JP4355556B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、ステップ式投影露光方式により製造された液晶表示装置の表示ムラを防止するための対策に係るものである。
近年、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)は、薄型で低消費電力であるという特徴を有するため、例えば、従来のCRT型のTVモニターに代わる表示装置として、需要が飛躍的に増大している。
液晶表示装置は、一般に、カラーフィルタを有するカラーフィルタ基板と、カラーフィルタ基板に対向して設けられ、スイッチング素子であるTFT(薄膜トランジスタ)を有するTFT基板と、上記カラーフィルタ基板及びTFT基板の間に設けられた液晶層とを備えている。
上記カラーフィルタ基板は、例えば、ガラス基板と、ガラス基板に所定のパターンで配置されたR,G,Bの3原色の複数の着色層と、各着色層の境界に形成されたブラックマトリクスと、偏光板とにより構成されている。
一方、上記TFT基板は、図4に示すように、例えば、ガラス基板の上に格子状にパターン形成されたゲート配線112及びソース配線113と、容量配線114と、TFT115と、絵素電極116とを備えている。
上記ゲート配線112及びソース配線113により区画された領域は、絵素領域に構成されている。上記絵素電極116は、各絵素領域にそれぞれ設けられ、ドレイン電極117を介してTFT115に接続されている。そして、絵素電極116の周縁部は、ゲート配線112又はソース配線113に重なるように構成されている。
また、容量配線114は、ゲート配線112と平行に延びるように形成され、上記ドレイン電極117に重なるように配置されている。こうして、所定の駆動電圧を絵素電極116に印加することにより、各絵素領域で液晶層(図示省略)を駆動するようになっている。
上記TFT基板の絵素電極や各配線は、一般に、フォトリソグラフィ等によりパターン形成される。フォトリソグラフィでは、ガラス基板上に塗布されたレジストに対し、フォトマスクを介して露光する露光工程が行われる。
ところで、近年の表示画面の大型化の要請から、TFT基板に用いられるガラス基板は、より大きな面積へと移行している。しかし、ガラス基板の大型化に伴って、フォトマスクや露光装置を大型化することは難しくコストの上昇を招いてしまう。そこで、従来より、露光工程において、ガラス基板よりも小さいマスクを用い、露光を複数のショットに分けて行うステップ式投影露光方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ステップ式投影露光方式の一例であるレンズスキャン方式は、図5に示すように、TFT基板110に対し、例えば3つに分割された露光領域S1,S2,S3毎に露光を行う。すなわち、図6に示すように、TFT基板110と光源121との間には、フォトマスク122が配置され、フォトマスク122と上記光源121との間にはシャッタ123が設けられる一方、フォトマスク122とTFT基板110との間には投影レンズ124が設けられている。そして、上記シャッタ123を切り替えることにより、例えば、露光領域S1、露光領域S2、露光領域S3の順に露光ショットを行う。
特開2001−318456号公報
しかし、上記従来のステップ式投影露光方式では、各ショットの継ぎ目部分が表示ムラとなって視認され、表示品位が劣化するという問題がある。
すなわち、図4に示すように、ソース配線113が、例えば異なる露光領域S1,S2の絵素電極116の双方と重なっていると、各露光領域間の露光誤差により、絵素電極116とソース配線113との重なり幅t1と、ソース配線113の幅t2との比t1/t2は、各露光領域S1,S2,S3毎で異なることが避けられない。その結果、各露光領域S1,S2,S3毎に、絵素電極とソース配線との重なり領域の面積が異なって、ソース及びドレイン間の容量(ソースドレイン容量)に違いが生じるため、表示ムラが発生することとなる。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液晶表示装置を構成する基板が、製造段階において複数のショットにより分割して露光されていても、そのショットの継ぎ目部分が表示ムラとして視認されないようにして、表示品位の向上を図ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、ソース配線を、隣接する2つの絵素電極の一方のみに重ねると共に、その隣接する絵素電極の隙間にドレイン電極を重ねるように構成した。
具体的に、本発明に係る液晶表示装置は、絶縁性基板の上にマトリクス状に配置された複数の絵素領域と、上記絵素領域毎に設けられ、液晶層を駆動する絵素電極と、上記各絵素電極にドレイン電極を介して接続され、該絵素電極への電圧の印加状態を切り替えるためのスッチング素子と、上記スイッチング素子に接続され、互いに平行に延びる複数のゲート配線と、上記スイッチング素子に接続され、上記ゲート配線に交差して延びる複数のソース配線とを備える液晶表示装置であって、上記絵素領域は、上記絵素電極が形成されている領域であり、上記ソース配線は、上記ゲート配線の長さ方向に隣接する2つの絵素電極の一方のみに対し、上記絶縁性基板の法線方向に重なっており、上記ドレイン電極の少なくとも一部は、上記隣接する絵素電極の間の隙間に対し、上記絶縁性基板の法線方向に重なって延びるように形成されている
上記絵素電極は、該絵素電極が設けられた絵素領域内に配置されているソース配線の全てに重なっていることが好ましい。
上記絶縁性基板に対し、液晶層を介して対向配置された対向基板と、上記対向基板に所定の間隔で並んで設けられると共に、上記液晶層側に突出する複数のリブ部とを備え、ソース配線の少なくとも一部は、上記複数のリブ部の少なくとも1つに対し、上記絶縁性基板の法線方向に重なって延びるように形成されていてもよい
−作用−
すなわち、本発明によると、製造段階で絶縁性基板上の領域を複数の露光領域に分割してそれぞれ露光した場合に、各露光領域の間で露光状態に多少のずれが生じたとしても、ソース配線が、ゲート配線の長さ方向に隣接する2つの絵素電極の一方のみに重なるように構成されているため、ソース配線と絵素電極との重なり部分の面積は、各露光領域の間における露光誤差の有無に拘わらず、一定に維持される。その結果、各露光領域におけるソースドレイン容量(言い換えれば、ソース配線と絵素電極との間の容量)のばらつきが防止されると共に、表示ムラが抑制されるため、表示品位が向上する。さらに、ドレイン電極の少なくとも一部を、隣接する絵素電極の隙間に重ねるようにしたので、開口率の向上が可能となる。
また、ソース配線の少なくとも一部を、対向基板に形成されたリブ部に重ねることにより、そのリブ部により形成される遮光領域を利用してソース配線を設けることが可能となるため、開口率の低下が抑制される
したがって、本発明によると、絶縁性基板上の複数の領域の間で露光状態に多少のずれが生じたとしても、ソース配線が、ゲート配線の長さ方向に隣接する2つの絵素電極の一方のみに重なるように構成したので、ソース配線と絵素電極との重なり部分の面積を、各領域の間における露光誤差の有無に拘わらず一定に維持して、各領域におけるソースドレイン容量のばらつきを防止することができる。その結果、表示ムラを抑制できるため、表示品位を向上させることができる。さらに、ドレイン電極の少なくとも一部を、隣接する絵素電極の隙間に重ねるようにしたので、開口率の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図3は、本発明に係る液晶表示装置の実施形態1を示している。本実施形態の液晶表示装置Aは、バックライト等の光源の光を透過して表示を行う透過型の液晶表示装置である。
液晶表示装置Aは、拡大平面図である図1、及び図1におけるII−II線断面図である図2に示すように、スイッチング素子であるTFT30を有する第1基板31と、第1基板31の上に設けられた液晶層33と、上記第1基板31の上に液晶層33を介して設けられた第2基板32とを備えている。つまり、上記液晶層33は、図2に示すように、対向する一対の基板31,32の間に介装されている。
上記第1基板31は、図1に示すように、絶縁性基板1の上にマトリクス状に配置された複数の絵素領域35と、絵素領域35毎に設けられた絵素電極26及びTFT30と、ソース配線12と、ゲート配線5と、容量配線16とを備えている。
上記絶縁性基板1は、例えばガラス等の透明絶縁材料により構成されている。
上記絵素電極26は、図1に示すように、絶縁性基板1の上に複数設けられ、マトリクス状に配置されている。隣り合う各絵素電極26同士の間には、僅かな隙間が設けられている。そして、上記絵素領域35は、各絵素電極26が設けられた領域に形成されている。絵素電極26の構成については、後に詳述する。
上記TFT30は、上記各絵素領域35にそれぞれ設けられている。つまり、TFT30は、絶縁性基板1の上に複数設けられ、マトリクス状に配置されている。TFT30は、図1におけるIII−III線断面図である図2に示すように、絶縁性基板1の上に設けられたゲート電極4と、ゲート電極4を覆うゲート絶縁膜3と、ゲート絶縁膜3の上に設けられたTFT半導体層22とを備えている。ゲート電極4は、ゲート配線5から分岐して形成されている。
TFT半導体層22は、チャネル領域8と、チャネル領域8の上に設けられたソース領域6及びドレイン領域7とにより構成されている。
チャネル領域8は、ゲート絶縁膜3の上に形成され、例えばアモルファスシリコン(a-Si)等により構成されている。ソース領域6は、チャネル領域8の上の一部に形成され、例えばnSi層により構成されている。また、ドレイン領域7は、ソース領域6との間に所定の間隔をおいた状態で、チャネル領域8の上の一部に形成されている。ドレイン領域7もまた、ソース領域6と同様に、nSi層により構成されている。
TFT半導体層22には、ソース電極13がソース領域6を介して接続されると共に、ドレイン電極14がドレイン領域7を介して接続されている。すなわち、ソース電極13の一部は、ソース領域6の上に形成される一方、ドレイン電極14の一部は、ドレイン領域7の上に形成されている。ソース電極13は、ソース配線12から分岐して形成されている。そして、図3に示すように、TFT半導体層22、ソース電極13、ドレイン電極14、及びゲート絶縁膜3は、それぞれ第1の層間絶縁膜9により覆われている。
上記ゲート配線5は、絶縁性基板1の上に複数設けられ、それぞれ図1で左右方向に延びるように形成されている。つまり、各ゲート配線5は、互いに平行に延びている。ゲート配線5の一部は、上記絵素電極26に対し、絶縁性基板1の法線方向に重なっている。言い換えれば、絵素電極26の端部は、ゲート配線5の一部に重なっている。また、ゲート配線5は、隣接する絵素電極26の間に形成されている隙間に対し、絶縁性基板1の法線方向に重なるように形成されている。そして、ゲート配線5は、TFT30に対して走査信号を供給するように構成されている。
また、隣り合うゲート配線5の間には、容量配線(Cs配線)15が、ゲート配線5と平行に並んで設けられている。容量配線15は、絵素電極26との間で蓄積容量Csを構成するためのものである。
上記ソース配線12は、絶縁性基板1の上に複数設けられ、ゲート配線5及び容量配線15に交差する方向に蛇行して延びるように形成されている。そして、ソース配線12は、TFT30に対してデータ信号を供給するように構成されている。
上記ドレイン電極14の少なくとも一部は、隣接する絵素電極26の間の隙間に対し、絶縁性基板1の法線方向に重なって延びるように形成されている。本実施形態では、ドレイン電極14の一部が、隣接する絵素電極26の間の隙間に重なると共に、他の一部が、容量配線15に対し、絶縁性基板1の法線方向に重なるように形成されている。ドレイン電極14の先端部は、絵素領域35の中央まで延びている。
図3に示すように、上記第1の層間絶縁膜9の上には、基板全体を覆う第2の層間絶縁膜24が形成されている。この第2の層間絶縁膜24の上には、上記絵素電極26がパターン形成されている。さらに、絵素電極26の上には、ポリイミド等により構成された配向膜38が形成されている。
上記第2の層間絶縁膜24には、ドレイン電極14の先端部の上方位置において、第2の層間絶縁膜24を上下に貫通するコンタクトホール10が形成されている。そして、上記絵素電極26は、コンタクトホール10を介してドレイン電極14に接続されている。こうして、上記TFT30は、各絵素電極26にドレイン電極14を介して接続され、絵素電極26への信号電圧の印加状態を切り替えるようになっている。言い換えれば、絵素電極26は、ドレイン電極14を介してTFT30から信号電圧が印加されることにより、絵素電極26の上方の液晶層33を駆動するように構成されている。
絵素電極26には、ITO等の透明電極により構成されており、図1に示すように、複数のスリット27a,27bが形成されている。スリット27a,27bは、後述の第2基板32のリブ部45a,45bと共に、液晶層33の液晶分子の配向方向を規制して、MVA(Multi-domain Vertical Aalignment)モードを実現し、視野角特性を向上させるためのものである。スリット27a,27bは、屈曲したパターン形状に形成されている。すなわち、絵素電極26の半分の領域には、ゲート配線5と交差する方向に延びる例えば3つのスリット27aが互いに平行に形成されている。一方、他の半分の領域には、上記3つのスリット27aに対し垂直な方向に延びる別の3つのスリット27bが互いに平行に形成されている。
上記第2基板32は、図2及び図3に示すように、上記絶縁性基板1に対し、液晶層33を介して対向配置された対向基板により構成されている。第2基板32は、絶縁性基板2の下にパターン形成されたブラックマトリクス42及び着色層43と、透明電極44と、リブ部45a,45bとを備えている。
上記絶縁性基板2は、絶縁性基板1と同様に、例えばガラス等の透明絶縁材料により構成されている。上記着色層43は、例えばR,G,Bの3原色が所定のパターンに配列されている。また、ブラックマトリクス42は、TFT30の上方位置や、隣り合う着色層43同士の隙間の上方位置に形成されている。上記透明電極44は、ITO等により構成され、ブラックマトリクス42及び着色層43の下方に設けられている。さらに、透明電極44の下には、液晶層33との間にポリイミド等の配向膜39が形成されている。
上記リブ部45a,45bは、透明電極44の下面に複数設けられ、それぞれ液晶層33側に突出して形成されている。各リブ部45a,45bは、所定の間隔で互いに平行に並んで設けられ、図1に示すように、上方から見て、互いに平行に延びるスリット27a,27b同士の間にそれぞれ設けられている。つまり、スリット27aは、リブ部45aに沿って延びる一方、スリット27bは、リブ部45bに沿って延びている。
そして、本発明の特徴として、図1に示すように、上記ソース配線12は、ゲート配線5の長さ方向に隣接する2つの絵素電極26の一方のみに対し、絶縁性基板1の法線方向に重なっている。言い換えれば、各絵素領域35のTFT30に接続されているソース配線12は、その絵素領域35の絵素電極26のみに重なっている。
さらに、ソース配線12の少なくとも一部は、複数のリブ部45a,45bの少なくとも1つに対し、絶縁性基板1の法線方向に重なって延びるように形成されている。すなわち、図1に示すように、ソース配線12は、所定の絵素領域35のTFT30から、隣接する絵素領域35のTFT30へ向かって延びている。このとき、ソース配線12の基端部分は、当該絵素領域35におけるTFT30のソース電極13からリブ部45aに重なった状態で延びると共に、中間部分がゲート配線5に重なった状態で延びている。さらに、ソース配線12の先端部分は、リブ部45bに重なった状態で延びて、隣接する絵素領域35のTFT30に接続されている。こうして、ソース配線12は、ゲート配線5に交差する方向に蛇行するようになっている。
こうして、液晶表示装置Aは、TFT30に対し、走査信号がゲート配線5から供給されると共に、データ信号がソース配線12から供給される。そして、絵素電極26に所定の信号電圧が印加されると共に、この絵素電極26と容量配線15との間に蓄積容量Csが保持されることにより、液晶層33が各絵素領域35毎に駆動される。その結果、各絵素領域35を透過しようとする光が変調されるため、所望の表示が行われる。
−製造方法−
次に、本実施形態の液晶表示装置Aの製造方法について説明する。
液晶表示装置Aは、まず、第1基板31及び第2基板32を製造した後に、これら第1基板31及び第2基板32を貼り合わせ、各基板31,32の間に液晶材料を充填させることにより製造される。
第1基板31は、絶縁性基板1に対し、ゲート配線5、ソース配線12、容量配線15、ドレイン電極14、TFT30、及び絵素電極26等を、フォトリソグラフィ等によりパターン形成すると共に順次積層させることにより製造される。また、第2基板32は、絶縁性基板2に対し、ブラックマトリクス42、着色層43、透明電極44、リブ部45a,45b等を、上記第1基板31と同様に、フォトリソグラフィ等によりパターン形成して製造される。フォトリソグラフィでは、絶縁性基板1,2の上に塗布されたレジストに対し、フォトマスクを介して露光する露光工程が行われる。
液晶表示装置Aは、比較的大きい表示画面を有するため、絶縁性基板1,2よりも小さいフォトマスクを用い、露光を複数のショットに分けて行うレンズスキャン方式(ステップ式投影露光方式)により露光工程を行う。
レンズスキャン方式では、従来と同様に、例えば第1基板31に対し、複数に分割された露光領域毎に露光を行う。すなわち、第1基板31と光源(図示省略)との間には、フォトマスク(図示省略)が配置され、フォトマスクと上記光源との間にはシャッタ(図示省略)が設けられる一方、フォトマスクと第1基板31との間には投影レンズ(図示省略)が設けられている。そして、上記シャッタを切り替えることにより、第1基板31上の各露光領域毎に順次露光ショットを行う。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、製造段階の露光工程において、絶縁性基板1上の領域を複数の露光領域に分割して露光した場合に、各露光領域の間で露光状態に多少のずれが生じたとしても、ソース配線12が、ゲート配線5の長さ方向に隣接する2つの絵素電極26の一方のみに重なるように構成したので、ソース配線12と絵素電極26との重なり部分の面積を、各露光領域の間における露光誤差の有無に拘わらず、一定に維持することができる。その結果、各露光領域におけるソースドレイン容量(言い換えれば、ソース配線12と絵素電極26との間の容量)のばらつきを防止できるため、レンズ継ぎによる表示ムラを抑制して表示品位を向上させることができる。
つまり、分割して露光を行うことにより、低コストで大面積の液晶表示装置を製造できると共に、その表示品位の向上を図ることができる。
さらに、ソース配線12の少なくとも一部を、第2基板32に形成された複数のリブ部45a,45bに重ねるようにしたので、リブ部45a,45bにより形成される遮光領域を利用してソース配線12を設けることができるため、遮光領域の増大を防止して開口率の向上を図ることができる。
また、ドレイン電極14の少なくとも一部を、隣接する絵素電極26の隙間に重ねるようにしたので、開口率のさらに向上させることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1では、スリット27を、各絵素電極26に3本ずつ2方向に形成するようにしたが、スリット27の本数はこれに限らずその他の本数設けるようにしてもよい。ただし、広視野角化の観点から、複数設けることが好ましい。
また、上記実施形態1に対し、絵素電極26が、絵素電極26が設けられた絵素領域35内に配置されているソース配線12の全てに重なるように構成してもよい。すなわち、上記実施形態1では、MVAモードで表示を行うために、絵素電極26にスリット27a,27bが形成されていたが、本発明はこれに限らず、絵素電極26にスリットを形成しなくてもよい。この場合、絵素電極26は、当該絵素電極26が属する絵素領域35内のソース配線12の全てに重ねることができる。
以上説明したように、本発明は、比較的大きい表示面積を有する液晶表示装置について有用であり、特に、ステップ式投影露光方式により製造された液晶表示装置の表示ムラを防止する場合に適している。
実施形態1の液晶表示装置の絵素領域を拡大して示す平面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 従来の液晶表示装置の絵素領域を拡大して示す平面図である。 分割ショットにより露光される各露光領域を示す平面図である。 レンズスキャン方式による露光工程を示す側面図である。
A 液晶表示装置
1 絶縁性基板
5 ゲート配線
12 ソース配線
14 ドレイン電極
26 絵素電極
30 TFT(スイッチング素子)
32 第2基板(対向基板)
33 液晶層
35 絵素領域
45 リブ部

Claims (3)

  1. 絶縁性基板の上にマトリクス状に配置された複数の絵素領域と、
    上記絵素領域毎に設けられ、液晶層を駆動する絵素電極と、
    上記各絵素電極にドレイン電極を介して接続され、該絵素電極への電圧の印加状態を切り替えるためのスッチング素子と、
    上記スイッチング素子に接続され、互いに平行に延びる複数のゲート配線と、
    上記スイッチング素子に接続され、上記ゲート配線に交差して延びる複数のソース配線とを備える液晶表示装置であって、
    上記絵素領域は、上記絵素電極が形成されている領域であり、
    上記ソース配線は、上記ゲート配線の長さ方向に隣接する2つの絵素電極の一方のみに対し、上記絶縁性基板の法線方向に重なっており、
    上記ドレイン電極の少なくとも一部は、上記隣接する絵素電極の間の隙間に対し、上記絶縁性基板の法線方向に重なって延びるように形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1において、
    上記絵素電極は、該絵素電極が設けられた絵素領域内に配置されているソース配線の全てに重なっている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項1において、
    上記絶縁性基板に対し、液晶層を介して対向配置された対向基板と、
    上記対向基板に所定の間隔で並んで設けられると共に、上記液晶層側に突出する複数のリブ部とを備え、
    ソース配線の少なくとも一部は、上記複数のリブ部の少なくとも1つに対し、上記絶縁性基板の法線方向に重なって延びるように形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置
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