JP4362754B2 - Door closer equipment - Google Patents

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/12Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators
    • E05B81/20Power-actuated vehicle locks characterised by the function or purpose of the powered actuators for assisting final closing or for initiating opening

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドア等に好適に用いられるドアクローザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用のドアクローザ装置としては、例えば、以下のような構成が公知である。すなわち、このようなドアクローザ装置は、ドア側に取り付けられるロック装置本体と、車体側に固定されるストライカとから構成される。そして、前記ロック装置本体は、合成樹脂ボディと、その正面側に取り付けられた金属ベースプレートとを有しており、前記合成樹脂ボディの正面側には、前記金属ベースプレートにより閉塞される凹部が形成されている。この凹部には前記ストライカに係合するラッチと、このラッチと係合して前記ストライカをロックさせる方向に前記ラッチを回転させる動作レバーとが軸支されている。また、この動作レバーの駆動機構としては、動作レバーに連結されたワイヤとこのワイヤを牽引するモータ等のアクチュエータが用いられる。そして、このワイヤは、前記動作レバーの外周縁の一端にその先端部が取り付けられ、前記動作レバーの外周縁に沿って巻き掛けられたのち、この外周縁の他端から下方に伸び、前記合成樹脂ボディの通路を通って外部に取り出され、前記アクチュエータに連結されている。ここで、前記ワイヤは、前記合成樹脂ボディの通路部よりも外方ではアウターケーシング内に摺動可能に挿通された構成を有しており、このアウターケーシングの先端部は取付金具を介して前記合成樹脂ボディの通路部に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、ドアが閉められて前記ストライカに係合した前記ラッチがハーフラッチ位置まで回転すると、前記アウターケーシング内のワイヤが前記アクチュエータにより牽引されて前記動作レバーが回転し、前記ラッチをフルラッチ位置まで回転させる動作を行う。ここで、前記アクチュエータから前記ロック装置本体までのワイヤ及びアウターケーシングの経路は、直線とすることは困難であって通常はある程度湾曲したものとなる。したがって、前記アウターケーシング内のワイヤが前記アクチュエータにより牽引された際には、ワイヤは最短経路をとろうとするためにたるみがなくなり、ワイヤの経路が通常時よりも短くなることにより、前記アウターケーシングはワイヤに対して相対的に長さが余る状態となる。これにより、前記アウターケーシングは、前記合成樹脂ボディとの取り付け部に、ワイヤの先端側に向かう押し出し方向の荷重を作用させることとなる。
【0004】
したがって、ワイヤを牽引して動作レバーを回転させる動作が繰り返して行われた場合には、前記アウターケーシングと前記合成樹脂ボディとの取り付け部に繰り返して応力が作用し、その取り付け部が破損する場合があるという問題があった。一方、このような取り付け部の破損を防止するために、前記アウターケーシングの先端部、又は前記合成樹脂ボディに補強部材を設けることとすると、取り付け部の構成が複雑化して製造コストが増加し、あるいはワイヤの取り付け作業が複雑化するという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−50047号公報(第2−4頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ワイヤのアウターケーシングとロック装置本体との取り付け部が動作レバーを動作させるためにワイヤの牽引動作を繰り返すことによって破損することを防止するとともに、その取り付け部の構成を簡略化して製造コストの低減と取り付け作業の容易化を図ることができるドアクローザ装置を提供することを技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明に係るドアクローザ装置の第1の特徴構成は、請求項1に記載したように、被係合部に係合するラッチと、ワイヤを介して駆動されて前記被係合部をロックする方向に前記ラッチを回転動作させる動作レバーと、これらを支持するベースとを備え、前記ワイヤのアウターケーシングの先端部には被係止部及び鍔状部が設けられており、前記ワイヤのアウターケーシングの先端部には被係止部及び鍔状部が設けられており、前記ベースに対向して前記アウターケーシングを挟む状態に設けたサブベースには前記被係止部を係止する係止部が設けられており、前記ベースには、前記係止部で係止されているアウターケーシングを押えるとともに、前記アウターケーシングの先端部に長手方向に沿って前記鍔状部が前記係止部から離れる方向への荷重が作用した場合に前記鍔状部が当接する押え部を設けてあるという点にある。
【0008】
ここで、前記係止部の基部、すなわちサブベース側の部分はアウターケーシングの被係止部を包囲して係止する構成にできるが、前記係止部の基部の反対側はアウターケーシングの被係止部を挿入するために開放された開放端とする必要がある。そのため、前記ワイヤが牽引されて前記アウターケーシングを先端側に押し出す方向の力が作用した場合には、前記係止部の開放端側にアウターケーシングが浮き上がろうとする。
【0009】
そこで前記第1の特徴構成によれば、前記アウターケーシングを挟んだサブベースの反対側、すなわち前記係止部の開放端側の前記ベースに押え部を設けているので、前記係止部から浮き上がろうとするアウターケーシングを前記押え部により押えて保持することになるので、前記アウターケーシングの被係止部を確実に係止することができる。したがって、前記アウターケーシングの被係止部の周辺のボディ等の構成部材が破損することを防止できる。また、前記ベースには、前記アウターケーシングの先端部に長手方向に沿って前記鍔状部が前記係止部から離れる方向への荷重が作用した場合に前記鍔状部が当接する押え部を設けているので、サブベースの係止部に過大な負荷が作用することを防止できる。更に、前記係止部の開放端側へのアウターケーシングの浮き上がりを防止するために、単に押え部を設けるのみの簡易な構成としているので、ドアクローザ装置の製造コストの低減及びサブベースの係止部に対するアウターケーシングの取り付け作業の容易化を図ることができる。
【0010】
本発明に係るドアクローザ装置の第2の特徴構成は、請求項2に記載したように、前記第1の特徴構成に加えて、前記押え部は、前記ベースに一体的に形成されているという点にある。
【0011】
これにより、前記押え部を設けるための構成を更に簡略化することができる。また、この押え部をベースの製造時に同時に形成することができるので製造コストを更に低減することができる。更に、ドアクローザ装置の組み立ての際にもベースの取り付け作業のみが必要で前記押え部の取り付け作業が不要となるので、組み立て作業の容易化も図ることができる。
【0012】
本発明に係るドアクローザ装置の第3の特徴構成は、請求項3に記載したように、前記第1又は第2の特徴構成に加えて、前記押え部は、前記係止部よりも前記アウターケーシングの基端部側の所定位置に設けられているという点にある。
【0013】
ここで、前記アウターケーシングの先端部は前記被係止部として係止されていることから、前記ワイヤが牽引されて前記アウターケーシングを先端側に押し出す方向の力が作用した場合には、前記アウターケーシングは前記係止部を支点として前記被係止部より基端部側が浮き上がることになる。そこで、前記第3の特徴構成によれば、前記アウターケーシングをこの基端部側において押えることができるので、より効率的かつ確実にアウターケーシングの浮き上がりを防止することができる。
【0014】
本発明に係るドアクローザ装置の第4の特徴構成は、請求項4に記載したように、前記第1から第3のいずれかの特徴構成に加えて、前記係止部は、前記アウターケーシングの被係止部が圧入されて係止されるようにするための圧入突部を有しているという点にある。
【0015】
これにより、前記係止部に対して前記アウターケーシングを取り付ける際に、その被係止部を圧入するのみで係止することができるので、前記ベースを取り付けていない状態であっても前記アウターケーシングが外れることがなく、ドアクローザ装置の組み立て作業を一層容易に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るドアクローザ装置の実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係るドアクローザ装置を車両のドア1に適用した場合について説明する。図1は、本実施形態に係るドアクローザ装置におけるロック装置2の正面図であり、図2は、このロック装置2のベース3を取り外した状態を示す正面図であり、図3は、図1のA−A断面図であり、図4は、このドアクローザ装置を車両のドア1に適用した際の取り付け状態を示すドア1の正面図であり、図5は、そのようなドア1の平面図である。これらの図に示すように、本実施形態に係るドアクローザ装置は、車両本体4側に固定されたストライカ5と、ドア1側に設けられ、このストライカ5に係合してこれをロックするロック装置2とを有して構成される。
【0017】
ここで、ストライカ5は、車両のドア開口部における車両本体4側に固定されるU字形又はコ字形等に形成された部品であって、本実施形態においては、このストライカ5が本発明における被係合部を構成する。そして、ロック装置2は、このストライカ5に係合する係合凹部6を有するラッチ7と、このラッチ7の所定部に係合してラッチ7が逆回転するのを防止するポール8と、ワイヤ9を介し駆動されてストライカ5をロックする方向にラッチ7を回転動作させる動作レバー10とを有して構成されている。なお、以下の説明において、単に「右側」又は「左側」、あるいは「時計方向」又は「反時計方向」というときは、図1、図2、図6、又は図7の図上における右側又は左側、あるいは時計方向又は反時計方向をいうこととする。
【0018】
これらのラッチ7、動作レバー10、及びポール8は、ロック装置2の内部機構を構成するものであって、ここではベース3上に配置された回転軸により軸支されている。すなわち、ベース3は、これらのラッチ7、動作レバー10、及びポール8を含むロック装置2の内部機構を支持するための部材であって、ここでは一定厚さの略平板状に形成されている。本実施形態においては、このベース3に一体的にワイヤ9のアウターケーシング56を押えるための押え部57が形成されている。なお、この押え部57の構成については後述する。また、ベース3には、ドア1が閉められた際にストライカ5が挿入される挿入通路11が形成されている。図1又は図2においては、ストライカ5は、ドア1が閉められた際には、この挿入通路11内をロック装置2に対して相対的に左側から右側へ移動することとなる。このベース3としては、これら内部機構の回転軸を確実に支持するためにある程度の剛性を有することが必要であることから、金属プレート等をプレス加工等して用いると好適である。
【0019】
また、これらのロック装置2の内部機構を挟んだベース3の反対側には、サブベース45が取り付けられている。このサブベース45は、ラッチ7、動作レバー10、及びポール8を含むロック装置2の内部機構の回転軸のベース3に固定されていない側の端部の支持等を行うための部材であって、ベース3に対向するように設けられている。本実施形態においては、このサブベース45にワイヤ9のアウターケーシング56の被係止部58を係止するための係止部59が形成されている。なお、この係止部59の構成については後述する。ここでは、サブベース45は、複雑な形状に折り曲げられるとともにねじ孔等が形成された板状に形成されている。このサブベース45としては、薄い金属プレート等をプレス加工等して用いると好適である。
【0020】
また、ベース3とサブベース45との間には、ボディ46が取り付けられている。このボディ46は、後述するラッチストッパ21、ポールストッパ27、レバーストッパ31、原位置検知スイッチ32等のロック装置2の内部機構のうちの比較的小さい部品等を保持するために設けられた部材であって、ベース3に固定されている。また、このサブベース45の外側(ベース3の反対側)には、前記内部機構を覆うカバー12が取り付けられている。このボディ46及びカバー12は、複雑な凹凸形状に形成されるので、合成樹脂等の容易に凹凸形状の加工を行うことができる材料を用いて形成すると好適である。
【0021】
ラッチ7は、車両本体4側に固定されたストライカ5に直接係合してロックするための部品であって、ストライカ5に係合する係合凹部6を有し、ベース3に固定されたラッチ支持軸13に対して回転可能に支持されている。本実施形態においては、ラッチ7は、ストライカ5の移動方向手前側(左側、以下単に「手前側」という。)に位置する第一爪14と、ストライカ5の移動方向奥側(右側、以下単に「奥側」という。)に位置する第二爪15と、これら2個の爪に挟まれて形成された係合凹部6とを有する略U字形状に形成されており、このU字形状の基部においてラッチ支持軸13に回転可能に結合されている。そして、ドア1が開いている状態では、ラッチ7は図2に示すように原位置にあり、係合凹部6がベース3の挿入通路11に面して配置されている。そして、ドア1が閉められた際には、ベース3の挿入通路11に挿入されたストライカ5の一部が、係合凹部6に係合して所定の動作によりロックされる。この際のロック装置2の動作については後述する。
【0022】
また、このラッチ7は、ラッチ支持軸13を挟んだ係合凹部6のほぼ反対側に、基部の外周から突出して形成された従動凸部16を有している。この従動凸部16は、動作レバー10が回転駆動された際に、この動作レバー10の駆動凸部17と係合し、ラッチ7を回転動作させるためのものである。更に、このラッチ7は、ストライカ5を開放する方向、すなわち時計方向に付勢されている。ここでは、ラッチ支持軸13が貫通するボディ46におけるラッチ支持軸13の周囲に略円弧形の円弧溝を形成し、この円弧溝に圧縮ばねで構成されるラッチ付勢ばね18を挿入し、このラッチ付勢ばね18の一端をラッチ7の背面に突出して形成された係止ピン54に係止するとともに、その他端を円弧溝の端部に当接した構成としている。したがって、ラッチ7がストライカ5又は動作レバー10により反時計方向に回転動作する際には、このラッチ付勢ばね18の付勢力に抗して回転されることとなる。
【0023】
図6は、ラッチ7がハーフロック位置にある状態を示すロック装置2の正面図であり、図7は、ラッチ7がフルロック位置にある状態を示すロック装置2の正面図である。これらの図に示すように、ドア1が閉められた際には、ラッチ7は、ストライカ5と係合し、ストライカ5をロックする方向、すなわち反時計方向にハーフロック位置まで回転して図6に示すようにポール8により係止され、その後、動作レバー10により駆動され、更に反時計方向にフルロック位置まで回転動作して図7に示すように再度ポール8により係止される。この際、ポール8と好適に係合できるようにするため、ここでは、ラッチ7の第一爪14の先端部近傍における手前側(左側)には第一係合部19が形成され、ラッチ7の第二爪15の先端部近傍における手前側(左側)には第二係合部20が形成されている。また、ラッチ7に対するポール8の係止が解除された場合には、ラッチ付勢ばね18の付勢力により、ラッチ7は図2にしめすように原位置に戻り、ラッチストッパ21に当接して停止する。このラッチストッパ21は、ラッチ7が原位置にある状態において、第一爪14の手前側(左側)の側面に当接する位置に配置されている。
【0024】
このように、ラッチ7は、原位置、ハーフロック位置、フルロック位置と3つの位置でラッチストッパ21又はポール8により係止される。したがって、このドアクローザ装置には、ラッチ7が現在どの位置にあるかを検出するためのラッチ位置検出手段が設けられる。本実施形態においては、このラッチ位置検出手段として、図3に示すように、所定の軸の回転方向の位置を検出可能なセンサをラッチ位置検出センサ22としてラッチ支持軸13と同軸に設けている。
【0025】
ポール8は、ラッチ7の所定部に係合してラッチ7が逆回転するのを防止するための部品である。本実施形態においては、ポール8は、一端にラッチ7と係合する係合端部23を有し、その略中央部においてベース3に固定されたポール支持軸24に対して回転可能に支持されるとともに、係合端部23が上方に移動する方向、すなわち反時計方向に付勢された構成となっている。そして、ラッチ7の回転に従って係合端部23が上下に揺動することにより、ラッチ7に対する係合及びその解除を行う。この際のポール8の動作については後述する。ここでは、ポール8の係合端部23は、ポール8の一端部を略円弧形状に形成するとともに、その角部をも滑らかな曲線とすることにより、ラッチ7に対して引掛かりなく係合し得る形状としている。そして、このポール8の係合端部23は、ラッチ7をハーフロック位置で係止する際には第一係合部19に係合し、ラッチ7をフルロック位置で係止する際には第二係合部20に係合する。なお、この係合端部23と係合するラッチ7の第一係合部19及び第二係合部20の形状は、この係合端部23の形状に適合する略円弧形状の凹部として形成されている。
【0026】
ポール8を係合端部23が上方に移動する方向(反時計方向)に付勢するための構成として、ここでは、ポール支持軸24の周囲にポール付勢ばね25を設け、このポール付勢ばね25の一端をポール8の略中央部に、他端をベース3に固定されたポール支持軸24に取り付けた構成としている。また、ポール8がポール付勢ばね25の付勢力により、ラッチ7との係合位置を超えて必要以上に反時計方向に回転しないようにするため、ポール8はストッパ機構を有している。ここで、このストッパ機構は、ポール8の他端、すなわち係合端部23が設けられている側と反対側のポール支持軸24から延出された延出端部26と、この延出端部26に係合する位置に配置されたポールストッパ27とにより構成されている。なお、このポール8は、ドア1が開かれる際には、ドアハンドル28(図4及び図5参照)に連結された図外のレバーに連動してラッチ7に対する係合の解除動作、すなわち係合端部23が下方に移動する方向(時計方向)に所定角度回転する動作を行う。
【0027】
動作レバー10は、ワイヤ9を介して駆動されてストライカ5をロックする方向にラッチ7を回転動作させるための部品であって、ラッチ7の従動凸部16に係合する駆動凸部17を有し、ベース3に固定されたレバー支持軸29に対して回転可能に支持されている。ここで、駆動凸部17は、ラッチ7が図6に示すようにハーフロック位置にある状態において、動作レバー10の時計方向の回転動作により、ラッチ7の従動凸部16に好適に係合し得る位置、すなわちここでは、動作レバー10の回動側の下端の位置に突出して設けられている。ここで、動作レバー10の回動側とは、レバー支持軸29を基準として動作レバー10がラッチ7を回転動作させるために動作する方向にある側のことであって、図2及び図6における動作レバー10の右側のことである。
【0028】
また、動作レバー10は、原位置方向、すなわちラッチ7をストライカ5のロック方向に回転動作させる方向とは反対の方向(反時計方向)に付勢されている。このように、動作レバー10を原位置方向に付勢するための付勢手段として、ここでは、レバー支持軸29の周囲にレバー付勢ばね30を設け、このレバー付勢ばね30の一端を動作レバー10の基部に、他端をベース3に固定されたレバー支持軸29に取り付けた構成としている。したがって、ワイヤ9からの動力が作用しなくなった状態では、動作レバー10はレバー付勢ばね30の付勢力により、図2に示すように原位置に戻り、レバーストッパ31に当接して係止される。
【0029】
このレバーストッパ31は、レバー付勢ばね30の付勢力により原位置方向に付勢された動作レバー10を、原位置において係止するためのストッパであり、本実施形態においては、動作レバー10が原位置にある状態において、動作レバー10の原位置側の側面に当接する位置に配置されている。また、レバーストッパ31は、原位置に戻ってきた動作レバー10に当接して係止する際における衝突の衝撃を緩和するため、ある程度の弾力性を有する部材により構成すると好適である。このようなレバーストッパ31を構成する部材としては、具体的には塩化ビニル等の弾性を有する合成樹脂が好適に用いられる。ここで、動作レバー10の原位置側とは、レバー支持軸29を基準として動作レバー10が原位置に復帰する際に動作する方向にある側のことであって、図2及び図6における左側のことである。
【0030】
また、動作レバー10の原位置付近には、動作レバー10が原位置にあるか否かを検出するための原位置検知スイッチ32が設けられている。本実施形態においては、動作レバー10が原位置にある状態において、動作レバー10の下側面の原位置側(左側)に当接する位置に配置されている。この原位置検知スイッチ32としては、動作レバー10の位置を検出することが可能なものであれば公知の各種のスイッチやセンサ等を用いることが可能であるが、ここでは動作レバー10に直接当接して検知を行う接触式のスイッチ、例えばリミットスイッチ等を用いている。
【0031】
ここでは、動作レバー10は、レバー支持軸29に回転可能に支持された主プレート35と、この主プレート35の外周端面により構成されるワイヤ受面36を挟んで固定された2枚のガイドプレート39とを有して構成されている。そして、図3に示すように、2枚のガイドプレート39の間のワイヤ受面36に、動作レバー10を回転駆動するためのワイヤ9が巻き掛けられる。このワイヤ9は、その先端部に円柱形状の係合凸部42が鋳込み等により一体的に設けられており、この係合凸部42が動作レバー10の両側のガイドプレート39に形成された係合穴部40に挿入されて係合されることにより、動作レバー10に接続されている。
【0032】
ワイヤ9は、ロック装置2の外部の部分はアウターケーシング56内に収納されており、ロック装置2の内部の部分は露出されて前述のように動作レバー10に巻き掛けられている。そして、ロック装置2の内部と外部との境界部分にあたるワイヤ9のアウターケーシング56の先端部には、サブベース45に設けられた係止部59に係止されるための被係止部58が設けられている。また、図8にも示すように、ワイヤ9の基端部69及びアウターケーシング56の基端部60はワイヤ9の牽引動作を行う駆動装置61に接続されている。この駆動装置61は、動作レバー10を回転動作させるためにワイヤ9を牽引する装置であって、モータやエアシリンダ等のアクチュエータを有して構成される。本実施形態においては、駆動装置61は、モータ62とこれにより回転される扇型のレバーであって、その外周にワイヤ9の基端部69が巻き掛けられる駆動レバー63とを有して構成されている。そして、この駆動装置61によりワイヤ9が牽引されることにより、図7に示すように、動作レバー10は時計方向に回転駆動されて、ストライカ5をロックする方向にラッチ7を回転動作させる。
【0033】
ワイヤ9のアウターケーシング56の被係止部58は、本実施形態においては、図9から図11にも示すように、アウターケーシング56の先端部、すなわちロック装置2の内部と外部との境界に位置する部分に設けられたケーシングキャップ64に形成されており、具体的には、このケーシングキャップ64の周囲に形成された輪状の溝により構成されている。ここでは、ケーシングキャップ64は、図10に示すように、アウターケーシング56の先端部に設けられた補強用の部材であって、アウターケーシング56の先端部に外嵌されるアウターケーシング56の径よりもやや大きい径の接続部70と、この接続部70と被係止部58を構成する溝との間に形成された大径の鍔状部71と、この鍔状部71の先端側に形成された輪状の溝により構成される被係止部58と、この被係止部58の先端側に形成された先端受部72とを有して構成されている。ここで、鍔状部71は、係止部59に対して広い面積で当接し得るようにするために大きい径を有する形状とされている。このケーシングキャップ64の材質としては、金属等の剛性の高い材料を用いると好適である。また、ここではワイヤ9とケーシングキャップ64の砂や塵等との摩擦によるワイヤ9の損傷等を防止するため、アウターケーシング56のケーシングキャップ64の先端受部72の更に先端側には、弾性部材により形成されたパッキン65が設けられている。
【0034】
そして、このアウターケーシング56の被係止部58は、サブベース45に設けられた係止部59に係止されている。本実施形態においては、この係止部59は、サブベース45におけるアウターケーシング56の先端部が位置する部分に形成されており、ベース3に対向してこれとほぼ平行に設けられたサブベース45の当該部分を直角に折り曲げるとともに、その部分に略U字型の嵌合凹部66を形成することにより構成されている。そして、この嵌合凹部66にアウターケーシング56の被係止部58が嵌め入れられることにより、被係止部58が係止部59に係止される。この際、係止部59により被係止部58をがたつきなく確実に係止するため、図9に示すように、係止部59の嵌合凹部66の周囲の壁部の厚さと、アウターケーシング56の被係止部58を構成する溝の幅とを略同一長さに設定し、係止部59の嵌合凹部66の周囲の壁部がアウターケーシング56の被係止部58を構成する溝に隙間なく嵌め入れられるようにすると好適である。
【0035】
また、この係止部59には、アウターケーシング56の被係止部58が圧入されて係止されるようにするための圧入突部67が設けられている。この圧入突部67は、アウターケーシング56の被係止部58を係止するに際して、係止部59に圧入して係止する構成とすることにより、ロック装置2の組み立て途中においても被係止部58が容易に外れることを防止し、組み立て工程の容易化を図るためのものである。本実施形態においては、圧入突部67は、図11に示すように、係止部59の嵌合凹部66における被係止部58が挿入される開放端部付近の両側の壁部の一方に形成された小突起により構成されている。なお、この小突起は、嵌合凹部66の開放端部付近の少なくとも一方の壁部に形成すればよく、両側の壁に形成することも可能である。
【0036】
また、アウターケーシング56を挟んだサブベース45の反対側のベース3にアウターケーシング56を押える押え部57が設けられている。この押え部57は、アウターケーシング56の先端部に長手方向に沿って鍔状部71が係止部59から離れる方向への荷重が作用した場合に鍔状部71が当接し、サブベース45の係止部59に過大な負荷が作用することを防止するとともに、その荷重により被係止部58が係止部59から外れることを防止するために設けられるものである。すなわち、図8に示すように、ロック装置2から駆動装置61までのワイヤ9及びアウターケーシング56の経路が湾曲していることから、アウターケーシング56内のワイヤ9が駆動装置61により牽引された際には、ワイヤ9が最短経路をとろうとしてたるみがなくなり、図8における2点鎖線で示すようにワイヤ9の経路が牽引されていない時よりも短くなるので、アウターケーシング56はワイヤ9に対して相対的に長さが余る状態となる。これにより、アウターケーシング56は、係止部59に対してワイヤ9の先端側に向かう押し出し方向の荷重を作用させるとともに、その荷重を係止部59の開放側に逃がそうとして係止部59の基部68を支点として係止部59の開放側、すなわちベース3側に浮き上がろうとすることになる。押え部57は、このようなアウターケーシング56の浮き上がりを押えることにより、サブベース45の係止部59に過大な負荷が作用することを防止するとともに、被係止部58が係止部59から外れることを防止するために、アウターケーシング56を挟んだサブベース45の反対側に設けられる。
【0037】
本実施形態においては、押え部57は、アウターケーシング56を挟んだサブベース45の反対側においてサブベース45に対向してこれとほぼ平行に設けられたベース3に一体的に形成されている。具体的には、図1、図9、及び図11に示すように、押え部57は、ベース3の側方に突出して形成された平面形状が略四角形の平板状の部分であって、ベース3におけるアウターケーシング56の先端部近傍を、サブベース45の反対側、すなわち係止部59の基部68の反対側(開放側)から押えるように配置されている。
【0038】
また、押え部57は、係止部59よりもアウターケーシング56の基端部60側の所定位置に設けられると好適である。すなわち、アウターケーシング56は係止部59の基部68を支点として、その基端部60側が浮き上がろうとすることから、押え部57を係止部59よりもアウターケーシング56の基端部60側に設けることにより、アウターケーシング56の浮き上がりを効率的に押えることが可能となる。したがって、アウターケーシング56が浮き上がる際の支点となる係止部59の基部68から離れた位置において押える構成とすることにより、アウターケーシング56を押えるために要する力を小さくし、押え部57に必要な剛性を低くすることができるので、押え部57を小型化し構成の単純化を図ることが可能となる。本実施形態においては、押え部57は、アウターケーシング56の係止部59による係止位置よりも数cm程度、基端部60側に設けた構成としている。
【0039】
次に、本実施形態に係るドアクローザ装置の動作について説明する。ドア1が開いている状態において、ドアクローザ装置は、図2に示すように、ラッチ7、動作レバー10、及びポール8がすべて原位置にある状態となっている。この状態では、ラッチ7はラッチストッパ21に当接し、その係合凹部6の開放部がベース3の挿入通路11に面して配置されている。また、動作レバー10は、レバーストッパ31に当接し、駆動凸部17が上方に位置している。ポール8は、ポールストッパ27に当接して上方位置で停止し、ラッチ7とは接触していない。
【0040】
このドアクローザ装置を備えたドア1については、使用者は、ドア1を閉める際には力をいれずにゆっくり閉める動作を行えばよい。そして、ドア1が閉められた際には、ストライカ5がベース3の挿入通路11を通ってロック装置2に対して相対的に左側から右側に移動する。これにより図6に示すように、ストライカ5がラッチ7の係合凹部6に係合し、ラッチ付勢ばね18の付勢力に抗してラッチ7がストライカ5をロックする方向、すなわち、反時計方向に回転される。この際、第二爪15の奥側(右側)の側面によりポール8が一旦押し下げられてラッチ7が回転し、その後、ラッチ7の第二係合部20にポール8の係合端部23が係合してラッチ7がその位置、すなわちハーフロック位置で係止される。
【0041】
そして、ラッチ7がハーフロック位置に移動したことをラッチ位置検出センサ22により検出すると、駆動装置61に動作信号が伝達され、ワイヤ9が牽引される。この際、アウターケーシング56はサブベース45に設けられた係止部59と押え部57とにより浮き上がりのないように確実に係止されているので、係止部59等に過大な負荷が作用することはない。そして、このワイヤ9の牽引により、動作レバー10が時計方向に回転駆動する。このとき、ラッチ7はハーフロック位置にあり従動凸部16が動作レバー10の駆動凸部17のすぐ左側に位置していることから、動作レバー10の時計方向の回転動作により、駆動凸部17がラッチ7の従動凸部16に係合し、図7に示すように、ラッチ7はラッチ付勢ばね18の付勢力に抗してストライカ5をロックする方向、すなわち、反時計方向に更に回転される。この際、第一爪14の奥側(右側)の側面によりポール8が一旦押し下げられてラッチ7が回転し、その後、ラッチ7の第一係合部19にポール8の係合端部23が係合してラッチ7がその位置、すなわちフルロック位置で係止される。
【0042】
そして、ラッチ7がフルロック位置に移動したことをラッチ位置検出センサ22により検出すると、駆動装置61に動作停止信号が伝達されてワイヤ9の牽引力が緩められる。これにより、動作レバー10は、レバー付勢ばね30の付勢力により原位置方向に回転し、レバーストッパ31に当接して原位置に係止される。このとき、動作レバー10の被検知部49が原位置検知スイッチ32の検知部50に当接して動作させるので、動作レバー10が原位置に復帰したことが原位置検知スイッチ32により検知される。
【0043】
一方、閉じた状態のドア1を開く際には、使用者がドアハンドル28(図4及び図5参照)を操作すると、このドアハンドル28に連結された図外のレバーに連動してポール8がラッチ7に対する係合を解除する方向、すなわち係合端部23が下方に移動する方向(時計方向)に所定角度回転される。これにより、ラッチ7の係止状態が解除され、ラッチ7はラッチ付勢ばね18の付勢力によりストライカ5を開放する方向、すなわち時計方向に回転して原位置に復帰する。これにより、ストライカ5に対する係合状態が解除され、ストライカ5は挿入通路11内をロック装置2に対して相対的に右側から左側に移動してドア1が開かれる。
【0044】
(その他の実施形態)
本願のその他の実施形態に関して以下に説明する。上記の実施形態においては、押え部57をベース3に一体的に形成した構成としたが、押え部57の構成はこれに限定されるものではなく、ベース3とは別部材とした構成とすることも可能である。したがって、例えば、ベース3とは別個の部材であって、押え面がアウターケーシング56の表面形状に合致する円筒形状に形成された押え部57を、アウターケーシング56の所定位置をサブベース45の反対側から押さえ得るようにベース3に固定する構成等とすることも可能である。
【0045】
また、上記の実施形態においては、押え部57を、係止部59による係止位置よりもアウターケーシング56の基端部60側の位置に設けた構成としているが、これに限定されるものではなく、押え部57を係止部59による係止位置、すなわち係止部59の基部68に対向する位置に設けることも可能である。
【0046】
また、上記実施形態においては、本発明に係るドアクローザ装置を車両のドア1に適用した場合について説明したが、このドアクローザ装置は、ドアを軽く閉めるだけで確実にロックすることができる装置であるので、そのようなロックを行う必要があるドアに対してであれば車両以外のドアにも適用することが可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るドアクローザ装置によれば、係止部から浮き上がろうとするアウターケーシングを押え部により押えて保持することになるので、前記アウターケーシングの被係止部を確実に係止することができる。したがって、前記アウターケーシングの被係止部の周辺のボディ等の構成部材が破損することを防止できる。更に、前記係止部の開放端側へのアウターケーシングの浮き上がりを防止するために、単に押え部を設けるのみの簡易な構成としているので、ドアクローザ装置の製造コストの低減及びサブベースの係止部に対するアウターケーシングの取り付け作業の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置におけるロック装置の正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置におけるロック装置のベースを取り外した状態を示す正面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置を車両のドアに適用した際の取り付け状態を示すドアの正面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置を車両のドアに適用した際の取り付け状態を示すドアの平面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置のロック装置において、ラッチがハーフロック位置にある状態を示す正面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置のロック装置において、ラッチがフルロック位置にある状態を示す正面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置のロック装置と駆動装置との関係を示す説明図である。
【図9】図1のB−B断面図である。
【図10】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置のワイヤのアウターケーシングの先端部近傍を示す平面図である。
【図11】本発明の実施形態に係るドアクローザ装置におけるアウターケーシングの被係止部を係止するための構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 ロック装置
3 ベース
4 車両本体
5 ストライカ
6 係合凹部
7 ラッチ
8 ポール
9 ワイヤ
10 動作レバー
45 サブベース
46 ボディ
56 アウターケーシング
57 押え部
58 被係止部
59 係止部
60 アウターケーシングの基端部
61 駆動装置
64 ケーシングキャップ
67 圧入突部
68 係止部の基部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a door closer device suitably used for a vehicle door or the like.
[0002]
[Prior art]
As a conventional door closer device for a vehicle, for example, the following configuration is known. That is, such a door closer apparatus is comprised from the locking device main body attached to the door side, and the striker fixed to the vehicle body side. The lock device main body includes a synthetic resin body and a metal base plate attached to the front side thereof, and a concave portion that is closed by the metal base plate is formed on the front side of the synthetic resin body. ing. A latch that engages with the striker and an operation lever that rotates the latch in a direction that engages with the latch and locks the striker are pivotally supported in the recess. As a drive mechanism for the operating lever, a wire connected to the operating lever and an actuator such as a motor for pulling the wire are used. The wire is attached at one end of the outer peripheral edge of the operating lever, wound around the outer peripheral edge of the operating lever, and then extends downward from the other end of the outer peripheral edge. It is taken out through the passage of the resin body and connected to the actuator. Here, the wire has a configuration in which the wire is slidably inserted into the outer casing outside the passage portion of the synthetic resin body, and the distal end portion of the outer casing is inserted through the mounting bracket. It is attached to the passage portion of the synthetic resin body (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
When the door is closed and the latch engaged with the striker is rotated to the half latch position, the wire in the outer casing is pulled by the actuator, the operation lever is rotated, and the latch is rotated to the full latch position. To perform the operation. Here, the path of the wire and the outer casing from the actuator to the lock device main body is difficult to be a straight line and is usually curved to some extent. Therefore, when the wire in the outer casing is pulled by the actuator, the wire is free from sagging because it tries to take the shortest path, and the path of the wire becomes shorter than usual, so that the outer casing The length is relatively long with respect to the wire. As a result, the outer casing causes a load in the pushing direction toward the distal end side of the wire to act on the attachment portion with the synthetic resin body.
[0004]
Therefore, when the operation of pulling the wire and rotating the operation lever is repeatedly performed, stress is repeatedly applied to the attachment portion between the outer casing and the synthetic resin body, and the attachment portion is damaged. There was a problem that there was. On the other hand, in order to prevent such breakage of the mounting portion, if the reinforcing member is provided at the tip of the outer casing or the synthetic resin body, the configuration of the mounting portion becomes complicated and the manufacturing cost increases. Alternatively, there is a problem that the wire attaching operation becomes complicated.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-50047 (page 2-4, FIG. 2)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above problem, and prevents the attachment portion between the outer casing of the wire and the lock device main body from being damaged by repeating the pulling operation of the wire in order to operate the operation lever. Therefore, it is an object of the present invention to provide a door closer device that can simplify the configuration of the mounting portion to reduce the manufacturing cost and facilitate the mounting operation.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A first feature of a door closer device according to the present invention for solving the above-described problem is that, as described in claim 1, the latch engaged with the engaged portion and the wire driven by a wire are used to An operating lever that rotates the latch in a direction to lock the engaged portion; and a base that supports the operating lever. And bowl Is provided at the front end of the outer casing of the wire. And bowl Facing the base Provided to sandwich the outer casing The sub-base is provided with a locking portion for locking the locked portion, On the base, the outer casing locked by the locking portion is pressed, and a load is applied to the distal end portion of the outer casing in a direction in which the hook-shaped portion is separated from the locking portion along the longitudinal direction. In this case, a presser part is provided to contact the hooked part. In that point.
[0008]
Here, the base portion of the locking portion, that is, the portion on the sub-base side can be configured to surround and lock the locked portion of the outer casing, but the opposite side of the base portion of the locking portion is covered with the outer casing. It is necessary to have an open end that is open to insert the locking portion. Therefore, when the wire is pulled and a force in the direction of pushing the outer casing toward the distal end is applied, the outer casing tends to float on the open end side of the locking portion.
[0009]
Therefore, according to the first characteristic configuration, the opposite side of the sub-base across the outer casing, that is, the open end side of the locking portion. To the base Since the presser part is provided, the outer casing which is going to float from the locking part is held by the presser part, so that the locked part of the outer casing can be securely locked. it can. Therefore, it is possible to prevent the structural members such as the body around the locked portion of the outer casing from being damaged. Further, the base is provided with a pressing portion that contacts the hook-shaped portion when a load is applied to the distal end portion of the outer casing along the longitudinal direction in a direction in which the hook-shaped portion moves away from the locking portion. Therefore, it is possible to prevent an excessive load from acting on the locking portion of the sub-base. Furthermore, in order to prevent the outer casing from being lifted to the open end side of the locking portion, a simple structure is simply provided, so that the manufacturing cost of the door closer device can be reduced and the locking portion of the sub-base can be reduced. It is possible to facilitate the operation of attaching the outer casing to the housing.
[0010]
According to a second characteristic configuration of the door closer device according to the present invention, as described in claim 2, in addition to the first characteristic configuration, the pressing portion is formed integrally with the base. It is in.
[0011]
Thereby, the structure for providing the said press part can further be simplified. In addition, since the presser portion can be formed at the same time when the base is manufactured, the manufacturing cost can be further reduced. Furthermore, since only the attachment work of the base is required when assembling the door closer device, and the attachment work of the pressing portion is not required, the assembly work can be facilitated.
[0012]
According to a third characteristic configuration of the door closer device according to the present invention, in addition to the first or second characteristic configuration, the presser portion is more than the locking portion in the outer casing. It is that it is provided in the predetermined position of the base end part side.
[0013]
Here, since the distal end portion of the outer casing is locked as the locked portion, when the wire is pulled and a force in a direction of pushing the outer casing toward the distal end side acts, The base end of the casing is lifted from the locked portion with the locking portion as a fulcrum. Therefore, according to the third characteristic configuration, the outer casing can be pressed on the base end side, so that the outer casing can be prevented from being lifted more efficiently and reliably.
[0014]
According to a fourth feature configuration of the door closer device according to the present invention, in addition to any one of the first to third feature configurations, the locking portion includes a cover of the outer casing. The locking portion is press-fitted and has a press-fitting projection for locking.
[0015]
Accordingly, when the outer casing is attached to the locking portion, the outer casing can be locked only by press-fitting the locked portion, so that the outer casing can be installed even when the base is not attached. The door closer device can be assembled more easily.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a door closer apparatus according to the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment demonstrates the case where the door closer apparatus which concerns on this invention is applied to the door 1 of a vehicle. FIG. 1 is a front view of the locking device 2 in the door closer device according to the present embodiment, FIG. 2 is a front view showing a state in which the base 3 of the locking device 2 is removed, and FIG. FIG. 4 is a front view of the door 1 showing an attachment state when the door closer device is applied to the door 1 of the vehicle, and FIG. 5 is a plan view of such a door 1. is there. As shown in these drawings, the door closer device according to the present embodiment is provided with a striker 5 fixed on the vehicle body 4 side, and a lock device that is provided on the door 1 side and engages and locks the striker 5. 2 and configured.
[0017]
Here, the striker 5 is a U-shaped or U-shaped part that is fixed to the vehicle body 4 side at the door opening of the vehicle. In the present embodiment, the striker 5 is a part that is covered by the present invention. The engaging portion is configured. The locking device 2 includes a latch 7 having an engaging recess 6 that engages with the striker 5, a pole 8 that engages with a predetermined portion of the latch 7 and prevents the latch 7 from rotating in reverse, a wire 9 and an operation lever 10 that is driven through 9 to rotate the latch 7 in a direction to lock the striker 5. In the following description, when “right side” or “left side”, “clockwise direction” or “counterclockwise direction” is simply referred to, the right side or left side in FIG. 1, FIG. 2, FIG. 6 or FIG. Or a clockwise direction or a counterclockwise direction.
[0018]
The latch 7, the operation lever 10, and the pawl 8 constitute an internal mechanism of the lock device 2, and here are supported by a rotating shaft disposed on the base 3. That is, the base 3 is a member for supporting the internal mechanism of the locking device 2 including the latch 7, the operation lever 10, and the pole 8, and is formed in a substantially flat plate shape having a certain thickness here. . In the present embodiment, a pressing portion 57 for pressing the outer casing 56 of the wire 9 integrally with the base 3 is formed. The structure of the presser portion 57 will be described later. The base 3 is formed with an insertion passage 11 into which the striker 5 is inserted when the door 1 is closed. In FIG. 1 or FIG. 2, the striker 5 moves from the left side to the right side in the insertion passage 11 relative to the lock device 2 when the door 1 is closed. The base 3 is preferably used by pressing a metal plate or the like because it needs to have a certain degree of rigidity in order to reliably support the rotating shafts of these internal mechanisms.
[0019]
A sub-base 45 is attached to the opposite side of the base 3 with the internal mechanism of the locking device 2 interposed therebetween. The sub-base 45 is a member for supporting an end portion of the internal mechanism of the lock device 2 including the latch 7, the operation lever 10, and the pole 8 that is not fixed to the base 3 of the rotating shaft. , So as to face the base 3. In the present embodiment, a locking portion 59 for locking the locked portion 58 of the outer casing 56 of the wire 9 is formed on the sub-base 45. The configuration of the locking portion 59 will be described later. Here, the sub-base 45 is formed in a plate shape that is bent into a complicated shape and has screw holes and the like. As the sub-base 45, it is preferable to use a thin metal plate or the like by pressing.
[0020]
A body 46 is attached between the base 3 and the sub base 45. The body 46 is a member provided to hold relatively small parts of the internal mechanism of the locking device 2 such as a latch stopper 21, a pole stopper 27, a lever stopper 31, and an original position detection switch 32 described later. And fixed to the base 3. A cover 12 that covers the internal mechanism is attached to the outer side of the sub-base 45 (on the opposite side of the base 3). Since the body 46 and the cover 12 are formed in a complicated uneven shape, it is preferable to form the body 46 and the cover 12 using a material that can easily process the uneven shape, such as a synthetic resin.
[0021]
The latch 7 is a part for directly engaging and locking the striker 5 fixed on the vehicle body 4 side, and has an engaging recess 6 that engages with the striker 5. The latch 7 is fixed to the base 3. The support shaft 13 is rotatably supported. In the present embodiment, the latch 7 includes a first claw 14 positioned on the front side (left side, hereinafter simply referred to as “front side”) of the striker 5 and a rear side (right side, hereinafter simply referred to as “front side”) of the striker 5. It is formed in a substantially U shape having a second claw 15 located on the “back side”) and an engagement recess 6 formed between the two claws. The base is rotatably coupled to the latch support shaft 13. When the door 1 is open, the latch 7 is in its original position as shown in FIG. 2, and the engaging recess 6 is disposed facing the insertion passage 11 of the base 3. When the door 1 is closed, a part of the striker 5 inserted into the insertion passage 11 of the base 3 engages with the engagement recess 6 and is locked by a predetermined operation. The operation of the locking device 2 at this time will be described later.
[0022]
The latch 7 has a driven convex portion 16 formed so as to protrude from the outer periphery of the base portion on the substantially opposite side of the engaging concave portion 6 across the latch support shaft 13. The driven convex portion 16 is for engaging with the driving convex portion 17 of the operating lever 10 to rotate the latch 7 when the operating lever 10 is rotationally driven. Further, the latch 7 is biased in the direction in which the striker 5 is opened, that is, in the clockwise direction. Here, a substantially arc-shaped arc groove is formed around the latch support shaft 13 in the body 46 through which the latch support shaft 13 passes, and a latch biasing spring 18 composed of a compression spring is inserted into the arc groove, One end of the latch urging spring 18 is locked to a locking pin 54 formed protruding from the back surface of the latch 7 and the other end is in contact with the end of the arc groove. Therefore, when the latch 7 is rotated counterclockwise by the striker 5 or the operation lever 10, it is rotated against the urging force of the latch urging spring 18.
[0023]
6 is a front view of the locking device 2 showing a state where the latch 7 is in the half-lock position, and FIG. 7 is a front view of the locking device 2 showing a state where the latch 7 is in the full-lock position. As shown in these drawings, when the door 1 is closed, the latch 7 engages with the striker 5 and rotates to the half-lock position in the direction in which the striker 5 is locked, that is, counterclockwise. As shown in FIG. 7, it is locked by the pole 8, and then driven by the operating lever 10, and further rotated counterclockwise to the full lock position, and again locked by the pole 8 as shown in FIG. At this time, in order to be able to be suitably engaged with the pole 8, here, a first engagement portion 19 is formed on the front side (left side) in the vicinity of the distal end portion of the first claw 14 of the latch 7. A second engagement portion 20 is formed on the near side (left side) in the vicinity of the tip of the second claw 15. When the latch of the pole 8 with respect to the latch 7 is released, the latch 7 returns to the original position as shown in FIG. 2 by the urging force of the latch urging spring 18 and comes into contact with the latch stopper 21 and stops. To do. The latch stopper 21 is disposed at a position in contact with the front (left) side surface of the first claw 14 in a state where the latch 7 is in the original position.
[0024]
In this way, the latch 7 is locked by the latch stopper 21 or the pole 8 at three positions: the original position, the half lock position, and the full lock position. Therefore, the door closer device is provided with a latch position detecting means for detecting which position the latch 7 is currently in. In the present embodiment, as the latch position detecting means, as shown in FIG. 3, a sensor capable of detecting the position of a predetermined shaft in the rotational direction is provided as a latch position detecting sensor 22 coaxially with the latch support shaft 13. .
[0025]
The pole 8 is a part for preventing the latch 7 from rotating backward by engaging with a predetermined portion of the latch 7. In the present embodiment, the pole 8 has an engagement end portion 23 that engages with the latch 7 at one end, and is rotatably supported with respect to a pole support shaft 24 fixed to the base 3 at its substantially central portion. In addition, the engaging end 23 is biased in the upward movement direction, that is, counterclockwise. Then, the engagement end 23 swings up and down according to the rotation of the latch 7 to engage and release the latch 7. The operation of the pole 8 at this time will be described later. Here, the engaging end portion 23 of the pole 8 is engaged with the latch 7 without being caught by forming one end portion of the pole 8 in a substantially arc shape and making the corner portion a smooth curve. It has a possible shape. The engaging end 23 of the pole 8 is engaged with the first engaging portion 19 when the latch 7 is locked at the half-lock position, and when the latch 7 is locked at the full-lock position. Engage with the second engagement portion 20. The first engaging portion 19 and the second engaging portion 20 of the latch 7 that engages with the engaging end 23 are formed as substantially arc-shaped recesses that match the shape of the engaging end 23. Has been.
[0026]
As a configuration for biasing the pole 8 in the direction in which the engagement end portion 23 moves upward (counterclockwise), here, a pole biasing spring 25 is provided around the pole support shaft 24, and this pole biasing is performed. One end of the spring 25 is attached to a substantially central portion of the pole 8 and the other end is attached to a pole support shaft 24 fixed to the base 3. Further, the pole 8 has a stopper mechanism so that the biasing force of the pole biasing spring 25 prevents the pole 8 from rotating beyond the engagement position with the latch 7 more than necessary counterclockwise. Here, the stopper mechanism includes an extended end portion 26 extended from the other end of the pole 8, that is, the pole support shaft 24 on the side opposite to the side where the engaging end portion 23 is provided, and the extended end. It is comprised by the pole stopper 27 arrange | positioned in the position engaged with the part 26. FIG. When the door 1 is opened, the pawl 8 releases the engagement with the latch 7 in conjunction with a lever (not shown) connected to the door handle 28 (see FIGS. 4 and 5). An operation of rotating a predetermined angle in the direction in which the end portion 23 moves downward (clockwise) is performed.
[0027]
The operation lever 10 is a component that is driven through the wire 9 to rotate the latch 7 in a direction in which the striker 5 is locked. The operation lever 10 has a driving protrusion 17 that engages with the driven protrusion 16 of the latch 7. The lever support shaft 29 fixed to the base 3 is rotatably supported. Here, the driving convex portion 17 is preferably engaged with the driven convex portion 16 of the latch 7 by the clockwise rotation of the operation lever 10 in a state where the latch 7 is in the half-locked position as shown in FIG. It is provided to project at the position to be obtained, that is, the position of the lower end on the rotating side of the operating lever 10 here. Here, the rotation side of the operation lever 10 is a side in the direction in which the operation lever 10 operates to rotate the latch 7 with respect to the lever support shaft 29, and is in FIG. 2 and FIG. This is on the right side of the operating lever 10.
[0028]
The operation lever 10 is urged in the direction opposite to the original position direction, that is, the direction in which the latch 7 is rotated in the lock direction of the striker 5 (counterclockwise direction). In this way, as a biasing means for biasing the operating lever 10 in the original position direction, here, a lever biasing spring 30 is provided around the lever support shaft 29, and one end of the lever biasing spring 30 is operated. The other end of the lever 10 is attached to a lever support shaft 29 fixed to the base 3. Therefore, in the state where the power from the wire 9 stops working, the operating lever 10 returns to the original position as shown in FIG. 2 by the urging force of the lever urging spring 30 and comes into contact with the lever stopper 31 and is locked. The
[0029]
The lever stopper 31 is a stopper for locking the operation lever 10 urged in the original position direction by the urging force of the lever urging spring 30 at the original position. In this embodiment, the operation lever 10 is In the state of being in the original position, the operation lever 10 is disposed at a position in contact with the side surface on the original position side. The lever stopper 31 is preferably composed of a member having a certain degree of elasticity in order to alleviate the impact of the collision when the lever stopper 31 comes into contact with the operating lever 10 returned to its original position and is locked. Specifically, a synthetic resin having elasticity such as vinyl chloride is preferably used as a member constituting such a lever stopper 31. Here, the original position side of the operating lever 10 is the side in the direction in which the operating lever 10 operates when returning to the original position with respect to the lever support shaft 29, and is the left side in FIGS. That's it.
[0030]
Also, an original position detection switch 32 for detecting whether or not the operation lever 10 is in the original position is provided near the original position of the operation lever 10. In the present embodiment, in a state where the operation lever 10 is in the original position, the operation lever 10 is disposed at a position in contact with the original position side (left side) of the lower surface of the operation lever 10. As the original position detection switch 32, various known switches and sensors can be used as long as they can detect the position of the operation lever 10. A contact-type switch that performs detection by contact, such as a limit switch, is used.
[0031]
Here, the operation lever 10 includes two guide plates fixed with a main plate 35 rotatably supported by the lever support shaft 29 and a wire receiving surface 36 formed by an outer peripheral end surface of the main plate 35 interposed therebetween. 39. Then, as shown in FIG. 3, the wire 9 for rotating the operation lever 10 is wound around the wire receiving surface 36 between the two guide plates 39. The wire 9 is integrally provided with a cylindrical engaging convex portion 42 by casting or the like at the tip thereof, and the engaging convex portion 42 is formed on the guide plates 39 on both sides of the operation lever 10. The lever is connected to the operating lever 10 by being inserted into the mating hole 40 and engaged therewith.
[0032]
The wire 9 is housed in the outer casing 56 at the outer portion of the locking device 2, and the inner portion of the locking device 2 is exposed and wound around the operating lever 10 as described above. A locked portion 58 to be locked to a locking portion 59 provided on the sub-base 45 is provided at the distal end portion of the outer casing 56 of the wire 9 corresponding to a boundary portion between the inside and the outside of the locking device 2. Is provided. As shown in FIG. 8, the base end portion 69 of the wire 9 and the base end portion 60 of the outer casing 56 are connected to a drive device 61 that performs the pulling operation of the wire 9. The drive device 61 is a device that pulls the wire 9 in order to rotate the operation lever 10, and includes an actuator such as a motor or an air cylinder. In the present embodiment, the driving device 61 includes a motor 62 and a fan-shaped lever that is rotated by the motor 62, and includes a driving lever 63 around which the base end portion 69 of the wire 9 is wound. Has been. When the wire 9 is pulled by the driving device 61, the operation lever 10 is driven to rotate clockwise as shown in FIG. 7, and the latch 7 is rotated in the direction in which the striker 5 is locked.
[0033]
In this embodiment, the locked portion 58 of the outer casing 56 of the wire 9 is located at the tip of the outer casing 56, that is, at the boundary between the inside and the outside of the locking device 2, as shown in FIGS. It is formed in the casing cap 64 provided in the position, and specifically, it is configured by a ring-shaped groove formed around the casing cap 64. Here, as shown in FIG. 10, the casing cap 64 is a reinforcing member provided at the distal end portion of the outer casing 56, and has a diameter larger than that of the outer casing 56 that is fitted on the distal end portion of the outer casing 56. A slightly larger diameter connecting portion 70 and a large diameter formed between the connecting portion 70 and the groove constituting the locked portion 58. Bowl 71 and this Bowl It has a to-be-latched part 58 formed by a ring-shaped groove formed on the leading end side of 71 and a leading end receiving part 72 formed on the leading end side of the to-be-latched part 58. here, Bowl 71 has a shape having a large diameter so that it can come into contact with the locking portion 59 in a wide area. As the material of the casing cap 64, it is preferable to use a highly rigid material such as metal. Here, in order to prevent the wire 9 from being damaged due to friction between the wire 9 and the sand or dust of the casing cap 64, an elastic member is provided on the distal end side of the distal end receiving portion 72 of the casing cap 64 of the outer casing 56. A packing 65 formed by the above is provided.
[0034]
The locked portion 58 of the outer casing 56 is locked to a locking portion 59 provided on the sub base 45. In the present embodiment, the locking portion 59 is formed in a portion where the tip of the outer casing 56 is located in the sub base 45, and the sub base 45 provided facing the base 3 and substantially parallel thereto. This portion is bent at a right angle, and a substantially U-shaped fitting recess 66 is formed in the portion. Then, the locked portion 58 of the outer casing 56 is fitted into the fitting recess 66, whereby the locked portion 58 is locked to the locking portion 59. At this time, in order to securely lock the locked portion 58 without rattling by the locking portion 59, as shown in FIG. 9, the thickness of the wall portion around the fitting recess 66 of the locking portion 59, The width of the groove constituting the locked portion 58 of the outer casing 56 is set to be approximately the same length, and the wall portion around the fitting recess 66 of the locking portion 59 defines the locked portion 58 of the outer casing 56. It is preferable to fit in the groove to be formed without a gap.
[0035]
Further, the locking portion 59 is provided with a press-fitting protrusion 67 for allowing the locked portion 58 of the outer casing 56 to be press-fitted and locked. The press-fitting protrusion 67 is configured to be press-fitted and locked to the locking portion 59 when the locked portion 58 of the outer casing 56 is locked, so that the locking device 2 is locked even during the assembly of the locking device 2. This is intended to prevent the part 58 from coming off easily and to facilitate the assembly process. In the present embodiment, as shown in FIG. 11, the press-fitting protrusion 67 is formed on one of the wall portions on both sides near the open end where the locked portion 58 is inserted in the fitting recess 66 of the locking portion 59. It is comprised by the formed small processus | protrusion. The small protrusions may be formed on at least one wall near the open end of the fitting recess 66, and can also be formed on the walls on both sides.
[0036]
Further, the opposite side of the sub base 45 with the outer casing 56 interposed therebetween To base 3 A presser portion 57 for pressing the outer casing 56 is provided. The presser 57 is attached to the tip of the outer casing 56. When a load is applied in a direction in which the hook-shaped portion 71 moves away from the locking portion 59 along the longitudinal direction, the hook-shaped portion 71 contacts, It is provided to prevent an excessive load from acting on the locking portion 59 of the sub-base 45 and to prevent the locked portion 58 from being detached from the locking portion 59 due to the load. That is, as shown in FIG. 8, since the path of the wire 9 and the outer casing 56 from the lock device 2 to the driving device 61 is curved, the wire 9 in the outer casing 56 is pulled by the driving device 61. In FIG. 8, the wire 9 has no sagging to take the shortest path, and is shorter than when the path of the wire 9 is not pulled as shown by a two-dot chain line in FIG. Therefore, the length is relatively long. Thereby, the outer casing 56 applies a load in the pushing direction toward the distal end side of the wire 9 to the locking portion 59 and tries to release the load to the opening side of the locking portion 59. The base portion 68 is used as a fulcrum to lift up to the opening side of the locking portion 59, that is, the base 3 side. The holding part 57 prevents such an excessive load from acting on the locking part 59 of the sub-base 45 by pressing the floating of the outer casing 56, and the locked part 58 is separated from the locking part 59. In order to prevent it from coming off, it is provided on the opposite side of the sub-base 45 with the outer casing 56 interposed therebetween.
[0037]
In the present embodiment, the presser portion 57 is formed integrally with the base 3 that is provided on the opposite side of the sub base 45 with the outer casing 56 interposed therebetween so as to be opposed to the sub base 45 and substantially parallel thereto. Specifically, as shown in FIGS. 1, 9, and 11, the presser portion 57 is a flat plate-like portion having a substantially quadrangular planar shape that protrudes to the side of the base 3. 3 is arranged so as to press the vicinity of the distal end portion of the outer casing 56 in FIG. 3 from the opposite side of the sub-base 45, that is, from the opposite side (open side) of the base portion 68 of the locking portion 59.
[0038]
Further, it is preferable that the presser portion 57 is provided at a predetermined position on the base end portion 60 side of the outer casing 56 with respect to the locking portion 59. That is, the outer casing 56 has the base portion 68 of the locking portion 59 as a fulcrum and the base end portion 60 side tends to float, so that the presser portion 57 is positioned closer to the base end portion 60 side of the outer casing 56 than the locking portion 59. By providing in, it becomes possible to suppress the floating of the outer casing 56 efficiently. Therefore, by adopting a configuration in which the outer casing 56 is pressed at a position away from the base portion 68 of the locking portion 59 that is a fulcrum when the outer casing 56 is lifted, the force required to press the outer casing 56 is reduced, and the pressing portion 57 is required. Since the rigidity can be lowered, the pressing portion 57 can be downsized and the configuration can be simplified. In the present embodiment, the presser part 57 is configured to be provided on the base end part 60 side about several cm from the locking position by the locking part 59 of the outer casing 56.
[0039]
Next, operation | movement of the door closer apparatus which concerns on this embodiment is demonstrated. In the state where the door 1 is open, the door closer device is in a state where the latch 7, the operation lever 10, and the pawl 8 are all in their original positions as shown in FIG. In this state, the latch 7 abuts on the latch stopper 21, and the opening portion of the engaging recess 6 is disposed facing the insertion passage 11 of the base 3. Further, the operating lever 10 abuts on the lever stopper 31 and the driving convex portion 17 is positioned above. The pole 8 abuts on the pole stopper 27 and stops at the upper position, and does not contact the latch 7.
[0040]
About the door 1 provided with this door closer apparatus, a user should just perform the operation | movement which closes slowly, without applying force, when closing the door 1. FIG. When the door 1 is closed, the striker 5 moves from the left side to the right side relative to the lock device 2 through the insertion passage 11 of the base 3. As a result, as shown in FIG. 6, the striker 5 engages with the engaging recess 6 of the latch 7, and the latch 7 locks the striker 5 against the urging force of the latch urging spring 18, that is, counterclockwise. Rotated in the direction. At this time, the pole 8 is once pushed down by the back side (right side) of the second claw 15 to rotate the latch 7, and then the engagement end 23 of the pole 8 is connected to the second engagement portion 20 of the latch 7. The latches 7 are engaged and locked in that position, that is, in the half-lock position.
[0041]
When the latch position detection sensor 22 detects that the latch 7 has moved to the half-lock position, an operation signal is transmitted to the drive device 61 and the wire 9 is pulled. At this time, since the outer casing 56 is securely locked by the locking portion 59 and the pressing portion 57 provided on the sub-base 45 so as not to be lifted, an excessive load acts on the locking portion 59 and the like. There is nothing. Then, by pulling the wire 9, the operation lever 10 is rotationally driven in the clockwise direction. At this time, since the latch 7 is in the half-lock position and the driven convex portion 16 is located immediately to the left of the driving convex portion 17 of the operating lever 10, the driving convex portion 17 is rotated by the clockwise rotation of the operating lever 10. Engages with the driven convex portion 16 of the latch 7, and the latch 7 further rotates in the direction of locking the striker 5 against the urging force of the latch urging spring 18, that is, counterclockwise as shown in FIG. Is done. At this time, the pole 8 is once pushed down by the back side (right side) of the first claw 14 to rotate the latch 7, and then the engagement end 23 of the pole 8 is connected to the first engagement portion 19 of the latch 7. The latches 7 are engaged and locked in that position, that is, in the full lock position.
[0042]
When the latch position detection sensor 22 detects that the latch 7 has moved to the full lock position, an operation stop signal is transmitted to the drive device 61, and the traction force of the wire 9 is relaxed. As a result, the operating lever 10 is rotated in the original position direction by the urging force of the lever urging spring 30, contacts the lever stopper 31, and is locked in the original position. At this time, the detected portion 49 of the operating lever 10 is operated by contacting the detecting portion 50 of the original position detecting switch 32, so that the original position detecting switch 32 detects that the operating lever 10 has returned to the original position.
[0043]
On the other hand, when opening the door 1 in the closed state, when the user operates the door handle 28 (see FIGS. 4 and 5), the pawl 8 is interlocked with a lever (not shown) connected to the door handle 28. Is rotated by a predetermined angle in the direction in which the engagement with the latch 7 is released, that is, the direction in which the engagement end portion 23 moves downward (clockwise). As a result, the latched state of the latch 7 is released, and the latch 7 is rotated in the direction in which the striker 5 is opened by the urging force of the latch urging spring 18, that is, clockwise, and returned to the original position. Thereby, the engagement state with respect to the striker 5 is released, and the striker 5 moves in the insertion passage 11 from the right side to the left side relative to the lock device 2 to open the door 1.
[0044]
(Other embodiments)
Other embodiments of the present application are described below. In the above embodiment, the presser portion 57 is formed integrally with the base 3, but the configuration of the presser portion 57 is not limited to this, and is configured as a separate member from the base 3. It is also possible. Therefore, for example, a pressing portion 57 that is a member separate from the base 3 and has a pressing surface that is formed in a cylindrical shape that matches the surface shape of the outer casing 56 is disposed at a predetermined position of the outer casing 56 opposite to the sub base 45. It is also possible to adopt a configuration that is fixed to the base 3 so that it can be pressed from the side.
[0045]
Further, in the above-described embodiment, the presser portion 57 is provided at a position closer to the base end portion 60 side of the outer casing 56 than the locking position by the locking portion 59, but is not limited thereto. Instead, it is also possible to provide the presser portion 57 at a locking position by the locking portion 59, that is, at a position facing the base portion 68 of the locking portion 59.
[0046]
Moreover, in the said embodiment, although the case where the door closer apparatus which concerns on this invention was applied to the door 1 of a vehicle was demonstrated, since this door closer apparatus is an apparatus which can be reliably locked only by closing a door lightly. As long as it is a door that needs to be locked, it can be applied to doors other than the vehicle.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the door closer device according to the present invention, the outer casing that is going to float from the locking portion is pressed and held by the pressing portion, so that the locked portion of the outer casing is surely secured. Can be locked to. Therefore, it is possible to prevent the structural members such as the body around the locked portion of the outer casing from being damaged. Furthermore, in order to prevent the outer casing from being lifted to the open end side of the locking portion, a simple structure is simply provided, so that the manufacturing cost of the door closer device can be reduced and the locking portion of the sub-base can be reduced. It is possible to facilitate the operation of attaching the outer casing to the housing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a locking device in a door closer device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a state in which the base of the lock device in the door closer device according to the embodiment of the present invention is removed.
3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 4 is a front view of the door showing an attachment state when the door closer device according to the embodiment of the present invention is applied to a vehicle door.
FIG. 5 is a plan view of the door showing an attachment state when the door closer device according to the embodiment of the present invention is applied to a vehicle door.
FIG. 6 is a front view showing a state in which the latch is in a half-lock position in the lock device of the door closer device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a front view showing a state in which the latch is in a full lock position in the lock device of the door closer device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a relationship between the lock device and the drive device of the door closer device according to the embodiment of the present invention.
9 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 10 is a plan view showing the vicinity of the distal end portion of the outer casing of the wire of the door closer device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing a configuration for locking the locked portion of the outer casing in the door closer device according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 door
2 Locking device
3 base
4 Vehicle body
5 striker
6 Engaging recess
7 Latch
8 Paul
9 wire
10 Operation lever
45 Subbase
46 body
56 Outer casing
57 Presser foot
58 Locked part
59 Locking part
60 Base end of outer casing
61 Drive unit
64 Casing cap
67 Press-fit protrusion
68 Base of locking part

Claims (4)

被係合部に係合するラッチと、ワイヤを介して駆動されて前記被係合部をロックする方向に前記ラッチを回転動作させる動作レバーと、これらを支持するベースとを備えたドアクローザ装置において、
前記ワイヤのアウターケーシングの先端部には被係止部及び鍔状部が設けられており、
前記ベースに対向して前記アウターケーシングを挟む状態に設けたサブベースには前記被係止部を係止する係止部が設けられており、
前記ベースには、前記係止部で係止されているアウターケーシングを押えるとともに、前記アウターケーシングの先端部に長手方向に沿って前記鍔状部が前記係止部から離れる方向への荷重が作用した場合に前記鍔状部が当接する押え部を設けてあることを特徴とするドアクローザ装置。
In a door closer device comprising: a latch that engages with an engaged portion; an operation lever that is driven via a wire to rotate the latch in a direction that locks the engaged portion; and a base that supports these levers ,
A locked portion and a hook- shaped portion are provided at the tip of the outer casing of the wire,
The sub-base provided in a state of sandwiching the outer casing facing the base is provided with a locking portion that locks the locked portion,
On the base, the outer casing locked by the locking portion is pressed, and a load is applied to the distal end portion of the outer casing in a direction in which the hook-shaped portion is separated from the locking portion along the longitudinal direction. door closing device in which the flange portion is characterized Oh isosamples provided pressing portions abutting when.
前記押え部は、前記ベースに一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載のドアクローザ装置。  The door closer device according to claim 1, wherein the pressing portion is formed integrally with the base. 前記押え部は、前記係止部よりも前記アウターケーシングの基端部側の所定位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のドアクローザ装置。  3. The door closer device according to claim 1, wherein the presser portion is provided at a predetermined position on the base end side of the outer casing with respect to the locking portion. 前記係止部は、前記アウターケーシングの被係止部が圧入されて係止されるようにするための圧入突部を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のドアクローザ装置。  The said latching | locking part has a press-fit protrusion part for making the to-be-latched part of the said outer casing press-fit, and latching. The door closer device described in 1.
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