JP4353520B2 - 粘性材料の混練方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴムと熱硬化性樹脂など粘度差のある粘性材料を混練する方法と装置に関し、更に詳しくは、無溶剤下で混練時間を短縮しながら均一的に分散させ、生産性を向上するようにした粘性材料の混練方法及び装置に関する。
熱硬化性樹脂に強靱性を付与するため、熱硬化性樹脂マトリックス中に固形ゴム成分を分散するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
このような固形ゴム成分を分散した熱硬化性樹脂組成物は、無溶剤下で固形ゴムを樹脂マトリックス中に均一的に分散するため、予め固形ゴムと混練で相溶可能な低融点の熱硬化性樹脂を混練して、固形ゴム成分を熱硬化性樹脂中に分散させたプレ混練物を製造しておき、このプレ混練物をマトリクッス樹脂と混練するようにしている。
上記プレ混練物を得る工程において、ゴムと熱硬化性樹脂とは粘度差があるため、ゴム粒子が残留しないように固形ゴム成分を熱硬化性樹脂中に分散させるためには、混練と冷却の工程を何度も繰り返し行う必要があり、混練時間がかかって生産性が悪いという問題があった。
特開平5−239317号公報 特開平8−209003号公報
本発明の目的は、ゴムと熱硬化性樹脂など粘度差のある粘性材料を無溶剤下で混練時間を短縮しながら均一的に分散させ、生産性を向上することが可能な粘性材料の混練方法及び装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の粘性材料の混練方法は、互いに粘度の異なる複数の粘性材料を混練する粘性材料の混練方法であって、前記粘性材料を冷凍脆化した後、粉状に粉砕して混合し、得られた混合物を混練する工程において、表面に螺旋状に延在する溝を形成した回転可能な2本の混練ロールを並設し、一方の混練ロールに前記混合物を巻き付けると共に、前記溝により該混合物の対流・置換を行いつつ、ロール軸方向に一方側から他方側に送りながら混練する混練手段を使用し、前記混合物を前記混練手段の混練ロール間のバンクに連続的に定量供給して混練することを特徴とする。
本発明の粘性材料の混練装置は、互いに粘度の異なる複数の粘性材料を混練する粘性材料の混練装置であって、前記粘性材料を混合する混合手段と、該混合手段で得られた混合物を混練する混練手段を備え、前記混合手段が、前記粘性材料を冷媒により冷凍脆化して粉状に粉砕する粉砕部を有し、前記混練手段が、表面に螺旋状に延在する溝を形成した回転可能な2本の混練ロールを並設し、一方の混練ロールに前記混合物を巻き付けると共に、前記溝により該混合物の対流・置換を行いつつ、ロール軸方向に一方側から他方側に送りながら混練する混練機を有することを特徴とする。
上述した本発明によれば、無溶剤下で従来のような長い混練時間をかけることなく、固形ゴム成分を樹脂中に均一的に分散させることが可能になる。そのため、粘度差のある粘性材料を無溶剤下で混練時間を短縮しながら均一的に分散させることができ、生産性の向上が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の粘性材料の混練装置の一例を示し、この混練装置は、粘度の異なる複数の粘性材料を混合する混合手段1と混合手段1で得られた混合物nを混練する混練手段2とを備えている。なお、ここでは、粘度が高い粘性材料として固形ゴム、粘度が低い粘性材料として融点が低い固形熱硬化性樹脂を例にとって説明するが、本発明は当然のことながら、これに限定されない。
混合手段1は、固形ゴム塊101を切断してゴム小片102にするゴム切断部100と、ゴム小片102及びペレット状の固形熱硬化性樹脂小片103を液体窒素により冷凍して粉状に粉砕する粉砕部120を具備している。
ゴム切断部100は、図1に示すように、固形ゴム塊101を搬送するローラコンベヤ104と、このローラコンベヤ104の上方に設置した固形ゴム塊101の切断手段105を有している。ローラコンベヤ104は、支持フレーム106に配列したローラ107を備えている。切断手段105は、油圧シリンダ108のロッド109の下端に固設した切断刃110を具備している。油圧シリンダ108の作動により、ロッド109が上下に進退し、それにより切断刃110が昇降可能になっている。
ローラ107上を間欠的に搬送される固形ゴム塊101が降下する切断刃110によりゴム中片102’に切断され、このゴム中片102’を戻しベルトコンベヤ111でローラコンベヤ104の投入側に戻し、ゴム中片102’を再度ローラ107上で切断刃110により切断し、この工程を繰り返し行うことで、所望の大きさのゴム小片102を得るようになっている。
粉砕部120は、液体窒素供給源121から供給される液体窒素により冷凍したゴム小片102を粉状に粉砕する第1粉砕手段122と、粉砕されたゴム小片(ゴム粉)123とペレット状の固形熱硬化性樹脂小片103を液体窒素により冷凍しながら粉状に粉砕混合する第2粉砕手段125を備えている。なお、ここで使用される固形熱硬化性樹脂小片103は、ゴムとの混練で相溶が可能な低融点エポキシ樹脂などの固形熱硬化性樹脂材料である。
台秤126で計量した容器127内の所定量のゴム小片102を液体窒素供給源121から供給される液体窒素により冷凍した後、第1粉砕手段122に供給する。各粉砕手段122,125には液体窒素供給源121から液体窒素が供給され、粉砕時の剪断発熱等により溶けだすことなく粉砕物を冷凍状態に維持できるようにしている。
第1粉砕手段122と第2粉砕手段125には、同じ構造のものが使用され、図2〜4にこれら粉砕手段122,125に用いられる好ましい粉砕手段の一例を詳細に示す。
この粉砕手段は、ハンマーミル装置から構成され、支持フレーム130上にハンマーにより粉砕するハンマー粉砕部131と、このハンマー粉砕部131を作動させるモータ132が設置されている。ハンマー粉砕部131は、図4に示すように、ハンマー133を収容する空洞部134を内側に備えたボディ135を有している。ボディ135には、軸受け136を介して回転自在に支持されたシャフト137が挿通されている。
シャフト137には軸方向に沿って所定の間隔で円筒状のカラー138を介在させながら円盤体139が固定されている。各円盤体139には周方向に所定の間隔で複数の貫通孔140が形成され、各円盤体139の対応する貫通孔140にハンマー133を固定するハンマーボルト141がそれぞれ挿通されている。ハンマーボルト141は、その両端に螺合したナット242により円盤体139に固定されている。ハンマー133は、円盤体139間の位置でハンマーボルト141に固定され、シャフト137の回転により回転して空洞部134内の被粉砕物を粉砕する。
空洞部134の下部には、ハンマー133により所定の大きさに粉砕された粉体のみ下方に落下させるスクリーン143が張設されている。なお、図中144はモータ132の回転をシャフト137に伝達するベルト、145はスクリーン143を着脱する際の開閉フタを締め付けるハンドルである。
ハンマー粉砕部131の上部には、空洞部134内に被粉砕物を投入するためのポッパー146が設けられている。ハンドル147を矢印方向に下げることで蓋が開き、被粉砕物をポッパー146内に供給できるようになっている。ホッパー146の下部には液体窒素を供給する窒素供給口148が設けられ、液体窒素供給源121から供給された液体窒素が窒素供給口148からホッパー146と空洞部134内に供給できるようにしてある。
液体窒素の供給により、ハンマー粉砕部131における粉砕時の発熱から生じる軟化固着を防止し、更に第2粉砕手段125として使用した際には、ホッパー146内でゴム粉123が再凝縮するのを防止する。また、第2粉砕手段125のホッパー146に供給された固形熱硬化性樹脂小片103を冷凍させる。
ボディ135の下端が開口し、この開口149に連結した排出ダクト150の下端に回収タンク151が着脱自在に取り付けられている。
混練手段2は、混合手段1で得られた混合物nを混練する混練機200と、この混練機200に混合物nを連続的に定量供給可能な定量フィーダ201を備えている。
定量フィーダ201は、ホッパー202とその下端に接続された1軸スクリュー押出し部203を備え、不図示のロードセルによりホッパー202の重量が常時測定され、その重量に基づく重量式制御(ロストインウェイト)により、ホッパー202内に供給された混合物nを1軸スクリュー押出し部203から混練機200に連続的に定量供給するようになっている。この1軸スクリュー押出し部203に代えて、2軸スクリュー押出し部であってもよい。
混練機200は、図5〜9に示すように、左右の支持体209,210間に前後に並設した回転自在な2本の混練ロール211,212を有している。混練ロール211,212は、それぞれ支持体209,210内に配置した速度制御可能なインバータモータ213により減速機214を介して回転可能になっており、前側の混練ロール211の回転速度を後側の混練ロール212の回転速度よりも速く制御することで、混練ロール211,212間のバンク260(図9参照)に供給された混合物nを前側の混練ロール211にのみ巻き付けながら、混練するようになっている。2本の混練ロール211,212間では混合物nに高圧縮、高剪断が与えられる。
図7に示すように、混練ロール211,212の混練部211A,212Aの表面211a,212aには、螺旋状に延在する複数の溝215が形成されている。溝215は同じ溝幅でその螺旋間隔がロール軸方向に一方側(左側の供給側)から他方側(右側の排出側)にいくほど次第に狭くなっている。この溝215により、図9に示すように、混合物nが対流・置換を行いながら混練されると共に、ロール軸方向に一方側から他方側に送られながら連続的に混練されるようになっている。
混練ロール211は、図8に示すように、密閉した内部空洞部217を有し、その内部空洞部217がロール軸方向で左右に水密的に区切られた左空洞部218と右空洞部219とから構成されている。内部空洞部217内には両端側を二重管構造にした配管220がロール軸中心上に延設され、混練ロール両端部から突出する端部220aがロータリジョイント221に接続されている。
左側のロータリジョイント221に設けた供給口222から温度を調整した水などの流体が配管220の内側通路aを通って左空洞部218内に供給され、左空洞部218内を循環した流体が配管220の外側通路bを通って左側のロータリジョイント221に設けた排出口223から排出されるようになっている。
右空洞部219内にも、右側のロータリジョイント221に設けた供給口224から温度を調整した水などの流体が二重配管220の内側通路a’を通って供給され、外側通路b’を通って右側のロータリジョイント221に設けた排出口225から外部に排出され、右空洞部219内を媒体温水等が循環できるようにしている。
供給口222,224、排出口223,225に不図示の流体回路が接続されるようになっている。図示せぬが、混練ロール212も同様の構成であり、これにより2本の混練ロール211,212がそれぞれ温度制御可能であり、また各混練ロール211,212の軸方向左右部でもそれぞれ温度制御可能であり、4区分で温度制御可能になっている。
混練ロール211,212の上側には、混練ロール211,212の軸方向に混合物n(バンク260に供給された混合物と、混練が収容した混合物)が漏出するのを防止するための堰止め手段230が設けられている。この堰止め手段230は、左右の支持体209,210の上面に立設した支持部材231間に所定の間隔で2本のガイドロッド232が配設され、この2本のガイドロッド232の一方側に摺動ブロック体233がガイドロッド232に沿って摺動自在に取り付けられている。ガイドロッド232の他方側には固定ブロック体234がガイドロッド232に固設されている。
摺動ブロック体233及び固定ブロック体234には、ぞれぞれ下端を連結バー235で連結した、上下に延在する2本の支持バー236が取り付けられている。連結バー235には、混合物nが混練部211A,212Aの外側に漏出するのを防止する堰止め部材237がネジ(不図示)により着脱自在に固定されている。堰止め部材237は、図6に示すように、隣接する混練ロール211,212の混練部211A,212Aの表面211a,212aに対応した円弧状の面237a,237bを下側に有する逆三角形状に形成されている。面237a,237bは混練部211A,212Aの表面211a,212aと僅かな隙間を介して対面している。
固定ブロック体234に取り付けた支持バー236は、不図示のヒンジ機構を介して固定ブロック体234に配設され、固定ブロック体234に取り付けたレバー238を矢印xで示すように下方に下げることで、支持バー236が矢印yで示すように旋回移動し、図示する堰止め位置から堰止め部材237を離間できるようになっており、これにより混練ロール211,212の清掃を容易にしている。
左側の支持体209上には、ブラケット241を介して流体圧シリンダー249が設置され、この流体圧シリンダー249のロッド240の先端が摺動ブロック体233に連結されている。ロッド240の伸縮により、摺動ブロック体233がガイドロッド232に沿って左右に移動し、それにより供給側(左側)の堰止め部材237が面237a,237bを混練ロール211,212の表面211a,212aに近接対面させながら左右に移動できるようになっている。
混練機200には、図1に示すように、混練ロール211,212の左側から混合物nが供給されるが、流体圧シリンダー249は、混合物nの供給が終了するとロッド240を伸長作動させ、混練ロール211,212で混練されている混合物nを、右側に移動する堰止め部材237により押しながら右側に送る込むようになっている。
混練される混合物nを巻き付ける前側の混練ロール211の混練部211Aの右端が排出部242になっており、この排出部242に混練が終了した混合物n(混練物)を混練ロール211から引き剥がすための幅広のカッター243が配設されている。カッター243は、左右の支持体209,210間に架設された支持部材244に固定され、先端の刃部245が混練部211Aの表面211aに当接している。混練物が刃部245により表面211aから引き剥がされ、その下方に配置した回収タンク246に回収されるようになっている。
以下、上述した混練装置を用いて、本発明の粘性材料の混練方法を説明す。
先ず、混合手段1のゴム切断部100で固形ゴム塊101から、例えば厚さ30mm、長さ30mm程度のブロック状のゴム小片102に切断し、切断された所定量のゴム小片102を液体窒素供給源121から供給された液体窒素により冷凍脆化した後、第1粉砕手段122のホッパー146に供給する。
冷凍脆化したゴム小片102は、窒素供給口148から供給される液体窒素により冷却状態を維持されながら、ハンマー粉砕部131で回転するハンマー133により1mm以下、好ましくは50〜500μmの粉状に粉砕される。粉砕されたゴム粉123はスクリーン143を介して落下し、回収タンク151に回収される。
次いで、回収されたゴム粉123とペレット状の固形熱硬化性樹脂小片103を第2粉砕手段125のホッパー146に供給する。ホッパー146に供給される液体窒素により固形熱硬化性樹脂小片103が冷凍され、冷凍しているゴム粉123と共にハンマー粉砕部131で回転するハンマー133により粉状に粉砕され、ゴム粉に熱硬化性樹脂の粉をまぶした(樹脂粉を分散させた)混合状態(ドライブレンド状態)の混合物nが第2粉砕手段125の回収タンク151に回収される。この際に粉砕された熱硬化性樹脂の粉の径としては、20〜100μmになるようにするのがよい。
回収された混合物nは、混練手段2の定量フィーダ201に供給される。定量フィーダ201から混練機200の左側の堰止め部材237に隣接する混練ロール211,212間のバンク260に連続的に供給される。回転速度が速い前側の混練ロール211に巻き付けられると共に、溝215により対流・置換を行いつつ、圧縮剪断作用を受けながら混練される混合物nは、他方側に順次混練されながら送られる。
混練中、混練される混合物nを巻き付ける前側の混練ロール211の空洞部217内に温水が供給され、混練ロール211から熱を混練される混合物nに付与する一方、後側の混練ロール212の空洞部217内に冷却水が供給され、混練ロール212で冷却しながら混練が行われる。
例えば、固形アクリロニトリルブラジエンゴム100重量部と融点が40℃の固形エポキシ樹脂500重量部の混合物nの場合には、融点よりやや低い35℃程度の温水が前側の混練ロール211に供給され、また15℃程度の冷却水が後側の混練ロール212に供給される。これにより、粘着性の高い固形エポキシ樹脂が後ロール温度とロール間での剪断発熱により、前側の混練ロール211に巻き付き易くなる。
混練された混合物nが排出部242まで来ると、カッター243の刃部245により混練物が表面211aから引き剥がされ、その下方に配置した回収タンク246内に落下して回収される。
定量フィーダ201から混練ロール211,212間のバンク260へ所定量の供給が終了すると、堰止め手段230の流体圧シリンダー249が作動する。ロッド240を混練される混合物nの送り速度に合わせて伸長させ、それに伴って移動する左側の堰止め部材237により混練されている混合物nを押しながら右側に排出部242まで移動させ、回収タンク246に回収する。
上述した本発明によれば、粘度の異なる粘性材料である固形ゴム材料と固形熱硬化性樹脂材料を冷凍した後、粉状に粉砕して混合し、その得られた混合物nを混練する工程において、一方の混練ロール211に混合物nを巻き付けながら溝215により混合物nの対流・置換を行いつつ、混合物nを混練ロール211,212間のバンク260に連続的に定量供給して混練するため、無溶剤下で従来のような長い混練時間をかけることなく、固形ゴム成分を樹脂中に均一的に分散させることが可能になる。従って、粘度差のある粘性材料を無溶剤下で混練時間を短縮しながら均一的に分散させることができ、生産性の向上が可能になる。
上記実施形態では、粘性材料を冷凍させるのに液体窒素を使用したが、冷凍可能な冷媒であればいずれの冷媒を使用してもよい。
また、上記実施形態では、第1粉砕手段122により冷凍脆化したゴム小片102をゴム粉123に粉砕し、第2粉砕手段125によりペレット状の固形熱硬化性樹脂小片103を粉状に粉砕しながら、ゴム粉123と混合するようにしたが、第1粉砕手段122により冷凍脆化したゴム小片102をゴム粉123に粉砕する一方、第2粉砕手段125でペレット状の固形熱硬化性樹脂小片103を粉状に粉砕し、それらを別の混合装置により混合してゴム粉に熱硬化性樹脂の粉をまぶした混合物nを得るようにしてもよい。その際のゴム粉123及び熱硬化性樹脂の粉の粒径は、上記と同様に、それぞれ50〜500μm、20〜100μmにするのがよい。
本発明の粘性材料の混練装置の一例を示す正面説明図である。 粉砕手段の一例を示す正面図である。 図2の側面図である。 ハンマー粉砕部の一例を示す半断面側面図である。 混練機の一例を示す正面図である。 図5のP−P矢視図である。 混練ロールの拡大平面図である。 混練ロールの部分断面正面図である。 混練ロールによる作用を示す断面説明図である。
符号の説明
1 混練手段 2 混練手段
100 ゴム切断部 101 固形ゴム塊
102 ゴム小片(粘性材料) 103 固形熱硬化性樹脂小片(粘性材料)
120 粉砕部 121 液体窒素供給源
122 第1粉砕手段 125 第2粉砕手段
131 ハンマー粉砕部 200 混練機
211,212 混練ロール 215 溝
260 バンク n 混合物

Claims (10)

  1. 互いに粘度の異なる複数の粘性材料を混練する粘性材料の混練方法であって、前記粘性材料を冷凍脆化した後、粉状に粉砕して混合し、得られた混合物を混練する工程において、表面に螺旋状に延在する溝を形成した回転可能な2本の混練ロールを並設し、一方の混練ロールに前記混合物を巻き付けると共に、前記溝により該混合物の対流・置換を行いつつ、ロール軸方向に一方側から他方側に送りながら混練する混練手段を使用し、前記混合物を前記混練手段の混練ロール間のバンクに連続的に定量供給して混練する粘性材料の混練方法。
  2. 前記粘性材料が固体であり、小片化した該固体粘性材料を冷媒により冷凍脆化した後、粉砕する請求項1に記載の粘性材料の混練方法。
  3. 前記粘性材料が2種類であり、その内、粘度が高い方の粘性材料を冷凍粉砕した後、該粉砕物と粘度が低い方の粘性材料とを共に冷凍粉砕する請求項2に記載の粘性材料の混練方法。
  4. 前記混合物を前記一方の混練ロールから熱を付与し、かつ他方の混練ロールで冷却しながら混練する請求項1,2または3に記載の粘性材料の混練方法。
  5. 前記粘性材料が固形ゴムと固形熱硬化性樹脂である請求項1,2,3または4に記載の粘性材料の混練方法。
  6. 互いに粘度の異なる複数の粘性材料を混練する粘性材料の混練装置であって、前記粘性材料を混合する混合手段と、該混合手段で得られた混合物を混練する混練手段を備え、前記混合手段が、前記粘性材料を冷媒により冷凍脆化して粉状に粉砕する粉砕部を有し、前記混練手段が、表面に螺旋状に延在する溝を形成した回転可能な2本の混練ロールを並設し、一方の混練ロールに前記混合物を巻き付けると共に、前記溝により該混合物の対流・置換を行いつつ、ロール軸方向に一方側から他方側に送りながら混練する混練機を有する粘性材料の混練装置。
  7. 前記粘性材料が固体であり、前記粉砕部が前記冷媒により冷凍脆化した小片の固体粘性材料を粉砕する請求項6に記載の粘性材料の混練装置。
  8. 前記粘性材料が2種類であり、前記粉砕部が、前記冷媒により冷凍した粘度の高い方の粘性材料を粉状に粉砕する第1粉砕手段と、前記冷媒により冷凍した粘度の低い方の粘性材料と粉砕物とを粉状に粉砕する第2粉砕手段とを備える請求項7に記載の粘性材料の混練装置。
  9. 前記2本の混練ロールが4区分で温度制御可能である請求項6,7または8に記載の粘性材料の混練装置。
  10. 前記粘性材料が固形ゴムと固形熱硬化性樹脂である請求項6,7,8または9に記載の粘性材料の混練装置。
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