JP4361066B2 - スポット溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置 - Google Patents

スポット溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数のクランプチャネル中の選択されたクランプチャネルのワーククランプ装置に所属の受け部及びクランプ駒間にワークをクランプさせてスポット溶接機により打点溶接するために、選択されているクランプチャネルにつき順にクランプ及びその確認を行わせると共に、クランプ完了後に予定の打点数だけスポット溶接が行われたのを確認してアンクランプを行わせるようになった溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置のシーケンス制御装置に関するものである。
特許文献1等によりエアシリンダにより開閉駆動されるクランプ駒によりワーク受け部間でワークをクランプするワーククランプ装置は周知である。また、例えば自動車の製造工程において、溶接対象のワークの周囲に複数台のワーククランプ装置を配列して複数のクランプチャネルを構成し、車種により異なるワーク形状に応じて選択的にクランプ作動させた状態で、ポータブル或はロボット式スポット溶接機によりワークに関連部品を打点溶接することが行われている。その際、選択されたクランプチャネルをそれぞれのワーククランプ動作を確認しつつシーケンス制御により順にクランプを行わせる場合、所期のシーケンスプログラムを基に作動するCPUを利用するのが通常である。
特開平9−272032号公報
しかしながら、車種の追加又は選択すべきクランプチャネルの変更或は1個の装置に所属するクランプ駒数の変更を要する場合、入力操作可能なコンピュータとして構成されているとしても、所定の規則に従いコンピュータの入力操作を行わねばならず、またCPUを内蔵の専用装置として構成されている場合、コンピュータプログラムの専門知識を有する者が担当するのが前提になり、その変更作業のコスト上も問題がある。さらに、ワーククランプ装置間で信号の授受を行う配線関係の変更作業も複雑になり、いずれにしても簡単に対応することができない。
本発明は、このような点に鑑みて、冒頭に述べた類の溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置において、複数のワーククランプ装置の溶接目的に応じた選択的な作動或は増設に際して、シーケンス制御の所望の動作条件をスイッチ操作により設定可能にすることを目的とする。
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、複数中から選択されたクランプチャネルのワーククランプ装置の受け部及びクランプ駒間にワークをクランプさせてスポット溶接機により打点溶接するために、選択されたクランプチャネルにつき順にクランプ及びその確認を行わせると共に、クランプ完了後に予定の打点数だけスポット溶接が行われたのを確認してアンクランプを行わせるようになった溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置において、シーケンス制御装置が、マスタユニット(8)と、1個もしくは複数個のサブユニット(2〜4)とで構成され、このサブユニットに、選択した作動すべきクランプチャネル(CH1、CH3・・・)を指示するチャネル指示スイッチ(S23、S24)と、作動すべきクランプチャネルの総数を指示するチャネル総数指示スイッチ(S25)と、打点数を指示する打点数指示スイッチ(S42、S43)とが設けられると共に、チャネル指示スイッチ(S23、S24)及びチャネル総数指示スイッチ(S25)の設定操作に応答してチャネル設定データを作成するチャネル初期設定手段(21)と、各クランプチャネル(CH1、CH3・・・)の作動ごとに所属のクランプ駒(29)が閉鎖するのを検知するクランプ検知センサ(CLS1)の検知信号に応答してマスタユニット(8)へクランプ確認信号を送出するクランプ確認手段(31)と、打点数指示スイッチ(S42、S43)の設定操作に応答して打点数データを作成し、スポット溶接機(38)に付属の打点検知センサ(STRS1)の検知信号をカウントして、打点数の一致が確認されるとマスタユニット(8)へ打点数確認信号を送出する打点数確認手段(41)とを備え、マスタユニット(8)が、サブユニット(2〜4)から転送されたチャネル設定データに従い、クランプ確認信号に応答して順に次のクランプチャネル(CH1、CH3・・・)にクランプ作動指令を行うと共に、総数に相当するクランプ確認信号の入力時点でクランプ完了指令を行い、このクランプ完了指令に応答して入力される打点数確認信号に応答して全クランプチャネル(CH1、CH3・・・)のアンクランプ作動指令を行うことを特徴とする。
マスタユニット(8)は、サブユニット(3)から送出されるクランプ確認信号に応答して、サブユニット(2)でチャネル指示スイッチ(S23、S24)により設定されたチャネル設定データに従い順に次のワーククランプ装置(20)を作動させる。総数データを基に作動すべき全クランプチャネル(CH1、CH3・・・)のクランプ完了を確認し、そのクランプ完了指令に応答してサブユニット(4)から打点数確認信号が送出されるとアンクランプ指令を行う。
ワーク種により作動すべきクランプチャネルが異なり、またクランプ駒数の異なるクランプチャネルが存在する場合、請求項2により、サブユニット(2、3)が、ワーク種を指示するワーク種指示スイッチ(S22)と、クランプ数を指示するクランプ数指示スイッチ(S32)とをパネル面に設けられると共に、チャネル初期設定手段(21)が、ワーク種指示スイッチ(S22)の設定操作に応答して各ワーク種についてのチャネル設定データを作成し、クランプ確認手段(31)が、クランプ数指示スイッチ(S32)の設定操作に応答して各クランプチャネル(CH1、CH3・・・)のクランプ駒数に対応したクランプ数データを作成し、各クランプチャネル(CH1、CH3・・・)の作動ごとにクランプ検知センサ(CLS1)のクランプ数に対応する検知信号の入力を確認してクランプ確認信号を送出する。
ワーク種に対応したワークがセットされたか否かを確認する場合、請求項3により、サブユニット(2)が、受け部(28)に付属のワーク検知センサ(WKS1〜WKS3)のワーク検知信号に応答して、選択されているクランプチャネル(CH1、CH3・・・)の受け部(28)にワーク種に対応した正規のワークがセットされたのを確認してマスタユニット(8)へワークセット確認信号を送出するワークセット確認手段(22)を備え、マスタユニット(8)が、ワークセット確認信号の入力に応答して、順にクランプを行わせる。
ワーククランプ装置の増設・交換によるワーククランプ装置間の配線或はサブユニット側の回路変更を一層簡単に低コストで行うようにするには、請求項4により、サブユニット(1〜4)が、チャネル指示スイッチ(S23、S24)、チャネル総数指示スイッチ(S25)及びチャネル初期設定手段(21)を備えた初期設定用サブユニット(2)と、打点数指示スイッチ(42、43)及び打点数確認手段(41)をそれぞれ備えた打点数管理用サブユニット(4、4)と、複数のワーククランプ装置(20)のそれぞれに専属し、かつ所属のワーククランプ装置(20)に対するクランプ確認手段(31)を備えたクランプ駆動用サブユニット(3〜316)と、マスタユニット(8)に対してクランプ起動指令を行う起動スイッチ(S11)及び非常停止指令を行う非常停止スイッチ(S12)を備えた起動操作用サブユニット(1)との互いに別体の4種類より構成される。
請求項1の発明によれば、作動すべきクランプチャネルの選択及びその総数がサブユニットでスイッチ操作により設定されることにより、マスタユニットは、その任意の設定データに応じて順にクランプチャネルのクランプを進行させて、その総数データによりクランプの完了指令も行うことができ、したがって汎用のコンピュータ或は固有のCPUを利用したシーケンス制御装置の場合のように、コンピュータ操作或はプログラムの知識を要することなく、動作条件の変更をサブユニットでのスイッチ操作もしくはサブユニットの交換で簡単に対応できる。スポット溶接の打点数、クランプ駒数等の動作条件の変更も本体に対する複雑な配線作業を要することなくサブユニット側で容易に対応できる。種々の動作モードのワーククランプを前提にするシーケンス制御装置に対してマスタユニットが共通化される。
その際、請求項2の発明によれば、ワークの種類に応じたクランプチャネルの選択設定及びクランプチャネルにより異なるクランプ数の設定ついてもサブユニットでのスイッチ操作で対応できる。請求項3の発明によれば、ワーク種に対応したワークが実際にセットされた否かがサブユニット側で確認でき、マスタユニットではその信号に応答するだけで済む。設計変更もその回路部分の交換で対応できる。請求項4の発明によれば、サブユニットが適宜分割されることにより、ワーククランプ装置或はスポット溶接機の増設等に際してサブユニットの部分的な交換或は増設により、一層容易、かつ安価に対応できる。
図1乃至図4を基に本発明の実施の形態による溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置を説明する。図3に示すように、自動車製造の溶接工程における複数車種の例えばドアパネルに所属の関連部品を取付ける溶接作業領域には、両側に対向する1対もしくは複数対の受け部28及びクランプ駒29をアクチュエータとしてのエアシリンダ25の進退駆動により開閉させてワークをクランプするワーククランプ装置20が、ワークの標準の周辺形状に対応して例えば16台、即ちCH1〜CH16のクランプチャネルを構成して配列されると共に、2台のポータブルスポット溶接機38が、架空された支持レール35にワークに沿って走行可能にワイヤ36により吊され、作業員により所定の打点数だけスポット溶接するようになっている。
これらの1群のワーククランプ装置20に対するシーケンス制御装置は、メモリに格納されたシーケンスプログラムに従い作動するCPUを内蔵した専用装置であり、溶接作業領域と離れた位置に配置された制御ボックス10に収納されるマスタユニット8と、溶接作業領域の周囲に配置された起動操作用サブユニット1と、マスタユニット8と共に制御ボックス10に収納される初期設定用サブユニット2と、各クランプチャネルのワーククランプ装置20に専属するように、それぞれの周囲に配置されたクランプ駆動用サブユニット3〜316と、溶接作業領域の周囲に配置され、2分割された溶接作業領域にそれぞれ所属する2個の打点数管理用サブユニット4、4とで構成されている。
このような構成に対応して、制御ボックス10と、クランプ駆動用サブユニット3間は信号ケーブル15でコネクタウィ介して接続され、以下関連しない信号を中継しつつクランプ駆動用サブユニット3〜316間が順にケーブル接続される。さらに、その最後のサブユニットと打点数管理用サブユニット4間が接続され、順に打点管理用打点数管理用サブユニット4と起動操作用サブユニット1間が接続され、全てのサブユニットが一筆書き状に接続される。さらに、各チャネルのワーククランプ装置20と、所属のクランプ駆動用サブユニット3〜316は信号ケーブル及びパワーケーブルでそれぞれ接続される。初期設定用サブユニット2は、内部でマスタユニット8にコネクタで着脱自在に接続される。
起動操作用サブユニット1のパネル面には、マスタユニット8に対してシーケンス制御装置の起動指令を行う起動スイッチS11と、非常停止指令を行う非常停止スイッチS12と、それぞれに付属したパイロットランプPL11、PL12と、必要によりアンクランプ指令を行うアンクランプスイッチS13とが、手動操作可能に設けられている。
初期設定用サブユニット2には、シーケンス制御装置の動作モードを指示する動作スイッチS21と、マスタユニット8に対して車種、即ちワーク種に応じて作動すべきクランプチャネルを初期設定するチャネルプログラム用としての車種表示器D21、その文字A〜Dを循環式に表示させるワーク種指示スイッチとして機能する押しボタン式の車種指示スイッチS22、作動すべきクランプチャネルを数値表示するチャネル表示器D22、その数値をアップカウントさせる押しボタン式のチャネル指示スイッチS23及びダウンカウントさせるチャネル指示スイッチS24と、各車種について作動クランプチャネルのチャネル総数プログラム用としてのチャネル総数表示器D23及びその数値を循環式にアップカウントさせるチャネル総数指示スイッチS25と、これらの設定内容を登録するOKスイッチS26、設定内容をリセットするリセットスイッチS27と、これらの各車種の設定内容をマスタユニット8へ転送するのを指示する転送スイッチS28とがパネル表面に手動操作可能に設けられると共に、これらのスイッチの設定操作に応答して、作動すべきクランプチャネルを指示する各車種のチャネル設定データを作成・格納し、転送スイッチS28の操作に応答してマスタユニット8へ転送するチャネル初期設定手段21が内蔵されている。
したがって、初期設定用サブユニット2では、動作スイッチS21を「設定」モードに設定した状態で、車種表示器D21に車種指示スイッチS22で例えば車種記号「A」を表示させて、作動すべき総数8チャネルにつき、チャネル表示器D22に最初のクランプチャネルCH1に対応してチャネル指示スイッチS23で「1」を表示させてOKスイッチS26でチャネル初期設定手段21に登録する。操作過程で必要によりチャネル指示スイッチS24を用いる。続いて、次のCH3に対応して「3」を表示させて登録する。以下、シーケンス動作の順に従い、残りの6クランプチャネル分を順に登録する。その登録後に、チャネル総数表示器D23に、チャネル総数指示スイッチS25でその車種の作動クランプチャネルの総数「8」を表示させてOKスイッチS26でチャネル初期設定手段21に登録する。同様に、続いて、車種記号「B」を表示させて、作動すべきクランプチャネルを順に登録して、その総数を登録する。車種表示器D21に表示されている車種記号の登録済みのチャネル設定データはリセットスイッチS27でリセット可能である。チャネル初期設定手段21は、登録されたクランプチャネル数が、総数に一致するか否かも判断して、不一致の場合エラー表示器PL21にエラー表示を行わせる。
また、初期設定用サブユニット2には、種々の生産指令を行う生産指示ユニット(図示せず)から指令される車種指令信号に応答して作動すべきワーククランプ装置20にセットされたワークが、指示車種に対応しているか否かをOK又はNGにより表示する合否表示器D24が、パネル表面に設けられると共に、複数種類のワークの形状を弁別し得るようにワークセット領域に配置された3個のワーク検知スイッチWKS1、WKS2、WKS3の検知信号を取込んで、その検知信号の有無の組合わせパターンを基に指示された車種、即ちワーク種にワークが一致するか否かを判断するワークセット確認手段22を内蔵している。これにより、動作スイッチS21が「運転」モードに設定されている状態で、ワークが一致していると判断すると、合否表示器D24にOKを表示させると共にマスタユニット8にワークセット確認信号を送出する。
クランプ駆動用サブユニット3〜316のそれぞれには、クランプ数表示器D32及びその数値を循環式にアップカウントさせるクランプ数指示スイッチS32と、登録用のOKスイッチS33と、登録内容消去用のリセットスイッチS34とがパネル面に設けられると共に、これらのスイッチの操作に応じてクランプ数データを作成・格納し、クランプ確認信号等を送出するクランプ確認手段31を内蔵している。クランプ数は、例えばCH1については図示のようにクランプ駒29が1組、CH3については図示のように2組であることによりそれぞれの組数を登録する。
このクランプ確認手段は、クランプ駒29が閉鎖するのを検知するクランプ検知センサCLS1のクランプ検知信号を基に、所属チャネルの指示データも伴うクランプ作動指令に応答して所属のクランプチャネルの全クランプ駒29を閉鎖させ、そのクランプ終了を確認してマスタユニット8に対してクランプ確認信号を送出する。また、このクランプ確認手段は、後述のアンクランプ作動指令に応答して作動した所属のクランプチャネルの全クランプ駒29がクランプ検知センサCLS1を基にアンクランプするのを確認して、所属チャネルのアンクランプ確認信号をマスタユニット8へ送出する。
また、クランプ駆動用サブユニット3〜316には、マスタユニット8からの所属のクランプ作動指令及びアンクランプ作動指令及に応答して、シリンダロッドの前進を検知する前進検知センサCS1及び後退を検知する後退検知センサCS1の検知信号に応答して、所属のクランプチャネルのエアシリンダ25を前進位置及び後退位置に、その駆動部を介して進退制御するアクチュエータ制御手段32がそれぞれ内蔵されている。
さらに、クランプ確認手段31は、前述のようにクランプ検知センサCLS1のクランプ検知信号に応答してクランプ数を判断する際に、不一致であればエラーナンバ表示器D34にその旨を報知する規定のエラーナンバを表示する。例えば2組のクランプ駒29を有するCH3について0個もしくは1個のクランプ検知信号のみが入力する場合、規定のエラーナンバを表示する。アクチュエータ制御手段32もクランプ作動指令及びアンクランプ作動指令に応答して、指示されたクランプチャネルのエアシリンダ25を作動させる際に、前進検知センサCS1又は検知センサCS1の検知信号が発生しない場合、それを意味する規定のエラーナンバを表示する。さらに、アンクランプ作動指令に応答していずれかのクランプ駒29が開放しないのがクランプ検知センサCLS1のクランプ検知信号により確認されると、それを意味する規定のエラーナンバを表示する。
2個の打点数管理用サブユニット4,4のそれぞれには、打点数プログラム用としての車種表示器D41、そのアップカウント式の車種指示スイッチS41と、各車種の分担領域の打点数を数値表示する打点数表示器D42及びその数値をアップカウント及びダウンカウント式の打点数指示スイッチS42、S43と、設定内容を登録するOKスイッチS44と、そのリセットスイッチS45とが、パネル表面に設けられると共に、作業している車種について打点数が予定の打点数に一致したのが確認されると、マスタユニット8に対して打点数確認信号を送出する打点数確認手段41が内蔵されている。
この打点数確認手段は、初期設定として、車種表示器D41に表示させた車種について、打点数指示スイッチS42、S43で打点数表示器D42に表示させた予定の打点数をOKスイッチS44で登録させて打点数データとしてを格納すると共に、ポータブルスポット溶接機38に付属した打点検知センサSTRS1の検知信号を付属のカウンタ42でカウントして、そのカウント値が打点数データに一致するのを確認する。この検知信号は、ポータブルスポット溶接機38がクランプ完了指令に応答して作動可能になった後において、作業員の操作により打点溶接が行われるごとに発生される。
この打点数管理用サブユニットは、2個で構成されていることにより、溶接作業領域を2分割して2人で溶接作業をすることができ、また左右対称のワーク、例えば左右のサイドドアが同時に搬入されてクランプされる場合に、それぞれの打点数を独自に管理して1人で作業することも可能になる。但し、別の実施の形態として1個又は3個以上で構成することもできる。
マスタユニット8は、車種に対応する作動クランプチャネルに関連するチャネル設定データを取込んで、そのうちの車種指令信号に対応するチャネル設定データを基にサブユニット2〜4間で信号を授受しつつクランプチャネルの登録順に従いシーケンス制御を行う。総数に対応する最後のクランプチャネルのクランプ作動指令に応答してクランプ確認信号が送出されてくると、スポット溶接機38に対してクランプ完了指令を行って作動可能にする。打点数管理用サブユニット4、4は、それぞれの打点数が予定数に達すると、打点数OK表示器PL41を点灯させると共に、所属のポータブルスポット溶接機38を作動不能にし、さらに打点数確認信号をそれぞれ送出する。この状態で、マスタユニット8は、双方の打点数確認信号の入力を確認して全クランプチャネルにアンクランプ作動指令を行ってクランプ駆動用サブユニット3を介して全ワーククランプ装置20のエアシリンダ25を後退駆動させる。
即ち、マスタユニット8は所望に設定されたチャネル設定データを取込んで、クランプ確認信号の入力時にそのクランプチャネルの次のクランプチャネルを順に指示してクランプ作動指令を行い、その指令回数が総数に達すると、クランプ完了指令を行うようにプログラムされている。マスタユニット8のパネルに設けられたチャネル表示器9には、逐次シーケンス動作が終了したクランプチャネルが表示される。このチャネル表示器9には、所定の時間内に打点数確認信号が入力しない場合にも数値で異常表示を行う。
このように構成されたマスタユニット8は、チャネル設定データ及びシーケンスを逐次確認する確認信号を供給するサブユニット1〜4が付属するのを前提に、種々のスポット溶接作業に際してのワーククランプに対して共用可能になる。
後発的に車種数或は作動すべきワークチャネルが変更される場合、初期設定用サブユニット2で動作スイッチS21を「設定」に設定して新たに設定されたチャネル設定データをマスタユニット8に転送する。対応して、ワークの形状を弁別するためにワークセット確認手段22のワーク検知信号の処理の変更を要する場合、付設の切換手段で切換を行い、必要によりワーク検知スイッチの追加・変更を行う。ワーククランプ装置20を増設する場合、そのクランプ駆動用サブユニット3を増設して既存のサブユニット間に信号線を配線し、またマスタユニット8側でのコンピュータプログラムの変更或は配線変更を不要にしてクランプ数の変更設定も行なえる。同様に、後発的にワーク種の追加或は打点数が変更される場合にも、打点数管理用サブユニット4,4での再設定のみで対応できる。
このように構成されたスポット溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置の動作は、次の通りである。初期設定として、動作スイッチS21を「設定」モードに設定した状態で、初期設定用サブユニット2においてスイッチ操作により各車種に対する作動すべきクランプチャネル及びその総数を設定させ、そのチャネル設定データを格納しておく。また、クランプ駆動用サブユニット3〜3にそれぞれのクランプ数を、さらに打点数管理用サブユニット4,4にそれぞれの打点数を設定しておく。
これにより、動作スイッチS21を「動作」モードに設定した状態で、シーケンス制御が作動可能となり、起動スイッチS11の起動指令により、図4に示すように、所定の周期でシーケンス動作を行う。車種指令信号により、格納済みのチャネル設定データ中の対応車種のものを選択し、ワークセット確認信号の入力に応答して最初の作動クランプチャネルに対してクランプ作動指令を行う。異種のワークがセットされた場合、合否表示器D24にNGを表示させる。OKによりクランプ確認信号が逐次入力すると、次のクランプチャネルへのクランプ作動指令を行う。総数に達したのを確認して、最後のクランプチャネルのクランプ作動指令を行った時点で、クランプ確認信号が入力すると、双方のポータブルスポット溶接機38にクランプ完了指令を行って打点可能状態にする。その打点溶接により双方の打点数確認信号が入力すると、アンクランプ作動指令を行って全てのクランプチャネルをアンクランプさせる。
その過程で、マスタユニット8の表示器9には、動作済みのクランプチャネルが逐次更新表示され、クランプ確認信号が入力しない場合、その時点でシーケンス動作は停止して、チャネル表示器9のチャネル表示が更新されないことによりそのクランプチャネルが確認でき、また最後のクランプチャネルの表示を基にクランプ動作の完了も確認できる。クランプ及びアンクランプの異常は所属のエラーナンバ表示器D34に表示される。打点数確認信号が通常の作業時間内に入力しない場合、チャネル表示器9を用いて異常表示が行われる。
車種の追加、作動ワークチャネルの選択、或はチャネル数の変更を要する場合、初期設定用サブユニット2で再設定し、ワーククランプ装置の交換によりクランプ数が変更になる場合、所属のクランプ駆動用サブユニット3で再設定し、いずれかの車種に対する打点数を変更する場合には、所属の打点数管理用サブユニット4で再設定する。ワーククランプ装置20を増設する場合、クランプ駆動用サブユニット3を増設して、新たなチャネル番号を設定して置く。その際、追加により他のサブユニットのチャネル番号をずらすことも可能であり、対応して初期設定用サブユニット2の再設定を行う。いずれもマスタユニット8のプログラムもしくは外部設定は不要にできる。同種の溶接設備を別の場所に新たに増設する場合、同一構成の共通のマスタユニット8を用いて、付属のサブユニット2〜4を相応に設定するだけで済む。
尚、前述の実施の形態では自動車の製造工程でのワークのクランプについて説明したが、本発明は複数台を選択的に作動させたクランプ状態でスポット溶接を行うようになったその他の種々のワーク用のワーククランプ装置に適用できる。また、本発明は、打点管理をクランプ完了の都度行うのを前提にしたロボット式等の他種のスポット溶接機用としても実施可能である。
本発明の実施の形態によるスポット溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置の回路構成を説明する図である。 同回路構成の一部の詳細構成を説明する図である。 同シーケンス制御装置のサブユニットの配列状態を説明する図である。 同シーケンス制御装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 起動操作用サブユニット
2 初期設定用サブユニット
〜316 クランプ駆動用サブユニット
,4 打点数管理用サブユニット
8 マスタユニット
9 チャネル表示器
20 ワーククランプ装置
28 受け部
29 クランプ駒
38 ポータブルスポット溶接機
S1 後退検知センサ
S1 前進検知センサ
CLS1 クランプ検知センサ
D21、D41 車種表示器
D22 チャネル表示器
D23 チャネル総数表示器
D24 合否表示器
D32 クランプ数表示器
D34 エラーナンバ表示器
D42 打点数表示器
S11 起動スイッチ
S13 アンクランプスイッチ
S22、S41 車種指示スイッチ
S23、S24 チャネル指示スイッチ
S25 チャネル総数指示スイッチ
S32 クランプ数指示スイッチ
S42、S43 打点数指示スイッチ
STRS1 打点検知センサ
WKS1、WKS2、WKS3 ワーク検知スイッチ

Claims (4)

  1. 複数中から選択されたクランプチャネルのワーククランプ装置の受け部及びクランプ駒間にワークをクランプさせてスポット溶接機により打点溶接するために、選択されたクランプチャネルにつき順にクランプ及びその確認を行わせると共に、クランプ完了後に予定の打点数だけスポット溶接が行われたのを確認してアンクランプを行わせるようになった溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置において、
    シーケンス制御装置が、マスタユニットと、1個もしくは複数個のサブユニットとで構成され、
    このサブユニットに、選択した作動すべきクランプチャネルを指示するチャネル指示スイッチと、作動すべき前記クランプチャネルの総数を指示するチャネル総数指示スイッチと、打点数を指示する打点数指示スイッチとが設けられると共に、前記チャネル指示スイッチ及び前記チャネル総数指示スイッチの設定操作に応答してチャネル設定データを作成するチャネル初期設定手段と、前記各クランプチャネルの作動ごとに所属のクランプ駒が閉鎖するのを検知するクランプ検知センサの検知信号に応答して前記マスタユニットへクランプ確認信号を送出するクランプ確認手段と、前記打点数指示スイッチの設定操作に応答して打点数データを作成し、スポット溶接機に付属の打点検知センサの検知信号をカウントして、打点数の一致が確認されると前記マスタユニットへ打点数確認信号を送出する打点数確認手段とを備え、
    前記マスタユニットが、前記サブユニットから転送された前記チャネル設定データに従い、前記クランプ確認信号に応答して順に次の前記クランプチャネルにクランプ作動指令を行うと共に、前記総数に相当する前記クランプ確認信号の入力時点でクランプ完了指令を行い、このクランプ完了指令に応答して入力される前記打点数確認信号に応答して前記全クランプチャネルのアンクランプ作動指令を行うことを特徴とする溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置。
  2. サブユニットが、ワーク種を指示するワーク種指示スイッチ、クランプ数を指示するクランプ数指示スイッチとをパネル面に設けられると共に、チャネル初期設定手段が、前記ワーク種指示スイッチの設定操作に応答して前記各ワーク種についてのチャネル設定データを作成し、クランプ確認手段が、前記クランプ数指示スイッチの設定操作に応答して各クランプチャネルのクランプ駒数に対応したクランプ数データを作成し、前記各クランプチャネルの作動ごとにクランプ検知センサの前記クランプ数に対応する検知信号の入力を確認してクランプ確認信号を送出することを特徴とする請求項1記載の溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置。
  3. サブユニットが、受け部に付属のワーク検知センサのワーク検知信号に応答して、選択されているクランプチャネルの前記受け部にワーク種に対応した正規のワークがセットされたのを確認してマスタユニットへワークセット確認信号を送出するワークセット確認手段を備え、
    前記マスタユニットが、前記ワークセット確認信号の入力に応答して、順にクランプを行わせることを特徴とする請求項1記載の溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置。
  4. サブユニットが、チャネル指示スイッチ、チャネル表示器及びチャネル初期設定手段を備えた初期設定用サブユニットと、打点数指示スイッチ、打点数表示器及び打点数確認手段を備えた打点数管理用サブユニットと、複数のワーククランプ装置のそれぞれに専属し、かつ所属の前記ワーククランプ装置に対するクランプ確認手段を備えたクランプ駆動用サブユニットと、マスタユニットに対してクランプ起動指令を行う起動スイッチ及び非常停止指令を行う非常停止スイッチを備えた起動操作用サブユニットとの互いに別体の4種類より構成されたことを特徴とする請求項1記載の溶接用ワーククランプ装置のシーケンス制御装置。
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