JP4356201B2 - 適応歪み補償装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歪み補償装置、特に高周波電力増幅器に適用し得る適応歪み補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の通信の高速化、大容量化にともない、デジタル無線通信機器における送信電力増幅器に求められる線形性の要求は厳しくなりつつあり、これは、同時に、電力増幅器の電力効率の向上を妨げる事態を生じせしめている。
【0003】
一方、デジタル携帯電話機の連続通話時間は、長時間化の一途をたどっており、新しいデジタル無線通信機器の市場投入においては、製品競争力の点から、その使用時間の長時間化を無視できなくなりつつある。ここに至って、歪み補償の技術を導入して、電力効率の向上を図る動きが活発になりつつある。しかるに、当該技術は、その回路規模において、極めて膨大なものとなり、小型軽量を長所とする携帯電話機においては、実現が難しいものとなっている。
【0004】
また、携帯電話機の特質上、使用される環境が劇的に変動するため、歪み補償も、この劇的な環境変動に追従する、即ち適応歪み補償とすることが必須であり、小型化とあいまって、極めて重要な課題となっている。
【0005】
従来の技術としては、プレディストーションを適応化したもの、フィードフォワードを適応化したものなど幾つかの報告があるが、本発明は、プレディストーションに用いる適応歪み補償装置であるため、この分野における従来例を幾つか示す。
【0006】
第1の従来例として、例えば、1992.European Microwave Conference.Vol.22,pp.1125-pp.1130,"Power amplifier Adaptive Linearization Using Predistor-tion with Polynomial." がある。図17に、ここで紹介されている適応歪み補償装置のブロック図を示す。
【0007】
図17において、歪みを補償すべき電力増幅器PAの非線型入出力特性を、Vout=A(Vin)と表した場合、入力ベースバンド信号I、Qは、このA(Vin)を線形化する関数回路H(I,Q)を用いて演算を行ない、その演算結果I’、Q’をデジタル/アナログ変換器D/Aにてアナログ化すると同時に、高周波帯に変換し、電力増幅器PAに入力せしめる。その増幅出力Voutを検出し、復調器DEMにてベースバンド帯に変換して、信号If、Qfを得る。
【0008】
ここで、適応補償は、入力信号I、Qと、検出信号If、Qfとを比較し、差分がゼロとなるように線形化の関数H(I,Q)に含まれる定数を調整する。この差分が正しくゼロとなるまで、この操作を繰返し、関数H(I,Q)に含まれる定数を最終的に最適な値に決定する。
【0009】
第2の従来例として、例えばIEEE Transaction on Vechicular Technologies,Vol.43,No.2,1994,May,pp.323-pp.332."Adaptive Linearization Using Pre- distortion" がある。図18に、ここで紹介されている適応歪み補償装置のブロック図を示す。
【0010】
図18において、説明を容易にするために、図17における信号と同じ働きの信号は、同じ符号で図示している。入力信号I、Qに対して、変換テーブルTblをアクセスすることによりデータ信号変換を行ない、電力増幅器PAを線形化し得るデータI’、Q’を得て、電力増幅器PAに入力せしめている。その増幅出力Voutを検出し、復調器DEMにてベースバンド帯に変換して信号If、Qfを得るようにしている。
【0011】
ここで、適応補償は、入力信号I、Qと検出信号If、Qfとを比較し、すなわち、減算器SUBにおける入力信号I、Qと、検出信号If、Qfとの差分enがゼロとなるように、テーブルTblをアクセスするアドレスを調整するためのアドレス生成部Adrsを有する。そして、この差分enが正しくゼロとなるまで、アドレス生成部Adrsを繰り返し調整し、変換テーブルTblをアクセスするアドレス値を最適化する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述した第1及び第2の従来例では、線形化関数に含まれる定数あるいは、線形化テーブルをアクセスするアドレスを最適化しているが、いずれの例も、電力増幅器の出力をベースバンド帯に変換を行うための復調器が必要になる。一般にこの復調器は直交復調器を使用するために、回路規模が膨大になると言う欠点がある。
【0013】
かかる点に鑑み、本発明は、電力増幅器の出力をベースバンド帯への変換を、直交復調器を用いずに行うことのできる適応歪み補償装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、包絡線が変動する高周波入力信号が供給されて、第1の包絡線検出信号が得られる第1の包絡線検出手段と、第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、そのアドレス信号に対応した振幅補正データ信号を読み出すことのできる第1の記憶手段と、第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、そのアドレス信号に対応した出力データ信号を読み出すことができると共に、書込みデータ信号が書き込まれる読出し書込み記憶手段と、その読出し書込み記憶手段から読出された出力データ信号をラッチするラッチ手段と、歪みを補償すべき電力増幅器の出力信号が供給されて、第2の包絡線検出信号が得られる第2の包絡線検出手段と、第1及び第2の包絡線検出信号の差分の正負に応じて、デジタルの+1、−1を出力する差分符号検出論理変換手段と、ラッチ手段及び差分符号検出論理変換手段の各出力信号を加算して、読出し書込み記憶手段に書き込む書込みデータ信号としての第1の加算出力信号を得る第1の加算手段と、第1の記憶手段及びラッチ手段の各出力信号を加算して、第2の加算出力信号を得る第2の加算手段と、第2の加算出力信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段と、第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、そのアドレス信号に対応した位相補正データ信号を読み出すことのできる第2の記憶手段と、その第2の記憶手段よりの読出された位相補正データ信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段と、高周波入力信号が所定時間遅延された後に供給されて、第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過位相が制御される可変移相手段と、その可変移相手段の出力信号が供給されて、第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過利得が制御される利得可変手段とを有し、その利得可変手段の出力信号が電力増幅器に供給されるようにした適応歪み補償装置である。
【0015】
かかる第1の本発明によれば、包絡線が変動する高周波入力信号が第1の包絡線検出手段に供給されて、第1の包絡線検出信号が得られる。第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を、第1の記憶手段に供給することによって、そのアドレス信号に対応した振幅補正データ信号を読み出す。第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を、読出し書込み記憶手段に供給することによって、そのアドレス信号に対応した出力データ信号を読み出すと共に、書込みデータ信号がその読出し書込み記憶手段に書き込まれる。読出し書込み記憶手段から読出された出力データ信号をラッチ手段によってラッチする。歪みを補償すべき電力増幅器の出力信号が第2の包絡線検出手段に供給されて、第2の包絡線検出信号が得られる。差分符号検出論理変換手段は、第1及び第2の包絡線検出信号の差分の正負に応じて、デジタルの+1、−1を出力する。第1の加算手段は、ラッチ手段及び差分符号検出論理変換手段の各出力信号を加算して、読出し書込み記憶手段に書き込む書込みデータ信号としての第1の加算出力信号を得る。第2の加算手段は、第1の記憶手段及びラッチ手段の各出力信号を加算して、第2の加算出力信号を得る。第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段は、第2の加算出力信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する。第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を、第2の記憶手段に供給することによって、そのアドレス信号に対応した位相補正データ信号を読み出す。第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段は、第2の記憶手段よりの読出された位相補正データ信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する。高周波入力信号が所定時間遅延された後に、可変移相手段に供給されて、第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過位相が制御される。その可変移相手段の出力信号が利得可変手段に供給されて、第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過利得が制御される。利得可変手段の出力信号が電力増幅器に供給される。
【0016】
第2の本発明は、第1の本発明の適応歪み補償装置において、高周波入力信号及び電力増幅器の出力信号の位相差が検出される位相差検出手段と、その位相差検出手段よりの検出出力信号をアドレス信号として供給して、そのアドレス信号に対応した出力データ信号を読み出すことのできる第3の記憶手段と、第2及び第3の記憶手段の各出力信号を加算して、第3の加算出力信号を得る第3の加算手段とを有し、第3の加算出力信号を第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段に供給するようにした適応歪み補償装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態の適応歪み補償装置の一例を詳細に説明する。図1は、その適応歪み補償装置の一例を示すブロック図である。この図1の適応歪み補償装置には、以下に述べる4つの経路がある。
【0018】
第1の経路▲1▼は、振幅歪を補正する経路であり、入力端子T1からの、包絡線が変動する高周波入力信号S1の一部を入力とし、その包絡線S2を検出する第1の包絡線検出部DET1と、この検出された包絡線S2をデジタイズし、デジタル信号S3を出力するアナログ/デジタル変換器A/D1と、このデジタル信号S3 をアドレスとして入力し、このアドレスに対応した振幅補正データ(振幅補正用として予め格納されたデータ)S7を読出して出力する第1のメモリM1と、そのメモリM1の出力S7及び後述するデジタル信号S37を加算する加算器ADD2と、その加算出力S9をアナログ信号S10に変換するデジタル/アナログ変換器D/A1と、そのアナログ信号S10に含まれるデジタル雑音を除去する低域通過フィルタLPF1とからなる経路である。
【0019】
第2の経路▲2▼は、位相歪を補正する経路であり、アナログ/デジタル変換器A/D1よりのデジタル信号S3をアドレスとして入力し、そのアドレスに対応した位相補正データ(位相補正用として予め格納されたデータ)S4を読出して出力する第2のメモリM2と、このメモリM2の出力S4をアナログ信号S5に変換するデジタル/アナログ変換器D/A2と、そのアナログ信号S5に含まれるデジタル雑音を除去する低域通過フィルタLPF2とからなる経路である。
【0020】
第3の経路▲3▼は、振幅歪の適応補償を行う経路であり、歪みを補償すべき電力増幅器PAの出力S30の包絡線S31を検出する第2の包絡線検出部DET2と、第1の包絡線検出部DET1によって検出された包絡線S2及び第2の包絡線検出部DET2によって検出された包絡線S31の差を、差信号S32として出力するアナログの減算器SUBと、その信号S32の符号を検出し、その符号検出出力S33を出力する符号検出器CMPと、この信号S33が正値を示す場合には、デジタルの+1を、また負値を示す場合には、デジタルの−1を信号S34として出力する論理変換部Lgcと、後述のラッチ回路LCHよりの信号S37と、論理変換部Lgcよりの信号S34とをデジタル加算する第1の加算器ADD1と、アナログ/デジタル変換器A/D1よりのデジタル信号S3をアドレスとし、格納されているデータを読み出して信号S36として出力すると共に、後述する信号S35が書き込まれる読出し書込みメモリRAM1と、そのメモリRAM1の出力S36をラッチして、ラッチ信号S37を出力するラッチ回路LCHと、信号S37及びメモリM1よりの信号S7とをデジタル加算して、加算信号S9を出力する第2の加算器ADD2と、その加算信号S9をアナログ変換してアナログ信号S10を出力する第1のデジタル/アナログ変換器D/A1と、そのアナログ信号S10を入力して、デジタル雑音の除去された信号S11を出力する第1の低域通過フィルタLPF1とからなる経路である。
【0021】
第4の経路▲4▼は、高周波信号の通過する経路であり、入力端子T1からの高周波信号S1を入力とし、所定時間遅延せしめられた信号S20を出力とする遅延素子DLと、この遅延素子DLの出力S20を入力とし、その制御端子に供給される第2の低域通過フィルタLPF2の出力S6に応じて移相せしめられた信号S21を出力する移相器PHと、その移相器PHの出力S21を入力とし、その制御端子に供給される第1の低域通過フィルタLPF1の出力S11にに依存して通過利得が可変される利得可変部AMと、この利得可変部AMの出力S22を入力とし、その歪みを補正して信号S30を出力とする電力増幅器PAとからなる経路である。
【0022】
次に、この図1の適応歪み補償装置の動作を説明する。始めに、第1のメモリM1に格納される振幅補正データについて説明する。先ず、入力端子T1よりの入力信号S1の包絡線電圧をV1(t)と、可変利得部AMの出力S21の包絡線電圧をVpd(t)とし、この可変利得部AMの制御端子に加えられる制御信号S11の電圧をVc(t)とする。かくすると、メモリM1に格納される振幅補正データの電圧はこのVc(t)である。
【0023】
今、可変利得部AMの利得G(vc)を、
【0024】
【数1】
G(vc)=1+a*Vc(t)
【0025】
で表したとする。但し、aは変換係数である。そして、可変利得部AMの出力S22の包絡線電圧Vpd(t)は、
【0026】
【数2】
Vpd(t)=V1(t)*G(vc)
【0027】
のように表される。そこで、数2の式を数1の式に代入すると、
【0028】
【数3】
Vpd=V1(t)*〔1+a*Vc(t)〕
【0029】
が得られる。この数3の式を、Vc(t)について整理すると、
【0030】
【数4】
Vc(t)=(1/a)*〔Vpd(t)/V1(t)−1〕
【0031】
が得られる。
【0032】
数4の式におけるVpd(t)は、歪みを補正すべき電力増幅器PAについてその入出力特性を測定することにより求めることが可能である。よって、その測定されたVpd(t)を用いて、数4の式を計算して得た電圧Vc(t)を、予めメモリM1に格納しておく。
【0033】
次に、第1〜第4の経路▲1▼〜▲4▼について説明する。先ず、第1の経路▲1▼から説明する。メモリM1には、そのアドレスに対応した振幅補正データS7が予め格納されており、包絡線信号S2をデジタル化した信号S3をアドレスとしてメモリM1に供給して、そのアドレスに対応した振幅補正データS7を読み出す。この振幅補正データS7は、後述する適応補償のデータS37と加算された後、デジタル/アナログ変換器D/A1によって、アナログ信号S10に変換される。このアナログ信号S10は、デジタル雑音を除去する低域通過フィルタLPF1を通過し、そのデジタル雑音の除去された信号S11を利得可変部AMの制御端子に入力して、利得可変部AMの通過利得を制御する。
【0034】
第2の経路(位相補償経路)▲2▼の動作も、第1の経路▲1▼と概ね同様である。すなわち、第2の経路▲2▼に入った信号S3は、第1の経路(振幅補正経路)▲1▼と同じ構成の第2のメモリM2をアクセスし、予めメモリM2に格納されている位相補正データS4を読み出させる。このデータS4は、第2のデジタル/アナログ変換器D/A2によりアナログ信号S5に変換され、その信号S5が第2の低域通過フィルタLPF2を通過し、その出力信号S6が移相器PHの制御端子に入力され、移相器PHを流れる信号の通過位相を制御し、歪みを補償すべき電力増幅器PAの位相歪みを補償する。
【0035】
温度変動等の変化がない場合には、この第1及び第2の補償経路▲1▼、▲2▼の動作により、補償されるべき電力増幅器PAの歪は補償される。ところが、温度等が変動した場合は、この2つの経路▲1▼、▲2▼による補償では不完全となり、その変動に対応する第3の経路▲3▼が必要になる。
【0036】
第3の経路▲3▼による適応補償の動作を説明する。入力端子T1よりの入力高周波信号S1の包絡線S2と、歪みが補償されるべき電力増幅器PAの出力S30の包絡線S31とをアナログの減算器SUBにて減算し、その結果の符号を、符号検出器CMPにて得る。そして、論理変換部Lgcにて、この符号が正値を示す場合には、デジタルの+1を、また負値を示す場合には、デジタルの−1を信号S34として出力する。
【0037】
一方、入力端子T1よりの入力信号S1をデジタル化した信号S3をアドレスとしてメモリRAM1に供給して、そのアドレスに対応する対応するデータS36をメモリRAM1から読み出し、一時的にラッチ回路LCHにラッチし、このラッチした信号S37と、論理変換部Lgcよりの信号S34とを加算器ADD1で加算し、その加算信号S35をメモリRAM1に書き込む。すなわち、メモリRAM1のデータを、読み出しと書き込みとで切り替えるために、いったん読み出したデータは、ラッチ回路LCHに保存しておくという動作を行う。
【0038】
以上の操作により、第1の経路▲1▼にて補償しきれずに電力増幅器PAの出力が入力信号に対して、小さい値を示す場合には、対応するメモリRAM1内のデータは+1される。
【0039】
入力端子T1に入力される高周波信号S1は、たとえばQPSK(Quadrature phase shift keying)変調波のように包絡線が変動している場合には、同一の電圧が、時間軸上にある確率で発生する。したがって、次のどこかのタイミングで、入力包絡線S2が、同じ値を示したときに、このメモリRAM1内のデータは、ラッチ回路LCHを経由して信号S37として出力され、第1の経路▲1▼の振幅補償データS7と、加算器ADD2にて加算され、その加算出力はデジタル/アナログ変換器D/A1及びローパスフィルタLFP1を通じて、可変利得制御部AMの制御端子に加えられる。この操作は、入力高周波信号S1の包絡線S3と、歪みを補償されるべき電力増幅器PAの出力S10の包絡線S11との差がなくなるまで続けられる。可変利得制御部AMの利得変動に起因して、電力増幅器PAの出力が入力信号に対して、大きい値を示す場合も同様である。
【0040】
上述したように、メモリRAM1に書き込まれるデータは、前回分に逐次加減算されていくため、継続的に正または負が累積されるので、積分動作により累積され、結果として大きな値となり補正されることになる。
【0041】
図2に、本発明の実施の形態の適応歪み補償装置の他の例のブロック図を示し、図2において、図1と対応する部分には、同一符号を付してある。この図2の適応歪み補償装置は、図1の適応歪み補償装置に対し、位相偏移の適応補償を付加した例である。以下に、図2の適応歪み補償装置の図1の適応歪み補償装置と異なる部分を説明する。入力端子T1よりの入力信号S1と、電力増幅器PAの出力信号S30とを、位相差検出部DPに入力し、その位相差検出出力を電圧S100として出力し、その検出出力S100をアドレスとして、第3のメモリMPに供給して、そのメモリMPより、そのアドレスに対応したデータS101を出力する。このメモリMPの出力S101を、メモリM2の出力S4と加算し、その加算結果を信号S102として出力する第3の加算器ADDPと、その加算出力結果102をデジタル/アナログ変換器D/A2に供給して、アナログ信号S5に変換する。
【0042】
次に、この図2の適応歪み補償装置の動作を説明する。位相補償のテーブルが記憶された第2のメモリM2のデータが適正な場合は、位相差検出部DPに出力は現れないので、動作は行われない。このデータが不適性の場合は、電力増幅器PAの入出力信号の位相差に依存した電圧S100を発生する。第3のメモリMPには、読出し書込みメモリRAM1と同様のデータを格納しておき、信号S100をアドレスとしてメモリMPに供給し、そのアドレスに対応した信号S101を読出し、この信号S101が、第3の加算器ADDPで、位相補償テーブルの記憶されたメモリM2の出力S4に加算され、位相制御部PHの制御に寄与することとなる。
【0043】
次に、図2のメモリM1、M2及びMPに格納されるデータについて説明する。図3は、メモリM1に格納されるデータの例を示す。横軸は、包絡線信号S1の電圧であり、縦軸は、振幅補正のデータ(16進データ)で、数4の式の変換を施してある。図4は、メモリM2に格納されるデータを示し、位相補償できるデータである。図5は、メモリMPに格納されるデータを示し、信号S43の値により、正負に対して直線的に変換しているものである。
【0044】
次に、上述の適応歪み補償装置による適応歪み補償例を説明する。図6及び図7は、25度C(室温)の場合の歪補償例を示す。図6は、電力増幅器PAにより発生する歪を含むスペクトラムであり、図7は、メモリM1、M2によりひずみ補償が行われている様子を示す。
【0045】
図8及び図9は、適応補償の結果を示すものである。図8は、−30度Cの例であり、図の縦軸は、入出力の包絡線電圧の差であり、図の横軸は、積算の回数である。積算回数の増加につれて包絡線電圧の差が減少している様子が分かる。
【0046】
図9は、80度Cの場合の適応補償の様子を示している。高温側では電力増幅器PAの利得低下が生じて、適応経路を構成する帰還ループのループ利得が低下するために、歪電力の減少に要する積算回数が増加するという結果が表れている。
【0047】
また、図8は低温側での利得増加に起因して、入出力包絡線電圧の差が、正方向から収束しているが、高温側での利得低下により、図9は図8とは逆に、負側から収束している。
【0048】
上述の図1及び図2の適応歪み補償装置における各要素の具体回路例を説明する。図10は、包絡線検出部DET1、DET2の具体回路の一例を示す。ダイオードDを設け、そのアノードを、高周波入力信号Sinが入力される入力端子T3に接続し、そのカソードを、包絡線電圧Sooが出力される出力端子T5に接続する。ダイオードDの小信号部分の非直線性を改善するために、入力端子T4よりのバイアス電圧Vbiasをバイアス抵抗R1を通じて、ダイオードDのアノードに印加する。ダイオードDのカソードを、抵抗R2及びコンデンサCの並列回路を通じて接地する。
【0049】
図11は、図10における入力信号(高周波電力)Sinに対する包絡線電圧Sooの特性を示す。
【0050】
図12は、利得可変部AMの具体回路の一例を示す。404は、ソース接地2重ゲートFETである。高周波電極が供給される入力端子402が、入力整合回路MC1を通じて、FET404の第1ゲートG1に接続される。FET404のドレインDが、出力整合回路MC2を通じて、制御された高周波出力信号が出力される出力端子403に接続される。FET404の第2ゲートG2を、コンデンサCapを通じて接地すると共に、制御電圧Vcが供給される制御端子401が、抵抗Rを通じて、FET404の第2ゲートG2に接続される。
【0051】
この利得可変部AMの回路では、2重ゲートFET404の相互コンダクタンスは、第2ゲートG2に印加される電圧に依存することを利用して、その利得を制御するものである。
【0052】
図13は、利得可変部AMの具体回路の他の例を示す。504はゲート接地FETである。入力端子501をFET504のソースに接続し、ドレインを出力端子502に接続する。制御端子503よりの制御電圧を、抵抗505を通じて、FET504のゲートに印加して、FET404のソース及びドレイン間の通過損失量を制御するようにしている。FET504のゲートは、コンデンサ506を通じて接地されている。
【0053】
利得可変部AMとしては、利得の変動に対して通過位相が変動しないものが望ましいが、図12及び図13の具体回路は、この条件を満たしている。
【0054】
図14に、移相器PHの具体回路の一例を示す。入力端子1301及び出力端子1302間に、コイルLL1、LL2を直列接続し、コイルLL1、LL2の接続中点を、順次にコンデンサCC1及びバリキャップダイオード等の可変コンデンサVC1を通じて接地する。制御端子1303よりの制御信号Vct1を、抵抗器RR1を通じて、コンデンサCC1及び可変コンデンサVC1の接続中点に印加する。そして、制御端子1303に印加される制御信号Vct1の電圧により、入力端子1301及び出力端子1302間を通過する高周波信号の位相は偏移する。
【0055】
図15は、図14の移相器PHの特性の一例を示す。図中には、この特性を得る場合における図13の移相器PHを構成する素子の定数の例を示す。周波数に依存して異なるが、概ね、制御信号Vct1の電圧の範囲0.5(V)〜3.0(V)で、10度から40度の位相偏移が起こっている。
【0056】
図16は、位相差検出部DPの具体回路の一例を示す。抵抗R161、R162及びコンデンサC161、C162は、ブリッジ回路を構成するように接続されている。信号S1、S30の差の電圧を、抵抗R161及びコンデンサC161によって分割して、その接続中点に得られた電圧を、ダイオードD162及びそのカソードが、抵抗R164及びコンデンサC164の並列回路を通じて接地されたダイオード検波回路のダイオードD162のアノードに供給する。同様に、信号S1、S30の差の電圧を、コンデンサC162及び抵抗器R162によって分割して、その接続中点に得られた電圧を、ダイオードD161及びそのカソードが、抵抗R163及びコンデンサC163の並列回路を通じて接地されたダイオード検波回路のダイオードD161のアノードに供給する。
【0057】
そして、ダイオードD161を含むダイオード検波回路の検波出力を、抵抗R165を通じて演算増幅器OPAの反転入力端子に供給すると共に、ダイオードD162を含むダイオード検波回路の検波出力を、抵抗R168を通じて演算増幅器OPAの非反転入力端子に供給する。演算増幅器OPAの出力端子及び反転入力端子間には、抵抗R166が接続され、演算増幅器OPAの非反転入力端子は、抵抗R169を通じて接地される。
【0058】
そして、この位相差検出部DPの回路では、演算増幅器OPAの出力端子より導出された出力端子T8から、2つの入力信号S1、S30の位相差に比例した出力信号S100が出力される。
【0059】
【発明の効果】
第1の本発明によれば、包絡線が変動する高周波入力信号が供給されて、第1の包絡線検出信号が得られる第1の包絡線検出手段と、第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、そのアドレス信号に対応した振幅補正データ信号を読み出すことのできる第1の記憶手段と、第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、そのアドレス信号に対応した出力データ信号を読み出すことができると共に、書込みデータ信号が書き込まれる読出し書込み記憶手段と、その読出し書込み記憶手段から読出された出力データ信号をラッチするラッチ手段と、歪みを補償すべき電力増幅器の出力信号が供給されて、第2の包絡線検出信号が得られる第2の包絡線検出手段と、第1及び第2の包絡線検出信号の差分の正負に応じて、デジタルの+1、−1を出力する差分符号検出論理変換手段と、ラッチ手段及び差分符号検出論理変換手段の各出力信号を加算して、読出し書込み記憶手段に書き込む書込みデータ信号としての第1の加算出力信号を得る第1の加算手段と、第1の記憶手段及びラッチ手段の各出力信号を加算して、第2の加算出力信号を得る第2の加算手段と、第2の加算出力信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段と、第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、そのアドレス信号に対応した位相補正データ信号を読み出すことのできる第2の記憶手段と、その第2の記憶手段よりの読出された位相補正データ信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段と、高周波入力信号が所定時間遅延された後に供給されて、第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過位相が制御される可変移相手段と、その可変移相手段の出力信号が供給されて、第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過利得が制御される利得可変手段とを有し、その利得可変手段の出力信号が電力増幅器に供給されるようにしたので、下記の効果を期待するすことのできる適応歪み補償装置を得ることができる。
【0060】
すなわち、第1の本発明によれば、プレディストーションに必要な適応補償のデータを、電力増幅器の歪成分を包絡線検出することによって得るようにしたので、回路規模の膨大な直交復調器を要せずに簡易に実現できる。また、歪成分を、入出力信号の差分の積算によって検出して歪み補償を行っているので、わずかな歪成分でも補償できるという利点がある。また、適応補償を行うにあたり、入出力信号のアナログでの減算を行うが、その際、減算結果の符号のみを判定するために、微小な電圧信号を扱う必要がなく、同時に、多ビットのアナログ/デジタル変換器も必要ない。
【0061】
第2の本発明によれば、第1の本発明の適応歪み補償装置において、高周波入力信号及び電力増幅器の出力信号の位相差が検出される位相差検出手段と、その位相差検出手段よりの検出出力信号をアドレス信号として供給して、そのアドレス信号に対応した出力データ信号を読み出すことのできる第3の記憶手段と、第2及び第3の記憶手段の各出力信号を加算して、第3の加算出力信号を得る第3の加算手段とを有し、第3の加算出力信号を第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段に供給するようにしたので、第1の本発明の効果と同様の効果が得られると共に、第2の記憶手段に記憶されている位相補償データ信号が不適正なものであっても、位相補償を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の適応歪み補償装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の適応歪み補償装置の他の例を示すブロック図である。
【図3】メモリM1に格納される、室温での振幅補償テーブルのデータの特性を示す特性図である。
【図4】メモリM2に格納される室温での位相補償テーブルのデータの特性を示す特性図である。
【図5】メモリMPに格納されるデータを示す特性図である。
【図6】電力増幅器で発生する歪スペクトラムの適応歪み補償例を示すスペクトラム図である。
【図7】室温でのひずみ補償例を示すスペクトラム図である。
【図8】−30度Cでの適応補償の例を示す特性図である。
【図9】80度Cでの適応補償の例を示す特性図である。
【図10】包絡線検出部DETの具体回路の一例を示す回路図である。
【図11】その包絡線検出部DETの具体回路の一例の特性を示す特性図である。
【図12】利得可変部AMの具体回路の一例を示す回路図である。
【図13】利得可変部AMの具体回路の他の例を示す回路図である。
【図14】その移相器PHの具体回路の一例を示す回路図である。
【図15】移相器PHの具体例の一例の特性を示す特性図である。
【図16】位相差検出部DPの具体回路を示す回路図である。
【図17】第1の従来例の適応歪み補償装置を示すブロック図である。
【図18】第2の従来例の適応歪み補償装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
DET1、DET2 包絡線検出部、A/D1 アナログ/デジタル変換器、D/A1、D/A2 デジタル/アナログ変換器、M1、M2、RAM1、MPメモリ、LPF1、LPF2 低域通過フィルタ、DL 遅延素子、PH 移相器、AM 利得可変部、PA 電力増幅器、CMP 符号検出器、Lgc 論理変換部、ADD1、ADD2 加算器、LCH ラッチ回路、SUB 減算器。

Claims (2)

  1. 包絡線が変動する高周波入力信号が供給されて、第1の包絡線検出信号が得られる第1の包絡線検出手段と、
    上記第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、該アドレス信号に対応した振幅補正データ信号を読み出すことのできる第1の記憶手段と、
    上記第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、該アドレス信号に対応した出力データ信号を読み出すことができると共に、書込みデータ信号が書き込まれる読出し書込み記憶手段と、
    該読出し書込み記憶手段から読出された出力データ信号をラッチするラッチ手段と、
    歪みを補償すべき電力増幅器の出力信号が供給されて、第2の包絡線検出信号が得られる第2の包絡線検出手段と、
    上記第1及び第2の包絡線検出信号の差分の正負に応じて、デジタルの+1、−1を出力する差分符号検出論理変換手段と、
    上記ラッチ手段及び上記差分符号検出論理変換手段の各出力信号を加算して、上記読出し書込み記憶手段に書き込む書込みデータ信号としての第1の加算出力信号を得る第1の加算手段と、
    上記第1の記憶手段及び上記ラッチ手段の各出力信号を加算して、第2の加算出力信号を得る第2の加算手段と、
    上記第2の加算出力信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段と、
    上記第1の包絡線検出信号に基づくアドレス信号を供給することによって、該アドレス信号に対応した位相補正データ信号を読み出すことのできる第2の記憶手段と、
    該第2の記憶手段よりの読出された位相補正データ信号をデジタル/アナログ変換すると共にデジタル雑音を除去する第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段と、
    上記高周波入力信号が所定時間遅延された後に供給されて、上記第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過位相が制御される可変移相手段と、
    該可変移相手段の出力信号が供給されて、上記第1のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段の出力信号に応じて通過利得が制御される利得可変手段とを有し、
    該利得可変手段の出力信号が上記電力増幅器に供給されるようにしたことを特徴とする適応歪み補償装置。
  2. 請求項1に記載の適応歪み補償装置において、
    上記高周波入力信号及び上記電力増幅器の出力信号の位相差が検出される位相差検出手段と、
    該位相差検出手段よりの検出出力信号をアドレス信号として供給して、該アドレス信号に対応した出力データ信号を読み出すことのできる第3の記憶手段と、
    上記第2及び第3の記憶手段の各出力信号を加算して、第3の加算出力信号を得る第3の加算手段とを有し、
    上記第3の加算出力信号を上記第2のデジタル/アナログ変換・雑音除去手段に供給することを特徴とする適応歪み補償装置。
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