JP4361042B2 - 音出力装置、音出力方法、音出力プログラム、および音出力プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

音出力装置、音出力方法、音出力プログラム、および音出力プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、音出力装置、音出力方法、音出力プログラム、および音出力プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関し、特に、音量を操作する音出力装置、音出力方法、音出力プログラム、および音出力プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
特許文献1は、映像信号の検波や増幅などを行なう映像増幅部と、ブラウン管と、テレビ音声信号の検波や増幅などを行なう音声増幅部と、テレビ音声を出力するスピーカとからなるテレビ受像装置に、電話回線により送受信される音声信号の増幅を行なう電話増幅部と、着信呼出し信号などのデータ信号を処理するマイクロコンピュータと、マイクロホンおよびスピーカなどなどからなる通話装置を備えた構成を有し、外線や内線からの呼出しがあると、マイクロコンピュータから音声増幅部に消音信号を出力し、テレビ音声を自動的に消音させる電話機能付テレビ受像器を開示する。
特許文献1に開示された発明によると、テレビ受像機を動作させているときに外線や内線から呼出しがかかっても、着信音をはっきり聞こえさせることができる。
特許文献2は、同種類の出力を有する少なくとも2つの機器と、各機器と通信可能な制御サーバとを含む機器操作システムを開示する。各機器は、自機の出力状態に変化があることを示す通知信号を制御サーバへ送信する通信部を備える。制御サーバは、ある機器の出力状態と、当該機器が当該出力状態である場合において他の機器がとるべき出力状態とを対応付けた制御ルールを格納する制御ルール格納部と、各機器の設置位置に関連して設定される位置情報を取得する取得部と、各機器のいずれかから通知信号を受信したことに応じて、当該通知信号を送信した機器以外の機器である対象機器がとるべき出力状態を制御ルールおよび位置情報に基づいて決定する決定部と、決定部によって決定された出力状態となるように対象機器を操作する操作部とを備える。
特許文献2に開示された発明によると、同種の機器が複数設置される場合において、ユーザに余計な操作を行なわせることなく機器間の動作を調整することができる。
特開平2−10969号公報 特開2004−236296号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に開示された発明では、特定の機器の存在を想定した環境でなければ、ユーザに音をよく聞かせることが難しいという問題点がある。現実に人間が生活する環境には、テレビや冷蔵庫その他の家電、インターホン、ガス警報機、パソコン、携帯電話、カーステレオ、ETC(Electronic Toll Collection)装置、あるいはカーナビゲーションシステムなど、多くの音源がある。これらの音源は、ある特定の空間において、人間の意志に従って設置される。これらの音源の、追加、削除、あるいは移動のタイミングに制約は設けられていない。音源の設置などが制限されていない環境の下では、今後発生する音源との連携が困難である。特許文献2に開示された発明のように、サーバ装置に各機器の情報を集め、サーバ装置が機器を連携させるシステムであれば、今後発生する音源との連携は可能である。しかし、サーバ装置が機器を連携させる場合、サーバ装置が予めその場に設置されていること、および音源がサーバの制御に従うことが前提となる。家電その他長期にわたり利用される機器が多い環境の下では、サーバに機器を連携させることが困難になる可能性がある。各機器の仕様が大きく変化すると予想されるためである。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができる音出力装置、音出力方法、音出力プログラム、および音出力プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、音出力装置は、出力手段と、受信手段と、記憶手段と、判定手段と、決定手段と、制御手段とを含む。出力手段は、音を出力する。受信手段は、出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信する。記憶手段は、出力手段の位置と音量と音源の位置とを記憶する。判定手段は、音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、音源および出力手段について、ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する。決定手段は、受信手段が受信した情報が表わす関係と、音源が出力する音のレベルに対する出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、出力手段が出力する音の音量を決定する。制御手段は、決定手段が決定した音量で音を出力するように、出力手段を制御する。
また、上述の受信手段は、音源の優先度を表わす情報の他に、音量を表わす情報、音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信するための手段を含むことが望ましい。あわせて、記憶手段は、音源の優先度と共に、出力手段の位置と音量と音源の位置とを記憶するための手段を含むことが望ましい。あわせて、決定手段は、優先度の高さが閾値を越えるか否かと、音源のレベルに対する出力手段のレベルの関係とが対応するように、出力手段が出力する音の音量を決定するための手段を含むことが望ましい。
もしくは、上述の音量を決定するための手段は、優先度の高さが閾値を越える音源のレベルが、出力手段のレベル以上となるように、出力手段が出力する音の音量を決定するための手段を含むことが望ましい。
もしくは、上述の決定手段は、出力手段の位置からユーザがいる位置までの距離と、音源のレベルに対する出力手段のレベルの関係とが対応するように、出力手段が出力する音の音量を決定するための手段を含むことが望ましい。
また、上述の記憶手段は、同一の音源についての、受信手段が受信した情報が表わす音源の位置と記憶済みの情報が表わす音源の位置とが異なる場合、受信手段が受信した情報を記憶するための手段を含むことが望ましい。
本発明の他の局面にしたがうと、音出力方法は、出力ステップと、受信ステップと、記憶ステップと、判定ステップと、決定ステップと、制御ステップとを含む。出力ステップは、音を出力するための出力手段が音を出力する。受信ステップは、出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信する。記憶ステップは、出力手段の位置と音量と音源の位置とを記憶する。判定ステップは、音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、音源および出力手段について、ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する。決定ステップは、受信ステップにて受信した情報が表わす関係と、音源が出力する音のレベルに対する出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、出力手段が出力する音の音量を決定する。制御ステップは、決定ステップにて決定した音量で音を出力するように、出力手段を制御する。
本発明の他の局面にしたがうと、音出力プログラムは、出力ステップと、受信ステップと、記憶ステップと、判定ステップと、決定ステップと、制御ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させる。出力ステップは、音を出力するためのコンピュータの出力手段が音を出力する。受信ステップは、出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信する。記憶ステップは、出力手段の位置と音量と音源の位置とを記憶する。判定ステップは、音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、音源および出力手段について、ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する。決定ステップは、受信ステップにて受信した情報が表わす関係と、音源が出力する音のレベルに対する出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、出力手段が出力する音の音量を決定する。制御ステップは、決定ステップにて決定した音量で音を出力するように、出力手段を制御する。
本発明の他の局面にしたがうと、記録媒体は、音出力プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体である。音出力プログラムは、出力ステップと、受信ステップと、記憶ステップと、判定ステップと、決定ステップと、制御ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させる。出力ステップは、音を出力するためのコンピュータの出力手段が音を出力する。受信ステップは、出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信する。記憶ステップは、出力手段の位置と音量と音源の位置とを記憶する。判定ステップは、音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、音源および出力手段について、ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する。決定ステップは、受信ステップにて受信した情報が表わす関係と、音源が出力する音のレベルに対する出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、出力手段が出力する音の音量を決定する。制御ステップは、決定ステップにて決定した音量で音を出力するように、出力手段を制御する。
本発明に係る音出力装置、音出力方法、音出力プログラム、および音出力プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体は、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係る機器の動作について説明する。
図1を参照して、本実施の形態に係る音響システムは、カーペット100と、テレビ102と、ガス警報器104とを含む。カーペット100、テレビ102、およびガス警報器104は、10m四方の部屋に設置されている。カーペット100は、敷物であり、かつユーザ106の位置を検出する機器である。テレビ102は、ユーザ106に対し映像および音声を提供する機器である。ガス警報器104は、ガス漏れを検知すると、ガス漏れが生じたことをユーザ106に報知する機器である。本実施の形態において、カーペット100は第1種機器の一種である。本実施の形態においてテレビ102およびガス警報器104は第2種機器の一種である。
図2を参照して、第1種機器は、取得装置110と、検知モジュール112と、通信装置114と、登録装置116と、記憶装置118とを含む。取得装置110は、自らの位置の情報を取得する装置である。本実施の形態の場合、取得装置110は、ディップスイッチを含む。取得装置110は、ユーザが行なったディップスイッチの設定を検出することにより、自らの位置の情報を取得する。なお、取得装置110は、無線タグにより自らの位置を取得してもよい。
検知モジュール112は、ユーザ106の位置を検知するモジュールである。カーペット100の検知モジュール112は、カーペット100の内部に張り巡らされた圧力センサを含む、カーペット100の検知モジュール112は、どの圧力センサが圧力を検知したかに基づき、ユーザ106の位置を検知する。
通信装置114は、同期データベース(同期データベースについては後述する)の内容を同期させるため、他の第1種機器や第2種機器と通信する装置である。もし、他の第1種機器や第2種機器との通信が途絶えているならば、同期データベースの内容は、通信が途絶えたときの内容のまま保持される。
登録装置116は、取得装置110、検知モジュール112、および通信装置114が取得した情報を、記憶装置118の同期データベースに登録する装置である。本実施の形態の場合、登録装置116は、音が発生したり、音量が変化したり、新たに第1種機器または第2種機器が通信を開始したとき、情報を同期データベースに登録する。併せて、登録装置116は、所定の周期(本実施の形態の場合1秒)ごとに取得装置110、検知モジュール112、および通信装置114が取得した情報を登録する装置でもある。
記憶装置118は、同期データベースを記憶する。図3は、本実施の形態に置ける同期データベースの構造を表わす図である。同期データベースは、機器についてのデータベースと、人についてのデータベースとを含む。機器についてのデータベースは、機器名と、X座標と、Y座標と、音量(設定)と、優先度とを含む。「機器名」は、各機器を識別するための情報である。「X座標」は、各機器の位置をXY座標で表わした場合の、X座標の値である。「Y座標」は、各機器の位置をXY座標で表わした場合のY座標の値である。「音量(設定)」は後述する制御モジュール120が決定した音量を表わす。「優先度」は音響システムを構成する各機器の間での優先度を表わす。本実施の形態の場合、機器についての情報は、いずれも第2種機器についての情報である。人についての情報は、X座標とY座標とを含む。「X座標」は、人(図1の場合ユーザ106)がいる位置をXY座標で表わした場合のX座標の値を表わす。「Y座標」は、人がいる位置をXY座標で表わした場合のY座標を表わす。なお、本実施の形態の場合、図1に示した領域の左上を(0,0)とする。図1に示した領域の右下を(10,10)とする。
図4を参照して、第2種機器は、取得装置110と、通信装置114と、登録装置122と、記憶装置118と、制御モジュール120と、実行回路124と、出力装置126とを含む。
制御モジュール120は、ユーザの操作に応じて、音量を設定する。テレビ102の場合、前面パネルの音量を調整するボタンやそのボタンの操作に応じて音量を設定するモジュールが制御モジュール120に当る。制御モジュール120は、優先度を設定するモジュールでもある。
登録装置122は、取得装置110、制御モジュール120、および通信装置114が取得した情報を、記憶装置118の同期データベースに登録する装置である。図5は、登録装置122が情報を登録するためのシーケンスを表わす図である。本実施の形態の場合、登録装置122は、音が発生したり、音量が変化したり、新たに第1種機器または第2種機器が通信を開始したとき、情報を同期データベースに登録する。併せて、登録装置122は、所定の周期(本実施の形態の場合1秒)ごとに取得装置110、制御モジュール120、および通信装置114が取得した情報を登録する装置でもある。
実行回路124は、記憶装置118の同期データベースの内容に基づいて、出力装置126が実際に出力する音の音量を制御する回路である。図6は、実行回路124が同期データベースの内容に基づき、音量を制御する動作を表わすシーケンス図である。本実施の形態の場合、実行回路124は、所定の周期(本実施の形態の場合1秒)で出力装置126を制御する。実行回路124は、後述する判定や算出などを実施する回路でもある。
出力装置126は、実行回路124の制御に応じて、実際に音を出力する装置である。出力装置126は、スピーカを含む。
なお、その他のハードウェア構成については前述の第1種機器と同じである。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
本実施の形態に係る第1種機器および第2種機器は、図7に示すコンピュータハードウェアと各機器に固有の機能を果たすための図示しない装置などによって実現される。図7に示すコンピュータハードウェアは、CPU(Central Processing Unit)130と、ROM(Read Only Memory)132と、RAM(Random Access Memory)134と、通信処理部136と、スピーカ138と、アンテナ140と、メモリカードリーダ142とを含む。
CPU130は、プログラムを実行する。ROM132は、各機器に固有の機能を実現するためのプログラムを記憶する。RAM134は、CPU130がプログラムを実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信処理部136は、アンテナ140を用いて、他のコンピュータハードウェアとの間で通信する。スピーカ138は、音を出力する。スピーカ138は、図7に示すコンピュータハードウェアの、音を出力するための装置である。アンテナ140は、電波を出力し、かつ電波を電気信号に変換する。メモリカードリーダ142は、メモリカード150が記憶した情報を読出す。
本実施の形態に係る音響システムを構成する各機器は、図7に示したコンピュータハードウェアとCPU130により実行されるソフトウェアとにより実現される。特に、後述する制御はいずれも図7に示したコンピュータハードウェアとCPU130により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、メモリカード150などの記録媒体に格納されて流通し、メモリカードリーダ142などにより記録媒体から読取られてRAM134に一旦格納される。さらに上述したCPU130により実行される。上述したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、メモリカード150などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
図8を参照して、第2種機器で実行されるプログラムは、同期データベースの更新に関し、以下のような制御を実行する。
ステップ200(以下、ステップをSと略す。)にて、通信装置114は、他の第1種機器および第2種機器(すなわち出力装置126とは異なる音源)と通信する。通信される情報には、それら音源の優先度を表わす情報の他に、それら音源の音量を表わす情報、それら音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報が含まれる。
S202にて、登録装置122は、受信した情報を記憶装置118の同期データベースに登録する。これにより、同期データベースが更新される。
S204にて、登録装置122は、同期データベースの更新を終了するか否かを判断する。更新を終了すると判断した場合(S204にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S204にてNO)、処理はS200へと移される。
図9を参照して、第2種機器で実行されるプログラムは、音量の調節に関し、以下のような制御を実行する。
S210にて、実行回路124は、記憶装置118の同期データベースの内容を読出す。内容が読出されると、実行回路124は、他の第2種機器の出力装置126から音が出ているか否かを判断する。この判断は、同期データベースのうち「音量(設定)」という情報に基づいて行なわれる。他の機器から音が出ている場合(S210にてYES)、処理はS212へと移される。もしそうでないと(S210にてNO)、処理はS210へと戻される。S212にて、実行回路124は、各機器の「レベル」を判定する。図10を参照して、「レベル」について説明する。
一般に、音が発生している場合、発生源となる機器から離れるほど音は小さく聞こえる。理想的な場合、音量は音源からの距離の2乗に反比例して減衰する。本実施の形態の場合、音量に対応する3種類の閾値を予め定める。その閾値によって区切られる音量の範囲を、それぞれ「よく聞こえる」、「普通に聞こえる」、「かすかに聞こえる」、「聞こえない」と称する。本実施の形態の場合、ユーザがいる位置における音量の範囲を「レベル」と称する。本実施の形態に係る図において、音源を中心とする円は、レベルが等しい領域の境界線を表わす。音源を中心とする円のうち、実線で描かれた円が囲む領域は、レベルが「よく聞こえる」となる領域である。音源を中心とする円のうち、目の粗い破線で描かれた円が囲む領域は、レベルが「普通に聞こえる」となる領域である。音源を中心とする円のうち、目の細かい破線で描かれた円が囲む領域は、レベルが「かすかに聞こえる」となる領域である。レベルを決定するための閾値の求め方は、コンピュータハードウェアにより決定できるものであれば、特に制限されない。本実施の形態の場合、レベルの分布は、各機器を中心とする同心円によって表わされることとする。
S214にて、実行回路124は、音量を変えるか否かを判断する。本実施の形態の場合、実行回路124は、自分自身を除く第2種機器の音量と優先度とに基づいて、音量を変えるか否かを判断する。たとえば、図11の場合、ガス警報器が発する音のレベルは図11に示す人にとって「かすかに聞こえる」である。これに対し、テレビが発する音のレベルは「普通に聞こえる」である。このような場合、ガス警報器の優先度がテレビの優先度よりも高ければ、テレビからの音のレベルが「かすかに聞こえる」となるように、音量は変えられる。このことは、実行回路124が、次の要件を満たす場合、音量を変えることを意味する。その要件とは、実行回路124自身が含まれる第2種機器よりも優先度が高い第2種機器が音を出しており、人にとって、その第2種機器からのレベルが、実行回路124自身が含まれる第2種機器の出力装置126からのレベルよりも低いという要件である。図11のような場合であれば、図12のように、テレビの音量を下げることにより、どの機器が発する音のレベルも人にとって「かすかに聞こえる」に該当することとなる。音量を変える場合(S214にてYES)、処理はS216へと移される。もしそうでないと(S214にてNO)、処理はS210へと移される。
S216にて、実行回路124は目標となるレベルを決定する。実行回路124は、各機器の位置と音量と人の位置とに基づいて、各第2種機器の人に対するレベルを自ら算出した後、目標となるレベルを決定する。目標となるレベルは、自らが含まれる第2種機器よりも優先度が高い第2種機器のレベルが、自らが含まれる第2種機器のレベルよりも高くなるように、決定される。
S218にて、実行回路124は、自らがS216にて決定したレベルを逆算することにより、実際に出力装置126が出力する音量を算出する。これにより、実行回路124は、優先度の高さが閾値(第2種機器自身の優先度)を越えるか否かと、音源のレベルに対する出力装置126のレベルの関係とが対応するように、出力装置126が出力する音の音量を決定することとなる。本実施の形態の場合、実行回路124は、優先度の高さが閾値(第2種機器自身の優先度)を越える音源のレベルが、出力装置126のレベル以上となるように、出力装置126が出力する音の音量を決定することとなる。S220にて、実行回路124は、出力装置126を制御することにより、音量を変える。
S222にて、実行回路124は、音量の制御を終了するか否かを判断する。音量の制御を終了する場合(S222にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S222にてNO)、処理はS210へと移される。
以上のような構造およびフローチャートに基づき、図1に示す音響システムにおいて、テレビ102より優先度が高いガス警報器104が鳴った場合に、ガス警報器104の警告音を聞こえやすくするための動作について説明する。以下の説明において、図1の人106は、テレビ102から出力されている音を聞いていることとする。
[同期データベースの更新について]
第2種機器であるテレビ102およびガス警報器104の通信装置114は、それぞれ出力装置126とは異なる音源の優先度を表わす情報の他に、それら音源の音量を表わす情報、音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を通信する(S200)。優先度などが通信されると、登録装置122は、受信した情報を記憶装置118の同期データベースに登録する(S202)。
図13は、情報が登録された後の同期データベースの内容と実際に各機器が出力している音の音量(図13の場合「音量(出力)」)とを表わす図である。仮に、第2種機器の台数もっと多ければ、図13に示す同期データベースには、各音源の優先度と共に、出力装置126の位置と各音源の音量と各音源の位置とが含まれる。これにより、記憶装置118は、各音源の優先度と共に、出力装置126の位置と各音源の音量と各音源の位置とを記憶することとなる。図14は、テレビ102およびガス警報器104の状況を表わす概念図である。テレビ102のみが音を出力している(なお、この場合、「かすかに聞こえる」というレベルに該当する範囲が極めて広いので、「かすかに聞こえる」というレベルの境界線は省略している)。
受信した情報が登録されると、登録装置122は、同期データベースの更新を終了するか否かを判断する(S204)。本実施の形態の場合、例えば通信が遮断されるといった事情がない限り更新は終了しないので(S204にてNO)、S200〜S204の処理が繰返される。
[音量の調節について]
S200〜S204の処理からは独立して、テレビ102の実行回路124は、他の機器から音が出ているか否かを判断する(S210)。図13に示すとおり、ガス警報器104は音を出していないので(S210にてNO)、S210の処理が繰返される。
その後、ガス警報器104がガスを検出したとする。ガス警報器104の出力装置126は音を出力する。音が出力された後、S210の処理を経て、テレビ102の実行回路124は、他の機器から音が出ているか否かを判断する(S210)。図15は、このときの同期データベースの内容を表わす図である。図15から明らかなように、この場合、ガス警報器104から音が出ているので(S210にてYES)、テレビ102の実行回路124は、各機器のレベルを判定する(S212)。図16は、判定された各機器のレベルを図示したものである。本実施の形態の場合、実行回路124は、音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、各音源および出力装置126について、ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する。
レベルが判定されると、テレビ102の実行回路124は、音量を変えるか否かを判断する(S214)。図16から明らかなように、ユーザ106に対するガス警報器104のレベルは「かすかに聞こえる」である。ユーザ106に対するテレビ102のレベルは「普通に聞こえる」である。このように、優先度が高い機器のレベルが優先度の低い機器のレベルより低くなっていると、テレビ102の実行回路124は音量を変えると判断するので(S214にてYES)、テレビ102の実行回路124は、目標とするレベルを決定する(S216)。この場合、ガス警報器104のレベルが「かすかに聞こえる」なので、実行回路124は、テレビ102のレベルも「かすかに聞こえる」にすることとする。レベルが決定されると、テレビ102の実行回路124は、決定されたレベルに基づき、音量を算出する(S218)。S214〜S218の処理により、テレビ102の実行回路124は、次の要件を満たすように、テレビ102の出力装置126が出力する音の音量を決定することとなる。「次の要件」とは、テレビ102の通信装置114が受信した情報が表わす関係と、各音源が出力する音のレベルに対するテレビ102の出力装置126が出力する音のレベルの関係とが対応するという要件である。音量が算出されると、テレビ102の実行回路124は、テレビ102の出力装置126の音量を変える(S220)。このとき、テレビ102の出力装置126は、音を出力している。テレビ102の実行回路124は、自らが決定した音量で音を出力するように、テレビ102の出力装置126を制御している。音量が変えられると、実行回路124は、終了するか否かを判断する(S222)。この場合、処理を終了するので(S222にてYES)、処理は終了する。
図17は、音量を変えた後の同期データベースの内容を表わす図である。図18は、音量を変えた後の各機器のレベルを図示したものである。
以上のようにして、本実施の形態に係る音出力装置(テレビおよびガス警報器)は、周囲の機器の音量とユーザの位置とに応じて出力する音量を制御する(複数の音が出力されたときに音の出力順を制御する)。音量が制御されるので、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができる。その結果、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができる音出力装置を提供することができる。
また、本実施の形態に係る音出力装置は、同期データベースの更新と、同期データベースに基づく音量の制御とを、独立して実施する。同期データベースの更新と音量の制御とが独立して実施されるので、同期データベースを更新するための通信ができない状態であっても、その更新が可能であった時点の同期データベースの内容に基づき、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができる。
また、本実施の形態に係る音出力プログラムは、コンピュータにダウンロードされることにより、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができる。
なお、変形例として、記憶装置118は、同一の音源についての、通信装置114が受信した情報が表わす音源の位置と記憶済みの情報が表わす音源の位置とが異なる場合、通信装置が受信した情報を記憶してもよい。
また、変形例として、第1種機器は、カーペット100に代え、室内に設けられた赤外線センサや無線タグやGPS(Global Positioning System)受信機やこれらの機器と加速度センサとを複合させた機器などてあってもよい。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る音響システム(テレビの近くにいた人が、別のスピーカに近づくと、テレビから出力されていた音がスピーカから出力されるよう制御する、音響システム)について説明する。
本実施の形態に係る音響システムを構成する各機器のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての説明も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図19を参照して、第2種機器で実行されるプログラムは、音量の調節に関し、以下のような制御を実行する。なお、図19に示した各ステップの中で、前述の図8に示した処理については同じステップ番号を付してある。その説明も同じである。したがって、ここではそれらについての詳細な説明は繰返さない。
S230にて、実行回路124は、同期データベースの内容を参照することにより、ユーザが移動したか否かを判断する。ユーザが移動したと判断した場合(S230にてYES)、処理はS212へと移される。もしそうでないと(S230にてNO)、処理はS230へと戻される。
S232にて、実行回路124は、音量を変えるか否かを判断する。本実施の形態の場合、実行回路124は、ユーザからの距離に基づき、音量を変えるか否かを判断する。音量を変える場合(S232にてYES)、処理はS234へと移される。もしそうでないと(S232にてNO)、処理はS230へと移される。S234にて、実行回路124は、目標とするレベルを決定する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、テレビ160の動作について説明する。
[同期データベースの更新について]
テレビ160は、S200〜204の処理を繰返す。図20は、ユーザ106がテレビ160の側に居続けている間のテレビ160とスピーカA162とスピーカB164との動作の状況を表わす図である。図21は、この間の同期データベースの内容を表わす図である。
その後、ユーザ106が別な位置に移動したこととする。各機器は、移動後のユーザ106の位置を互いに通信する(S200)。図22は、ユーザ106が移動したことを表わす図である。図23は、その後各機器が情報を通信した後の同期データベースの内容を表わす図である。各機器のXY位置は移動していないが、ユーザ106のX座標とY座標とは、図21の内容と異なる。その後、引続きS200〜204の処理が繰返される。
[音量の調節について]
実行回路124は、同期データベースの内容を参照することにより、ユーザが移動したか否かを判断する(S230)。当初、ユーザは移動しないので(S230にてNO)、S230の処理が繰返される。
その後、ユーザ106が別な位置に移動すると(S230にてYES)、S212の処理を経て、テレビ160の実行回路124は、音量を変えるか否かを判断する(S232)。図24は、同じ音量で音を出力した場合の、各機器のレベルを表わす図である。この場合、ユーザ106はスピーカB164に最も近い位置にいる。図24によれば、同じ音量の音を出力した場合、ユーザ106にはスピーカB164からの音が最もよく聞こえるはずである。このため、テレビ160の実行回路124は音量を変えると判断するので(S232にてYES)、テレビ160の実行回路124は、目標とするレベルを決定する(S234)。目標とするレベルが決定されると、S218の処理を経て、実行回路124は、音量を変える(S220)。S230〜S220の処理により、テレビ160の実行回路124は、テレビ160の出力装置126の位置からユーザがいる位置までの距離と、音源のレベルに対するテレビ160の出力装置126のレベルの関係とが対応するように、テレビ160の出力装置126が出力する音の音量を決定することとなる。
図25は、ユーザ106がスピーカB164からの音を聞いているときの動作の状況を表わす概念図である。図26は、このとき各機器の記憶装置118に記憶された同期データベースの内容などを表わす図である。
以上のようにして、本実施の形態に係る音響システムは、聞き手が移動した場合でも、移動した聞き手に音が聞こえやすいように周囲の複数の機器間で音量を調整する。あわせて、本実施の形態に係る音響システムは、ある音源から聞き手が離れたときに、聞こえにくい範囲に達すると自動的に音量を低下あるいは消音させ、電力消費量を削減する。その結果、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができ、かつ電力消費量を削減できる音響システムを提供することができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係る音響システムについて説明する。
本実施の形態の場合、ユーザは、自家用車170の車内にて、大音量でカーステレオを聞いている。その間に救急車172が近づくと、カーステレオの音量は下がる。これにより、運転者は状況をよく認知することができる。
本実施の形態に係る音響システムのハードウェア構成および処理フローについては前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図27は、本実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図である。この時点では、運転者は自家用車170の車内で大音量でカーステレオを聞いている。図28は、この時点の同期データベースの内容などを表わす図である。
その後、救急車172が近づいてきたとする。図29は、救急車172が近づいてくる状況を表す図である。カーステレオと救急車172とは互いに優先度などを通信する(S200)。図30は、救急車172が近づいて来た時点の同期データベースの内容などを表わす図である。優先度などが通信された後、引続きS200〜204の処理が繰返される。
S200〜204の処理が繰返されている間、カーステレオの実行回路124は他の機器から音が出ているか否かを判断する(S210)。音が出ていると判断された場合(S210にてYES)、カーステレオの実行回路124は、各機器のレベルを判定する(S212)。図29から明らかなように、車内の運転者にとって、カーステレオの音のレベルは「よく聞こえる」である。救急車172のサイレン音のレベルは「かすかに聞こえる」である。レベルが算出されると、カーステレオの実行回路124は、音量を変えるか否かを判断する(S214)。この場合、救急車172の優先度が高くかつ運転者にとってのレベルが低いことに基づき、カーステレオの実行回路124は音量を変えると判断するので(S214にてYES)、カーステレオは目標となるレベルを決定する(S216)。レベルが決定されると、実行回路124は、音量を算出する(S218)。音量が算出されると、実行回路124は、出力装置126の音量を制御する(S220)。その間にも、救急車172は自家用車170に向かって近づいてくる。図31はこの状況を表わす図である。カーステレオの通信装置114と救急車172の通信装置114とは優先度などを通信している(S200)。図32は図31に示した状況における同期データベースの内容を表わす図である。S210〜S222の処理により、カーステレオの音量は「50」になっている。
その後、S200〜S222の処理を経る間に、救急車172は自家用車170とすれ違う。図33はこの状況を表わす図である。図34は図33に示した状況における同期データベースの内容を表わす図である。S210〜S222の処理により、カーステレオの音量は「0」になっている。
その後、S200〜S222の処理を経る間に、救急車172は次第に車から離れていく。図35はこの状況を表わす図である。図36は図35に示した状況における同期データベースの内容を表わす図である。この場合、S210〜S222の処理により、カーステレオの音量は「50」に戻っている。
その後、S200〜S222の処理を経る間に、救急車172はさらに車から離れる。図37はこの状況を表わす図である。図38は図37に示した状況における同期データベースの内容を表わす図である。カーステレオの音量は救急車172が近づく前の音量に戻っている。
以上のようにして、本実施の形態に係る音響システムは、緊急度の高い音を優先的に出力する。緊急度の高い音が優先的に出力されるので、緊急度の高い音の音源(本実施の形態の場合には救急車)が近づけば近づくほど、カーステレオの音量が下がる。カーステレオの音量が下がると、救急車のサイレンが運転者によく聞こえる。救急車のサイレンが運転者によく聞こえるので、運転者の危険認識の力は上昇する。その結果、環境の制約をあまり受けずに、ユーザに音をよく聞かせることができる音響システムを提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る音響システムの配置を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第1種機器の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第2種機器の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る登録装置のシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態に係る実行回路のシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態に係る機器を実現するためのコンピュータハードウェアの制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る同期データベースの更新処理の制御の手順を表わすフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る調節処理の制御の手順を表わすフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るレベルを表わす概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音の聞こえにくさを表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音の聞こえやすさを表わす概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その3)である。 本発明の第2の実施の形態に係る調節処理の制御の手順を表わすフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係るユーザが移動したことを表わす図である。 本発明の第2の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態に係る各機器のレベルを表わす図である。 本発明の第2の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その1)である。 本発明の第3の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その1)である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その4)である。 本発明の第3の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その4)である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その5)である。 本発明の第3の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その5)である。 本発明の第3の実施の形態に係る音響システムの動作の状況を表わす図(その6)である。 本発明の第3の実施の形態に係る同期データベースの内容を表わす図(その6)である。
符号の説明
100 カーペット、102,160 テレビ、104 ガス警報器、110 取得装置、112 検知モジュール、114 通信装置、116,122 登録装置、118 記憶装置、120 制御モジュール、124 実行回路、126 出力装置、130 CPU、132 ROM、134 RAM、136 通信処理部、138 スピーカ、140 アンテナ、142 メモリカードリーダ、150 メモリカード、162 スピーカA、164 スピーカB、170 自家用車、172 救急車。

Claims (8)

  1. 音を出力するための出力手段と、
    前記出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、前記音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信するための受信手段と、
    前記出力手段の位置と前記音量と前記音源の位置とを記憶するための記憶手段と、
    音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、前記音源および出力手段について、前記ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定するための判定手段と、
    前記受信手段が受信した情報が表わす関係と、前記音源が出力する音のレベルに対する前記出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、前記出力手段が出力する音の音量を決定するための決定手段と、
    前記決定手段が決定した音量で音を出力するように、前記出力手段を制御するための制御手段とを含む、音出力装置。
  2. 前記受信手段は、前記音源の優先度を表わす情報の他に、前記音量を表わす情報、前記音源の位置を表わす情報、および前記ユーザがいる位置を表わす情報を受信するための手段を含み、
    前記記憶手段は、前記音源の優先度と共に、前記出力手段の位置と前記音量と前記音源の位置とを記憶するための手段を含み、
    前記決定手段は、前記優先度の高さが閾値を越えるか否かと、前記音源のレベルに対する前記出力手段のレベルの関係とが対応するように、前記出力手段が出力する音の音量を決定するための手段を含む、請求項1に記載の音出力装置。
  3. 前記音量を決定するための手段は、前記優先度の高さが閾値を越える音源のレベルが、前記出力手段のレベル以上となるように、前記出力手段が出力する音の音量を決定するための手段を含む、請求項2に記載の音出力装置。
  4. 前記決定手段は、前記出力手段の位置から前記ユーザがいる位置までの距離と、前記音源のレベルに対する前記出力手段のレベルの関係とが対応するように、前記出力手段が出力する音の音量を決定するための手段を含む、請求項1に記載の音出力装置。
  5. 前記記憶手段は、同一の音源についての、前記受信手段が受信した情報が表わす音源の位置と記憶済みの情報が表わす音源の位置とが異なる場合、前記受信手段が受信した情報を記憶するための手段を含む、請求項1に記載の音出力装置。
  6. 音を出力するための出力手段が音を出力する出力ステップと、
    前記出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、前記音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信する受信ステップと、
    前記出力手段の位置と前記音量と前記音源の位置とを記憶する記憶ステップと、
    音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、前記音源および出力手段について、前記ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する判定ステップと、
    前記受信ステップにて受信した情報が表わす関係と、前記音源が出力する音のレベルに対する前記出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、前記出力手段が出力する音の音量を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにて決定した音量で音を出力するように、前記出力手段を制御する制御ステップとを含む音出力方法。
  7. 音を出力するためのコンピュータの出力手段が音を出力する出力ステップと、
    前記出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、前記音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信する受信ステップと、
    前記出力手段の位置と前記音量と前記音源の位置とを記憶する記憶ステップと、
    音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、前記音源および出力手段について、前記ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する判定ステップと、
    前記受信ステップにて受信した情報が表わす関係と、前記音源が出力する音のレベルに対する前記出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、前記出力手段が出力する音の音量を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにて決定した音量で音を出力するように、前記出力手段を制御する制御ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるための音出力プログラム。
  8. 音を出力するためのコンピュータの出力手段が音を出力する出力ステップと、
    前記出力手段とは異なる音源の音量を表わす情報、前記音源の位置を表わす情報、およびユーザがいる位置を表わす情報を受信する受信ステップと、
    前記出力手段の位置と前記音量と前記音源の位置とを記憶する記憶ステップと、
    音が生じる位置からユーザがいる位置までの距離と音が生じる位置での音量とに対応するよう、前記音源および出力手段について、前記ユーザがいる位置における音量の範囲であるレベルを判定する判定ステップと、
    前記受信ステップにて受信した情報が表わす関係と、前記音源が出力する音のレベルに対する前記出力手段が出力する音のレベルの関係とが対応するように、前記出力手段が出力する音の音量を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにて決定した音量で音を出力するように、前記出力手段を制御する制御ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるための音出力プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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