JP4355707B2 - 廃棄物溶融炉の羽口吹込方法及び吹込装置 - Google Patents

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本発明は、一般廃棄物、産業廃棄物などの廃棄物を溶融処理する廃棄物溶融炉の羽口の吹き込み方法及びその装置に関する。
廃棄物溶融炉内に廃棄物をコークス、石灰石と共に装入し、炉体に設けられている羽口から空気又は酸素富化空気を吹き込み、廃棄物を乾燥、熱分解、燃焼、溶融して廃棄物を処理することが行われている。
図5は、廃棄物溶融処理設備の説明図で、廃棄物溶融炉41では、廃棄物がコークス、石灰石などの副資材とともに、炉上部から装入装置42により装入され、炉内で乾燥、熱分解、燃焼、溶融の過程を経て出滓口43からスラグが排出される。廃棄物中の可燃物は、一部が乾留されてガスとなって排出され、また一部は炉下部で羽口44から吹き込まれた空気及び酸素によって燃焼するが、残りの可燃物は可燃性ダストとなって溶融炉41の炉頂から排出される。
廃棄物溶融炉41の炉頂から排出されるダストは、可燃性ダスト捕集装置45で捕集し、可燃性ダスト貯蔵タンク46に貯蔵され、可燃性ダスト切出装置47で切り出されて、酸素富化空気を供給する羽口44から炉内へ吹き込まれる。可燃性ダスト捕集装置45を通過した排ガスは、燃焼室で燃焼される。
可燃性ダストを炉内に吹き込む羽口について、特許文献1には、可燃性ダストと空気又は酸素富化空気を供給する内筒、可燃性ダストの着火用燃料を供給する中間筒、及び着火用燃料燃焼用の酸素を供給する外筒からなり、各筒の先端部を導通させた三重管構造の羽口、羽口を不活性ガス(窒素)でパージさせる窒素パージシステムを配設することが開示されている。
特開2005−98676号公報
従来の三重管構造の羽口を用いて溶融炉内に燃料ガス吹込みを行う場合、1500℃以上の高温部に燃料ガスと酸素を吹込むことになるため、吹込み開始時及び停止時等の非定常時に操業方法を誤ると逆火する可能性がある。また、操業中に羽口先端がスラグなどで閉塞した場合、羽口内部に燃料ガスと酸素が滞留することになり、爆発する危険性がある。
そこで、本発明は、三重管構造羽口の吹込み開始及び停止時に逆火を防止して、より安全な運転を実現できる廃棄物溶融炉の羽口吹込方法及び吹込装置を提供するものである。
本発明の羽口吹込方法は、廃棄物溶融炉に設けた羽口の一部又は全てが、それぞれ可燃性ダストと空気又は酸素富化空気を供給する内筒、可燃性ダストの着火用燃料を供給する中間筒、及び着火用燃料燃焼用酸素を供給する外筒からなり、各筒の先端部を導通させた三重管構造である羽口の吹込方法において、着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の羽口への吹込みを開始する前に、羽口を不活性ガスでパージし、不活性ガスが所定流量以上吹込まれていることを確認した後に不活性ガスのパージを継続しながら着火用燃料燃焼用酸素の吹込を開始し、着火用燃料燃焼用酸素の流量を増量していき、羽口からの着火用燃料燃焼用酸素の供給量が所定量以上であることを確認した後に着火用燃料の吹込を開始し、着火用燃料の流量を増量していき羽口からの着火用燃料の吹込量が所定流量以上流れていることを確認した後、不活性ガスによるパージを停止することを特徴とする。
この時、可燃性ダストについては、着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込み開始前に停止させ、着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込み量が安定してから、可燃性ダストの吹込みを再開するようにしてもよい。
さらに、各羽口から吹込まれる着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込量のいずれかが所定流量より低下した場合、流量が低下した羽口から着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込みを停止し、その羽口を不活性ガスでパージする。
より安全な操業を確保するために、羽口に空気又は酸素富化空気を供給する支管からの吹込み量が所定流量より低下した場合、流量が低下した羽口から可燃性ダスト、着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込みを停止し、その羽口を不活性ガスでパージしてもよい。
また、本発明の羽口吹込装置は、廃棄物溶融炉に設けた羽口の一部又は全てが、それぞれ可燃性ダストと空気又は酸素富化空気を供給する内筒、可燃性ダストの着火用燃料を供給する中間筒、及び着火用燃料燃焼用酸素を供給する外筒からなり、各筒の先端部を導通させた三重管構造である羽口の吹込装置において、前記複数の羽口に着火用燃料供給本管から分岐した着火用燃料供給支管と着火用燃料燃焼用酸素供給本管から分岐した着火用燃料燃焼用酸素供給支管とが接続され、前記各本管に全羽口への供給量を計測する流量計、流量調節弁及び遮断弁を設け、前記各支管に各羽口への吹込量を計測する流量計及び遮断弁を設け、前記各支管に設けた流量計より上流側にパージ用不活性ガス供給用配管を接続し、さらに、着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の羽口への吹込みを開始する前に、パージ用不活性ガス供給用配管から前記各支管へ不活性ガスを供給して羽口をパージし、前記各支管の流量計の計測により不活性ガスが所定流量以上吹込まれていることを確認した後に不活性ガスのパージを継続しながら着火用燃料燃焼用酸素の吹込を開始し、着火用燃料燃焼用酸素の流量を増量していき、羽口からの着火用燃料燃焼用酸素の供給量が所定量以上であることを確認した後に着火用燃料の吹込を開始し、着火用燃料の流量を増量していき羽口からの着火用燃料の吹込量が所定流量以上流れていることを確認した後、不活性ガスによるパージを停止するように各本管及び各支管の遮断弁及び流量調節弁の制御を行う制御装置を設けたことを特徴とする。
さらに、制御装置は、各羽口から吹込まれる着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込量のいずれかが所定流量より低下した場合、流量が低下した羽口からの着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込みを停止し、その羽口の支管へパージ用不活性ガス供給用配管から不活性ガスを供給してパージするように各本管及び各支管の遮断弁及び流量調節弁の制御を行う。
また、内筒に空気又は酸素富化空気を供給する本管から分岐した支管に流量計を設け、さらに、制御装置は、各羽口から吹込まれる空気又は酸素富化空気の吹込み量が所定流量より低下した場合、流量が低下した羽口からの可燃性ダスト、着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込みを停止し、その羽口の支管へパージ用不活性ガスを供給してパージするように各本管及び各支管の遮断弁及び流量調節弁等の制御を行ってもよい。
本発明は、羽口、これに接続される、着火用燃料(以下「燃料」という。)及び着火用燃料燃焼用酸素(以下「燃焼用酸素」という。)の各配管を不活性ガスでパージしながら燃料及び燃焼用酸素の吹き込みを開始することにより、逆火することのない安全な運転が可能となる。
さらに、本発明は、燃料、燃焼用酸素、パージ用不活性ガスの供給量を監視することにより、より安全な操業を確保することができる。
また、本発明では、羽口が閉塞した場合、流量計の計測結果で感知できるので、燃料及び燃焼用酸素の供給が停止し、不活性ガスのパージが開始されるので羽口内に燃料と燃焼用酸素の混合気が滞留することを防止することができる。
本発明の実施例について図を参照しながら説明する。
図1は本発明の羽口吹込方法を実施するための装置の一実施例を示す図である。図2(a)は三重管構造の羽口の概略断面図、(b)は羽口の先端部の吹出孔を示す側面図である。
図2において、本発明において使用する廃棄物溶融炉1の三重管構造の羽口2は、空気又は酸素富化空気で可燃性ダストを気送して供給する内筒3、可燃性ダストの着火用の燃料を供給する中間筒4、及び燃焼用酸素を供給する銅製で水冷構造の外筒5を間隔をおいて配置し、各筒の先端部を導通させた三重管構造である。
燃料は、都市ガスやLPGのような燃料ガス、もしくは灯油や重油のような液体燃料が利用される。図2(b)に示すように、中間筒4の先端部には同心円上に複数の燃料吹出孔6が形成され、外筒5の先端部は同心円上に複数の燃焼用酸素吹出孔7が形成される。
図1において、廃棄物溶融炉1の羽口2に燃料を供給する燃料供給用本管8には、流量計9、流量調整弁10、遮断弁11が設けられ、燃料供給用本管8から分岐した各燃料供給用支管12には遮断弁13、逆止弁14、流量計15、逆止弁16がそれぞれ設けられる。
羽口2に燃焼用酸素を供給する燃焼用酸素供給用本管17には、流量計18、流量調整弁19、遮断弁20が設けられ、燃焼用酸素供給用本管17から分岐した各酸素供給用支管21には遮断弁22、流量計23、逆止弁24がそれぞれ設けられる。
燃料供給用支管12及び燃焼用酸素供給用支管21には、それぞれの支管12,21の流量計15,23の手前で、不活性ガスでパージするパージガス供給支管25が接続される。パージガス供給用支管25はパージガス供給本管26から分岐し、パージガス供給本管26には流量計27、パージガス供給用支管25には遮断弁28、逆止弁29が設けられる。
燃料供給用本管8、各燃料供給用支管12、燃焼用酸素供給用本管17、各酸素供給用支管21及びパージガス供給用本管26に設けられている各流量計の検出信号は制御装置30に入力され、検出結果、制御パターンに基づいて各配管に設けられている各遮断弁の開閉及び流量調整弁の開度が制御され、燃料、燃焼用酸素、不活性ガスの供給開始・停止、供給量の調節が行われる。
次に本発明の羽口吹込方法について説明する。図3は羽口吹込時のフローチャートである。
廃棄物溶融炉1の操業は、立ち上げ時は羽口2から燃料、酸素の吹き込みは行わず、炉内でコークスを燃焼させて温度を上昇させてから羽口2の内筒3から可燃性ダストと空気又は酸素富化空気の吹き込み、中間筒4から燃料の吹き込み、外筒5から酸素の吹き込みを開始して廃棄物を乾燥、熱分解、燃焼、溶融を行う定常状態に移行させるが、本発明では、廃棄物溶融炉に燃料及び燃焼用酸素を吹込みを開始する前に、まず、燃料配管内、酸素配管内、羽口内を不活性ガス(窒素)でパージして噴出孔6,7の目詰まりとコークスの燃焼によるガスの侵入よる逆火を防止する。
ステップ1:窒素のパージは、パージガス供給用支管25の遮断弁28を開にしてパージガス供給用支管25に接続された燃料供給用支管12及び燃焼用酸素供給用支管21に窒素の供給を開始する。このとき、燃料供給本管8及び支管12の遮断弁11,13、流量調整弁10、燃焼用酸素供給用本管17及び支管21の遮断弁20,22、流量調整弁19は閉にして燃料及び燃焼用酸素の供給は停止させておく。
窒素のパージを開始し、窒素の流量を燃料供給用支管12の流量計15、燃焼用酸素供給用支管21の流量計23で計測し、制御装置30で窒素が所定流量以上吹き込まれているか否かを確認する。
ステップ2:窒素の流量が所定流量以上であることが確認された燃焼用酸素供給用支管21に対して、不活性ガスのパージを継続しながら燃焼用酸素供給用本管17及び支管21の遮断弁20,22、流量調整弁19を開いて燃焼用酸素の吹込みを開始し、流量調整弁19の開度を調節して燃料ガス燃焼用酸素の流量を増量していく。
ステップ3:全羽口からの燃焼用酸素の吹込量が所定流量以上流れていることが確認する。
ステップ4:燃焼用酸素が所定流量以上流れていることが確認されると、燃料供給本管8及び支管12の遮断弁11,13、流量調整弁10を開いて燃料の吹込みを開始し、流量調整弁10の開度を調節して燃料の流量を増量していく。
ステップ5:全羽口からの燃料の吹込量が所定流量以上流れていることを確認する。
ステップ6:燃料が所定流量以上流れていることが確認されると、遮断弁28を閉めて窒素のパージを停止する。
各羽口から吹込まれる燃料及び燃焼用酸素の吹込量のいずれかが所定流量より低下したことが確認された場合には、流量が低下した羽口から燃料及び燃焼用酸素の吹込みを停止し、その羽口へ接続された燃料供給用支管12への燃料吹込、燃焼用酸素供給用支管21への燃焼用酸素の吹込み停止させ、不活性ガスでパージして、ガスの侵入よる逆火を防止する。
図4は本発明の羽口吹込方法を実施するための装置の別実施例を示す図で、図1と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例では、燃料供給用本管8及び燃焼用酸素供給用本管17に不活性ガスをパージするパージガス供給管31を接続した例である。パージガス供給用本管31には流量計27、及び遮断弁32,33、逆止弁29が設けられる。
本実施例も実施例1と同じステップにより羽口吹き込みを行う。まず、窒素のパージを開始し、窒素の流量を燃料供給用支管12の流量計15、燃焼用酸素供給用支管21の流量計23で計測し、制御装置30で窒素が所定流量以上吹き込まれているか否かを確認する。
窒素の流量が所定流量以上であることが確認された燃焼用酸素供給用支管21に対して、不活性ガスのパージを継続しながら燃焼用酸素供給用本管17及び支管21の遮断弁20,22、流量調整弁19を開いて燃焼用酸素の吹込みを開始し、流量調整弁19の開度を調節して燃料ガス燃焼用酸素の流量を増量していく。
全羽口からの燃焼用酸素の吹込量が所定流量以上流れていることが確認されると、燃料供給本管8及び支管12の遮断弁11,13、流量調整弁10を開いて燃料の吹込みを開始し、流量調整弁10の開度を調節して燃料の流量を増量していく。
全羽口からの燃料ガスの吹込み量が所定流量以上流れていることが確認されると、遮断弁32,33を閉じて窒素のパージを停止する。
各羽口から吹込まれる燃料及び燃焼用酸素の吹込量のいずれかが所定流量より低下したことが確認された場合には、羽口から燃料及び燃焼用酸素の吹込みを停止し、羽口へ接続された燃料供給用支管12への燃料吹込み、燃焼用酸素供給用支管21への燃焼用酸素の吹込みを停止させ、遮断弁32,33を開いて不活性ガスでパージして、ガスの侵入よる逆火を防止する。
本実施例では、燃料及び燃焼用酸素の各支管毎にパージガス供給用の配管を接続する必要がないので、設備コストを低減させることができる。
本発明の羽口吹込方法を実施するための装置の一実施例を示す図である。 (a)は三重管構造の羽口の概略断面図、(b)は先端部の吹出孔を示す側面図である。 羽口吹込み時のフローチャートである。 本発明の羽口吹込方法を実施するための装置の別実施例を示す図である。 廃棄物溶融処理設備の説明図である。
符号の説明
1:廃棄物溶融炉 2:羽口
3:内筒 4:中間筒
5:外筒 6:燃料吹出孔
7:燃焼用酸素吹出孔 8:燃料供給用本管
9:流量計 10:流量調整弁
11:遮断弁 12:燃料供給用支管
13:遮断弁 14:逆止弁
15:流量計 16:逆止弁
17:燃焼用酸素供給用本管 18:流量計
19:流量調整弁 20:遮断弁
21:酸素供給用支管 22:遮断弁
23:流量計 24:逆止弁
25:パージガス供給支管 26:パージガス供給本管
27:流量計 28:遮断弁
29:逆止弁 30:制御装置
31:パージガス供給管 32:遮断弁
33:遮断弁
41:廃棄物溶融炉 42:装入装置
43:出滓口 44:羽口
45:可燃性ダスト捕集装置 46:可燃性ダスト貯蔵タンク
47:可燃性ダスト切出装置

Claims (4)

  1. 廃棄物溶融炉に設けた羽口の一部もしくは全てが、それぞれ可燃性ダストと空気又は酸素富化空気を供給する内筒、可燃性ダストの着火用燃料を供給する中間筒、及び着火用燃料燃焼用酸素を供給する外筒からなり、各筒の先端部を導通させた三重管構造である羽口の吹込方法において、
    着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込みを開始する前に、羽口を不活性ガスでパージし、不活性ガスが所定流量以上吹込まれていることを確認した後に不活性ガスのパージを継続しながら着火用燃料燃焼用酸素の吹込を開始し、着火用燃料燃焼用酸素の流量を増量していき、羽口からの着火用燃料燃焼用酸素の供給量が所定量以上であることを確認した後に着火用燃料の吹込を開始し、着火用燃料の流量を増量していき羽口からの着火用燃料の吹込量が所定流量以上流れていることを確認した後、不活性ガスによるパージを停止することを特徴とする廃棄物溶融炉の羽口吹込方法。
  2. 各羽口から吹込まれる着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込量のいずれかが所定流量より低下した場合、流量が低下した羽口から着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込みを停止し、その羽口を不活性ガスでパージすることを特徴とする請求項1記載の廃棄物溶融炉の羽口吹込方法。
  3. 廃棄物溶融炉に設けた羽口の一部もしくは全てが、それぞれ可燃性ダストと空気又は酸素富化空気を供給する内筒、可燃性ダストの着火用燃料を供給する中間筒、及び着火用燃料燃焼用酸素を供給する外筒からなり、各筒の先端部を導通させた三重管構造である羽口の吹込装置において、
    前記羽口に着火用燃料供給本管から分岐した着火用燃料供給支管と着火用燃料燃焼用酸素供給本管から分岐した着火用燃料燃焼用酸素供給支管とが接続され、
    前記各本管に全羽口への供給量を計測する流量計、流量調節弁及び遮断弁を設け、
    前記各支管に各羽口への吹込量を計測する流量計及び遮断弁を設け、
    前記各支管に設けた流量計より上流側にパージ用不活性ガス供給用配管を接続し、
    さらに、着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の羽口への吹込みを開始する前に、パージ用不活性ガス供給用配管から前記各支管へ不活性ガスを供給して羽口をパージし、前記各支管の流量計の計測により不活性ガスが所定流量以上吹込まれていることを確認した後に不活性ガスのパージを継続しながら着火用燃料燃焼用酸素の吹込を開始し、着火用燃料燃焼用酸素の流量を増量していき、羽口からの着火用燃料燃焼用酸素の供給量が所定量以上であることを確認した後に着火用燃料の吹込を開始し、着火用燃料の流量を増量していき羽口からの着火用燃料の吹込量が所定流量以上流れていることを確認した後、不活性ガスによるパージを停止するように各本管及び各支管の遮断弁及び流量調節弁の制御を行う制御装置を設けたことを特徴とする廃棄物溶融炉の羽口吹込装置。
  4. 制御装置が、各羽口から吹込まれる着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込量のいずれかが所定流量より低下した場合、流量が低下した羽口からの着火用燃料及び着火用燃料燃焼用酸素の吹込みを停止し、その羽口の支管へパージ用不活性ガス供給用配管から不活性ガスを供給してパージするように各本管及び各支管の遮断弁及び流量調節弁の制御を行う制御装置であることを特徴とする請求項3記載の廃棄物溶融炉の羽口吹込装置。
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