JP4356807B2 - 重畳紙収納用カートン - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、内部に収納されるティッシュペーパー,タオルペーパー,キッチンタオル等の二つ折りされ互いに係合している重畳紙の取出用スリットが形成されている重畳紙保持シートが上面の取出口に設けられている重畳紙収納用カートンであって、特に装飾性に優れていると共に付加価値の高い重畳紙収納用カートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に取出用スリットが形成されている重畳紙保持シートが上面の取出口に設けられている重畳紙収納用カートンは、その内部に収納されるティッシュペーパー,タオルペーパー,キッチンタオル等の二つ折りされ互いに係合している重畳紙が取り出し易いように人目に付き易い場所に置かれて使用されることが多く、そして重畳紙収納用カートンの内部に収納されるティッシュペーパー,タオルペーパー,キッチンタオル等の二つ折りされ互いに係合している重畳紙自体は、近年の生産ラインの近代化,効率化によってその品質の差は狭まる傾向にある。
【0003】
そこで、各メーカーは他のメーカーの重畳紙収納用カートンと差別化を図るため、カートン本体の外面に様々な工夫を凝らしたデザインや色彩を施している。例えば、一般に市場で多く流通している重畳紙収納用カートンでは、周囲と融合するようにシンプルで無難なデザインでブランド名や商品名等が印刷されたものや、漫画やアニメのキャラクターが印刷されたものや、有名なデザイナーや画家によってデザインされた模様が印刷されているものや、カートン本体の外面にエンボス加工を施したもの等、カートン本体の外面に様々な工夫が凝らされたものが存在する。
【0004】
しかしながら、これらの重畳紙収納用カートンは単にカートン本体の外面の印刷や加工に工夫を施したに過ぎないものであり、面白みが少なく購買意欲を強く喚起するほどの装飾ではないという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる欠点を解消し、取出用スリットが形成されている重畳紙保持シートが上面の取出口に設けられている重畳紙収納用カートンを、装飾性に優れていると共に付加価値の高いものにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、取出用スリットが形成されている重畳紙保持シートが上面の取出口に設けられているカートン本体に、内部に収納される重畳紙をカートン本体から引き出す際やカートン本体を振動させた際に重畳紙保持シートの振動を感知してスイッチ部が起動するとカートン本体外で確認できるように一定時間光を放出する発光機構を設ければ、従来には存在しなかった装飾効果を得ることができることを究明して本発明を完成したのである。
【0007】
即ち本発明は、内部に収納される二つ折りされ互いに係合している重畳紙の取出用スリットが形成されている重畳紙保持シートが上面の取出口に設けられているカートン本体に、振動感知センサーによって該重畳紙保持シートの振動を感知すると起動信号を送信するスイッチ部と、電池部と、該スイッチ部の起動信号を受信することにより該電池部より一定時間電力を供給させる制御部と、カートン本体外で光が確認できるように該制御部から供給される電力によって発光される発光体とが設置されていることを特徴とする重畳紙収納用カートンである
【0008】
【0009】
また発光体が、LEDであれば少ない消費電力で効率良く発光するので電池の寿命が長くなると共に発熱し難いので更に安全に使用することができ、また2個以上設けられていたり、色調の相違する2種類以上の発光体であったり、制御部が、2個以上の発光体毎にその電力供給時間を制御する制御部であったり、その電力供給を断続制御する制御部であったりすれば、様々なパターンの変化に富んだ発光状態を得ることができて好ましいことも究明したのである。
【0010】
更に発光体に、一端から入射せしめられた光をカートン本体外で確認できるように放出せしめる光ファイバーが設けられていれば、光を放出する手段が折り曲げが容易で配置の自由度が高くなるので、様々なデザインに対応することができると共に装飾性の高い付加価値の高い重畳紙収納用カートンを得ることができ、また光ファイバー自体は殆ど発熱しないので、カートン本体や内部に収納される重畳紙が熱によって発火したり劣化したりする心配がなく安心して使用できることできて好ましいことも究明したのである。
【0011】
更にこの光ファイバーが、カートン本体の内部に固定されていたり、カートン本体の外面に沿って固定されていたり、一つの発光体に複数本設けられていたり、また光ファイバーの少なくとも1本が、入射した発光体からの光を他端より放出したり、入射した発光体からの光を側面より放出したり、側面に欠損個所が設けられており欠損個所より光を放出したりするものであれば、様々なデザインの重畳紙収納用カートンが得ることができるので装飾効果が増すことができ、また発光体と光ファイバーとの間に色フィルターが設けられていたり、光ファイバーが一つの発光体に複数本設けられている場合に光ファイバーに対応して少なくとも2種類以上の異なる色調に着色されている色フィルターが設けられていたりすれば、様々な色調の光を楽しむことができて好ましいことも究明したのである。
【0012】
また電池部が、カートン本体の内部に固定されていれば、カートン本体外より見えないのでカートン本体がスッキリすると共に子供が電池部をいたずらして思わぬ怪我をする心配が少なく、また取出用スリットから引き抜くことができる絶縁シートにより絶縁されていてその絶縁シートを引き抜くことによって通電せしめられる電池部であれば、カートン本体の輸送中若しくは小売店や家庭等で在庫している際にカートン本体が意に反して発光状態になることがないと共にカートン本体の使用時まで電池部を良好な状態に保つことができ、更にカートン本体の内部からカートン本体の外側に突設されている電池装着用端子に装着されていれば、電池部の電圧が降下して使用不能に陥った場合に簡単に電池部を交換できて好ましいことも究明したのである。
【0013】
更に制御部に音声発生装置が接続されていたり、制御部が発光体へ電力を供給するタイミングと音声発生装置から音声を発生させるタイミングとを別々に制御する制御部であったりすれば、光以外に音が楽しむことができると共に様々な演出を付加させることができ、また音声発生装置に更に音声録音手段が接続されていれば、他人の声やお気に入りの音楽等を録音して楽しむことができるので、面白みが増すと共に個性的な重畳紙収納用カートンを得ることができ、また制御部に更に照度センサーが接続されておりその制御部が該照度センサーが感知した照度に応じて供給する電力の電流を制御する制御部であれば、カートン本体が載置される場所の雰囲気に合わせて発光状態を変化させることができると共に更に付加価値が増して好ましいことも究明したのである。
【0014】
【発明の実施の態様】
以下、図面により本発明に係る重畳紙収納用カートンの実施例について詳細に説明する。
図1は本発明に係る重畳紙収納用カートンの1実施例の斜視説明図、図2は本発明に係る重畳紙収納用カートンにおける電気回路を模式的に示す概略説明図、図3は本発明に係る重畳紙収納用カートンの他の実施例の断面説明図、図4は本発明に係る重畳紙収納用カートンにおける光ファイバーが一つの発光体に複数本設けられていると共に発光体と光ファイバーとの間に色フィルターが設けられている状態の要部説明図、図5は電池部が取出用スリットから引き抜くことができる絶縁シートにより絶縁されている本発明に係る重畳紙収納用カートンの1実施例の平面説明図、図6は図5における電池部の斜視説明図、図7は電池部が電池装着用端子に装着されている本発明に係る重畳紙収納用カートンの他の実施例の平面説明図である。
【0015】
図面中、1は内部に収納される二つ折りされ互いに係合している重畳紙の取出用スリット1cが形成されている重畳紙保持シート1bが上面の取出口1aに設けられているカートン本体であって、通常取出口1aの内周に沿って楕円状若しくは矩形状等の所望の形状にミシン目が設けられ、使用開始時にそのミシン目を破断して取出口1aを形成し、取出口1aに設けられた重畳紙保持シート1bに形成されている取出用スリット1cより内部に収納される重畳紙が取り出される。そして、内部に収納された重畳紙を取り出す際には、取り出される重畳紙に二つ折りされ係合している次の重畳紙が、この取り出される重畳紙によって重畳紙保持シート1bの取出用スリット1cより半分程引き出された状態で取出用スリット1cに保持されるのである。そして、このカートン本体1には、後述する発光体5からの光がカートン本体1外で確認できるように設置されている。
【0016】
2は振動感知センサーによって重畳紙保持シート1bの振動を感知すると起動信号を送信するスイッチ部であって、後述する制御部4を起動させる役目を果たすものである。
【0017】
【0018】
のスイッチ部2は、カートン本体1内部に収納された重畳紙をカートン本体1から引き出す際やカートン本体1を振動させた際に、重畳紙保持シート1bの振動を感知する振動感知センサーによって起動せしめられるものであり、このスイッチ部2としては、例えば図3に示す如く重畳紙保持シート1bに一端を固定した紐状体の他端を振動感知センサーに固定し、カートン本体1内の重畳紙が重畳紙保持シート1bの取出用スリット1cを通過する際に重畳紙保持シート1bにおいて発生する振動が紐状体を介して振動感知センサーで感知されることにより、スイッチ部2を起動せしめて起動信号を送信させるものを例示することができる。
【0019】
【0020】
3は電池部であって、後述する制御部4に電力を供給する役目を果たすものであり、この電池部3の電池としては一般に使用される筒状のマンガン電池やアルカリ電池又はボタン型のリチウム電池,水銀電池や空気電池等の何れの電池でもよいが、電池部3がカートン本体1の内部に固定されている態様の場合には電池部3の電池がボタン型のリチウム電池や水銀電池や空気電池であれば、電池部3と後述する制御部4とを同じ基盤に実装して小型化を図れるので好ましい。
【0021】
そして、図5及び図6に示す如く電池部3の電池と端子との間に取出用スリット1cから引き抜くことができるブラスチック等の可撓性を有する絶縁シート3aにより絶縁されており、絶縁シート3aを引き抜くことによって通電せしめられる電池部3である態様である場合には、その絶縁シート3aを引き抜くまでの間はこの絶縁シート3aによって絶縁されているのでカートン本体1の輸送中若しくは小売店や家庭等で在庫している際にカートン本体1が意に反して発光状態になることがないと共にカートン本体1の使用時まで電池部3を良好な状態に保つことができるので好ましいのである。
【0022】
また、図7に示す如く電池部3がカートン本体1の内部からカートン本体1の外側に突設されている電池装着用端子3bに装着されている態様の場合には、電池部3の電圧が降下して使用不能に陥った場合に簡単に電池部3を交換できて好ましいのである。
【0023】
4はスイッチ部2の起動信号を受信することにより電池部3より一定時間電力を供給させる制御部であって、図1及び図2に示す如くスイッチ部2、電池部3及び後述する発光体5にそれぞれ接続されており、スイッチ部2の起動信号を受信すると電池部3より後述する発光体5に一定時間電力を供給して一定時間発光させる役目を果たすものである。
【0024】
この制御部4としてはタイマーやコンデンサ等から構成されていてもよいが、基板上に実装されたIC等で構成されていれば、2個以上の後述する発光体5毎にその電力供給時間を制御したり、その電力供給を断続制御したり、発光体5へ電力を供給するタイミングと更に接続されていることがある後述する音声発生装置7から音声を発生させるタイミングとを別々に制御したり、更に接続されていることがある照度センサーの感知した照度に応じて供給する電力の電流を制御したりするような様々な複雑な制御に対応することができるので好ましいのである。
【0025】
5はカートン本体1外で光が確認できるように制御部4から供給される電力によって発光される発光体であって、カートン本体1外に固定されていたり、カートン本体1の側面の内部側に設けられたプラスチックフイルム等の光透過性を有する窓部より光が確認できるようにカートン本体1内に固定されていたりしていてもよいが、発光体5に一端から入射せしめられた光をカートン本体1外で確認できるように放出せしめる後述する光ファイバー6が更に設けられていれば、様々なデザインに対応することができるので好ましいのである。そして、この発光体5は豆電球等であってもよいが、LEDであれば消費電力が少なくて済むと共に発熱し難いので好ましいのである。
【0026】
また、この発光体5は1つであってもいが、2個以上設けられていれば多くの後述する光ファイバー6に光を供給するすることができると共に制御部4が発光体5毎にその電力供給時間を制御する制御部である場合には様々なパターンの発光状態が得ることができ、またこの発光体5が様々な色調に着色された豆電球や有色LED等の色調の相違する2種以上の発光体5である場合には、更に様々なパターンの発光状態が得ることができるので好ましいのである。
【0027】
6は発光体5に更に設けられていることがある光ファイバーであり、この光ファイバー6は発光体5より発光された光を一端から入射せしめられて、この光をカートン本体1外で確認できるように放出せしめるものである。そして、図1に示す如くカートン本体1の側面の内部側に設けられたプラスチックフイルム等の光透過性を有する窓部に固定されていたり、また図示しないがカートン本体1の外面に沿って固定されていたりしてもよい。
【0028】
このような光ファイバー6は一つの発光体5につき1本設けられていてもよいが、図4に示す如く一つの発光体5に複数本設けられていると装飾性が増して好ましい。また、この光ファイバー6としては、一端より入射した光を側面より放出させることなく他端より放出される光ファイバーを使用してもよいが、光ファイバーの側面のグラッド部に欠損個所を設けて入射した発光体5からの光を1本の光ファイバー6についてこの欠損個所よりも光を放出させるようにすれば、光を複数箇所から放出させることができるので装飾性が増して好ましく、また発光体5から入射した光を側面全体より放出させることができるフォトニック結晶光ファイバーやコア中に微粒子が混合されている光ファイバー等の側面発光する光ファイバーを使用すれば、この光ファイバー6はネオン管の如く側面発光されるので、更に装飾性が増すので好ましい。
【0029】
また、発光体5と光ファイバー6との間に色フィルター6aが設けられている態様では、図4に示す如く発光体5と光ファイバー6の一端との間に設けられている着色されているセロファンやプラスチックフイルム等より形成されている色フィルター6aによって発光体5から放出される光の色調が変化して光ファイバー6の一端より入射されるのである。また、光ファイバー6が一つの発光体5に複数本設けられている場合に光ファイバー6に対応して少なくとも2種類以上の異なる色調に着色されている色フィルター6aが設けられていれば、一つの発光体5より様々な色調の光を放出する光ファイバー6が得られるので装飾性が増して好ましいのである。
【0030】
7は図2に示す如く制御部4に更に接続されることがある音声発生装置であって、制御部4から一定時間電源を供給されたり、制御部4からの起動信号を受信したりすることによって一定時間音声を発生するものである。
【0031】
この音声発生装置7は、音声データを記憶した半導体メモリー,この半導体メモリーに記憶された音声データを再生する音声再生回路や再生された音声データを出力するスピーカー等で構成されており、そしてこの半導体メモリーと音声再生回路とが制御部4と同一の基盤に実装されていれば回路部全体を小型化できるので好ましい。また、スピーカーとしては一般的な小型のスピーカーを用いてもよいが、図1に示す如く圧電素子等を用いた薄型のスピーカーを用いれば、カートン本体1内の空間を効率良く使用できるので好ましい。
【0032】
そして、音声発生装置7に更に音声録音手段が接続されている態様の場合には、音声録音手段によって任意の音声を録音して音声発生装置7によって再生させることができて好ましいのである。この音声録音手段は、音声の録音を開始させるための録音スイッチ,音声を電気信号に変換するマイク,この電子信号をデータ化するための音声録音回路やこの音声データを記憶させる半導体メモリー等で構成されており、この半導体メモリーとしてはデータの読み取り及び書き込みが可能なRAM等が用いられる。
【0033】
次に、このような構造の本発明に係る重畳紙収納用カートンの動作について説明する。
先ず、カートン本体1の内部に収納される二つ折りされ互いに係合している重畳紙が未使用であり取出口1aが開口されてない場合には、取出口1aを形成する。そして、電池部3が取出用スリット1cから引き抜くことができる絶縁シート3aにより絶縁されており、この絶縁シート3aを引き抜くことによって通電せしめられる電池部3である態様である場合には、この絶縁シート3aを引き抜いて電池部3を通電状態にさせる。また、電池部3がカートン本体1の内部からカートン本体1の外側に突設されている電池装着用端子3bに装着されている態様の場合には、この電池装着用端子3bに電池部3を装着して電池部3を通電状態にさせる。
【0034】
かくして電池部3を通電状態にさせた後に、カートン本体1内の重畳紙を重畳紙保持シート1bの取出用スリット1cより取り出したりカートン本体1を振動させたりすると振動感知センサーによって重畳紙保持シート1bの振動を感することによりスイッチ部2が起動信号を制御部4に送信する。
【0035】
【0036】
このようにしてスイッチ部2は起動信号を送信するので、この起動信号を受信した制御部4は電池部3より一定時間電力を発光体5に供給させて光を発光させ、その光がカートン本体1外で確認できるように放出せしめられるのである。この際、制御部4に更に音声発生装置7が接続されている態様の場合には、制御部4はこの音声発生装置7に一定時間電源を供給したり、起動信号を送信したりすることによって一定時間音声が発生するのである。
【0037】
このように制御部より電力を供給された発光体5は発光するが、発光体5に更に光ファイバー6が設けられている場合には、この光ファイバー6に発光体5より発光された光が一端から入射せしめられて、この光がカートン本体1外で確認できるように放出せしめられるのである。このカートン本体1外で確認できるように放出せしめられる光は、光ファイバー6の形態によって光ファイバーの端部より放出されたり、光ファイバーの側面より放出されたり、光ファイバーの側面の欠損箇所より放出されたりする種々の態様を取り得るのである。
【0038】
そして、一定時間が経過すると、制御部4は発光体5への電力供給を自動的に停止し、また更に音声発生装置7が接続されている場合には音声発生装置への電力供給が自動的に停止するか又は音声発生装置7内の音声再生回路によって自動的に停止されて、発光体5は消灯しまた発光体5に更に光ファイバー6が設けられている場合には光ファイバー6からは光が放出されなくなり、また音声発生装置の音声は停止されるのである。
【0039】
【発明の効果】
以上に詳述した如く本発明に係る重畳紙収納用カートンは、カートン本体に、内部に収納される重畳紙をカートン本体から引き出す際やカートン本体を振動させた際に重畳紙保持シートの振動を感知するとカートン本体外で確認できるように一定時間光を放出する発光機構が設けられているので、従来には存在しなかった装飾効果を得ることができるのである
【0040】
【0041】
また、発光体がLEDであれば、効率良く発光するので消費電力が少なくて済み電池の寿命が長くなると共に発熱し難いので更に安全に使用することができ、また発光体が2個以上設けられていたり、発光体が色調の相違する2種類以上の発光体であったり、制御部が2個以上の発光体毎にその電力供給時間を制御する制御部であったり、制御部がその電力供給を断続制御する制御部であったりすれば、様々なパターンの変化に富んだ発光状態を得ることができるのである。
【0042】
更に発光体に、一端から入射せしめられた光をカートン本体外で確認できるように放出せしめる光ファイバーが設けられていれば、光を放出する手段が折り曲げが容易で配置の自由度が高い光ファイバーとなるので、様々なデザインに対応することができると共に装飾性が高く付加価値の高い重畳紙収納用カートンを得ることができ、また光ファイバー自体は殆ど発熱しないので、カートン本体や内部に収納される重畳紙が熱によって発火したり劣化したりする心配がなく安心して使用できるのである。
【0043】
更にこの光ファイバーが、カートン本体の内部に固定されていたり、カートン本体の外面に沿って固定されていたり、一つの発光体に複数本設けられていたり、また光ファイバーの少なくとも1本が、入射した発光体からの光を他端より放出したり、入射した発光体からの光を側面より放出したり、側面に欠損個所が設けられておりその欠損個所より光を放出したり、また発光体と光ファイバーとの間に色フィルターが設けられていたり、光ファイバーが一つの発光体に複数本設けられていて光ファイバーに対応して少なくとも2種類以上の異なる色調に着色されている色フィルターが設けられていたりすれば、様々なデザインの重畳紙収納用カートンが得ることができるので装飾効果が増すことができるである。
【0044】
更に、電池部がカートン本体の内部に固定されていれば、カートン本体外より見えないのでカートン本体がスッキリすると共に子供が電池部をいたずらして思わぬ怪我をする心配が少なく、また電池部が取出用スリットから引き抜くことができる絶縁シートにより絶縁されておりその絶縁シートを引き抜くことによって通電せしめられる電池部であれば、カートン本体の輸送中若しくは小売店や家庭等で在庫している際にカートン本体が意に反して発光状態になることがないと共にカートン本体の使用時まで電池部を良好な状態に保つことができ、更に電池部がカートン本体の内部からカートン本体の外側に突設されている電池装着用端子に装着されていれば、電池部の電圧が降下して使用不能に陥った場合に簡単に電池部を交換できるのである。
【0045】
更に、制御部に音声発生装置が接続されていたり、制御部が発光体へ電力を供給するタイミングと音声発生装置から音声を発生させるタイミングとを別々に制御する制御部であったりすれば、光以外に音も楽しむことができると共に様々な演出を付加させることができ、また音声発生装置に更に音声録音手段が接続されていれば、他人の声やお気に入りの音楽等を録音して楽しむことができるので、面白みが増すと共に個性的な重畳紙収納用カートンを得ることができ、また制御部に照度センサーが接続されておりその制御部が照度センサーが感知した照度に応じて供給する電力の電流を制御する制御部であれば、カートン本体が載置される場所の雰囲気に合わせて発光状態を変化させることができると共に更に付加価値が増すのである。
【0046】
このような種々の効果を奏する本発明に係る重畳紙収納用カートンの製紙分野に貢献する価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る重畳紙収納用カートンの1実施例の斜視説明図である。
【図2】 本発明に係る重畳紙収納用カートンにおける電気回路を模式的に示す概略説明図である。
【図3】発明に係る重畳紙収納用カートンの他の実施例の断面説明図である。
【図4】 本発明に係る重畳紙収納用カートンにおける光ファイバーが一つの発光体に複数本設けられていると共に発光体と光ファイバーとの間に色フィルターが設けられている状態の要部説明図である。
【図5】 電池部が取出用スリットから引き抜くことができる絶縁シートにより絶縁されている本発明に係る重畳紙収納用カートンの1実施例の平面説明図である。
【図6】 図5における電池部の斜視説明図である。
【図7】 電池部が電池装着用端子に装着されている本発明に係る重畳紙収納用カートンの他の実施例の平面説明図である。
【符号の説明】
1 カートン本体
1a 取出口
1b 重畳紙保持シート
1c 取出用スリット
2 スイッチ部
3 電池部
3a 絶縁シート
3b 電池装着用端子
4 制御部
5 発光体
6 光ファイバー
6a 色フィルター
7 音声発生装置

Claims (22)

  1. 内部に収納される二つ折りされ互いに係合している重畳紙の取出用スリット(1c)が形成されている重畳紙保持シート(1b)が上面の取出口(1a)に設けられているカートン本体(1)に、振動感知センサーによって該重畳紙保持シート(1b)の振動を感知すると起動信号を送信するスイッチ部(2)と、電池部(3)と、該スイッチ部(2)の起動信号を受信することにより該電池部(3)より一定時間電力を供給させる制御部(4)と、カートン本体(1)外で光が確認できるように該制御部(4)から供給される電力によって発光される発光体(5)とが設置されていることを特徴とする重畳紙収納用カートン。
  2. 発光体(5)がLEDである請求項1に記載の重畳紙収納用カートン。
  3. 発光体(5)が2個以上設けられている請求項1又は2に記載の重畳紙収納用カートン。
  4. 発光体(5)が色調の相違する2種類以上の発光体である請求項3に記載の重畳紙収納用カートン。
  5. 制御部(4)が、2個以上の発光体(5)毎にその電力供給時間を制御する制御部である請求項3又は4に記載の重畳紙収納用カートン。
  6. 制御部(4)が、その電力供給を断続制御する制御部である請求項1から5までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  7. 発光体(5)に、一端から入射せしめられた光をカートン本体(1)外で確認できるように放出せしめる光ファイバー(6)が更に設けられている請求項1から6までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  8. 光ファイバー(6)が、カートン本体(1)の内部に固定されている請求項7に記載の重畳紙収納用カートン。
  9. 光ファイバー(6)が、カートン本体(1)の外面に沿って固定されている請求項7に記載の重畳紙収納用カートン。
  10. 発光体(5)と光ファイバー(6)との間に色フィルター(6a)が設けられている請求項7から9までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  11. 光ファイバー(6)が、一つの発光体(5)に複数本設けられている請求項7から10までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  12. 光ファイバー(6)に対応して少なくとも2種類以上の異なる色調に着色されている色フィルター(6a)が設けられている請求項11に記載の重畳紙収納用カートン。
  13. 光ファイバー(6)の少なくとも1本が、発光体(5)から入射した光を他端より放出する光ファイバーである請求項7から12までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  14. 光ファイバー(6)の少なくとも1本が、発光体(5)から入射した光を側面より放出する光ファイバーである請求項7から12までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  15. 光ファイバー(6)の少なくとも1本が、側面に欠損個所が設けられており該欠損個所より光を放出する光ファイバーである請求項7から12までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  16. 電池部(3)が、カートン本体(1)の内部に固定されている請求項1から15までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  17. 電池部(3)が、取出用スリット(1c)から引き抜くことができる絶縁シート(3a)により絶縁されており、該絶縁シート(3a)を引き抜くことによって通電せしめられる電池部である請求項16に記載の重畳紙収納用カートン。
  18. 電池部(3)が、カートン本体(1)の内部からカートン本体(1)の外側に突設されている電池装着用端子(3b)に装着されている請求項1から15までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  19. 制御部(4)に、更に音声発生装置(7)が接続されている請求項1から18までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
  20. 音声発生装置(7)に、更に音声録音手段が接続されている請求項19に記載の重畳紙収納用カートン。
  21. 制御部(4)が、発光体(5)へ電力を供給するタイミングと音声発生装置(7)から音声を発生させるタイミングとを別々に制御する制御部である請求項19又は20に記載の重畳紙収納用カートン。
  22. 制御部(4)に更に照度センサーが接続されており、該制御部(4)が該照度センサーが感知した照度に応じて供給する電力の電流を制御する制御部である請求項1から21までの何れか1項に記載の重畳紙収納用カートン。
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