが、前記実施の形態4と相違する。
図示は省略するが、本実施の形態5の画像形成装置は、現像部23内の現像剤が新品状態であることを検出する手段を備えている。
例えば、前記実施の形態1で説明したプロセスカートリッジ20の構成をとる場合であれば、新品状態のプロセスカートリッジ20であれば、新品の現像剤が収納されていることになる。したがって、装置本体1へのセットにより変形する爪部材をプロセスカートリッジ20に設置して、装置本体1に設置されたセンサでセット直前の爪部材の変形状態を検出することで、現像剤が新品状態であることを検出できる。
図16に示すように、まず、上述の検出手段によって現像剤が新品状態であるかが判定される(ステップS61〜S62)。その結果、現像剤が新品状態であると判定された場合には、装置本体1のメモリ108に保持された露光時間カウンタ、駆動時間カウンタ、トナー消費量カウンタ、トナー補給量カウンタがリセットされる(ステップS63〜S66)。そして、新品状態の現像剤のトナー濃度がメモリ108にセットされる(ステップS67)。ここで、新品状態の現像剤のトナー濃度は、製造段階で所定値になるように管理されているために、その所定値がメモリ108に記憶されることになる。
その後、前記実施の形態1と同様に、ステップS8〜S18がおこなわれて、本フローを終了する(ステップS70)。
これに対して、ステップS62にて、現像剤が新品状態ではないと判定された場合には、トナー濃度及びトナー補給量カウンタの記憶値が読込まれて(ステップS68〜S69)、ステップS8以降のフローがおこなわれる。
以上説明したように、本実施の形態5においては、第1トナー消費量の他に第2トナー消費量をも算出して、それらを合算した総トナー消費量に基づいてトナー補給量を調整している。また、こうして制御されるトナー濃度は、現像剤が新品状態であることを検出してその新品状態時の情報を出発点として経時に至るまで継続的に管理される。これによって、現像部23内におけるトナー濃度を精度よく安定化して、画質の安定した良好な画像を長期にわたり維持することができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す構成図である。 図2AのA−A断面図である。 図1の画像形成装置における制御部を示すブロック図である。 図1の画像形成装置における制御を示すタイミングチャートである。 図1の画像形成装置における制御を示すフローチャートである。 図1の画像形成装置におけるトナー濃度変動を示すグラフである。 従来の画像形成装置におけるトナー濃度変動を示すグラフである。 この発明の実施の形態2における画像形成装置の制御を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3における画像形成装置の制御を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3における画像形成装置の制御を示す別のタイミングチャートである。 実施の形態3における制御を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるトナー濃度変動を示すグラフである。 この発明の実施の形態4における画像形成装置の作像部を示す構成図である。 実施の形態4における制御部を示すブロック図である。 実施の形態4における制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5における画像形成装置の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、 2 書込み部、 18 メモリ、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 22 帯電部、
23 現像部、 23a、23A 現像ローラ、
23b 第1撹拌スクリュ、 23c 第2撹拌スクリュ、
23B 補給ローラ、 23C 撹拌ローラ、
24 転写ローラ、 25 クリーニング部、 30 転写ベルト、
32、32Y、32M、32C、32BK トナー補給部、
33 トナーボトル、 35 トナー補給ローラ、
61 給紙部、 66 定着部。

Claims (8)

  1. トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を収納するとともに、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、
    前記現像部にトナーを補給するトナー補給部と、
    を備え、
    前記トナー像を形成するために前記現像部から消費される第1トナー消費量を、前記像担持体上にトナー像を形成するための露光光の露光時間をTとして、単位露光時間当りの第1トナー消費量をΔMとしたときに、
    ΔM×T
    なる式で求め、
    前記トナー像の形成とは別に前記現像部から消費される第2トナー消費量を、前記現像部の動作時間をt1として、定数をmとしたときに、
    ΔM×t1×m
    なる式で求め、
    前記第1トナー消費量と前記第2トナー消費量とを合算した総トナー消費量を求め、
    前記現像部に収容された2成分現像剤のトナー濃度を、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤の現像剤量を「新品状態の現像剤量」とし、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤中のトナー量を「新品状態のトナー量」としたときに、
    (新品状態のトナー量+トナー補給量−総トナー消費量)/(新品状態の現像剤量+トナー補給量−総トナー消費量)
    なる式で求め、
    前記トナー濃度が所定値以上になるように前記トナー補給部から前記現像部へのトナー補給量を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像部の動作回数に基いて前記第2トナー消費量を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記動作回数をRとして、定数をpとしたときに、前記第2トナー消費量を、
    ΔM×(t1×m+R×p)
    なる式で求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を収納するとともに、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、
    前記現像部にトナーを補給するトナー補給部と、
    を備え、
    前記トナー像を形成するために前記現像部から消費される第1トナー消費量を、前記像担持体上にトナー像を形成するための露光光の露光時間をTとして、単位露光時間当りの第1トナー消費量をΔMとしたときに、
    ΔM×T
    なる式で求め、
    前記トナー像の形成とは別に前記現像部から消費される第2トナー消費量を、前記現像部に現像バイアスが印加される時間をt2として、定数をnとしたときに、
    ΔM×t2×n
    なる式で求め、
    前記第1トナー消費量と前記第2トナー消費量とを合算した総トナー消費量を求め、
    前記現像部に収容された2成分現像剤のトナー濃度を、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤の現像剤量を「新品状態の現像剤量」とし、前記現像部に新品状態で収容された2成分現像剤中のトナー量を「新品状態のトナー量」としたときに、
    (新品状態のトナー量+トナー補給量−総トナー消費量)/(新品状態の現像剤量+トナー補給量−総トナー消費量)
    なる式で求め、
    前記トナー濃度が所定値以上になるように前記トナー補給部から前記現像部へのトナー補給量を調整することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記現像部の動作回数に基いて前記第2トナー消費量を補正することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記動作回数をRとして、定数をpとしたときに、前記第2トナー消費量を、
    ΔM×(t2×n+R×p)
    なる式で求めることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像剤が新品状態である情報に基いて、前記トナー補給量を調整することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記現像部は、メモリを備え、
    前記メモリは、新品状態である前記現像剤の情報を保持するとともに、その情報を経時における前記現像剤の情報に更新することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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