JP4355000B2 - 拡張したavb予約プロトコル - Google Patents

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Description

本発明は、拡張したAVB(Audio/Video bridging)予約プロトコルを用いたAVBシステムおよびリソース予約方法に関し、より詳細には、上位階層のアプリケーションに対応するアプリケーションストリーム識別子を用いて追加要請または前記上位階層のアプリケーションの拡張なく登録または予約のプロセスを遂行するAVBシステムおよびリソース予約方法に関する。
AVBとは、時刻同期化(time-synchronization)を用いたIEEE802ネットワークにおいて、遅延を抑えたストリーミングサービスを提供する技術である。このような技術においては、オーディオ/ビデオストリームのためにブリッジでリソースを保障するリソース予約プロトコル(RSVP:Resource Reservation Protocol)を用いる。
現在の予約プロトコルには、IEEE802.1のGARP(Generic Attribute Registration Protocol)に基づいて登録プロセスを開始する流出(egress)装置および承認制御プロセスを開始する流入(ingress)装置が含まれている。
流出装置は、ストリームの送信への参加意思を明らかにするためにGARP登録/登録取消を用いる。このため、流入装置と中継装置は、可能性を有する流出装置がどこにあるのか、または流出装置に対する情報をどのように得るのかを認識する必要がある。
また、流入装置は、上述した承認制御を行うために流出装置に予約信号を送信してリソース予約を遂行する。
AVB予約プロトコルは、一般的にRSVP(Resource Reservation Protocol)、UPnP−AV(Universal Plug and Play-Audio/Video)、またはUPnP−QoS(Universal Plug and Play-Quality of Service)などのような上位階層のアプリケーションによって開始されるため、AVB予約プロトコルと上位階層のアプリケーションとの間におけるインターフェイスのための方法が必要となる。
図1は、従来技術に係るAVB予約プロトコルを用いたAVBシステムの概括的な様子を説明するための図である。
AVB予約プロトコルは、上述したように、上位階層のアプリケーション101によって開始される二階層の予約プロトコルである。このとき、AVB予約プロトコルは、グループMACアドレス102を二階層のストリーム識別子として備えているフィルタリングデータベース103を設定することができる。
現在のAVB予約プロトコルは、流出装置104と流入装置105の両者において二階層の予約プロトコルであるAVBストリーム識別子を認識することを要求している。このようなAVBストリーム識別子は、効果的なデータフォワーディングを可能にするために現在のブリッジフォワーディングメカニズムでフォーマットの互換が可能であり、そのために上述したような48−ビットMACアドレスを用いている。
AVBストリーム識別子は、一般的に流入装置105で割り当てられて流出装置104に知らされる。しかし、AVB予約プロトコルは、このような流出装置104および流入装置105の間のAVBストリーム識別子の伝達に対して関与せず、AVB予約プロトコルを開始する上位階層のアプリケーション101で遂行される。
このように、従来技術では、AVBストリーム識別子と関連した情報に対する流入装置および流出装置の間の伝達をすでに標準化されている上位階層のアプリケーションで遂行するため、容易に確張することができない。例えば、RSVPは、IP階層でリソースを予約する間にAVB予約プロトコルを遂行させ、AVB予約プロトコルと関連した階層の対応するリソースを予約する。しかし、RSVPは、AVBストリーム識別子と関連した情報を流出装置および流入装置の間に伝達する特性を備えていない。すなわち、上述したように、流入装置で割り当てられたAVBストリーム識別子を流出装置に伝達することができないという問題点を有している。
これを解決するために、AVB予約プロトコルに新しい信号を追加して流入装置のAVBストリーム識別子を流出装置に伝達することが可能ではあるものの、これには追加する信号のオーバーヘッドとストリーム確立の遅延をもたらすという問題点が伴う。
本発明は、従来技術の前記問題点を解決するために創案されたものであって、拡張したAVB(Audio/Video bridging)予約プロトコルを用いたAVBシステムおよびリソース予約方法に関する新しい技術を提案する。
本発明は、流出装置でAVBストリーム識別子を認識することができない場合でも、上位階層のアプリケーションのアプリケーションストリーム識別子を用いてリソースの登録および予約プロセスを遂行することを目的とする。
また、本発明は、前記流出装置で前記AVBストリーム識別子を認識することができない場合でも、一度の往復で前記登録および前記リソース予約プロセスを遂行することを他の目的とする。
また、本発明は、前記上位階層のアプリケーションに対する追加要求または拡張のない標準サービスインターフェイスを用いるAVB予約プロトコルを介して信号オーバーヘッドおよび遅延を抑え、性能を向上させることをさらに他の目的とする。
前記目的を達成し、上述した従来技術の問題点を解決するために、本発明の一実施形態に係る拡張したAVB予約プロトコルを用いたAVBシステムは、アプリケーションストリーム識別子またはAVBストリーム識別子を含むGARP(Generic Attribute Registration Protocol)メッセージを中継装置に送信する流出(egress)装置と、前記GARPメッセージに従って前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子を登録し、前記アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを流入(ingress)装置に送信する中継装置と、前記アプリケーションストリーム識別子を含む前記GARPメッセージを介して前記アプリケーションストリーム識別子に対応するAVBストリーム識別子を割り当て、前記中継装置に予約信号を送信する前記流入装置と、を含む。
また、本発明の一態様に係ると、前記中継装置は、前記GARPメッセージから前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子を抽出して登録し、前記GARPメッセージが前記アプリケーションストリーム識別子を含む場合、前記GARPメッセージを前記流入装置に送信することができる。
また、本発明の他の態様に係ると、前記予約信号は、前記アプリケーションストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子に対応する前記AVBストリーム識別子を含むことができる。
また、本発明のさらに他の態様に係ると、前記中継装置は、前記流入装置から受信された前記予約信号に基づいて前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングし、前記予約信号を前記流出装置に送信することができる。
また、本発明の他の態様において、拡張したAVB(Audio/Video bridging)予約プロトコルを用いたリソース予約方法は、流出装置でAVBストリーム識別子を含まない場合、アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを中継装置に送信する段階と、前記中継装置で受信した前記GARPメッセージが含む前記アプリケーションストリーム識別子を登録して前記GARPメッセージを流入装置に送信する段階と、前記流入装置で前記アプリケーションストリーム識別子に対応するAVBストリーム識別子を割り当てて予約信号を生成し、前記中継装置に送信する段階と、前記中継装置で前記予約信号を用いて前記アプリケーションストリーム識別子および前記AVBストリーム識別子をマッピングし、前記予約信号を前記流出装置に送信する段階と、を含む。
本発明によると、流出装置でAVBストリーム識別子を認識できない場合でも、上位階層のアプリケーションのアプリケーションストリーム識別子を用いてリソースの登録および予約プロセスを遂行することができる。
また、本発明によると、前記流出装置で前記AVBストリーム識別子を認識することができない場合でも、一度の往復で前記登録および前記リソース予約プロセスを遂行することができる。
また、本発明によると、前記上位階層のアプリケーションに対する追加要求または拡張のない標準サービスインターフェイスを用いるAVB予約プロトコルを介して信号オーバーヘッドおよび遅延を抑え、性能を向上させることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る多様な実施形態を詳しく説明する。
本発明は、上述したように、現行のAVB予約プロトコルを確張し、追加の修正事項がなくともAVB予約プロトコルと上位階層のアプリケーションとの間のインターフェイスを可能にするためのものである。
上位階層のアプリケーションにおいて、AVB予約プロトコルの本質である流出装置または流入装置を遂行させるとき、前記上位階層のアプリケーションは、前記上位階層のアプリケーションに対応するアプリケーションストリーム識別子を提供することがある。例えば、RSVP(Resource Reservation Protocol)における“セッションオブジェクト(Session object)”、UPnP−AV(Universal Plug and Play-Audio/Video)における“コネクション識別子(Connection ID)”またはUPnP−QoS(Universal Plug and Play-Quality of Service)における“トラフィック識別子(Traffic Identifier)”などがある。
しかし、このような識別子のフォーマットは、一般的に前記AVB予約プロトコルのためのAVBストリーム識別子とは相違しており、前記AVB予約プロトコルを用いる階層のデータフォワーディングの目的としては適合しない。よって、前記AVBストリーム識別子と前記アプリケーションストリーム識別子との間の一対一のマッピング関係を必要とする。
図2は、拡張したAVB予約プロトコルを用いたAVBシステムの概括的な様子を説明するための図である。
流出装置201がAVBストリーム識別子202を認識する場合には、図1で説明したように、リソースの登録および予約プロセスを遂行することができる。しかし、流出装置201でAVBストリーム識別子202を認識することができない場合には、上位階層のアプリケーション203で前記AVB予約プロトコルを開始するとき、アプリケーションストリーム識別子204を流出装置201に提供することがある。
このような流出装置201は、アプリケーションストリーム識別子204を含むGARP(Generic Attribute Registration Protocol)メッセージを生成して流入装置205に送信したりするが、このとき、中継装置206は、最初に受信された前記GARPメッセージが含むアプリケーションストリーム識別子204を登録し、前記GARPメッセージを流入装置205に送信する。
前記GARPメッセージを受信した流入装置205は、前記GARPメッセージが含むアプリケーションストリーム識別子204を介して対応するAVBストリーム識別子202を割り当て、AVBストリーム識別子202およびアプリケーションストリーム識別子204を含む予約信号を生成して流出装置201に送信する。
中継装置206では、前記予約信号を受信して登録されたアプリケーションストリーム識別子204に対してAVBストリーム識別子202をマッピングし、前記予約信号を流出装置201に送信する。
流出装置201では、前記予約信号を受信することでリソースの登録および予約が完了したことを認識することができる。すなわち、一度の往復のみで前記登録および前記リソース予約に対するプロセスを遂行することができる。また、流出装置201は、AVBストリーム識別子202を受信したため、次にリソースの登録および予約を遂行する際には、前記AVBストリーム識別子202を介して前記登録および前記リソース予約のためのプロセスを直に遂行することができる。
これだけでなく、中継装置206でもアプリケーションストリーム識別子204とAVBストリーム識別子202とがマッピングした情報を含んでいるため、他の流出装置から送信される同一の上位階層のアプリケーションに対するアプリケーションストリーム識別子204に対しては、前記マッピングされた情報を用いて前記他の流出装置にAVBストリーム識別子202を直に提供することができる。これにより、信号に対するオーバーヘッドを減らすことができる。
図3は、本発明の一実施形態において、拡張したAVB予約プロトコルを用いたAVBシステムの内部構成を説明するためのブロック図である。図3に示されたように、AVBシステム300は、流出装置301、中継装置302および流入装置303を含む。
流出装置301は、アプリケーションストリーム識別子またはAVBストリーム識別子を含むGARPメッセージを中継装置302に送信する。前記のようなGARPメッセージは前記AVBストリーム識別子を含んで生成されたり、前記流出装置で前記AVBストリーム識別子を含まない場合には、前記アプリケーションストリーム識別子を含んで生成されたりする。
すなわち、上述したように、流出装置301で前記AVBストリーム識別子を認識することができない場合、上位階層のアプリケーションから前記アプリケーションストリーム識別子を確認し、これを前記GARPメッセージに含ませて送信することができる。
また、前記GARPメッセージは、前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子のどちらの識別子を用いるのかを示す属性タイプ情報(attribute type information)を含んだりする。
中継装置302は、前記GARPメッセージに従って前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子を登録し、前記アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを流入装置303に送信する。このとき、中継装置302は、前記GARPメッセージから前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子を抽出して登録し、前記GARPメッセージが前記アプリケーションストリーム識別子を含む場合には、前記GARPメッセージを流入装置303に送信することができる。
また、前記アプリケーションストリーム識別子は、前記AVB予約プロトコルを開始する上位階層のアプリケーションに対応し、中継装置302は、前記のようなアプリケーションストリーム識別子を登録する場合に、前記アプリケーションストリーム識別子の登録情報に前記上位階層のアプリケーションに対するアプリケーションタイプを含ませて登録したりする。このような前記アプリケーションタイプは、以後に前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子を互いにマッチさせるための探索を容易にすることができる。
流入装置303は、前記アプリケーションストリーム識別子を含む前記GARPメッセージを介して前記アプリケーションストリーム識別子に対応するAVBストリーム識別子を割り当て、中継装置302に予約信号を送信する。このとき、前記予約信号は、前記アプリケーションストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子に対応する前記AVBストリーム識別子を含んだりする。
また、中継装置302は、流入装置303から受信された前記予約信号に基づいて前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングし、前記予約信号を流出装置301に送信することができる。
このように、中継装置302から前記予約信号を受信した流出装置301は、前記予約信号に基づいて前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングすることができる。
前記中継装置および前記流出装置は、前記AVBストリーム識別子を含む場合、前記AVBストリーム識別子のみを用いてリソースの登録および予約のためのプロセスを遂行することができる。これを介してAVBシステム300は、信号によるオーバーヘッドを減少することができるだけでなく、“out-of-band query-and-answer”メカニズムよりさらに遅延を抑えたストリームを用いることができるようになる。
図4は、流出装置、中継装置および流入装置の間のメッセージの流れを説明するための一例である。
流出装置401は、AVBストリーム識別子を認識することができない場合(段階401)、上位階層のアプリケーションからアプリケーションストリーム識別子を獲得し、前記アプリケーションストリーム識別子(192.168.1.2:7000)を含むGARPメッセージ404を生成して流入装置402に送信する。
このとき、流出装置401と流入装置402との間に存在する中継装置403は、GARPメッセージ404を受信してGARPメッセージ404が含む前記アプリケーションストリーム識別子を登録(段階402)し、流入装置402に送信する。
流入装置402は、受信したGARPメッセージ404の前記アプリケーションストリーム識別子に対して対応するAVBストリーム識別子を割り当て(段階403)、前記アプリケーションストリーム識別子および前記AVBストリーム識別子を含む予約信号405を生成して中継装置403に送信する。
このような予約信号405を受信した中継装置403は、登録された前記アプリケーションストリーム識別子に予約信号405が含んでいる前記AVBストリーム識別子をマッピングし(段階404)、予約信号405を流出装置401に送信する。
流出装置401で予約信号405を受信すると、リソースを登録および予約するための全ての過程が完了することになる。その後、流出装置401では、予約信号405に含まれた前記AVBストリーム識別子を用いることができるようになり(段階405)、前記AVBストリーム識別子を含むGARPメッセージ406を介して、図1で説明したように、前記AVBストリーム識別子のリソースの登録および予約プロセスを遂行するようになる。
図5は、マッピングされたAVBストリーム識別子およびアプリケーションストリーム識別子を含む中継装置を用いたリソースの登録および予約におけるメッセージの流れを説明するための一例である。
流出装置501でAVBストリーム識別子を認識することができない場合(段階501)、流出装置501は、図4で説明したように、上位階層のアプリケーションからアプリケーションストリーム識別子を獲得し、前記アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージ502を生成して流入装置に送信する。
このとき、流出装置501と前記流入装置との間に、図4で説明したように、マッピングされたAVBストリーム識別子およびアプリケーションストリーム識別子を含む中継装置403が存在する場合(段階502)、中継装置403は、前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子を含む予約信号503を生成して流出装置501に送信したりする。
これを介して流出装置501で前記AVBストリーム識別子を用いることができるようになり(段階503)、前記AVBストリーム識別子を含むGARP504を用いてリソースを登録および予約することができ、信号のオーバーヘッドおよびストリーム確立に対する遅延を抑えることができる。
すなわち、このような本発明により、流出装置でAVBストリーム識別子を認識することができない場合でも、上位階層のアプリケーションのアプリケーションストリーム識別子を用いてリソースの登録および予約プロセスを遂行することができ、また一度の往復で前記登録および前記リソースの予約プロセスを遂行することもできる。
また、前記上位階層のアプリケーションに対する追加要求または拡張のない標準サービスインターフェイスを用いるAVB予約プロトコルを介して信号オーバーヘッドおよび遅延を抑え、性能を向上させることができる。
図6は、本発明の他の実施形態において、拡張したAVB予約プロトコルを用いたリソース予約方法を説明するためのフローチャートである。
段階601において、流出装置は、AVBストリーム識別子を含むか否かを確認し、前記AVBストリーム識別子を含んでいない場合は段階602を遂行し、前記AVBストリーム識別子を含んでいる場合は段階607を遂行する。
段階602において、前記流出装置は、アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを中継装置に送信する。このとき、段階602において、前記流出装置は、前記AVB予約プロトコルを開始する上位階層のアプリケーションから前記アプリケーションストリーム識別子を確認し、前記アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを生成して前記中継装置に送信したりする。
段階603において、前記中継装置は、受信された前記GARPメッセージが含む前記アプリケーションストリーム識別子を登録して前記GARPメッセージを流入装置に送信する。このとき、前記アプリケーションストリーム識別子は、前記AVB予約プロトコルを開始する上位階層のアプリケーションに対応したり、前記アプリケーションストリーム識別子を登録する場合、前記アプリケーションストリーム識別子の登録情報に前記上位階層のアプリケーションに対するアプリケーションタイプを含んで登録したりする。
段階604において、前記流入装置は、前記アプリケーションストリーム識別子に対応するAVBストリーム識別子を割り当てて予約信号を生成し、前記中継装置に送信する。すなわち、承認制御プロセスを開始する前記流入装置は前記上位階層のアプリケーションによって開始され、そのときに前記AVBストリーム識別子の割り当てを受けたりする。また、前記予約信号は、前記アプリケーションストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子に対応する前記AVBストリーム識別子を含んだりする。
段階605において、前記中継装置は、前記予約信号を用いて前記アプリケーションストリーム識別子および前記AVBストリーム識別子をマッピングし、前記予約信号を前記流出装置に送信する。
段階606において、前記流出装置は、前記中継装置から受信された前記予約信号に基づいて前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングする。このように、段階601ないし段階606を介して、記流出装置はリソースの登録および予約プロセスを完了し、以後の新しいストリームに対する登録および予約に対しては前記AVBストリーム識別子を用いることができる。
また、前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングした前記中継装置および前記流出装置は、信号に対するオーバーヘッドおよびストリームの確立に対する遅延を抑えるため、前記AVBストリーム識別子を含む場合には、前記AVBストリーム識別子のみを用いてリソースの登録および予約のためのプロセスを遂行する。
段階607において、前記流出装置は、前記AVBストリーム識別子を含む場合、前記AVBストリーム識別子を含むGARPメッセージを前記中継装置に送信する。
段階608において、前記中継装置は、受信された前記GARPメッセージがAVBストリーム識別子を含む場合、前記AVBストリーム識別子を登録する。
段階607、段階608および段階608以後の段階は、図1の説明と同一であるため、段階608以後の段階は省略する。
このように、流出装置でAVBストリーム識別子を認識することができない場合でも、上位階層のアプリケーションのアプリケーションストリーム識別子を用いてリソースの登録および予約プロセスを遂行したり、一度の往復のみで前記登録および前記リソース予約プロセスを遂行したりすることができる。
また、前記上位階層のアプリケーションに対する追加要求または拡張のない標準サービスインターフェイスを用いるAVB予約プロトコルを介して信号オーバーヘッドおよび遅延を抑え、性能を向上させることができる。
本発明に係る実施形態は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。前記媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともできる。前記媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクおよび磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto-optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。前記媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。前記したハードウェア要素は、本発明の動作を実行するために一以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成され、その逆も同様である。
本発明の特定の実施形態に関する前記説明は、説明を目的として表されている。これらは発明を開示された正確な形に包括したり制限したりするものではなく、前記した事項を考慮して多用な修正および変形が可能であることは明らかである。
よって、本発明の範囲は、明細書に添付された特許請求の範囲およびその均等物により定義されなければならない。
本発明は添付された図面を参照して本発明の実施形態によって説明されたが、本発明は、本発明の思想の範囲を離れることなく、本発明が属する分野において通常の知識を有する者にとっては、多様な代用、修正および変形が可能であるので、本発明の実施形態に限定されない。
従来技術において、AVB予約プロトコルを用いたAVBシステムの概括的な様子を説明するための図である。 拡張したAVB予約プロトコルを用いたAVBシステムの概括的な様子を説明するための図である。 本発明の一実施形態において、拡張したAVB予約プロトコルを用いたAVBシステムの内部構成を説明するためのブロック図である。 流出装置、中継装置および流入装置の間のメッセージの流れを説明するための一例である。 マッピングされたAVBストリーム識別子およびアプリケーションストリーム識別子を含む中継装置を用いたリソースの登録および予約におけるメッセージの流れを説明するための一例である。 本発明の他の実施形態において、拡張したAVB予約プロトコルを用いたリソース予約方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
300 AVBシステム
301 流出装置
302 中継装置
303 流入装置

Claims (17)

  1. 拡張したAVB予約プロトコルを用いたAVBシステムにおいて、
    アプリケーションストリーム識別子またはAVBストリーム識別子を含むGARPメッセージを中継装置に送信する流出装置と、
    前記GARPメッセージに従って前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子を登録し、前記アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを流入装置に送信する中継装置と、
    前記アプリケーションストリーム識別子を含む前記GARPメッセージを介して前記アプリケーションストリーム識別子に対応するAVBストリーム識別子を割り当て、前記中継装置に予約信号を送信する前記流入装置と、
    を含むことを特徴とするAVBシステム。
  2. 前記中継装置は、
    前記GARPメッセージから前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子を抽出して登録し、前記GARPメッセージが前記アプリケーションストリーム識別子を含む場合、前記GARPメッセージを前記流入装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のAVBシステム。
  3. 前記予約信号は、前記アプリケーションストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子に対応する前記AVBストリーム識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載のAVBシステム。
  4. 前記中継装置は、
    前記流入装置から受信された前記予約信号に基づいて前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングし、前記予約信号を前記流出装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のAVBシステム。
  5. 前記流出装置は、前記中継装置から受信された前記予約信号に基づいて前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングすることを特徴とする請求項1に記載のAVBシステム。
  6. 前記GARPメッセージは、前記AVBストリーム識別子を含んで生成されたり、前記流出装置で前記AVBストリーム識別子を含まない場合、前記アプリケーションストリーム識別子を含んで生成されることを特徴とする請求項1に記載のAVBシステム。
  7. 前記GARPメッセージは、前記AVBストリーム識別子または前記アプリケーションストリーム識別子のどちらの識別子を用いるかを示す属性タイプ情報を含むことを特徴とする請求項3に記載のAVBシステム。
  8. 前記アプリケーションストリーム識別子は、前記AVB予約プロトコルを開始する上位階層のアプリケーションに対応し、
    前記中継装置は、
    前記アプリケーションストリーム識別子を登録する場合、前記アプリケーションストリーム識別子の登録情報に前記上位階層のアプリケーションに対するアプリケーションタイプを含んで登録することを特徴とする請求項1に記載のAVBシステム。
  9. 前記中継装置および前記流出装置は、前記AVBストリーム識別子を含む場合、前記AVBストリーム識別子のみを用いてリソースの登録および予約のためのプロセスを遂行することを特徴とする請求項1に記載のAVBシステム。
  10. 拡張したAVB予約プロトコルを用いたリソース予約方法において、
    流出装置でAVBストリーム識別子を含まない場合、アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを中継装置に送信する段階と、
    前記中継装置で受信した前記GARPメッセージが含む前記アプリケーションストリーム識別子を登録して前記GARPメッセージを流入装置に送信する段階と、
    前記流入装置で前記アプリケーションストリーム識別子に対応するAVBストリーム識別子を割り当てて予約信号を生成し、前記中継装置に送信する段階と、
    前記中継装置で前記予約信号を用いて前記アプリケーションストリーム識別子および前記AVBストリーム識別子をマッピングし、前記予約信号を前記流出装置に送信する段階と、
    を含むことを特徴とするリソース予約方法。
  11. 流出装置でAVBストリーム識別子を含まない場合、アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを中継装置に送信する前記段階は、
    前記AVB予約プロトコルを開始する上位階層のアプリケーションから前記アプリケーションストリーム識別子を確認する段階と、
    前記アプリケーションストリーム識別子を含むGARPメッセージを生成して前記中継装置に送信する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載のリソース予約方法。
  12. 前記流出装置で前記AVBストリーム識別子を含む場合、前記AVBストリーム識別子を含むGARPメッセージを前記中継装置に送信する段階と、
    前記中継装置で受信された前記GARPメッセージがAVBストリーム識別子を含む場合、前記AVBストリーム識別子を登録する段階と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のリソース予約方法。
  13. 前記予約信号は、前記アプリケーションストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子に対応する前記AVBストリーム識別子を含むことを特徴とする請求項10に記載のリソース予約方法。
  14. 前記流出装置で前記中継装置から受信された前記予約信号に基づいて前記AVBストリーム識別子および前記アプリケーションストリーム識別子をマッピングする段階、
    をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のリソース予約方法。
  15. 前記アプリケーションストリーム識別子は、前記AVB予約プロトコルを開始する上位階層のアプリケーションに対応し、
    前記中継装置で受信した前記GARPメッセージが含む前記アプリケーションストリーム識別子を登録して前記GARPメッセージを流入装置に送信する前記段階は、
    前記アプリケーションストリーム識別子を登録する場合、前記アプリケーションストリーム識別子の登録情報に前記上位階層のアプリケーションに対するアプリケーションタイプを含んで登録する段階、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載のリソース予約方法。
  16. 前記中継装置および前記流出装置は、前記AVBストリーム識別子を含む場合、前記AVBストリーム識別子のみを用いてリソースの登録および予約のためのプロセスを遂行することを特徴とする請求項10に記載のリソース予約方法。
  17. 請求項10ないし16のいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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