JP4355538B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は電源装置に関し、特に待機時に消費電力を低減させるようにしたスイッチング電源を用いた電源装置に関する。
リモートコントロールされる電気機器は、動作停止状態でもリモートコントロール受信部やマイクロコンピュータなどの制御回路装置を連続動作させ、外部からの再起動信号を受信すると直ちに待機状態から通常動作状態に移行できるようにしている。この種電気機器は待機時にも電力を消費するため待機時の消費電力を可及的に低減することが望まれている。
特許文献1には、リモートコントロールされるビデオカセットレコーダなどの電子機器の電源をオフ状態とした時、マイクロコンピュータの動作モードを、スリープモードとサブクロック動作モードとを所定の間隔で交互切り換えて、サブクロック動作モード期間に、電源からバックアップ素子(コンデンサ)に充電し、マイクロコンピュータのスリープモード期間に、前記バックアップ素子に充電した電圧をスリープモード状態のマイクロコンピュータとリモートコントロール受信部に給電し、前記充電作業と給電作業を繰り返すことにより、待機時の消費電力を低減することが開示されている。
しかしながら、この電子機器は待機時用電源を動作させるために専用のマイクロコンピュータと充電制御用の回路が必要であった。
これに対して負荷状態を監視し、待機時にはバースト発振の発振停止期間を長くして消費電力を可及的に低減するようにしたスイッチング電源を用いた電源装置が知られている。この種電源装置の一例を図3に示す。図において、10は交流電源、12は交流電源10から供給される交流電圧を直流電圧に変換する整流器、14は整流器12の直流出力に接続された電源平滑コンデンサ、16はトランスで、図示例では3つの巻線P、S、Dを有し、1次巻線Pの一端は整流器12の直流出力端子(+極)に接続され、2次巻線Sは中間にタップCTを引き出している。18はスイッチング素子、図示例ではMOSFETで、ドレイン電極が前記トランス16の1次巻線Pの他端に接続されている。20は一端がスイッチング素子18のソース電極に接続され、他端が整流器12の直流出力端子(−極)に接続された電流検出用抵抗、22はトランス16の1次巻線Pの他端と整流器12の直流出力端子(−極)の間に接続された共振用コンデンサを示す。
24はスイッチング素子18をオン・オフ制御する制御部で、トランス16の3次巻線Dに出力される交流電圧を第1の整流ダイオード26と第1の平滑コンデンサ28により整流、平滑化した直流電圧と、前記電流検出用抵抗20の端子間電圧と、負荷電圧に応じた光を受光する第1のフォトトランジスタ30が接続され、前記各電圧と第1のフォトトランジスタ30の受光状態に応じて前記スイッチング素子18のオン・オフ周期を変化させて、トランス16の2次、3次巻線S、Dに交流電圧を発生させる。制御部24の接地端子G、第1の平滑コンデンサ28、3次巻線Dの各他端、第1のフォトトランジスタ30のエミッタ電極はそれぞれ整流器12の−極に接続されている。また3次巻線Dと2次巻線Sの各他端は、コンデンサ32と高抵抗値の抵抗34との並列回路によって高周波的には短絡し直流的には分離した状態で接続されている。
36はトランス16の二次巻線Sの他端に接続された接地端子、38はトランス16の2次巻線Sに出力される交流電圧を整流する第2の整流ダイオード、40は第2の整流ダイオード38によって整流された直流電圧を平滑する第2の平滑コンデンサ、42は第2の平滑コンデンサ40の一端に接続され直流電圧を出力する出力端子、44は2次巻線Sの中間タップCTに出力される交流電圧を整流する第3の整流ダイオード、46は第3の整流ダイオード44によって整流された直流電圧を平滑する第3の平滑コンデンサ、48は第3の平滑コンデンサ46の一端に接続され直流電圧を出力する出力端子を示す。
50は2次巻線Sから得られた直流電圧を出力する出力端子42、48の電圧を検出し、検出した電圧値に応じて発光する第1の発光ダイオード52を含む出力電圧検出部で、第1の発光ダイオード52は前記第1のフォトトランジスタ30と光結合され、制御部24は2次巻線S側の出力端子42、48の出力を安定させるようにスイッチング素子18をオン・オフ制御する。
54は一端が出力端子42に接続された発光ダイオード、56は発光ダイオード54に直列接続されて電流を制限する電流制限用抵抗、58は制御信号端子60に供給される制御信号により発光ダイオード54に流れる電流をオン・オフするトランジスタ、62はトランス16の3次巻線Dに出力される交流電圧を整流する第4の整流ダイオード、64は第4の整流ダイオード62によって整流された直流電圧を平滑する第4の平滑コンデンサ、66は第3の平滑コンデンサ64の一端に接続され直流電圧を出力する出力端子、68は出力端子66の非安定の直流電圧を安定化し、出力端子70に安定化された電圧を出力する安定化回路、72は第2の発光ダイオード54と光結合された第2のフォトトランジスタで、この第2のフォトトランジスタ72のオン・オフにより安定化回路68の出力がオン・オフ制御される。
数W〜50W程度の小容量のスイッチング電源を用いた電源装置では、前記制御部24を10mm角より小さいパッケージに収容した半導体集積回路が実用されている。(例えば株式会社東芝製待機電源制御用集積回路「TA1307P」、サンケン電気株式会社製フライバック方式スイッチング電源用IC「STR−A6100シリーズ」など)
このスイッチング電源は種々の負荷回路装置の電源装置を構成する。その動作を以下に説明する。先ず、交流電源10から供給された交流電圧は整流器12により整流され、平滑コンデンサ14によって平滑され、平滑された直流電圧はトランス16の1次巻線P、スイッチング素子18、電流検出用抵抗20の直列回路に供給される。スイッチング素子18は制御部24によりオン・オフ制御され、これによりトランス16の1次巻線Pにパルス電流が生じ、2次巻線S、3次巻線Dに交流電圧が発生する。
3次巻線Dの交流出力は第1の整流ダイオード26、第1の平滑コンデンサ28によって整流平滑され、この電圧が所定の範囲にあるとき、制御部24は電流検出用抵抗20の両端電圧と第1のフォトトランジスタ30の導通状態に応じてスイッチング素子18をオン・オフ制御する。
2次巻線Sの交流電圧は第2の整流ダイオード38、第2の平滑コンデンサ40によって、中間タップCTの交流電圧は第3の整流ダイオード44、第3の平滑コンデンサ46よって、それぞれ整流、平滑され、出力端子42、48に出力されるが、出力電圧検出部50は各出力端子42、48の各電圧に応じて第1の発光ダイオード52を発光させる。この第1の発光ダイオード52は第1のフォトトランジスタ52と光結合されているため、出力巻線Sと中間タップCTの各出力電圧に応じて制御部24はスイッチング素子18をオン・オフ制御し、2次巻線S、中間タップCTの各出力電圧を安定化させる。
一方、3次巻線Dの交流出力は第4の整流ダイオード62、第4の平滑コンデンサ64によって整流、平滑され出力端子66に非安定の直流電圧が出力される。
このようにこの電源装置は通常動作状態では2次巻線S側の出力端子42、48と3次巻線D側の出力端子70には安定化された電圧が出力され、3次巻線D側の出力端子66には非安定な電圧が出力される。この電源装置は負荷が軽くなると、制御部24はスイッチング素子18のオンオフ動作を、短周期のオン、オフを短時間繰り返し、オフ状態を所定時間維持する動作を繰り返すバースト動作に移行し、さらに待機状態では、オン、オフの繰り返し回数を減らしたりオフ状態を長くして待機電力を可及的に低減している。
このスイッチング電源は例えば、リモートコントロールされるエアコンディショナに組み込まれ、その動作を制御する制御装置用電源装置として用いられる。エアコンディショナには、ファンやルーバを回転させるモータ、表示ランプ、暖房用ヒータ、冷却用コンプレッサなどがあり、これらを制御する制御装置のモータ駆動回路には、出力端子42に出力される安定化された12Vの直流電圧や出力端子70に出力される安定化された15Vの直流電圧が、マイクロコンピュータには出力端子48に出力される安定化された5Vの直流電圧が、安定化を要しない回路には出力端子66に出力される非安定の18Vの直流電圧が、それぞれ供給される。
エアコンディショナはリモートコントロールにより電源のオン、オフ、温度、湿度の設定、タイマの設定、解除などが可能で、電源オフの指示をすると冷却用コンプレッサや暖房用ヒータなどへの通電が停止され、エアコンディショナはリモートコントローラ受信機やマイクロコンピュータを除き動作停止状態となる。この結果、電源装置の負荷が最小となり、待機状態ではバースト動作となり、負荷電流は、例えば出力端子48(5V)では5mA、出力端子42(12V)では0mA、出力端子66(18V)や出力端子70(15V)では0mAとなる。このようにリモートコントロール受信部及びマイクロコンピュータを最小電力で動作させ、制御部24内の不要電力も削減することにより、待機電力を低減し、これにより定格出力が数W〜50Wの電源で待機電力を0.1ワット以下にしている。
このスイッチング電源を用いた電源装置は、リモートコントローラからエアコンディショナへ再起動の指示が出されると、制御信号端子60に制御信号が供給され、これによりトランジスタ58が導通し第2の発光ダイオード54を発光させ、この光を受光した第2のフォトトランジスタ72が導通して安定化回路68を動作可能とする。これと同時に各出力端子42、48、70に接続された回路へ電流が流入すると、負荷電流の増大を制御部24が検知し、スイッチング素子18のオン・オフ制御を待機状態から通常動作状態に移行させ、エアコンディショナを再起動させることができる。
特開平9−191569号公報(段落番号0016〜0028、図1)
ところで一組のトランス16とスイッチング素子18とを用いて異なる電圧で複数の出力端子42、48、66、70に出力する電源装置では、各出力端子の負荷状態により他の出力端子の出力電圧が影響を受け、最悪の場合にはエアコンディショナなどの負荷装置を誤動作させる虞があった。
そのため、各出力端子の負荷電流を定めて、各出力端子毎に最小電圧と最大電圧を規定している。例えば、5V、12V、18Vの各出力電圧の最小電圧(min電圧)と最大電圧(max電圧)とを求めるために各出力端子の負荷条件(各出力端子に流す電流値)と判定基準電圧を負荷装置の使用条件に合わせて設定している。
Figure 0004355538
表1に示す負荷条件では、出力電圧18Vの場合、その最大電圧は、5V出力に150mA、12V出力に1000mA、18V出力に10mAそれぞれ流したとき検査結果は24.2Vで、28.0V以下という判定基準を満たしている。同様に、5V、12Vの各最小電圧、最大電圧の検査結果は表1に示すように判定基準を満足している。
しかしながら、18V出力の最小電圧は、5V出力に0mA、12V出力に0mA、18V出力に60mAそれぞれ流すという負荷条件で、検査結果は10.2Vで、判定基準15.5Vを満たさず、電源装置に接続された負荷装置の動作状態によって非安定の18V出力は所定の電圧とならず、各出力端子の負荷電流が最小の待機状態から通常動作状態へ移行時に非安定の18V出力が不安定となり、通常状態に移行後も不安定状態が解消されないという問題があった。
この非安定の18V出力電圧は、電圧安定性が要求されない回路用電源装置として用いられるが、この電圧を安定化した出力端子70の電圧が不安定になるとこの出力端子70に接続された負荷回路の動作を保証できないという問題があった。このような問題は負荷状態に応じて自動的に通常動作からバースト動作に移行し、さらに待機状態に移行する電源装置では顕著であった。
本発明は上記課題の解決を目的として提案されたもので、少なくとも3つの巻線を有するトランスと、前記トランスの1次巻線に直列接続されオン・オフ制御されて2次、3次巻線に交流電圧を発生させるスイッチング素子と、前記スイッチング素子に接続された電流検出用抵抗と、前記2次巻線の整流平滑された直流電圧を検知し、検知された電圧値に応じて発光する第1の発光ダイオードを含む出力電圧検出部と、前記直流電圧の出力端子と接地端子との間において、第2の発光ダイオード、電流制限用抵抗、および該第2の発光ダイオードに流れる電流をオン・オフするトランジスタの順で直列接続された回路と、前記第1の発光ダイオードに光結合され、2次巻線の負荷状態を検出する第1のフォトトランジスタと、前記3次巻線出力を整流平滑して得た直流電圧により動作し、該直流電圧、前記電流検出用抵抗の端子間電圧、および第1のフォトトランジスタの受光状態によって前記スイッチング素子をオン・オフ制御する制御部と、前記第2の発光ダイオードと電流制限用抵抗に並列接続された分流用抵抗で構成された電流補充手段と、を含み、待機状態が解除され、トランジスタがオンになることにより、出力端子と接地端子間の電流が、第2の発光ダイオードと電流制限用抵抗の直列回路の電流に電流補充手段の電流が加算され、前記制御部はスイッチング素子のオン・オフ制御によって1次巻線の電力量を増大させる電源装置を提供する。
前記3次巻線の整流平滑された非安定の直流電圧を安定化された電圧にして出力する安定化回路と、前記第2の発光ダイオードに光結合され、安定化回路の出力をオン・オフする第2のフォトトランジスタと、を備える。
本発明を適用した電源装置は、待機状態が解除される際に、可及的に低減させた待機電力を維持したまま、安定化出力端子から外部の負荷装置に流出する電流の他に、電流補充手段に安定化されたわずかな電流を流すだけで、非安定の出力電圧の低下を防止して通常動作状態に移行できる。
安定化出力端子と非安定の出力端子を有するスイッチング電源を有する電源装置であって、スイッチング制御されるスイッチング素子のオン・オフ周期を可変とし、オフ期間に比してオン期間を十分短くして待機状態とするスイッチング電源の、前記待機状態が解除される際に、安定化出力端子から外部の負荷装置に流出する電流の他に、所定電流値の電流を流すための電流補充手段を付加する。
以下に本発明の実施例を図1を参照して説明する。図において、図3と同一部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。本発明が適用される電源装置は図3電源装置と同様に、3つの巻線P、S、Dを有するトランス16の1次巻線Pと、スイッチング素子18、電流検出用抵抗20を直列的に接続し、この直列回路を整流器12と平滑コンデンサ14からなる直流電源に接続し、スイッチング素子18をオン・オフ制御して1次巻線Pに流れる電流を断続させ、トランス16の2次、3次巻線S、Dに交流電圧を発生させるようにしたものである。
スイッチング素子18は、3次巻線Dの交流出力を整流、平滑した直流電圧と、2次巻線Sの交流出力と中間タップCTの交流出力をそれぞれ整流平滑した直流電圧に応じて発光する第1の発光ダイオード52と光結合された第1のフォトトランジスタ30の導通状態と、電流検出用抵抗20の両端電圧とによって動作する制御部24により、オン・オフ制御が調整され、2次巻線Sと中間タップCTのそれぞれの交流電圧を整流平滑した直流電圧が供給される出力端子42、48の出力電圧を安定化させて負荷状態に応じた電流を各出力端子42、48に接続された負荷に供給する。
一方、3次巻線Dの交流出力は第1の整流ダイオード26、第1の平滑コンデンサ28によって構成される整流、平滑回路により直流化され制御部24に入力されるが、この直流電圧はスイッチング素子18がオン・オフ動作のために利用され、3次巻線Dの出力電圧の安定化とは無関係である。そのため第4の整流ダイオード62と第4の平滑コンデンサ64からなる整流、平滑回路によって直流化され出力端子66に出力される直流電圧は非安定で、この非安定の直流電圧を安定化回路68を通すことにより出力端子70に安定化された直流電圧を得ている。
この電源装置は負荷状態によりスイッチング素子18のオン・オフ状態が変化する。図2はオン・オフ制御されるスイッチング素子18のドレイン−ソース間電圧を示す。図2(a)の図示点線で囲んだ領域の部分拡大波形図を図2(b)に、図2(b)の点線で囲んだ領域の部分拡大波形図を図2(c)にそれぞれ示し、図2(d)の部分拡大波形図を図2(e)に、図2(e)の部分拡大波形図を図2(f)にそれぞれ示す。通常の負荷状態ではスイッチング素子18は図2(c)に示す短周期のオン・オフを図2(a)、図2(b)に示すように連続して繰り返し、負荷装置に十分な電流を供給している。そして負荷状態が軽くなり負荷装置への電流供給量が減少すると図2(f)に示す短周期のオン、オフを短時間繰り返した後、比較的長時間のオフ状態とするバースト動作に移行し、さらにはリモートコントローラ受信部やマイクロコンピュータを除く負荷装置のほとんどを休止状態とする待機状態では図2(d)、図2(e)に示すようにオフ期間を十分長くすることにより、待機電力を低減させている。
この待機状態では、制御信号端子60に制御信号が与えられず、トランジスタ58は非導通、発光ダイオード54は非点灯で、この光を受光するフォトトランジスタ72も非導通で安定化回路68は動作を停止し3次巻線Dから切り離されるため、電源装置内の消費電力は可及的に低減される。
本発明による電源装置は、待機状態から通常動作状態に移行すると、トランジスタ58によって第2の整流ダイオード38から出力端子42を通して負荷装置へ流れる電流の一部を接地端子36に分流する電流補充手段74を備えたことを特徴とする。
この電流補充手段74は、第2の発光ダイオード54と電流制限用抵抗56の直列回路に対して並列接続され、トランジスタ58が導通状態すると、発光ダイオード54と電流制限用抵抗56の直列回路の端子間電圧と電流補充手段74の抵抗値とで決定される電流が流れる。この電流補充手段74は図示例では分流用抵抗により構成される。電流制限用抵抗56の抵抗値は、第2の発光ダイオード54の輝度とその劣化を考慮して小電流、例えば5〜15mAで動作させるように設定される。出力電圧検出部50は待機状態であるか通常動作状態であるかにかかわらず常に動作し、出力端子42側から接地端子36側に微小電流が流れている。待機状態が解除され、制御信号端子60に制御信号が与えられてトランジスタ58が導通し、発光ダイオード54に前記電流を流して発光させる際に、電流補充手段74はさらに10mA程度の電流を加算する。
この電源装置は待機状態が解除されると、出力端子42から負荷装置へ供給される電流が0mAであっても、2次巻線Sに接続された整流ダイオード38から第2の発光ダイオード54、電流制限用抵抗56に流れる電流と電流補充手段74に流れる電流を合わせた電流が流れる。
この電源装置の各出力端子42、48、66の各出力電圧と、各出力電圧の最大、最小電圧を求める負荷条件が表1と同じとすれば、3次巻線Dの非安定の出力電圧(18V)の最小電圧は、5V出力から0mA、12V出力から0mA、18V出力から60mAそれぞれ取り出したときの電圧である。このとき、本発明による電源装置では、12V出力は外部に電流を取り出さなくても内部で第2の発光ダイオード54、電流制限用抵抗56の直列回路と電流補充手段74により15〜25mA程度の電流が流れるため、第1の発光ダイオード52に光結合された第1のフォトトランジスタ30がトランス16の2次巻線Sの負荷状態を検出し、制御部24によってスイッチング素子18のオン・オフ制御を調整し、1次巻線Pの電力量を増大させる。この結果、負荷側の2次巻線Sだけでなく、3次巻線Dに十分な電力が供給され、外部に電流が取り出されても出力端子66の電圧を維持することができ、表2に示すように、18V出力の最小電圧は10.2Vから17.1Vに改善され、15.5V以上という判定基準電圧を満足することができた。
Figure 0004355538
本発明を適用した電源装置は、各出力端子の電圧が表2に示すように改善できた。即ち、5V出力の最小電圧は4.9Vから5.4Vに上昇し、最大電圧は5.8Vであったものが5.8Vで変らず、最大電圧と最小電圧の差を0.9Vから0.4Vに縮小できた。また12V出力の最小電圧は12.2Vであったものが12.2Vで変化なく、最大電圧は13.5Vから12.9Vに大幅に低下したが、最大電圧と最小電圧の差を1.3Vから0.6Vに縮小できた。また18V出力では最小電圧を10.2Vから17.1Vに大幅上昇させ、最大電圧は24.2Vから24.3Vとなり、最大電圧と最小電圧の差は、13.0Vから7.2Vへと大幅に縮小できた。
このように本発明による電源装置は、待機状態から通常動作状態へ移行する際に、待機電力を犠牲にすることなく非安定の3次巻線Dの出力電圧が極端に低下するという問題を解消できる。
また3次巻線Sから取り出される非安定の出力電圧だけでなく2次巻線Sから取り出される安定化された出力電圧の、各出力電圧の最大電圧と最小電圧の差を縮小でき、より一層出力電圧の安定化を実現できる。
また3次巻線Sの非安定の整流電圧を、安定化回路68の出力電圧より十分高くできるため、安定化回路68を通った出力端子70の出力電圧を不安定にすることはない。
各出力端子42、48、66から取り出すことができる電流値はトランス16やスイッチング素子18の容量によって異なり、各出力端子の最小、最大電圧を求める負荷条件も前記容量によって異なる。そのため前記電流補充手段74に流す電流値は、待機時から通常動作状態に移行時に、出力端子42に内部接続された回路に流れる電流とともに2次巻線S出力を安定化させる回路を確実に動作させることのできる電流値に設定すれば良い。
尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく、例えば電流補充手段74は固定抵抗だけでなく、複数の抵抗を直列接続または一端を共通接続して並列的に接続したものや可変抵抗器や可変抵抗素子を用いることができ、これにより電流補充手段74に流す電流を調整することができる。また図示例の第2の発光ダイオード54、電流制限用抵抗56、トランジスタ58と電流補充手段74を構成する分流用抵抗をリレーなどに置換しこれを電流補充手段とすることもできる。
また上記実施例では電流補充手段74をスイッチング電源内に設けたが、スイッチング電源に接続される負荷回路装置側に設けてもよく、さらには待機状態から通常動作状態に移行した後、電流補充手段74を電源装置から切り離すこともできる。これにより通常動作時の消費電力を削減できる。
本発明は待機時に消費電力を可及的に低減させたスイッチング電源を備えた電源装置に適用することができる。
本発明の実施例を示す電源装置の回路図 スイッチング素子のドレイン−ソース間電圧を示す波形図 本発明の前提となる電源装置の回路図
符号の説明
16 トランス
18 スイッチング素子
24 制御部
26 第1の整流ダイオード
28 第1の平滑コンデンサ
74 電流補充手段
P 1次巻線
S 2次巻線
D 3次巻線

Claims (2)

  1. 少なくとも3つの巻線を有するトランスと、
    前記トランスの1次巻線に直列接続されオン・オフ制御されて2次、3次巻線に交流電圧を発生させるスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に接続された電流検出用抵抗と、
    前記2次巻線の整流平滑された直流電圧を検知し、検知された電圧値に応じて発光する第1の発光ダイオードを含む出力電圧検出部と、
    前記直流電圧の出力端子と接地端子との間において、第2の発光ダイオード、電流制限用抵抗、および該第2の発光ダイオードに流れる電流をオン・オフするトランジスタの順で直列接続された回路と、
    前記第1の発光ダイオードに光結合され、2次巻線の負荷状態を検出する第1のフォトトランジスタと、
    前記3次巻線出力を整流平滑して得た直流電圧により動作し、該直流電圧、前記電流検出用抵抗の端子間電圧、および第1のフォトトランジスタの受光状態によって前記スイッチング素子をオン・オフ制御する制御部と、
    前記第2の発光ダイオードと電流制限用抵抗に並列接続された分流用抵抗で構成された電流補充手段と、
    を含み、
    待機状態が解除され、トランジスタがオンになることにより、出力端子と接地端子間の電流が、第2の発光ダイオードと電流制限用抵抗の直列回路の電流に電流補充手段の電流が加算され、
    前記制御部はスイッチング素子のオン・オフ制御によって1次巻線の電力量を増大させる
    電源装置。
  2. 前記3次巻線の整流平滑された非安定の直流電圧を安定化された電圧にして出力する安定化回路と、
    前記第2の発光ダイオードに光結合され、安定化回路の出力をオン・オフする第2のフォトトランジスタと、
    を備えた請求項1に記載の電源装置。
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